JPH07184430A - 乗用田植機 - Google Patents

乗用田植機

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JPH07184430A
JPH07184430A JP5333254A JP33325493A JPH07184430A JP H07184430 A JPH07184430 A JP H07184430A JP 5333254 A JP5333254 A JP 5333254A JP 33325493 A JP33325493 A JP 33325493A JP H07184430 A JPH07184430 A JP H07184430A
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shaft
planting
feed
lever
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Toshio Nakao
敏夫 中尾
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Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 横送り変速レバーへの泥土付着を防止するこ
と。 【構成】 走行部の直後方位置に植付部を連結し、同植
付部に植付センターケースを設け、同植付センターケー
スに苗載台を連動連設して、同苗載台を左右幅方向に往
復横送り可能とすると共に、植付センターケースに横送
り変速レバーを取付けて、同レバーにより苗載台の横送
り動作を変速可能とした乗用田植機において、横送り変
速レバーを、苗載台に設けた苗マット縦搬送用の苗送り
ベルトと平面視にて重合しない位置に配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乗用田植機に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、乗用田植機の一形態として、走行
部の直後方位置に植付部を連結し、同植付部に植付セン
ターケースを設け、同植付センターケースに苗載台を連
動連設して、同苗載台を左右幅方向に往復横送り可能と
すると共に、植付センターケースに横送り変速レバーを
取付けて、同レバーにより苗載台の横送り動作を変速可
能としたものがある。
【0003】そして、横送り変速レバーは、植付センタ
ーケースの後部で、苗載台に近接する位置において、外
側方へ略水平に張出し状に配置して、同レバーの先端部
を把持して変速レバー操作を行なうことができるように
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した横
送り変速レバーは、苗載台の近傍に配設しているため
に、同苗載台に設けた苗マット縦搬送用の苗送りベルト
から落下してくる泥土が、横送り変速レバーや、同レバ
ーをガイドするレバーガイド板に付着して、同レバーの
操作性を悪くしていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、走
行部の直後方位置に植付部を連結し、同植付部に植付セ
ンターケースを設け、同植付センターケースに苗載台を
連動連設して、同苗載台を左右幅方向に往復横送り可能
とすると共に、植付センターケースに横送り変速レバー
を取付けて、同レバーにより苗載台の横送り動作を変速
可能とした乗用田植機において、横送り変速レバーを、
苗載台に設けた苗マット縦搬送用の苗送りベルトと平面
視にて重合しない位置に配置したことを特徴とする乗用
田植機を提供せんとするものである。
【0006】
【作用】苗載台の横送り速度を調節する際には、横送り
変速レバーを操作することにより調節することができ
る。
【0007】この際、横送り変速レバーは、苗載台に設
けた苗マット縦搬送用の苗送りベルトと平面視にて重合
しない位置に配置しているために、苗送りベルトから落
下してくる泥土は、同苗送りベルトと平面視にて重合し
ない位置に配設した横送り変速レバーには当らず、従っ
て、同横送り変速レバーへの泥土の付着を防止すること
ができる。
【0008】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面を参照しなが
ら説明する。
【0009】図1に示すAは、本発明に係る乗用田植機
であり、走行部A1の直後方位置に植付部A2を昇降リンク
機構A4により昇降自在に連結すると共に、走行部A1の後
部に施肥装置A3を取付けている。
【0010】走行部A1は、図1に示すように、前後方向
に伸延する左右一対の車体フレーム50,50 の前部にエン
ジン51を搭載すると共に、後部にミッション部52を配設
し、同ミッション部52とエンジン51とをベルト式無段変
速部53を介して連動連結し、また、ミッション部52の前
後側に位置する車体フレーム50,50 の部分にフロントデ
フ部54とリヤデフ部55とをそれぞれ配設し、ミッション
部52とフロントデフ部54とをドライブシャフト56を介し
て連動連結する一方、ミッション部52とリヤデフ部55と
を一体的に連動連設し、フロントデフ部54に左右前車輪
57,57 をフロントアクスルケース58を介して連動連結
し、リヤデフ部55に左右後車輪59,59 をリヤアクスルケ
ース60を介して連動連結している。29は、ミッション部
52より後方へ向けて突出させた動力取出軸であり、同動
力取出軸29より植付部A2を駆動させるための動力を取出
し可能としている。53a は換気パイプ、58a は前車輪駆
動軸、60a は後車輪駆動軸である。
【0011】そして、車体フレーム50,50 の上面を車体
カバー体61により被覆すると共に、エンジン51等をボン
ネット62により被覆し、同ボンネット62の後部にハンド
ルコラム63を立設して、同ハンドルコラム63にハンドル
64を取付け、同ハンドル64の直後方に位置する車体カバ
ー体61上に座席65を取付け、同座席65とハンドルコラム
63との間に位置する車体カバー体61の部分をステップ部
61a としている。66はブレーキペダル、67は予備苗載台
である。
【0012】また、ミッション部52の直上方に位置する
車体フレーム50,50 の部分には、昇降用油圧シリンダ70
を軸線を前後方向に向けた横臥状態に配設し、同昇降用
油圧シリンダ70のピストンロッド70a を後方へ向けて伸
延させる一方、車体フレーム50,50 の後端部間にリフト
アーム71の下端をリフトアーム支軸72により前後揺動自
在に枢支して、同リフトアーム71の上端に上記ピストン
ロッド70a の先端を連結して、同リフトアーム71に昇降
リンク機構A4を連動連結して、昇降用油圧シリンダ70に
より昇降リンク機構A4を昇降動作可能としている。
【0013】さらに、左右一対の車体フレーム50,50 の
後端間には、門型フレーム75を跨架し、同門型フレーム
75,75 の上端と車体フレーム50,50 の中途部との間に傾
斜フレーム76,76 を架設しており、同門型フレーム75上
に施肥装置A3を載置している。
【0014】施肥装置A3は、図1に示すように、門型フ
レーム75上に支持台77を横架し、同支持台77上に植付条
数分の肥料繰出し部78を左右幅方向に並列させて設け、
各肥料繰出し部78上にそれぞれ肥料ホッパー79を連通連
設する一方、各肥料繰出し部78の下端間に左右幅方向に
伸延する圧力空気供給パイプ80を連通連設し、同圧力空
気供給パイプ80の左側端に肥料圧送用ブロワー81を取付
け、圧力空気供給パイプ80の後周面中途部に各肥料繰出
し部78と対応する数の肥料案内ホース31の各基端を連通
連結して、各肥料案内ホース31の先端を後記する植付部
A2まで伸延させて、同植付部A2の各フロートに設けた植
付条数分の作溝器33にそれぞれ接続している。82は支持
フレーム、83はダンパー等の衝撃吸収体である。
【0015】このようにして、肥料ホッパー79内に収容
した肥料を肥料繰出し部78により一定量づつ圧力空気供
給パイプ80内に繰出し、繰出した肥料を肥料圧送用ブロ
ワー81により肥料案内ホース31を通して作溝器33まで圧
送し、同作溝器33により形成された圃場内の溝中に肥料
を供給することができるようにしている。
【0016】植付部A2は、図1〜図3に示すように、下
方前部の中央位置に植付センターケース30が配設されて
いて、同植付センターケース30に前記の動力取出軸29よ
り伝動シャフト(図示せず)を介して動力が伝達され、
上部の苗載台20の縦横搬送駆動をし、また、植付センタ
ーケース30に中央部の植付伝動ケース14を連動連設する
と共に、同植付伝動ケース14に左右側部の植付伝動ケー
ス14,14 を左右幅方向に伸延する植付爪駆動軸ケース1
3,13 を介して連動連設し、各植付伝動ケース14,14,14
を後方へ向けて伸延させて、その後端部にロータリケー
ス15,15,15の中途部を回転駆動可能に連動連結し、各ロ
ータリケース15の両端に植付爪16,16 を植付駆動可能に
連動連結して、苗を苗載台20より受継ぎ、圃場に植付け
るようにしている。また、植付部A2の最下部にはフロー
ト28を昇降可能に吊設している。
【0017】植付部A2の各装置の操作レバーとしては、
図3に示すように、植付センターケース30の左側位置
に、左右方向に摺動操作する横送り変速レバーL1、上下
に回動操作する植深さ調節レバーL2、そして、同植付セ
ンターケース30の右側位置に、上下に回動操作する苗送
り量調節レバーL3を配設しており、横送り変速レバーL1
は、苗載台20の横方向の摺動速度を変速することによ
り、植付速度を調節するレバーである。
【0018】そして、植深さ調節レバーL2は、図2及び
図3に図示するフロート支持軸27を回動し、同フロート
支持軸27よりリンク支持されるフロート28の上下位置を
調節することにより、苗の植深さを調節するものであ
る。
【0019】また、苗送り量調節レバーL3は、苗載台20
の苗送りベルト24の搬送駆動量を調節するとともに、苗
載台20における縦方向の苗送り量を調節することによっ
て、一回の植付爪16に挾持される苗の本数を調節し、一
回の植付けにおける植付本数を調節するレバーである。
【0020】植付センターケース30は、図3〜図7に示
すように、半割ハウジング部材を接合させてなるもので
あり、同接合部の前端中央部より入力軸1を前方へ向け
て突出させて、同植付センターケース30内にて、同入力
軸1の終端部にベベルギヤ1aが付設されていて、左右方
向に軸架された伝動軸2のベベルギア2aに噛合してい
る。伝動軸2には、スプロケット2b及び偏心ギア2cが固
設されており、同スプロケット2bからは、植付用出力軸
3に取付けたスプロケット3aにチェーンを巻回して伝動
する。一方、偏心ギア2cは、同伝動軸2に平行状に軸架
した横送り変速軸4に取付けた偏心ギア4aに噛合して、
同横送り変速軸4を、回転速度に緩急をつけて回転駆動
可能としている。
【0021】そして、植付センターケース30内におい
て、同横送り変速軸4の左端側は、複数個の横送り変速
ギア4b・4b……に遊嵌されており、また、同横送り変速
軸4の軸心方向の外周部に溝部4cを穿設して、その中に
シフター5を摺動可能に嵌入しており、更に、シフター
5は、前記横送り変速レバーL1に連結されていて、同横
送り変速レバーL1の手動操作にて同シフター5を摺動さ
せて、横送り変速ギア4bの中の一つと内側から嵌合させ
ることにより、嵌合させた横送り変速ギア4bをシフター
5を介して横送り変速軸4に一体回転できるように構成
している。なお、本実施例では、変速ギア4bを四本設け
ており、従って、横送り変速レバーL1のセット位置も、
図7に示すように、四個所設定されて四段階に変速でき
るようにしている。
【0022】各横送り変速ギア4b・4b……は、図7に示
すように、各々、同送り変速軸4に平行状に軸架した横
送り軸6の植付センターケース30内における左側位置に
固設した従動ギア6a・6a……に噛合しており、前記のシ
フター5を当接させた横送り変速ギア4bに噛合した従動
ギア6aが従動して、横送り軸6が回転駆動するように構
成されている。また、同植付センターケース30内におい
て、同横送り軸6の右端側にスプロケット6bを固設して
おり、同スプロケット6bより、同じく同植付センターケ
ース30内にて軸架した縦送り軸7に固設したスプロケッ
ト7bにチェーン巻回して、縦送り軸7を横送り軸6に連
動させている。
【0023】そして、入力軸1を中心として左側の突出
部には、図4または図5に示すように、伝動軸2、横送
り変速軸4、及び横送り軸6を軸支しており、この部分
を横送り変速部(a) としている。そして、同入力軸1よ
り右側部分には、縦送り軸受部(b) 、横送り軸受部(c)
、及び植付爪駆動用出力部(d) を形成している。
【0024】次に、植付センターケース30への横送り軸
6、縦送り軸7、及び植付伝動ケースの取付構成につい
て説明すると、図4及び図5に示すように、横送り軸6
及び縦送り軸7は、植付センターケース30の右端の横送
り軸受部(c) 、及び縦送り軸受部(b) より各々突出され
ていて、各軸の右端が、連結板8に設けた軸受8a,8bに
各々枢支されており、横送り軸6上には、スベリ子受け
9を摺動自在に外嵌するとともに、同スベリ子受け9に
固設したスベリ子9aを同溝6cに嵌入している。
【0025】これにより、横送り軸6が回転すると、同
溝6c内にスベリ子9aを嵌入したスベリ子受け9が、同回
転に伴って同横送り軸6上に左右に往復摺動する。な
お、同横送り軸6上において、同スベリ子受け9と植付
センターケース30の右端側、及び連結板8の軸受8aとの
間は、ゴム等の弾性部材によるジャバラ11,11 にて被覆
している。
【0026】更に、同スベリ子受け9にロック解除用カ
ム10が固設される一方、同植付センターケース30内に、
図7に示すように、固定軸19が左右幅方向に摺動可能に
横設されており、その左側部が突出していて、その端部
を横送り変速レバーL1に押当させており、また、同左側
端部に戻しバネ19b を外嵌して、同横送り変速レバーL1
への押当方向に付設している。同横送り変速レバーL1
は、横送り軸6の回転速度を変速操作するレバーであ
り、前記シフター5を摺動させて、変速ギア4bの一つを
選択するものである。
【0027】しかも、同固定軸19の右側部分には、ボー
ル嵌入部19a ・19a ……が、同横送り変速レバーL1のセ
ット位置の数に合わせて形成されてデテントを構成して
おり、更に、同固定軸19の右側部と平行状に操作軸17を
摺動可能に同植付センターケース30内に横設し、その右
側端部を同植付センターケース30の右側より突出させて
おり、また、戻しバネ17b にて同右側突出方向に付勢さ
れている。同植付センターケース30内にて、同操作軸17
上にボール嵌入部17a が設けられており、苗載台往復動
時には、同ボール嵌入部17a より左側部に、二個のボー
ル部材18,18 の一端が押当し、また、同ボール部材18,1
8 の他端が、前記固定軸19のボール嵌入部19a の一つに
嵌入されて、固定軸19がボール部材18,18 によって押圧
されて固定され、横送り変速レバーL1も操作不可能とな
っている。
【0028】そして、横送り軸6上のスベリ子受け9
が、その摺動左端部に達すると、前記ロック解除用カム
10が同操作軸17の右端部に押当して、同操作軸17を左側
に摺動させる。これにより、同植付センターケース30内
にて、ボール嵌入部17a にボール部材18,18 の上端部が
嵌入し、同ボール部材18が固定軸19のボール嵌入部19a
より抜けられるようになり、同固定軸19の固定が解除さ
れ、左右に摺動自在となる。
【0029】従って、その左端部に押当する横送り変速
レバーL1も左右に摺動可能となり、横送り変速操作が可
能となる。即ち、同横送り変速レバーL1は、横送り軸6
上のスベリ子受け9が摺動左端部にある時のみ操向可能
となっている。これは、スベリ子受け9が、その横送り
軸6上における左右摺動幅の途中位置にある時は、苗載
台20の各苗マットの下端部に、苗が途中まで残っている
状態であり、この状態で横送り変速を行うと、欠株や苗
詰まりの原因となる。従って、その摺動左端部で、苗マ
ットの下端部の一列の苗が全て取り尽くされてしまった
時のみ、横送り変速レバーL1の操作を行った後、苗載台
20が再び左右摺動を開始すると、同ロック解除用カム10
が同操作軸17の右端より外れ、再び同横送り変速レバー
L1がロックされる。
【0030】縦送り軸7には、図5及び図9に示すよう
に、縦送りカム7a,7a を突設している。同縦送り軸7及
び縦送りカム7a,7a は、前記の如く植付センターケース
30内にて横送り軸6よりチェーン巻回されていることに
より、同横送り軸6の回転駆動に同調して回転駆動す
る。そして、横送り軸6上のスベリ子受け9が摺動左右
端位置に達した時に、後記する如く、苗載台20の苗送り
ベルト24を搬送する従動カム23に当接して、同従動カム
23を回動させ、苗送りベルト24を駆動させるのである。
これについては、後述する。
【0031】ここで、本発明の要旨は、横送り変速レバ
ーL1の配設構造にあり、以下に図1、図3、図7、図1
0及び図11を参照しながら説明する。
【0032】すなわち、横送り変速レバーL1は、図3及
び図7に示すように、植付センターケース30の左側壁の
前側上部位置より左側方へ向けて略水平に伸延する固定
軸19の端部に連動連結しており、しかも、図10及び図
11に示すように、後述する苗載台20に設けた苗マット
縦搬送用の苗送りベルト24の前端縁よりも前方位置に配
置して、平面視にて横送り変速レバーL1が同苗送りベル
ト24と重合しないようにすると共に、同横送り変速レバ
ーL1の直前方位置で、かつ、左側後車輪59の直後方位置
には防泥板90を配設している。
【0033】そして、防泥板90は、図10及び図11に
示すように、矩形板状で前低後高の傾斜姿勢の上側部90
a と、矩形板状で略垂直姿勢の下側部90b とから形成し
て、苗載台20を支持する左側の支柱91に取付ブラケット
92を介して取付けて、横送り変速レバーL1の直前方を覆
っている。
【0034】また、植付センターケース30より突出して
いる固定軸19の左側部は、図3及び図7に示すように、
植付センターケース30に、センサリンク93と一体的に取
付けたレバーガイド体94により直前方及び直上方を覆っ
ており、同レバーガイド体94に横送り変速用ガイド溝95
と根深さ調節用ガイド溝96とを形成している。
【0035】このようにして、横送り変速レバーL1を、
走行部A1の左側後車輪59の直後方位置に配設した防泥板
90の背後で、かつ、苗載台20に設けた苗マット縦搬送用
の苗送りベルト24と平面視にて重合しない位置に配置す
ることにより、後車輪59より直後方に跳上げられた泥土
は、防泥板90には当っても、その背後に配設した横送り
変速レバーL1には当らず、また、苗送りベルト24から落
下してくる泥土も、同苗送りベルト24と平面視にて重合
しない位置に配設した横送り変速レバーL1には当らない
ようにして、同横送り変速レバーL1への泥土の付着を防
止することができるようにしている。
【0036】前記植付爪駆動用出力部(d) の右側には、
図5に示すように、同植付用出力軸3に植付爪駆動軸12
を連結しており、同植付爪駆動軸12は植付爪駆動軸ケー
ス13により被覆し、その左端部を同植付センターケース
30の植付爪駆動用出力部(d)の右側面に固着している。
一方、左側には、前記の三つのうち、中央部の植付伝動
ケース14の前端部分が固設され、同植付用出力軸3が同
植付爪伝動ケース14の入力軸14a に連結されて、同植付
伝動ケース14の後端部に配設した植付爪16を付設するロ
ータリーケース15に伝動されるようにしている。
【0037】また、同植付爪駆動軸ケース13の右端部と
前記連結板8の下端部に、右側の植付伝動ケース14を固
着し、同植付爪駆動軸12の右端部を、同植付伝動ケース
14の入力軸14a に連結している。更に、同植付駆動用出
力部(d) の左側面に固設した中央部の植付伝動ケース14
の入力軸14a の左端部を、別の植付爪駆動軸12に連結
し、同植付爪駆動軸12の左端を左側の植付伝動ケース14
の入力軸14a に連結している。
【0038】植付伝動ケース14の前端部の配設位置は、
従来、同植付センターケース30より後方に配設していた
が、以上のように、同植付センターケース30の横送り変
速部(a) の下部、即ち、平面視において、植付センター
ケース30と上下方向に重合する位置に配設したことによ
り、同植付伝動ケース14の後端部を前方寄りにすること
ができ、従って、前後長の短い、コンパクトな植付部A2
を構成することができる。
【0039】このように、図5に示すように、植付セン
ターケース30に横送り軸6、縦送り軸7、及び植付爪駆
動軸12を取付けた植付部駆動機構を、一つのユニットと
して構成することにより、植付部A2の組立構成がコンパ
クトとなり、メンテナンス作業等が容易となるのであ
る。
【0040】次に、苗載台20の搬送駆動について説明す
ると、図8に示すように、苗載台20の横送り軸連結部21
に取付軸21a が付設されており、同取付軸21a を、前記
スベリ子受け9の嵌挿孔9bに嵌挿して、同苗載台20と同
スベリ子受け9を連結し、同スベリ子受け9が横送り軸
6上を摺動すると、それと一体状に苗載台20が摺動する
ように構成している。なお、図4において、Xが横送り
軸連結部21の摺動左端位置、Yがその摺動右端位置であ
る。また、苗載台20の上面には、苗マットのセッティン
グユニット20a,20a ……が植付条数分形成されており、
その下方部分において、苗マットを搬送する苗送りベル
ト24,24 ……が配設されている。同苗送りベルト24,24
……は、苗載台20の下面に枢支された苗送り軸22に巻回
されており、各苗送りベルト24の巻回位置毎に、条止め
クラッチ26を苗送り軸22に介設していて、各苗送りベル
ト24の搬送駆動を個別に停止できるようにしている。な
お、図1に図示したL4が、条止めクラッチレバーであ
る。
【0041】セットした苗マットの下端部は、苗送りベ
ルト24の摩擦力にてその上に停止し、同苗送りベルト24
が駆動すると、下方に搬送される構成となっている。こ
の苗送りベルト24による苗搬送の駆動構成について説明
すると、図8及び図9に示すように、同苗送り軸22に、
従動カム23が突設されている。従動カム23は、前記の如
く、横送り軸6上のスベリ子受け9の摺動左右端位置に
おいて、図2及び図9に示すように、回動する縦送りカ
ム7aの一つに当接して持上げられ、上方に回動すること
により、同苗送り軸22が一定量回動して、苗送りベルト
24を搬送駆動し、その上にセットされた苗マットを一定
量下降させる。なお、同苗送り軸22と従動カム23との間
にはワンウェイクラッチが介設されていて、下方への回
動が自在となっている。従って、回動する縦送りカム7a
が、同摺動カム23の回動上限位置より外れると、自重に
より下方に自然に回動する。そして、同従動カム23には
押当子23a が突設されており、同押当子23の下方には、
ゴム等の弾性部材を貼設したストッパー25を配設してい
るので、下方に回動した従動カム23の押当子23a が同ス
トッパー25に当接して、同従動カム23が停止する。
【0042】前記の苗送り量調節レバーL3は、苗載台20
を上下回動させるものである。即ち、図9に示すよう
に、同レバーL3の操作にて苗載台20の上下位置を変化さ
せることにより、回転する縦送りカム7aの従動カム23へ
の押当域が変化し、同縦送りカム7aに押し上げられるこ
とによる同従動カム23の回動量が変化する。この回動量
を調節することにより、苗送りベルト24の搬送駆動量を
調節し、同ベルト24による苗の搬送量を調節して、前記
の如く、一度の植付爪16にて挾持する苗量を調節するよ
うにしている。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果が得ら
れる。
【0044】すなわち、横送り変速レバーを、苗載台に
設けた苗マット縦搬送用の苗送りベルトと平面視にて重
合しない位置に配置しているために、横送り変速レバー
に苗送りベルトから落下してくる泥土が付着するのを防
止することができて、同横送り変速レバーの操作性を良
好に確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る乗用田植機の側面図。
【図2】植付部の一部切欠側面図。
【図3】同植付部の一部切欠平面図。
【図4】植付駆動機構の断面正面図。
【図5】植付センターケース30に横送り軸、縦送り軸、
及び植付爪駆動軸を取付けた植付駆動機構のユニットを
示す断面正面図。
【図6】植付センターケースの右側面図。
【図7】横送り変速軸のロック機構を示す一部切欠平面
図。
【図8】苗載台の横送り軸取付部及び苗送り軸を示す断
面正面図。
【図9】苗送り軸と縦送りカムを示す側面説明図。
【図10】植付部の平面説明図。
【図11】同植付部の側面説明図。
【符号の説明】
A 乗用田植機 A1 走行部 A2 植付部 A3 施肥装置 A4 昇降リンク機構 L1 横送り変速レバー L2 植深さ調節レバー L3 苗送り量調節レバー (a) 横送り変速部 (b) 縦送り軸受部 (c) 横送り軸受部 (d) 植付爪駆動用出力部 1 入力軸 2 伝動軸 3 植付用出力軸 4 横送り変速軸 5 シフター 6 横送り軸 7 縦送り軸 7a 縦送りカム 8 連結板 9 スベリ子受け 9a スベリ子 10 ロック解除用カム 12 植付爪駆動軸 14 植付伝動ケース 20 苗載台 21 横送り軸連結部 22 苗送り軸 23 従動カム 24 苗送りベルト 25 ストッパー 30 植付センターケース

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行部の直後方位置に植付部を連結し、
    同植付部に植付センターケースを設け、同植付センター
    ケースに苗載台を連動連設して、同苗載台を左右幅方向
    に往復横送り可能とすると共に、植付センターケースに
    横送り変速レバーを取付けて、同レバーにより苗載台の
    横送り動作を変速可能とした乗用田植機において、 横送り変速レバーを、苗載台に設けた苗マット縦搬送用
    の苗送りベルトと平面視にて重合しない位置に配置した
    ことを特徴とする乗用田植機。
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