JPH07183819A - 変更動的プログラミング・ヒューリスティックを使用するパーシャル・レスポンス波形検出方法及び手段 - Google Patents

変更動的プログラミング・ヒューリスティックを使用するパーシャル・レスポンス波形検出方法及び手段

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JPH07183819A
JPH07183819A JP6206304A JP20630494A JPH07183819A JP H07183819 A JPH07183819 A JP H07183819A JP 6206304 A JP6206304 A JP 6206304A JP 20630494 A JP20630494 A JP 20630494A JP H07183819 A JPH07183819 A JP H07183819A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複雑度が低減されるビタビ・タイプの復号器
を提供する。 【構成】 ビタビ復号器が、パーシャル・レスポンス符
号化信号のトレリス内の各ノードに関し、ノード上の分
岐メトリック加算をシフトして処理するように変更され
た再帰プロセッサを有する。それにより、そのノードに
おいて終了する前任サバイバ・メトリックに対する比
較、選択、加算オペレーションの順序が有効となり、そ
のノードにおいて終了する前任シーケンスのメトリック
を比較し、サバイバ・シーケンスを選択し、シフトされ
た分岐メトリックを選択されたサバイバ・シーケンスの
メトリックに加算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は畳み込み符号(convolut
ional code)の最尤復号化に関し、特に、上記コード及
び特にパーシャル・レスポンス波形のビタビ(Viterbi
)復号化に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明はパーシャル・レスポンス(part
ial response)波形のビタビ復号化の実現における複雑
度の低減を扱う。この進歩を評価するために、従来技術
の幾つかの態様について簡単に述べる。これらは通信パ
ス制約条件、及びパスの特性に適合する畳み込み符号
化、すなわち畳み込み符号化シーケンスのビタビ復号化
及びそのトレリス表現(trellis representation)、並
びにパーシャル・レスポンス・チャネル、コード及び波
形の使用を含む。
【0003】ノイズ性パスにおけるチャネル及び信号コ
ード及び通信:総称的に通信システムは情報源、符号
器、ノイズ・フリーのまたはノイズ性のチャネル、復号
器及びシンク(sink)を含む。それに関連して、情報理
論に関するシャノン(Shannon )の定理は、信号電力、
チャネル・ノイズ及び使用可能帯域幅がチャネル上の通
信レート(ビット/秒)を制限することを述べている。
またチャネル上には、情報を変更したり消去したりする
可能性のある、ソースにより生成された情報以外の多数
の信号またはプロセスが存在する。
【0004】ノイズ、ジッタまたは他の原因によるチャ
ネル上またはその一部における符号化記号ストリングの
誤りまたは消去は、明らかに時間的または振幅における
ストリングの不適な変調となる。その結果、受信コード
・ストリングが誤って識別されたり、全く識別されなか
ったりする。こうしたチャネルに起因する障害の影響を
低減するために、通信システム符号器は、チャネル変調
符号化及び信号変調符号化を使用する。チャネル・コー
ドはソースからのビット・ストリングに冗長性を追加
し、一方、信号符号化は、例えばタイミング情報などを
保持することにより、波形の検出性を向上させる。幾つ
かの技術では、これらの両者の態様を組合わせる。
【0005】畳み込み符号(Convolutional Codes):
畳み込み符号は、通信及び磁気記録の両方において使用
されるチャネル及び信号符号化の一般的クラスである。
【0006】(n、k、m)畳み込み符号は、コード・
レートR=k/n及びk<n、メモリ・オーダm、k入
力、及びn出力を有する符号器により生成される符号化
シーケンスのセットである。すなわち、畳み込み符号器
はあらゆるk<nなる入力ビットに対してn出力ビット
を生成する。(3、1、2)または(2、1、6)など
の特定の畳み込み符号の性能は、使用される復号化アル
ゴリズム及び距離特性(distance property )に依存す
る。畳み込み符号はチャネル・コードとして有利に使用
される。なぜなら、これらは1コードワード当たりのビ
ット数を拡張し、ビット当たりのノイズを減少するから
である。パーシャル・レスポンス4(PR4)などの畳
み込み信号符号化はデジタル・フィルタのように振舞
い、それにより記号間干渉を制御することによりスペク
トル・シェーピング(spectralshaping)を可能とす
る。
【0007】畳み込み符号化は有限状態マシン上で、入
力2進シーケンスと符号器のインパルス応答との離散時
間畳み込み(discrete time convolution )として表さ
れ、実行される。
【0008】ビタビ復号化(Viterbi Decoding):畳み
込み符号とビタビ復号化の組合わせは、誤り訂正技術に
おいて広く使用される。畳み込み符号化シーケンスを最
小の記憶により復号化するために、完全なコードワード
が受信される以前に、復号化プロセスを開始することが
要求される。コードワードが有向路に対応するか、状態
図を横断することが知られている。ビタビ復号化アルゴ
リズムは、コード・ツリー(code tree )または状態図
を調べる代替方法である。ツリー・コードがグラフ上に
マップされる範囲では、ビタビ検出は重み付け有向グラ
フ(トレリス)における最短パスを見い出す動的プログ
ラミング問題と等価である。
【0009】ビタビ復号器は、記号間干渉を有する帯域
制限チャネル上の伝送シーケンスの最尤予測を生成する
ために使用される。すなわち、ビタビ復号器は可能性の
あるノイズレスのチャネル出力シーケンスのセットか
ら、例えば受信シーケンスの自乗誤差の合計などの受信
サンプルのシーケンスに関する距離メトリック(距離関
数)を最小化するシーケンスを選択する。この意味にお
いて、ビタビ復号器は誤り訂正機能も実行する。
【0010】時間順序化状態図としての畳み込み符号器
または復号器のトレリス表現:上述のように、ビタビ・
アルゴリズムは復号化の図式構造としてトレリスを使用
する。"トレリス(trellis )"は有向グラフであり、そ
のノードは時刻kにおける符号器状態を示す。各ソース
記号に対して、それに関連する分岐が時刻kにおける状
態から時刻k+1における状態に移行する。
【0011】再度述べるが、トレリスは畳み込み符号器
の時間に関する拡張状態図である。すなわち、各時間単
位が別々の状態図により表され、ここで、2進状態数N
は2(m-1) であり、mはコードの制限長(コーダ内で必
要なシフト・レジスタ・ステージの数)である。
【0012】トレリスの重要性は、トレリス内のノード
数が2進入力記号の数の増加に伴って大きくならずに、
(m-1) に維持される点である。
【0013】パーシャル・レスポンス・チャネル、符号
化及び波形:Hillによる"A First Course in Coding Th
eory"(copyright 1986 by OxfordUniversity Pres
s)、Clarkらによる"Error Correction Coding for Dig
italCommunications"(copyright 1981 by Plenum Pres
s)、Goldieらによる"Communication Theory"(copyrig
ht 1991 by Cambridge University Press )などの情
報、通信及び符号化理論に関するテキストは、一般に磁
気または光記録チャネルではなく通信を扱う。この参考
書の不備な点は、部分的にWatkinson による"Coding fo
r Digital Recording"(copyright 1990 by Focal Pres
s )により補修される。
【0014】Watkinson は、磁気記録チャネルが部分的
に通信チャネルと異なることを、読出し/書込みヘッド
及び磁気ディスク(ヘッド、ディスク及びアクセス・ア
ーム・アセンブリまたはHDAとしても知られる)を含
む観点から指摘する。HDAはリニア・フィルタとして
作用する。なぜなら、その周波数応答が微分器及びロー
パス・フィルタから形成されるカスケードの周波数応答
に類似するからである。また磁気記録チャネルは、その
記号間干渉が1−D、1−D2 、または1+D−D2
3の周波数インパルス応答を有するパーシャル・レス
ポンス・チャネルにより近似されるシステムとしてモデ
ル化される。こうしたシステムに対して書込み方向に提
供される1及び0(或いは一般に+a、−a)の2進符
号化パルス列は、+1、0及び−1(或いは+c、d、
−c)の3値出力(ternary output)を生じる。Watkin
son はパーシャル・レスポンス・クラス4コード(PR
4)について明示的に述べている。他の参考文献は、拡
張PRMLまたはEPRMLとも称されるPR4の拡張
について述べている。
【0015】チャネル・コードを形成し、入力信号をチ
ャネルの書込み方向に適合させるために、2進信号が記
号間干渉を考慮して、読出し/書込みヘッド及びアナロ
グ−デジタル変換器の組合わせにより、3値信号シーケ
ンスにマップされる。読出し方向において、3値信号の
シーケンスは、1及び0の2進ストリングを生成するよ
うにビタビ復号化される。パーシャル・レスポンス符号
化は、結果的に畳み込み符号化形式としてのチャネル・
コードと、信号コードまたは波形の両方を組合わせる。
【0016】ビタビ復号化、トレリスを通過するパス、
メトリック計算、及び複雑度:Communications Magazin
e、pp.46-55、1991年5月)は、トレリスが遷移動
力学(transition dynamics )を、遷移図及び遷移レー
ト1/Tが時間的に一定であり、N状態を有する任意の
離散時間有限状態マシンにおける2次元グラフ形式によ
り示すことを指摘する。このグラフは垂直方向において
はN状態s(i)により、また水平方向には時間インス
タンスkT(T=1)により記述される。時間インスタ
ンスkの状態は、時間間隔(k、k+1)の分岐によ
り、時刻k+1の状態と関連される。
【0017】
【0018】
【0019】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、複雑
度が実質的に低減されるビタビ・タイプの復号器を提供
することである。
【0020】本発明の関連する目的は、こうした複雑度
の低減を、復号化遅延を増すことなしに達成するビタビ
復号器を提供することである。
【0021】本発明の別の目的は、単純化したトレリス
最大化または最小化、及び分配ノード処理を使用する、
チャネル符号化シーケンスのビタビ復号化ための方法及
び手段を提供することである。
【0022】本発明の別の目的は、マッチ・フィルタ
(MF:matched filter)或いはホワイト・マッチ・フ
ィルタ(WMF:whitened matched filter )として動
作する、パーシャル・レスポンス・タイプのチャネル符
号化シーケンスのビタビ復号化のための方法及び手段を
提供することである。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、ラベル
化有向グラフにもとづくトレリス上に投影されるパーシ
ャル・レスポンス波形のビタビ検出を変更することによ
り達成される。これは動的プログラミング・ヒューリス
ティック(heuristic )により、トレリス内の各ノード
におけるオペレーションの順序を変更することにより達
成される。順序の変更は実質的に処理を単純化し、コン
ポーネントを低減する。その結果、N状態は従来技術に
おいて使用された2N個の加算器ではなく、ほぼN個の
加算器または累算器を必要とする。
【0024】本発明では、各トレリス・ノードにおいて
サバイバ・シーケンスを確実にする、従来技術による加
算/比較/選択オペレーションの順序化セットが、比較
/選択/加算オペレーションの順序化セットにより置換
される。後述されるように、コンポーネント及び電力消
費の低減は、2進パーシャル・レスポンス・チャネル上
での最尤(ビタビ)検出のための変形トレリス構造が、
1トレリス状態につきほぼ1加算器で近似される事実に
由来する。
【0025】本発明によるビタビ復号化方法及び手段
は、(a)各順序化セット内のオペレーション(比較、
選択、加算)の順序を、グラフのノード上における分岐
メトリック加算をシフトすることにより変更するステッ
プ、(b)各ノードにおいて終了する各前任サバイバ・
シーケンスのメトリックと、再帰的ステップには無関係
な一定値により増分される各前任サバイバ・シーケンス
のメトリックとを比較することにより、各ノードにおけ
るサバイバ・シーケンスを選択するステップ、及び
(c)各ノードにおいて、サバイバ・シーケンスのメト
リックに、シフトされた分岐メトリックを加算するステ
ップ、を含む。
【0026】
【実施例】図1を参照すると、従来技術による畳み込み
符号器8が示される。2進ビット・ストリングb(i)
がシフト・レジスタ3に供給される。パス13及び9上
の出力c(i、1)及びc(i、2)は、符号器のイン
パルス関数を所定のシフト・レジスタ・ステージの内容
のXORとして適切に"畳み込む(convolving)"ことに
より獲得される。換言すると、この符号器は"メモリ"を
有する有限状態マシンであり、その出力は入力とマシン
の"状態"との関数である。この点で、c(i、1)はレ
ジスタ3のステージb(i)及びb(i−2)のXOR
5として獲得され、c(i、2)はレジスタ・ステージ
b(i)、b(i−1)及びb(i−2)のXOR7と
して獲得される。すなわち、入力1において供給される
各"0"または"1"ビットに対して、所定の範囲またはス
パン内のb(i)及び以前のビット入力を考慮して、1
対のビットc(i、1)及びc(i、2)が出力13及
び9上に生成される。レジスタ3は、b(i−1)位置
からの現内容が次のコード・サイクルの間に1位置右に
シフトされる時、b(i−2)位置の現内容がパス11
上にフラッシュ・アウトされるか、上書きされるように
左から右にシフトする。
【0027】c(i、j)が符号器出力jのi番目のビ
ットを指定する場合、各c(i、j)は、指定されるシ
フト・レジスタ・ステージのブール値の特定のXOR多
項式関数である。これは異なる畳み込み符号が、多かれ
少なかれ入念な現在及び過去の入力ビットの論理結合に
より、出力を形成することを意味する。すなわち、
(3、1、2)コードは(2、1、16)コードとは異
なる。前者は1/3レートを有し(3インパルス関数に
より表される各入力ビットに対して、3出力ビットを生
成)、後者は1/2レートを有する。前者は出力を決定
するために2レジスタ位置に跨り、後者は16レジスタ
位置に跨る。
【0028】図2を参照すると、パーシャル・レスポン
ス波形符号器及び状態図が示される。この符号器タイプ
は、畳み込みチャネル・コーダ及び信号コーダの態様を
結合する。そのインパルス応答(G(D)=1−D2
ここで、D=ユニット遅延)は、磁気記録チャネルの特
性により近く一致する。2進入力波形が2進振幅レベル
間の変化を検出するのに十分なレート1/Tにおいてサ
ンプリングされるように示される。3値出力が同一レー
トにおいて生成される。
【0029】図2のパーシャル・レスポンス符号器で
は、2進入力がパス1を介して、シフト・レジスタ3に
供給される。パス13上で得られる符号器出力c(i)
は、差分器5により形成されるb(i)及びb(i−
2)レジスタ状態の3値関数{+1、0、−1}であ
る。2つのレジスタ・ステージb(i−1)、b(i−
2)は4つの異なる有限マシン状態、すなわち{00、
11、10、01}を提供する。符号器入力及び出力は
状態間の各遷移をラベル化する。例えば状態00では、
0入力は0符号器出力を生成し、符号器は00状態に維
持される。これは "0/0" として表現される。それに
対して00状態から始まり、1入力は1出力を生成し、
10状態へ遷移する。同様に10状態における1入力は
1出力を生成し、11状態へ遷移する。また符号器が1
1または01状態にあり、入力が0の時、"−1"出力が
獲得される。
【0030】図3を参照すると、2重コード(DICODE)
・パーシャル・レスポンス・コードの状態図及びトレリ
スが示される。インパルス応答1−D2 =(1−D)
(1+D)は、偶数周期においてサンプリングされる2
進入力に応答して1−Dに変換され、奇数周期において
サンプリングされる2進入力に応答して、1−Dに変換
される。こうした応答の状態図が、1ビット・メモリを
有する2状態マシンとして示され、ここで、c(i)=
b(i)−b(i−1)である。符号器が状態0の場
合、これは各0入力に対して状態0を維持し、0を出力
する。1入力は1出力及び状態0から状態1への遷移を
生じる。同様に状態1における1入力は0出力を生じ、
符号器はその状態を維持する。それに対して0入力は−
1出力及び状態1から状態0への遷移を生じる。
【0031】図3に示されるように、"トレリス"は有向
図形構造であり、そのノードは時刻iにおける符号器状
態を示す。各ソース記号において、それに関連する分岐
が時刻iにおける状態から、時刻i+1における状態へ
移行する。縦座標は状態を示し、これは状態図において
ノードとして表され、横座標はステージまたは時間間隔
を示す。時間間隔i−1において状態1で開始する入力
シーケンス1、0、1は、3値出力0、−1、1を生成
する。符号化が状態0で開始されると、出力シーケンス
は1、−1、0となる。通常、デフォルト状態が曖昧さ
を解決するために使用される。
【0032】図4を参照すると、ビタビ復号器及び符号
器と磁気記録チャネルにおける設定が示される。読出し
/書込みトランスジューサまたはヘッド及びフィルタ・
アセンブリ4は、書込みの際にはトラックに沿って媒体
2の磁気状態を変更し、読出しの際にはトラックの状態
をセンスする。2進シーケンスが畳み込み符号器8に供
給される。畳み込み符号器8からのシーケンスは、デジ
タル−アナログ変換器(D/A)14に供給される。D
/A14からの時間変化するアナログ出力は、次にヘッ
ド及びフィルタ・アセンブリ4に書込み方向に供給され
る。同様にヘッド及びフィルタ・アセンブリ4からの時
間変化するアナログ出力は、アナログ−デジタル(A/
D)変換器16に供給される。そこから出力されるパー
シャル・レスポンス出力が、パス15を介して、読出し
方向にビタビ復号器17に供給される。ビタビ復号器は
最初に符号化され、磁気媒体上に記録されたデータに関
する最適な予測ビット・ストリームをパス9上に出力す
る。ちなみに2重コード出力は{0、+1、−1}であ
り、PR4出力は{0、+1、−1}であり、EPR4
出力は{0、+1、−1、+2、−2}である。
【0033】図4において、ビタビ復号器17の論理構
成が示される。復号器は分岐メトリック・ユニット(B
MU)18、再帰的またはフィードバック・パス21を
有する加算−比較−選択ユニット(ACSU)23、及
びサバイバ・メモリ・ユニット(SMU)19を含む。
ACSUは分岐メトリックにより表される各2重コード
または3値記号を、あたかもそれがトレリスに沿うよう
に処理する。これは再帰的計算方法により実行される。
最適な推測または最尤予測が復号器出力に供給されなが
ら復号化が進むにつれ、最尤パス(最初に符号化された
2進記号のシーケンス)がSMU上に記憶される。用
語"パス(path)"は、各可能な記号シーケンスがトレリ
スを通過する固有のパスを有するので適切と言える。
【0034】例えば、トレリス内の任意のノードに対応
するレベル3の畳み込み符号(2、1、3)において
は、2つのパスがそのノードに入力することが理解され
る。これらのパスはそのポイントからは同一となるの
で、最尤復号器はそのポイントにおいて性能損失を伴わ
ずに判断を下す。すなわち、ビタビ復号器はノードに入
力する2つのパスを比較し、最適なメトリックを有する
パスだけが保持される。他のパスは廃棄される。なぜな
ら、どのようなデータがその後受信されようと、その可
能性が保持されるパスの可能性を決して越えることがな
いからである。保持されるパスは"サバイバ(SURVIVO
R)"と呼ばれる。m=3においては、4以下のサバイバ
・パスの制約コードが常にSMUに保持される。
【0035】分岐メトリックのシフト:ビタビ復号器の
Mステップ並列性におけるキーは、加算及び最大選択の
分配法則の妥当性である。すなわち、
【数4】 max(X + a、Y + a)= max(X、Y)+ a (1)
【0036】この関係は本発明においては、高速性を達
成し、ビタビ復号器実現の複雑度を低減するために使用
される。
【0037】図5を参照すると、分配法則の下における
フロー・グラフ・オペレーションの変形が示される。分
配法則が有効である事実は、分岐上での加算が最大化ノ
ード上でシフトされることを許可する。従来技術では、
最大を得る以前に、"a"及び"b"の値が2つの変数"X"
及び"Y"にそれぞれ加算された。これは従来のオペレー
ション・シーケンスを"加算−比較−選択"として特徴付
ける基本である。このオペレーション・シーケンスは
値"a"が分配法則(1)に従い、最大化ノード上でシフ
トされる等価なオペレーションに変形される。すなわ
ち、ノード及び続く加算が、
【数5】 max(X +(a - a)、Y +(b - a))+ a = max(X + a、Y + b)
【0038】を計算する。すなわち、ノードがパス・メ
トリックを"比較"し、そのノードで終了するパスの中か
ら、"最適"なメトリックを有するパスを"選択"し、これ
に対してシフト量"a"が加算される。これが復号器のト
レリス内の各ステージに対応して、そのステージにおけ
る各ノードに対して繰返される。
【0039】動的プログラミング、マルチステージ決定
プロセス、及びビタビ復号化:動的プログラミングは、
マルチステージ決定プロセスを最適化するアプローチで
ある。これはBellmanの"Principle of Optimality"を基
本とする。マルチステージ決定プロセスは、多数の順次
ステップまたはステージに分けられるプロセスである。
ステージを実行するためのオプションは、決定と呼ばれ
る。ポリシは決定のシーケンスであり、プロセスの各ス
テージに対して1決定が対応する。任意のステージにお
けるプロセスの状態は、そのステージにおける状態と呼
ばれる。各決定は、現状態から次のステージに関連する
状態への遷移を引起こす。マルチステージ決定プロセス
は、有限数のステージ及び各ステージに関連する有限数
の状態が存在する場合に限り有限である。
【0040】多くのマルチステージ決定プロセスが、各
決定に関連する見返り(コストまたは利益)を有し、こ
れらの見返りはプロセスのステージ及び状態の両方によ
り変化する。目的は最適なポリシを決定することであ
る。ビタビ復号器では、目的は最初にチャネル符号化さ
れ、磁気記憶媒体上に記録された最尤2進シーケンスを
決定することである。
【0041】ビタビ復号器における動的プログラミング
及びACSU反復は、次に示す再帰ステップを含む。 (a)全ての先行ステージが完了したものと仮定し、N
ステージ・プロセスの最終ステージから開始し、例えば
トレリス内の各状態またはノードに対して、その状態を
残し、プロセスを完了する最適なポリシを決定する。 (b)全ての先行ステージが完了しており、続くステー
ジに対応して既に獲得された結果を使用するものと仮定
し、直前のステージにおいてステップ(a)を繰返し、
続くステージに移行するために各状態を残し、プロセス
を完了するのに最適なポリシを決定する。
【0042】動的プログラミングの従来の後方再帰方向
とは異なり、ビタビ・アルゴリズムが畳み込み符号に対
して、前方方向に再帰的に適用されることを述べてお
く。すなわち、第1ステージから最終ステージに向か
う。
【0043】複雑度を低減するためのビタビ符号化トレ
リスの変形:図6を参照すると、ビタビ復号器の2状態
トレリスが示される。その分岐ラベルが分岐メトリック
により定義されるトレリス図は、実行されるべきアルゴ
リズムを物語る。ノードを去るラベル化されていない分
岐は、ノード変数の分配に対応し、分岐メトリックによ
りラベル化された分岐は、分岐に沿って分配されるノー
ド変数への分岐メトリックの加算に対応する。またノー
ド内において併合する分岐は、ノードに入力する全ての
変数の最大または最小の選択に対応する。
【0044】図6に示されるトレリスは、図7では2回
反復トレリスとして描かれる。図7では、これは最大化
及び分配オペレーションを2つのノードに分ける結果と
なる。ここで、ノードを通過する分岐メトリックのシフ
トは、"最大化ノード"を通過する分岐メトリックのシフ
トだけでなく、任意のノードからその入力分配分岐に向
けて逆に広がる分岐からの分岐メトリックのシフトにも
当てはまる。
【0045】図11を参照すると、図8に示される総称
2状態バタフライ・トレリスに由来して分岐シフトされ
た2回反復トレリスが示される。図8で示されるバタフ
ライ・トレリスは、左側の分配ノード上で2つの分岐メ
トリック"a"及び"c"をシフトすることにより、図9の
バタフライ・トレリスに変形される。図10に示される
バタフライ・トレリスは、分岐メトリック"−a+b"が
右側の最大化ノード上でシフトされる時、図5に関連し
て述べられた分配法則を適用することにより獲得され
る。
【0046】図11の2回反復トレリスは、図6及び図
10に示されるトレリスを次のように結合することによ
り生じる。
【数6】A(k)= a(k); B(k)= -a(k - 1)+ b(k - 1)+ c(k);及び C(k)= a(k)- b(k)- c(k)+ d(k)
【0047】この仕様では、数学的関係における下付き
文字付き変数及び上付き文字付き変数が、これらの変数
と相互互換に使用され、指標は次に示されるように付加
的に表現される。
【数7】 Ak = ak;Bk = -ak-1 + bk-1 + ck;Ck = ak - bk - ck + dk
【0048】この場合、ビタビ復号器のACSUループ
における加算の数は、4から3に減少される。
【0049】2回の加算に加えて1回の最大選択は、復
号化速度の潜在的な低下を生じるACSループのクリテ
ィカル・パスを形成すると懸念されるが、こうした結果
は、Ckを一定に保つ(すなわちCk=c)ことにより回
避される。このような場合では、固定の加算が"ハード
ワイヤード化"され、速度の低下はほとんど生じない。
こうした固定加算を実現するために要求される数ゲート
の追加だけが、複雑度の名目上の増加となるに過ぎな
い。
【0050】上述の全体的な変形が、従来技術による"
加算−比較−選択"オペレーションを、本発明による"比
較−選択−加算"オペレーションに変換する。
【0051】C(k)=C=定数を保持することにより
獲得される複雑度低減の性質は、次の理由により説明さ
れる。
【0052】パス・メトリックの値が、バタフライ・ト
レリスの開始において、上位の状態に対して、p(0)
で表され、下位の状態に対して、p(1)で表されるも
のとすると、2つの最大化ノードは、
【数8】max(p(0)、p(1)) max(p(0)、C + p(1)) を含む。
【0053】これは2つの決定が互いに無関係でないこ
とを意味する。C>0の場合、p(0)<p(1)及び
p(0)>p(1)+Cは同時には発生しない。C<0
の場合、p(0)>p(1)及びp(0)<p(1)+
Cは決して発生しない。従って、4つの可能な選択の内
の3つだけが、異なる値p(0)及びp(1)に対して
存在する。
【0054】第2に、2つの最大選択のための比較器
は、共通のハードウェアを共用できる。なぜなら、2つ
の数の差が2つのレベル、すなわち0及びCと比較され
るからである。これは後述の2レベル比較/選択の説明
において確認されるように、従来の2進演算の場合、複
雑度をほぼ1つの加算器まで低減する。
【0055】また、分岐における加算/減算及び最大化
に関連して述べられる、ビタビ検出により具体化される
動的プログラミング問題は、全ての分岐メトリックの符
号を反転する(全ての分岐メトリックに−1を乗算す
る)ことにより、分岐における減算/加算及びノード上
での最小化の等価的問題に変換される。その逆もまた同
様である。
【0056】2レベル比較/選択:2つの数A及びBの
2レベルの比較は、決定がA及びBと、更にA+1及び
Bに対して同時に実施されなければならない点で、上述
の単純比較とは異なる。固定小数点演算が仮定されるの
で、数A及びA+1は上位nビット・レベルだけが異な
るだけである。従って、下位ビット・レベルのためのキ
ャリー・リップル(carry-ripple)回路は両方の比較に
おいて共用される。A+1を計算するために、上位nビ
ット・レベルにおいてのみ、半加算器連鎖が実施される
必要があり、また追加のキャリー・リップルが比較のた
めに必要とされる。従って、比較及び2つの選択マルチ
プレクサの総合的な複雑度は、せいぜい1加算器の程度
であることが理解される。
【0057】1回の加算−比較−選択の計算サイクルを
高速化するために、Fettweisの参考文献に述べられるよ
うに、加算が選択オペレーションが完了される前に実行
される。これはクリティカル・パスの待ち時間を最大ほ
ぼ40%短縮する。しかしながら、これは異なるACS
パス・メトリック・セル間のトレリスの配線網と同様
に、加算器及び選択ハードウェアを2倍要求する。その
結果、これはトレリス配線がそれ程複雑でない場合との
間で、領域対時間のトレードオフを導く。
【0058】クラス4パーシャル・レスポンス実施
例:"クラス4パーシャル・レスポンス"(PR4)が、
Dolivoらによる米国特許第4571734号(1986
年2月18日出願)、及び米国特許第4644564号
(1987年2月17日出願)における、 "記録チャネ
ル書込み方向に供給されるサンプル・ビット・ストリー
ムに、(1−D2 )インパルス応答を提供するチャネル
符号化方法及び手段" において定義される。
【0059】付加的ホワイト・ガウス形ノイズ・チャネ
ル上の最尤検出は、自身とノイズ性観測との間の自乗誤
差の合計を最小化する、記号シーケンスの選択を含む。
【0060】調査される必要のある総誤差は、サンプル
{yk }及びデータ・シーケンス{ak }に関連して、
次のように表される。
【数9】
【0061】これは"ホワイト・マッチ・フィルタ(W
MF:whitened matched filter)"・ケースと呼ばれ
る。動的プログラミング方法としてのビタビ・アルゴリ
ズムは、Eを最小化するシーケンス{ak}を決定する
ために適用される。項(yk2は全ての許可シーケンス
に対応するEに対して共通であるので、これらは最小化
オペレーションにおいて減算される。
【0062】磁気記録チャネルにおいて入力は2進記号
だけを含む。これらは{+1、−1}または{0、1}
レベルの観点から表され、2つのケースに至る。それら
は "ケース(+/−1)"(すなわち{ak}がセット
{−1、1}のメンバ)、或いは"ケース(01)"(す
なわち{ak }がセット{0、1}のメンバ)である。
PR4チャネルのdcフリーな性質により、両者のケー
スは図12に示される同一のトレリスを生成する。この
トレリスは分岐メトリックをシフトし、2で除算するこ
とにより変形される。これについても図12に示され
る。ここでは、分岐メトリックの加算−2yk+1 は、
図14の左上のノード上で左シフトされ、2yk+1加
算は右上のノード上で右シフトされる。
【0063】動的プログラミングは最大/最小選択及び
加算の分配法則の存在にのみ依存するので、上式は次の
ように書き直されても適用される。
【数10】
【0064】新たな"マッチ・フィルタ"(MF:matche
d filter)変数zk=−yk+yk+2を定義し、加数(add
end)を再順序化することにより、Eに関する式が次の
ように書き直される。
【数11】
【0065】動的プログラミングを適用するトレリスの
図が、ケース(+1、−1)に対しては図15に、また
ケース(01)に対しては図16に示され、これらは図
示のように分岐メトリックをシフトすることにより変形
される。ここで、ケース(+1、−1)において、一定
【数12】
【0066】は最小化から省かれる。すなわち、
【数13】
【0067】が最小化され、次のように表される。
【数14】
【0068】図14及び図16の場合における分岐メト
リックのシフト結果は、上述されたバタフライ内におけ
る1回の変数加算及び1回の固定加算だけである。従っ
て、ビタビ復号器のACSユニットの総合的複雑度は、
ほぼ2つの加算器だけとなる。図15に示されるケース
は魅力的ではない。なぜなら、バタフライ内に時間変化
する分岐メトリックを有するからである。
【0069】マッチ・スペクトル・ナル・コード(matc
hed spectral-null codes )に対応して、検出器におい
て要求される "チャージ状態パーシャル・レスポンス・
トレリス" においては、上述の変形及び結果が直接当て
はまる。ハードウェア節約量及び要求される複雑度は同
様であり、1状態につき約1加算器であり、これは従来
のアーキテクチャに対して、約50%の低減を反映す
る。
【0070】PR4の差メトリック:PR4における差
メトリックのアプローチについても、図12乃至図16
の分岐シフト化トレリスに適用される。図14(WM
F、ケース(+/−1)、ケース(01))及び図16
(MF、ケース(01))の変形トレリスは、差メトリ
ックδk に対して、同一の更新再帰を生じる。これは上
位パス・メトリックから下位パス・メトリックをマイナ
スして定義され、次のように与えられる。
【数15】-zk 1) δk+1 = δk - zk 2) -1 - zk 3)
【0071】ここで、1)は全てのδk>0に適合し、
2)は−1<δk≦0に適合し、3)はδk ≦1に適合
する。
【0072】この再帰は、分岐シフト化MFトレリス及
び分岐シフト化WMFトレリスの両方に由来し、MFケ
ースの従来の差メトリックの公式化に等価であるが、W
MFケースの従来の差メトリックの公式化とは異なる。
【0073】拡張クラス4パーシャル・レスポンス(E
PR4):Thaparらによる"A Class of Partial respon
se Systems for IncreasingStorage Density in Magnet
ic Recording"(IEEE Trans.Magnetics、vol MAG-23、
pp.3665-3668、1987年9月)で述べられるEPR
4の場合、WMF分岐メトリックの場合の自乗誤差の正
規化合計は、次のように示される。
【数16】
【0074】図17、図18及び図19を参照すると、
図17はケース(+/−1)に対応するオリジナル・ト
レリスを示し、図18は分岐メトリック・シフト後に変
形されるトレリスを示し、再帰ACSUプロセッサ23
が、瞬間ステージの8個の状態ノードに供給されるメト
リックを論理的に結合し、次の反復コード・サイクルに
対して、図18により結果(サバイバ)を生成する。
【0075】図18の変形トレリスにもとづくビタビ検
出器の実現が図19に示される。比較−選択(compare-
select)に対応してC/Sと省略化される各論理ユニッ
ト51、53、55、57は、比較−選択ブロックを表
し、2つの状態メトリック入力を比較し、サバイバ・シ
ーケンス・ポインタsm1、sm2、..sm8と同様
にサバイバ・メトリックを生成する。ポインタはパス・
メモリの内容を制御するために使用され、これはトレー
ス・バックまたはレジスタ交換構成を使用して構成され
る。C/Sユニットのブロック図が図20に示される。
別々に示されるが、加算及び決定機能は、1論理機能と
して一緒にまとめられても良い。
【0076】入力A及びBが、Bについては加算器67
及び69の対に、Aについては65及び71の対に入力
として加えられる。図18のトレリスの8状態
((1)、(2)、..(8))の各々は、左側の相手
のC/Sユニットへの入力として記される。すなわち、
状態(1)及び(2)はC/S51に関連し、(3)及
び(4)はC/S53に関連し、(5)及び(6)はC
/S55に関連し、(7)及び(8)はC/S57に関
連する。
【0077】C/S51に注目すると、状態(5)に対
応するC/S51からのサバイバ・メトリック出力が、
加算器67で量Bと結合され、和が状態(3)及び
(7)に対応する次の計算サイクルのために、C/S5
5の入力(5)に供給される。同様にC/S53におい
ては、状態(2)に対するサバイバ・メトリックが加算
器65において量Aと結合され、和がライン63を介し
て、状態(1)及び(5)に対応する次の計算サイクル
のために、C/S51の入力(2)に供給される。状態
(6)に対するサバイバ・メトリックは、ライン61を
介して、状態(3)及び(7)に対応する次の計算サイ
クルのために、C/S55の入力(6)に経路指定され
る。
【0078】C/S55において、状態(3)に対する
サバイバ・メトリック出力が、状態(2)及び(6)に
対応する次の計算サイクルのために、ライン75を介し
て、C/S53の入力(3)に供給される。状態(7)
に対する出力は、加算器69において量Bと結合され
る。和は状態(7)及び(8)に対応する次の計算サイ
クルのためにライン77を介して、C/S57の入力
(7)に経路指定される。
【0079】最後に、C/S57において、状態(4)
に対する出力が、加算器71において量Aと結合され、
結果が状態(2)及び(6)に対応して、ライン59を
介してC/S53の入力(4)にフィードバックされ
る。状態(8)に対する出力は、状態(4)及び(8)
に対応する次の計算サイクルのために、ライン81を介
してC/S57の入力(8)にフィードバックされる。
【0080】動作的に、変形ビタビ検出器の再帰サイク
ルは、図18のトレリス構造及び機能的に等価な図19
のACSUに関連して述べられた次のステップを含む。
ACSUへの入力は8個のサバイバ・メトリックであ
る。これらは概念的には、図18の左側のトレリス状態
に関連付けられ、図19の4つの比較/選択ブロックへ
の入力において対に示される対応するレジスタ(陰塗り
された矩形)に記憶される。メトリック1及び2はC/
Sブロック51に提供され、メトリック3及び4はC/
Sブロック53に提供され、メトリック5及び6はC/
Sブロック55に提供され、メトリック7及び8はC/
Sブロック57に提供される。
【0081】検出サイクルの間、図18の右側の各状態
は、分岐相互接続により左側の状態から提供されるメト
リック対を比較する。これは接続分岐上において一定値
(0、2または−2)を加算することにより、各メトリ
ックが変更された後に実施される。最小の変更済みメト
リックが決定され、状態は2つの内のどちらが選択され
たかを示すポインタを生成する。このポインタはサバイ
バ・メモリ・ユニット(SMU)に供給される。選択メ
トリック値は、その分配分岐上での値の加算の後に、次
のステージの対応する状態にフィードバックされる。
【0082】図19の回路は次に示すのと同一の機能を
実行する。図18のトレリスの右側の状態は、それらに
提供される2つのサバイバ・メトリックにより決定され
る対にグループ化される。特に、状態1及び5は、状態
1及び2から供給されるメトリックを受信し、同様に状
態2及び6は状態3及び4から、状態3及び7は状態5
及び6から、状態4及び8は状態7及び8から、それぞ
れメトリックを受信する。ブロック51は、状態1及び
5に対して上述されたオペレーションを並列に実行する
変更(2レベル)比較/選択である。こうした比較/選
択ブロックにより実行される詳細機能が、図20に示さ
れる。
【0083】図20を参照すると、"a"で示される状態
1からの入力サバイバ・メトリックがライン101上に
供給され、加算器97の前に位置するインバータと同様
に、マルチプレクサ(MUX)91及び93に経路指定
される。"b"で示される状態2からのメトリックは、ラ
イン101上に供給され、MUX91及び加算器99及
び97に経路指定される。加算器97は量"b−a"をラ
イン105を介して、比較器95に供給する。加算器9
9にはライン109を介して量"−2"が供給され、計算
された量"b−2"をライン107を介して、MUX93
に送る。
【0084】比較器95は、状態1における比較に対応
して"b−a"を0と比較し、状態5における比較に対応
して"b−a"を2と比較する。比較結果を示す2つの単
一ビット出力が、ライン111及び113上にそれぞれ
伝搬される。これらはサバイバ・メモリ・ポインタsm
1("d"で示される)及びsm5("e"で示される)と
して機能する。これらの単一ビット値はまた、MUX9
1及びMUX93にもそれぞれ経路指定され、それによ
りMUX91への入力"a"及び"b"の小さい方が選択さ
れ、量"c"として出力される。またMUX93について
は、入力"a"及び"b−2"の小さい方が選択され、量"
f"として出力される。
【0085】図19を再度参照すると、出力"c"はライ
ン79を介して、状態1に対応する比較−選択ユニット
51のサバイバ・メトリック・ラッチに供給され、出
力"f"は加算器67に供給され、分配分岐メトリックB
により増補され、和がライン73を介して、状態5に対
応する比較−選択ブロック55の入力ラッチに経路指定
される。
【0086】同様の説明がブロック53、55及び57
のオペレーションについても当てはまる。図19の回路
により1検出サイクル内で実行される全体機能は、図1
8の2回反復トレリスにより表されるビタビ検出器によ
り実行されるものと等価であることが明らかである。
【0087】図19の構成は、比較−選択−加算の形式
により構成される。サバイバ・メトリック・レジスタを
通じて加算器(A及びBの値を含む)を単純に移動する
ことにより、構成は従来の加算−比較−選択の順のオペ
レーションに変更される。
【0088】パーシャル・レスポンス信号伝送の一般的
単純化:好適な実施例では、分岐メトリック・シフト・
ツールが提供され、特定のパーシャル・レスポンス・チ
ャネルに対するビタビ検出器のマッチ・フィルタ(M
F)及びホワイト・マッチ・フィルタ(WMF)の両者
の公式化の実現を単純化する。ここでは、これらのハー
ドウェアの単純化が、一般に任意のISI(記号間干
渉)チャネル・モデルに対応するビタビ検出器に適用さ
れることを示す。
【0089】最初に、ISI相殺トレリスの構造につい
て考えてみる。L個の記号のメモリを有するチャネルに
おいて、各状態は1つのデータ・ベクトル{a
k 、...、ak-L }により指定される。このベクトル
のあらゆる可能な値は、一意的に状態を識別し、m配列
の記号セットに対して、トレリスは丁度mL の状態を有
する。別の結果では、各状態は丁度m個の先行状態とm
個の後続状態を有する。先行状態及び現状態のラベル
は、データ・ベクトルを識別するL−1の共通要素を有
する。同一のことが、現状態及び後続状態についても言
える。これらの結果は以降のサブセクションにおいて、
MF及びWMFケースにおける適切な分岐メトリックを
定義するために使用される。
【0090】MF分岐メトリックの一般化:マッチ・フ
ィルタ(MF)分岐メトリック計算の場合、分岐メトリ
ックは次のように与えられる。
【数17】
【0091】ここで、fi はチャネル・マッチ・フィル
タ・インパルス応答の自動訂正である。状態
{ak、...、ak-L+1}における加算−比較−選択オ
ペレーションが、ak-Lのm個の可能な値に対して実行
される。
【0092】最小化における全ての"定数"項は最小化の
間に省略され、後に追加される。特にこれは項akk
適用される。従って、zk を組込む項だけが選択オペレ
ーションの後に加算され、分岐メトリックのシフトに関
連して前述されたように、別々の選択ノード及び分配ノ
ードを有するトレリスが残る。ここで、比較−選択オペ
レーションにおける"非一定"項はak-L だけであり、最
も古いデータ記号である。
【0093】最小化から一定項を取り除くことにより、
比較−選択−加算タイプの再帰が導かれる。これはトレ
リス図にも影響する。トレリスを描く関連方法は、1ス
テップの再帰を2つの"ハーフ・ステップ"により描写
し、一方のステップは必要な比較−選択オペレーション
を示し、他方のステップは並列分岐を含む加算オペレー
ションを示す。周知のように、ISIトレリスはシャッ
フル交換(shuffle-exchange)構造により描かれる。従
って、上述の描写方法を使用することにより、2つの "
ハーフ・ステップ" によるISIトレリスの描写は、1
つのシャッフル交換相互接続ステップと、1つの並列分
岐による通常ステップとを有する。
【0094】重要な事実は、シャッフル交換相互接続の
分岐メトリックが、全てチャネル・インパルス応答によ
ってのみ決定されることである。それ故、例えばパーシ
ャル・レスポンス・チャネルにおいて見い出されるよう
な時間変化しないISIにおいては、これらはデータに
無関係で時間的に不変である。従って、2進入力アルフ
ァベットの場合には、分岐シフトは常に単純な2レベル
の比較になる。
【0095】データ依存項akkは、選択ノードを分配
ノードに接続する分岐に関連する。2進入力の場合、こ
の項は前章で示されたように、0であるか、または半分
の分岐に対して0に正規化される。
【0096】WMF分岐メトリックの一般化:ホワイト
・マッチ・フィルタ(WMF)・アプローチの場合の分
岐メトリック計算は、次のように示される。
【数18】
【0097】ここで、hi は結合チャネル及びホワイト
・フィルタ・インパルス応答である。この場合、データ
依存項は次に示すように2つの付加的部分に分離され
る。
【数19】
【0098】第1部分は選択オペレーションにおいて"
一定"であるが、第2部分はそうではない。しかしなが
ら、第2部分は分配ノードを去る全ての分岐に対して共
通な付加的オフセットであり、それ故、そのノード以前
にシフトされる。これは前述の"左シフト・オペレーシ
ョン"である。これは選択ノードと分配ノードとの間の
単純な分岐が、常に、2つの連続サンプル値yk及びy
k-1の線形結合、すなわち、Ayk+Byk-1の形式の分
岐メトリックを有する事実を導く。
【0099】この変形の結果はMFの場合と同じであ
る。すなわち、パーシャル・レスポンス・チャネルにお
ける加算−比較−選択ハードウェアの複雑度を実質的に
低減する。全体的な結論としては、N状態を有する任意
の2進パーシャル・レスポンス・ビタビ復号器における
加算−比較−選択の複雑度が、ほぼN個の加算器とな
る。ここで、N/2個の加算器はデータ依存分岐メトリ
ックの加算に要求され、残りのN/2個の加算器はN/
2の2レベル比較の複雑度を構成する。
【0100】複雑度の低減:本発明の方法及び手段を使
用するビタビ検出器の複雑度の低減は、図17及び図1
8のトレリス構造、及び図19及び図20の相手(coun
terpart )論理を参照して最適に例証される。
【0101】図19の従来のトレリスは、ACSユニッ
トに対応する8状態を含む。分岐メトリック"0"の加算
に対応するラベルが存在しない規定により、各トレリス
分岐は、時刻kにおいて加算される分岐メトリックによ
りラベル化される。容易に確認されるように、10個の
0でない分岐メトリックが存在し、全てはデータ依存変
数y(k)を含む。これは10個の変数加算器が要求さ
れることを意味する。各ACSはまた2入力の比較−選
択回路を要求するので、8個のこうした回路が要求され
る。
【0102】従来の現状態と比較して、図18に示され
る変形トレリスは、分岐メトリックに関連する変数加算
器を有さず、4個の固定加算(2及び−2とラベル化さ
れる分岐に対応)だけを有する。これは変数加算器より
も実質的に小さな複雑度を有する。分配(水平)分岐に
おいては、0でない"シフト化(shifted )"分岐メトリ
ックに対応する4個の変数加算だけが要求され、図19
においてA及びBで示される。
【0103】重要な点は、変形トレリス構造が比較−選
択論理の節約を可能とすることである。僅かの変更によ
り、"2レベル"比較−選択アーキテクチャは、各こうし
た回路が2状態(同一ペアの前任状態を有する状態)を
サービスすることを可能とする。このようにして、従来
のアーキテクチャの場合の8個の比較器に代わり、比較
−選択回路の総数は4個となる。
【0104】これらの変形比較器の複雑度は、実質的条
件において、加算器の複雑度に準じる標準の比較器と同
じである。
【0105】2進パーシャル・レスポンス・チャネルの
一般的ケースでは、分岐メトリック・シフト及び開示さ
れた具体化アーキテクチャが適用されると、類似の単純
化が達成される。トレリスがN状態を有する場合、結果
的アーキテクチャは、N変数加算及びN比較−選択を必
要とする従来のアプローチに比較して、N/2個の変数
加算器と、N/2の"2レベル"比較−選択だけを必要と
する。また、回路コンポーネント数の低減により、接続
の経路指定も単純化されることを述べておく。
【0106】拡張:本発明の方法及び手段の1つの拡張
は、符号化変調技術を用いるパーシャル・レスポンス・
チャネルの複雑度の低減において、変更動的プログラミ
ング・ヒューリスティックを使用することである。こう
した符号化変調技術の例に、Siegelらによる米国特許第
4567464号"Fixed Rate Constrained Channel Co
deGenerating and Recovery Method and Means Having
Spectral Nulls for PilotSignal Insertion"(198
6年1月28日発行)で述べられるスペクトル・ナル・
コーディング(spectral null coding)がある。
【0107】本発明のこれらの及び他の拡張が、本発明
の精神及び範囲を逸脱することなく、達成される。
【0108】まとめとして、本発明の構成に関して以下
の事項を開示する。
【0109】(1)供給される畳み込み符号化記号シー
ケンスから最尤予測された2進符号化シーケンスを生成
するビタビ復号器であって、上記復号器の時間に対する
インパルス応答の有限マシン状態図を構成するノード及
び分岐のトレリス状の有向グラフ上への投影として各畳
み込み符号化記号にメトリックを割当てる手段であっ
て、トレリスを通過する各パスが可能な2進符号化シー
ケンスのセットの1つを構成する"サバイバ・メトリッ
ク・シーケンス"と呼ばれる一連のメトリックの形式を
取る、上記割当て手段と、各再帰サイクルの間に、ノー
ド上で分岐メトリック加算をシフトすることにより、上
記ノードにおいて終了する前任サバイバ・メトリックに
対する比較、選択、加算オペレーションの順序を有効と
する、トレリス内の各ノードを再帰的に処理する手段で
あって、上記ノードにおいて終了する前任サバイバ・シ
ーケンスのメトリックを比較し、サバイバ・シーケンス
を選択し、各前任サバイバ・シーケンスが再帰と独立し
た、高々1つの定数により増分され、シフトされた分岐
メトリックを選択されたサバイバ・シーケンスのメトリ
ックに加算する、上記処理手段と、を含むビタビ復号
器。 (2)畳み込み符号化シーケンスがパーシャル・レスポ
ンス符号化タイプであり、上記再帰手段により処理され
るトレリスが、マッチ・フィルタ応答またはホワイト・
マッチ・フィルタ応答により変更されるパーシャル・レ
スポンス・インパルス関数を含むセットから選択され
る、上記(1)記載のビタビ復号器。 (3)トレリス内の部分的に符号化されたインパルス応
答の各ノードを再帰的に処理する上記手段が、パス・メ
モリと、各々が第1及び第2の状態メトリック入力を比
較し、サバイバ・メトリック及び複数のサバイバ・シー
ケンス・ポインタを生成する手段を有する、複数のメト
リック比較及び選択ユニットと、上記ポインタに応答し
て、パス上を逆トレースする手段を含むパス・メモリの
内容を維持する手段と、を含む、上記(2)記載のビタ
ビ復号器。 (4)各比較及び選択ユニットが第1及び第2の累算シ
フト・レジスタ、セレクタ及び第1及び第2の加算器を
含み、第1の分岐メトリック入力が両方の上記レジスタ
に供給され、第2の分岐メトリック入力が上記第1のレ
ジスタに供給され、上記第2の加算器を介して前任シー
ケンスからの分岐シフト化入力と結合され、上記第2の
レジスタへの入力として供給され、上記第2の分岐メト
リック入力が上記第1の加算器を介して上記第1の分岐
メトリック入力と結合され、上記セレクタに供給され、
上記セレクタが制御信号を上記第1及び第2のレジスタ
に供給する手段を含む、上記(3)記載のビタビ復号
器。 (5)動的プログラミング・ヒューリスティックが、ラ
ベル化有向グラフにもとづくトレリス上の投影としての
サバイバ・シーケンス(X、Y)のセットを再帰的に生
成する、パーシャル・レスポンス波形からのオリジナル
2進符号化シーケンスの最尤検出方法であって、上記グ
ラフにもとづくトレリスが信号処理ノード及び他のノー
ドへのパスを含み、上記ヒューリスティックが各ノード
に付随するサバイバ・シーケンスに渡り、オペレーショ
ンの順序化セットを実行し、各サバイバ・シーケンスが
分岐メトリックにより明らかとなる各ノードにおいて終
了し、上記シーケンスが有向グラフに従いノード間で伝
播する上記方法であって、再帰的に実行される以下のス
テップ、すなわち、(a)上記グラフのノード上で分岐
メトリック加算をシフトすることにより、各ノードにお
いて終了するサバイバ・メトリックに対する比較、選
択、加算オペレーションの順序を有効とする、上記シフ
ト・ステップと、(b)各ノードにおいて終了する各前
任サバイバ・シーケンスのメトリックを比較し、上記ノ
ードにおけるサバイバ・シーケンスを選択し、各前任サ
バイバ・シーケンスが再帰ステップとは独立した、高々
1つの定数により増分される、上記比較及び選択ステッ
プと、(c)シフトされた分岐メトリックを各ノードに
おけるサバイバ・シーケンスのメトリックに加算する加
算ステップと、を含む方法。 (6)第1のXサバイバ・シーケンス及び第2のYサバ
イバ・シーケンス、及びk番目の再帰の間にあるノード
内で終了する第1の分岐上の第1のメトリックak 及び
第2の分岐上の第2のメトリックbk に対応するトレリ
スにおいて、上記メトリックを、
【数20】 max(X +(ak - ak)、Y +(bk - ak))+ ak = max(X + ak、Y + bk) の如く処理する、上記(5)記載の方法。 (7)トレリス内の各ノードが少なくとも2つのパスま
たは分岐を終了し、関連メトリックがk番目の再帰に対
応して、上位パス・メトリックから下位パス・メトリッ
クをマイナスして定義される差メトリックδk を有し、
ここで、
【数21】-zk 1) δk+1 = δk - zk 2) -1 - zk 3) の関係があり、1)は全てのδk>0に適合し、2)は
−1<δk≦0に適合し、3)はδk≦1に適合する、上
記(5)記載の方法。 (8)k番目の再帰に対して、ak及びckが第1のノー
ドにおいて終了するメトリックに相当し、bk及びdk
第2のノードにおいて終了するメトリックに相当する復
号器におけるバタフライ・トレリスにおいて、メトリッ
クAk、Bk及びCkが、Ak=ak;Bk=−ak-1+bk-1
+ck;Ck=ak−bk−ck+dk=定数の関係に従い、
ステップ(a)及び(b)につきシフトされる、上記
(5)記載の方法。 (9)マッチ・フィルタ(MF)・トレリスが分岐メト
リック
【数22】 を表し、上記トレリスが更にMFインパルス応答を表
し、ここで、fi はMFインパルス応答の自動訂正であ
り、ステップ(a)乃至(c)が状態(ak 、...、
k-L+1)に対して、サバイバ・シーケンスak-Lの取り
得るm個の値に対して実行され、zk=−yk+yk+2
MF変数であり、ここで、{yk}が符号化パーシャル
・レスポンス波形を表す、上記(5)記載の方法。
【0110】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
復号化遅延を増すことなしに、ビタビ復号器の複雑度の
低減が実現される。
【0111】本発明によれば、複雑度が実質的に低減さ
れるビタビ・タイプの復号器を提供することができる。
【0112】本発明によれば、こうした複雑度の低減
を、復号化遅延を増すことなしに達成するビタビ復号器
を提供することができる。
【0113】本発明によれば、単純化したトレリス最大
化または最小化、及び分配ノード処理を使用する、チャ
ネル符号化シーケンスのビタビ復号化ための方法及び手
段を提供することができる。
【0114】本発明によれば、マッチ・フィルタ(M
F:matched filter)或いはホワイト・マッチ・フィル
タ(WMF:whitened matched filter )として動作す
る、パーシャル・レスポンス・タイプのチャネル符号化
シーケンスのビタビ復号化のための方法及び手段を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術による畳み込み符号器を示す図であ
る。
【図2】従来技術によるパーシャル・レスポンス波形符
号器及び状態図を示す図である。
【図3】2重コード符号化による偶数または奇数インタ
リーブド・サブシーケンスにおける、図2のパーシャル
・レスポンス符号器の状態図及びトレリスを説明する図
である。
【図4】従来技術によるビタビ復号器をその記録チャネ
ルの設定に配置した図である。
【図5】本発明による分配法則の下でのフロー・グラフ
・オペレーションの変形を示す図である。
【図6】2状態ビタビ復号器のトレリス図である。
【図7】図6の2回反復トレリス表現を示す図である。
【図8】本発明により2回反復トレリス・シフトされる
分岐メトリックに対する変形作用を示す図である。
【図9】本発明により2回反復トレリス・シフトされる
分岐メトリックに対する変形作用を示す図である。
【図10】本発明により2回反復トレリス・シフトされ
る分岐メトリックに対する変形作用を示す図である。
【図11】本発明により2回反復トレリス・シフトされ
る分岐メトリックに対する変形作用を示す図である。
【図12】本発明による分岐メトリック・シフトの中間
ステップを含む、それぞれ入力{+1、−1}及び
{0、1}の下での、ホワイト・マッチ・フィルタ(W
MF)及びマッチ・フィルタ(MF)の場合のビタビ復
号化における2重コード・パーシャル・レスポンス・ト
レリス変形を説明する図である。
【図13】本発明による分岐メトリック・シフトの中間
ステップを含む、それぞれ入力{+1、−1}及び
{0、1}の下での、ホワイト・マッチ・フィルタ(W
MF)及びマッチ・フィルタ(MF)の場合のビタビ復
号化における2重コード・パーシャル・レスポンス・ト
レリス変形を説明する図である。
【図14】本発明による分岐メトリック・シフトの中間
ステップを含む、それぞれ入力{+1、−1}及び
{0、1}の下での、ホワイト・マッチ・フィルタ(W
MF)及びマッチ・フィルタ(MF)の場合のビタビ復
号化における2重コード・パーシャル・レスポンス・ト
レリス変形を説明する図である。
【図15】本発明による分岐メトリック・シフトの中間
ステップを含む、それぞれ入力{+1、−1}及び
{0、1}の下での、ホワイト・マッチ・フィルタ(W
MF)及びマッチ・フィルタ(MF)の場合のビタビ復
号化における2重コード・パーシャル・レスポンス・ト
レリス変形を説明する図である。
【図16】本発明による分岐メトリック・シフトの中間
ステップを含む、それぞれ入力{+1、−1}及び
{0、1}の下での、ホワイト・マッチ・フィルタ(W
MF)及びマッチ・フィルタ(MF)の場合のビタビ復
号化における2重コード・パーシャル・レスポンス・ト
レリス変形を説明する図である。
【図17】ホワイト・マッチ・フィルタリング及び{+
1、−1}入力を用いる、拡張パーシャル・レスポンス
(EPR4)における本発明によるトレリス変形を示す
図である。
【図18】ホワイト・マッチ・フィルタリング及び{+
1、−1}入力を用いる、拡張パーシャル・レスポンス
(EPR4)における本発明によるトレリス変形を示す
図である。
【図19】図18のトレリスに作用するように変更され
たビタビ復号器のACSUを示す図である。
【図20】図19に示される比較/選択ユニットを説明
する図である。
【符号の説明】
1、9、13、15、パス 2 媒体 3 シフト・レジスタ 4 ヘッド及びフィルタ・アセンブリ 5 差分器 8 畳み込み符号器 14 デジタル−アナログ変換器(D/A) 16 アナログ−デジタル変換器(A/D) 17 ビタビ複号器 18 分岐メトリック・ユニット(BMU) 19 サバイバ・メモリ・ユニット(SMU) 21 フィードバック・パス 91、93 マルチプレクサ(MUX) 95 比較器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04L 25/08 B 9199−5K (72)発明者 ラズミック・カラベッド アメリカ合衆国95120、カリフォルニア州 サン・ホセ、ハニーウッド・コート 797 (72)発明者 ポール・ハワード・シーゲル アメリカ合衆国95120、カリフォルニア州 サン・ホセ、ジュリ・リン・ドライブ 1284 (72)発明者 ヘマント・クマー・シャパー アメリカ合衆国95120、カリフォルニア州 サン・ホセ、パソ・ロス・チェリトス 6131

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】供給される畳み込み符号化記号シーケンス
    から最尤予測された2進符号化シーケンスを生成するビ
    タビ復号器であって、 上記復号器の時間に対するインパルス応答の有限マシン
    状態図を構成するノード及び分岐のトレリス状の有向グ
    ラフ上への投影として各畳み込み符号化記号にメトリッ
    クを割当てる手段であって、トレリスを通過する各パス
    が可能な2進符号化シーケンスのセットの1つを構成す
    る"サバイバ・メトリック・シーケンス"と呼ばれる一連
    のメトリックの形式を取る、上記割当て手段と、 各再帰サイクルの間に、ノード上で分岐メトリック加算
    をシフトすることにより、上記ノードにおいて終了する
    前任サバイバ・メトリックに対する比較、選択、加算オ
    ペレーションの順序を有効とする、トレリス内の各ノー
    ドを再帰的に処理する手段であって、上記ノードにおい
    て終了する前任サバイバ・シーケンスのメトリックを比
    較し、サバイバ・シーケンスを選択し、各前任サバイバ
    ・シーケンスが再帰と独立した、高々1つの定数により
    増分され、シフトされた分岐メトリックを選択されたサ
    バイバ・シーケンスのメトリックに加算する、上記処理
    手段と、 を含むビタビ復号器。
  2. 【請求項2】畳み込み符号化シーケンスがパーシャル・
    レスポンス符号化タイプであり、上記再帰手段により処
    理されるトレリスが、マッチ・フィルタ応答またはホワ
    イト・マッチ・フィルタ応答により変更されるパーシャ
    ル・レスポンス・インパルス関数を含むセットから選択
    される、請求項1記載のビタビ復号器。
  3. 【請求項3】トレリス内の部分的に符号化されたインパ
    ルス応答の各ノードを再帰的に処理する上記手段が、 パス・メモリと、 各々が第1及び第2の状態メトリック入力を比較し、サ
    バイバ・メトリック及び複数のサバイバ・シーケンス・
    ポインタを生成する手段を有する、複数のメトリック比
    較及び選択ユニットと、 上記ポインタに応答して、パス上を逆トレースする手段
    を含むパス・メモリの内容を維持する手段と、 を含む、請求項2記載のビタビ復号器。
  4. 【請求項4】各比較及び選択ユニットが第1及び第2の
    累算シフト・レジスタ、セレクタ及び第1及び第2の加
    算器を含み、第1の分岐メトリック入力が両方の上記レ
    ジスタに供給され、第2の分岐メトリック入力が上記第
    1のレジスタに供給され、上記第2の加算器を介して前
    任シーケンスからの分岐シフト化入力と結合され、上記
    第2のレジスタへの入力として供給され、上記第2の分
    岐メトリック入力が上記第1の加算器を介して上記第1
    の分岐メトリック入力と結合され、上記セレクタに供給
    され、上記セレクタが制御信号を上記第1及び第2のレ
    ジスタに供給する手段を含む、請求項3記載のビタビ復
    号器。
  5. 【請求項5】動的プログラミング・ヒューリスティック
    が、ラベル化有向グラフにもとづくトレリス上の投影と
    してのサバイバ・シーケンス(X、Y)のセットを再帰
    的に生成する、パーシャル・レスポンス波形からのオリ
    ジナル2進符号化シーケンスの最尤検出方法であって、
    上記グラフにもとづくトレリスが信号処理ノード及び他
    のノードへのパスを含み、上記ヒューリスティックが各
    ノードに付随するサバイバ・シーケンスに渡り、オペレ
    ーションの順序化セットを実行し、各サバイバ・シーケ
    ンスが分岐メトリックにより明らかとなる各ノードにお
    いて終了し、上記シーケンスが有向グラフに従いノード
    間で伝播する上記方法であって、再帰的に実行される以
    下のステップ、すなわち、 (a)上記グラフのノード上で分岐メトリック加算をシ
    フトすることにより、各ノードにおいて終了するサバイ
    バ・メトリックに対する比較、選択、加算オペレーショ
    ンの順序を有効とする、上記シフト・ステップと、 (b)各ノードにおいて終了する各前任サバイバ・シー
    ケンスのメトリックを比較し、上記ノードにおけるサバ
    イバ・シーケンスを選択し、各前任サバイバ・シーケン
    スが再帰ステップとは独立した、高々1つの定数により
    増分される、上記比較及び選択ステップと、 (c)シフトされた分岐メトリックを各ノードにおける
    サバイバ・シーケンスのメトリックに加算する加算ステ
    ップと、 を含む方法。
  6. 【請求項6】第1のXサバイバ・シーケンス及び第2の
    Yサバイバ・シーケンス、及びk番目の再帰の間にある
    ノード内で終了する第1の分岐上の第1のメトリックa
    k 及び第2の分岐上の第2のメトリックbk に対応する
    トレリスにおいて、上記メトリックを、 【数1】 max(X +(ak - ak)、Y +(bk - ak))+ ak = max(X + ak、Y + bk) の如く処理する、請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】トレリス内の各ノードが少なくとも2つの
    パスまたは分岐を終了し、関連メトリックがk番目の再
    帰に対応して、上位パス・メトリックから下位パス・メ
    トリックをマイナスして定義される差メトリックδk
    有し、ここで、 【数2】-zk 1) δk+1 = δk - zk 2) -1 - zk 3) の関係があり、1)は全てのδk>0に適合し、2)は
    −1<δk≦0に適合し、3)はδk≦1に適合する、請
    求項5記載の方法。
  8. 【請求項8】k番目の再帰に対して、ak及びckが第1
    のノードにおいて終了するメトリックに相当し、bk
    びdkが第2のノードにおいて終了するメトリックに相
    当する復号器におけるバタフライ・トレリスにおいて、
    メトリックAk、Bk及びCk が、Ak=ak;Bk=−a
    k-1+bk-1+ck;Ck=ak−bk−ck+dk =定数の
    関係に従い、ステップ(a)及び(b)につきシフトさ
    れる、請求項5記載の方法。
  9. 【請求項9】マッチ・フィルタ(MF)・トレリスが分
    岐メトリック 【数3】 を表し、上記トレリスが更にMFインパルス応答を表
    し、ここで、fi はMFインパルス応答の自動訂正であ
    り、ステップ(a)乃至(c)が状態(ak 、...、
    k-L+1)に対して、サバイバ・シーケンスak-Lの取り
    得るm個の値に対して実行され、zk=−yk+yk+2
    MF変数であり、ここで、{yk}が符号化パーシャル
    ・レスポンス波形を表す、請求項5記載の方法。
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