JPH0718140Y2 - 3点接触型接触子対 - Google Patents

3点接触型接触子対

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JPH0718140Y2
JPH0718140Y2 JP1986065773U JP6577386U JPH0718140Y2 JP H0718140 Y2 JPH0718140 Y2 JP H0718140Y2 JP 1986065773 U JP1986065773 U JP 1986065773U JP 6577386 U JP6577386 U JP 6577386U JP H0718140 Y2 JPH0718140 Y2 JP H0718140Y2
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JP
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contactor
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contact piece
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JP1986065773U
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JPS62176980U (ja
Inventor
哲夫 山下
Original Assignee
ミネソタ マイニング アンド マニュファクチュアリング カンパニー
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、おす・めすかん合型コネクタに組み込まれる
3点接触型接触子対に関し、特に詳しくは円柱状または
五角柱状のおす接触子をめす接触子の開口端部から対向
方向に直線的にめす接触子に挿入することにより電気的
接触を行うようになっていて、電気機器等とプリント基
板との電気的接続を行う3点接触型接触子対に関する。
(従来技術) 従来、おす・めすかん合型のコネクタに組み込まれる接
触子対は、1点,2点または3点接触型が一般に用いら
れ、また筒状またはすり割り付きの筒状のめす接触子を
用いたものがある。例えば、実開昭53−128591号公報に
開示されているように、雄端子を雌端子の二叉をなす両
指部の間に挿入して接触させる2点接触型のものがあ
る。
また、例えば実開昭60−109273号公報に開示されている
ように、ピン端子を端子遊挿広間隙から端子狭接用狭間
隙へ移動することによって、該ピン端子を第1接触片、
第2接触片および第3接触片に接触させる構成を有する
3点接触型のものもある。
さらに、ハウジングに固定するための係止部が具備され
ている給電チップばね、すなわちめす接触子が、例えば
特公昭57−11103号公報に開示されている。この公報に
記載の構成において、係止部を構成する鍔部形成部は、
おす端子と電気的に接触する接触片から外方へ張り出し
ており、めす接触子を収容するハウジングは、蝶番接続
の2つの半部から成り、めす接触子の係止部を受け入れ
るための切込みを形成されている。
(考案が解決しようとする問題点) 1点または2点接触型の接触子対は、電気的接触に確実
性がなく、不安定である。また、すり割り付きの筒状の
めす接触子は、コネクタから抜き去る時のこじりに弱い
欠点がある。
電気機器等とプント基板とを接続するために用いる接触
子対においては、めす接触子が連結手段を介してプリン
ト基板と直接的に接続されているため、ハンダ等による
プリント基板の固定接触部分は、おす接触子の挿抜時、
めす接触子が動くことによりストレスが掛かって、接続
不良を発生しやすいのである。
上記実開昭53−128591号公報に記載の2点接触型の接触
子対は、雌端子の指部に設けられた爪部が雄端子を挿入
する時のストッパーとして機能するに過ぎず、雄端子の
挿抜時に雌端子が絶縁部材に対して挿入方向以外の方向
へ動くのを阻止することができない。
上記実開昭60−109273号公報に記載の3点接触型の接触
子対は、電気的接続の際に被接続器体を一方向へ横移動
することを必要とするので省スペース化、最密充填化の
点で難点があり、また端子狭接用狭間隙を形成する対向
面を特定の形状のテーパ面にすることを必須要件として
いるので製造上の難点がある。
上記特公昭57−11103号公報に記載の給電チップばね
は、電気機器等とプリント基板とを接続するのに用いる
接触子対として採用する場合、外方へ張り出している鍔
部形成部を収容する切込みをハウジングに形成する必要
があるので、省スペース化、最密充填化および製造上の
難点がある。
(問題点を解決するための手段) 本考案によると、おす接触子とめす接触子とを含み、お
す接触子は円柱状または五角柱状であり、めす接触は一
方の端部がおす接触子の挿入を受け入れる開口端部を有
し、他の端部がプリント基板に連結手段を介して接続さ
れる基板を有し、おす接触子をめす接触子の開口端部か
ら対向方向に直線的にめす接触子に挿入することにより
電気機器等とプリント基板との電気的接続を行う3点接
触型接触子対であって、 (a)めす接触子は、このめす接触子の前記基板に連結
されたほぼ平板状の第1の接触片と、挿入方向に対し垂
直の方向におけるおす接触子の円柱状または五角形の断
面形状に対応しためす接触子の五角形の断面形状を第1
の接触片と共に画成するように設けた第2および第3の
接触片とを有し、 (b)第1の接触片は、第1の接触片の先端部であって
前記開口端部の近傍に、コネクタのハウジングに食い込
むように圧入してめす接触子をコネクタのハウジングに
固定するための平板状で一本の矢尻の形状の係止部を有
し、この係止部は前記挿入方向に対して平行な直線部を
両側に有し、 (c)第1の接触片が基板に連結された部分において、
第2および第3の接触片と第1の接触片とを連結し、 (d)第1、第2および第3の接触片のそれぞれの内面
に前記係止部と隣接して突出部を設け、おす接触子をめ
す接触子に挿入した際に、おす接触子と前記3つの突出
部とを接触させて電気的接続を行うことを特徴とする3
点接触型接触子対が提供される。
(実施例) 第1a図から第1c図を参照すると、本考案による3点接触
子型接触子対のめす接触子10が示され、該めす接触子
は、第2図に示す輪郭形状に金属シートを打ち抜き、そ
して曲げ加工して作られる。めす接触子10は、第1図に
示すように基板1、この基板と概ね同じ面内にある第1
の接触片2および第2と第3の接触片3,4を含む。第2
と第3の接触片3,4は、基板1から上方に、かつ相互に
向かって曲げられ、第1の接触片2との間に所定の間隙
5を置いている。第1、第2および第3の接触片は、そ
れぞれ端部の近くに内方へ突出した突出部2a,3a,4aを形
成され、これらの突出部は以下に述べるおす接触子6と
電気的に接触するための接点として作用する。第1の接
触片2は、第1の接触片2の先端部であって、おす接触
子6の挿入を受け入れる開口端部の近傍に、コネクタの
ハウジング7に食い込むように圧入してめす接触子10を
コネクタのハウジング7に固定するための平板状で一本
の矢尻の形状の係止部2bを形成している。この係止部2b
は、第1、第2および第3の接触片2,3,4のそれぞれの
突出部2a,3a,4aと隣接している。係止部2bは、第2図に
示すようにおす接触子の挿入方向に対して平行な直線部
を両側に有する。めす接触子10を第4a図と第4b図に示す
ようにコネクタのハウジング7の凹み7aに挿入した場
合、この矢尻状の係止部2b、特に平行な直線部が凹み7a
の側壁に沿って安定的に案内されると共に、凹み7aの側
壁を押圧して弾性変形させながら凹み7a内に圧入され
て、抜け止め機能と共にめす接触子を凹み7aの側壁に対
して安定的に固定するための役目を果たす。また、係止
部2bの平行な直線部は、凹み7aの側壁との接触長さが尖
端状のものに比して長いため、該側壁における応力集中
によるクリープやクラックの発生を回避して長期にわた
りコネクタのハウジングの凹み7aにおけるめす接触子の
固定を安定にする役目を果たす。
第3a図から第3c図を参照すると、五角形断面を有するお
す接触子6をめす接触子10に係合させて電気的に接触さ
せる態様が示されている。
特に、第3c図を参照すると、おす接触子6は、めす接触
子10の3つの突出部2a,3a,4aと接触していることが分か
る。おす接触子は、円形断面を有してもよい。
第5図を参照すると、従来技術の筒状のめす接触子8と
円柱状のおす接触子9が示されている。めす接触子8
は、すり割り8aを形成されている。このようなめす接触
子8は、めす接触子の抜き差しの際に、こじりによる損
傷を受けることがある。
第6図を参照すると、従来技術によるすり割り付きめす
接触子11と角柱状のおす接触子12が示されている。この
めす接触子11は、複数個の接触片11aを有し、各接触片
は、相互の間に間隙11bを置いている。おす接触子12
は、めす接触子11と複数の点接触を行うようにされてい
る。ます接触子11は、おす接触子の抜き差しの際にこじ
れにより損傷を受けることがある。
(考案の効果) 本考案によると、めす接触子の第1の接触片は、第1の
接触片の先端部であって、おす接触子の挿入を受け入れ
る開口端部の近傍に、コネクタのハウジングに食い込む
ように圧入してめす接触子をコネクタのハウジングに厳
密に固定するための平板状で1本の矢尻の形状の係止部
を有しているので、本考案におけるめす接触子は、コネ
クタのハウジングにしっかりと固定されていて、おす接
触子の挿抜時、めす接触子が動くのを阻止され、めす接
触子とプリント基板の固定接続部分に接続不良が生ずる
恐れを無くしている。また、係止部がめす接触子の端部
に位置しているので、コネクタの設計に相当な自由度を
許容する。また、めす接触子の固定の接触片と他の2葉
の接触片は、それらの端部の間に一定の間隙を設けてい
るので、おす接触子の抜き差しの際のこじりによる損傷
を減らすことができる。さらに本考案によると、めす接
触子は例えば金属シートを所定形状に打ち抜き、曲げ加
工により簡単に製造することができる。また、本考案に
おいては、電気的接続の際におす接触子をめす接触子の
開口端部から対向方向に直線的にめす接触子に挿入すれ
ばよいので、高密度実装化の要請が高まっている現在、
省スペース化、最密充填化を可能とし、かつ接続および
解除工程における方向性に拘束されないという効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
第1a図、第1b図、第1c図は、それぞれ本考案の接触子対
のめす接触子の側面図、平面図および正面図、第2図は
第1a図から第1c図に示すめす接触子の展開図、第3a図、
第3b図、第3c図は、本考案による接触子対のかん合状態
を示す側面図、平面図および正面図、第4a図と第4b図
は、それぞれコネクタのハウジングに取り付けためす接
触子を示す側面図と平面図、第5図と第6図は、それぞ
れ従来技術の筒状の接触子対を示す斜視図である。 図において、 1……基板、2,3,4……第1、第2、第3の接触片、2a,
3a,4a…突出部、2b……係止部、5,11b……間隙、6,9,12
……おす接触子、7……ハウジング、7a……凹み、8,1
0,11…めす接触子、8a……すり割り、11a……接触片、1
1b……間隙。
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭60−109273(JP,U) 実開 昭48−112983(JP,U) 実開 昭53−95574(JP,U) 実開 昭58−51583(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】おす接触子とめす接触子とを含み、おす接
    触子は円柱状または五角柱状であり、めす接触子は一方
    の端部がおす接触子の挿入を受け入れる開口端部を有
    し、他の端部がプリント基板に連結手段を介して接続さ
    れる基板を有し、おす接触子をめす接触子の開口端部か
    ら対向方向に直線的にめす接触子に挿入することにより
    電気機器等とプリント基板との電気的接続を行う3点接
    触型接触子対において、 (a)めす接触子は、このめす接触子の前記基板に連結
    されたほぼ平板状の第1の接触片と、挿入方向に対し垂
    直の方向におけるおす接触子の円柱状または五角形の断
    面形状に対応しためす接触子の五角形の断面形状を第1
    の接触片と共に画成するように設けた第2および第3の
    接触片とを有し、 (b)第1の接触片は、第1の接触片の先端部であって
    前記開口端部の近傍に、コネクタのハウジングに食い込
    むように圧入してめす接触子をコネクタのハウジングに
    固定するための平板状で一本の矢尻の形状の係止部を有
    し、この係止部は前記挿入方向に対して平行な直線部を
    両側に有し、 (c)第1の接触片が基板に連結された部分において、
    第2および第3の接触片と第1の接触片とを連結し、 (d)第1、第2および第3の接触片のそれぞれの内面
    に前記係止部と隣接して突出部を設け、おす接触子をめ
    す接触子に挿入した際に、おす接触子と前記3つの突出
    部とを接触させて電気的接続を行うことを特徴とする3
    点接触型接触子対。
JP1986065773U 1986-04-30 1986-04-30 3点接触型接触子対 Expired - Lifetime JPH0718140Y2 (ja)

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JPS62176980U JPS62176980U (ja) 1987-11-10
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS48112983U (ja) * 1972-03-30 1973-12-24
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