JPH07183911A - 回覧式電子メールシステム - Google Patents

回覧式電子メールシステム

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Publication number
JPH07183911A
JPH07183911A JP5325482A JP32548293A JPH07183911A JP H07183911 A JPH07183911 A JP H07183911A JP 5325482 A JP5325482 A JP 5325482A JP 32548293 A JP32548293 A JP 32548293A JP H07183911 A JPH07183911 A JP H07183911A
Authority
JP
Japan
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message
parent
child
user
mailbox
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Pending
Application number
JP5325482A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Sato
佐藤  賢一
Haruhisa Ito
晴久 井藤
Kazuo Matsuyama
一雄 松山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、送信者及び各受信者は加工
された親メッセージを必要に応じて参照できる回覧式メ
ール実現方法を提供することである。 【構成】 本発明は、 受信者からの回答である子メッ
セージが新規に受信された際に計算機が子メッセージの
識別インデックスを参照して対応する親メッセージを記
憶手段から検索し、子メッセージに記載された回答内容
を親メッセージに書き込むことにより親メッセージの記
述内容を加工する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回覧式電子メールシス
テムに係り、特に、通信網上で提供される電子メールサ
ービスにおいて、メッセージの伝送及び記憶装置間でメ
ッセージの蓄積及び読み出しを行うことにより、送信者
から受信者へメッセージの転送を行う場合に、一つのメ
ッセージが送信されると、当該メッセージに対して複数
の回答メッセージを受信する回覧式電子メールシステム
に関する。
【0002】
【従来の技術】図17は、電子メールシステムの構成例
を示し、図18は、従来の電子メールシステムの管理ノ
ードの構成を示す。
【0003】図17に示す電子メールシステムは、利用
者間で電子メールの送受信を行うための電子メール管理
ノード100、300、400が利用者グループ毎に設
置され、電子メール利用者は、いずれかの電子メール管
理ノードに所属する。各電子メール管理ノード100、
300、400間には通信網200が設置される。ここ
で、電子メール管理ノード100の構成について説明す
る。但し、電子メール管理ノード300、400につい
ても同様の構成とする。
【0004】電子メール管理ノード100は、記憶装置
110と制御用計算機120より構成される。記憶装置
110は、ノード100にエントリされている利用者の
メールボックスを有する。図17の例では、利用者a,
b,cにそれぞれ対応する利用者用メールボックス11
1、112、113を有し、制御用計算機120は、メ
ールボックスとのメールの送受信を制御するメール送受
信制御部121、通信網200とのインタフェースのた
めの通信網インタフェース122、利用者端末a,b,
cとのインタフェースのための端末インタフェース12
3により構成される。
【0005】従来の電子メールサービスにおいては、送
信側では、端末が作成したメッセージを電子メール管理
ノード100に対して送信要求を発することにより、電
子メール管理ノード100は通信網200を介して受信
側に送出する。受信側の電子メール管理ノード300
は、受信したメッセージを記憶装置内の電子メールの宛
先に対応するメールボックスに登録し、宛先に対応する
端末に電子メールの到着を通知する。
【0006】また、各利用者毎に割り当てられた記憶領
域(メールボックス)に格納されたメッセージは利用者
による読み出しを契機に消去される。
【0007】上記の記憶装置110内のメールボックス
にメッセージが格納されている例を図19に示す。
【0008】図19に示すメールボックスには、問い合
わせメッセージ1、2、その問い合わせに対する回答と
して、回答者a,回答者bの回答メッセージが受信され
た順序で記憶される。
【0009】このように、従来の電子メールサービスの
基本機能要素は、通信網を利用したメッセージ伝送、及
び記憶装置を利用したメッセージの蓄積・読み出しであ
る。従来の電子メールサービスは、上記の基本機能要素
に端末部分におけるユーザインタフェースを付加して、
実現されており、これ以外の要素としては、メッセージ
の読み出し機能にフィルタ処理機能を付加することによ
り、メッセージを記憶装置から読み出す際に加工する程
度である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の電子メール
サービスでは、全てのメッセージを独立した1つのメー
ルとして扱っている。そのため、受信したメッセージで
回答を要求されている場合や、回答にあたって、他の受
信者の意見を参考にしたい場合には、受信者は新たに別
のメッセージを生成して、送信する或いは、電話、ファ
クシミリ等、他の通信手段を講じる必要がある。
【0011】しかし、新たなメール等で問い合わせを行
う場合、一つの案件に対して複数の受信者が複数のメー
ルを互いに送信することになり、通信コスト、通信設備
コスト、人的コスト等が非常に大きくなるという問題が
ある。
【0012】さらに、複数回答者が各々独立したタイミ
ングで回答メッセージを送るため、 複数の回答メッセージを取り出す操作が必要になる; 依頼内容と回答メッセージの対応付けが必要となる; 回答状況の管理が困難である;等の問題が発生する。
【0013】本発明は、上記の点に鑑みなされたもの
で、複数の利用者から送信メッセージに対する回答を受
信する際にも、問い合わせ者及び各回答者にとって送信
メッセージと回答内容の対応付けが容易で、常に各回答
者からの最新の回答状況を容易に参照できる回覧式電子
メールシステムを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の原理構
成図である。
【0015】本発明は、ある利用者から複数の利用者に
親メッセージを発し、親メッセージを受けた受信者が親
メッセージ発行した利用者及び親メッセージを受信した
利用者に親メッセージに対応する子メッセージを発行す
る回覧式電子メールシステムにおいて、利用者からメッ
セージ送信依頼を受け取ると送信メッセージが親メッセ
ージの場合は、メッセージを一意に特定できるメッセー
ジ識別子を生成し、子メッセージの場合は、子メッセー
ジに対応する親メッセージのメッセージ識別子を子メッ
セージのメッセージ識別子として付与すると共に、メッ
セージが親メッセージであるか子メッセージであるか子
メッセージであるかの親子種別を利用者からの指示に基
づいてメッセージに付与して相手利用者にメッセージを
送信するメッセージ送信手段30と、メッセージ受信時
に受信したメッセージが子メッセージの場合は、子メッ
セージ対応する親メッセージをメッセージ内で指定され
る利用者のメールボックス500より検索し、検索され
た親メッセージの内容に子メッセージの内容を反映させ
て更新し、メールボックス500に格納してメールの到
着を利用者に通知すると共に、受信した子メッセージを
廃棄し、受信したメッセージが親メッセージである場合
は、メッセージ内で指定される利用者のメールボックス
500にメッセージを格納し、利用者にメールの到着を
通知するメッセージ受信手段50と、利用者から親メッ
セージの読み出し依頼を受けると、読み出した親メッセ
ージが読み出された後にもメールボックス内に保持され
るように制御するメッセージ読み出し手段60とを有す
る。
【0016】また、メッセージ送信手段30には、子メ
ッセージを送信する場合に、子メッセージに対応する親
メッセージを検索し、親メッセージとの変更情報のみを
抽出して子メッセージの内容とする手段も付加すること
もできる。
【0017】また、本発明のメッセージ送信手段30に
は、送信時に、子メッセージのメッセージ部の後にコメ
ント識別子とコメント部を付加して子メッセージを作成
する子メッセージ生成手段を付加してもよい。
【0018】また、メッセージ受信手段50は、親メッ
セージに子メッセージの情報を反映させて親メッセージ
を更新する際に、子メッセージのコメント部を含めてマ
ージする手段を付加することもできる。
【0019】
【作用】本発明は、メール送受信制御部で問い合わせ内
容を表示する親メッセージと、問い合わせに対する回答
を表示する子メッセージを識別可能とし、子メッセージ
に対応する親メッセージが判別できることにより、メー
ル受信時に受信したメッセージが子メッセージの場合に
は、子メッセージに対応する親メッセージに子メッセー
ジの内容を反映させて、親メッセージの内容を更新して
保持すると共に、受信した子メッセージを廃棄し、かつ
メッセージを読み出してもメールボックスには読み出し
たメッセージを保持する。 問い合わせ元及び回答者は、メールボックスに保持し
ている1つの親メッセージを参照することにより、全回
答者の回答状況、回答内容を取得できる。 回答メッセージに含まれる問い合わせ内容の写し等、
無用のメッセージ情報を格納しておかなくともよい。
【0020】また、子メッセージの識別子を親メッセー
ジと同一にすることにより、どの親メッセージに対応す
る子メッセージであるかをメール送受信制御部で識別す
ることができ、受信された子メッセージは親メッセージ
に統合されるので、子メッセージとして親メッセージと
の変更情報即ち、回答内容のみをメッセージ内容とすれ
ばよく、回答メッセージサイズを小さくできる。
【0021】
【実施例】以下、図面と共に本発明の実施例を詳細に説
明する。
【0022】まず、本発明の概要を説明する。
【0023】本発明のシステムの構成は、図17と同様
であり、メッセージの配送については以下に示す通りで
ある。
【0024】図2は、メッセージの配送を示す。同図
(A)は、親メッセージ(問い合わせ元のメッセージ)
の送信時の流れを示し、同図(B)は子メッセージ(問
い合わせに対する回答者のメッセージ)の送信時の流れ
を示す。図3は、端末とメールボックス及び電子メール
送受信制御計算機との関係を示す。
【0025】図2(A)において、S/R0は問い合わ
せ元利用者の電子メール管理ノードであり、R1 〜Rn
は、回答者の電子メール管理ノードを示す。図2(A)
は、「問い合わせ元」と「回答者」という相対的な関係
を示した図であり、ある利用者は、問い合わせ元になる
場合も回答者の立場におかれる場合も生ずる。また、物
理的な電子メール管理ノードには、図1に示すように一
般に複数の利用者(のメールボックス)を収容して構成
する。
【0026】ここで、S/R0と表示しているのは、発
信者は親メッセージを生成するのみならず、受信者用電
子メール管理ノードR1〜Rnと同様に、親メッセージ
発信後は、他の受信者用電子メール管理ノードと同様に
そのメッセージを自分自身で受信し、自分のメールボッ
クスに親メッセージが保存されるようにする。同図に示
す矢印は、親メッセージの流れを示す。同図のように、
親メッセージが発信者用電子メール管理ノードS/R0
から送出されると、受信者用電子メール管理ノードR1
〜Rn は、親メッセージを受け取り、当該メッセージの
端末に対応するメールボックスにメッセージを蓄積す
る。
【0027】図2(B)において、各矢印は子メッセー
ジを示す。子メッセージを送信する場合には、受信端末
800は、端末に出力された親メッセージに基づいて、
親メッセージの質問事項に対する回答を含む子メッセー
ジを作成して、受信者用電子メール管理ノードR1(6
00)に対して子メッセージの送信指令を送る。受信者
用電子メール管理ノードR1(600)は、子メッセー
ジを作成し、電子メール管理ノードR0〜Rn に送信す
る。同子メッセージは自ノード宛てにも送信し、該子メ
ッセージを受信することにより、自ノードの親メッセー
ジを更新する。なお、自ノードの親メッセージ更新方法
としては、子メッセージの送信を契機としてメールボッ
クスから該当する親メッセージを読み出し、更新する方
法であてもよい。R1 の受信者の端末で受信者用電子メ
ール管理ノードR1 に対して、親メッセージの読み出し
要求を行った場合には、図3に示すように、受信者用電
子メール管理ノードR1 (600)は元の親メッセージ
510を記憶装置のメールボックス500に保持したま
ま、受信端末800に出力する。
【0028】上記のような子メッセージの送信・親メッ
セージの更新・送信操作を繰り返すことにより各受信者
の回答状況及び回答内容が全受信者に回覧させる。
【0029】次に、本発明の実施例で回覧するメッセー
ジについて説明する。。図4は、本発明の一実施例のメ
ッセージの構成を示す。同図(A)は問い合わせ者(発
信者)から発行される親メッセージの構成を示し、同図
(B)は、回答者(受信者)から発行される子メッセー
ジの構成を示す。
【0030】まず、同図(A)に示す親メッセージは、
ヘッダ部1、メッセージ部2、問い合わせ部3、及び回
答表示部4より構成される。
【0031】ヘッダ部1は、メッセージの配送に必要な
情報及び以下のようなインデックスを含む。
【0032】Sort: Ippan / Kaiaran ID: User ID : Date : Serial No : p / d “Sort: は、当該メッセージが通常メッセージである
か、回覧メッセージであるかを示すものであり、“ID
:”は、回覧型メッセージのみに付加する項目であっ
て、第2フィールドから第4フィールドまでは、親メッ
セージ発信者、発信日時、発信番号により構成され、一
意性を有する記号列である。第5フィールドは、親メッ
セージ、子メッセージの種別を示す。これにより、メッ
セージの種別判定が可能となる。但し、“/”は『或い
は』の意味であり、このp,dは、メッセージに付与す
る識別子であり、pは親メッセージ、dは親メッセージ
発信者からの消去メッセージを示す。消去メッセージに
ついては後述する。
【0033】次に、問い合わせ部3は送信者から受信者
への問い合わせ内容である。
【0034】回答表示部4は、受信者からの回答が書き
込まれる部分であり、親メッセージの発信段階では、通
常は空白となっている。同図において、数字1、2は質
問番号であり、アルファベットは回答者を表す(回答者
名を直接入れてもよい)。これにより、利用者は、回答
である子メッセージの内容として、同図(B)に示すよ
うに子メッセージの発信者、質問番号、当該質問に対す
る回答のみを指定し、ヘッダ部に子メッセージであるこ
とを表示することにより、容易に子メッセージを作成で
きる。
【0035】同図(B)に示す子メッージは、同図
(A)の親メッセージと同様の構成であり、ヘッダ部
1、メッセージ部2、問い合わせ部3、回答表示部4か
ら構成される。ヘッダ部1は親メッセージと同様に、メ
ッセージの配送に必要な情報及び以下のようなインデッ
クスを含む。
【0036】Sort: Ippan / Kaiaran ID: User ID : Date : Serial No : c “Sort: ”は、当該メッセージが通常メッセージである
か、回覧メッセージであるかを示すものであり、“ID
:”は、回覧型メッセージのみに付加する項目であっ
て、親メッセージの識別子(ID)が設定される。第2フィ
ールドから第4フィールドまでは、親メッセージ発信
者、発信日時、発信番号により構成され、一意性を有す
る記号列である。第5フィールドの親子種別“c”は、
子メッセージであることを表す。
【0037】回答表示部6は、親メッセージからの問い
合わせに対して回答となる部分である。同図の例では、
利用者が回答表示部4のA−1の欄に“y”を、A−2
の欄に“n”を記入して、回答者Aが回答する時には、
回答者Cの回答が既に受信あれていることを示す。Aは
Cの回答内容を参考に出欠を判断できる。
【0038】他利用者に送信する場合は、メッセージ送
信部でメッセージ部と問い合わせ部を除去して、ヘッダ
部と回答表示部を子メッセージとして送る。さらに、A
からの回答の場合には回答表示部のAの回答内容のみを
メッセージ内容とすれば、子メッセージのサイズをさら
に小さく構成できる。
【0039】以下、電子メールシステムにおける電子メ
ール管理ノードの制御用計算機で行われる送信、受信、
親メッセージの読み出し等の各処理について説明する。
【0040】本例では、子メッセージにコメントが付加
された場合を示す。
【0041】図5は、本発明の一実施例の制御用計算機
のブロック図を示す。同図に示す構成のうち、図1と同
一構成部分には、同一符号を付す。
【0042】制御用計算機600は、通信網インタフェ
ース610、メール送受信インタフェース620、端末
インタフェース630、メッセージ送信部30、メッセ
ージ受信部50、メッセージ検索部60より構成され
る。
【0043】《メッセージ送信時の動作》図6は、本発
明の一実施例の制御用計算機のメッセージ送信部の構成
を示す。同図に示す制御用計算機600のメッセージ送
信部30は、指令入力部31、親子種別判定部32、親
メッセージインデックス生成部33、送信部34、コメ
ント分離部35、親メッセージ検索部37、差分生成部
38、子メッセージインデックス生成部39より構成さ
れる。
【0044】上記のメッセージ送信部30の動作を図7
に基づいて説明する。
【0045】まず、指令入力部31で利用者端末装置か
らメッセージの送信指令及び送信メッセージを受信し
(ステップ601)、親子種別判定部32が、指令入力
部31より入力されたメッセージが親メッセージである
か、子メッセージであるかを判定し(ステップ60
2)、送信すべきメッセージが親メッセージである場合
には、親メッセージインデックス生成部33において、
親メッセージインデックスを生成し、送信部34に渡す
(ステップ603)。送信部34は、生成された親メッ
セージを発信者自身及び送信先として指定された各受信
者に通信網を介してメッセージの宛先に指定されている
各利用者に宛て送出する(ステップ604)。
【0046】図8は、第4のメッセージを簡略化して示
したものであり、本発明の一実施例の送信時の親メッセ
ージの例を示す。同図に示す親メッセージは、メッセー
ジ識別子“ID1”、メッセージ種別は親メッセージで
あるので“p”、問い合わせメッセージ“MSG:1”
により構成される。
【0047】一方、ステップ602において、子メッセ
ージであると判定された場合には、コメント分離部35
において、メッセージのうち、コメント部を分離する
(ステップ605)。分離されたコメント部を新たな通
常メールまたは、新たな親メッセージとして作成し、送
信部34より送信する(ステップ606)と共に、親メ
ッセージ検索部37に子メッセージを渡す。親メッセー
ジ検索部37は、送信すべき子メッセージに対応する親
メッセージを記憶装置のメールボックス500より検索
し、差分生成部38に渡す(ステップ607)。差分生
成部38は、検索された親メッセージと当該子メッセー
ジの差分内容を子メッセージの回答内容としてメッセー
ジ部を組み立て、(ステップ608)、子メッセージイ
ンデックス生成部39において、親メッセージのインデ
ックスと子メッセージである種別“c”と共に、差分を
用いて子メッセージのインデックスを生成し、送信部3
4に渡す(ステップ609)。送信部34は、子メッセ
ージを通信網を介してメッセージの宛先に指定されてい
る受信者のメール管理ノードに送信する(ステップ61
0)。
【0048】このように差分情報のみを子メッセージと
して送信することでメッセージの通信量を低減すること
ができる。
【0049】また、ステップ608において、差分情報
を求めずに、親メッセージと子メッセージをそのまま編
集して子メッセージとして送信する方法や、端末個々で
差分情報のみを子メッセージとして生成する。この場合
は処理が簡略化できる。
【0050】図9は、本発明の一実施例の送信時のコメ
ント部を持つ子メッセージの例を示す。同図に示す子メ
ッセージは、親メッセージ識別子をそのまま移行し“I
D1”とし、メッセージ種別は、子メッセージであるの
で“c”、問い合わせメッセージMSG:1に対応する
回答メッセージを“msg1−A”とする。ここで、子
メッセージにコメントがある場合には、コメント部7を
分離して、宛先を付与して通常メッセージとして送信す
る。
【0051】《メッセージ受信時の動作》次に、メッセ
ージを受信した場合について説明する。
【0052】図10は本発明の一実施例の制御用計算機
のメッセージ受信部の構成を示す。同図に示すメッセー
ジ受信部50は、メッセージ受信受付部51、親子種別
判定部52、メッセージ蓄積部53、親メッセージ検索
部54、親メッセージ加工部55、親メッセージ更新部
56及び子メッセージ廃棄部57より構成される。
【0053】上記の構成のメッセージ受信部50の動作
を図11に示す。以下の説明では端末へのメッセージ到
着の通知を省略している。到着通知は、既存する電子メ
ールシステムと同様でり、着信メッセージをメールボッ
クスに格納した後行われる。
【0054】メッセージ受信受付部51は通信網を介し
てメッセージを受信し(ステップ701)、受信したメ
ッセージを親子種別判定部52において、親メッセージ
か子メッセージかの判定を行い(ステップ702)、当
該メッセージが親メッセージである場合には、メッセー
ジ蓄積部53より記憶装置のメールボックス500へ蓄
積する(ステップ703)。メッセージがメールボック
ス500に格納されると、図5の端末インタフェース6
30を経由して利用者にメールの到着が通知される。
【0055】ステップ702において、当該メッセージ
が子メッセージである場合には、親メッセージ検索部5
4が、子メッセージに付与されている親メッセージの識
別子を用いて、子メッセージの識別子に基づいて親メッ
セージをメールボックス500より検索し、読み出す
(ステップ704)。親メッセージ加工部55は、子メ
ッセージとして受信した差分情報を用いて、検索した親
メッセージに子メッセージの情報を追加して更新し、親
メッセージ更新部56に渡す(ステップ705)。親メ
ッセージ更新部56は、メールボックス内の元の親メッ
セージを廃棄して、変更後の親メッセージをメールボッ
クス500に蓄積する(ステップ706)。子メッセー
ジ廃棄部57は、子メッセージが親メッセージの更新が
終了したら不要となるため廃棄する(ステップ70
7)。利用者へのメール到着通知については親メッセー
ジの場合と同じである。
【0056】なお、メールボックスに格納されている同
一のメールに対して書込みがあった場合に元のメッセー
ジ内容を新たに格納されるメッセージに置換するようメ
ールボックスが構成されている場合、親メッセージ更新
部は不要となる。
【0057】図12は、本発明の一実施例の受信時にお
いて更新された親メッセージの例を示す。更新された親
メッセージは、親メッセージ識別子は“ID1”のまま
であり、メッセージ種別は“p”とし、メッセージ部
は、問い合わせメッセージMSG1に差分情報である
“msgA”が付与される。この形態のメッセージが親
メッセージとしてメールボックス500に登録される。
【0058】《親メッセージ読み出し時の動作》次に、
親メッセージ検索部60が記憶装置のメールボックス5
00の内容を読み出す動作を詳細に説明する。図13
は、本発明の一実施例の親メッセージ検索部の詳細構成
を示し、図14は、本発明の一実施例の親メッセージ検
索部の動作を示すフローチャートである。
【0059】親メッセージ検索部60は、読み出し指令
受信部61、回覧型メッセージ保存部62及びメッセー
ジ読み出し部63より構成される。
【0060】読み出し指令受信部61は、読み出し指令
を受け(ステップ801)、回覧型メッセージ保存部6
2において、受信したメッセージをコピーし、コピーし
たメッセージを記憶装置のメールボックス500に保存
し(ステップ802)、回覧型メッセージ読み出し部6
3は元のメッセージに対する読み出し処理を行い、元の
親メッセージをメールボックス500から除去する(ス
テップ803)。
【0061】図15は、本発明の位置実施例の問い合わ
せ元のメールボックスの内容を示す。上記の実施例のよ
うに親メッセージ及び子メッセージが操作されることに
より、図15(A)に示すようにメールボックス500
には、回覧型メッセージ及び通常メッセージが蓄積され
る。各回覧型メッセージには回答者からの回答内容が子
メッセージとして受信され、該当する親メッセージに順
次反映される。同図(B),(C),(D)は、回覧型
メッセージ1に対応する回答表示部の内容を示す。図1
5(B)は親メッセージを受信した直後の内容であり、
回答欄は空白、同図(C)は回答者Cからの子メッセー
ジを受信後に読み出した状態を示し、同図(D)は回答
者Cからの回答を受信後、さらに回答者Aからの回答を
受信した場合のメールボックスで格納されている回覧メ
ッセージ(親メッセージ)の内容を示している。従っ
て、どの親メッセージに対してどのような回答メッセー
ジである子メッセージがどの回答者から得られたかを認
識することが可能であると共に、メールボックスの資源
が節約させる。
【0062】なお、上記実施例において、子メッセージ
の送信時にコメント部7を子メッセージとして送信する
メッセージ部と分離して、通常メッセージとして送信す
ることを説明したが、上記のステップ605において分
離され、コメント送信部34で送信されるコメント部
は、親メッセージに対する回答には直接は関係がない部
分であって、回覧型メッセージの新規の親メッセージと
して送信することができ、その選択を子メッセージの送
信者が行うが、コメント部7を通常のメッセージとして
送信する場合には、受信者を設定し直すことが可能であ
り、コメント部7を回覧型の親メッセージとして送信す
る場合には、元の回覧型メッセージを受信者全員に向け
て送信する。
【0063】また、以下の方法による送信も可能であ
る。図16は、本発明の他の実施例のコメント部の送信
を説明するための図である。同図(A)に示す例は、子
メッセージと分離されたコメント部800に、子メッセ
ージの識別子“ID1”をコピーしてメッセージ識別子
810とし、送信元ID820を付与して、メッセージ
の宛先に送信することも可能である。これにより、問い
合わせ元、及び回答者がこのメッセージを受け取ると、
メッセージ識別子の親メッセージに対するコメントであ
ることが把握できる。
【0064】また、同図(B)に示す例は、受信者が子
メッセージを送信する際に子メッセージの差分情報のみ
ならず、子メッセージのコメント部を含めてメールボッ
クス500より検索された親メッセージに付加し、これ
に親メッセージのインデックスを“ID1”と、子メッ
セージの種別である“c”を付与して送信する。これに
より、子メッセージにコメント部が含まれているため、
このメッセージを受信した者はメッセージと共に送信者
の意見等のコメントを参考にして、回答することができ
る。
【0065】また、同図(C)に示す例は、差分情報を
利用者側で作成するとともにコメント部にメッセージに
対する所感を加えている例である。同図(B)に示すコ
メント部に同図(C)に示すようなコメントが挿入され
ていると、同図(B)に示すようなメッセージを受け取
った受信者は、当該メッセージを送出した人の回答を参
考にすることができる。
【0066】尚、親メッセージをメールボックスより消
去する場合には、各利用者が自分のメールボックス内の
メッセージを指定して消去指示すればよい。さらに、親
メッセージ送信時にメッセージ種別を“d”として受信
者の制御用計算機600に送信する。これにより受信者
が親メッセージ作成者により作成された消去メッセージ
を受け取った場合にのみ、メールボックスに保存されて
いた親メッセージを消去する。
【0067】従って、親メッセージの発信者は、発信し
た回覧メッセージの必要性が消滅した場合に制御用計算
機に保存されたメッセージを消去することができる。
【0068】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、新規に
受信した子メッセージの内容に従って、記憶装置に記憶
した親メッセージを加工することが可能となり、これに
より、複数の受信者に対して発信された問い合わせメッ
セージに対して受信者は、他の受信者の動向を知りつつ
自己の意思を決定することが可能となる。実際の社会に
おける具体的な実例として、地域行事に参加するか否か
を決定する場合、用事がないから参加する、用事がある
から参加しないといった単純な意思決定ではなく、Aさ
んが参加するから私も参加する、或いは、その逆など周
囲の動向によって意思決定た左右される場合が非常に多
い。従来の電子メールサービスにおいては、他人の動向
を知るためには、新たに別のメールを送信する、或い
は、電話等で問い合わせるといった手段を講ずる必要が
ある。しかし、本発明を用いるとにより、新たなメール
を発信し、応答を待つといった別の手段を講じることな
く、他の受信者の動向を知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】メッセージの配送の流れを示す図である。
【図3】端末、メールボックス、及び電子メール制御計
算機との関係を示す図である。
【図4】本発明の一実施例のメッセージの構成図であ
る。
【図5】本発明の一実施例の制御用計算機のブロック図
である。
【図6】本発明の一実施例の制御用計算機のメッセージ
送信部の構成図である。
【図7】本発明の一実施例のメッセージ送信動作を示す
フローチャートである。
【図8】本発明の一実施例の送信時の親メッセージの例
を示す図である。
【図9】本発明の一実施例の送信時の子メッセージの例
を示す図である。
【図10】本発明の一実施例の制御用計算機のメッセー
ジ受信部の構成図である。
【図11】本発明の一実施例のメッセージ受信動作を示
すフローチャートである。
【図12】本発明の一実施例の親メッセージ検索部の構
成図である。
【図13】本発明の一実施例の親メッセージ検索部の動
作を示すフローチャートである。
【図14】本発明の一実施例の受信時において更新され
た親メッセージの例を示す図である。
【図15】本発明の一実施例の問い合わせ元のメールボ
ックスの内容を示す図である。
【図16】本発明の他の実施例のコメント部の送信を説
明するための図である。
【図17】電子メールシステムの構成例を示す図であ
る。
【図18】従来の電子メールシステムの管理ノードの構
成図である。
【図19】従来の記憶装置のメールボックスの内容を示
す図である。
【符号の説明】
1 ヘッダ部 2 メッセージ部 3 問い合わせ部 4 回答表示部 5 ヘッダ部 6 メッセージ部 7 コメント部 30 メッセージ送信手段、メッセージ送信部 31 指令入力部 32 親子種別判定部 33 親メッセージインデックス生成部 34 送信部 35 コメント分離部 37 親メッセージ検索部 38 差分生成部 39 子メッセージインデックス生成部 50 メッセージ受信手段、メッセージ受信部 51 メッセージ受信受付部 52 親子種別判定部 53 親メッセージ蓄積部 54 親メッセージ検索部 55 親メッセージ加工部 56 親メッセージ更新部 57 子メッセージ廃棄部 60 メッージ読み出し手段、メッセージ検索部 61 読み出し指令受信部 62 回覧型メッセージ保存部 63 メッセージ読み出し部 500 メールボックス 510 親メッセージ 600 電子メール制御手段 610 メール送受信インタフェース 620 通信網インタフェース 630 端末インタフェース

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ある利用者から複数の利用者に親メッセ
    ージを発し、該親メッセージを受けた受信者が親メッセ
    ージ発行した利用者及び親メッセージを受信した利用者
    に該親メッセージに対応する子メッセージを発行する回
    覧式電子メールシステムにおいて、 利用者からメッセージ送信依頼を受け取ると送信メッセ
    ージが親メッセージの場合は、メッセージを一意に特定
    できるメッセージ識別子を生成し、子メッセージの場合
    は、該子メッセージに対応する親メッセージのメッセー
    ジ識別子を子メッセージのメッセージ識別子として付与
    すると共に、該メッセージが親メッセージであるか子メ
    ッセージであるか子メッセージであるかの親子種別を利
    用者からの指示に基づいてメッセージに付与して相手利
    用者にメッセージを送信するメッセージ送信手段と、 メッセージ受信時に受信したメッセージが子メッセージ
    の場合は、該子メッセージ対応する親メッセージをメッ
    セージ内で指定される利用者のメールボックスより検索
    し、該検索された親メッセージの内容に子メッセージの
    内容を反映させて更新し、該メールボックスに格納して
    メールの到着を利用者に通知すると共に、該受信した子
    メッセージを廃棄し、受信したメッセージが親メッセー
    ジである場合は、メッセージ内で指定される利用者のメ
    ールボックスに該メッセージを格納し、該利用者にメー
    ルの到着を通知するメッセージ受信手段と、 利用者から親メッセージの読み出し依頼を受けると、読
    み出した親メッセージが読み出された後にもメールボッ
    クス内に保持されるように制御するメッセージ読み出し
    手段とを有する回覧式電子メールシステム。
  2. 【請求項2】 前記メッセージ送信手段は、 子メッセージを送信する場合に、該子メッセージに対応
    する親メッセージを検索し、親メッセージとの変更情報
    のみを抽出して該子メッセージの内容とする請求項1記
    載の回覧式電子メールシステム。
  3. 【請求項3】 前記メッセージ送信手段は、 送信時に、前記子メッセージのメッセージ部の後にコメ
    ント識別子とコメント部を付加して子メッセージを作成
    する子メッセージ生成手段を含む請求項1記載の回覧式
    電子メールシステム。
  4. 【請求項4】 前記メッセージ受信手段は、 前記親メッセージに子メッセージの情報を反映させて該
    親メッセージを更新する際に、前記子メッセージの前記
    コメント部を含めてマージする請求項1記載の回覧式電
    子メールシステム。
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