JP2001042845A - ディスプレイの動特性測定用データ取得装置および動特性測定装置 - Google Patents

ディスプレイの動特性測定用データ取得装置および動特性測定装置

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JP2001042845A
JP2001042845A JP11212674A JP21267499A JP2001042845A JP 2001042845 A JP2001042845 A JP 2001042845A JP 11212674 A JP11212674 A JP 11212674A JP 21267499 A JP21267499 A JP 21267499A JP 2001042845 A JP2001042845 A JP 2001042845A
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signal
vertical synchronizing
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signals
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Isao Kondo
いさお 近藤
Masaru Kanazawa
勝 金澤
Yukio Sugiura
幸雄 杉浦
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Japan Broadcasting Corp
Original Assignee
Nippon Hoso Kyokai NHK
Japan Broadcasting Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 PDPに動画を表示したときの動特性測定用
データを取得する。 【解決手段】 PDP2の画面上に、画面上を走査線方
向に移動する画像が表示されると、この状態で、PDP
2の画面上の数走査線の光信号が、画像検出装置3の撮
影用レンズを介してラインセンサに入射され、入射され
た光信号がラインセンサにより電気信号に変換され蓄積
される。そして、制御装置兼演算装置4からの画像制御
信号に応答して、画像信号発生器1により所定量だけ遅
延させた垂直同期信号が画像検出装置3に出力される
と、この垂直同期信号に同期してタイミング信号発生部
により画像読出信号が発生され、この発生された画像読
出信号によりラインセンサからアナログ画像信号が取り
出され、デジタル画像信号に変換され、制御装置兼演算
装置4に供給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスプレイの動
特性測定用データ取得装置および動特性測定装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ディスプレイの主流は短残光のC
RT(cathode ray tube)であり、動解像度について
は、画面上を移動する解像度チャートや移動するCZP
(Circular Zone Plate)信号などを入力し、目視で確
認するなどの方法が用いられていた。
【0003】一方、ディスプレイの静止解像度を定量的
に測定する装置としては、例えば、特開平7−1685
43号に記載された装置の他に幾つか提案され、実用化
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ディスプレイ
として主流の短残光のCRTでは、偽輪郭が問題とされ
ることはなく、また、特殊な例を除き、動解像度が問題
とされることはなく、これまで、データ取得装置が存在
しなかった。そのため、測定装置による動解像度の定量
的な測定はこれまで行なうことができなかった。
【0005】近年、CRT以外の表示デバイス、例え
ば、液晶ディスプレイ、PDP(plasma display pane
l)、DMD(Digital Micromirror Device)が出現
し、その性能評価のための動特性を調べることが要求さ
れている。
【0006】例えば、PDPはサブフィールドを用いて
中間調を表示しているため、PDPでは、動画を表示さ
せた場合、処理にもよるが、偽輪郭が発生するといわれ
ている。しかし、データ取得装置がなかったため、定量
的な測定はこれまでできなかった。
【0007】例えば、液晶ディスプレイは応答速度が遅
いため、動画を表示させた場合、解像度が劣化するとい
われている。しかし、データ取得装置がなかったため、
定量的な測定はこれまでできなかった。
【0008】本発明の目的は、このような問題点を解決
し、このようなディスプレイに動画を表示するときの動
特性、具体的には、偽輪郭および解像度特性(動解像
度)を測定することができるディスプレイの動特性測定
用データ取得装置および動特性測定装置を提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ディ
スプレイ画面上を走査線方向に移動する画像の画像信号
を発生する画像信号発生手段と、該画像信号発生手段に
より発生された画像信号の垂直同期信号を所定量遅延さ
せて出力する垂直同期信号出力手段と、前記ディスプレ
イ画面上に表示された前記移動する画像からの光信号を
電気信号に変換し、該電気信号を、前記垂直同期信号出
力手段からの前記所定量遅延させた垂直同期信号に同期
させて取り出し、動特性測定用データとして出力する画
像検出手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】請求項1において、画像検出手段は光信号
を電気信号に変換するラインセンサを有することができ
る。
【0011】請求項1において、画像検出手段は光信号
を電気信号に変換するビデオカメラを有することができ
る。
【0012】請求項4の発明は、プラズマディスプレイ
画面上を走査線方向に移動する画像の画像信号を発生す
る画像信号発生手段と、該画像信号発生手段により発生
された画像信号の垂直同期信号を所定量遅延させて出力
する垂直同期信号出力手段と、前記プラズマディスプレ
イ画面上に表示された前記移動する画像からの光信号を
電気信号に変換し、該電気信号を、前記垂直同期信号出
力手段からの前記所定量遅延させた垂直同期信号に同期
させて取り出し、動特性測定用データとして出力する画
像検出手段と、該画像検出手段からの動特性測定用デー
タに基づき偽輪郭の定量化処理を行なう処理手段とを備
えたことを特徴とする。
【0013】請求項5の発明は、液晶ディスプレイ画面
上を走査線方向に移動する画像の画像信号を発生する画
像信号発生手段と、該画像信号発生手段により発生され
た画像信号の垂直同期信号を所定量遅延させて出力する
垂直同期信号出力手段と、前記液晶ディスプレイ画面上
に表示された前記移動する画像からの光信号を電気信号
に変換し、該電気信号を、前記垂直同期信号出力手段か
らの前記所定量遅延させた垂直同期信号に同期させて取
り出し、動特性測定用データとして出力する画像検出手
段と、該画像検出手段からの動特性測定用データに基づ
き動解像度の定量化処理を行なう処理手段とを備えたこ
とを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。
【0015】<第1の実施の形態>図1は本発明の第1
の実施の形態を示す。これは、被測定用のPDP2の動
特性測定用データ取得装置および動特性測定装置の例で
あり、この動特性測定用データ取得装置は、画像信号発
生器1と、画像検出装置3と、制御装置兼演算装置4と
を有する。
【0016】画像信号発生器1は画像信号をPDP2に
出力し、制御装置兼演算装置4からの画像制御信号に同
期させて位相を所定量だけ変化させた垂直同期信号を画
像検出装置3に出力するものである。画像検出装置3は
PDP2の画面の略中央部に対向させて配置してあっ
て、画像信号発生器1からの画像信号に基づきPDP2
に表示された画像からの光信号を1フィールド期間に1
回検出するものである。4は制御装置兼演算装置であっ
て、垂直同期信号の位相を制御するために画像制御信号
を画像信号発生器1に出力し、画像検出装置3からのデ
ジタル画像信号(動特性測定用データ)に基づき偽輪郭
を定量測定するものである。
【0017】図2は図1の画像検出装置3の構成を示
す。図2において、38はラインセンサであり、PDP
2の画面上の数走査線の光信号であって撮影用レンズ3
7を介して入射された光信号を電気信号(アナログ画像
信号)に変換して蓄積するものである。39はA/D変
換器であり、ラインセンサ38からのアナログ画像信号
をデジタル画像信号に変換するものである。30はタイ
ミング信号発生部であって、画像信号発生器4からの垂
直同期信号から画像読出信号を生成し、1フィールド期
間に1回だけラインセンサ38からアナログ画像信号を
取り出し、A/D変換器39からデジタル画像信号を取
り出すものである。
【0018】次に、図3を参照して、PDP2による中
間調表現の原理を説明する。図3はある画素における表
示を示すが、全画面の画素が同じ原理で同じタイミング
で動作する。画像を8ビットで256階調表示する場合
には、1フィールド期間が8つのサブフィールドT1〜
T8に分けられる。それぞれの期間は直前の期間の2倍
になっていて、例えば、サブフィールドT3の期間はそ
の直前のサブフィールドT2の期間の2倍になってい
る。実際のサブフィールドの構成は、偽輪郭を避けるた
め、図3のものより複雑になっているが、ここでは、そ
の構成を図3のように簡略にして、中間調表現の原理を
説明する。
【0019】ある画素のレベルが、例えば、71(2進
法表記で01000111)である場合、この画素のレ
ベルに応じた明るさの画素にするため、サブフィールド
T1〜T8のうち、71の2進法表記の1に対応するサ
ブフィールド、すなわち、サブフィールドT2,T6,
T7,T8で、PDP2に放電を生じさせ、2進法表記
の0に対応する他のサブフィールドでは、放電を生じさ
せないようにする。
【0020】その他の画素のレベルの場合も、画素レベ
ルに応じて放電する時間の長さを変えることにより、画
素の明るさを変化させることができる。
【0021】次に、このような構成のPDP2上で偽輪
郭が生じる原理を説明する。偽輪郭を検出するために
は、正弦波やランプ波形(3角波)のように様々な振幅
成分を持ちなだらかな波形が望ましい。ここでは、正弦
波の例を説明する。画像信号発生器1からの正弦波は、
図4(a)ないし図4(c)に示すように、0〜白ピー
クの振幅でライン方向にゆっくり移動する。このPDP
2に輝度レベルが正弦波状に変化する画像信号が入力さ
れると、このPDP2の画面には、例えば図5に示すよ
うに、画面上を走査線方向に移動する画像が表示される
ことになる。
【0022】ここで、明るさを、1フィールド期間全体
の明るさではなく、1フィールド期間をサブフィールド
T7とサブフィールドT8の間で2つに分けて考えるこ
とにする。ある1フィールド期間のサブフィールドT1
〜T7の明るさの和を図6(a)に示し、図6(a)と
同フィールド期間のサブフィールドT8の明るさを図6
(b)に示す。また、次の1フィールド期間のサブフィ
ールドT1〜T7の明るさの和を図6(c)に示し、図
6(c)と同フィールド期間のサブフィールドT8の明
るさを図6(d)に示す。従って、波形(信号レベル)
は、時系列的には、図6(a)〜図6(d)に示すよう
になる。
【0023】波形は図6(a)〜図6(d)の順になっ
ているが、人間の眼は、図6(a)と図6(b)の波形
が組み合わさった画像として認識するとともに、図6
(b)と図6(c)の波形が組み合わさった画像として
認識する場合がある。
【0024】図6(b)と図6(c)の波形が組み合わ
さった場合には、画像は図6(e)に示すようになる。
図6(e)において矢印で示した部分は、本来の画像に
は無かった部分であるが、波形が動くことにより生じた
偽輪郭である。
【0025】このような偽輪郭は、人間の眼を、画面上
の正弦波(信号レベル)の動きに合わせて連続的に動か
しても、上述した原理と同じ原理で、眼の網膜上に生じ
る。
【0026】次に、画像検出装置3の動作を説明する。
画像信号発生器1により画像信号がPDP2に供給さ
れ、PDP2の画面上には、画面上を走査線方向に移動
する画像が表示され、PDP2は図3に示すようなサブ
フィールドの組み合わせで中間調が再現されているもの
とする。
【0027】この状態で、PDP2の画面上の数走査線
の光信号は、画像検出装置3の撮影用レンズ37を介し
てラインセンサ38に入射され、入射された光信号はラ
インセンサ38により電気信号(アナログ画像信号)に
変換され蓄積される。
【0028】図7(a)のフィールドF1のPDP2上
の画像(サブフィールドT1〜T7の合計)は、図8
(a)に示すようになり、図7(a)のフィールドF2
のPDP2上の画像(サブフィールドT1〜T7の合
計)は、図8(b)に示すようになる。
【0029】(1)そして、画像信号発生器1からの画
像信号の垂直同期信号に同期してタイミング信号発生部
30により画像読出信号が発生されると(1フィールド
期間に1回だけ発生される)、この画像読出信号により
ラインセンサ38からアナログ画像信号が取り出され、
取り出されたアナログ信号はA/D変換器39によりデ
ジタル画像信号に変換され、制御装置兼演算装置4に供
給される。図7(b)のタイミングで画像検出装置3か
ら制御装置兼演算装置4に供給された画像を図8(c)
に示す。
【0030】(2)他方、制御装置兼演算装置4からの
画像制御信号に応答して、画像信号発生器1により所定
量だけ遅延させた垂直同期信号が画像検出装置3に出力
されると、この垂直同期信号に同期してタイミング信号
発生部30により画像読出信号が発生される(1フィー
ルド期間に1回だけ発生される)。この画像読出信号は
画像信号発生器1からの画像信号の垂直同期信号(図7
(a))からΔTだけ遅れて(図7(c))生成される
ことになる。
【0031】そして、この画像読出信号によりラインセ
ンサ38からアナログ画像信号が取り出され、取り出さ
れたアナログ信号はA/D変換器39によりデジタル画
像信号に変換され、制御装置兼演算装置4に供給され
る。図7(c)のタイミングで画像検出装置3から制御
装置兼演算装置4に供給された画像を図8(d)に示
す。
【0032】画像検出装置3から制御装置兼演算装置4
に供給された画像が図8(d)に示すようになるのは、
画像信号の垂直同期信号(図7(a))からΔTだけ遅
れて画像読出信号(図7(c))が生成されるので、フ
ィールドF1のサブフィールドT8の波形の信号レベル
(図8(a))と、フィールドF2のサブフィールドT
1〜T7の波形の信号レベル(図8(b))とが合成さ
れるからである。その結果、制御装置兼演算装置4によ
り偽輪郭が検出されることになる。
【0033】以上説明したように、画像検出装置3での
画像信号の蓄積が図7(a),(b)の1フィールドで
あるならば、偽輪郭は生じない、すなわち、画像検出装
置3は乱れの無い正弦波を制御装置兼演算装置4に供給
するが、画像検出装置3の画像信号の蓄積が図7(c)
の1フィールドであれば、偽輪郭を生じ、画像検出装置
3は正弦波から大きくずれた信号を制御装置兼演算装置
4に供給することになる。そして、制御装置兼演算装置
4では、画像検出装置3からの出力信号を処理すること
により偽輪郭が検出される。
【0034】次に、図9を参照して、制御装置兼演算装
置4による偽輪郭検出方法を説明する。まず、PDP2
の画面に静止した正弦波を表示させ(S91)、静止し
た正弦波を画像検出装置3により検出する(S92)。
これをS0とする。これは乱れの無い正弦波になる。次
に、PDP2の画面上で正弦波を移動させ(S93)、
さらに画像検出装置3へ送る垂直同期信号の位相を少し
ずつ変化させながら(S94)画面上を移動する正弦波
の検出を行う(S95)。これをSnとする。ただし、
n=1〜Nである。そして、S0とSnを比較し、一番
大きくずれているものを探し、一番大きくずれているも
のを偽輪郭として検出している(S96)。
【0035】このように、本発明を適用した装置では、
ディスプレイで生じる偽輪郭を自動的に検出し、その大
きさを種々の手法で定量化することにより、従来はでき
なかった定量的な取り扱いを可能にしている。
【0036】偽輪郭の定量化は、例えば、基本波成分F
0と高調波成分Fnとのレベル比で行ったり、偽輪郭部
分と本来の信号部分とのパワー比で表現する等が考えら
れる。本発明装置では偽輪郭を静止波形として捉えるこ
とができるので、この他にも種々の偽輪郭の定量化処理
が簡単に行える。
【0037】ここで、最も大きくずれているか否かの判
定は、例えば、次のようにして行う。すなわち、図10
に示す通り、画像検出装置3で検出した信号(S10
1)をフーリエ変換し(S102)、基本波F0とそれ
以外の高調波成分Fnに分け(S103)、基本波成分
F0と比較してこの高調波成分Fnが大きいかどうかで
判断する(S104)。S0はほとんど基本波成分F0
のみなのに対し、偽輪郭を多く含むほど、高調波成分F
nが増加する。従って、高調波成分Fnを最も多く含む
信号を検出すれば良い。現在の技術によれば、このよう
なフーリエ変換はパーソナルコンピュータのソフトウェ
アで容易に実現可能である。
【0038】なお、フーリエ変換を使用せずに、波形同
士の比較により「ずれ」の程度を判定する場合は、S0
とSnとで検出した波形の位相がずれていることが考え
られるので、制御装置兼演算装置4で波形の位相をずら
しながら比較する必要があるが、現在の技術では全く問
題なくできる。
【0039】<第2の実施の形態>図11は本発明の第
2の実施の形態を示す。本実施の形態は第1の実施の形
態との比較で言えば、画像検出装置3に代えて、ビデオ
カメラ5を用いた点が異なる。また、ビデオカメラ5の
出力画像をビデオモニタ6により監視できるようにして
あるので、画像検出装置3よりは使用し易い。
【0040】現在では、ビデオ信号を直接入力できるパ
ーソナルコンピュータが容易に入手可能なので、制御装
置兼演算装置4としてパーソナルコンピュータを用いて
も、偽輪郭を検出、測定することができる。
【0041】<第3の実施の形態>本実施の形態は、第
1の実施の形態との比較で言えば、PDP2に代えて液
晶ディスプレイを用い、液晶ディスプレイの動解像度を
測定する点が異なる。
【0042】次に、画像検出装置3の動作を説明する。
画像信号発生器1により画像信号が液晶ディスプレイに
供給され、液晶ディスプレイの画面上には、画面上を走
査線方向に移動する画像が表示されているものとする。
【0043】この状態で、液晶ディスプレイの画面上の
数走査線の光信号は、画像検出装置3の撮影用レンズ3
7を介してラインセンサ38に入射され、入射された光
信号はラインセンサ38により電気信号(アナログ画像
信号)に変換され蓄積される。
【0044】例えば、図12(a)のフィールドFi1
の液晶ディスプレイ上の画像は、図13(a)に示すよ
うになり、図12(a)のフィールドFi2の液晶ディ
スプレイ上の画像は、図13(b)に示すようになる。
【0045】(1)画像信号発生器1からの画像信号の
垂直同期信号に同期してタイミング信号発生部30によ
り画像読出信号が発生されると(1フィールド期間に1
回だけ発生される)、この画像読出信号によりラインセ
ンサ38からアナログ画像信号が取り出され、取り出さ
れたアナログ信号はA/D変換器39によりデジタル画
像信号に変換され、制御装置兼演算装置4に供給され
る。図12(c)のタイミングで画像検出装置3から制
御装置兼演算装置4に供給された画像は、図13(c)
に示すように、図13(a)の画像と図13(b)の画
像の両方の成分が重なってしまい、正しく信号を検出で
きない。
【0046】(2)他方、制御装置兼演算装置4からの
画像制御信号に応答して、画像信号発生器1により所定
量だけ遅延させた垂直同期信号が画像検出装置3に出力
されると、この垂直同期信号に同期してタイミング信号
発生部30により画像読出信号が発生される(1フィー
ルド期間に1回だけ発生される)。この画像読出信号は
画像信号発生器1からの画像信号の垂直同期信号(図1
2(a))からΔTだけ遅れて(図12(d))生成さ
れることになる。
【0047】そして、この画像読出信号によりラインセ
ンサ38からアナログ画像信号が取り出され、取り出さ
れたアナログ信号はA/D変換器39によりデジタル画
像信号に変換され、制御装置兼演算装置4に供給され
る。
【0048】画像検出装置3での画像読み出しのタイミ
ングが図12(d)に示すタイミングである場合、液晶
ディスプレイが次のフィールドを表示するために変化し
ている過渡期間を除外した期間を信号蓄積期間としてゲ
ートをかけてデータ取得をすると、図13(b)の画像
だけが検出され(すなわち、図13(d)に示す画像が
検出され)、その結果、制御装置兼演算装置4で動解像
度特性を演算することができる。
【0049】このように、移動する正弦波を液晶ディス
プレイで表示させ、その画像検出装置3の出力の最大値
と最小値の差が最も大きくなるように、位相を調整する
ことにより、画像を検出することができ、従って、制御
装置兼演算装置4で動解像度特性を演算することができ
る。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
上記のように構成したので、ディスプレイの動特性測定
用データを取得でき、従って、自動測定が可能となり、
偽輪郭と動解像度の定量的な測定を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すブロック図で
ある。
【図2】図1の画像検出装置3の構成を示すブロック図
である。
【図3】サブフィールドによる中間調表示の原理を説明
するための説明図である。
【図4】画像信号発生器1からの画像信号の一例を示す
波形図である。
【図5】画面上を走査線方向に移動する画像の一例を示
す図である。
【図6】偽輪郭を説明するための説明図である。
【図7】垂直同期信号と画像読出信号とを対応させて示
すタイミング図である。
【図8】PDP2上の画像の例を示す図である。
【図9】制御装置兼演算装置4による偽輪郭検出方法を
説明するためのフローチャートである。
【図10】正弦波からのずれを説明するためのフローチ
ャートである。
【図11】本発明の第2の実施の形態を示すブロック図
である。
【図12】垂直同期信号と画像読出信号とを対応させて
示すタイミング図である。
【図13】液晶ディスプレイ上の画像の例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 画像信号発生器 2 PDP 3 画像検出装置 4 制御装置兼演算装置 5 ビデオカメラ 6 ビデオモニタ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスプレイ画面上を走査線方向に移動
    する画像の画像信号を発生する画像信号発生手段と、 該画像信号発生手段により発生された画像信号の垂直同
    期信号を所定量遅延させて出力する垂直同期信号出力手
    段と、 前記ディスプレイ画面上に表示された前記移動する画像
    からの光信号を電気信号に変換し、該電気信号を、前記
    垂直同期信号出力手段からの前記所定量遅延させた垂直
    同期信号に同期させて取り出し、動特性測定用データと
    して出力する画像検出手段とを備えたことを特徴とする
    ディスプレイの動特性測定用データ取得装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記画像検出手段は
    光信号を電気信号に変換するラインセンサを有すること
    を特徴とするディスプレイの動特性測定用データ取得装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記画像検出手段は
    光信号を電気信号に変換するビデオカメラを有すること
    を特徴とするディスプレイの動特性測定用データ取得装
    置。
  4. 【請求項4】 プラズマディスプレイ画面上を走査線方
    向に移動する画像の画像信号を発生する画像信号発生手
    段と、 該画像信号発生手段により発生された画像信号の垂直同
    期信号を所定量遅延させて出力する垂直同期信号出力手
    段と、 前記プラズマディスプレイ画面上に表示された前記移動
    する画像からの光信号を電気信号に変換し、該電気信号
    を、前記垂直同期信号出力手段からの前記所定量遅延さ
    せた垂直同期信号に同期させて取り出し、動特性測定用
    データとして出力する画像検出手段と、 該画像検出手段からの動特性測定用データに基づき偽輪
    郭の定量化処理を行なう処理手段とを備えたことを特徴
    とする動特性測定装置。
  5. 【請求項5】 液晶ディスプレイ画面上を走査線方向に
    移動する画像の画像信号を発生する画像信号発生手段
    と、 該画像信号発生手段により発生された画像信号の垂直同
    期信号を所定量遅延させて出力する垂直同期信号出力手
    段と、 前記液晶ディスプレイ画面上に表示された前記移動する
    画像からの光信号を電気信号に変換し、該電気信号を、
    前記垂直同期信号出力手段からの前記所定量遅延させた
    垂直同期信号に同期させて取り出し、動特性測定用デー
    タとして出力する画像検出手段と、 該画像検出手段からの動特性測定用データに基づき動解
    像度の定量化処理を行なう処理手段とを備えたことを特
    徴とする動特性測定装置。
JP11212674A 1999-07-27 1999-07-27 ディスプレイの動特性測定用データ取得装置および動特性測定装置 Pending JP2001042845A (ja)

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