JPH07182651A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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JPH07182651A
JPH07182651A JP34625093A JP34625093A JPH07182651A JP H07182651 A JPH07182651 A JP H07182651A JP 34625093 A JP34625093 A JP 34625093A JP 34625093 A JP34625093 A JP 34625093A JP H07182651 A JPH07182651 A JP H07182651A
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magnetic recording
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JP34625093A
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English (en)
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Kiyoto Fukushima
清人 福島
Hiroyuki Miyahara
裕之 宮原
Sadafumi Iijima
定史 飯島
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TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 すぐれた分散性と分散の経時安定性とをも
ち、ニュートン流体に近い流体特性を有する磁性塗料を
用いることで、すぐれた電磁変換特性をもつ磁性層を有
する磁気記録媒体を提供する。 【構成】 非磁性支持体上に強磁性粉末とカーボンブラ
ックとを結合剤中に分散させた磁性層を設けた磁気記録
媒体で、用いるカーボンブラックの比表面積が90〜3
30m2/gで、DBP吸油量が45〜120ml/100g で、
さらに水可溶性硫酸イオンの含有量が、20〜4000
ppm であるものを用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塗布型の磁気記録媒体
に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気記録媒体では、すぐれた電磁変換特
性を得るために、磁性層表面の平滑性を向上させること
が重要である。塗布型の磁気記録媒体において、このよ
うな表面性の良否を左右する要因の一つに、用いる磁性
塗料の構成成分の分散性や塗布時の流動性がある。
【0003】近年、磁気記録媒体は、一層記録の短波長
化、高密度化が求められている。このため、塗布型の磁
気記録媒体では、用いる磁性粉末が一層微粉末化され、
さらに磁気モーメントも大きくなっており、磁性塗料の
調製に際し、磁性粉末粒子がこれまで以上に凝集しやす
くなってきている。
【0004】微粒子化した強磁性粉末を用いて調製した
磁性塗料の流動性は特に擬塑性が強く、チクソトロピッ
クな挙動を示す。このため、磁性塗料の塗布性が悪化
し、塗設された磁性層の表面性が低下して、磁気記録媒
体としての電磁変換特性が著しく低下してしまう。特
に、塗布に際し、ウェット・オン・ウェット塗布方法で
磁性層を塗設する場合に多用されるダイノズルコーター
を用いる場合、グラビア法やリバース法と比較して、磁
性塗料に対してせん断力がかかりにくく、流動性や分散
性を向上させることがむずかしい。そのため、分散性と
分散の経時安定性とにすぐれ、流動性がよくてニュート
ン流体に近い挙動を示す磁性塗料が求められる。
【0005】また、磁気記録媒体の使用環境の拡大にと
もない、ほこり等の異物の多い環境下でも記録の短波長
化および高密度化に対応することが望まれている。ほこ
り等の異物の多い環境下で使用する際に、付着する磁性
層表面のわずかな異物等が、信号の記録時や再生時に信
号の欠落となり、ドロップアウトやノイズ等の原因とな
りやすく、記録の短波長化および高密度化にともない、
これらの欠点も一層顕在化する。
【0006】このような事故の発生は、磁性層の帯電を
防止することで効果的に減少させることができる。磁性
層の帯電を防止するためには磁性層中に導電性顔料、例
えばカーボンブラックを含有させることで高い効果が得
られることが知られている。しかし、カーボンブラック
は、磁性塗料のチクソトロピック性をさらに増加させ、
分散性や分散の経時安定性を劣化させてしまう。
【0007】このため本出願人は、平成5年11月26
日付けの特許願:磁気記録媒体(整理番号05P16
9)において、非磁性支持体上に強磁性粉末とカーボン
ブラックとを結合剤中に分散させた磁性層を設けた磁気
記録媒体であって、結合剤中にアミン変性ビニル単位と
酸性官能基変性ビニル単位とを有する共重合体を含有
し、カーボンブラックの比表面積が90〜330m2/gで
あり、DBP吸油量が45〜120ml/100g である磁気
記録媒体を提案している。この提案によれば、磁性層
に、前記共重合体を含有する結合剤を用い、さらに前記
範囲の比表面積とDBP給油量とを有するカーボンブラ
ックを含有させることで、調製した磁性塗料が、すぐれ
た分散性と分散の経時安定性とニュートン流体に近い流
体特性とをもつため、この磁性塗料を用いることで、す
ぐれた帯電防止効果とすぐれた電磁変換特性とをもつ磁
性層を有する磁気記録媒体を得ることができる。
【0008】この提案では、前記共重合体を含有する結
合剤と、前記カーボンブラックとともに用いているが、
前記範囲のカーボンブラックを用いても、通常の結合剤
を用いた場合、特に磁性塗料の放置により光沢が劣化し
てしまい、分散の経時安定性が悪化しやすい。このた
め、このような磁性塗料を用いても、塗布直前にせん断
力をかけずに磁性塗料を塗布しようとすると、磁性層の
表面性が低下してしまい、すぐれた電磁変換特性が得ら
れない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、すぐ
れた分散性と分散の経時安定性とをもち、ニュートン流
体にできる限り近い流体特性をもつ磁性塗料を用い、す
ぐれた電磁変換特性を有する磁気記録媒体を提供するこ
とである。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(6)の本発明により達成される。 (1)非磁性支持体上に強磁性粉末とカーボンブラック
とを結合剤中に分散させた磁性層を設けた磁気記録媒体
であって、前記カーボンブラックの比表面積が90〜3
30m2/gであり、DBP吸油量が45〜120ml/100g
であり、かつ前記カーボンブラックの水可溶性硫酸イオ
ンの含有量が、20〜4000ppmである磁気記録媒
体。 (2)前記カーボンブラックの含有量が前記強磁性粉末
100重量部に対して3〜20重量部である上記(1)
の磁気記録媒体。 (3)非磁性支持体上に強磁性粉末を結合剤中に分散さ
せた1層以上の内部磁性層と、その上に塗設された最外
層磁性層を有し、少なくとも前記最外層磁性層と接する
内部磁性層が、上記(1)または(2)の磁性層である
磁気記録媒体。 (4)前記最外層磁性層が、カーボンブラックを含まな
い上記(3)の磁気記録媒体。 (5)前記磁性層が、ウェット・オン・ウェット塗布方
式により塗設された上記(3)または(4)の磁気記録
媒体。 (6)前記磁性層が、ダイノズルコーターを用いて塗設
された上記(1)〜(5)のいずれかの磁気記録媒体。
【0011】なお、カーボンブラックに含有する水可溶
性硫酸イオンを制御することで、磁性塗料のすぐれた分
散の経時安定性が得られることについては、これまで提
案されていない。
【0012】
【具体的構成】以下、本発明の具体的構成について詳細
に説明する。
【0013】本発明の磁気記録媒体は、非磁性支持体上
に強磁性粉末とカーボンブラックとを結合剤中に分散さ
せた磁性層を設けた磁気記録媒体であって、用いるカー
ボンブラックの比表面積は90〜330m2/gで、DBP
吸油量は45〜120ml/100g で、さらに、前記カーボ
ンブラックの水可溶性硫酸イオンの含有量が、20〜4
000ppm である。
【0014】このようなカーボンブラックを磁性塗料中
に含有させることで、特定の結合剤を用いずに、すぐれ
た分散性と分散の経時安定性とを持ち、ニュートン流体
にできる限り近い流体特性をもつ磁性塗料を得ることが
できる。そのため、塗布直前にせん断力をかけることな
くすぐれた表面性をもつ磁性層を塗設することが可能と
なり、すぐれた電磁変換特性を有する磁気記録媒体が得
られる。
【0015】カーボンブラックの比表面積(BET)
は、通常90〜330m2/gの範囲であり、好ましくは1
00〜250m2/g、より好ましくは120〜180m2/g
である。BETが前記範囲より小さいと磁性塗料を放置
したとき凝集物が生じやすく、分散性が悪化して光沢の
低下を招いてしまう。また大きいと磁性塗料の粘度が高
くなりすぎる。比表面積の測定法は、吸着気体として窒
素を用い、気相吸着法により求めればよい。
【0016】カーボンブラックのDBP(ジブチルフタ
レート)吸油量は、通常45〜120ml/100g の範囲で
あり、好ましくは45〜80ml/100g である。DBP吸
油量が前記範囲より小さいと磁性粉末の分散性が低下し
やすく、特性の低下を招いてしまい、また大きいとチク
ソトロピー性が増加してしまう。DBP吸油量の測定
は、ジブチルフタレート吸収量測定機を用い、JIS
K6221 A法により測定すればよい。
【0017】カーボンブラックの水可溶性硫酸イオン
(SO4 2- )の含有量は、通常20〜4000ppm 、好
ましくは50〜3500ppm 、より好ましくは200〜
3000ppm である。工業的な規模で生産したカーボン
ブラックには、通常、原料(例えば原油等)に含有する
イオウ由来の硫酸イオンが含まれる。この硫酸イオンの
一部が、フリーイオンの状態あるいはNaやKその他と
結合し、水可溶性の硫酸イオンとして10000ppm 程
度含まれる。この水可溶性硫酸イオンは、水洗すること
でカーボンブラック中の含有量を減少させることが可能
で、水洗の程度を制御することで、容易にカーボンブラ
ックに含有する水可溶性硫酸イオンの含有量を制御する
ことができる。
【0018】本発明の磁気記録媒体では、このような硫
酸イオンを含有するカーボンブラックを水洗して望まし
い含有量とする。硫酸イオンが前記範囲より少ないと、
放置後の光沢値が劣化しやすく、分散の経時安定性が悪
化する。また、多いと、磁性塗料中の種々の組成成分に
含まれる、例えばカルシウムイオンやナトリウムイオン
等と反応して、例えば保存中に磁性層表面に析出してし
まう。このような磁気記録媒体を走行させると、磁気ヘ
ッドの磁気記録媒体との摺接面に析出物が付着してドロ
ップアウトの原因となる。
【0019】カーボンブラックに含有される水可溶性硫
酸イオンは、試料粉末を超音波分散機等を用いて水中に
分散し、上澄液を分取して抽出された硫酸イオン量をイ
オンクロマトグラフィー等の分析法を用いて分析すれば
よい。本明細書において、水可溶性硫酸イオンとは、前
記抽出法により試料から抽出される硫酸イオンであり、
抽出条件としては、超音波分散機等の適当な分散装置を
用いて試料を分散した後、30℃において、30分間放
置後に上澄液に溶出する硫酸イオンとする。
【0020】カーボンブラックの平均粒径としては、通
常用いられるものであればどのようなものでもよいが、
5〜500nm程度が好ましい。平均粒径は、通常、透過
型電子顕微鏡により測定する。
【0021】カーボンブラックの含有量は、強磁性粉末
100重量部に対して好ましくは3〜20重量部、より
好ましくは4〜10重量部である。この程度磁性層にカ
ーボンブラックを含有することで、磁性層の帯電を防止
するすぐれた効果が得られる。また、磁気記録媒体の走
行に際し、走行摩擦を低下させたり、さらに、例えばテ
ープエンド検出に光センサを用いているVHS規格向け
テープでの光透過率を低下させたりするすぐれた効果を
も示す。カーボンブラックの含有量が少なすぎると帯電
防止効果等、前記の効果は得られなくなり、多すぎると
チクソトロピー性が増加しやすく、磁性層の表面性が悪
化しやすい。
【0022】本発明の磁気記録媒体の磁性層に用いる強
磁性粉末には特に制限はなく、例えば強磁性金属粉末や
コバルト被着強磁性酸化鉄粉末、強磁性二酸化クロム微
粉末、バリウムフェライト等の各種酸化物磁性粉末等が
挙げられる。
【0023】強磁性粉末の形状は、針状、紡錘状、粒
状、板状等通常用いられている形状であれば限定しない
が、粒状、板状等の形状より、例えば針状あるいは紡錘
状であれば、磁場配向処理の効果がより高く期待出来る
こと、磁性層自体の長手方向の強度が高まることなどか
ら、好ましくは針状あるいは紡錘状である。
【0024】強磁性粉末の平均長径は0.05〜0.6
μm 、平均軸比2〜20のものが好ましいが、さらに好
ましくは、平均長径0.08〜0.4μm 、平均軸比4
〜15のものである。平均長径が大きすぎるとテープの
バルクノイズが大きくなり、一方、小さすぎると磁気塗
料中で磁性粉どうしの凝集がおこりやすい。また、磁性
層に用いる強磁性粉末として強磁性金属粉末を用いる場
合、強磁性の金属(Fe、Co、Ni等)あるいはその
合金を75重量%以上、好ましくは80重量%以上含ん
でいてもよい。
【0025】この強磁性粉末の保磁力Hcは、300〜
2500Oe、さらに好ましくは500〜2200Oeであ
る。Hcが大きすぎると通常のヘッドで信号を記録する
ことが困難になりやすく、小さすぎると短波長記録の再
生出力が十分に得られなくなり好ましくない。また、飽
和磁化σs は、50〜180emu/g で、好ましくは60
〜150emu/g である。σs が小さすぎると再生出力が
低下しやすくなる。
【0026】磁性層中の強磁性粉末の含有量は、磁性層
組成中の50〜95wt%が好ましく、より好ましくは7
5〜90wt%である。強磁性粉末の含有量が多すぎると
カレンダー加工による表面平滑性の改良が困難になる傾
向があり、小さすぎると再生出力が低下しやすい。
【0027】本発明の磁気記録媒体の磁性層に用いる結
合剤は、通常用いられている熱可塑性樹脂、熱硬化性樹
脂、反応型樹脂、電子線照射硬化型樹脂もしくはこれら
の混合物等いずれであってもよい。
【0028】前記熱可塑性樹脂としては、例えば塩化ビ
ニル−アクリル酸エステル系共重合体、塩化ビニル−酢
酸ビニル系共重合体、塩化ビニル−塩化ビニリデン系共
重合体、塩化ビニル−アクリロニトリル系共重合体、ア
クリル酸エステル−アクリロニトリル系共重合体、アク
リル酸エステル−塩化ビニリデン系共重合体、メタクリ
ル酸エステル−塩化ビニリデン系共重合体、メタクリル
酸エステル−エチレン系共重合体、ポリ弗化ビニル−塩
化ビニリデン−アクリロニトリル系共重合体、アクリロ
ニトリル−ブタジエン系共重合体、ポリアミド樹脂、ポ
リビニルブチラール、セルロース誘導体(セルロースア
セテートブチレート、セルロースダイアセテート、セル
ローストリアセテート、セルロースプロピオネート、ニ
トロセルロース等)、スチレンブタジエン系共重合体、
ポリエステル樹脂−クロロビニルエーテルアクリル酸エ
ステル系共重合体、アミノ樹脂および合成ゴム系の熱可
塑性樹脂などをあげることができる。これらは一種単独
で使用してもよく、また、二種以上を組み合わせて使用
してもよい。
【0029】これらのうちで、好ましく用いられるもの
としては、塩化ビニル系樹脂とポリウレタン樹脂とを組
み合せたものである。塩化ビニル系樹脂としてはイオウ
(S)を極性基として含有するものが好ましく、特に硫
酸基および/またはスルホン酸基が好ましい。硫酸基お
よびスルホン酸基としては、−SO4 Y、−SO3 Yに
おいて、YがH、アルカリ金属のいずれであってもよい
が、Y=Naで、−SO4 Na、−SO3 Naであるこ
とが特に好ましい。これら硫酸基、スルホン酸基はいず
れか一方であっても、両者を含有するものであってもよ
く、両者を含むときにはその比は任意である。
【0030】また、ポリウレタン樹脂は、SまたはP含
有極性基を含有してもよい。このようなS含有基として
は−SO3 Y(スルホン酸基)、−SO4 Y(硫酸
基)、リン酸含有極性基としては、ホスホン酸基=PO
3 Y、ホスフィン酸基=PO2 Y、亜ホスフィン酸基=
POY(YはHまたはアルカリ金属)の1種以上が好ま
しいが、このうちYとしては特にNaが好ましく、これ
らの極性基は、原子として分子中に0.01〜10重量
%、特に0.02〜3重量%含まれていることが好まし
い。これらは骨格樹脂の主鎖中に存在しても、分岐中に
存在してもよい。
【0031】また、前記熱硬化性樹脂または反応型樹脂
としては、例えば、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポ
リウレタン硬化型樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、アル
キッド樹脂、シリコーン樹脂、アクリル系反応樹脂、高
分子量ポリエステル樹脂とイソシアネートプレポリマー
との混合物、メタクリル酸塩共重合体とジイソシアネー
トプレポリマーとの混合物、尿素ホルムアルデヒド樹脂
およびポリアミン樹脂等があげられる。これらは一種単
独で使用してもよく、また、二種以上を組み合わせて使
用してもよい。
【0032】また、上記の結合剤を用いる際、非磁性下
地層には架橋剤も含まれていることが好ましく、架橋剤
としては、各種ポリイソシアナート、特にジイソシアナ
ートを用いることができ、特に、トリレンジイソシアナ
ート、ヘキサメチレンジイソシアナート、メチレンジイ
ソシアナートの1種以上が好ましい。これらの架橋剤
は、トリメチロールプロパン等の水酸基を複数有するも
のに変性した架橋剤またはジイソシアネート化合物3分
子が結合したイソシアヌレート型の架橋剤として用いる
ことが特に好ましく、結合剤樹脂に含有される官能基等
と結合して樹脂を架橋する。架橋剤の含有量は樹脂10
0重量部に対し、10〜30重量部とすることが好まし
い。このような、熱硬化性樹脂を硬化するには、一般に
加熱オーブン中で50〜70℃にて12〜48時間加熱
すればよい。
【0033】さらにまた結合剤としては、電子線照射硬
化型化合物を硬化したもの、すなわち電子線照射硬化型
樹脂を用いたものも好適である。電子線照射硬化型化合
物の具体例としては、例えば無水マレイン酸タイプ、ウ
レタン(メタ)アクリルタイプ、エポキシ(メタ)アク
リルタイプ、ポリエステル(メタ)アクリルタイプ、ポ
リエーテル(メタ)アクリルタイプ、ポリウレタン(メ
タ)アクリルタイプ、ポリアミド(メタ)アクリルタイ
プ等の不飽和プレポリマー;エーテル(メタ)アクリル
タイプ、ウレタン(メタ)アクリルタイプ、エポキシ
(メタ)アクリルタイプ、燐酸エステル(メタ)アクリ
ルタイプ、アリールタイプおよびハイドロカーボンタイ
プ等の多官能モノマー等があげられる。これらは一種単
独で使用してもよく、また二種以上を組み合わせて使用
してもよい。
【0034】これら磁性層中の結合剤の含有量は、通
常、強磁性粉末100重量部に対して10〜30重量
部、より好ましくは15〜25重量部である。含有量が
少なすぎると磁性層の強度が低下して例えば走行耐久性
が低下しやすい。一方多すぎると強磁性粉末量が減少す
るため電磁変換特性が低下しやすくなる。
【0035】さらに磁性層中には、磁性層の機械的強度
を高めるために、一般に研磨材として用いられているα
−Fe23 、TiO2 、グラファイト、CaO、Si
2、Cr23 、α−Al23 、SiC、CaCO3
、BaSO4 、ZnO、MgO、窒化ホウ素、TiC
等の無機非磁性粉末等を含有させることが好ましい。ま
た、磁性層中には、必要に応じ、界面活性剤等の分散
剤、高級脂肪酸、脂肪酸エステル、シリコンオイル等の
潤滑剤、その他の通常用いられる各種添加物を添加して
もよい。
【0036】このような磁性層組成成分を用いて磁性塗
料を作製するが、塗料調製時に用いる溶剤としては特に
制限はなく、結合剤の溶解性および相溶性等を考慮して
適宜選択すればよい。例えばアセトン、メチルエチルケ
トン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等の
ケトン類、トルエン、キシレン、エチルベンゼン等の芳
香族炭化水素類、ギ酸エチル、酢酸エチル、酢酸ブチル
等のエステル類、メタノール、エタノール、イソプロパ
ロール、ブタノール等のアルコール類、イソプロピルエ
ーテル、エチルエーテル、ジオキサン等のエーテル類、
テトヒドロフラン、フルフラール等のフラン類等、ジメ
チルフォルムアミド、ビニルピロリドン等の希釈剤ない
し溶剤が挙げられる。これらの溶剤等を単一溶剤または
これらの混合溶剤として用いればよい。また、磁性塗料
中の溶剤の含有量や溶剤の混合比率等に特に制限はな
く、磁性塗料の組成、調製方法あるいは塗布方法等を考
慮して適宜決定すればよく、これらの組成成分と溶剤等
を混合する方法にも特に制限はない。
【0037】本発明では、以上のようにして調製した磁
性層用の磁性塗料に含有するカーボンブラックとしては
特に前記のBETおよびDBP吸油量を有し、さらに前
記の範囲で水可溶性硫酸イオンを含有するものが好まし
いことを説明してきた。しかし、2層以上の磁性層を有
する磁気記録媒体では、前記カーボンブラックのもつ帯
電防止効果や光透過性を低下させる効果を得るために
は、すべての磁性層がカーボンブラックを含有しなくて
もよい。一般にカーボンブラックを含有しない磁性塗料
はチクソトロピー性等の増加はあまりなく、よりニュー
トン流体に近い流体特性が得られ、また、分散性や分散
の経時安定性も比較的良好である。このため、カーボン
ブラックを含有しない磁性塗料を用いて塗設した磁性層
の表面性も容易にすぐれたものが得られる。
【0038】このような理由から、非磁性支持体上に強
磁性粉末を結合剤中に分散させた1層以上の内部磁性層
と、その上に塗設された最外層磁性層を有する磁気記録
媒体では、その表面性を向上させるために、本発明で用
いるカーボンブラックを含有する磁性塗料を用いて塗設
する磁性層は、少なくとも前記最外層磁性層と接する内
部磁性層とすることが好ましい。
【0039】また、前記最外層磁性層と接する内部磁性
層以外の内部磁性層としては、特に制限はなく、表面性
および電磁変換特性がすぐれた磁性層であればどのよう
であってもよい。
【0040】最外層磁性層についても特に制限はなく、
表面性および電磁変換特性がすぐれた磁性層であればど
のようであってもよい。したがって、最外層磁性層の塗
設に用いる磁性塗料は、カーボンブラックを含まないも
のであることが好ましい。このような磁性層構成とする
ことで、最外層磁性層は表面性のすぐれた磁性層とな
り、さらに前記最外層の磁性層と接するカーボンブラッ
クを含む磁性層により帯電防止効果も十分に得られ、一
層電磁変換特性のすぐれた磁気記録媒体が得られる。
【0041】このような構成の磁性層になるように磁性
塗料を非磁性支持体へ塗布するが、非磁性支持体として
用いる材質には特に制限はなく、目的に応じて各種可撓
性材質、各種剛性材質から選択し、各種規格に応じてテ
ープ状などの所定形状および寸法とすればよい。例え
ば、可撓性材質としては、ポリエチレンテレフタレート
(PET)、ポリエチレンナフタレート等のポリエステ
ル類、ポリプロピレン等のポリオレフィン類、ポリアミ
ド、ポリイミド、ポリカーボネートなどの各種樹脂が挙
げられる。
【0042】塗布方法としては、通常用いられている方
法であればどのような方法であってもよく、特に限定さ
れない。非磁性支持体上に磁性層を含む2層以上の塗膜
層を塗布する際は、2層以上の塗膜層を湿潤状態で重畳
塗布するいわゆるウェット・オン・ウェット塗布方法、
あるいは非磁性支持体上に1層を塗布し、この塗膜層を
乾燥後にさらに上層を塗布するいわゆるウェット・オン
・ドライ塗布方法等いずれも用いることができるが、特
に生産性がすぐれている等の理由で、好ましくはウェッ
ト・オン・ウェット塗布方法により塗布する。この場
合、上層塗布時に下層中には有機溶剤の10%以上が残
存していることが好ましい。
【0043】また、用いる塗布手段としては、例えばグ
ラビアコート法やリバースロールコート法等いずれの方
法であってもよいが、操作性や生産性が高い等の理由か
らダイノズルコーターを用いる方法が好ましい。
【0044】ダイノズルコーターは、通常、塗布する非
磁性支持体の幅方向に複数のエッジを設置し、この複数
のエッジを組み合せて所定のギャップ幅とギャップ長と
したスリットをもつ。そして、塗布の際、このスリット
内で塗布塗料の所定の厚さのウェット膜を形成し、この
ウェット膜を、吐出速度と非磁性支持体の搬送速度とを
調整して非磁性支持体上に連続的に転写して磁気記録媒
体を得る。
【0045】この方法は、例えばグラビアコート法やリ
バースロールコート法等と比較して、塗布時に塗料に対
してせん断力がかかりにくく、磁性塗料の場合、塗料の
流動性や分散性を向上させることはむずかしいが、エッ
ジの組み合せにより、複数のスリットを構成すること
で、同時に多層の塗布膜を容易に形成することができ、
生産性にすぐれた方法である。なお、本発明の範囲で水
可溶性硫酸イオンを含有するカーボンブラックを含む磁
性塗料は、すぐれた分散性と分散の経時安定性とをもつ
ため、ダイノズルコーター法のように、塗布時にせん断
力をかけることがむずかしい塗布方法を用いたとき、特
に高い効果を発揮する。
【0046】本発明の磁気記録媒体は、さらに必要に応
じて、磁性層と非磁性支持体との間に、例えば非磁性層
や、非磁性支持体と磁性層や非磁性層等との接着性を向
上させるための下塗り層を設けたり、さらにバックコー
ト層を設けてもよい。なお、非磁性層を設ける場合は、
通常、磁性層(磁性層が2層以上の場合は最下層の磁性
層)と非磁性支持体との間に設ける。
【0047】このようにして設けた磁性層の厚さは2.
0〜3.5μm 程度が好ましく、特に磁性層として2層
以上塗設する場合は、最外層磁性層の厚さは0.2〜
1.0μm 、より好ましくは0.3〜0.5μm 、内部
磁性層の厚さは1.5〜3.0μm 、より好ましくは
1.8〜3.0μm である。
【0048】なお、本明細書において、ニュートン流体
に近い流体特性をもつとは、回転粘度計(例えばB型回
転粘度計)を用い、回転速度とローターの種類を固定し
て経時的な粘度の変化を測定したとき、経時的な粘度変
化が少ない特性をもつことをいう。本明細書において経
時的な粘度変化が少ないとは、塗料作成直後に測定した
粘度と、塗料作成後20℃で30分放置後に測定した粘
度とを比較したとき、作成直後の粘度に対して放置後の
粘度の増加率が120%以下の場合である。この程度を
超える粘度の変化率を示す場合はチクソトロピー性が高
く、この程度以下の粘度の変化率の流体特性をもつ磁性
塗料とすることで、良好な塗布性や表面性が得られる。
【0049】
【実施例】以下、本発明を実施例によって具体的に説明
する。
【0050】実施例1 下記の組成の磁性塗料を調製し、この磁性塗料を用いて
PET製の非磁性支持体上にダイノズルコーターを用い
て硬化処理後の厚さが2.5μm 厚となる磁性層を塗設
し、カレンダー加工・熱硬化の後、1/2インチ巾に切
断してVHS用の磁気テープを作成した。用いたカーボ
ンブラックの硫酸イオンの含有量、DBP給油量および
BETを表1に示した。
【0051】磁性層用磁性塗料組成 強磁性粉末(Co被着型マグネタイト:BET 35 m2/g ) 100重量部 塩化ビニル系共重合体(MR110 :日本ゼオン社製) 10重量部 ポリウレタン樹脂(N-2304:日本ポリウレタン社製) 10重量部 α−アルミナ 5重量部 カーボンブラック(表1参照) 10重量部 メチルエチルケトン 100重量部 トルエン 100重量部 シクロヘキサノン 50重量部
【0052】上記組成物をボールミルに投入し、24時
間攪拌分散させ、分散後さらにポリイソシアネート(コ
ロネートL)を6重量部添加して攪拌混合し、磁性塗料
を調製した。
【0053】以下に示す方法で磁性塗料の粘度を測定
し、次いで得られたそれぞれの磁気テープ試料を用い、
磁性層表面の光沢度、電磁変換特性としてY−S/N、
C−S/N、およびドロップアウトの個数を計測した。
得られた結果を表1にまとめて示す。
【0054】<塗料粘度>TOKIMEC社製BH型粘
度計を使用し、20℃で、20rpm の回転数でNo.5
ローターを用いて磁性塗料中で回転させ、1分間経過後
の測定値を得た。表1および2にはこの読み取り値を2
00倍した値を粘度として示した。測定は試料作成直後
と20℃、30分間放置後との2回行い、チクソトロピ
ー性を評価した。
【0055】<光沢度>村上色彩製光沢度計GM−3D
型を用いた。塗料作成直後の磁性塗料を用いて塗設した
磁性層と、調製後1週間放置した磁性塗料を用いて塗設
した磁性層とについてその光沢度を測定し、分散の経時
安定性を評価した。
【0056】<電磁変換特性> Y−S/N:ローデンシュワルツ社製ノイズメーター
UPSF2と、日本ビクター社製VTR BR7000
Aとを用い、50%ホワイト信号を記録、再生し、日本
ビクター社製VHS標準テープ(VRT−2)との差を
dB表示した。
【0057】C−S/N:ローデンシュワルツ社製ノイ
ズメーター UPSF2と、日本ビクター社製VTR
BR7000Aとを用い、クロマ信号を記録、再生し、
日本ビクター社製VHS標準テープ(VRT−2)との
差をdB表示した。
【0058】<ドロップアウト>日本ビクター社製VT
R BR7000Aと、シバソク製VH01BZ型ドロ
ップアウトカウンターを用いて15μsec.、−16dBの
レンジでドロップアウトの個数を計数した。
【0059】
【表1】
【0060】表1より明らかなように、本発明の範囲の
カーボンブラックを用いた試料では、すぐれた電磁変換
特性が得られ、硫酸カルシウム等が磁性層表面に析出す
ることがないために、ドロップアウトの数も低い値とな
る。
【0061】実施例2 実施例1で調製した磁性塗料を内部磁性層用磁性塗料と
し、下記の組成および工程で調製した磁性塗料を最外層
磁性層用磁性塗料とし、それぞれの磁性塗料を用いてP
ET製の非磁性支持体上にダイノズルコーターを用いて
ウェット・オン・ウェット塗布方法により、2層の磁性
層を塗設し、カレンダー加工・熱処理の後、1/2イン
チ巾に切断してVHS用の磁気テープを作成した。な
お、硬化処理後の磁性層厚は、内部磁性層が2.1μm
、最外層磁性層が0.4μm であった。
【0062】内部磁性層で用いたカーボンブラックの硫
酸イオンの含有量、DBP給油量およびBETは表2に
示した。
【0063】最外層磁性層用磁性塗料組成 強磁性粉末(Co被着型マグネタイト:BET 42 m2/g ) 100重量部 塩化ビニル系共重合体(MR110 :日本ゼオン社製) 10重量部 ポリウレタン樹脂(N-2304:日本ポリウレタン社製) 10重量部 α−アルミナ 5重量部 メチルエチルケトン 75重量部 トルエン 75重量部 シクロヘキサノン 75重量部
【0064】上記組成物をボールミルに投入し、24時
間攪拌分散させ、分散後さらにポリイソシアネート(コ
ロネートL)を6重量部添加して攪拌混合し、最外層磁
性層用磁性塗料を調製した。
【0065】実施例1と同様に、得られたそれぞれの磁
気テープ試料を用い、電磁変換特性としてY−S/N、
C−S/Nとドロップアウトの個数とを計測した。得ら
れた結果を表2にまとめて示す。
【0066】
【表2】
【0067】表2より明らかなように、磁性層を2層設
けた磁気記録媒体においても、本発明の範囲のカーボン
ブラックを用いた試料では、より一層すぐれた電磁変換
特性が得られ、ドロップアウトの数も低い値となる。
【0068】
【発明の効果】本発明によれば、すぐれた分散性と分散
の経時安定性とをもち、ニュートン流体にできる限り近
い流体特性をもつ磁性塗料が得られ、この磁性塗料を用
いることで、すぐれた電磁変換特性を有する磁気記録媒
体を得ることができる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性支持体上に強磁性粉末とカーボン
    ブラックとを結合剤中に分散させた磁性層を設けた磁気
    記録媒体であって、 前記カーボンブラックの比表面積が90〜330m2/gで
    あり、DBP吸油量が45〜120ml/100g であり、か
    つ前記カーボンブラックの水可溶性硫酸イオンの含有量
    が、20〜4000ppmである磁気記録媒体。
  2. 【請求項2】 前記カーボンブラックの含有量が前記強
    磁性粉末100重量部に対して3〜20重量部である請
    求項1の磁気記録媒体。
  3. 【請求項3】 非磁性支持体上に強磁性粉末を結合剤中
    に分散させた1層以上の内部磁性層と、その上に塗設さ
    れた最外層磁性層を有し、 少なくとも前記最外層磁性層と接する内部磁性層が、請
    求項1または2の磁性層である磁気記録媒体。
  4. 【請求項4】 前記最外層磁性層が、カーボンブラック
    を含まない請求項3の磁気記録媒体。
  5. 【請求項5】 前記磁性層が、ウェット・オン・ウェッ
    ト塗布方式により塗設された請求項3または4の磁気記
    録媒体。
  6. 【請求項6】 前記磁性層が、ダイノズルコーターを用
    いて塗設された請求項1〜5のいずれかの磁気記録媒
    体。
JP34625093A 1993-12-22 1993-12-22 磁気記録媒体 Pending JPH07182651A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010170639A (ja) * 2009-01-26 2010-08-05 Sony Corp 磁気記録媒体、磁気記録媒体の製造方法、テープカートリッジ及びテープドライブシステム

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