JPH0718322U - 電線保持具 - Google Patents
電線保持具Info
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- JPH0718322U JPH0718322U JP4883093U JP4883093U JPH0718322U JP H0718322 U JPH0718322 U JP H0718322U JP 4883093 U JP4883093 U JP 4883093U JP 4883093 U JP4883093 U JP 4883093U JP H0718322 U JPH0718322 U JP H0718322U
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- electric
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本考案は、電線の搬送や、電線を配索してワ
イヤーハーネスを製造する際に、電線が動かないように
支持するために使用される電線保持具に関し、多本数あ
るいは径の異なる複数の電線を容易かつ確実に保持でき
る電線保持具を提供することを目的とする。 【構成】 対向する一対の電線保持壁1A、1Bから成
り、一方の電線保持壁1Aに凹面部4を形成し、他方の
電線保持壁1Bには可撓性を有する挟持板6を凸形に張
設して、凹面部4と挟持板6との間で電線を保持するよ
うにしている。
イヤーハーネスを製造する際に、電線が動かないように
支持するために使用される電線保持具に関し、多本数あ
るいは径の異なる複数の電線を容易かつ確実に保持でき
る電線保持具を提供することを目的とする。 【構成】 対向する一対の電線保持壁1A、1Bから成
り、一方の電線保持壁1Aに凹面部4を形成し、他方の
電線保持壁1Bには可撓性を有する挟持板6を凸形に張
設して、凹面部4と挟持板6との間で電線を保持するよ
うにしている。
Description
【0001】
本考案は、電線の搬送や、電線を配索してワイヤーハーネスを製造する際に、 電線が動かないように支持するために使用される電線保持具に関する。
【0002】
従来、ワイヤーハーネスの製造工程において、端子を接続するため所定の長さ に切断した電線をコンベア等で搬送する際に、電線が動かないように一時的に保 持しておくため、電線クランプあるいは電線保持具とよばれる器具が使用されて いる。
【0003】 たとえば、図7に示すように、電線保持台aに立設されたピンフォークbにコ イル状のスプリングcを取付け、このスプリングcの間に電線(図示せず)を挟 んで保持しようとする電線保持具Pが考えられている。しかし、この電線保持具 Pは、保持する電線のサイズや本数によって適切なスプリングcの形状を選択す る必要があり、電線の品種が変わる都度スプリングcを変更しなければならない 欠点がある。
【0004】 図8は、ピンフォークbに直接電線wを巻き付けて保持を行うようにした例で ある。dは端子である。この場合、電線wの保持は可能であるが、作業者が電線 wを巻き付けるため時間がかかり非能率であるだけでなく、後の工程で端子を挿 入する際に電線wにくせがついて挿入が困難となるなどの欠点がある。
【0005】 また、実開昭57−53593号公報には、図9に示すように、U字型フォー クeの先端にフックfを設けて、フォークe内に嵌入した電線の飛び出しをフッ クfで防止するようにした電線チャックQが提案されている。 しかし、この電線チャックQの場合、U字型フォークeの大きさに比較して電 線の量が少ないと保持できず、電線の飛び出しが発生する欠点がある。
【0006】 さらに、特開昭57−90817号公報には、図10に示すような、電線挟持 具Rが提案されている。電線挟持具Rは、弾性変形しうる挟持子g、g′間で電 線wを挟持するようにしている。 しかしながら、電線挟持具Rでは多本数の電線や、径の異なる電線を複数本挟 持しようとすると、図11に示すように、電線が挟持子g、g′間を滑り出して 矢印に示す上方に抜け出し、全部の電線を挟持できない問題点がある。
【0007】
本考案は、上記の問題点に着目してなされたもので、多本数あるいは径の異な る複数の電線を容易かつ確実に保持できる電線保持具を提供することを課題とす る。
【0008】
前記の課題を達成するため、本考案は、対向する一対の電線保持壁から成り、 該電線保持壁の一側に凹面部を形成すると共に他側の電線保持壁には可撓性を有 する挟持板を該凹面部に対応して凸形に張設してなることを特徴とする。
【0009】
本考案の電線保持具は、一方の電線保持壁に凹面部を形成し、他方の電線保持 壁には該凹面部に対応して挟持板を凸形に張設しているため、挟持板が弾性変形 して凹面部との間において電線を包むように保持することができるので、径の大 小にかかわらず電線を確実に保持することが可能であると共に、異なる径の電線 を含む複数本の電線を容易かつ確実に保持することが可能である。
【0010】
図1は、本考案の実施例を示す電線保持具Hの正面図であり、図2は、その側 面図である。 電線保持具Hは、合成樹脂材を成形加工することによって作成されたもので、 対向する一対の電線保持壁1Aと1Bを固定部2から立設し、電線保持壁1Aに は内側に凹面部4を形成し、電線保持壁1Bにはその先端部5から固定部2にか けて、可撓性をもたせるため薄肉に形成した挟持板6を、凹面部4に対応して凸 状に張設して、挟持板6と電線保持壁1Bとの間に空間部Sを形成してある。 電線保持壁1Aの先端部には、電線を挿入し易くするためテーパー部7が形成 され、固定部2には所望の位置に装着するための取付孔8が形成されている。
【0011】 次に、上記の電線保持具Hによって電線を保持する状態について説明する。 図3は、細い電線W1 を保持する場合を示すもので、電線W1 は電線保持壁1 Aの凹面部4と挟持板6との間に保持されている。すなわち、電線W1 は、凸形 に張設された挟持板6の弾性によって凹面部4に圧迫され、凹面部4および挟持 板6のほぼ中央部において安定した状態で保持されており、とくに大きな力を加 えない限りテーパー部7から脱出することはない。
【0012】 太い電線W2 を保持する場合は、図4に示すように、挟持板6が空間部S内に 大きく屈曲して電線保持壁1Bに当接すると同時に、電線保持壁1Aもやや開い て電線保持壁1Bとの間で電線W2 を挟持する。このときも、凹面部4の曲面と 屈曲した挟持板6によって電線W2 の抜け出しが防止される。
【0013】 図5は、径の異なる電線W1 、W2 、Wn …を複数本同時に保持する状態を示 した例で、最も太い電線W2 によって電線保持壁1Aが拡開されるが、挟持板6 がその可撓性と弾性により空間部S内いっぱいに変形して各電線W1 、W2 、W n …を包み込むように密接するので、他の電線電線W1 、Wn …も凹面部4と挟 持板6との間で確実に保持される。
【0014】 図6は、電線保持具Hの使用例で、末端に端子金具を付設した電線Wを電線保 持具Hで保持した状態を示すものである。 電線保持具Hは電線保持台9上に立設されたスタンド10に対し、固定部2の 取付孔8にビス11を用いてねじ止めすることにより固定されており、ピンフォ ーク12を通じて仕分けされた複数の電線Wを、電線保持具Hの凹面部4と挟持 板6との間で保持するようにしている。 この場合、電線Wを引っ張っても、電線Wに付設された端子金具13の後足1 3aが電線保持具Hの電線保持壁1A、1Bに当たって外れないため、コネクタ への挿入端末の枝線の所要寸法を測定する手段に利用できる利点もある。
【0015】
本考案の電線保持具は、一方の電線保持壁の凹面部と、他方の電線保持壁に張 設した挟持板との間において電線を挟持するようにしているため、径の大小にか かわらず電線を確実に保持することが可能であると共に、異なる径の電線を含む 複数本の電線を容易かつ確実に保持することが可能であり、多種類の電線に対応 できると共に、多本数の電線をまとめて保持することが可能であるので部品点数 の削減と作業性の向上に役立つなどの利点がある。
【図1】本考案の実施例を示す電線保持具の正面図であ
る。
る。
【図2】図1の電線保持具の側面図である。
【図3】図1の電線保持具によって細い電線を保持した
場合の説明図である。
場合の説明図である。
【図4】図1の電線保持具によって太い電線を保持した
場合の説明図である。
場合の説明図である。
【図5】図1の電線保持具によって異なる径の電線を複
数本保持した場合の説明図である。
数本保持した場合の説明図である。
【図6】図1の電線保持具で端子付き電線を保持した状
態を示す斜視図である。
態を示す斜視図である。
【図7】従来の電線保持具の斜視図である。
【図8】従来の他の電線保持具の斜視図である。
【図9】従来の他の電線保持具の斜視図である。
【図10】従来の他の電線保持具の斜視図である。
【図11】図10の電線保持具で多本数の電線を保持し
ようとした場合の説明図である。
ようとした場合の説明図である。
H 電線保持具 1A 電線保持壁 1B 電線保持壁 4 凹面部 6 挟持板
Claims (1)
- 【請求項1】 対向する一対の電線保持壁から成り、該
電線保持壁の一側に凹面部を形成すると共に他側の電線
保持壁には可撓性を有する挟持板を該凹面部に対応して
凸形に張設してなることを特徴とする電線保持具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993048830U JP2600741Y2 (ja) | 1993-09-08 | 1993-09-08 | 電線保持具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993048830U JP2600741Y2 (ja) | 1993-09-08 | 1993-09-08 | 電線保持具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0718322U true JPH0718322U (ja) | 1995-03-31 |
JP2600741Y2 JP2600741Y2 (ja) | 1999-10-25 |
Family
ID=12814157
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993048830U Expired - Fee Related JP2600741Y2 (ja) | 1993-09-08 | 1993-09-08 | 電線保持具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2600741Y2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011204466A (ja) * | 2010-03-25 | 2011-10-13 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 電線固定具及びワイヤハーネスの製造方法 |
JP2012109096A (ja) * | 2010-11-17 | 2012-06-07 | Yazaki Corp | 電線用クランプ構造 |
JP2016143600A (ja) * | 2015-02-03 | 2016-08-08 | 矢崎総業株式会社 | 布線治具用の電線外れ止め具及び布線治具 |
EP4376234A1 (de) * | 2022-11-24 | 2024-05-29 | MD Elektronik GmbH | Einspannvorrichtung und verfahren zum einspannen eines kabels und halten eines bauteils während eines konfektionierungsvorgangs |
-
1993
- 1993-09-08 JP JP1993048830U patent/JP2600741Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011204466A (ja) * | 2010-03-25 | 2011-10-13 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 電線固定具及びワイヤハーネスの製造方法 |
JP2012109096A (ja) * | 2010-11-17 | 2012-06-07 | Yazaki Corp | 電線用クランプ構造 |
JP2016143600A (ja) * | 2015-02-03 | 2016-08-08 | 矢崎総業株式会社 | 布線治具用の電線外れ止め具及び布線治具 |
EP4376234A1 (de) * | 2022-11-24 | 2024-05-29 | MD Elektronik GmbH | Einspannvorrichtung und verfahren zum einspannen eines kabels und halten eines bauteils während eines konfektionierungsvorgangs |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2600741Y2 (ja) | 1999-10-25 |
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Legal Events
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