JPH07181599A - 複写機の光学系駆動装置 - Google Patents

複写機の光学系駆動装置

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JPH07181599A
JPH07181599A JP32643393A JP32643393A JPH07181599A JP H07181599 A JPH07181599 A JP H07181599A JP 32643393 A JP32643393 A JP 32643393A JP 32643393 A JP32643393 A JP 32643393A JP H07181599 A JPH07181599 A JP H07181599A
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孝志 堀
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ガイドラックギヤ28と、ピニオンギヤによ
り光源ユニットを往復移動させると共に、この光源ユニ
ットの移動方向へ所定の速度比で移動させる光学系駆動
装置であって、クラッチユニット17のクラッチ変倍カ
ム18によって摺動されるミラーユニット変倍連結板1
6と、この連結板16に連結されているミラーユニット
12とを設ける。上記連結板16と上記ガイドラックギ
ヤ28間には、この連結板16に設けられた変倍ラック
ギヤ23、この変倍ラックギヤ23に噛合する変倍ギヤ
24,25,26、この変倍ラックギヤ26に設けた変
倍カム27等からなる変倍手段を設けるものである。 【効果】 原稿とレンズ間との光路長を変化させ変倍さ
せることにより、従来の装置で設けていたレンズユニッ
トの移動保持手段をなくすことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は原稿台固定型の複写機に
おける光学系駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の原稿台固定型の複写機における光
学系駆動装置では、周知の通り、光源としてのランプお
よび第1ミラーを備えた光源ユニットを、ガイドラック
ギヤとピニオンギヤとで往復移動して、原稿台上に載置
された原稿が光源で走査され、この光源からの反射光
は、第2,第3ミラーを搭載したミラーユニット、第
4,第5ミラーを搭載したミラーユニットおよび固定配
置した第6ミラー等を介して感光体ドラムに露光され、
続いて感光体ドラム上のトナー像が用紙に転写されるプ
ロセスを経て画像形成が行われている。
【0003】上記のような、光学系駆動装置は、ワイヤ
ーがプーリーに懸架され、光源ユニットと可動式ミラー
ユニットとが一定間隔で上記ワイヤーに装着されている
ため、この間隔を変化させることはできなかった。その
ため、原稿とレンズユニット間の光路長を変化させる手
段としては、このレンズユニットの移動に連動させて、
第4,第5ミラーを搭載したミラーユニットを移動させ
る方法が取られてきた。
【0004】特開平3−211571号公報に記載され
た変倍機構を有する光学系駆動装置は、ギヤ(13)と
同軸のピニオンギヤ(14)と、このピニオンギヤ(1
4)に噛み合ってレンズキャリッジ(12)を支軸15
に沿って往復移動させるレンズキャリッジラック(1
6)と、レンズキャリッジ(12)の固定焦点レンズ
(3)をガイド溝(17a)に沿って案内するレンズガ
イド(17)と、リンクギヤ(2)が多角形カム(1)
に接触する方向に付勢するバネ(18)とを備えてい
る。
【0005】また、特開平3−216681号公報に記
載された変倍機構を有する光学系駆動装置は、駆動モー
タ(1)が変倍に対応した分だけ回転すると、ピニオン
(2)が回転し、このピニオン(2)に噛み合うラック
(3)が移動軸(5)に沿って移動し、レンズベース
(6)上のレンズホルダ(12)に保持されている固定
焦点レンズ(4)が変倍に対応した所定位置に移動する
ものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の光
学系駆動装置の構成では、第4,第5ミラーを搭載した
ミラーユニット自体は移動手段を有していないため、レ
ンズユニットの移動に連動して第4,第5ミラーユニッ
トを移動させる移動保持手段を別に設ける必要があっ
た。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するため、ガイドラックギヤとピニオンギヤにより
光源ユニットを往復移動させると共に、この光源ユニッ
トの移動方向へ所定の速度比で移動させる複写機の光学
系駆動装置であって、クラッチユニットのクラッチ変倍
カムによって摺動されるミラーユニット変倍連結板と、
このミラーユニット変倍連結板に連結されているミラー
ユニットと、上記ミラーユニット変倍連結板に上記ガイ
ドラックギヤが連結される変倍手段とからなるものであ
る。
【0008】また、上記変倍手段は、ミラーユニット変
倍連結板に設けられた変倍ラックギヤと、この変倍ラッ
クギヤに噛合する変倍ギヤ、この変倍ギヤに設けた変倍
カム等からなるものである。
【0009】
【作用】本装置は、光源ユニット及びミラーユニットの
走行の移動手段を利用して、第4,第5ユニットの変倍
動作に連動させ、ガイドラックギヤをスライドさせて、
原稿とレンズ間との光路長を変化させ変倍させるもので
ある。
【0010】
【実施例】本発明による光学系駆動装置を、以下に図面
と共に説明する。図1は、本装置を備えた複写機の概略
構成を示す縦断面図である。複写機本体1の上面には、
原稿台2が形成されており、この複写機本体1の内部に
おいて原稿台2の下方には、光源としてのランプ3及び
第1ミラー4を備えた光源ユニット5が図示しないガイ
ドラックギヤとピニオンギヤにより往復移動するように
設けられている。
【0011】上記光源ユニット5からの入射光を反対方
向に反射する第2ミラー6,第3ミラー7を搭載したミ
ラーユニット8が配設され、このミラーユニット8で反
射された反射光の光路中に、上記光源ユニット5に連動
して往復移動するレンズユニット9が設けられている。
レンズユニット9を通過した光が、反対方向に反射する
第4ミラー10,第5ミラー11を搭載したミラーユニ
ット12で反射し、この反射光が第6ミラー13を介し
て感光体ドラム14に照射される。
【0012】図2は、本装置の構成を示す要部斜視図で
ある。原稿を露光するフィード方向と露光スタート位置
まで戻るリターン方向に往復移動するように、上記第4
ミラー10及び第5ミラー11を保持したミラーユニッ
ト12を、固定したロッド15に摺動自在に枢着され、
このミラーユニット12の側部に例えば断面コ字状のミ
ラーユニット変倍連結板16がビス止めで固定されてい
る。
【0013】一方、上記ミラーユニット変倍連結板16
の下方には、図示しない光学台板に取付けられている。
図3に示すクラッチユニット17にクラッチ変倍カム1
8が回転軸19に一定のD方向に回転するように枢着さ
れ、このクラッチ変倍カム18のカム面に突部20が当
接し、B方向に摺動するクラッチユニット変倍連結板2
1が設けられ、このクラッチユニット変倍連結板21の
上部に連結ビス22が固着され、この連結ビス22が上
記ミラーユニット変倍連結板21の端部に固着され、こ
のミラーユニット変倍連結板21とクラッチ連結板16
とが連結され、一体に摺動自在に移動されることにな
る。
【0014】また、図2に示すミラーユニット変倍連結
板16の外側面に所要長さのラックギヤ部23が設けら
れており、このラックギヤ部23に噛合するa変倍ギヤ
24が枢着され、このa変倍ギヤ24の下部に図示しな
い小径のギヤが固着され、この小径ギヤに噛合するb変
倍ギヤ25が枢着され、次にb変倍ギヤ25に噛合する
c変倍ギヤ26が枢着され、このc変倍ギヤ26に同軸
的に変倍カム27が固着されている。
【0015】また一方、スキャナを往復移動させるガイ
ドラックギヤ28が複写機本体1に或る範囲で長手方向
に往復移動されるように配設されており、このガイドラ
ックギヤ28の側面にガイドラック連結板29がビス3
0,30で装着され、このガイドラック連結板29の上
部に長手方向に長孔31,31を介して図示しない固定
板にビス32,32で摺動自在にビス止めされる。
【0016】また、ガイドラック連結板29の中央部に
舌片33が設けられ、この舌片33にボス34が垂下さ
れる如く設けられている。また、ガイドラック連結板2
9は、図示しないコイルスプリング等でC方向に常時付
勢されている。
【0017】従って、上記舌片33のボス34は、上記
変倍カム27のカム面に当接されているため、この変倍
カム27の往復回転によりガイドラック連結板29が、
即ち、ガイドラックギヤ28が長孔31,31の長さの
範囲内で所要の距離だけ移動されることになる。尚、変
倍カム27は、各倍率の移動距離に応じた形状に構成さ
れている。
【0018】本発明の光学系駆動装置は、図1,図2,
図3に示すような構成において、複写機での倍率を選定
キーで選定し、スタートキーが押されると、クラッチ変
倍カム16が或る回転角だけD方向に回転され、クラッ
チユニット変倍連結板21がB方向に摺動され、ミラー
ユニット変倍連結板16がC方向に摺動され、このミラ
ーユニット変倍連結板16に設けられたラックギヤ部2
3に噛合するa変倍ギヤ24,順次b変倍ギヤ25,c
変倍ギヤ26がそれぞれ矢印方向に回転され、変倍カム
27に当接したボス34部分が漸次小さくなり、従っ
て、ガイドラックギヤ28が或る距離だけE方向に移動
され停止される。
【0019】上記ガイドラックギヤ28がE方向に移動
されると、このガイドラックギヤ28に噛合している第
1ピニオンギヤが回転され、移動ブロックに装着された
光源ユニット5がE方向と逆方向に移動される。
【0020】図4は、本装置による基本光路図である。
原稿台2に載置された原稿から反射された光は、光源ユ
ニット5の第1ミラー4,上記ミラーユニット8の第2
ミラー6,第3ミラー7を経由し、レンズユニット9を
通過して感光体ドラム14の感光面に露光されるが、複
写の倍率において等倍のときは光源ユニット5の第1ミ
ラー4が4Sに,ミラーユニット12の第4ミラー10
が10Sに,第5ミラー11が11Sに位置され、拡大
のときは第1ミラー4が4Eに,第4ミラー10が10
Eに,第5ミラー11が11Eに位置され、縮小のとき
は第1ミラー4が4Rに,第4ミラー10が10Rに,
第5ミラー11が11Rに位置される。
【0021】
【発明の効果】光源ユニット及びミラーユニットの走行
のための移動手段を利用し、第4,第5ミラーユニット
の変倍動作に連動させてガイドラックギヤをスライドさ
せて、原稿とレンズ間との光路長を変化させ変倍させる
ことにより、従来の装置で設けていたレンズユニットの
移動保持手段をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光学系駆動装置を備えた複写機の概略
構成を示す縦断面図である。
【図2】本装置の構成を示す要部斜視図である。
【図3】本装置に実施するクラッチ変倍カム部分の概略
側面図である。
【図4】本装置による基本光路図である。
【符号の説明】
1 複写機本体 5 光源ユニット 8 ミラーユニット 9 レンズユニット 12 ミラーユニット 14 感光体ドラム 16 ミラーユニット変倍連結板 17 クラッチユニット 18 クラッチ変倍カム 23 ラックギヤ部 24,25,26 変倍ギヤ 27 変倍カム 28 ガイドラックギヤ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガイドラックギヤとピニオンギヤにより
    光源ユニットを往復移動させると共に、該光源ユニット
    の移動方向へ所定の速度比で移動させる複写機の光学系
    駆動装置であって、クラッチユニットのクラッチ変倍カ
    ムによって摺動されるミラーユニット変倍連結板と、該
    ミラーユニット変倍連結板に連結されているミラーユニ
    ットと、上記ミラーユニット変倍連結板に上記ガイドラ
    ックギヤが連結される変倍手段とからなることを特徴と
    する光学系駆動装置。
  2. 【請求項2】 上記変倍手段は、ミラーユニット変倍連
    結板に設けられた変倍ラックギヤと、該変倍ラックギヤ
    に噛合する変倍ギヤと、該変倍ギヤに設けた変倍カム等
    からなることを特徴とする、請求項1に記載の光学系駆
    動装置。
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