JPH07181075A - 物体の変位状態計測方法および変位状態計測装置 - Google Patents

物体の変位状態計測方法および変位状態計測装置

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JPH07181075A
JPH07181075A JP32298993A JP32298993A JPH07181075A JP H07181075 A JPH07181075 A JP H07181075A JP 32298993 A JP32298993 A JP 32298993A JP 32298993 A JP32298993 A JP 32298993A JP H07181075 A JPH07181075 A JP H07181075A
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amount
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Naoki Kawamura
直樹 河村
Yukio Hioki
幸男 日置
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Hitachi Zosen Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業員が物体の計測対象部分に移動する必要
がない安全な変位状態計測方法を提供する。 【構成】 予め物体の計測対象部分を、カメラ装置1に
より、サンプル画像データとして取り込むとともに、こ
の取り込まれたサンプル画像データを、順次ずらせると
ともに、それぞれに対応する自己相関関数を求め、これ
ら各自己相関関数値と、これに対応するずれ量を参照テ
ーブルとして記憶させ、次に実際の計測対象部分を、カ
メラ装置1により、順次、画像データとして取り込み、
この画像データと所定の基準画像データとの相互相関関
数を求め、上記参照テーブルを参照して、この相互相関
関数値に対応するずれ量を求め、基準画像データを考慮
してこのずれ量から変位量を求め、この変位量にフーリ
エ変換を施し、振動解析を行う計測方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、振動する物体の変位お
よび振動などの変位状態を、非接触式により計測する計
測方法および計測装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、橋脚、橋桁などの大型構造物を
保守・点検する際に、例えば橋桁上部などの変位および
振動を計測する必要が生じた場合には、計測箇所に、変
位計および振動計などを設置する必要がある。
【0003】ところで、このような橋桁の上部などの計
測箇所に、変位計および振動計などを設置する場合、従
来、作業員が、その計測箇所に移動して、設置が行われ
ていた。
【0004】また、通常、作業員が移動し得ないような
高所などの場合には、予め、変位計および振動計を設置
するとともに、これらの計器で計測された計測データ
が、例えば無線通信機器を介して収集されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うに、作業員がその計測時に、高所の計測箇所に移動す
る必要があり、非常に危険があるという問題があり、ま
た計器で計測された計測データを、無線通信機器を使用
して収集する場合においても、動作用電池の交換などの
保守・点検時に、やはり作業員が高所に移動しなければ
ならないという問題があった。
【0006】そこで、本発明は上記問題を解消し得る物
体の変位状態計測方法および変位状態計測装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の物体の変位状態計測方法は、予め物体の計
測対象部分を、カメラ装置により、サンプル画像データ
として取り込むとともに、この取り込まれたサンプル画
像データを、順次ずらせるとともに、それぞれに対応す
る自己相関関数を求め、これら各自己相関関数値と、こ
れに対応するずれ量を参照テーブルとして記憶させ、次
に実際の計測対象部分を、カメラ装置により、順次、画
像データとして取り込み、この画像データと所定の基準
画像データとの相互相関関数を求め、上記参照テーブル
を参照して、この相互相関関数値に対応するずれ量を求
め、このずれ量から上記基準画像データを考慮して画像
の変位量を求めるとともに、この時系列データである変
位量にフーリエ変換を施し、振動解析を行う計測方法で
ある。
【0008】また、上記課題を解決するため本発明の物
体の変位状態計測装置は、上記物体の変位状態計測方法
に使用する装置であって、物体を撮影するテレビ装置
と、このテレビ装置で撮影された画像のビデオ信号を入
力するとともに所定の信号処理を施す信号処理ユニット
と、上記カメラ装置および信号処理ユニットを制御する
とともにデータ信号に所定の演算を施す演算制御部とか
ら構成し、上記信号処理ユニットを、画像データとして
のビデオ信号をディジタル信号に変換するA/D変換器
と、このA/D変換器でディジタル信号に変換された入
力信号および所定の処理が施された基準画像データを記
憶する第1メモリと、第1メモリからの出力データおよ
びA/D変換器からのディジタル信号を入力して所定の
乗算を行う乗算器と、この乗算器で得られた乗算データ
の累算を行う累算器と、サンプル画像データに基づき得
られた自己相関関数値とこれに対応するずれ量とを示す
参照テーブルを記憶する第2メモリと、上記カメラ装置
および信号処理ユニットの所定の各構成機器を制御する
とともに、信号処理ユニット内に取り込まれた画像デー
タおよび上記各メモリに記憶されたデータに所定の演算
処理を施すコンピュータとから構成し、かつこのコンピ
ュータにより、物体の計測対象部分の画像データと上記
基準画像データとの相互相関関数値から、上記参照テー
ブルを参照することにより画像の変位量を求めるととも
に、この時系列データである変位量にフーリエ変換を施
し、物体の振動解析を行うようにしたものである。
【0009】
【作用】上記の物体の変位状態計測方法および計測装置
の構成によると、物体の計測対象部分の画像を、カメラ
装置により画像データとして取り込み、各ずれ量に対す
る自己相関関数値と画像のずれ量との関係を示す参照テ
ーブルを求めておき、実際の計測対象部分の画像データ
と所定の基準画像データとの相互相関関数を求め、この
相互相関関数値を、予め求められた参照テーブルに参照
させることにより、計測対象部分の変位量を求めること
ができ、しかもこの時系列データである変位量をフーリ
エ変換させることにより、振動の周波数解析を行うこと
ができる。すなわち、物体の変位状態を、カメラ装置を
使用して計測することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図1〜図3に基づ
き説明する。なお、以下に示す各実施例においては、計
測すべき物体として、例えば橋脚上部の変位状態、すな
わち橋脚上部の変位および振動を計測する場合について
説明する。
【0011】最初に、本発明に係る物体の変位状態の計
測方法を、概略的に説明する。まず、橋脚の上部を計測
対象部分として定め、この計測対象部分をカメラ装置
(CCDなどを使用したもの)を使用して撮影するとと
もに、この計測対象部分を撮影した画像データ、すなわ
ちビデオ信号に基づき、その計測対象部分が移動する前
と、移動した後との間での自己相関関数を求めるととも
に、この自己相関関数値と移動距離であるずれ量との参
照テーブルを作成しておく。
【0012】なお、計測対象部分の変位検出には、計測
基準点に設置したカメラ装置で得られた画像の関心領域
での濃淡またはカラー情報が利用される。なお、自己相
関関数の計算に際しては、画像の明るさが一定であれ
ば、画像データとして2値化データを利用することも有
効である。
【0013】例えば、上記移動する前の画像データは、
基準となる画像濃淡(カラー)データをディジタル化し
て、コンピュータまたは専用演算装置に入力して保存さ
れ、この保存された画像データと、移動後の画像データ
との自己相関関数が求められることになる。
【0014】そして、実際に、刻々と入力される画像デ
ータ(または2値化データ)に対して、所定の基準画像
データとの相互相関関数を求め、予め求めておいた参照
テーブルから逆に画像データのずれ量を求めるととも
に、上記基準画像データを考慮して画像の変位量を求め
て、この変位量を時間サンプル値として、メモリ装置に
記憶する。
【0015】そして、上記変位量の時系列データを、離
散フーリエ変換することにより、振動の周波数解析を行
えばよい。なお、カメラ装置として工業用テレビカメラ
を使用した場合には、毎秒30画面の画像データをビデ
オ信号として出力するため、1Hz程度の振動を計測す
る場合には、このビデオ信号をA/D変換したデータを
使用することができる。
【0016】また、カメラ装置として一次元リニアセン
サを使用すれば、毎秒1000回以上のビデオ信号を得
ることができ、この場合、テレビ画面上の特定走査線上
の輝度信号(カラー信号)に相当するデータが得られ、
したがって数十Hz程度の振動解析を行うことができ
る。
【0017】次に、ここで、本発明の具体的な実施例に
ついて説明する。まず、変位状態の計測装置について説
明する。この計測装置は、大きく分けて、橋脚を撮影す
るカメラ装置(例えば、通常のテレビカメラ、またはC
CDなどが使用されたもの)1と、このカメラ装置1で
得られたビデオ信号に、所定の信号処理を施す処理装置
2とから構成されている。
【0018】また、上記処理装置2は、ビデオ信号を入
力して所定の信号処理を行う信号処理ユニット3と、上
記カメラ装置1並びに上記信号処理ユニット3を制御す
るとともに信号に所定の演算を施すための演算制御部4
とから構成されている。
【0019】上記信号処理ユニット3は、ビデオ信号の
A/D変換器11と、このA/D変換器11でディジタ
ル信号に変換された入力信号および所定の処理が施され
た基準画像データを記憶する第1メモリ12と、第1メ
モリ12からの出力信号およびA/D変換器11からの
ディジタル信号を入力して所定の乗算を行う乗算器13
と、この乗算器13で得られた乗算データの累算を行う
累算器14と、入力信号としてサンプル画像データに基
づき得られた自己相関関数値とこれに対応するずれ量と
を示す参照テーブルを記憶する第2メモリ15と、所定
の信号経路の途中に設けられた第1〜第3信号切替器1
6〜18および上記累算器14で得られた累算データを
保持するレジスタ19と、上記第1メモリ12にアドレ
ス信号を発生するアドレス発生器20と、カメラ装置
1、A/D変換器11および所定の信号切替器16,1
7に、それぞれタイミング信号および状態設定信号を発
生する信号発生器21とから構成されている。
【0020】また、上記演算制御部4は、マイクロコン
ピュータ31、ROM32、RAM33、表示装置34
を制御するディスプレイコントローラ35、キーボード
などの入力装置36の入力用インタフェース37、およ
び上記マイクロコンピュータ31とこれらの各機器とを
接続するデータバス38およびアドレスバス39とを有
している。
【0021】また、上記演算制御部4側と上記信号処理
ユニット3側とは、それぞれデータバス38およびアド
レスバス39を介して、互いに接続されている。上記カ
メラ装置1は、通常のテレビカメラでもよく、またCC
Dを使用したものでもよく、さらにはCCDを使用した
一次元リニアセンサでも良い。
【0022】カメラ装置1として、一次元リニアセンサ
を使用する場合には、そのセンサの配列方向が物体の振
動方向、すなわち移動方向と同じ方向となるように、カ
メラ装置1が配置される。
【0023】上記処理装置2からカメラ装置1には、同
期信号とクロックパルスが出力され、またカメラ装置1
からは、同期信号とクロックパルスに同期したビデオ信
号が処理装置2側に入力される。
【0024】また、装置動作の管理および計測プログラ
ムは、ROM32に格納されており、必要に応じて随時
実行される。RAM33は、プログラム実行時の一時的
なデータ格納用メモリとして使用される。
【0025】また、上記第1メモリ12のデータライン
は、第1切替器16により、A/D変換器11側、また
はマイクロコンピュータ31のデータバス38側に接続
され、さらに第1メモリ12のアドレスラインは、第2
切替器17により、アドレス発生器20側、またはマイ
クロコンピュータ31のアドレスバス39側に接続され
る。
【0026】さらに、第3切替器18は、第2メモリ1
5のアドレスラインを、マイクロコンピュータ31のア
ドレスバス39側、または累算器13で得られたデータ
を保持するレジスタ19の出力側に接続され、また第2
メモリ15のデータラインは、マイクロコンピュータ3
1のデータバス38に接続されている。
【0027】次に、上記計測装置を使用して、橋脚の上
部の変位および振動を計測する方法について説明する。
本計測方法は、例えば橋脚の上部が水平方向に揺れた場
合、カメラ装置1で得られる画像の揺れを検出すること
により、その変位および振動の状態を検出し得ることに
基づくものである。
【0028】計測の準備として、下記の事項が予め実行
される。まず、カメラ装置(例えば、一次元リニアセン
サが使用される)1から、サンプル画像データとして1
ライン分のビデオ信号が、A/D変換器11にてディジ
タル信号に変換され、このディジタル信号が第1メモリ
12に格納される。
【0029】なお、第1メモリ12のメモリアドレス
は、アドレス発生器20により与えられる。このアドレ
ス発生器20は、その出力値をカメラ装置1の制御信号
(同期信号)で初期値(ゼロ)にセットした後、クロッ
ク信号と同期してアドレスを更新する。
【0030】そして、1ライン分のデータが取り込まれ
ると、マイクロコンピュータ31に割り込み要求を出
し、第1メモリ12のデータライン、アドレスラインを
マイクロコンピュータ31側に切り替えて、マイクロコ
ンピュータ31により、第1メモリ12に記憶されたサ
ンプル画像データについての自己相関関数が計算され、
その結果が第2メモリ15に格納される。
【0031】ここで、上記自己相関関数の演算方法を、
図2に基づき説明する。すなわち、図2の(a)に示す
ように、第1メモリ12に入力されたビデオ信号f0(x)
に対して、計測対象部分のビデオ信号パターンを選定
し、順次、所定の変位量nでもって、ずらしながら下記
の(1) 式で示す自己相関関数h(n) を求る。
【0032】
【数1】
【0033】なお、図2の(b)および(c)には、そ
れぞれf0(x-n)およびh(n) の信号波形を示す。また、
本実施例では、(c)の実線にて示すように、片側(正
の値)の自己相関関数値だけが使用される。
【0034】そして、第2メモリ15においては、h
(n) で示されるアドレスに、ずれ量nが書き込まれる。
すなわち、第2メモリ15には、h(n) に対応するnを
示す参照テーブルが記憶されることになる。
【0035】次に、第1メモリ12に、f0(x)をmだけ
シフトした基準画像データf0(x-m)を書き込む。但し、
このmは、後の計測段階で入力される画像データに対し
て相関演算を行う際に、常に、図2の(c)の自己相関
関数h(n) に示すように、実線領域の値(正の値)が得
られるようにするための位置のオフセット値である。
【0036】このようにして、計測準備が整うと、次に
実際の計測が行われる。すなわち、カメラ装置1の位置
は変更せずに、図3の(a)にて示すように、新たな画
像のビデオ信号f(x) を、順次、取り込む。
【0037】第1メモリ12は、ビデオ信号に同期して
アドレス発生器20によりアドレス指定され、乗算器1
3に図3の(b)に示すようなf0(x-m)のデータを出力
し、そしてこの乗算器13では、入力されたビデオ信号
f(x) とf0(x-m)との積が演算され、そしてその結果が
累算器14に出力される。
【0038】累算器14においては、下記の(2) 式にて
示すように、1ライン走査期間中のf(x) とf0(x-m)と
の乗算結果が累積されて相互相関関数H(x) が算出さ
れ、走査期間中の終了時点(例えば、同期信号の前縁
部)で、後段のレジスタ15に累算結果、すなわち相互
相関関数H(x) が転送されて保持される。
【0039】
【数2】
【0040】上記計測動作時においては、第3切替器1
8は、第2メモリ15のアドレスラインがレジスタ19
の出力で駆動されるように、切り替えられている。な
お、累算結果がレジスタ19に保持されたことは、マイ
クロコンピュータ31に対して割込み要求するなどの方
法で知らされる。
【0041】そして、第2メモリ15には、計測準備段
階で、既にh(x) と位置ずれ量nとの関係が参照テーブ
ルとして格納されており、これを参照することにより、
レジスタ19に格納されているH(x) [図3の(c)参
照]に対する位置ずれ量xが第2メモリ15からマイク
ロコンピュータ31のデータバス38上に出力される。
【0042】そして、上記参照テーブルの参照により得
られた値xから基準画像データを作成した際のオフセッ
ト量mを差し引き、画像の本来の変位量Xを求める。こ
の変位量Xは時系列データであり、カメラ装置1の同期
信号の周期毎のサンプル値となる。
【0043】この時系列データである変位量Xに対し
て、離散フーリエ変換を施すことにより、カメラ装置で
捉えた計測対象部分、すなわち橋脚上部の振動の周波数
解析を行うことができる。なお、上記変位量、振動の解
析結果などは、表示装置34の画面上に表示される。
【0044】このように、橋脚の上部を、カメラ装置1
により撮影して得られる画像データに基づき、その変位
量および振動状態を計測することができ、したがって作
業員が橋脚の上部に移動する必要がない。
【0045】ところで、上記実施例においては、基準画
像データを作成する際に、常に、そのずり量xが正の値
となるような、オフセット量mを選択したが、例えば逆
に、常に、そのずり量xが負の値となるような、オフセ
ット量を使用してもよい。
【0046】
【発明の効果】以上のように本発明の物体の変位状態計
測方法および計測装置の構成によると、物体の計測対象
部分の画像を、カメラ装置により画像データとして取り
込み、各ずれ量に対する自己相関関数値と画像のずれ量
との関係を示す参照テーブルを求めておき、実際の計測
対象部分の画像データと基準画像データとの相互相関関
数を求め、予め求められた参照テーブルより、この相互
相関関数値に対応する実際の計測対象部分の変位量を求
めるとともに、この時系列データである変位量をフーリ
エ変換させて、振動解析を行うようにしたので、カメラ
装置を使用して、物体の変位状態を計測することがで
き、したがって従来のように、作業員が物体の計測対象
部分に移動する必要がないので、計測対象部分が高所で
あっても、その作業を非常に安全に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における変位状態計測装置の
概略構成を示すブロック図である。
【図2】同実施例における変位状態計測方法を説明する
ためのデータ信号を示す波形図である。
【図3】同実施例における変位状態計測方法を説明する
ためのデータ信号を示す波形図である。
【符号の説明】
1 カメラ装置 2 処理装置 3 信号処理ユニット 4 演算制御部 11 A/D変換器 12 第1メモリ 13 乗算器 14 累算器 15 第2メモリ 31 マイクロコンピュータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】予め物体の計測対象部分を、カメラ装置に
    より、サンプル画像データとして取り込むとともに、こ
    の取り込まれたサンプル画像データを、順次ずらせると
    ともに、それぞれに対応する自己相関関数を求め、これ
    ら各自己相関関数値と、これに対応するずれ量を参照テ
    ーブルとして記憶させ、次に実際の計測対象部分を、カ
    メラ装置により、順次、画像データとして取り込み、こ
    の画像データと所定の基準画像データとの相互相関関数
    を求め、上記参照テーブルを参照して、この相互相関関
    数値に対応するずれ量を求め、このずれ量から上記基準
    画像データを考慮して画像の変位量を求めるとともに、
    この変位量にフーリエ変換を施し、振動解析を行うこと
    を特徴とする物体の変位状態計測方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の物体の変位状態計測方法に
    使用する装置であって、物体を撮影するテレビ装置と、
    このテレビ装置で撮影された画像のビデオ信号を入力す
    るとともに所定の信号処理を施す信号処理ユニットと、
    上記カメラ装置および信号処理ユニットを制御するとと
    もにデータ信号に所定の演算を施す演算制御部とから構
    成し、上記信号処理ユニットを、画像データとしてのビ
    デオ信号をディジタル信号に変換するA/D変換器と、
    このA/D変換器でディジタル信号に変換された入力信
    号および所定の処理が施された基準画像データを記憶す
    る第1メモリと、第1メモリからの出力データおよびA
    /D変換器からのディジタル信号を入力して所定の乗算
    を行う乗算器と、この乗算器で得られた乗算データの累
    算を行う累算器と、サンプル画像データに基づき得られ
    た自己相関関数値とこれに対応するずれ量とを示す参照
    テーブルを記憶する第2メモリと、上記カメラ装置およ
    び信号処理ユニットの所定の各構成機器を制御するとと
    もに、信号処理ユニット内に取り込まれた画像データお
    よび上記各メモリに記憶されたデータに所定の演算処理
    を施すコンピュータとから構成し、かつこのコンピュー
    タにより、物体の計測対象部分の画像データと上記基準
    画像データとの相互相関関数値から、上記参照テーブル
    を参照することにより画像の変位量を求めるとともに、
    この変位量にフーリエ変換を施し、物体の振動解析を行
    うようにしたことを特徴とする物体の変位状態計測装
    置。
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