JP3713782B2 - スクロール型圧縮機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、スクロール型圧縮機に関するもので、車両空調装置の圧縮機に用いて好適である。
【0002】
【従来の技術】
スクロール型圧縮機の構造は、例えば、特開昭62−199983号公報に記載の如く、可動スクロールの渦巻き状の歯部を固定スクロールの渦巻き状の歯部に噛み合わせた状態で可動スクロールを回転軸周りに公転させて、両歯部と両スクロールの端板部とによって形成される複数個の作動室の容積を順次縮小させて冷媒等の流体を圧縮するものである。そして、この作動室の密閉性を確保するために、両歯部の先端には両端板部と両歯部との隙間を密閉するチップシールが配置されている。
【0003】
また、従来から図6に示すように、隣り合う作動室Vc内圧力が相違することを利用してチップシールによる密閉性を向上させるために、チップシール11が挿入される溝2dの溝幅は、チップシール11の幅より大きくなっている。これは、チップシール11と溝2dとの隙間から高圧側作動室Vcの圧力を溝2dの底部に導いて、チップシール11を端板部4bに押付ける力をチップシール11に作用させるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記手段では、チップシール11を端板部4bに押付ける押付力は、チップシール11に作用する圧力の受圧面積11cに依存するので、押付力を大きくするには、チップシール11を大型化しなければならない。
しかし、チップシール11は、歯部2aの先端部2cに配置されているため、歯部2aの厚み以上に大きくすることができない。また、歯部2aの厚みを大きくしてチップシール11の受圧面積11cを大きくする手段が考えられるが、この手段では、スクロール型圧縮機全体の大型化を招くので得策ではない。そのため、現状では作動室Vcの密閉性を十分に確保することができない。
【0005】
本発明は、上記点に鑑み、スクロール型圧縮機において、チップシールによる作動室の密閉性を十分に確保することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、以下の技術的手段を用いる。
請求項1に記載の発明では、両歯部(2a、4a)と両端板部(2b、4b)とによって形成される作動室(Vc)の温度上昇に応じて各チップシール(11、12)に各端板部(2b、4b)方向の力を作用させることを特徴とする。
【0007】
また、請求項1に記載の発明では、溝(2d、4d)には、両歯部(2a、4a)の先端部(2c、4c)方向に向かうほど、その溝幅(L)が大きくなるように傾斜面(2e、4e)が形成されている。そして、各チップシール(11、12)の線膨張率は、両歯部(2a、4a)の線膨張率より大きいことを特徴とする。
【0008】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載のスクロール型圧縮機において、各チップシール(11、12)には、溝(2d、4d)の傾斜面(2e、4e)に平行な傾斜面(11a、12a)が形成されている。そして、各チップシール(11、12)は、両傾斜面(2e、4e、11a、12a)が接するように前記溝(2d、4d)に挿入されていることを特徴とする。
【0010】
次に作用効果を述べる。請求項1、2に記載の発明によれば、両歯部(2a、4a)と両端板部(2b、4b)とによって形成される作動室(Vc)の温度上昇に応じて各チップシール(11、12)に各端板部(2b、4b)方向の力を作用させるので、チップシール(11、12)と各端板部(2b、4b)との面圧が高くなる。したがって、チップシール(11、12)と各端板部(2b、4b)との密閉性が向上する。
【0011】
ところで、作動室(Vc)内圧力は、スクロールの中心に向かう程、作動室(Vc)の容積が小さくなるので上昇して行く。また、圧縮機の圧縮仕事は、断熱変化と考えられるので、スクロールの中心に向かう程、作動室(Vc)内温度は上昇する。したがって、本発明によれば、作動室(Vc)の温度上昇に応じて各チップシール(11、12)に作用する力が大きくなるので、作動室(Vc)内圧力の高いスクロールの中心においても十分に密閉性を確保することができる。
【0012】
また、請求項1に記載の発明によれば、溝(2d、4d)は両歯部(2a、4a)の先端部(2c、4c)方向に向かうほど、その溝幅(L)が大きくなるように傾斜面(2e、4e)が形成されている。そして、各チップシール(11、12)の線膨張率は、両歯部(2a、4a)の線膨張率より大きいので、後述するように、各チップシール(11、12)に作用する熱応力(P0 )の一部が、各チップシール(11、12)を各端板部(2b、4b)に押し付ける押付力となる。したがって、各チップシール(11、12)と各端板部(2b、4b)との面圧が高くなので、チップシール(11、12)と各端板部(2b、4b)との密閉性が向上する。
【0013】
また、熱応力(P0 )は、チップシール(11、12)の温度が上昇する程、大きくなるので、上記効果と同様な効果を得ることができる。請求項2に記載の発明によれば、溝(2d、4d)の傾斜面(2e、4e)に平行な傾斜面(11a、12a)が形成されている。そして、各チップシール(11、12)は、両傾斜面(2e、4e、11a、12a)が接するように前記溝(2d、4d)に挿入されているので、各チップシール(11、12)は、チップシール(11、12)の傾斜面(11a、12a)が形成されていない場合に比べて安定して、各端板部(2b、4b)方向に変位しようとする。したがって、溝(2d、4d)内でのチップシール(11、12)の倒れ等の不具合が抑制されるので、より確実に密閉性の向上を図ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図に示す実施の形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態に係るスクロール型圧縮機(以下、単に圧縮機と呼ぶ。)の構造を示す断面図であり、5はフロントハウジング(ハウジング)で、このフロントハウジング5内に圧入された軸受30により回転軸1が回転可能に支持されている。この回転軸1は一端側に連結される図示されていない電磁クラッチを介して走行用エンジンにより駆動力を得て回転するように構成されている。なお、回転軸1を電磁クラッチを介さないで直接電動モータ等によって駆動してもよい。
【0016】
2は渦巻き状の歯部2aと端板部2bとから構成されたアルミニウム合金製の可動スクロールで、その端板部2bの略中心にはボス部2cが形成されており、このボス部2cには軸受31が圧入されている。なお、この軸受31は外輪と、その外輪の内壁面に沿って配置された転動体とからなるシェル型(内輪を持たないタイプ)の針状ころ軸受(ニードルベアリング)である。
【0017】
3は、可動スクロール2の遠心力を相殺するバランスウェイトで、このバランスウェイト3の重心位置は、可動スクロール2の遠心力を相殺するために回転軸1を挟んで可動スクロール2の重心位置と反対側に位置している。
また、回転軸1の回転中心より所定量偏心した位置には駆動キー1a(偏心部)が設けられており、この駆動キー1aは、バランスウェイト3のボス部3aに形成された駆動溝3bに挿入されている。なお、駆動溝3bの長手方向寸法は、これに対応する駆動キー1aの長手方向寸法より大きくなっており、これによりバランスウェイト3は駆動キー1aに対して回転軸1の径方向に変位可能となっている。
【0018】
そして、バランスウェイト3のボス部3aは、軸受31の内径に挿入されていており、これにより可動スクロール2は回転軸1に回転可能に支持される。したがって、可動スクロール2は、駆動キー1aの偏心量を公転半径として駆動キー1aより駆動力を得て回転軸1の回転中心周りを公転運動する。
また、10は回転軸1とフロントハウジング5との隙間を密閉して圧縮機内の冷媒(および冷媒に混合された潤滑油)が圧縮機外に漏れ出すことを閉止するリップシールで、サークリップ(止め輪)43によってフロントハウジング5内に固定されている。
【0019】
4は、渦巻き状の歯部4aと端板部4bとから構成されたアルミニウム合金製の固定スクロールで、この固定スクロール4は、その歯部4aが可動スクロール7の歯部2aと噛み合うようにしてフロントハウジング5に図示されていないボルトにて固定されている。そして、両スクロール2、4の歯部2a、4aおよび端板部2b、4bによって冷媒が吸入圧縮される複数個の作動室Vcが形成される。この作動室Vcは、後述する両歯部2a、4aの先端部2c、4cに組付けられたチップシール11、12にって密閉性が保持されている。
【0020】
そして、両スクロール2、4の両歯部2a、4aの先端部2c、4cには、両歯部2a、4aの渦巻き形状に沿って溝2d、4dが形成されており、これらの溝2d、4dは、図2に示すように、両歯部2a、4aの先端部2c、4c方向に開口している。そして、溝2d、4dの溝幅Lは、両歯部2a、4aの先端部2c、4cに向かうほど、その溝幅Lが大きくなるような傾斜面2e、4eを有する台形状に形成されている。
【0021】
因みに、傾斜面2e、4eは、図3に示すように、片側のみ傾斜させたものでもよい。また、図4に示すように、両溝2d、4dの断面形状を半円形としてもよい。なお、この場合は、両チップシール11、12の断面形状も半円形とすることが望ましい。
さらに、溝2d、4dにはチップシール11、12が、所定の圧力で両歯部2a、4aの先端部2c、4cから出没可能に挿入されており、これらのチップシール11、12は、溝2d、4dの傾斜面2e、4eに平行に接するように傾斜面11a、12aが形成されている。なお、チップシール11、12は、ポリエーテルエーテルケトン(PEET)等の耐磨耗性に優れ、かつ、両歯部2a、4aより線膨張率の大きい樹脂である。因みに、アルミニウムの線膨張率は約2.1×10-5/℃であり、PEETは4.8×10-5/℃である。
【0022】
図1の6は可動スクロール2の軸受31周りの自転を防止する自転防止機構で、この自転防止機構6は、可動スクロール2およびフロントハウジング5のそれぞれに固定された一対のリング6aと、両リング6a間に挟まれたボール6bとから構成されている。
また、固定スクロール4の端板部4bの略中央部には、圧縮された冷媒を作動室Vcから吐出する吐出口8が形成されており、この吐出口8の端板部4b側には、作動室Vc内へ冷媒が逆流することを防止する吐出弁8aおよび吐出弁8aの最大開度を規制する弁ストッパ9が、ボルト42によって端板部4bに固定されている。
【0023】
そして、固定スクロール4の端板部4bには、リアハウジング7が図示されていないボルトによって固定スクロール4に組付けられており、このリアハウジング7および端板部4bによって吐出口8から吐出した冷媒の圧力脈動を平滑化する吐出室Vdが形成されている。
なお、この吐出室Vdにて平滑化された冷媒は、図示されていない吐出ポートより圧縮器から図示されていない空調装置の凝縮器に向けて吐出される。また、図示されていない空調装置の蒸発器を流出した冷媒は、フロントハウジング5に形成された図示されていない吸入ポートから吸入され、軸受30と可動スクロール2の端板部2aとの隙間を経て歯部2aの渦巻き終端部に形成される吸入室より作動室Vc内に吸入される。
【0024】
次に、本実施形態の作用効果を述べる。
圧縮機が停止している時ないし起動直後等の作動室Vc内温度が常温の時は、両チップシール11、12の壁面11b、12bは、図2の(A)に示すように、組付け時の所定の押付力(予圧)P1 で両端板部2b、4bに圧接している。次に、圧縮機の運転とともに作動室Vc内温度が上昇すると、これに伴って両スクロール2、4およびチップシール11、12の温度が上昇する。すると、チップシール11、12の線膨張率は、両スクロール2、4の線膨張率より大きいので、両チップシール11、12は両溝2d、4dの溝幅Lより拡大しようとする。しかし、両チップシール11、12は両溝2d、4dの溝幅Lよって、その溝幅L方向の拡大が規制されているので、両チップシール11、12には熱応力P0 が作用する。
【0025】
そして、傾斜面2e、4eは両歯部2a、4aの先端部2c、4cに向かうほど、その溝幅Lが大きくなるように傾斜しているので、両チップシール11、12には、前記熱応力P0 のうち両端板部2b、4bに向かう方向成分の分力が作用する。そして、両チップシール11、12はこの分力によって、端板部2b、4b方向に変位しようとするが、端板部2b、4bによって変位が規制されるので、両チップシール11、12には、この分力による押付力が作用する。つまり、両チップシール11、12の壁面11b、12bには、押付力P1 と上述の熱応力P0 による押付力との和の押付力P2 が作用する。
【0026】
したがって、両チップシール11、12の壁面11b、12bを両端板部2b、4bに押し付ける押付力P2 が増加するので、両チップシール11、12の密閉性が向上する。
ところで、両スクロール2、4の中心部位に向かう程、作動室Vcの容積が小さくなって作動室Vc内圧力が上昇するので、作動室Vcの密閉性を確保するには、両スクロール2、4の中心部位に向かう程、押付力P2 を大きくする必要がある。しかし、作動室Vc内圧力の上昇とともに作動室Vc内温度が上昇するので、両スクロール2、4の中心部位に向かう程、押付力P2 は上述のように大きくなる。したがって、両スクロール2、4の全域に渡って高い密閉性を得ることができる。
【0027】
また、両チップシール11、12の線膨張率を両スクロール2、4の線膨張率より大きいものとし、かつ、両チップシール11、12および両溝2d、4dにの両歯部2a、4aの先端部2c、4cに向かうほど、その幅が大きくなるように傾斜面を設ける(両チップシール11、12および両溝2d、4dの断面形状を台形とする)といった簡便な手段で、作動室Vcの密閉性を向上させることができるので、圧縮機の製造原価の上昇を抑制しつつ、圧縮機の性能向上を図ることができる。
【0028】
(参考例)本参考例は、線膨張率の異なる2種類の板状の部材を張り合わせた所謂バイメタル(熱変形部材)の熱変形を利用したものでる。すなわち、図5の(B)に示すように、両溝2d、4dの底部と両チップシール11、12との間にバイメタル70を配置したものである。このバイメタル70は、両チップシール11、12側に両溝2d、4dの底部側よりも線膨張率の小さい部材が配置されるように異なる2種類の板状の部材が張り合わせられており、本参考例では、両チップシール11、12側はニッケルと鉄との合金で、両溝2d、4dの底部側はニッケルと鉄とクロムとの合金である。そして、バイメタル70は、図5の(A)に示すように、両溝2d、4dの底部に歯部2a、4aの渦巻に沿って複数個配置されている。なお、バイメタル70は、両チップシール11、12側に両溝2d、4dの底部側よりも線膨張率の大きい部材が配置されるように(本参考例の逆)してもよい。
【0029】
以上の構成により、作動室Vc内温度が上昇とともにバイメタル70の温度が上昇すると、両チップシール11、12側と両溝2d、4dの底部側との線膨張率の差異によって、バイメタル70は図5の(B)に示すように湾曲する。したがって、このバイメタル70を湾曲させる力によって、両チップシール11、12は、両チップシール11、12の壁面11b、12bを両端板部2b、4bに押し付ける押付力が作用するので、第1実施形態と同様な効果を得ることができる。
【0030】
また、従来の技術の欄で述べた作動室Vc内圧力を利用する手段と、本参考例に係るバイメタル70を用いた手段とを併用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係るスクロール型圧縮機の軸方向断面図である。
【図2】本実施形態に係るスクロール型圧縮機の歯部の拡大図である
【図3】本実施形態に係るスクロール型圧縮機のチップシールと、これが挿入される溝の第1変形例である。
【図4】本実施形態に係るスクロール型圧縮機のチップシールと、これが挿入される溝の第2変形例である。
【図5】参考例に係るスクロール型圧縮機の説明図で、(A)はスクロール形状
を示す正面図であり、(B)は(A)のA−A断面図である。
【図6】従来技術に係るチップシールと、これが挿入される溝の拡大図である。
【符号の説明】
1…回転軸、1a…駆動キー、2…可動スクロール、
3…バランスウェイト、4…固定スクロール、5…フロントハウジング、
6…自転防止機構、7…リアハウジング、8…吐出口、9…弁ストッパ、
10…リップシール、11、12…チップシール。
Claims (2)
- ハウジング(5)と、
前記ハウジング(5)内に回転可能に支持された回転軸(1)と、
前記回転軸(1)の回転中心から偏心した位置に形成された偏心部(1a)と、
前記偏心部(1a)に回転可能に結合し、渦巻き状の歯部(2a)と端板部(2b)とを有する可動スクロール(2)と、
前記可動スクロール(2)の歯部(2a)に噛み合う渦巻き状の歯部(4a)と端板部(4b)とを有し、前記ハウジング(5)に組付けられた固定スクロール(4)と、
前記両歯部(2a、4a)の先端部(2c、4c)に形成され、前記両歯部(2a、4a)の先端部(2c、4c)方向に開口する溝(2d、4d)と、
前記両歯部(2a、4a)の溝(2d、4d)に前記両歯部(2a、4a)の先端部(2c、4c)から出没可能に挿入され、前記両端板部(2b、4b)に接するチップシール(11、12)とを有し、
前記両歯部(2a、4a)と前記両端板部(2b、4b)とによって形成される作動室(Vc)の温度上昇に応じて前記各チップシール(11、12)に前記各端板部(2b、4b)方向の力を作用させるスクロール型圧縮機であって、
前記溝(2d、4d)には、前記両歯部(2a、4a)の先端部(2c、4c)方向に向かうほど、その溝幅(L)が大きくなるように傾斜面(2e、4e)が形成されており、前記各チップシール(11、12)の線膨張率は、前記両歯部(2a、4a)の線膨張率より大きいことを特徴とするスクロール型圧縮機。 - 前記各チップシール(11、12)には、前記溝(2d、4d)の傾斜面(2e、4e)に平行な傾斜面(11a、12a)が形成されており、前記各チップシール(11、12)は、前記両傾斜面(2e、4e、11a、12a)が接するように前記溝(2d、4d)に挿入されていることを特徴とする請求項1に記載のスクロール型圧縮機。
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