JPH0718419B2 - スクロ−ル型圧縮機 - Google Patents

スクロ−ル型圧縮機

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JPH0718419B2
JPH0718419B2 JP60024487A JP2448785A JPH0718419B2 JP H0718419 B2 JPH0718419 B2 JP H0718419B2 JP 60024487 A JP60024487 A JP 60024487A JP 2448785 A JP2448785 A JP 2448785A JP H0718419 B2 JPH0718419 B2 JP H0718419B2
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JP
Japan
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scroll
housing
scroll member
fixed
plate
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JP60024487A
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English (en)
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JPS61185693A (ja
Inventor
清 寺内
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Sanden Holdings Corp
Original Assignee
Sanden Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は板体の一面上にうず巻体を固定した1対のスク
ロール部材を有し,両うず巻体を互いに角度をずらせて
噛み合せ,一方のスクロール部材を他方のスクロール部
材に対して円軌道運動を加えて,両うず巻体間の接触及
びうず巻体の軸方向端面と他方の板体間の接触によって
形成される閉塞空間をうず巻体の中心方向へ移動させな
がら容積を減縮して,中心部から圧縮流体を吐出させる
ようにしたスクロール型圧縮機に関する。
〔従来の技術〕
一般に,この種のスクロール型圧縮機においては,互い
に組合わされたスクロール部材の軸方向隙間,すなわち
一方のスクロール部材のうず巻体の軸方向端面と他方の
スクロール部材の板体間の隙間は,ガス圧縮に伴なう漏
れ(ブローバイ)を小さくするため,なるべく微少隙間
に設定することが望ましい。
その為,ハウジングに固定される一方のスクロール部材
(固定スクロール部材)を軸方向に支持するための軸方
向支持部材の構造を工夫したものが種々提案されている
(例えば,特願昭59−158,627号明細書)。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら,従来提案されているものは,全て,スク
ロール型圧縮機を組み立てる製造段階において,上述し
た軸方向隙間を微少にするものばかりであった。又,従
来の軸方向支持部材の材料にはハウジングやスクロール
部材のそれと同じものが使われていた。
このような構造によると,スクロール型圧縮機の運転
中,ハウジング内の温度が上昇するため,後で詳述する
ように,スクロール部材の膨張の割合がハウジングの熱
膨張の割合を越えて,互いのスクロール部材の板体とう
ず巻体の軸方向端面同士の接触圧が増加し,摩擦により
その接触部分の温度が上昇してしまう。このような現象
は,スクロール型圧縮機の耐久性を低下させる原因とな
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明によるスクロール圧縮機は、ハウジング内に板体
とうず巻体とで構成された1対のスクロール部材を配置
し、前記1対のスクロール部材のうち一方のスクロール
部材の板体一面を前記ハウジング内端面に対向配置させ
軸方向支持部材を介してハウジングに固定し、他方のス
クロール部材を前記一方のスクロール部材に対し一定角
度の噛み合わせで旋回させて、一方向性流体圧縮作用を
行わせるようにしたスクロール型圧縮機において、前記
一方のスクロール部材の板体一面と前記ハウジング内端
面との間に、前記ハウジングの部材よりも熱膨張係数の
小さい材料を介在させて前記一方のスクロール部材を固
定させたことを特徴とする。
〔実施例〕
以下,本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は本発明の一実施例を示した縦断面図である。第
1図において,10はハウジングを示し,その内部に固定
スクロール部材11と可動スクロール部材12とが設けられ
ている。固定スクロール部材11は,固定ネジ13及びサポ
ータ14によってハウジング10に軸方向に固定支持されて
いる。本実施例では,ハウジング10,固定スクロール部
材11及び可動スクロール部材12がアルミニウム合金で作
られ,固定ネジ13及びサポータ14がアルミニウム合金よ
りも熱膨張係数の小さい鋼で作られている。
次に、第2図をも参照して本発明の作用について説明す
る。図において,Aは固定スクロール部材11の軸方向長
さ,Bはハウジング10における可動スクロール部材12の底
板12aとハウジング10の内壁10a間の軸方向長さ,Cはサポ
ータ14の軸方向長さ,C′は従来のアルミニウム合金で作
られた場合のサポータの軸方向長さを示す。
第2図(a)は,製造終了時又は非運転時における状態
を示している。この場合,吐出室15の温度と外気の温度
が等しい(T0)ので, を満足している。
第2図(b)は,運転時において吐出室15の温度と外気
の温度が等しい(T1)と仮定した場合の従来の状態を示
している。この場合,膨張の割合が等しいので, を満足する。しかしながら,実際には,吐出室15の温度
が外気より高くなるので,第2図(c)に示されるよう
に, となる すなわち,固定スクロール部材11が相対的に第1図の図
面の左側に押されることになるため,固定スクロール部
材11の先端11bすなわちうず巻体の軸方向端面と可動ス
クロール部材12の底板12a及び可動スクロール部材12の
先端12bと固定スクロール部材11の底板11a同志の接触圧
が増加し,この接触部分で摩擦が発生することになる。
第2図(d)は運転時における本発明の状態を示してお
り, を満足している。すなわち、本発明によるサポータ14は
従来のものより熱膨張係数が小さいので, となり,固定スクロール部材11が相対的に第1図の図面
の右側へ移動するのを許している。
具体例として,アルミニウム合金の線膨張係数α=22
×10-6,鋼の線膨張係数α=11×10-6,常温(T0)時に
おける とした場合,運転した時の温度上昇(T1−T0)=150
℃,(T2−T0)=112.5℃であった時, となり、 が導かれる。すなわち,従来,本発明とも非運転時には
軸方向クリアランスが零であるが,運転時の軸方向クリ
アランスは,本発明では零であるが,従来では0.05mmの
ひずみが発生することになる。
〔発明の効果〕
以上説明したように,本発明によれば,固定スクロール
部材をハウジングに固定支持するための軸方向支持部材
の材料をハウジングよりも熱膨張係数の小さい材料とし
たことにより,スクロール型圧縮機の耐久性を増加させ
ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示した縦断面図,第2図は
本発明の作用を説明するための図である。 10……ハウジング,11……固定スクロール部材,12……可
動スクロール部材,13……固定ネジ,14……サポータ,15
……吐出室。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハウジング内に板体とうず巻体とで構成さ
    れた1対のスクロール部材を配置し、前記1対のスクロ
    ール部材のうち一方のスクロール部材の板体一面を前記
    ハウジング内端面に対向配置させ軸方向支持部材を介し
    てハウジングに固定し、他方のスクロール部材を前記一
    方のスクロール部材に対し一定角度の噛み合わせで旋回
    させて、一方向性流体圧縮作用を行わせるようにしたス
    クロール型圧縮機において、前記一方のスクロール部材
    の板体一面と前記ハウジング内端面との間に、前記ハウ
    ジングの部材よりも熱膨張係数の小さい材料を介在させ
    て前記一方のスクロール部材を固定させたことを特徴と
    するスクロール圧縮機。
JP60024487A 1985-02-13 1985-02-13 スクロ−ル型圧縮機 Expired - Lifetime JPH0718419B2 (ja)

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JPS61185693A JPS61185693A (ja) 1986-08-19
JPH0718419B2 true JPH0718419B2 (ja) 1995-03-06

Family

ID=12139540

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JP60024487A Expired - Lifetime JPH0718419B2 (ja) 1985-02-13 1985-02-13 スクロ−ル型圧縮機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63110683U (ja) * 1987-01-10 1988-07-15
JPH0193391U (ja) * 1987-12-10 1989-06-20
JPH0411291U (ja) * 1990-05-18 1992-01-30
JP2552545Y2 (ja) * 1990-08-16 1997-10-29 三菱重工業株式会社 ガス圧縮機
JP4531952B2 (ja) * 2000-08-28 2010-08-25 株式会社日立製作所 スクロール式流体機械

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JPS5952193U (ja) * 1982-09-30 1984-04-05 サンデン株式会社 スクロ−ル型圧縮機
JPS59192883A (ja) * 1983-04-15 1984-11-01 Hitachi Ltd スクロ−ル流体機械

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JPS61185693A (ja) 1986-08-19

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