JPH081659U - 電気コネクタ - Google Patents
電気コネクタInfo
- Publication number
- JPH081659U JPH081659U JP811096U JP811096U JPH081659U JP H081659 U JPH081659 U JP H081659U JP 811096 U JP811096 U JP 811096U JP 811096 U JP811096 U JP 811096U JP H081659 U JPH081659 U JP H081659U
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- housing
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 コンタクト空洞内に挿入されたコンタクトを
ハウジングランスで安定且つ十分な強度で保持する電気
コネクタを提供すること。 【解決手段】 絶縁ハウジング20のコンタクト受容空
洞21内に挿入されるコンタクト22を保持する絶縁ハ
ウジング20と一体形成のハウジングランス24の自由
端部に中央主テーパ面24aと両側の1対の当接面24
bを形成して、コンタクト22の肩部に当接させる。
ハウジングランスで安定且つ十分な強度で保持する電気
コネクタを提供すること。 【解決手段】 絶縁ハウジング20のコンタクト受容空
洞21内に挿入されるコンタクト22を保持する絶縁ハ
ウジング20と一体形成のハウジングランス24の自由
端部に中央主テーパ面24aと両側の1対の当接面24
bを形成して、コンタクト22の肩部に当接させる。
Description
【0001】
本考案は電気コネクタ、特に絶縁ハウジングのコンタクト受容空洞に挿入され るコンタクト(端子)を保持するハウジングランスが絶縁ハウジングと一体に形 成されている電気コネクタに関する。
【0002】
一般にリセプタクル(雌)型コンタクトを使用するリセプタクル型コネクタは 、絶縁ハウジング内に形成された複数のコンタクト受容空洞を有する。このコン タクト受容空洞内に絶縁ハウジングの後面(嵌合面の反対面)から前面(嵌合面 )に向けて複数のコンタクトが挿入される。
【0003】 このようにして挿入されたコンタクトは、コンタクト自身に形成されたランス (突刺)又はハウジングの各コンタクト受容空洞内に形成されたハウジングラン スにより、各コンタクト受容空洞内に安定的に固定される。即ち、コンタクトの 挿入方向と反対方向にコンタクトが抜去されるのを阻止する。
【0004】 ハウジングランスを使用する電気コネクタの一例を少し詳細に説明する。図3 は実開平1−64872号公報に開示されている従来の電気コネクタの一例を示 す要部断面図である。図3(B)は電気コネクタのハウジング本体10の一部分 を挿入されたリセプタクル型コンタクト12と共に示す。図3(A)はコネクタ ハウジング本体10の嵌合面から挿入されるダブルロック部材15の一部分を示 す。
【0005】 ハウジング本体10には複数のコンタクト受容空洞を有し得るが、図3(B) 中には1つのコンタクト受容空洞11を示す。コンタクト受容空洞11は略矩形 であり、その内部にリセプタクル型コンタクト12がハウジング本体10の後面 から挿入される。コンタクト受容空洞11の上面に形成された弾性ハウジングラ ンス13がコンタクト12の肩部と係合して、コンタクト12が図中右方向へ抜 けないように保持する。ハウジングランス13とコンタクト受容空洞11の上壁 間には空隙14が形成されている。
【0006】 コネクタハウジング本体10の前面には図3(A)のダブルロック部材15が 装着される。このダブルロック部材15はコネクタハウジング本体10のコンタ クト受容空洞11と同数の突起16を有する板状体17である。装着されると、 各突起16がコンタクト受容空洞11上部の空隙14に挿入され、ハウジングラ ンス13をコンタクト12側に押圧するので、コンタクト12を空洞11内に確 実に保持することが可能である。ダブルロック部材15の板状体17には、コン タクト12との前端対応位置にテーパ状開口18を有し、この開口18から別の タブ(雄)型コンタクト(プラグ型コンタクト)が挿入されるようにする。コネ クタハウジング本体10にダブルロック部材15を装着することにより、リセプ タクル型コネクタが完成する。
【0007】
しかし、図3(B)の断面図で明らかな如く、コンタクト12のコンタクト受 容空洞11内への保持は、ハウジングランス13の突起部がリセプタクル型コン タクト12の上面の切欠き端(エッジ)に当接して1箇所で行うのみである。そ の為に、コンタクト12の保持が十分安定ではなく、しかもコンタクト12に接 続されたワイヤに大きな外力(張力)が作用した場合にはハウジングランス13 の突起部がエッジにより剪断されてコンタクト12が抜去される虞れがあった。 特に、コンタクト12が小型且つ多極の場合には、この保持の不安定性と強度不 足が問題となり得る。
【0008】 従って、本考案の目的は、コンタクトをハウジング本体のコンタクト受容空洞 内に十分安定且つ十分な強度で保持可能なハウジングランスを有する電気コネク タを提供することである。
【0009】
本考案の電気コネクタは、絶縁ハウジングのコンタクト受容空洞に絶縁ハウジ ングと一体に形成されたハウジングランスを有し、コンタクト受容空洞内に挿入 されるリセプタクル型コンタクトと係合保持するものである。この電気コネクタ は、ハウジングランスの自由端の中央部に形成された主テーパ面と、この主テー パ面の両側に形成されリセプタクル型コンタクトの両肩部と当接する1対の当接 面とを有することを特徴とする。
【0010】 本考案の電気コネクタによると、絶縁ハウジングの後面からコンタクト受容空 洞内にコンタクトを挿入する。このコンタクト挿入時に片持ち梁状のハウジング ランスが上方に弾性的に撓み、完全に挿入されるとハウジングランスが通常状態 に復帰してハウジングランスの主テーパ面及び1対の当接面がリセプタクル型コ ンタクトの肩に広範囲で当接する。これによりコンタクトのより広い部分と当接 して、高安定且つ大きい保持強度が得られることとなる。
【0011】
以下、図1及び図2を参照して本考案の実施例を詳細に説明する。図1は本考 案による電気コネクタの好適一実施例の要部断面図である。図1(A)はコネク タハウジング本体(絶縁ハウジング)20の一部分であり、図1(B)はコネク タハウジング本体20の前面(嵌合面)から挿入されるダブルロック部材30の 断面図、図1(C)は図1(A)及び(B)のハウジング本体20とダブルロッ ク部材30とを組合せ一体化した状態を示す断面図である。
【0012】 先ず図1(A)を参照して、ハウジング本体20は複数のコンタクト受容空洞 を有し、そのうちの1つの空洞21を図示する。この空洞21は前(左)端から 見ると図2(A)に示す如き略矩形状であり、その左右両側壁から内方に延びる 突条26が形成されている。この空洞21の下方部分には一部分を破線で示すリ セプタクル型コンタクト22が挿入される。突条26は挿入される断面略矩形の コンタクト22の前端部のガイド(案内部材)兼浮上がり防止の作用を有する。 ハウジングランス24は空洞21の上壁面から空隙25を有して下方に突出し、 コンタクト22が挿入されると、その肩部23と係合する。
【0013】 他方、ダブルロック部材30は前面板状部31からハウジング本体20のコン タクト受容空洞21の上部のハウジングランス24との空隙25へ挿入される棒 状部32と、これより短く且つその下方に延びるコンタクト22の前端上壁部を 押圧する押圧部材33とより成る保持部材を具えている。
【0014】 上記構成により、コンタクト22をハウジング本体20のコンタクト受容空洞 21内の所定位置に挿入後にダブルロック部材30を装着すると、ハウジングラ ンス24がコンタクト22の肩23に係合すると共に押圧部材33が突条26間 に挿入され、コンタクト22の上面壁を押圧する。これによりコンタクト22の 底面がコンタクト受容空洞21の底面21aに完全に押し付けられて所定状態で コンタクト22が保持されることとなる。尚、ダブルロック部材30の板状部3 1にはコンタクト22の前端との対応位置にテーパ状開口34を有し、雄コネク タのタブ型コンタクトが挿入可能であること勿論である。
【0015】 次に、図2(B)は図1に示した本考案の電気コネクタの絶縁ハウジング20 のコンタクト受容空洞21内に絶縁ハウジング20と一体形成されているハウジ ングランス24の自由(前)端部を示す斜視図である。このハウジングランス2 4の自由端にはコンタクト22との係合部が形成される。即ち、中央の主テーパ 面24aと、その両側に形成された比較的狭い1対の当接面24bとを有する。 コンタクト22がコンタクト受容空洞11内に完全に挿入されると、この当接面 24bが主テーパ面24aと共にコンタクト22の肩部に当接することにより、 安定且つ十分な強度でコンタクト22を保持することが可能である。
【0016】 図2(A)はハウジング本体20の各コンタクト受容空洞21の嵌合面側から 見た正面図を示す。図中、破線でコンタクト22を略示する。このコンタクト2 2は、ダブルロック部材30により所定位置に押圧保持されていないので、コン タクト受容空洞21に対して偏移している状態を示す。しかし、ダブルロック部 材30の押圧部材33に押圧されると、空洞21の底面21aにコンタクト22 の底面が押付けられて正しく位置決めされる。
【0017】 以上、本考案の電気コネクタの好適実施例を説明したが、本考案は斯る特定実 施例に限定されるべきではない。本考案の要旨を逸脱することなく、特定用途に 応じて種々の変形変更が可能であることが理解できよう。本考案の電気コネクタ は必ずしもダブルロック型コネクタであることを要しない。
【0018】
以上の説明から理解される如く、本考案の電気コネクタによると、コンタクト 受容空洞内に絶縁ハウジングと一体形成されたハウジングランスの自由端部に中 央の主テーパ面と両側の1対の当接面を形成してコンタクトの肩部に当接させて いる。従って、コンタクトをコンタクト受容空洞内に安定的に且つ十分な耐引張 り強度で保持することが可能である。それ故に、本考案の電気コネクタは比較的 小型の多数のコンタクトを使用する多極コネクタに極めて好適である。
【図1】本考案による電気コネクタの好適実施例を示
し、(A)はハウジングの縦断面図、(B)はハウジン
グの嵌合面に挿入されるダブルロック部材の断面図、
(C)はハウジングとダブルロック部材との結合状態の
断面図である。
し、(A)はハウジングの縦断面図、(B)はハウジン
グの嵌合面に挿入されるダブルロック部材の断面図、
(C)はハウジングとダブルロック部材との結合状態の
断面図である。
【図2】(A)は図1のハウジングの嵌合面側から見た
コンタクト受容空洞の平面図、(B)は本考案の電気コ
ネクタのハウジングランスの自由端部分の斜視図。
コンタクト受容空洞の平面図、(B)は本考案の電気コ
ネクタのハウジングランスの自由端部分の斜視図。
【図3】従来の電気コネクタの一部分を示し、(A)は
ダブルロック部材の断面図、(B)はハウジング及びコ
ンタクト受容空洞に挿入されたコンタクトの断面図。
ダブルロック部材の断面図、(B)はハウジング及びコ
ンタクト受容空洞に挿入されたコンタクトの断面図。
20 絶縁ハウジング 21 コンタクト受容空洞 22 コンタクト(リセプタクル型コンタクト) 24 ハウジングランス 24a 主テーパ面 24b 当接面
Claims (1)
- 【請求項1】 絶縁ハウジングのコンタクト受容空洞に
前記絶縁ハウジングと一体に形成されたハウジングラン
スを有し、前記コンタクト受容空洞に挿入されるリセプ
タクル型コンタクトと係合保持される電気コネクタにお
いて、 前記ハウジングランスの自由端には中央に形成された主
テーパ面と、該主テーパ面の両側に形成され前記リセプ
タクル型コンタクトの両肩部に当接する1対の当接面と
を有することを特徴とする電気コネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP811096U JP2552743Y2 (ja) | 1996-07-25 | 1996-07-25 | 電気コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP811096U JP2552743Y2 (ja) | 1996-07-25 | 1996-07-25 | 電気コネクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH081659U true JPH081659U (ja) | 1996-12-13 |
JP2552743Y2 JP2552743Y2 (ja) | 1997-10-29 |
Family
ID=11684163
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP811096U Expired - Lifetime JP2552743Y2 (ja) | 1996-07-25 | 1996-07-25 | 電気コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2552743Y2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000164288A (ja) * | 1998-09-24 | 2000-06-16 | Tyco Electronics Amp Kk | 電気コネクタ |
JP2006059773A (ja) * | 2004-08-24 | 2006-03-02 | Yazaki Corp | コネクタ |
JP2010055880A (ja) * | 2008-08-27 | 2010-03-11 | Yazaki Corp | コネクタハウジング及びコネクタ |
-
1996
- 1996-07-25 JP JP811096U patent/JP2552743Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000164288A (ja) * | 1998-09-24 | 2000-06-16 | Tyco Electronics Amp Kk | 電気コネクタ |
JP2006059773A (ja) * | 2004-08-24 | 2006-03-02 | Yazaki Corp | コネクタ |
JP2010055880A (ja) * | 2008-08-27 | 2010-03-11 | Yazaki Corp | コネクタハウジング及びコネクタ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2552743Y2 (ja) | 1997-10-29 |
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Legal Events
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