JPH07183075A - リード線付きブラシの圧縮成形装置 - Google Patents

リード線付きブラシの圧縮成形装置

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JPH07183075A
JPH07183075A JP5325340A JP32534093A JPH07183075A JP H07183075 A JPH07183075 A JP H07183075A JP 5325340 A JP5325340 A JP 5325340A JP 32534093 A JP32534093 A JP 32534093A JP H07183075 A JPH07183075 A JP H07183075A
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JP
Japan
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brush
powder
die
molding chamber
lead wire
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Application number
JP5325340A
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English (en)
Inventor
Masanori Kurata
昌典 倉田
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Tris Inc
Original Assignee
Tris Inc
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Publication date
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Publication of JPH07183075A publication Critical patent/JPH07183075A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B11/00Presses specially adapted for forming shaped articles from material in particulate or plastic state, e.g. briquetting presses, tabletting presses
    • B30B11/02Presses specially adapted for forming shaped articles from material in particulate or plastic state, e.g. briquetting presses, tabletting presses using a ram exerting pressure on the material in a moulding space
    • B30B11/08Presses specially adapted for forming shaped articles from material in particulate or plastic state, e.g. briquetting presses, tabletting presses using a ram exerting pressure on the material in a moulding space co-operating with moulds carried by a turntable
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B15/00Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
    • B30B15/30Feeding material to presses

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は粉体の圧縮方向と直交する方向にリ
ード線が設けられたブラシを自動で成形するためのリー
ド線付きブラシの圧縮成形装置を提供することにある。 【構成】 可動ダイ22Xと固定ダイ22Yとに分割さ
れこれらの接合面間に粉体が供給される成形室22aが
形成されたダイ22と、成形室に供給された粉体を圧縮
してブラシを成形する上下一対のパンチ26、31と、
可動ダイをブラシの圧縮方向に沿って駆動する上下駆動
シリンダ47と、上記固定ダイに上記ブラシの圧縮方向
と直交する方向に沿って形成され先端が上記成形室に連
通したスライド孔54と、パイプ状をなし上記スライド
孔にスライド自在に設けられるとともにその内部にリー
ド線が挿通されるガイド管56と、上記可動ダイが上記
第1の駆動手段によって下降方向に駆動され上記成形室
で成形されたブラシが露出したときに上記ガイド管を上
記リード線とともに先端が上記成形室に突出する方向へ
駆動する離型シリンダ64とを具備したことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は粉体を圧縮してリード
線付きのブラシを成形する圧縮成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、電動機などには、その部品の
1つにカーボンからなる粉体を圧縮して成形されるブラ
シが用いられる。このブラシには、ブラシを介して電動
機のロータへ給電するためのリード線が設けられる。
【0003】このようなリード線付きのブラシには、電
動機の種類などによって要求される性能が異なり、たと
えばブラシの圧縮方向とリード線の導出方向とにおいて
は、上記リード線がブラシの圧縮方向に沿う方向に導出
された構造が要求される場合や圧縮方向と直交する方向
に導出された構造が要求される場合がある。
【0004】上記ブラシは、通常、ダイに形成された成
形室に粉体を供給し、その粉体を上下一対のパンチによ
って圧縮することで成形される。そのため、ブラシの圧
縮方向に沿う方向にリードを設ける場合、上側のパンチ
にリード線を通す通孔を穿設しておき、その通孔からリ
ード線の先端部を成形室に突出させておき、その状態で
成形室に供給された粉体を圧縮成形すれば、リード線を
ブラシの圧縮方向に沿って設けることができる。
【0005】しかも、成形後には下パンチを成形時より
も上昇させることで、そのブラシをリード線とともに変
位させて離型し、取り出すことが可能となる。つまり、
ブラシの圧縮方向とリード線の方向とが同一方向である
ことで、成形後の離型も容易に行うことができる。
【0006】しかしながら、リード線がブラシの圧縮方
向と直交する方向に設けられる場合には、リード線の先
端部を成形室の側方からその成形室へ導入しなければな
らないから、前者の場合のように上パンチを利用してリ
ード線を成形室へ導入するということができない。
【0007】そのため、そのような場合には、成形室が
形成されたダイに、上記ブラシの圧縮方向と直交する方
向に沿ってリード線を通すことができる通孔を穿設し、
その通孔からリード線の先端部を上記成形室へ突出させ
ておくということが考えられる。
【0008】しかしながら、そのような構成によると、
一対のパンチの移動方向とリード線を上記成形室へ導入
する方向とが直交しているから、下パンチあるいは上パ
ンチを利用して成形されたブラシを離型させ、成形室か
ら取り出すということができなくなる。
【0009】そこで、従来、ブラシの圧縮方向とリード
線の導出方向とが直交する場合、図7(a)〜(d)に
示すような製造工程が採用されていた。つまり、同図
(a)に示すように粉体を成形室で矢印方向に圧縮して
ブラシ1を成形したならば、同図(b)に示すように上
記ブラシ1の側面にキリ2によってリード線3よりも大
径な埋設孔4を形成する。
【0010】ついで、同図(c)に示すように上記埋設
孔4にリード線3の端部を挿入したならば、リード線3
と埋設孔4との隙間に粉体Pを充填する。そして、この
粉体Pを管状のパンチ5によって圧縮し、リード線3を
ブラシ1と一体化することで、同図(d)に示すように
圧縮方向と直交する方向にリード線3が設けられたブラ
シ1を形成するようにしている。
【0011】しかしながら、このようにしてブラシ1を
製造する場合、その製造工程のうち、リード線3の接続
作業が手作業となるか、リード線取付け機で後工程で取
付けるため、生産性の低下を招いたり、品質のバラツキ
を招くなどのことがあった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このように、ブラシの
圧縮方向に対してリード線が直交する方向に設けられる
場合、その製造工程の自動化ができなかったので、生産
性の低下や品質の低下を招くということがあった。
【0013】この発明は上記事情に基づきなされたもの
で、その目的とするところは、ブラシの圧縮方向に対し
てリード線が直交する方向に設けられる場合、成形され
たブラシの離型や取り出しを自動化することが可能なリ
ード線付きブラシの圧縮成形装置を提供することにあ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
にこの発明は、粉体を圧縮するとともにその圧縮方向と
直交する方向にリード線が設けられたブラシを成形する
圧縮成形装置において、可動ダイと固定ダイとに分割さ
れこれらの接合面間に上記粉体が供給される成形室が形
成されたダイと、上記成形室に供給された粉体を圧縮し
て上記ブラシを成形する上下一対のパンチと、上記可動
ダイを上記ブラシの圧縮方向に沿って駆動する第1の駆
動手段と、上記固定ダイに上記ブラシの圧縮方向と直交
する方向に沿って形成され先端が上記成形室に連通した
スライド孔と、パイプ状をなし上記スライド孔にスライ
ド自在に設けられるとともにその内部にリード線が挿通
されるガイド管と、上記可動ダイが上記第1の駆動手段
によって下降方向に駆動され上記成形室で成形されたブ
ラシが露出したときに上記ガイド管を上記リード線とと
もに先端が上記成形室に突出する方向へ駆動する第2の
駆動手段とを具備したことを特徴とする。
【0015】
【作用】上記構成によれば、可動ダイを下降方向に駆動
し、ガイド管をその先端が成形室に突出する方向に駆動
することで、圧縮成形されたブラシをその圧縮方向と直
交するリード線の方向に沿って離型させ、取り出すこと
が可能となる。
【0016】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。
【0017】図1乃至図6はこの発明の一実施例を示
し、図4は圧縮成形装置の全体的概略図である。この装
置は本体11を有する。この本体11は箱形状のベース
部11aと、このベース部11aに立設されたフレーム
部11bとからなる。
【0018】上記フレーム部11bには上下方向に沿っ
て主軸12が設けられている。この主軸12の上端と下
端とにはそれぞれ上部カム体13と下部カム体14とが
一体的に嵌着されている。各カム体13、14には周方
向に180度ずれてそれぞれ2つの上死点と下死点が対
応して形成されたカム面13a、14aを有する。これ
らカム体13、14は上記フレーム部11bの上下内面
に設けられた軸受体15によってそれぞれスラスト方向
とラジアル方向とに回転自在に支持されている。
【0019】上記主軸12の下端部は上記ベース部11
a内に突出し、その突出端にはウオームホイール16が
嵌着されている。このウオームホイール16にはウオー
ム17が噛合している。このウオーム17は駆動源18
の駆動軸18aに嵌着されている。したがって、上記駆
動源18によって上記ウオーム17が回転駆動されれ
ば、その回転がウオームホイール16を介して主軸12
に伝達されるようになっている。
【0020】上記フレーム部11bの中途部には矩形状
の中間盤体21が水平に架設されている。この中間盤体
21の中心部には上記主軸12が貫通する通孔21aが
形成され、また主軸12の周囲には周方向に180度離
間して2組のダイ22が設けられている。各ダイ22に
は後述するごとくカーボンなどの粉体Pが供給される成
形室22aが形成されている。
【0021】各ダイ22の上方には、上ラム23がフレ
ーム部11bの内面に設けられた上支持部24に上下方
向にスライド自在に設けられ、ばね25によって上昇方
向に付勢されている。上記上ラム23には、下端面に上
パンチ26が取着され、上部に上ラムロール27がラム
軸28によって回転自在に設けられている。この上ラム
ロール27は上記上部カム体13のカム面13aに上記
ばね25の付勢力によって当接している。
【0022】したがって、上記上部カム体13が主軸1
2とともに回転すれば、上記上ラム23および上パンチ
26が上記カム面13aの形状に応じて上下駆動される
ようになっている。上部カム体13が1回転すること
で、上下方向に2往復するようになっている。
【0023】各ダイ22の下方には、下ラム27がフレ
ーム部11bの内面に設けられた下支持部28に上下方
向にスライド自在に設けられ、ばね29によって下降方
向に付勢されている。上記下ラム27には、上端面に下
パンチ31が取着され、下端部に下ラムロール32がラ
ム軸33によって回転自在に設けられている。この下ラ
ムロール32は上記下部カム体14のカム面14aに上
記ばね29の付勢力によって当接している。
【0024】それによって、主軸12が1回転すれば、
上記下ラム27および下パンチ31は上記下部カム体1
4のカム面14aによって上下方向に2往復駆動される
ようになっている。
【0025】なお、上下一対のパンチ26、31は、後
述するごとく多少動きは異なるものの、ほぼ同期して上
下方向に駆動され、それによって成形室22aに供給さ
れた粉体Pを圧縮成形するようになっている。つまり、
上パンチ26が下降方向に駆動されるときには下パンチ
31は上昇方向に駆動されるようになっている。
【0026】上記フレーム部11bの上記中間盤体21
よりも上方の部分には、各ダイ22と対応して粉体Pが
収容された一対のホッパ35が設けられている。各ホッ
パ35の下端には可撓性のチューブ36の一端が接続さ
れている。このチューブ36の他端は、図4に示すよう
に上記中間盤体21の上面にスライド自在に設けられた
カバー状のフィーダ37に接続されている。このフィー
ダ37は上記ダイ22に形成された成形室22aの方向
に向かってスライド自在となっている。
【0027】上記フィーダ37には、図4に示すように
下端を上記フレーム部11bの下部に枢着したレバー3
8の上端が自在ジョイント39を介して連結されてい
る。このレバー38の中途部にはカムフォロア41が回
転軸線を垂直にして設けられている。このカムフロア4
1は上記レバー38がばね42によって付勢されること
で、上記下部カム体14の外周面に当接している。この
下部カム体14の外周面には周方向に180度の間隔で
一対の供給カム43が突設されている。
【0028】上記供給カム43は上記上パンチ26と下
パンチ31との上下動に連動して上記レバー38を回動
させ、それによって適時に上記フィーダ37をダイ22
の上方へスライドさせ、その成形室22aに粉体Pを供
給するようになっている。つまり、後述するごとく上パ
ンチ26が上昇したときにフィーダ37がレバー38に
よって前進方向に駆動され、ついで上記下パンチ31が
下降することで粉体Pが吸引力されるごとく成形室22
aに供給されるようになっている。
【0029】上記ダイ22は図1と図2に示すように可
動ダイ22Xと固定ダイ22Yとに分割されている。固
定ダイ22Yは上記中間盤体21の上面に固定され、上
記可動ダイ22Xは上記中間盤体21に設けられたガイ
ド部材46に沿って上下方向にスライド自在となってい
る。
【0030】上記可動ダイ22Xと固定ダイ22Yとは
一側面を接合させていて、それらの接合面間には上記成
形室22aが形成されている。つまり、成形室22a
は、可動ダイ22Xにその一側面に開放した凹溝を厚さ
方向全長にわたって形成し、この凹溝の開放した側面を
上記固定ダイ22Yの一側面で閉塞することで形成され
ている。
【0031】上記成形室22aで後述するごとく粉体P
を圧縮成形するとき、上記可動ダイ22Xは図1に示す
ように、型押しシリンダ40によって固定ダイ22Yの
方向へ押圧される。つまり、型押しシリンダ40のロッ
ド40aの先端には複数のリンク50aを介して加圧体
50bが連結されていて、上記ロッド40aが突出方向
に駆動されることで、上記加圧体50bがガイド部材4
6に形成された開口部46aからその内部へ突出し、上
記可動ダイ22Xを押圧するようになっている。
【0032】上記可動ダイ22Xの下面には上下駆動シ
リンダ47のロッド47aが連結され、この上下駆動シ
リンダ47によって上記可動ダイ22Xが上下方向に駆
動されるようになっている。
【0033】図1と図2に示すように一対の可動ダイ2
2Xの下面にはアーム48の一端部が連結されている。
このアーム48の他端部には支軸49が立設されてい
る。一対の支軸49の上端は上記可動ダイ22Xの上面
よりも上方に位置し、これらの上端には帯状プレート5
1が架設されている。この帯状プレート51の両端部上
面には図3に示すようにそれぞれクランプシリンダ52
の一端部が枢着されている。このクランプシリンダ52
のロッド52aには取り出しクランパ53が設けられて
いる。したがって、この取り出しクランパ53は上記上
下駆動シリンダ47によって可動ダイ22Xと一体的に
上下方向に駆動されるようになっている。
【0034】図3に示すように上記帯状プレート51に
は排出用シリンダ60が枢着され、そのロッド60aは
上記クランパシリンダ52の側部に枢着されている。上
記排出用シリンダ60のロッド60aが突出方向に駆動
されれば、上記クランパシリンダ52は一端を支点とし
て矢印方向へ回動し、その先端に設けられた取り出しク
ランパ53が可動ダイ22Xの上方に位置する状態から
図示しない排出シュートの上方に位置するよう回動駆動
される。
【0035】上記固定ダイ22Yには一端を上記成形室
22aに直交する状態で連通させたスライド孔54が穿
設されている。このスライド孔54にはボビン55aか
ら導出されたリード線55が挿通されるガイド管56が
スライド自在に設けられている。このガイド管56の後
端には線クランパ57が一体的に設けられている。この
線クランパ57は収容体58を有し、この収容体58の
外壁にはエアシリンダ59が設けられている。このエア
シリンダ59のロッド59aは上記収容体58内に突出
し、その先端には可動部材61が取着されている。
【0036】上記収容体58内には上記可動部材61と
対向して固定部材62が設けられている。これら可動部
材61と固定部材62との間に上記リード線55が挿通
されている。したがって、上記可動部材61が駆動され
れば、上記リード線55が上記固定部材62とで挟持さ
れる。つまり、リード線55とガイド管56とが一体的
に結合される。
【0037】図3に示すように、上記一対の線クランパ
57は可動アーム63の両端部上面に矢印で示す方向に
スライド自在に設けられている。この可動アーム63の
両端部にはそれぞれ離型シリンダ64が配設されてい
る。各離型シリンダ64のロッド64aは上記線クラン
パ57に連結されている。
【0038】したがって、上記離型シリンダ64のロッ
ド64aが突出方向に駆動されると、それに線クランパ
57とガイド管56とが連動するから、そのガイド管5
6の先端が固定ダイ22Yの一側面から成形室22a内
へ突出する。それによって、上記成形室22aで成形さ
れたブラシBを後述するごとく固定ダイ22Yから離型
させることができるようになっている。
【0039】上記可動アーム63の中途部には取付け部
材70が設けられている。この取付け部材70には、図
1乃至図3に示すように上記中間盤体21にスライド自
在に設けられた引き戻しシリンダ65のロッド65aに
連結されているとともに、カムフォロア66が回転自在
に設けられている。
【0040】上記引き戻しシリンダ65はばね67によ
って矢印で示す前進方向に付勢されている。それによっ
て、引き戻しシリンダ65を介して上記可動アーム63
が付勢され、上記取付け部材64に設けられた上記カム
フォロア66が上記主軸12に設けられたタイミングカ
ム68に当接するようになっている。
【0041】上記引き戻しシリンダ65のロッド65a
が上記ばね67の付勢力に抗して後退方向に駆動される
と、そのロッド65aの後端がストッパ69に当接する
後退位置で位置決めされる。
【0042】上記タイミングカム68は上記主軸12の
外周面に2つの凸部68aが形成されてなり、この凸部
68aによってオンーオフされるリミットスイッチ71
によって上記主軸12を駆動する駆動源18が所定のタ
イミングで停止させられるようになっている。なお、上
記駆動源18は、上下駆動シリンダ47が可動ダイ22
Xを上昇させ終わったときに、そのことを検出する図示
しないリミットスイッチからの検出信号で作動が再開さ
れるようになっている。
【0043】一方、一対の上記ダイ22の上方には、そ
れぞれ切断シリンダ72が斜め下方に向かって配設され
ている。この切断シリンダ72のロッド72aにはカッ
タ73が設けられている。このカッタ73は上記ロッド
72aが前進限まで駆動されたときに作動して後述する
ごとくリード線55を切断するようになっている。
【0044】つぎに、上記構成の装置によってブラシB
を成形する手順を図5(a)〜(c)と図6(d)〜
(f)を参照しながら説明する。
【0045】主軸12とともに上部カム体13と下部カ
ム体14とを回転させることで、上パンチ26が上昇
し、下パンチ31が下降すると、レバー38が図4に矢
印で示す方向へ回動してフィーダ37がダイ22の成形
室22aを覆う位置まで駆動される。その状態で図5
(a)に示すように下パンチ31が下降方向へ駆動され
ることで、上記フィーダ37から粉体Pが成形室22a
に吸引されるごとく供給される。このとき、リード線5
5の先端はガイド管56の先端から所定寸法突出してい
るが、このリード線55の先端は固定ダイ22Yの側面
から突出しない状態、つまり成形室22aに突出しない
状態に位置決めされている。
【0046】粉体Pの供給が終了すると、上記レバー3
8は逆方向に回動し、フィーダ37を後退位置へスライ
ドさせたのち、図5(b)に矢印で示すようにガイド管
56が先端を固定ダイ22Yの一側面と面一になるまで
前進方向へ駆動される。それによって、リード線55の
先端部が成形室22aに突出する。
【0047】つまり、主軸12が図3に矢印で示す方向
に回転することで、可動アーム63に設けられたカムフ
ォロア66がタイミングカム68の凸部68aから外れ
ることで、上記可動アーム63が引き戻しシリンダ65
を付勢したばね67の付勢力によって前進方向へスライ
ドする。
【0048】それによって、ガイド管56が前進方向へ
スライドするから、線クランパ57がリード線55を挟
持した状態にあれば、これらは一体に前進し、上述した
ごとくリード線55の先端部が成形室22aに突出する
ことになる。
【0049】ついで、主軸12の回転にともない、図5
(c)に示すように上パンチ26が下降し、下パンチ3
1が上昇することで、これら一対のそれぞれのパンチに
よって成形室22aに供給された粉体Pが圧縮成形され
る。
【0050】粉体Pの圧縮成形が終了すると、主軸12
の回転によって図6(d)に示すように上パンチ26が
上昇し、下パンチ31が下降したのち、リミットスイッ
チ71がタイミングカム68の凸部68aによってオン
となり、その信号で主軸12の回転が停止する。それと
同時に、線クランパ57によるリード線55の挟持状態
が開放される。
【0051】また、主軸12の回転が停止した時点で、
カムフォロア66が供給カム68の凸部68aに乗り上
げ、可動アーム63がわずかに後退するが、そのときに
は線クランパ57が開放状態にあるから、ガイド管56
だけが後退し、リード線55は後退しない。したがっ
て、成形室22aで圧縮成形された成形品である、ブラ
シBから上記リード線55が引き抜かれることがない。
【0052】このように、主軸12の回転が停止する
と、図6(d)に示すように上下駆動シリンダ47が作
動して可動ダイ22Xが下降方向へ駆動され、成形され
たブラシBの上記可動ダイ22Xによって覆われていた
部分が露出するとともに、上記可動ダイ22Xの下降に
連動して帯状プレート51とともにクランパシリンダ5
2が下降し、取り出しクランパ53が上記ブラシBに対
向位置する。
【0053】この状態で離型シリンダ64が作動してガ
イド管56をわずかに前進方向へ駆動しする。それによ
って、ブラシBがガイド管56とともに変位するから、
そのブラシBが図6(d)に鎖線で示すように固定シリ
ンダ22Yの一側面から剥離される。つまり、ブラシB
は離型される。
【0054】ブラシBが離型されると、図6(e)に示
すようにクランプシリンダ52が作動して取り出しクラ
ンパ53が前進方向へ駆動されて上記ブラシBを挟持
し、ついで後退方向へ駆動される。上記線クランパ57
によるリード線55の挟持状態は開放されているから、
上記取り出しクランパ53がブラシBを挟持した状態で
後退することで、リード線55が上記ガイド管56から
引き出される。
【0055】上記取り出しクランパ53が後退すると、
切断シリンダ72が作動してカッタ73が下降し、上記
ガイド管56から引き出されたリード線55を所定の長
さで切断する。それによって、粉体Pの圧縮成形方向に
対して直交する方向にリード線55が設けられたブラシ
Bが形成される。
【0056】上記カッタ73によってリード線55が切
断されると、排出用シリンダ60が作動して上記クラン
プシリンダ52を回動させ、その取り出しクランパ53
を図示しない排出シュート上に位置させる。その状態で
上記取り出しクランパ53が開放され、ブラシBが落下
する。
【0057】上記ブラシBの排出と同時に引き戻しシリ
ンダ65のロッド65aがストッパ69に当接するまで
後退方向に駆動され、それによってガイド管56から図
6(e)に示すようにL1 の長さで突出したリード線5
5が図6(f)に示すように長さL2 まで引き戻され
る。
【0058】ついで、線クランパ57がリード線55を
クランプした状態で離型シリンダ64のロッド64aが
後退方向に駆動される。それによって、図6(f)に示
すようにガイド管56およびこのガイド管56からわず
かに突出したリード線55の先端が固定ダイ22Yのス
ライド孔54に没入する。
【0059】この状態で上下駆動シリンダ47が作動
し、図6(f)に示すように可動ダイ22Xが上昇方向
に駆動されて固定ダイ22Yとで成形室22aを形成す
るととに、下パンチ31が下部カム体14によって上昇
方向に駆動される。
【0060】上記可動ダイ22Xが上昇限まで駆動され
ると、その状態を検知した図示しないリミットスイッチ
からの信号で主軸12を駆動する駆動源18が再び作動
し、それによってフィーダ37が上記成形室22aを覆
う位置までスライドする。
【0061】上記フィーダ37がスライドしたのち、上
記下パンチ31が図6(f)の状態から図5(a)の状
態へ下降することで、上記成形室22aに粉体Pが吸引
されるごとく供給され、上述した工程が繰り返される。
それによって、粉体Pの圧縮方向と直交する方向にリー
ド線55が設けられたブラシBを、次々と自動で生産す
ることができる。
【0062】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明は、粉体を圧
縮成形するダイを、可動ダイと固定ダイとに分割し、こ
れらの接合面間に上記粉体が供給される成形室を形成
し、上記固定ダイに上記ブラシの圧縮方向と直交する方
向に沿うスライド孔を上記成形室に連通して形成し、こ
のスライド孔にリード線が挿通されたガイド管をスライ
ド自在に設け、上記成形室にリード線を突出させた状態
で粉体を圧縮してブラシを成形し、ついで可動ダイを下
降方向へ駆動したのち、上記ガイド管の先端を上記成形
室へ突出させることで、上記ブラシを離型させるように
した。
【0063】したがって、粉体の圧縮方向とリード線の
導出方向とが直交するブラシを成形するに際し、その成
形工程を自動化することができる。しかも、ガイド管は
リード線のガイドだけでなく、成形されたブラシの離型
用としても利用でき、離型専用の部品を必要としないか
ら、構成の簡略化が計れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す可動ダイが上昇した
状態の縦断面図。
【図2】同じく可動ダイが下降した状態の縦断面図。
【図3】同じく一対のダイの配置状態を示す概略的平面
図。
【図4】同じく装置全体の半断面正面図。
【図5】同じくブラシの成形工程の一部分の工程の説明
図。
【図6】同じくブラシの成形工程の残りの部分の工程の
説明図。
【図7】粉体の圧縮方向とリードの導出方向とが直交す
る従来のブラシの製造工程の説明図。
【符号の説明】
22…ダイ、22X…可動ダイ、22Y…固定ダイ、2
2a…成形室、26…上パンチ、31…下パンチ、47
…上下駆動シリンダ(第1の駆動手段)、54…スライ
ド孔、56…ガイド管、64…離型シリンダ(第2の駆
動手段)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉体を圧縮するとともにその圧縮方向と
    直交する方向にリード線が設けられたブラシを成形する
    圧縮成形装置において、 可動ダイと固定ダイとに分割されこれらの接合面間に上
    記粉体が供給される成形室が形成されたダイと、上記成
    形室に供給された粉体を圧縮して上記ブラシを成形する
    上下一対のパンチと、上記可動ダイを上記ブラシの圧縮
    方向に沿って駆動する第1の駆動手段と、上記固定ダイ
    に上記ブラシの圧縮方向と直交する方向に沿って形成さ
    れ先端が上記成形室に連通したスライド孔と、パイプ状
    をなし上記スライド孔にスライド自在に設けられるとと
    もにその内部にリード線が挿通されるガイド管と、上記
    可動ダイが上記第1の駆動手段によって下降方向に駆動
    され上記成形室で成形されたブラシが露出したときに上
    記ガイド管を上記リード線とともに先端が上記成形室に
    突出する方向へ駆動する第2の駆動手段とを具備したこ
    とを特徴とするリード線付きブラシの圧縮成形装置。
JP5325340A 1993-12-22 1993-12-22 リード線付きブラシの圧縮成形装置 Pending JPH07183075A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20090261687A1 (en) * 2006-02-08 2009-10-22 Schunk Kohlenstofftechnik Gmbh Method and device for manufacturing a multilayer compression moulded element
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