JP2004229591A - 包餡おむすびの製造装置及び製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な工程で、良好な作業性を有し、しかもシャリの合わせラインができることなく包餡おむすびを製造する。
【解決手段】おむすび成形穴2にシャリ8を供給するシャリ供給器と、おむすび成形穴内のシャリの略中央部に対して上方が開口した具穴9を形成する具穴成形器と、具穴内部に具材10を押し込んで充填する具材充填器と、具穴周縁のシャリ8を中央側に寄せることにより具穴の上方開口部分を閉鎖するシャリ閉鎖手段15とを備える。
【選択図】 図3
【解決手段】おむすび成形穴2にシャリ8を供給するシャリ供給器と、おむすび成形穴内のシャリの略中央部に対して上方が開口した具穴9を形成する具穴成形器と、具穴内部に具材10を押し込んで充填する具材充填器と、具穴周縁のシャリ8を中央側に寄せることにより具穴の上方開口部分を閉鎖するシャリ閉鎖手段15とを備える。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、具材をシャリの内部に設けた包餡おむすびの製造装置及び包餡おむすびの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の包餡おむすびの製造は、二枚のシャリ成形体を用いるものであり、下側のシャリ成形体の上面に所定の大きさの凹部を形成し、この凹部内に具材を充填し、具材の充填後に上側のシャリ成形体を下側のシャリ成形体上に載せてプレスして二枚のシャリ成形体を合体させている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平6−276970号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の包餡おむすびの製造では、一つのおむすびを成形する際に、二枚の板状のシャリ成形体を成形する必要がある。このため、工程が煩雑で作業性及び生産性が低下している。また、成形されたおむすびの中間部分にシャリ成形体の合わせラインが残るため、商品価値が低下している。さらに、一枚一枚のシャリ成形体のシャリ量が少ない上に、成形後に放置する時間が長く、シャリの温度が低下する問題を有している。
【0005】
本発明は、このような従来の問題点を考慮してなされたものであり、簡単な工程で、良好な作業性を有し、しかも合わせラインができることなく、シャリ温度を低下させることなく包餡おむすびを製造することが可能な製造装置及び製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1の発明の包餡おむすびの製造装置は、おむすび成形穴にシャリを供給するシャリ供給器と、おむすび成形穴内のシャリの略中央部に対して上方が開口した具穴を形成する具穴成形器と、具穴内部に具材を押し込んで充填する具材充填器と、具穴周辺のシャリを中央側に寄せることにより具穴の上方開口部分を閉鎖するシャリ閉鎖手段とを備えていることを特徴とする。
【0007】
請求項1の発明では、シャリの略中央部分に対し、具穴成形器によって具穴を形成した後、具材充填器により具材を具穴内に充填し、その後、シャリ閉鎖手段が具穴の上方開口部分を閉鎖することにより包餡おむすびを製造することができる。このような発明では、おむすび成形穴に供給したシャリに対して処理を順次行うため、二枚のシャリ成形体を用いる必要がなく、工程が簡単となると共に、作業性が向上する。
【0008】
また、おむすび成形穴に充填したシャリが全量であり、かつシャリに対して処理を順次行うことからシャリを放置することがなく、シャリの温度が低下することがなくなる。さらには、シャリ閉鎖手段が具穴周縁のシャリを中央側に寄せて具穴を閉鎖することから、2枚のシャリ成形体を成形して合わせる必要がなくなり、シャリ成形体の合わせラインができないため、商品価値を向上させることができる。
【0009】
請求項2の発明は、請求項1記載の包餡おむすびの製造装置であって、前記おむすび成形穴が間欠的に回転する回転テーブルに所定間隔で複数が形成されており、シャリ供給器、具穴成形器、具材充填器及びシャリ閉鎖手段が回転テーブルの回転方向に沿って順に配置されていることを特徴とする。
【0010】
この発明では、回転テーブルの回転方向に沿って各部材が配置されるため、回転テーブルの間欠回転によって包餡おむすびを製造することができる。これにより、連続的な製造が可能となり、生産性が向上する。
【0011】
請求項3の発明は、請求項1または2記載の包餡おむすびの製造装置であって、前記具穴成形器は、具穴形成と同時に具穴の周縁部分にシャリの立ち上がり部を形成することを特徴する。
【0012】
この発明では、シャリの立ち上がり部を具穴の周縁部分に形成するため、シャリ閉鎖手段はこの立ち上がり部を中央側に寄せることにより具穴を閉鎖することができる。これにより、良好な形状の包餡おむすびを製造することができるばかりでなく、具穴閉鎖のためのシャリの追加も不要となるため、安価に製造することができる。
【0013】
請求項4の発明の包餡おむすびの製造方法は、おむすび成形穴にシャリを供給するシャリ供給工程と、おむすび成形穴内のシャリの略中央部に対して上方が開口した具穴を形成する具穴成形工程と、具穴内部に具材を押し込んで充填する具材充填工程と、具穴周縁のシャリを中央側に寄せることにより具穴の上方開口部分を閉鎖するシャリ閉鎖工程とを備えていることを特徴とする。
【0014】
この発明では、シャリ供給工程、具穴成形工程、具材充填工程及びシャリ閉鎖工程を順次行って包餡おむすびを製造するため、簡単な工程及び良好な作業性でのおむすび製造が可能となり、シャリの温度が低下しないばかりでなく、安価に製造することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1及び図2は、本発明の第1実施の形態の製造装置を示し、図1は平面図、図2は工程を示す断面図である。
【0016】
この実施の形態の製造装置においては、回転テーブル1を備え、この回転テーブル1に沿って各部材が配置される。回転テーブル1はモータ等の回転源に接続されており、回転源の駆動によって図1の矢印方向に間欠的に回転する。この間欠回転は、A〜Jの各ステーションに一時的に停止しながら行われる。ここで、Aはシャリの充填ステーション、Bは具穴成形ステーション、C〜Eは具材充填ステーション、Fは具材押し込みステーション、Gはシャリの突き上げステーション、Hはシャリ合わせステーション、Iは成形ステーション、Jは排出ステーションであり、図2の(A)〜(J)が各ステーションに対応している。
【0017】
回転テーブル1の上面には、以上のステーションに対応する数のおむすび成形穴2が形成されている。おむすび成形穴2は、製造されるおむすびの外形に合わせた成形面を内面に有している。従って、円形のおむすびを成形する場合には、平面円形のおむすび成形穴2が形成されている回転テーブル1が用いられ、三角形のおむすびを成形する場合には、平面三角形のおむすび成形穴2が形成されている回転テーブル1が用いられる。平面四角形や俵型のおむすび成形穴2でもよいことはもちろんである。それぞれのおむすび成形穴2は、上下方向に貫通しており、その底部にはシャリ受け台3が上下方向に移動可能に配置されている。
【0018】
シャリの充填ステーションAには、おむすび成形穴2にはシャリを供給するシャリ供給器(図示省略)が配置され、具穴成形ステーションBには具穴成形器4が配置され、具材充填ステーションC、D、Eには具材充填器(図示省略)が配置され、具材押し込みステーションFには押し込み具5が配置され、シャリ合わせステーションHにはシャリ閉鎖手段(図1、図2では省略)が配置され、成形ステーションIには上部成形型7がそれぞれ配置されている。
【0019】
次に、この実施の形態による包餡おむすびの製造手順を説明する。回転テーブル1が間欠的に回転することにより、空のおむすび成形穴2がシャリの充填ステーションAに達したとき、シャリ供給器から所定量のシャリ8がおむすび成形穴2に供給される。
【0020】
シャリ8が充填されたおむすび成形穴2が具穴成形ステーションBに達すると、具穴成形器4が降下して、シャリ8の略中央部分に具穴9を形成する。この具穴9は、上面が開口した状態となると共に、充填される具材よりも幾分大きいサイズとなるように成形される。具穴9の成形に際しては、具穴成形器4がシャリ8に突き刺さるため、具穴9の周縁部分にシャリ8の立ち上がり部8aが形成される。
【0021】
各具材充填ステーションC、D、Eでは、具材充填器から具材10が落下することにより具穴9に対する具材10の充填が行われる。具材充填器はそれぞれの具材充填ステーションC、D、Eに配置されており、それぞれの具材充填器から種類の異なった具材10が充填される。このため、充填の必要のない具材10に対応した具材充填器は、作動することなく待機状態となるものである。
なお、この具材充填器は一個あるいは二個でもよいことはもちろんである。
【0022】
具材押し込みステーションFでは、上方から押し込み具5が下降して具穴9内に進入する。これにより、具材10はシャリ8に良好に押し付けられて一体化する。
【0023】
シャリの突き上げステーションGでは、シャリ受け台3がおむすび成形穴2内を上昇してシャリ8を突き上げる。この突き上げにより、具穴9の周縁部分のシャリ8の立ち上がり部8aがおむすび成形穴2の上方に押し上げられる。これによって、具穴9の上方に開口部9aが形成される。
【0024】
シャリ合わせステーションHでは、具材10上方の開口部9aにシャリの立ち上がり部8aが中央側に寄せられるように押し込むことにより、立ち上がり部8aが具材10上に被った状態となる。これにより、シャリ8に形成されていた具穴9の上方開口部9aが閉鎖され、包餡おむすびとしての固まりとなる。
【0025】
成形ステーションIでは、上部成形型7が下降しておむすび成形穴2に入り込み、下方のシャリ受け台3との間でシャリ8をプレスする。このプレスによりシャリ8と具材10とが密に一体化した包餡おむすび12となる。
【0026】
排出ステーションJでは、上部成形型7の上昇後、シャリ受け台3が上昇して成形された包餡おむすび12をおむすび成形穴2から押し上げる。これにより、図示を省略した回収アーム等による包餡おむすび12の回収が可能となる。
【0027】
このような実施の形態では、回転テーブル1の間欠回転に伴って各処理を行うことにより包餡おむすび12を製造することができるため、二枚のシャリ成形体を用いる必要がなくなり、シャリ成形体の合わせラインができないため、商品価値を向上させることができ、しかも工程が簡単で、作業性も向上する。また、シャリ量も多く、かつシャリを長時間放置しないため、シャリの温度が低下することがない。
【0028】
さらに、具穴の周縁部分にシャリの立ち上がり部を形成し、この立ち上がり部によって具穴を閉鎖するため、良好な形状の包餡おむすびを製造することができると共に、具穴閉鎖のためのシャリの追加が不要となり、安価に製造することができる。
【0029】
図3(A)〜(J)は、本発明の第2実施の形態を工程順に示している。この実施の形態では、回転テーブル1の底部に底板13が取り付けられることにより、おむすび成形穴2内に充填されたシャリ8等の落下が防止されている。
【0030】
図3において、(A)はシャリの充填ステーションであり、所定量のシャリ8がおむすび成形穴2に充填される。(B)は具穴成形ステーションであり、具穴成形器4がシャリ8に突き刺さることにより具穴9が形成される。この具穴9の形成の際には、具穴の周縁部分で立ち上がるシャリ8の立ち上がり部8aが形成されると共に、上方に開口部9aが形成される。
【0031】
(C)は具材充填ステーションであり、シャリ8に形成された具穴9内に所定量の具材10が充填され、その後、(D)の具材押し込みステーションでは押し込み具5によって具材10の押し込みが行われる。
【0032】
(E)〜(G)は、シャリ合わせステーションでの作動手順を示している。このシャリ合わせステーションには、シャリ閉鎖手段としてのシャリ寄せ型15が上下動可能に配置されている。シャリ閉鎖手段としてのシャリ寄せ型15には、寄せ面16が下面に形成されている。寄せ面16は、外側に向かって径が徐々に大きくなったテーパ状となっている。また、寄せ面16の最外周部分には、袴部16aが形成されている。袴部16aはテーパ状の寄せ面16と連続していると共に、下方に向かって先細りとなる形状となっている。この袴部16aは、シャリ8に外側から接触し、この接触により立ち上がり部8aを曲げながらシャリ8の中央部分に寄せるように作用する。
【0033】
かかるシャリ合わせステーションでは、(E)に示すようにシャリ寄せ型15の全体がおむすび成形穴2内に侵入する。この侵入により、寄せ面16の袴部16aがシャリの立ち上がり部8aを具材10の上方側に折り曲げながら中央側に寄せ集める。さらに、シャリ寄せ型15が下降すると、(F)に示すようにテーパ状の寄せ面16が折り曲げられた立ち上がり部8aを押して具材10に密着させる。これにより、シャリ8の具穴9が閉鎖され、具材10をシャリ8の内部に封じ込めることができる。その後、(G)に示すように、シャリ寄せ型15が上昇して、おむすび成形穴2から退出する。
【0034】
(H)及び(I)は、成形ステーションでの作動を示している。この成形ステーションでは、下部成形型18及び上部成形型19が対向している。また、この成形ステーションでは、底板13がなく、成形ステーションにシャリ8が達すると同時に下部成形型18が上昇して、おむすび成形穴2内に入り込み、シャリ8を保持する。その後、上部成形型19が下降して下部成形型18との間でシャリ8をプレス成形する。これにより、具材10をシャリ8の内部に封じ込めた包餡おむすび12を成形することができる。この成形の後、回転テーブル1が回転して排出ステーションに移動する。
【0035】
(J)は、排出ステーションでの作動を示し、押出型20がおむすび成形穴2の内部に下方から侵入して成形された包餡おむすび12をおむすび成形穴2から押し出す。これにより、包餡おむすび12の回収が可能となる。
【0036】
この実施の形態では、袴部16aを有した寄せ面16によって立ち上がり部8aを中央側に寄せ集めることができるため、具穴9を確実に閉鎖することができる。また、第1実施の形態と同様に、二枚のシャリ成形体を用いる必要がなく、シャリ成形体の合わせラインができないため、商品価値を向上させることができ、しかも工程が簡単で、作業性も向上する。また、シャリ量も多く、かつシャリを長時間放置しないため、シャリの温度が低下することがない。
【0037】
図4は、本発明の第3実施の形態を示す。この実施の形態では、上述した第2の実施の形態に対し、上部成形型19を省いたものであり、シャリ閉鎖手段としてのシャリ寄せ型15を上部成形型19と兼用している。
【0038】
すなわち、この実施の形態では、(B)で示すようにシャリ寄せ型15がおむすび成形穴2の上方で待機した状態に対し、下部成形型18がおむすび成形穴2内に侵入してシャリ8をシャリ寄せ型15に押し付ける。この押し付けにより、第2実施の形態と同様にシャリ寄せ型15の袴部16a及び寄せ面16によって、立ち上がり部8aが折り曲げられながら中央に寄せられる。これにより、(C)で示すように、具穴9を閉鎖すると共に下部成形型18及びシャリ寄せ型15によるプレス成形が行われ、包餡おむすび12を成形することができる。その後においては、(D)に示すようにシャリ寄せ型15が上方に退出し、下部成形型18の押出による包餡おむすび12の排出が行われる。
【0039】
この実施の形態では、第2実施の形態と同様な効果を有しているのに加えて、上部成形型19が不要となるため、簡単な構造とすることができ、工程も簡素化することができる。
【0040】
図5は本発明の第4実施の形態を示す。この実施の形態では、(B)及び(C)に示すように、下部成形型18及びシャリ寄せ型15がおむすび成形穴2内に同時に侵入する。この侵入によりシャリ寄せ型15による立ち上がり部8aの中央側への寄せが行われると同時に、シャリ寄せ型15及び下部成形型18によるプレス成形が行われる。このようにシャリの中央側への寄せとプレス成形とを同時に行うことにより、包餡おむすび12の成形工程をさらに簡素化することが可能となる。
【0041】
図6は本発明の第5実施の形態を示す。この実施の形態では、第2実施の形態〜第4実施の形態におけるシャリ寄せ型15の構造を変更したものである。すなわち、この実施の形態のシャリ寄せ型15は、上述した寄せ面16を下面に有した型本体21と、型本体21を貫通すると共に型本体21に対して独立して上下動するスライド型22とを備えるものである。型本体21は(B)に示すように、おむすび成形穴2に侵入することにより、寄せ面16がシャリの立ち上がり部8aを具材10の上方側に折り曲げながら中央側に寄せ集めて具穴9を閉鎖する。その後、スライド型22がシャリ寄せ型15よりも大きく下降し、この下降により、立ち上がり部8aを具材10に密着させるように作用する。
【0042】
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々変更が可能である。例えば、本発明では、回転テーブル1を用いることなく、横長のテーブルを用い、このテーブルの長さ方向におむすび成形穴2を所定間隔で形成することができる。この場合には、テーブルの長さ方向に沿って上述した各部材を配置することにより包餡おむすび12の製造が可能となる。また、シャリ閉鎖手段として、爪形状のチャックをシャリの周囲に配置し、このチャックを閉じ作動させることによりシャリを中央側に寄せて具穴を閉鎖しても良い。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、包餡おむすびの製造に際して、二枚のシャリ成形体を用いる必要がなく、工程が簡単となると共に、作業性が向上する。シャリ量が多く、かつシャリに対して処理を順次行うことから、シャリを放置することがなく、シャリの温度が低下することがなくなる。さらに、2枚のシャリ成形体を成形して合わせる必要がなく、シャリ成形体の合わせラインができないため、商品価値を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態の製造装置を示す平面図である。
【図2】(A)〜(J)は第1実施の形態を工程順に示す断面図である。
【図3】(A)〜(J)は第2実施の形態を工程順に示す断面図である。
【図4】(A)〜(D)は第3実施の形態を工程順に示す断面図である。
【図5】(A)〜(D)は第4実施の形態を工程順に示す断面図である。
【図6】(A)〜(C)は第5実施の形態を工程順に示す断面図である。
【符号の説明】
1 回転テーブル
2 おむすび成形穴
4 具穴成形器
8 シャリ
8a 立ち上がり部
9 具穴
9a 開口部
10 具材
15 シャリ寄せ型(シャリ閉鎖手段)
16 寄せ面
16a 袴部
【発明の属する技術分野】
本発明は、具材をシャリの内部に設けた包餡おむすびの製造装置及び包餡おむすびの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の包餡おむすびの製造は、二枚のシャリ成形体を用いるものであり、下側のシャリ成形体の上面に所定の大きさの凹部を形成し、この凹部内に具材を充填し、具材の充填後に上側のシャリ成形体を下側のシャリ成形体上に載せてプレスして二枚のシャリ成形体を合体させている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平6−276970号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の包餡おむすびの製造では、一つのおむすびを成形する際に、二枚の板状のシャリ成形体を成形する必要がある。このため、工程が煩雑で作業性及び生産性が低下している。また、成形されたおむすびの中間部分にシャリ成形体の合わせラインが残るため、商品価値が低下している。さらに、一枚一枚のシャリ成形体のシャリ量が少ない上に、成形後に放置する時間が長く、シャリの温度が低下する問題を有している。
【0005】
本発明は、このような従来の問題点を考慮してなされたものであり、簡単な工程で、良好な作業性を有し、しかも合わせラインができることなく、シャリ温度を低下させることなく包餡おむすびを製造することが可能な製造装置及び製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1の発明の包餡おむすびの製造装置は、おむすび成形穴にシャリを供給するシャリ供給器と、おむすび成形穴内のシャリの略中央部に対して上方が開口した具穴を形成する具穴成形器と、具穴内部に具材を押し込んで充填する具材充填器と、具穴周辺のシャリを中央側に寄せることにより具穴の上方開口部分を閉鎖するシャリ閉鎖手段とを備えていることを特徴とする。
【0007】
請求項1の発明では、シャリの略中央部分に対し、具穴成形器によって具穴を形成した後、具材充填器により具材を具穴内に充填し、その後、シャリ閉鎖手段が具穴の上方開口部分を閉鎖することにより包餡おむすびを製造することができる。このような発明では、おむすび成形穴に供給したシャリに対して処理を順次行うため、二枚のシャリ成形体を用いる必要がなく、工程が簡単となると共に、作業性が向上する。
【0008】
また、おむすび成形穴に充填したシャリが全量であり、かつシャリに対して処理を順次行うことからシャリを放置することがなく、シャリの温度が低下することがなくなる。さらには、シャリ閉鎖手段が具穴周縁のシャリを中央側に寄せて具穴を閉鎖することから、2枚のシャリ成形体を成形して合わせる必要がなくなり、シャリ成形体の合わせラインができないため、商品価値を向上させることができる。
【0009】
請求項2の発明は、請求項1記載の包餡おむすびの製造装置であって、前記おむすび成形穴が間欠的に回転する回転テーブルに所定間隔で複数が形成されており、シャリ供給器、具穴成形器、具材充填器及びシャリ閉鎖手段が回転テーブルの回転方向に沿って順に配置されていることを特徴とする。
【0010】
この発明では、回転テーブルの回転方向に沿って各部材が配置されるため、回転テーブルの間欠回転によって包餡おむすびを製造することができる。これにより、連続的な製造が可能となり、生産性が向上する。
【0011】
請求項3の発明は、請求項1または2記載の包餡おむすびの製造装置であって、前記具穴成形器は、具穴形成と同時に具穴の周縁部分にシャリの立ち上がり部を形成することを特徴する。
【0012】
この発明では、シャリの立ち上がり部を具穴の周縁部分に形成するため、シャリ閉鎖手段はこの立ち上がり部を中央側に寄せることにより具穴を閉鎖することができる。これにより、良好な形状の包餡おむすびを製造することができるばかりでなく、具穴閉鎖のためのシャリの追加も不要となるため、安価に製造することができる。
【0013】
請求項4の発明の包餡おむすびの製造方法は、おむすび成形穴にシャリを供給するシャリ供給工程と、おむすび成形穴内のシャリの略中央部に対して上方が開口した具穴を形成する具穴成形工程と、具穴内部に具材を押し込んで充填する具材充填工程と、具穴周縁のシャリを中央側に寄せることにより具穴の上方開口部分を閉鎖するシャリ閉鎖工程とを備えていることを特徴とする。
【0014】
この発明では、シャリ供給工程、具穴成形工程、具材充填工程及びシャリ閉鎖工程を順次行って包餡おむすびを製造するため、簡単な工程及び良好な作業性でのおむすび製造が可能となり、シャリの温度が低下しないばかりでなく、安価に製造することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1及び図2は、本発明の第1実施の形態の製造装置を示し、図1は平面図、図2は工程を示す断面図である。
【0016】
この実施の形態の製造装置においては、回転テーブル1を備え、この回転テーブル1に沿って各部材が配置される。回転テーブル1はモータ等の回転源に接続されており、回転源の駆動によって図1の矢印方向に間欠的に回転する。この間欠回転は、A〜Jの各ステーションに一時的に停止しながら行われる。ここで、Aはシャリの充填ステーション、Bは具穴成形ステーション、C〜Eは具材充填ステーション、Fは具材押し込みステーション、Gはシャリの突き上げステーション、Hはシャリ合わせステーション、Iは成形ステーション、Jは排出ステーションであり、図2の(A)〜(J)が各ステーションに対応している。
【0017】
回転テーブル1の上面には、以上のステーションに対応する数のおむすび成形穴2が形成されている。おむすび成形穴2は、製造されるおむすびの外形に合わせた成形面を内面に有している。従って、円形のおむすびを成形する場合には、平面円形のおむすび成形穴2が形成されている回転テーブル1が用いられ、三角形のおむすびを成形する場合には、平面三角形のおむすび成形穴2が形成されている回転テーブル1が用いられる。平面四角形や俵型のおむすび成形穴2でもよいことはもちろんである。それぞれのおむすび成形穴2は、上下方向に貫通しており、その底部にはシャリ受け台3が上下方向に移動可能に配置されている。
【0018】
シャリの充填ステーションAには、おむすび成形穴2にはシャリを供給するシャリ供給器(図示省略)が配置され、具穴成形ステーションBには具穴成形器4が配置され、具材充填ステーションC、D、Eには具材充填器(図示省略)が配置され、具材押し込みステーションFには押し込み具5が配置され、シャリ合わせステーションHにはシャリ閉鎖手段(図1、図2では省略)が配置され、成形ステーションIには上部成形型7がそれぞれ配置されている。
【0019】
次に、この実施の形態による包餡おむすびの製造手順を説明する。回転テーブル1が間欠的に回転することにより、空のおむすび成形穴2がシャリの充填ステーションAに達したとき、シャリ供給器から所定量のシャリ8がおむすび成形穴2に供給される。
【0020】
シャリ8が充填されたおむすび成形穴2が具穴成形ステーションBに達すると、具穴成形器4が降下して、シャリ8の略中央部分に具穴9を形成する。この具穴9は、上面が開口した状態となると共に、充填される具材よりも幾分大きいサイズとなるように成形される。具穴9の成形に際しては、具穴成形器4がシャリ8に突き刺さるため、具穴9の周縁部分にシャリ8の立ち上がり部8aが形成される。
【0021】
各具材充填ステーションC、D、Eでは、具材充填器から具材10が落下することにより具穴9に対する具材10の充填が行われる。具材充填器はそれぞれの具材充填ステーションC、D、Eに配置されており、それぞれの具材充填器から種類の異なった具材10が充填される。このため、充填の必要のない具材10に対応した具材充填器は、作動することなく待機状態となるものである。
なお、この具材充填器は一個あるいは二個でもよいことはもちろんである。
【0022】
具材押し込みステーションFでは、上方から押し込み具5が下降して具穴9内に進入する。これにより、具材10はシャリ8に良好に押し付けられて一体化する。
【0023】
シャリの突き上げステーションGでは、シャリ受け台3がおむすび成形穴2内を上昇してシャリ8を突き上げる。この突き上げにより、具穴9の周縁部分のシャリ8の立ち上がり部8aがおむすび成形穴2の上方に押し上げられる。これによって、具穴9の上方に開口部9aが形成される。
【0024】
シャリ合わせステーションHでは、具材10上方の開口部9aにシャリの立ち上がり部8aが中央側に寄せられるように押し込むことにより、立ち上がり部8aが具材10上に被った状態となる。これにより、シャリ8に形成されていた具穴9の上方開口部9aが閉鎖され、包餡おむすびとしての固まりとなる。
【0025】
成形ステーションIでは、上部成形型7が下降しておむすび成形穴2に入り込み、下方のシャリ受け台3との間でシャリ8をプレスする。このプレスによりシャリ8と具材10とが密に一体化した包餡おむすび12となる。
【0026】
排出ステーションJでは、上部成形型7の上昇後、シャリ受け台3が上昇して成形された包餡おむすび12をおむすび成形穴2から押し上げる。これにより、図示を省略した回収アーム等による包餡おむすび12の回収が可能となる。
【0027】
このような実施の形態では、回転テーブル1の間欠回転に伴って各処理を行うことにより包餡おむすび12を製造することができるため、二枚のシャリ成形体を用いる必要がなくなり、シャリ成形体の合わせラインができないため、商品価値を向上させることができ、しかも工程が簡単で、作業性も向上する。また、シャリ量も多く、かつシャリを長時間放置しないため、シャリの温度が低下することがない。
【0028】
さらに、具穴の周縁部分にシャリの立ち上がり部を形成し、この立ち上がり部によって具穴を閉鎖するため、良好な形状の包餡おむすびを製造することができると共に、具穴閉鎖のためのシャリの追加が不要となり、安価に製造することができる。
【0029】
図3(A)〜(J)は、本発明の第2実施の形態を工程順に示している。この実施の形態では、回転テーブル1の底部に底板13が取り付けられることにより、おむすび成形穴2内に充填されたシャリ8等の落下が防止されている。
【0030】
図3において、(A)はシャリの充填ステーションであり、所定量のシャリ8がおむすび成形穴2に充填される。(B)は具穴成形ステーションであり、具穴成形器4がシャリ8に突き刺さることにより具穴9が形成される。この具穴9の形成の際には、具穴の周縁部分で立ち上がるシャリ8の立ち上がり部8aが形成されると共に、上方に開口部9aが形成される。
【0031】
(C)は具材充填ステーションであり、シャリ8に形成された具穴9内に所定量の具材10が充填され、その後、(D)の具材押し込みステーションでは押し込み具5によって具材10の押し込みが行われる。
【0032】
(E)〜(G)は、シャリ合わせステーションでの作動手順を示している。このシャリ合わせステーションには、シャリ閉鎖手段としてのシャリ寄せ型15が上下動可能に配置されている。シャリ閉鎖手段としてのシャリ寄せ型15には、寄せ面16が下面に形成されている。寄せ面16は、外側に向かって径が徐々に大きくなったテーパ状となっている。また、寄せ面16の最外周部分には、袴部16aが形成されている。袴部16aはテーパ状の寄せ面16と連続していると共に、下方に向かって先細りとなる形状となっている。この袴部16aは、シャリ8に外側から接触し、この接触により立ち上がり部8aを曲げながらシャリ8の中央部分に寄せるように作用する。
【0033】
かかるシャリ合わせステーションでは、(E)に示すようにシャリ寄せ型15の全体がおむすび成形穴2内に侵入する。この侵入により、寄せ面16の袴部16aがシャリの立ち上がり部8aを具材10の上方側に折り曲げながら中央側に寄せ集める。さらに、シャリ寄せ型15が下降すると、(F)に示すようにテーパ状の寄せ面16が折り曲げられた立ち上がり部8aを押して具材10に密着させる。これにより、シャリ8の具穴9が閉鎖され、具材10をシャリ8の内部に封じ込めることができる。その後、(G)に示すように、シャリ寄せ型15が上昇して、おむすび成形穴2から退出する。
【0034】
(H)及び(I)は、成形ステーションでの作動を示している。この成形ステーションでは、下部成形型18及び上部成形型19が対向している。また、この成形ステーションでは、底板13がなく、成形ステーションにシャリ8が達すると同時に下部成形型18が上昇して、おむすび成形穴2内に入り込み、シャリ8を保持する。その後、上部成形型19が下降して下部成形型18との間でシャリ8をプレス成形する。これにより、具材10をシャリ8の内部に封じ込めた包餡おむすび12を成形することができる。この成形の後、回転テーブル1が回転して排出ステーションに移動する。
【0035】
(J)は、排出ステーションでの作動を示し、押出型20がおむすび成形穴2の内部に下方から侵入して成形された包餡おむすび12をおむすび成形穴2から押し出す。これにより、包餡おむすび12の回収が可能となる。
【0036】
この実施の形態では、袴部16aを有した寄せ面16によって立ち上がり部8aを中央側に寄せ集めることができるため、具穴9を確実に閉鎖することができる。また、第1実施の形態と同様に、二枚のシャリ成形体を用いる必要がなく、シャリ成形体の合わせラインができないため、商品価値を向上させることができ、しかも工程が簡単で、作業性も向上する。また、シャリ量も多く、かつシャリを長時間放置しないため、シャリの温度が低下することがない。
【0037】
図4は、本発明の第3実施の形態を示す。この実施の形態では、上述した第2の実施の形態に対し、上部成形型19を省いたものであり、シャリ閉鎖手段としてのシャリ寄せ型15を上部成形型19と兼用している。
【0038】
すなわち、この実施の形態では、(B)で示すようにシャリ寄せ型15がおむすび成形穴2の上方で待機した状態に対し、下部成形型18がおむすび成形穴2内に侵入してシャリ8をシャリ寄せ型15に押し付ける。この押し付けにより、第2実施の形態と同様にシャリ寄せ型15の袴部16a及び寄せ面16によって、立ち上がり部8aが折り曲げられながら中央に寄せられる。これにより、(C)で示すように、具穴9を閉鎖すると共に下部成形型18及びシャリ寄せ型15によるプレス成形が行われ、包餡おむすび12を成形することができる。その後においては、(D)に示すようにシャリ寄せ型15が上方に退出し、下部成形型18の押出による包餡おむすび12の排出が行われる。
【0039】
この実施の形態では、第2実施の形態と同様な効果を有しているのに加えて、上部成形型19が不要となるため、簡単な構造とすることができ、工程も簡素化することができる。
【0040】
図5は本発明の第4実施の形態を示す。この実施の形態では、(B)及び(C)に示すように、下部成形型18及びシャリ寄せ型15がおむすび成形穴2内に同時に侵入する。この侵入によりシャリ寄せ型15による立ち上がり部8aの中央側への寄せが行われると同時に、シャリ寄せ型15及び下部成形型18によるプレス成形が行われる。このようにシャリの中央側への寄せとプレス成形とを同時に行うことにより、包餡おむすび12の成形工程をさらに簡素化することが可能となる。
【0041】
図6は本発明の第5実施の形態を示す。この実施の形態では、第2実施の形態〜第4実施の形態におけるシャリ寄せ型15の構造を変更したものである。すなわち、この実施の形態のシャリ寄せ型15は、上述した寄せ面16を下面に有した型本体21と、型本体21を貫通すると共に型本体21に対して独立して上下動するスライド型22とを備えるものである。型本体21は(B)に示すように、おむすび成形穴2に侵入することにより、寄せ面16がシャリの立ち上がり部8aを具材10の上方側に折り曲げながら中央側に寄せ集めて具穴9を閉鎖する。その後、スライド型22がシャリ寄せ型15よりも大きく下降し、この下降により、立ち上がり部8aを具材10に密着させるように作用する。
【0042】
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々変更が可能である。例えば、本発明では、回転テーブル1を用いることなく、横長のテーブルを用い、このテーブルの長さ方向におむすび成形穴2を所定間隔で形成することができる。この場合には、テーブルの長さ方向に沿って上述した各部材を配置することにより包餡おむすび12の製造が可能となる。また、シャリ閉鎖手段として、爪形状のチャックをシャリの周囲に配置し、このチャックを閉じ作動させることによりシャリを中央側に寄せて具穴を閉鎖しても良い。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、包餡おむすびの製造に際して、二枚のシャリ成形体を用いる必要がなく、工程が簡単となると共に、作業性が向上する。シャリ量が多く、かつシャリに対して処理を順次行うことから、シャリを放置することがなく、シャリの温度が低下することがなくなる。さらに、2枚のシャリ成形体を成形して合わせる必要がなく、シャリ成形体の合わせラインができないため、商品価値を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態の製造装置を示す平面図である。
【図2】(A)〜(J)は第1実施の形態を工程順に示す断面図である。
【図3】(A)〜(J)は第2実施の形態を工程順に示す断面図である。
【図4】(A)〜(D)は第3実施の形態を工程順に示す断面図である。
【図5】(A)〜(D)は第4実施の形態を工程順に示す断面図である。
【図6】(A)〜(C)は第5実施の形態を工程順に示す断面図である。
【符号の説明】
1 回転テーブル
2 おむすび成形穴
4 具穴成形器
8 シャリ
8a 立ち上がり部
9 具穴
9a 開口部
10 具材
15 シャリ寄せ型(シャリ閉鎖手段)
16 寄せ面
16a 袴部
Claims (4)
- おむすび成形穴にシャリを供給するシャリ供給器と、おむすび成形穴内のシャリの略中央部に対して上方が開口した具穴を形成する具穴成形器と、具穴内部に具材を押し込んで充填する具材充填器と、具穴周縁のシャリを中央側に寄せることにより具穴の上方開口部分を閉鎖するシャリ閉鎖手段とを備えていることを特徴とする包餡おむすびの製造装置。
- 前記おむすび成形穴が間欠的に回転する回転テーブルに所定間隔で複数が形成されており、シャリ供給器、具穴成形器、具材充填器及びシャリ閉鎖手段が回転テーブルの回転方向に沿って順に配置されていることを特徴とする請求項1記載の包餡おむすびの製造装置。
- 前記具穴成形器は、具穴形成と同時に具穴の周縁部分にシャリの立ち上がり部を形成することを特徴する請求項1または2記載の包餡おむすびの製造装置。
- おむすび成形穴にシャリを供給するシャリ供給工程と、おむすび成形穴内のシャリの略中央部に対して上方が開口した具穴を形成する具穴成形工程と、具穴内部に具材を押し込んで充填する具材充填工程と、具穴周縁のシャリを中央側に寄せることにより具穴の上方開口部分を閉鎖するシャリ閉鎖工程とを備えていることを特徴とする包餡おむすびの製造方法。
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JP2006055075A (ja) * | 2004-08-20 | 2006-03-02 | Audio Technica Corp | 食品成型装置および食品成型方法 |
JP2009195192A (ja) * | 2008-02-22 | 2009-09-03 | Fuji Seiki Co Ltd | 握り飯製造装置 |
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CN107536090A (zh) * | 2017-10-16 | 2018-01-05 | 唐路生 | 烧麦整形装置及整形方法 |
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2003
- 2003-01-31 JP JP2003024311A patent/JP2004229591A/ja active Pending
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