JPH07183957A - 通信システム - Google Patents

通信システム

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JPH07183957A
JPH07183957A JP5323529A JP32352993A JPH07183957A JP H07183957 A JPH07183957 A JP H07183957A JP 5323529 A JP5323529 A JP 5323529A JP 32352993 A JP32352993 A JP 32352993A JP H07183957 A JPH07183957 A JP H07183957A
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Hiroyuki Kasahara
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】TV会議システムに関し、予約利用およびIS
DN発着呼利用によるTV会議を同一システムで提供可
能にすることを目的とする。 【構成】交換機に接続された端末が、網側とのインタフ
ェースによる呼制御機能と、端末サービス特有のインバ
ンド信号の送受信機能を有し、予約管理システムの制御
に基づいて、予約時間帯では専用線運用によって通信を
行い、それ以外は呼制御運用によって通信を行うTV会
議システムにおいて、端末が、アイドル状態で、端末サ
ービス特有のインバンド信号の受信検索と、このインバ
ンド信号の送信とを続けるアイドル状態の制御101を
行い、この状態で、このインバンド信号の受信によっ
て、自動的に専用線手順動作を行って、端末サービスを
提供するとともに、一定期間のインバンド信号の消失に
よって、相手装置との通信を終了して、アイドル状態に
遷移し復旧する専用線モード状態の制御102を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、TV会議システムに関
し、特に予約利用およびISDN発着呼利用によるTV
会議を同一システムで提供することができる、TV会議
システムに関するものである。
【0002】企業内ネットワークにおいて、TV会議シ
ステムを導入する場合、予約運用による利用が要求され
ることが多いが、これと同時に、利用したいときに自由
に相手を選択できる、ISDN回線交換による利用に対
する要求、さらにはPBX配下のみでなく、INS公衆
網との外線接続も利用したいという要求もあり、これら
の要求を、同一のシステムによって提供できる、TV会
議システムが要望されている。
【0003】
【従来の技術】回線の予約利用による、TV会議の運用
システムの、最も簡単な実現方法としては、交換機が予
約時間になると端末間のパスを設定する、回線の予約シ
ステムが提案されている。この場合は、端末は専用線イ
メージで動作する。
【0004】これに加えて、ISDNによる運用も同時
に行いたい場合には、交換機は、ISDNのDチャネル
を含む呼制御インタフェースによって端末を収容して、
予約時間帯では、上述の専用線イメージで端末との間に
パスを張り、それ以外の時間帯では、端末からの発呼と
着呼による、ISDN回線交換による運用を可能にする
方法が考えられる。
【0005】ここで、CCITTおよびTTCのH22
1,H242標準に従うTV会議端末は、ISDNイン
タフェースによる設計の場合は、標準化に従って呼制御
手順を経て呼接続を完了したのちに、H221,H24
2手順を起動してTV会議を実施する手順を持つもので
あり、また、専用線インタフェースによる設計の場合
は、呼制御手順を用いないで、H221,H242手順
を起動してTV会議を実施する手順を持つものである点
が異なる。
【0006】このため、このようなシステムでは、交換
機の動作が専用線によるものであるか、またはISDN
によるものであるかに従って、端末のモードを切り替え
る必要が生じるが、最も簡単な方法としては、人手の操
作によってモード切り替えを行う端末設計が考えられ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、人手に
基づく操作によって、専用線の端末動作モードと、IS
DNの端末動作モードとを切り替えることは、煩雑であ
るだけでなく経済的要求にも合致しないので、自動的に
このような切り替えを行うことができるシステムが要求
される。
【0008】このような要求を実現するための、最も簡
単な手段としては、予約システムの予約制御を交換機の
みでなく、端末に対しても別線によって直接制御する方
法が考えられるが、システムの配線や、特にこの制御線
の伝送路まで確保しなければならないという問題が発生
し、必ずしも経済的でない。
【0009】本発明は、このような従来技術の課題を解
決しようとするものであって、システム構成を複雑化す
ることなく、交換機側で、専用線運用とISDN運用と
に切り替わっても、端末側のモードが自動的にこれに追
従することができるようにすることによって、より経済
的に予約運用と発着呼運用とを利用することが可能な、
TV会議システムを提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
(1) 図1は、本発明の原理的構成を示したものである。
本発明は、交換機を介して接続された端末が網側とのイ
ンタフェースにて呼制御機能を有するとともに、その端
末サービス特有のインバンド信号の送受信機能を有し、
交換機に接続された予約管理システムの制御に基づいて
予約時間帯において相互間において専用線運用によって
パスを張って通信を行うとともに、予約時間帯以外にお
いては相互間において呼制御運用によってパスを張って
通信を行う通信システムにおいて、端末が、呼制御手順
上で、自らが関係する呼が生起せず、かつそのインバン
ド信号を受信していないとき、アイドル状態であると認
識して、アイドル状態では、網側から供給されるペイロ
ード信号中から、その端末サービス特有のインバンド処
理信号の受信を検索し続けるとともに、網側に対するペ
イロード信号に、その端末サービス特有のインバンド信
号を送信し続けるアイドル状態の制御101を行い、ア
イドル状態で、その端末サービス特有のインバンド信号
の受信を識別したとき、端末の専用線モード状態に遷移
したと自動的に認識して、そのインバンド手順を実行
し、相手装置との通信を確立することによって、自動的
に専用線手順動作によって、端末サービスを提供すると
ともに、専用線モード状態で、ある一定期間、その端末
サービス特有のインバンド信号が消失したとき、相手装
置との通信を終了して、アイドル状態に遷移し復旧する
専用線モード状態の制御102を行うものである。
【0011】(2) 本発明は、交換機を介して接続された
端末が網側とのインタフェースにて呼制御機能を有する
とともに、その端末サービス特有のインバンド信号の送
受信機能を有し、交換機に接続された予約管理システム
の制御に基づいて予約時間帯において相互間において専
用線運用によってパスを張って通信を行うとともに、予
約時間帯以外においては相互間において呼制御運用によ
ってパスを張って通信を行う通信システムにおいて、端
末が、呼制御手順上で、自らが関係する呼が生起せず、
かつそのインバンド信号を受信していないとき、アイド
ル状態であると認識して、アイドル状態では、網側から
供給されるペイロード信号中から、その端末サービス特
有のインバンド処理信号の受信を検索し続けるととも
に、網側に対するペイロード信号に、その端末サービス
特有のインバンド信号を送信し続けるアイドル状態の制
御101を行い、アイドル状態で、自らが関係する呼が
生起したとき、端末の呼制御モード状態に遷移したと自
動的に認識し、呼の接続が完了したとき、その端末サー
ビス特有のインバンド手順を実行して相手装置との通信
を確立することによって、自動的に呼制御手順動作によ
って端末サービスを提供するとともに、呼制御モード状
態で、自らが関係する呼がすべて切断されたときは、相
手装置との通信を終了して、アイドル状態に遷移し復旧
する呼制御モード状態の制御103を行うものである。
【0012】(3) (1) または (2)の場合に、端末が、専
用線モード状態でも継続して呼制御機能を有する。
【0013】(4) (1) ないし (3)のいずれかの場合に、
端末設定またはその設計によって、専用線モード利用と
着信利用との優先順位付けを行い、専用線モード利用優
先で端末を使用するときは、専用線モード状態での着信
は、呼制御手順にて着信を拒否し、着信利用優先で端末
を使用するときは、専用線モード状態での着信で、専用
線モード状態での相手装置との通信を終了し、呼制御モ
ードに遷移して着信呼との通信を確立し、端末設定また
はその設計によって、専用線モード利用時の着信利用を
可能とするならば、専用線モード状態での着信は、これ
をユーザに通知して応答可否を選択させ、ユーザが着信
拒否を選択したときは呼制御手順で着信拒否し、ユーザ
が着信応答を選択したときは専用線モード状態での相手
装置との通信を終了して、呼制御モードに遷移して着信
呼との通信を確立し、端末設定またはその設計によっ
て、専用線モード利用と発信利用との優先順位付けを行
い、専用線モード利用優先で端末を使用するときは、専
用線モード状態での発信操作は無効とし、発信利用優先
で端末を使用するときは、専用線モード状態での発信操
作によって、専用線モード状態での相手装置との通信を
終了して、呼制御モードに遷移して発信呼での通信を確
立する。
【0014】(5) (1) ないし (3)のいずれかの場合に、
端末が、網側とのインタフェースの呼制御機能がISD
Nサービスによるものであるならば、アイドル状態で送
信するインバンド信号を、網側へ送信するレイヤ1フレ
ーム中の、Dチャネル以外から事前に定めたタイムスロ
ットに送信し、またアイドル状態で受信検索するインバ
ンド信号を、網側から供給されるレイヤ1フレーム中の
Dチャネル以外のすべてのタイムスロット中からか、ま
たは事前に定めたタイムスロットから検索する。
【0015】(6) (5) の場合に、交換機が、端末とのI
SDNインタフェースによって、専用線モードでは、レ
イヤ1フレーム中のDチャネル以外のすべてのタイムス
ロットから事前に定めたタイムスロットから頭詰めで転
送速度分の通信データを端末に提供する。
【0016】(7) (5) の場合に、レイヤ1フレーム中の
Dチャネル以外のすべてのタイムスロットから事前に定
めたタイムスロットを第1タイムスロットと定めて、呼
制御通信と専用線通信とを共存させて提供する。
【0017】(8) (5) の場合に、転送速度をDチャネル
以外のすべてのタイムスロットデータに割り当てる。
【0018】(9) (1) ないし (8)のいずれかの場合のT
V会議システムにおいて、端末が、端末サービス特有の
インバンド信号としてCCITT,TTC標準のH21
1,H242を採用している。
【0019】(10) (1) ないし (9)のいずれかの場合の
TV会議システムにおいて、交換機およびその予約管理
システムまたは外部制御装置が、呼制御手順を有するユ
ーザ網インタフェースによって、あるときは呼制御手順
を実行した上で端末に対してパスを張り、あるときは予
約システムからの自動制御または手動操作によって呼制
御手順を実行しないで端末間のパスを張る。
【0020】
【作用】本発明のTV会議システムにおける端末は、次
のような作用を行う。 (1) 本発明のTV会議システムの端末は、網側とのイン
タフェースにて呼制御機能を有するとともに、その端末
サービス特有のインバンド信号の送受信機能を有し、呼
制御手順上で、自らが関係する呼が生起せず、かつその
インバンド信号を受信していないと認識される状態を、
端末のアイドル状態(空き状態)と認識する。
【0021】(2) アイドル状態で、自らが関係する呼が
生起したならば、端末の呼制御モード状態に遷移したと
自動的に認識し、呼の接続が完了したならば、その端末
サービス特有のインバンド手順を実行して相手装置との
通信を確立することによって、自動的に呼制御手順動作
によってその端末サービスを提供する。
【0022】(3) 呼制御モードで、自らが関係する呼が
すべて切断されたならば、相手装置との通信を終了し
て、アイドル状態に遷移し復旧する。
【0023】(4) 少なくともアイドル状態では、網側か
ら供給されるペイロード信号中から、その端末サービス
特有のインバンド処理信号の受信を検索し続ける。 (5) 少なくともアイドル状態では、網側に対するペイロ
ード信号に、その端末サービス特有のインバンド信号を
送信し続ける。 (6) アイドル状態において、その端末サービス特有のイ
ンバンド信号の受信を識別したならば、端末の専用線モ
ード状態に遷移したと自動的に認識して、そのインバン
ド手順を実行し、相手装置との通信を確立することによ
って、自動的に専用線手順動作によって、その端末サー
ビスを提供する。
【0024】(7) 専用線モード状態において、ある一定
期間、その端末サービス特有のインバンド信号が消失し
たならば、相手装置との通信を終了して、アイドル状態
に遷移し復旧する。 (8) 専用線モード状態でも、継続して呼制御機能を有し
ている。
【0025】(9) 端末設定またはその設計によって、専
用線モード利用と着信利用との優先順位付けを行い、も
しも専用線モード利用優先で端末を使用するならば、専
用線モード状態での着信は、呼制御手順によって着信を
拒否し、もしも着信利用優先で端末を使用するならば、
専用線モード状態での着信によって、専用線モード状態
での相手装置との通信を終了し、呼制御モードに遷移し
て上記の (2)項に従って着信呼との通信を確立しようと
する。
【0026】(10) 端末設定、またはその設計によっ
て、専用線モード利用時の着信利用を可能とするなら
ば、専用線モード状態において着信があった場合、着信
をユーザに通知して応答可否を選択させ、ユーザが着信
拒否を選択したならば呼制御手順によって着信拒否し、
ユーザが着信応答を選択したならば専用線モード状態で
の相手装置との通信を終了し、呼制御モードに遷移して
上記の (2)項に従って着信呼との通信を確立しようとす
る。
【0027】(11) 端末設定、またはその設計によっ
て、専用線モード利用と発信利用との優先順位付けを行
い、もしも専用線モード利用優先によって端末を使用す
るならば、専用線モード状態での発信操作は無効とし、
もしも発信利用優先によって端末を使用するならば、専
用線モード状態での発信操作によって、専用線モード状
態での相手装置との通信を終了し、呼制御モードに遷移
して上述の (2)項に従って発信呼による通信を確立しよ
うとする。
【0028】(12) 網側とのインタフェースの呼制御機
能がISDNサービスによるものであるならば、上記の
(5)項によって送信するインバンド信号を、網側へ送信
するレイヤ1フレーム中の、Dチャネル以外から事前に
定めたタイムスロット(TS)に送信する。
【0029】(13) 網側とのインタフェースの呼制御機
能が、ISDNサービスによるものであるならば、上記
の (4)項によるインバンド信号の検索を、網側から供給
されるレイヤ1フレーム中のDチャネル以外のすべての
タイムスロット中からか、または(12)項と同一の、事前
に定めたタイムスロットから検索する。
【0030】本発明のTV会議システムにおける交換機
は、次のような作用を行う。 (14) 端末とのISDNインタフェースによって、専用
線モードでは、必ず(12)項および(13)項によって事前に
定めたタイムスロットから頭詰めにして転送速度分の通
信データを端末に提供する。
【0031】本発明のTV会議システムにおける通信シ
ステムは、次のような作用を行う。 (15) 上記の(12),(13),(14)によって事前に定めるタイ
ムスロットを、第1タイムスロットと定めて、呼制御通
信と専用線通信を共存させて提供する。
【0032】本発明によるTV会議端末またはAV端末
は、次のような作用を行う。 (16) 上記の (1)〜(14)項に記載された端末サービス特
有のインバンド信号として、CCITT,TTC標準の
H221,H242を採用して、呼制御手順と専用線手
順との自動選択を行う。
【0033】本発明による交換機およびその予約管理シ
ステムまたは外部制御装置は、次のような作用を行う。 (17) 呼制御手順を有するあるユーザ網インタフェース
によって、あるときは呼制御手順を実行した上で、端末
に対するパスを張り、あるときは予約システムからの自
動制御または手動操作によって、呼制御手順を実行しな
いで、端末間のパスを張る。
【0034】本発明による専用線予約TV会議システム
は、次のような作用を行う。 (18) 上記の (1)〜(17)項に記載された機能を有して、
TV会議端末と交換機および予約管理システムにより、
専用線での予約運用以外に、自由にISDN発呼運用も
できる。 (19) 上記の(18)項のシステムは、上記の(14)項によっ
て、転送速度をDチャネル以外のすべてのタイムスロッ
トデータに割り当てる。
【0035】図1〜図4は、それぞれ本発明におけるT
V会議端末の原理フロー(1)〜(4)を示したもので
あって、図1は全体のフローを示し、図2〜図4はそれ
ぞれアイドル状態の制御,専用線モード状態の制御,呼
制御モード状態の制御のフローを示している。以下これ
ら各図に従って、本発明によるTV会議端末の作用を説
明する。
【0036】まず端末は、そのアイドル状態において、
前述の (1),(4),(5),(8),(12),(13),(15),(16)項に記載
されたように、交換機との間で事前に決定しておいたユ
ーザ網インタフェース上のタイムスロットに、H221
フレームを送信し、また受信側ではこのタイムスロット
で同期検索を行う。
【0037】ここで、もしも受信側でH221フレーム
同期が確立したときは、前述の (6)項のように、専用線
モードに遷移して、H242手順に従って相手端末との
通信を確立する。
【0038】また、もしもこのアイドル状態で、ISD
N着信またはISDN発呼操作が行われたときは、Dチ
ャネルプロトコルによって呼接続を行い、前述の (2)項
のように呼制御モード(ISDNモード)に遷移して、
同時に交換機との間で呼ごとに決定されるタイムスロッ
トに、H221フレームを送信し、また受信側ではこの
タイムスロットにおいて同期検索を行い、その後、H2
42手順に従って相手端末との通信を確立する。
【0039】また、いずれのモードの通信状態において
も、前述の (3),(7)項のように、通信を終了したと認識
したときは、現在の通信モードを初期化して、アイドル
状態に復旧する。
【0040】
【実施例】図5は、本発明のTV会議システムの一実施
例の構成を示したものであって、1,2は本社の端末、
3,4はそれぞれは支社1,支社2の端末、5は支店の
端末である。6は支社1の加入者線終端装置(DS
U)、7は支社2の加入者線終端装置(DSU)、8,
9は本社のそれぞれ支社1,支社2に対応する加入者線
終端装置(DSU)、10は本社に設けられたPBX、
11はPBX10に設けられた予約管理システムであ
る。
【0041】本社において、端末1,端末2とPBX1
0とは、それぞれ内線1,内線2を介して接続され、D
SU8,DSU9とPBX10とは、それぞれ内線3,
内線4を介して接続されている。また、本社のDSU8
と支社1のDSU6、および本社のDSU9と支社2の
DSU7とは、それぞれ専用線を介して接続されてい
る。さらに本社のPBX10と支店の端末5とは、本社
の外線からINSネットワークを介して接続されてい
る。
【0042】図5において、端末1〜端末4は本発明を
適用したTV会議端末であり、端末5はISDN機能の
みに対応したTV会議端末であってもよく、または、端
末1〜端末4と同じTV会議端末であってよい。PBX
10は、作用の項において説明した、(14),(15),(17)に
示すごとき機能を持つ交換機である。予約管理システム
11は、作用の項において説明した(17)に示すごとき機
能を持つ、PBX10の外部制御装置である。
【0043】またPBX10の内線1〜内線4は、例え
ばI431標準に従う、物理速度が1.544Mbpsのイ
ンタフェースであって、TS24にDチャネルを有す
る、ISDN一次群回線交換サービスを、端末に提供す
るものである。さらに、DSU6〜DSU9も、同様の
ユーザ網インタフェースを有する専用線回線の終端装置
である。
【0044】このようなシステム構成において、作用の
項において説明した (14),(15)に示すように、例えば転
送速度を384Kbps(以下、H0と記載する),先頭タ
イムスロットをTS1と、予め決定しておく。
【0045】例えばここで、13時〜15時は端末1〜
端末4間にパスを張るものとする。13時になると、予
約管理システム11からの制御によって、PBX10が
内線1〜内線4との間にH0の通信路を設定し、またこ
のとき、それぞれの内線インタフェースでは前述のよう
に、TS1〜TS6を使用するものとする。
【0046】端末1および端末4は、電源が投入されて
いれば、前述のように、事前に決定しておいたTS1を
先頭に、H221フレームを送信し、また受信側では、
同期検索を行うことによって、相互にH221同期確立
状態に遷移する。その後、H242手順に従って、双方
の能力交換手順が実施され、通信モードが決定されて、
TV会議の専用線モードの通信状態となる。
【0047】一方、端末2や端末4も、電源が投入され
ていれば、端末1および端末4と同様に、H221フレ
ームの送信と受信同期検索とを行うが、PBX10が通
信路を設定しなければ、このアイドル状態で待機してい
る。
【0048】ここで、例えば端末2において、端末3へ
のH0による発呼操作を行えば、端末2はDチャネルを
使用して、PBX10に発呼メッセージを送信する。こ
のとき、PBX10は、ISDN回線交換サービスによ
って、内線2,内線3およびPBX内において、H0に
相当するタイムスロットを確保できれば、着呼メッセー
ジを端末3のDチャネルに送信する。
【0049】アイドル状態で待機している端末3は、こ
の着呼メッセージを受けて、PBX10に対してDチャ
ネルを介して、応答メッセージを送信することによっ
て、ISDNモード状態に遷移し、呼接続完了状態とな
り、またPBX10がこの応答メッセージを発呼端末2
に返送することによって、端末2もISDNモード状態
の呼接続完了状態となる。
【0050】このとき、それぞれの内線インタフェース
(内線2,内線3)では、Dチャネルプロトコルに従っ
て、使用するH0相当のタイムスロットである、TS=
TS(y)〜TS(y+m−1)が決定されるが、ここ
では、例えば両方ともTS7〜TS12が決定されたと
する。なおここで、mは転送速度であって、H0の場合
は、6である。
【0051】ここで、双方の端末(端末2,端末3)
は、すでにISDNモード状態になっているので、アイ
ドル状態でのH221フレーム送信と受信同期検索は、
一旦、中止しており、Dチャネルプロトコルに従って決
定されたTS7〜TS12を使用して、新たにH221
フレームの送信と受信同期検索を再開したのち、相互に
同期確立状態となって、H242手順に従って、双方の
能力交換手順が実施され、通信モードが決定されて、T
V会議のISDNモード通信状態となる。
【0052】再び、端末1−端末4間の通信について
は、例えば、予約終了時刻になると、予約管理システム
11からの制御によって、PBX10は内線1−内線4
間のH0通信路を解除する。このとき、端末1および端
末4は、作用の項において (7)に記載したように、一定
時間(例えば1秒)、H221フレームの受信同期外れ
を検出することによって、現在の通信モードを初期化
し、通信を終了して、再びアイドル状態に遷移した上
で、TS1を先頭にしたH221フレームの送信と受信
同期検索を再開して待機する。その後、再び予約時刻に
なれば、同様の専用線モード通信動作を開始し、また予
約時間外であれば、前述した端末2および端末3と同様
の発着呼によるISDNモード通信も可能である。
【0053】再び、端末2−端末3間の通信について
は、例えば、端末2からの切断操作によって、内線2の
Dチャネルを介して切断メッセージをPBX10に転送
すれば、PBX10は、Dチャネルプロトコルに従っ
て、そのタイムスロットを切断し、同時に端末3に対し
て切断メッセージを転送することにより、端末2−端末
3間の通信路は解除され、内線2,内線3のインタフェ
ースが、解放完了状態になるとともに、切断復旧される
【0054】この切断復旧の結果、端末2および端末3
は、現在の通信モードを初期化し、通信を終了して、作
用の項に記載された (3)項に示されたように、再びアイ
ドル状態に遷移した上で、TS1を先頭にしたH221
フレームの送信と受信同期検索を再開して待機する。そ
の後の動作は、前述した端末1や端末4の動作と同様
に、予約時刻になれば、専用線モード通信動作を開始
し、また予約時間外であれば、発着呼によるISDNモ
ード通信も可能である。
【0055】図6〜図8は、本発明におけるTV会議端
末の状態遷移例を示す図(1/3)〜(3/3)であっ
て、優先順位=(ISDN発呼>(専用線モード,IS
DN着信))の場合の実施例を示している。図6〜図8
において、状態がアイドル状態であり、状態および
が専用線モード状態であり、状態,,がISD
Nモード状態である。各図に対する備考は次の通りであ
る。
【0056】(1) TSはユーザ網インタフェース上のタ
イムスロット。 (2) TSのy〜y+m−1はDchプロトコルにて呼ご
とに決定されたタイムスロット番号で、mは情報転送速
度。 (3) 電源投入と同時に、送受のTSを1〜nに設定して
H221フレーム送信/受信検索を開始して状態に遷
移。 (4) 1〜nは予め交換機との間で決定しておいた専用線
モード時のタイムスロット番号で、nは情報転送速度。
【0057】図9,図10は、TV会議端末におけるD
チャネルプロトコルに従うISDN呼制御手順の状態遷
移例を示す図(1/2),(2/2)であって、図6〜
図8におけるISDN呼制御に関する部分の状態遷移例
を示している。各図に対する備考は次の通りである。 (1) 下線付きは端末における認識内容。 (2) SET−UP msgは発呼または着呼メッセー
ジ。CONN msgは応答メッセージ。DISC m
sgは切断メッセージ。 なお図9,図10においては、本発明の説明に必要な処
理のみが記載されている。
【0058】まず端末は、電源投入と同時に、送受のタ
イムスロットを1〜nに設定して、H221フレームの
送信と受信検索とを開始して状態に遷移する。状態
で、H221フレーム同期が確立すると、T1タイマ
(例えば10秒)を設定し、H242標準の能力交換手
順を開始して、状態に遷移する。
【0059】状態では、もしもT1タイマが満了する
以前にH242標準の能力交換手順が完了すれば、T1
タイマを正常停止して、相手能力の範囲内で通信モード
を設定して、状態に遷移して、TV会議通信を開始す
る。また、もしもT1タイマが満了すれば、再びT1タ
イマを設定して、能力交換手順をリトライする。
【0060】状態および状態において、もしもH2
21フレームの同期はずれを一定時間(例えば1秒)検
出したときは、図6に示す処理dを実行して、状態に
遷移する。
【0061】次に、状態において、ISDN発呼操作
を行った場合の、呼制御に関する状態遷移は、図9に示
すように、発呼(または着呼)を示すSET−UP(呼
設定)msg(メッセージ)を送信して、U0からU1
に遷移し、さらにCALL−PROC(呼設定受付け)
メッセージを受信すれば、U3に遷移する。端末は、こ
のとき、CALL PROCメッセージによって、交換
機から使用タイムスロットが示され、TS(y)〜TS
(y+m−1)が認識される。U3において、相手端末
が着呼に応答すれば、CONN(応答)メッセージを受
信し、CONN−ACK(応答確認)メッセージを送信
するとともに、U10に遷移し、呼接続完了状態と認識
する。
【0062】呼接続完了状態を認識すると、図7に示す
処理aを実行して、状態に遷移する。状態におい
て、T1タイマが満了する以前に、H221フレーム同
期が確立すれば、H242標準の能力交換手順を開始し
て状態に遷移し、なおかつT1タイマ満了以前に能力
交換手順が終了すれば、T1タイマを正常停止して、相
手能力の範囲内で通信モードを設定して状態に遷移
し、TV会議通信を開始する。
【0063】またもしも、状態,状態において、T
1タイマが満了し、またはもしもH221フレーム同期
外れを一定時間(例えば1秒)検出すれば、リトライ処
理することも可能であるが、ここでは、処理bを実行し
て、状態に遷移する設計としている。
【0064】その後、状態において、ISDN相手切
断または自己切断操作が行われた場合、図9に示された
U10状態におけるDISC(切断)メッセージの受
信、または切断操作を実行した場合に、最終的にU0に
遷移し、図8に示す処理cを実行して状態に遷移す
る。
【0065】また状態において、ISDN着信した場
合は、図9の状態U0においてSET−UPメッセージ
受信の場合であるのでU6に遷移し、ユーザ操作によ
り、または自動的に応答要求を発生させ、CONNメッ
セージを送信してU8に遷移し、CONN−ACKメッ
セージ受信を確認したのちに、U10に遷移し呼接続完
了を認識する。なお、使用するタイムスロットTS
(y)〜TS(y+m−1 )は、SET−UPメッセー
ジ受信の際に、交換機から表示されるのでこれを記憶す
る。
【0066】呼接続完了状態を認識すると、図7に示さ
れた処理eを実施して、状態に遷移し、以下、ISD
N発呼の場合と同様の過程を経て状態に遷移し、TV
会議通信を開始する。
【0067】次に、専用線モードとISDN利用との競
合について説明する。前述の作用の項の (8)に示すよう
に、図6〜図8の状態およびにおいても、Dチャネ
ル処理を継続させているため、図9,図10に示す状態
遷移も有効であり、呼が生起していなければ、状態U0
において待機している。
【0068】ここで、本実施例では、前述の作用の項の
(9)〜(11)の一例として、ISDN発呼が最優先で、そ
の下にISDN着信と専用線モードを並列に利用できる
端末として、図9,図10の状態遷移図に反映してい
る。これは、図6〜図8に示された状態および状態
において、ISDN発呼は可能とし、またISDN着呼
については、着信をユーザに通知した上で、応答可否を
選択させる方法か、端末設定により自動的に拒否または
応答する方法によるものである。
【0069】例えば、状態および状態において自動
的に拒否した場合には、図9の状態U0においてSET
−UPメッセージを受信してU6に遷移するが、自動的
に切断要求を発生させ、REL−COMP(解放完了)
メッセージを送信後、U0に遷移させることにより、実
行される。なお、着信応答した場合およびISDN発呼
した場合の、その後の手順は、状態における手順と同
様の状態遷移としている。
【0070】ここで、さらに前述の作用の項における(1
9)に示すように、例えば本実施例の1.544Mbpsの内
線インタフェースでは、PBX10が予約管理システム
11からの予約制御によって確保する内線インタフェー
スのタイムスロットを、TS1〜TS23としたシステ
ムにおいて、本実施例の端末を動作させた場合、自動的
に予約会議中でのISDN発着呼はタイムスロットビジ
ーとなり、禁止することができる。
【0071】すなわち、予約会議中の端末に対して発呼
すれば、Q931標準に基づき、着内線インタフェース
のTSは、すべて利用中であるため、PBX10は、着
端末に対し、SET−UPメッセージを送信することな
く、発端末に対し、発呼失敗を通知することになる。こ
れは、発端末において、図10に示されたU3状態にて
DISC(切断)メッセージを受信し、REL(解放)
メッセージを送信するとともにU19に遷移し、その
後、REL−COMPメッセージを受信してU0に遷移
する過程によって実施される。
【0072】また、予約会議中の端末が発呼した場合に
も、PBX10は発端末の内線インタフェースによっ
て、既にタイムスロットがすべて利用中であることか
ら、同様に着端末に対して、SET−UPメッセージを
送信することなく、発端末に対し発呼失敗を通知するこ
とになる。これは、発端末において、図10に示された
U1状態において、REL−COMPメッセージを受信
して、U0状態に遷移する過程によって実施される。
【0073】図11は、TV会議端末の構成例を示した
ものである。なお、この構成は、ISDNのみに対応す
る一般的なTV会議端末の構成例と全く同様であり、本
発明は、TV会議端末の制御ソフトウェアの変更のみに
よって、実現することができる。また図12は、I43
1フレームの構成を示したものであって、図中、Fはフ
レームビットを示し、TS24はDチャネルである。
【0074】図11において、I431受信/同期分離
部21は、PBXまたはDSUからのI431フレーム
を終端してB8ZS符号の復号化と同期分離を行うもの
であり、ISDNのレイヤ2を処理するレイヤ2処理部
30にDチャネルを分離し、フレームパルスを受信側有
効CLK生成部25に渡す。受信側有効CLK生成部2
5は、CPU31からの有効TS制御に基づき、有効T
S相当のクロックを、H221同期分離部23に渡す。
【0075】H221同期分離部23は、有効TS分の
受信データを読込み、H221フレーム同期をとって、
H221フレーム中のBASコードをCPU31に通知
し、CPU31からの制御によって、適宜、音声符号と
画像符号を分離する。音声DECODER27およびH
261標準の画像CODEC29は、CPU31からの
制御によって、音声と画像の復号化処理を行う。
【0076】また、音声CODER28およびH261
標準の画像CODEC29は、CPU31からの制御に
よって、音声入力と画像入力の符号化処理を行い、符号
化データをH221多重化部24に渡す。H221多重
化部24は、CPU31からの制御によって、H221
フレームの多重化および送信BASコードの挿入を行
う。
【0077】送信側有効CLK生成部26は、CPU3
1からの有効TS制御によって、有効TS相当のクロッ
クをH221多重化部24に渡すとともに、I431多
重化/送信部22に対して、フレームパルスを渡す。I
431多重化/送信部22は、送信データおよび送信D
チャネルをI431フレームに多重化し、B8ZS符号
化を施した後に送信する。
【0078】なお、H242標準の能力交換手順とモー
ドの設定は、CPU31からの制御によって、H221
フレーム中のBASコードを介して相手端末との間で実
施される。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、専
用線モードと、ISDNモードとの切り替えを、人手に
基づく操作に頼ることなく、交換機のモードに自動的に
追従して行うことができるTV会議端末を提供すること
ができ、これによって、予約利用およびISDN発着呼
利用によるTV会議を、同一システムによって提供する
ことができる。
【0080】本発明によるTV会議端末は、従来のIS
DN対応TV会議端末のハードウェア構成を変更するこ
となく、制御ソフトウェアの変更のみによって実現でき
るので、容易に、かつ経済的に実現可能である利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるTV会議端末の原理フロー
(1)を示す図である。
【図2】本発明におけるTV会議端末の原理フロー
(2)を示す図である。
【図3】本発明におけるTV会議端末の原理フロー
(3)を示す図である。
【図4】本発明におけるTV会議端末の原理フロー
(4)を示す図である。
【図5】本発明のTV会議システムの一実施例の構成を
示す図である。
【図6】本発明におけるTV会議端末の状態遷移例を示
す図(1/3)である。
【図7】本発明におけるTV会議端末の状態遷移例を示
す図(2/2)である。
【図8】本発明におけるTV会議端末の状態遷移例を示
す図(3/3)である。
【図9】TV会議端末におけるDチャネルプロトコルに
従うISDN呼制御手順の状態遷移例を示す図(1/
2)である。
【図10】TV会議端末におけるDチャネルプロトコル
に従うISDN呼制御手順の状態遷移例を示す図(2/
2)である。
【図11】TV会議端末の構成例を示す図である。
【図12】I431フレームの構成を示す図である。
【符号の説明】
101 アイドル状態の制御 102 専用線モード状態の制御 103 呼制御モード状態の制御

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交換機を介して接続された端末が網側と
    のインタフェースにて呼制御機能を有するとともに、そ
    の端末サービス特有のインバンド信号の送受信機能を有
    し、該交換機に接続された予約管理システムの制御に基
    づいて予約時間帯において相互間において専用線運用に
    よってパスを張って通信を行うとともに、該予約時間帯
    以外においては相互間において呼制御運用によってパス
    を張って通信を行う通信システムにおいて、該端末が、 呼制御手順上で、自らが関係する呼が生起せず、かつそ
    のインバンド信号を受信していないとき、アイドル状態
    であると認識して、アイドル状態では、網側から供給さ
    れるペイロード信号中から、その端末サービス特有のイ
    ンバンド処理信号の受信を検索し続けるとともに、網側
    に対するペイロード信号に、その端末サービス特有のイ
    ンバンド信号を送信し続けるアイドル状態の制御(10
    1)を行い、 アイドル状態で、その端末サービス特有のインバンド信
    号の受信を識別したとき、端末の専用線モード状態に遷
    移したと自動的に認識して、そのインバンド手順を実行
    し、相手装置との通信を確立することによって、自動的
    に専用線手順動作によって、端末サービスを提供すると
    ともに、専用線モード状態で、ある一定期間、その端末
    サービス特有のインバンド信号が消失したとき、相手装
    置との通信を終了して、アイドル状態に遷移し復旧する
    専用線モード状態の制御(102)を行うことを特徴と
    する通信システム。
  2. 【請求項2】 交換機を介して接続された端末が網側と
    のインタフェースにて呼制御機能を有するとともに、そ
    の端末サービス特有のインバンド信号の送受信機能を有
    し、該交換機に接続された予約管理システムの制御に基
    づいて予約時間帯において相互間において専用線運用に
    よってパスを張って通信を行うとともに、該予約時間帯
    以外においては相互間において呼制御運用によってパス
    を張って通信を行う通信システムにおいて、該端末が、 呼制御手順上で、自らが関係する呼が生起せず、かつそ
    のインバンド信号を受信していないとき、アイドル状態
    であると認識して、アイドル状態では、網側から供給さ
    れるペイロード信号中から、その端末サービス特有のイ
    ンバンド処理信号の受信を検索し続けるとともに、網側
    に対するペイロード信号に、その端末サービス特有のイ
    ンバンド信号を送信し続けるアイドル状態の制御(10
    1)を行い、 アイドル状態で、自らが関係する呼が生起したとき、端
    末の呼制御モード状態に遷移したと自動的に認識し、呼
    の接続が完了したとき、その端末サービス特有のインバ
    ンド手順を実行して相手装置との通信を確立することに
    よって、自動的に呼制御手順動作によって端末サービス
    を提供するとともに、呼制御モード状態で、自らが関係
    する呼がすべて切断されたときは、相手装置との通信を
    終了して、アイドル状態に遷移し復旧する呼制御モード
    状態の制御(103)を行うことを特徴とする通信シス
    テム。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の通信システム
    において、端末が、専用線モード状態でも継続して呼制
    御機能を有することを特徴とする通信システム。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の通
    信システムにおいて、端末設定またはその設計によっ
    て、専用線モード利用と着信利用との優先順位付けを行
    い、専用線モード利用優先で端末を使用するときは、専
    用線モード状態での着信は、呼制御手順にて着信を拒否
    し、着信利用優先で端末を使用するときは、専用線モー
    ド状態での着信で、専用線モード状態での相手装置との
    通信を終了し、呼制御モードに遷移して着信呼との通信
    を確立し、 端末設定またはその設計によって、専用線モード利用時
    の着信利用を可能とするならば、専用線モード状態での
    着信は、これをユーザに通知して応答可否を選択させ、
    ユーザが着信拒否を選択したときは呼制御手順で着信拒
    否し、ユーザが着信応答を選択したときは専用線モード
    状態での相手装置との通信を終了して、呼制御モードに
    遷移して着信呼との通信を確立し、 端末設定またはその設計によって、専用線モード利用と
    発信利用との優先順位付けを行い、専用線モード利用優
    先で端末を使用するときは、専用線モード状態での発信
    操作は無効とし、発信利用優先で端末を使用するとき
    は、専用線モード状態での発信操作によって、専用線モ
    ード状態での相手装置との通信を終了して、呼制御モー
    ドに遷移して発信呼での通信を確立することを特徴とす
    る通信システム。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし3のいずれかに記載の通
    信システムにおいて、端末が、網側とのインタフェース
    の呼制御機能がISDNサービスによるものであるなら
    ば、前記アイドル状態で送信するインバンド信号を、網
    側へ送信するレイヤ1フレーム中の、Dチャネル以外か
    ら事前に定めたタイムスロットに送信し、またアイドル
    状態で受信検索するインバンド信号を、網側から供給さ
    れるレイヤ1フレーム中のDチャネル以外のすべてのタ
    イムスロット中からか、または事前に定めたタイムスロ
    ットから検索することを特徴とする通信システム。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の通信システムにおい
    て、交換機が、端末とのISDNインタフェースによっ
    て、専用線モードでは、レイヤ1フレーム中のDチャネ
    ル以外のすべてのタイムスロットから事前に定めたタイ
    ムスロットから頭詰めで転送速度分の通信データを端末
    に提供することを特徴とする通信システム。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載の通信システムにおい
    て、レイヤ1フレーム中のDチャネル以外のすべてのタ
    イムスロットから事前に定めたタイムスロットを第1タ
    イムスロットと定めて、呼制御通信と専用線通信とを共
    存させて提供することを特徴とする通信システム。
  8. 【請求項8】 請求項5に記載の通信システムにおい
    て、転送速度をDチャネル以外のすべてのタイムスロッ
    トデータに割り当てることを特徴とする通信システム。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8のいずれかに記載の通
    信システムにおいて、端末が、端末サービス特有のイン
    バンド信号としてCCITT,TTC標準のH211,
    H242を採用したことを特徴とするTV会議システ
    ム。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし8に記載の通信システ
    ムまたは請求項9に記載のTV会議システムにおいて、
    交換機およびその予約管理システムまたは外部制御装置
    が、呼制御手順を有するユーザ網インタフェースによっ
    て、あるときは呼制御手順を実行した上で端末に対して
    パスを張り、あるときは予約システムからの自動制御ま
    たは手動操作によって呼制御手順を実行しないで端末間
    のパスを張ることを特徴とするTV会議システム。
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