JPH0718288B2 - 扉内付け用ヒンジ - Google Patents

扉内付け用ヒンジ

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JPH0718288B2
JPH0718288B2 JP2133141A JP13314190A JPH0718288B2 JP H0718288 B2 JPH0718288 B2 JP H0718288B2 JP 2133141 A JP2133141 A JP 2133141A JP 13314190 A JP13314190 A JP 13314190A JP H0718288 B2 JPH0718288 B2 JP H0718288B2
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door
pin
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    • E05YINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES E05D AND E05F, RELATING TO CONSTRUCTION ELEMENTS, ELECTRIC CONTROL, POWER SUPPLY, POWER SIGNAL OR TRANSMISSION, USER INTERFACES, MOUNTING OR COUPLING, DETAILS, ACCESSORIES, AUXILIARY OPERATIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, APPLICATION THEREOF
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    • E05Y2900/10Application of doors, windows, wings or fittings thereof for buildings or parts thereof
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    • E05Y2900/132Doors

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本発明は、扉を箱本体その他の扉取付部材に、開閉自在
なるよう取付けるのに用いられるヒンジに関する。
《従来の技術》 従来のヒンジとしては、扉に取着される第1ヒンジ本体
と、扉取付部材に取着される第2ヒンジ本体とが、多数
本のアームやリンクによって、回動自在に連結されてい
て、これにより扉の開閉が自在となるよう構成されたも
のが知られている。
このようなヒンジとしては、先ず第5図に示すようなも
のが既知である。
すなわち、対称形状に形成された二個の第1、第2ヒン
ジ本体a、a′の前端開口部にあって、使用状態下にお
けるその前側に、多数の平面略くの字形状としたアーム
b、b′の一端を、上下方向にて対向部位にあるピン
c、c′により、回動自在なるよう各々枢着し、当該両
アームb、b′の他端部は他方の当該ヒンジ本体a、
a′側へ延出させ、上記の各々上下方向に重積された両
アームb、b′相互は、その屈曲部にあって、クロスさ
れた部位でピンdにより回動自在なるよう枢着されてい
る。
さらに、上記両アームb、b′の各他端は、当該各アー
ムb、b′がピンc、c′により枢着されていない他方
の当該ヒンジ本体a、a′の内部にあって、そのヒンジ
使用状態における前後方向へ設けられている案内凹溝条
e、e′にピンf、f′を介して扉の回動により前後方
向へ摺動自在なるよう係嵌された構成を有している。
次に、第6図に示すものも既に提案されており、当該ヒ
ンジでは対称形状に形成された二個の第1、第2ヒンジ
本体a、a′における前端開口部一側にあって、その対
向部位に、ヒンジ使用状態下、上下配置にて、対称に曲
成した長尺であるアームb、b′の基端をピンc、c′
にて、回動自在なるよう各々枢着してあると共に、当該
両ヒンジ本体a、a′の奥部近くにあって、上記アーム
b、b′の枢着部よりも中央部側には、短尺のリンク
g、g′の一端がピンi、i′により回動自在なるよう
各々枢着されており、上記両アームb、b′相互が、そ
の略中央部においてクロスされた部位でピンdにより回
動自在なるよう枢着され、当該両アームb、b′の各先
端と、他方の当該ヒンジ本体a、a′に枢着されている
各リンクg、g′の他端とが、ピンh、h′により回動
自在なるよう各々枢着された構成となっている。
従って、これらヒンジでは、一方の当該ヒンジ本体a
を、扉取付部材jに設けた凹所j′に、他方の当該ヒン
ジ本体a′は扉kの吊元側に設けた凹所k′に各々嵌合
した後、ビス止めに固定することで、扉kを、その取付
部材jの開口部へ開閉自在なるよう枢支することとな
る。
《発明が解決しようとする課題》 すなわち、第5図のもの(前者)では、閉扉状態から開
扉状態とするとき、扉kの持ち出し量を大きくとる為
に、前記アームb、b′の他端部が第1、第2ヒンジ本
体a、a′に対してスライドするよう構成したもので、
そのスライド量は、当核ヒンジ本体a、a′の前後方向
の寸法Lに対して可成り大きな部分を占めることになる
ので、そのスライド量を確保する為に、同上ヒンジ本体
a、a′の前後方向の寸法Lが大きくなるのに対して、
第6図のもの(後者)にあって、アームb、b′のスラ
イド機構を排し、各アームb、b′の端部と当該ヒンジ
本体a、a′との間にリンクg、g′を介在させること
で、各ヒンジ本体a、a′の前後方向の寸法を小さくで
きるようにして、開成時の扉kの持ち出し量を大きくと
り得るようにしてある。
しかしながら、上記何れのヒンジにあっても、扉取付部
材jに対して扉kを外付けとした場合においては、拡角
度に開成可能な扉の持ち出し量を確保できるものの、第
7図に例示した如く、扉取付部材jに対し、扉kを内付
けとした場合には、それらヒンジの構成上開成不可能と
なってしまい、扉の内付けが不能になり、それだけ使用
範囲が規制されてしまったり、また、扉の内付けを可能
にしようとすれば、前者では、アームを長く、かつその
曲成角度を小さくし、その他端のスライド量を相当に大
きくしなければならなくなる。
一方、後者においても、アームを長く、かつその曲成角
度を小さくし、リンクも長く形成しなければならなくな
るが、このように構成したのでは、ヒンジ本体の前後及
び左右両方向の寸法が非常に大きくなってしまい、当該
ヒンジ本体の埋め込み用凹所が大きく、かつ深く設けら
れることになって、通常の扉や扉取付部材には取付け不
能となり、また、閉扉状態においては、両ヒンジ本体相
互の間隔が広くなることにより、扉と扉取付部材間の間
隔も非常に広くなってしまい実際には使用できないきと
となる。
本発明は、上記従来のヒンジの有するこのような問題点
に鑑みてなされたもので、扉用のヒンジ本体の間口は扉
取付部材用のヒンジ本体における間口より小さくし、か
つ前者の奥行は後者の奥行よりも大きく形成し、アーム
は非対称に曲成すると共に、一方を長く、他方を短く形
成し、かつ、両アームの交差箇所における枢着点を適切
位置に選定することで、回動により扉の開閉が自在であ
り、かつ開成時の扉持ち出し量を大きくとり得るように
し、このことで、扉を扉取付部材に対し内付け可能に
し、しかも扉や扉取付部材が薄手の場合にも、夫々のヒ
ンジ本体を無理なく嵌着できるようにするのが、その目
的である。
《課題を解決するための手段》 本発明は、上記の目的を達成するため、扉における吊元
側端面の凹所に嵌着されて、前端開口部を開成する第1
ヒンジ本体と、扉取付部材における内面の凹所に嵌着さ
れて、前端開口部を開成する第2ヒンジ本体とが、第1
ヒンジ本体における前端開口部の一側に、基端をピンに
より枢着した複数のアームと、第2ヒンジ本体における
前端開口部の一側に、基端をピンにより枢着した複数の
アームと、当該各アームの交差する中央部にあって両者
を枢着したピンと、上記アームの第2ヒンジ本体内にお
ける他側奥方の先端部に、一端をピンにより枢着したリ
ンクと、上記アームの第1ヒンジ本体内における他側奥
方の先端部に、一端をピンにより枢着したリンクと、前
記リンクの他端を、第2ヒンジ本体に前記ピンの奥方に
あって枢着したピンと、上記リンクの他端を、第1ヒン
ジ本体に前記ピンの奥方にあって枢着したピンとにより
連枢することで、扉取付部材に対する扉の開閉が自在で
あるヒンジであって、前記第2ヒンジ本体は、扉取付部
材の横幅方向である間口が、上記第1ヒンジ本体におけ
る前端開口部の扉の板厚方向である間口よりも、その長
さが大であり、かつ、扉取付部材の板厚方向である奥行
きが、第1ヒンジ本体における扉の横幅方向である奥行
よりも、その長さが小であると共に、閉扉時にあって扉
の第1ヒンジ本体における前端開口部が、扉取付部材に
おける第2ヒンジ本体の前端開口部が有する間口範囲内
にて対向設定され、前記アームは夫々第1、第2ヒンジ
本体の各前端開口部から外向きに曲突されていると共
に、アームはアームの長さより小さく形成され、前記ピ
ンとピンの離間距離は、ピンとピンの離間距離よりも小
さく、かつピンとピンの離間距離が、ピンとピンの離間
距離よりも小さく形成されていることを特徴とする扉内
付け用ヒンジを提供しようとするものである。
《作用》 第1ヒンジ本体は、その前端開口部の間口が小さく、奥
行を大きくしてあるので、扉の板厚が小さい場合にも、
扉の吊元側端面に嵌着することができ、この奥行きの大
きさを利用して長いアームを第1ヒンジ本体に挿入収置
することができる。
これに対し、第2ヒンジ本体は上記第1ヒンジ本体の間
口よりも大きな間口を有すると共に、第1ヒンジ本体の
奥行よりも小さな奥行となるよう形成されているので、
扉取付部材の板厚が小さい場合にも、第2ヒンジ本体を
扉取付部材の内面に嵌着することができ、この際、間口
の広さを利用して、奥行は小さいけれども、短いアーム
を支障なく挿入収置することが可能となる。
また、扉に取着した第1ヒンジ本体と、扉取付部材に取
着した第2ヒンジ本体とが、閉扉状態にあるときは、各
々の前端が対向状態にあり、この状態にあって、第1ヒ
ンジ本体に基端が第1のピンで枢着されている短いアー
ムは、その先端が第2ヒンジ本体内へ挿入され、当該第
2ヒンジ本体に基端が枢支されているリンクは、上記の
短いアームと第2のピンで枢着されることにより、当該
第2ヒンジ本体内にあって、前端面と略平行な状態に保
持されている。
一方、第2ヒンジ本体に基端が第3のピンで枢着されて
いる長いアームも、その先端が第1ヒンジ本体内へ挿入
され、当該第1ヒンジ本体に基端が枢支されているリン
クは、上記の長いアームと第4のピンで枢着されること
により、第1ヒンジ本体内にあって、その前端面に対し
少しだけ傾斜状態に保持されている。
そして、上記の短いアームと長いアームとは、その交差
箇所でピンにより枢着されているが、このピンと上記第
1のピンとの間は、当該ピンと上記第3のピンとの間の
離間距離よりも小さく、同上ピンと上記第2のピンとの
間は、当該ピンと第4のピンとの間の離間距離より小さ
く形成されている。
そこで、上記閉扉状態から、扉を開いていくと、各アー
ムは、夫々が枢着されているヒンジ本体との枢着点を中
心として他方のヒンジ本体側へ回動され、このとき、各
リンクは、その枢着点を中心として、当該ヒンジ本体の
前端側へ回動されることになる。
従って、これにより扉は開かれると共に、その持ち出し
量も大きくなる。
すなわち、扉の開閉時にあって、前記如く選定された交
差箇所にて、ピンにより枢着されている長いアームと、
短いアームとによって、各リンクは、その一端が枢着に
より各ヒンジ本体に取付けられているから、その枢着点
を中心として略90゜回動してアームの先端部を、ヒンジ
本体の外側まで回動可能とすることにより、持ち出し量
が大きく得られるのであり、従って、扉取付部材に対
し、扉の内付けが可能となる。
《実施例》 以下、本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図ないし第4図は本発明の一実施例を示している。
同上図に示したように、第1、第2ヒンジ本体1、2
は、その使用状態にあって、横断面略凹字形状であり、
かつ上下方向へ長く形成されているが、扉3の吊元側端
面に取着される第1ヒンジ本体1は、その前端開口部が
扉3の板厚方向である横幅(間口)を小さく、かつ、図
示例では当該間口よりも扉3の横幅方向の長さ(奥行)
を大きく形成してある。本発明にあって扉取付部材4に
おける内面に取着される第2ヒンジ本体2の方は、その
前端開口部が、上記扉取付部材4の横幅方向である幅長
(間口)を、上記第1ヒンジ本体1の間口よりも大き
く、かつ、扉取付部材4の厚さ方向である長さ(奥行)
を第1ヒンジ本体1の奥行よりも小さく形成するのであ
る。
さらに、本発明では第1図の如き閉扉の状態にあって、
第1、第2ヒンジ本体1、2は、その各前端開口部が対
向状態となっており、かつ、この際、第1ヒンジ本体1
における前端開口部の間口が、第2ヒンジ本体2におけ
る前端開口部の間口範囲内に位置している。
第1ヒンジ本体1は、上記した扉3の吊元側端面にあっ
て設けられた凹所3aに、第2ヒンジ本体2は、これまた
上記した扉取付部材4における内面に設けた凹所4aの各
々嵌合して用いられ、図示しない止めネジにより固定さ
れることで、扉3がその扉取付部材4に内付け状態にて
開閉自在なるよう枢支されることとなる。
第3ず、第4図に示す如く複数個のアーム5、5′、
5″、5,6、6′6″、6は第1図の使用状態にあ
って、同図と第2図に示されている通り、何れも、曲成
されているが、一方のアーム5〜5は平面略への字状
にして、かつその基端が内側へさらに曲成され、しか
も、本発明ではアーム6〜6に比しその長さが小さく
形成されている。
これに対し、もちろん、他方のアーム6〜6は、平面
略くの字状にして、その長さが上記のアーム5〜5よ
りも大きく形成されている。
ここで、上記のアーム5〜5′、6〜6′の曲成方向
は、第2図の如き扉の開成状態にあって、何れも第1、
第2ヒンジ本体1、2の各前端開口部から外向きに曲突
状態となる向きで曲成されている。
ここで、上記のアーム5〜5、6〜6の曲成方向
は、第2図の如き扉の開成状態にあって、何れも第1、
第2ヒンジ本体1、2の各前端開口部から外向きに曲突
状態となる向きで曲成されている。
そして、上記8個のアーム5〜5、6〜6のうち、
片側4個のアーム5〜5は、その各基端が、上記第1
ヒンジ本体1の前端開口部における一側(図示例では扉
3の表面側)にあって、上下の側壁1a、1bに貫通支承さ
れる縦長のピン7により水平方向へ回動自在にして、か
つ、それらの先端が、当該第1ヒンジ本体1の前端開口
部から前方へ延出自在なるよう枢着されている。
一方、他の4個アーム6〜6は、その各基端が、上記
第2ヒンジ本体2の前端開口部における一側(図示例で
は扉取付部材4の前端面側)にあって、その使用状態
下、上記アーム5〜5と交互に上下配置にて、上下の
側壁2a、2bに貫通支承される縦長のピン8によって水平
方向へ回動自在にして、かつ、それらの先端が、当該第
2ヒンジ本体2の前端開口部から前方へ延出自在なるよ
う枢着されている。
本実施例では、上記、第1、第2ヒンジ本体1、2の間
口長が相違している分だけ、上記アーム5〜5の基端
である枢着部としてのピン7の位置よりも、アーム6〜
6の基端である枢着部としてのピン8が、ヒンジ本体
2の前端開口部にあって、扉取付部材4の一側端方向へ
僅かに変位した部位に配設されている。
上記8個のアーム5〜5、6〜6は、何れも、前記
のように第1、第2ヒンジ本体1、2から外向きに曲突
状態となるよう屈曲されており、当該両アームの略中央
部においてクロスされた交差箇所が、縦長のピン9によ
って水平方向へ回動自在なるよう枢着されており、この
ピン9とアーム5〜5の基端におけるピン7との離間
距離は、同じくピン9とアーム6〜6の基端における
ピン8との離間距離よりも小さくなっている。
上記8個のアーム5〜5、6〜6は、、それら先端
が、リンク10、10′、10″、10,11、11′、11″、11
を介して、上記第1、第2ヒンジ本体1、2と連結さ
れる。
すなわち、上記複数個のリンク10〜10、11〜11は、
本実施例の場合、片側に4個宛、合計8個を使用するよ
うにしており、さらに上記8個のリンク10〜10、11〜
11は、開扉時において、上記各アーム5〜5、6〜
6との干渉を可及的に回避できるようにするため内側
が平面略円弧形状に凹設され、かつ、その長さは、一方
のリンク10〜10の長さを、他方のリンク11〜11の長
さより小さくし、リンク10〜10は上記アーム5〜5
に比し、それの略1/2程度に、また、リンク11〜11は
上記アーム6〜6に比し、それの略1/2程度の長さに
形成しておくのが望ましい。
また、上記8個のリンク10〜10、11〜11のうち、4
個のリンク10〜10は、それらの基端が、上記第1ヒン
ジ本体1内の奥部にあって、そのアーム5〜5の枢着
部であるピン7よりも僅かに中央部寄りで、その上下の
側壁1a、1bに貫通支持される縦長のピン12により、水平
方向へ回動自在なるよう枢着されている。
一方、他の4個リンク11〜11は、それらの基端が、上
記第2ヒンジ本体2内における奥部にあって、そのアー
ム6〜6の枢着部であるピン8よりも僅かに中央部側
寄りにて、その上下の側壁2a、2bに貫通支持される縦長
のピン13によって回動自在なるよう枢着されている。
そして、上記リンク10〜10と11〜11は、上記アーム
5〜5、6〜6と同様に、上下配置にて、かつ、一
個宛、交互に枢着されていて、その一方のリンク11〜11
の各先端部と、上記アーム5〜5の各先端部とが縦
長のピン14によって回動自在に枢着されていると共に、
他方のリンク10〜10の各先端部と、上記アーム6〜6
の各先端部も縦長のピン15によって回動自在に枢着さ
れている。
本発明では、上記のようにして枢着されたピン14と前記
のピン9との離間距離が、ピン15と同上ピン9との離間
距離よりも小さく形成され、かくして、閉扉時にはピン
9を通り扉取付部材4と平行な線に対してアーム5〜5
、6〜6やリンク10〜10、11〜11が、非対象の
配置で構成されることとなる。
《発明の効果》 本発明は、以上説明したように扉側における第1ヒンジ
本体と扉取付部材側の第2ヒンジ本体を、夫々の前端開
口部につき、その間口と奥行とに大小の差異を設定する
ようにしたから、扉の内付け用ヒンジとして用いた際、
扉や扉取付部材が薄手のものであっても、これに適応し
て嵌着することができる。
さらに、第1、第2ヒンジ本体のサイズが上記のように
相違していても、当該両ヒンジ本体間に枢着される一対
のアームに大小の差異をもたせると共に、当該両アーム
の交差箇所に枢着したピボットの位置を選定することに
よって、このピンにより二分された長いアームと短いア
ームの各部につき、適切な大小の差異を設定するように
したから、開扉時における扉の持ち出し量を大きくとる
ことができ、この結果、従来のこの種ヒンジにおいては
取付け不能であった扉取付部材に対する扉の内付けを可
能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本発明に係る扉内付け用ヒンジの
一実施例につき、その一使用例を示すもので、第1図は
閉扉状態の横断面図、第2図は開扉状態の横断面図、第
3図は開扉状態の正面図、第4図は第3図におけるIV−
IV線矢視断面図で、第5図は従来のヒンジの使用例を示
す閉扉状態における横断面図、第6図、第7図は他の従
来のヒンジの使用例を示す夫々扉外付けおよび扉内付け
の閉扉状態における横断面図である。 1……第1ヒンジ本体 2……第2ヒンジ本体 3……扉 4……扉取付部材 5〜5……アーム 6〜6……アーム 7……ピン 8……ピン 9……ピン 10〜10……リンク 11〜11……リンク 12……ピン 13……ピン 14……ピン 15……ピン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】扉(3)における吊元側端面の凹所(3a)
    に嵌着されて、前端開口部を開成する第1ヒンジ本体
    (1)と、扉取付部材(4)における内面の凹所(4a)
    に嵌着されて、前端開口部を開成する第2ヒンジ本体
    (2)とが、第1ヒンジ本体(1)における前端開口部
    の一側に、基端をピン(7)により枢着した複数のアー
    ム(5)〜(5)と、第2ヒンジ本体(2)における
    前端開口部の一側に、基端をピン(8)により枢着した
    複数のアーム(6)〜(6)と、当該各アーム(5)
    〜(5)、(6)〜(6)の交差する中央部にあっ
    て両者を枢着したピン(9)と、上記アーム(5)〜
    (5)の第2ヒンジ本体(2)内における他側奥方の
    先端部に、一端をピン(14)により枢着したリンク(1
    1)〜(11)と、上記アーム(6)〜(6)の第1
    ヒンジ本体(1)内における他側奥方の先端部に、一端
    をピン(15)により枢着したり(10)〜(10)と、前
    記リンク(11)〜(11)の他端を、第2ヒンジ本体
    (2)に前記ピン(8)の奥方にあって枢着したピン
    (13)と、上記リンク(10)〜(10)の他端を、第1
    ヒンジ本体(1)に前記ピン(7)の奥方にあって枢着
    したピン(12)とにより連枢することで、扉取付部材
    (4)に対する扉(3)の開閉が自在であるヒンジであ
    って、前記第2ヒンジ本体(2)は、扉取付部材(4)
    の横幅方向である間口が、上記第1ヒンジ本体(1)に
    おける前端開口部の扉(3)の板厚方向である間口より
    も、その長さが大であり、かつ、扉取付部材(4)の板
    厚方向である奥行が、第1ヒンジ本体(1)における扉
    (3)の横幅方向である奥行よりも、その長さが小であ
    ると共に、閉扉時にあって扉(3)の第1ヒンジ本体
    (1)における前端開口部が、扉取付部材(4)におけ
    る第2ヒンジ本体(2)の前端開口部が有する間口範囲
    内にて対向設置され、前記アーム(5)〜(5)、
    (6)〜(6)は夫々第1、第2ヒンジ本体(1)
    (2)の各前端開口部から外向きに曲突されていると共
    に、アーム(5)〜(5)はアーム(6)〜(6)
    の長さより小さく形成され、前記ピン(9)とピン
    (7)の離間距離は、ピン(9)とピン(8)の離間距
    離よりも小さく、かつピン(9)とピン(14)の離間距
    離が、ピン(9)とピン(15)の離間距離よりも小さく
    形成されていることを特徴とする扉内付け用ヒンジ。
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