JPH089431A - 呼設定方式 - Google Patents

呼設定方式

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JPH089431A
JPH089431A JP13918594A JP13918594A JPH089431A JP H089431 A JPH089431 A JP H089431A JP 13918594 A JP13918594 A JP 13918594A JP 13918594 A JP13918594 A JP 13918594A JP H089431 A JPH089431 A JP H089431A
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JP
Japan
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station
terminal
signal
call
relay
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Application number
JP13918594A
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English (en)
Inventor
Takayuki Nishijima
高幸 西嶋
Tatsuo Mochinaga
辰雄 持永
Motoaki Yamazaki
元明 山崎
Kenichi Aoyama
健一 青山
Takashi Morita
▲隆▼士 森田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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  • Sub-Exchange Stations And Push- Button Telephones (AREA)
  • Use Of Switch Circuits For Exchanges And Methods Of Control Of Multiplex Exchanges (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧縮音声データの通信を行う企業内ネットワ
ークにおいて、発信端末の選択数字信号送出完了から着
信端末呼出しまでに生じるパス接続に要する遅延時間を
最小限に抑えると同時に、着信端末に対して発生させる
異音を防止する。 【構成】 発信局、中継局、着信局は、複数の端末とそ
れら端末を収容するLS、その上位のTSにより構成さ
れる。端末10aから送出された選択数字信号を受信し
たLS9は、回線使用認識処理51で、数字「8」によ
り高速ディジタル回線使用要求を識別し、続く数字「4
6」、「1357」による局番号、内線番号を処理52
によりTS8に転送する。TS8、TS11、TS14
は、「46」により送信局認識処理53〜55を終えた
時点で両方向のパス接続を行う。TS14でのパスが接
続された直後に、TS8、TS14間で同期引き込み処
理57を実行し、LS15が着信端末の認識処理56を
行った後、端末16aを呼び出す。このとき、同期引き
込み処理57は、すでに終了している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、企業内ネットワークに
使用する呼設定方式に係り、特に、プライベートな回線
を局間の通信路として使用し、各局に選択数字信号を送
出する端末あるいは加入者を収容する回線交換機と、中
継交換機とを備えた企業内ネットワークにおいて、中継
交換機を介して圧縮音声データの通信を行う場合に使用
して好適な呼設定方式に関する。
【0002】
【従来の技術】通信回線として高速ディジタル回線を使
用し、圧縮音声データの通信を行う企業内ネットワーク
に関する従来技術として、例えば、特開昭62−154
897号公報等に記載された技術が知られている。この
従来技術は、中継局では音声の圧縮伸長を行わずにディ
ジタル信号のまま通過させ、各局の中継交換機(TS)
が、選択数字信号の桁数ガードタイミングをとって呼を
設定するというものである。
【0003】図8はこの種の従来技術による呼設定方式
を説明するシーケンスを示す図であり、以下、図8を参
照して従来技術による呼設定方式を説明する。
【0004】なお、図示従来技術による呼設定方式が適
用されるネットワークは、発信局側が発信端末、回線交
換機LSA、及び、中継交換機TSAにより構成され、
着信局側が着信端末、回線交換機LSB、及び、中継交
換機TSBにより構成され、これらの発信局及び着信局
が中継局TSCを介して相互に接続されて構成されてい
るものとし、選択数字信号が、高速ディジタル回線使用
要求番号601として「8」、着信局番号602として
「46」、着信端末の内線番号603として「135
7」のそれぞれを使用して構成されているものとする。
【0005】図8において、発信局、着信局には、回線
交換機LSA、LSBのそれぞれに接続された選択数字
信号を送出する電話機を端末として備え、加入者交換機
LSA、LSBは、音声圧縮伸長装置を備えた中継局T
SA、TSBに接続されている。なお、中継局TSCに
も端末が収容されてもよい。
【0006】発信端末は、選択数字信号として、
「8」、「4」、「6」、「1」、「3」、「5」、
「7」を順次送出する。発信端末からの選択数字信号を
受信した発信局の回線交換機LSAは、回線使用認識処
理604において、高速ディジタル回線使用要求番号6
01としての「8」を認識することにより、局間の高速
ディジタル回線の使用要求を認識すると、局番号・内線
番号転送処理605において、「8」に続く選択数字信
号「4」〜「7」を上位の中継交換機TSAに転送す
る。
【0007】回線交換機LSAからの選択数字信号を受
信した中継交換機TSAは、着信局番号602の「4
6」により、送信局認識処理606を実行し、次局への
送信に使用する高速ディジタル回線を選択する。その
後、中継交換機TSAは、「4」〜「7」をダイヤルパ
ルス(DP)方式により送信し、ガードタイミング処理
607による時間経過を待って次局とのパスを接続す
る。
【0008】ガードタイミングは、ある局の端末数が増
加し、選択数字信号の桁数が長くなっても、新たにタイ
ミングに関する機能追加を必要とせずに、中継交換機T
SAが選択数字信号の送受信を行うことができるよう
に、現在、ネットワーク内で使用している番号計画に基
づいた選択数字信号の桁数に必要なタイミングに加え
て、数桁分の余裕を持たせて設定される。
【0009】中継局TSCは、発信局の中継交換機TS
Aから「4」〜「7」の選択数字信号を受信すると、発
信局の中継交換機TSAと同様に、送信局認識処理60
8を行って、選択数字信号を着信局へ送信し、さらに、
ガードタイミング処理609を実行し、パスを接続す
る。
【0010】着信局の中継交換機TSBは、選択数字信
号の着信局番号602として「46」を受信し、送信局
認識処理610により、自局内の回線交換機LSBへの
通信要求であることを認識すると、続く内線番号603
としての「1357」を回線交換機LSBに転送する。
その後、中継交換機TSBは、ガードタイミング処理6
11の経過を待ってパスの接続を行う。
【0011】この時点で、全ての局の中継交換機TSで
パスが接続されたことになり、発着信局の中継交換機T
SA、TSB間で音声の圧縮伸長を行うための同期引き
込み処理612が開始される。同期引き込みの処理は、
発信端末からの音声データを受信した発信局の中継交換
機TSAが音声データの圧縮を行う際、圧縮音声データ
以外に同期情報を挿入したフレームを次局への通信回線
に送出し、このフレームを受信した着信局の中継交換機
TSBが受信した圧縮音声データを伸長する際、フレー
ム内の圧縮音声データの中から同期情報を抽出し、以後
の通信における音声圧縮伸長の同期を確立させる処理で
ある。同期確立に要する時間は、例えば、1992年電
子情報通信学会秋季大会のB−569「LD−CELP
音声コーデックモジュール」等に記載されているよう
に、240ms〜250msといわれている。
【0012】自局の中継交換機TSBから内線番号60
3としての「1357」を受信した着信局の回線交換機
LSBは、着信端末認識処理613を実行し、最後の選
択数字信号である「7」を受信することにより、該当す
る着信端末を認識し、その時点で着信端末への呼出しを
開始すると共に、発信端末に対してリングバックトーン
(RBT)の送出を行う。その後、呼び出された着信端
末が応答を行うことにより呼びの設定が完了する。
【0013】また、呼設定方式の他の従来技術として、
例えば、特開平2−31591号公報「ボタン電話装
置」等に記載された技術が知られている。この従来技術
は、外線としてDP回線が接続されたボタン電話装置を
主装置として、この主装置の内線にマルチフリケンシ
(MF)ダイヤル信号を送出する端末を接続し、主装置
の内部に、各MFダイヤル信号を蓄えておくバッファ
と、各MFダイヤル信号間の時間を計測するタイマとを
備え、これらを用いて呼の設定を行うというものであ
る。このような呼設定方式も、企業内ネットワークにお
ける中継交換機に応用することができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】図8により説明した従
来技術による呼設定方式は、各局の中継交換機TSが選
択数字信号の送信を行う際、全桁の送信が完了している
にもかかわらず、所定桁数のガードタイミングの経過を
待ってからパスの接続を行っている。このため、この従
来技術は、桁数ガードタイミングを1桁分しかとらない
としても、20ppsのDP信号の場合、ミニマムポー
ズ時間の450msが必要となるので、着信局におい
て、回線交換機LSが着信端末に対して呼出しを行って
いるにもかかわらず、中継交換機TSでのパスの接続が
終了していないため、発信端末へのRBTが届かないこ
とになるという問題点を有している。
【0015】また、この従来技術は、音声の圧縮伸長に
必要な同期引き込みに240ms〜250msを必要と
しているので、着信端末が呼出しに対して690ms〜
700ms以内に応答した場合には、着信局の中継交換
機TSBにおけるガードタイミングがまだ経過していな
いため、あるいは、着信局の中継交換機TSBにおける
ガードタイミングは経過したが発着信局のTS間におけ
る同期引き込みがまだ完了していないために、着信端末
に対して異音を発生させてしまうという問題点を有して
いる。
【0016】また、ボタン電話装置を主装置として使用
する従来技術は、タイマの所定時間が経過することによ
り選択数字信号の最終桁を認識しているため、中継交換
機TS1台に付き、タイマの所定時間だけの遅延が生じ
ることになる。このため、この従来技術は、タイマの所
定時間が、選択信号が20ppsのDP信号の場合、最
低でもミニマムポーズ時間の450msが必要となるの
で、中継局数がn局のとすると、発信端末が選択数字信
号の送出を完了してから着信端末が応答して呼が設定さ
れるまでの発信者の待ち時間が、タイマを用いない場合
に比べて450ms×nだけ大きくなるという問題点を
有している。
【0017】さらに、この従来技術は、着信局の中継交
換機TSによるパスの接続が、選択数字信号の最終桁の
回線交換機LSへの送出と同時に行われるため、回線交
換機LSの呼出しに対して着信端末が240〜250m
s以内に応答した場合、音声圧縮伸長に必要な同期引き
込みがまだ終了しておらず、図8で説明した従来技術の
場合と同様に、着信端末に対して異音を発生させてしま
うという問題点を有している。
【0018】本発明の目的は、前述した従来技術の問題
点を解決し、発信端末の選択数字信号送出完了から着信
端末呼出しまでに生じるパス接続に要する遅延時間を最
小限に抑えると同時に、着信端末に対して発生させる異
音を防止することができる呼設定方式を提供することに
ある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明によれば前記目的
は、選択数字信号の送受信を音声データの送受信を行う
データ線とは別の線で行い、各局の中継交換機に、選択
数字信号の上位桁の識別を行った時点で次局との通信に
使用する回線を選択し、該選択数字信号の送信の開始と
同時に次局との間の両方向のパスを接続する手段を備え
ることにより達成される。
【0020】また、前記目的は、着信局となった局の中
継交換機が、中継局から受信した選択数字信号の上位桁
を識別したとき、即時に自局の回線交換機との間に両方
向のパスを接続する手段と、選択数字信号の回線交換機
への転送を開始すると同時に音声圧縮伸長のための同期
引き込みを開始し、終了した時点で同期引き込み完了を
回線交換機に通知する手段を備え、着信局の回線交換機
が、自局の中継交換機から送出される同期引き込み終了
を表す信号を受信して、発信端末へのRBT送出と着信
端末への呼出しを開始する手段を備えることにより達成
される。
【0021】
【作用】本発明は、各中継局及び着信局の中継交換機
が、選択数字信号を受信し、着信局番号を示す上位桁を
認識した時点で次局との間の両方向のパスを接続してい
るので、この時点で、発着信局の中継交換機間の全ての
パスが接続されたことになる。このため、着信局の中継
交換機は、着信端末の内線番号を示す選択数字信号の下
位桁を、自局の回線交換機に転送開始するのとほぼ同時
に、同期引き込みを開始することができる。
【0022】本発明は、これにより、着信局の回線交換
機が選択数字信号の最終桁を受信する前に、同期引き込
みを終了させることができ、RBTの送出、呼出しの開
始を行うことができる状態になる。このため、着信局の
中継交換機が同期引き込みの終了を自局の回線交換機に
通知し、着信端末への呼出しを開始した後、この回線交
換機からの呼出しに対して、着信端末が迅速に応答した
場合にも、このとき、すでに、音声圧縮伸長の同期が確
立しているので、本発明は、着信端末に対して異音を発
生させることがない。また、各中継局は、選択数字信号
の下位桁に関しては何の制約も受けずに選択数字信号を
送受信することができるので、発信者の待ち時間を低減
させることができる。
【0023】
【実施例】以下、本発明による呼設定方式の一実施例を
図面により詳細に説明する。
【0024】図1は本発明の一実施例が適用されるネッ
トワークの構成を示す図、図2は図1における局1、
2、3の構成を示すブロック図、図3は中継局2で選択
数字信号によるパスの接続を行う中継交換機TS11の
構成を示す機能ブロック図、図4は中継局2のTS11
における選択数字信号の受信、送信及びパス接続制御の
動作を説明するフローチャート、図5は発信端末10a
が送出する選択数字信号例による選択数字信号送出から
呼設定終了までのシーケンスを示す図、図6はネットワ
ーク内で使用される番号計画を説明する図、図7はネッ
トワーク内での選択数字信号の流れを説明する図であ
る。図1〜図3において、1〜7は局、8、11、14
は中継交換機(以下、TSという)、9、12、15は
回線交換機(以下、LSという)、10a〜10k、1
3a〜13n、16a〜16mは端末、28〜30、3
1、34はディジタルインタフェース装置(以下、DI
Fという)、31はスイッチ(以下、SWという)、3
3は中央処理装置(以下、CPという)、35は音声圧
縮回路、36は音声伸長回路である。
【0025】本発明が適用されるネットワークは、図1
に示すように、お互いに遠隔の地にある局1〜7が通信
回線としての高速ディジタル回線を用いて相互に接続さ
れて構成される私設ネットワークである。このネットワ
ークは、ネットワーク内において、あらゆる局間での音
声通信を高速ディジタル回線を用いて内線通話として行
うことができるものである。
【0026】以下に説明する本発明の一実施例による呼
設定方式は、図1に示すネットワークにおいて、局1か
ら局3に対する音声通信を行うものとして説明する。
【0027】図2に示す局1、2、3の構成において、
局1は、複数の端末10a〜10kがLS9に接続さ
れ、LS9が上位のTS8に接続されて構成され、本発
明の一実施例における発信局1として使用されるものと
する。端末10a〜10kとしては、選択数字信号をD
P信号により送出する電話機が用いられ、発信端末から
送出される情報は、全て通信回線18a〜18k、LS
9、通信回線17aを介してTS8に送信される。
【0028】通信回線18における通信方式は、特に限
定されるものではないが、TS8とLS9とを接続する
通信回線17は、TTC標準JJ−20.10〜JJ−
20.12に規定されるPBX−TDM間ディジタルイ
ンタフェースに準拠した回線であり、2.048Mbp
sの個別線信号方式で情報の送受を行うものとし、選択
数字信号の転送は、DP信号方式により行われるものと
する。
【0029】局1と同様に、局2は、複数の端末13a
〜13n、LS12、TS11、通信回線20a〜20
n、通信回線19により構成され、局3は、複数の端末
16a〜16m、LS15、TS14、通信回線22a
〜22m、通信回線21により構成され、局2、局3
は、本発明の一実施例における中継局2、着信局3とし
て使用されるものとする。
【0030】各局のTSは、選択数字信号によるパスの
接続を実行するが、その一例として、図3に中継局2に
おけるTS11の機能ブロック図を示す。
【0031】図3に示すTS11の構成において、DI
F28は、高速ディジタル回線24を介して局1のTS
8と接続されており、同様に、DIF29、30は、そ
れぞれ高速ディジタル回線25、26を介して局3のT
S14、局4のTSと接続されている。そして、DIF
28〜30は、CP33と情報の送受を行い、受信した
選択数字信号をCP33へ通知し、CP33から指示さ
れた選択数字信号を高速ディジタル回線へ送出する処理
を行う。
【0032】また、DIF32、34は、それぞれ、音
声圧縮回路35、音声伸長回路36を備え、通信回線1
9a、19bを介してLS12と接続されている。DI
F32は、CP33に接続され、LS12から受信した
選択数字信号をCP33に通知し、また、DIF34
は、同様にCP33に接続され、CP33から指示され
た選択数字信号をLS12に送出する。そして、CP3
3は、DIF28〜30、DIF32からの選択数字信
号に基づいて、パスの接続をSW31に指示する。
【0033】音声圧縮回路35、音声伸長回路36によ
る音声データの圧縮伸長は、端末13a〜13nの何れ
かからLS12を介して送信される64kbpsの音声
データを、音声圧縮回路35が16kbpsに圧縮し、
また、DIF28〜30の何れかからSW31を介して
送信されてきた16kbpsの圧縮音声データを音声伸
長回路36が64kbpsに伸長することにより行われ
る。
【0034】発信局1、着信局3のTS8、14も、前
述したTS11と同様の機能を備えて構成されている。
但し、本発明の一実施例における中継局2のTS11
は、局間の中継動作を行う場合、音声データの圧縮伸長
を行わずに、ディジタルスルーによる中継を行ってお
り、本発明の一実施例においては、発着信局1、3のT
S8、14でのみ音声データの圧縮伸長が行われる。
【0035】次に、図4に示すフロー、図5に示すシー
ケンス、図6に示す番号計画、図7に示す選択数字信号
の流れを参照して本発明の一実施例の動作を説明する。
【0036】まず、発信局1の端末10aは、高速ディ
ジタル回線の使用を要求する選択数字を含む選択数字信
号を送信する。この選択数字信号を受信したLS9は、
該選択数字信号の内容を識別することにより高速ディジ
タル回線の使用を認識し、TS8のDIF37を選択す
る。そして、LS9は、高速ディジタル回線使用要求の
選択数字信号をTS8に転送せず、続いて受信される選
択数字信号の全てを、その内容の識別を行わずにTS8
に転送する。すなわち、端末10aからは、続いて着信
局番号を指示する選択数字信号、着信端末の内線番号を
指示する選択数字信号が発信され、それらの選択数字信
号がLS9を経由してTS8に転送される。
【0037】着信局番号指示の選択数字信号を受信した
TS8は、その内容を識別した時点で送信すべき局が中
継局2であることを認識し、TS11と接続するDIF
35に空きチャネルがあるか否かを確認する。そして、
TS8は、空きチャネルの確認ができると、着信局番号
指示の選択数字信号を選択数字信号送信用のチャネルに
より高速ディジタル回線24を介してTS11に送信
し、同時に内部のSWにより、TS8とTS11との間
の両方向のパスを接続する。さらに、TS8は、続いて
受信する着信端末の内線番号指示の選択数字信号を、選
択数字信号送信用のチャネルを介してTS11へ送信す
る。
【0038】TS11は、この選択数字信号の到来を受
けて、図4に示すフローに従ってパス接続制御を実行す
る。以下、図4を参照してパス接続制御の動作処理につ
いて説明する。
【0039】(1)まず、TS11内のDIF28は、
着信局番号指示の選択数字信号を受信し、その内容をC
P33に通知する(ステップ41)。
【0040】(2)CP33は、受信した着信局番号の
内容により、何れの局への通信要求かを識別し、自局L
Sへの通信であるか否かを判別する(ステップ42、4
3)。
【0041】(3)ステップ43の判定で、自局LSへ
の通信ではないと判定された場合、すなわち、自局2が
局1から局3への通信における中継局であると認識する
と、CP33は、局3への通信に使用するDIF29に
空きチャネルがあることを確認して、そのDIF29の
チャネルを選択する(ステップ47)。
【0042】(4)CP33は、SW31に指示し、自
TS11とTS14との間の両方向のパスを接続させ、
同時に、局1のTS8から受信した着信局番号指示の選
択数字信号を通信回線25を介して局3のTS14へ送
信する処理をDIF29を使用して開始する。さらに、
CP33は、続いて受信する着信端末の内線番号指示の
選択数字信号を局3のTS14への送信する(ステップ
48、49)。
【0043】(5)また、ステップ43の判定で、自局
LSへの通信であると判定された場合、すなわち、自局
2が着信局であると認識した場合、自局内のLS12へ
のDIF34を選択する(ステップ44)。
【0044】(6)CP33は、TS11とLS12と
の間のパスを接続し、LS12へ内線番号のみを順次転
送する(ステップ45、46)。
【0045】以上の処理でTS11における呼設定を終
了する。この処理により、TS11から着信局番号指示
の選択数字信号を受信した局3のTS14は、受信した
選択数字信号の内容を識別することにより、自局内の端
末に対する通信要求であることを認識した時点で、LS
15に接続できるDIFに空きチャネルがあるか否かを
確認する。TS14は、空きチャネルの確認ができる
と、着信局番号指示の選択数字信号のLS15への転送
を行わずに、スイッチによりTS14とLS15との間
の両方向のパスを接続する。
【0046】この時点で、TS8、TS11、TS14
の全てのTSにおいて両方向のパスが接続されたことに
なり、TS8、TS14間で音声データの圧縮伸長を行
うための同期引き込みが開始される。
【0047】TS14は、TS11から続いて受信する
着信端末の内線番号指示の選択数字信号のみをLS15
に転送する。TS14から着信端末の内線番号指示の選
択数字信号を受信したLS15は、着信端末の内線番号
指示の選択数字信号により自局内端末16a〜16mの
何れに対する通信要求であるかを認識し、該当端末、例
えば、端末16aに対して呼出しを開始すると同時に端
末10aにRBTを送出する。その後、端末16aが応
答すれば、その時点で呼の設定が完了したことになる。
【0048】次に、前述した本発明の一実施例の動作
を、端末10aが端末16aに対して通信を要求する場
合、実際に入力する選択数字信号の例に従って、図5、
図7を参照し、選択数字信号の流れとパスの接続を照ら
し合わせて説明する。
【0049】なお、本発明の一実施例のネットワーク内
で使用される選択数字信号は、図6に示すように、内線
71による通信には、「1」から始まる4桁の着信端末
の内線番号74として「1×××」を、ネットワーク内
の他局への通信には高速ディジタル回線使用要求72を
意味する番号75として「8」を、ネットワーク外への
通信には局線使用要求73を意味する番号76として
「0」を使用するものとする。また、各局のLSに対応
する局番号としては、LS9に対する局番号77として
「44」を、LS12に対する局番号78として「4
5」を、LS15に対する局番号79として「46」が
それぞれに割り当てられているものとする。
【0050】従って、各端末は、通信を行おうとする場
合、内線接続を要求するのであれば、4桁の着信端末の
内線番号74としての「1×××」のみを送信し、ネッ
トワーク外への接続を要求するのであれば、局線使用要
求73を意味する番号76として「0」と、公知の公衆
局番号及び加入者番号とを送信する。そして、各端末
は、本発明の一実施例によるネットワーク内の他局への
通信を要求する場合、高速ディジタル回線使用要求72
を意味する番号75としての「8」と、ネットワーク内
の各局のLSに対応する局番号及び着信端末の内線番号
とを送信する。
【0051】いま、着信端末16aの内線番号58が
「1357」であるとして、発信端末10aが着信端末
16aに対して通信を行おうとする場合、発信端末10
aは、前述に従って、「8461357」の選択数字信
号を順次入力して送信する。
【0052】LS9は、通信回線18aを介して前述の
選択数字信号を受信すると、回線使用認識処理51で、
受信した「8」により、高速ディジタル回線使用の認識
だけを行う。そして、局番号・内線番号転送処理52
で、以下の選択数字信号「4」〜「7」の局番号、内線
番号を通信回線17aを介してTS8に転送する。
【0053】TS8は、この選択数字信号を受信する
と、送信局認識処理53で、受信した「46」により、
局2内のTS11への通信であることをを認識する。そ
して、TS8は、TS8とTS11との間の両方向のパ
スを接続し、「46」とそれに続く「1357」とによ
る選択数字信号を高速ディジタル回線24を用いてTS
11に送信する。
【0054】TS11は、この選択数字信号を受信する
と、送信局認識処理54で、受信した「46」により、
局3内のTS14への通信であることをを認識する。そ
して、TS11は、TS11とTS14との間の両方向
のパスを接続し、「46」とそれに続く「1357」と
による選択数字信号を高速ディジタル回線25を用いて
TS14に送信する。
【0055】TS14は、この選択数字信号を受信する
と、送信局認識処理55で、受信した「46」により、
自局3内の端末に対する通信要求であることを認識す
る。そして、TS14は、TS14とLS15との間の
パスの接続を行い、通信回線21bを介して端末16a
の内線番号58である「1357」のみをLS15に転
送する。さらに、TS14は、パスの接続が完了した時
点で、音声圧縮伸長の同期引き込み処理57を開始す
る。
【0056】LS15は、内線番号を受信すると、着信
端末認識処理56で、着信端末番号の最終桁である
「7」を受信した時点で、通信回線22aを用いて端末
16aへの呼出しを開始し、同時に端末10aに対して
RBTを送出する。その後、端末16aが応答すれば、
呼の設定を終了し、端末10aと端末16aとの間で通
信を開始することができる。
【0057】前述において、LS15は、同期引き込み
処理57の終了により端末の呼出しを開始するようにす
ることもできる。すなわち、この場合、TS8、TS1
4間での同期引き込み処理57が終了した時点で、TS
14が、同期引き込みが終了したことを示す信号をLS
15に対して送出するようにし、TS14から「135
7」の端末番号を受信したLS15が、自局内端末16
a〜16mの何れに対する通信要求であるかを認識した
後、前記同期引き込み終了の信号を受信していることを
確認した上で該当端末16aに対して呼出しを開始する
ようにすればよい。なお、同期引き込みの終了を検知す
る手段としては、受信信号列を監視し、その中にデータ
と共に含まれる特定の同期符号を連続的に検出すること
により、同期引き込みの終了を判定するようにする方法
を使用することができる。
【0058】前述した本発明の一実施例による呼設定後
に開始される音声通信において、図7に示すように、端
末10aから送信された64kbpsの音声データは、
TS8内の音声圧縮回路37により16kbpsに圧縮
され、TS11では、受信した圧縮音声データを伸長圧
縮することなくディジタルスルーでTS14に送信さ
れ、TS14内の音声伸長回路38により64kbps
に伸長され端末16aに送信される。
【0059】前述した本発明の一実施例は、発信局から
の選択数字信号を受信した各局のTSが、選択数字信号
の上位桁である着信局番号の指示を識別することにより
送出すべきDIFを選択した時点で、両方向のパスを即
時に接続するようにしているので、着信局のTSがパス
を接続した時点で、発着信局のTSと着信局のTSとの
間で音声データの圧縮伸長に必要な同期引き込みを開始
することができる。
【0060】このため、本発明の一実施例によれば、着
信端末を指示する選択数字信号の最終桁が着信局のLS
に到着したときには、同期引き込みは終了していること
になり、この時点で直ちに発信端末へのRBTの送出を
行うことができ、着信端末が呼出しに対して迅速な応答
を行った場合にも、着信端末に対して異音を発生させる
ことがなく通常の通話を開始させることができる。
【0061】さらに、本発明の一実施例は、同期引き込
みの終了を着信局のLSに通知するようにすることがで
き、何らかの障害で同期引き込みの終了が遅れた場合に
も、着信端末が先に呼び出されることがなく、前述と同
様に異音の発生を防止することができる。また、本発明
の一実施例は、各TSにおいて、選択数字信号の上位桁
の認識により全ての処理を行うことができるため、発信
端末が選択数字信号を送出してから着信端末が応答を返
すまでの発信者の待ち時間を、選択数字信号の送信を2
0ppsのDP信号で行った場合、最低でも450ms
×n(中継局数)だけ抑えることができる。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、発
信端末の選択数字信号送出完了から着信端末呼出しまで
に生じるパス接続に要する遅延時間を最小限に抑えると
同時に、着信端末に対して発生させる異音を防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例が適用されるネットワークの
構成を示す図である。
【図2】図1における局1、2、3の構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】中継局2で選択数字信号によるパスの接続を行
う中継交換機TS11の構成を示す機能ブロック図であ
る。
【図4】中継局2のTS11における選択数字信号の受
信、送信及びパス接続制御の動作を説明するフローチャ
ートである。
【図5】発信端末10aが送出する選択数字信号例によ
る選択数字信号送出から呼設定終了までのシーケンスを
示す図である。
【図6】ネットワーク内で使用される番号計画を説明す
る図である。
【図7】ネットワーク内での選択数字信号の流れを説明
する図である。
【図8】情報による呼設定方式を説明するシーケンスを
示す図である。
【符号の説明】
1〜7 局 8、11、14 中継交換機(TS) 9、12、15 回線交換機(LS) 10a〜10k、13a〜13n、16a〜16m 端
末 28〜30、31、34 ディジタルインタフェース装
置(DIF) 31 スイッチ(SW) 33 中央処理装置(CP) 35 音声圧縮回路 36 音声伸長回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青山 健一 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株 式会社日立製作所情報通信事業部内 (72)発明者 森田 ▲隆▼士 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株 式会社日立製作所情報通信事業部内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の端末を収容する回線交換機及び中
    継機能を有する中継交換機を備える複数の局相互間が高
    速ディジタル回線を介して接続されて構成される企業内
    ネットワークの呼設定方式において、前記複数の局のそ
    れぞれの局内の中継交換機は、端末あるいは他局からの
    選択数字信号を受信し、該選択数字信号により他局への
    中継要求を認識し、あるいは、自局回線交換機への通信
    要求を認識した時点で、両方向パスを即時に接続すると
    共に、自局回線交換機への通信要求を認識した中継交換
    機は、前記パスの接続後、通信信号の同期引込みを行う
    ことを特徴とする呼設定方式。
  2. 【請求項2】 前記中継交換機は、前記通信信号の同期
    引き込が終了したことを検知する手段を備え、着信局と
    なった局の中継交換機は、同期引き込み完了を自局の回
    線交換機に通知することを特徴とする請求項1記載の呼
    設定方式。
  3. 【請求項3】 前記同期引き込みが終了したことを検知
    する手段は、受信データ列を監視し、特定の同期符号を
    連続的に検出することにより、同期の確立を検知するも
    のであることを特徴とする請求項2記載の呼設定方式。
JP13918594A 1994-06-21 1994-06-21 呼設定方式 Pending JPH089431A (ja)

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