JPH07180311A - 屋根の構築構造 - Google Patents

屋根の構築構造

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JPH07180311A
JPH07180311A JP5327749A JP32774993A JPH07180311A JP H07180311 A JPH07180311 A JP H07180311A JP 5327749 A JP5327749 A JP 5327749A JP 32774993 A JP32774993 A JP 32774993A JP H07180311 A JPH07180311 A JP H07180311A
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solar cell
panel
panels
roof
cell panel
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Gantan Funaki
元旦 舩木
Noboru Yamasaka
昇 山坂
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B10/00Integration of renewable energy sources in buildings
    • Y02B10/10Photovoltaic [PV]

Abstract

(57)【要約】 【目的】 屋根面に太陽電池パネルを、屋根面全体の意
匠性を損なうことなく任意の意匠のものに自在に構築可
能にすると共に、屋根面意匠の創作自由性を向上するこ
と。 【構成】 太陽電池を屋根面に設置する屋根の構造にあ
って、屋根面を構成する屋根パネルは、パネル形状が略
同一な太陽電池パネルと非太陽電池パネルからなり、前
記屋根パネルを適宜組み合わせて任意の意匠の屋根面に
作出してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は屋根の構築構造に関し、
屋根面に太陽電池パネルを、屋根面全体の意匠性を損な
うことなく任意の意匠のものに自在に構築可能であると
共に、屋根面意匠の創作自由性が高い優れたものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、太陽電池パネルを屋根面に設置し
てある屋根は、屋根面と太陽電池パネルの面積が一致し
てしない。多くの場合、屋根の一部分に発電面積相当数
の太陽電池パネルを取り付けてあり、そして、この太陽
電池パネルと屋根面との面積の差に相当する部分すなわ
ち太陽電池パネルの非取付部分に何等かの屋根葺き材を
取り付けることにより仕上げてある。
【0003】ところが、その屋根葺き材は太陽電池パネ
ルと同様の意匠のものではないために、屋根面全体とし
ての意匠性が損なわれてしまう問題がある。さらに、こ
の屋根面の意匠性の破綻は建物の建築美まで影響するも
のである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする課題
は、太陽電池パネルと屋根葺き材が同様の意匠でないた
めに、屋根面全体の意匠性が損なわれるのを避けられな
いでいること、そして、屋根面意匠の創作自由性をほと
んど望めないことである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
め、太陽電池を屋根面に設置する屋根の構造にあって、
屋根面を構成する屋根パネルは、パネル形状が略同一な
太陽電池パネルと非太陽電池パネルからなり、前記屋根
パネルを適宜組み合わせて任意の意匠の屋根面に作出し
てあることを特徴とする。
【0006】また、本発明では、屋根パネルは、流れ方
向に沿って連続する空気層を介して屋根面に設置してあ
ることを特徴とする。
【0007】また、本発明では、屋根パネルは、パネル
水下側を保持部材によって保持してあることを特徴とす
る。
【0008】本発明における太陽電池パネルと非太陽電
池パネルの組み合わせは、様々な態様のものが考えら
れ、例えば縦横方向或いは斜め方向に交互に規則的に組
み合わせる態様、不規則に組み合わせる態様等、特に制
限はなく自由である。
【0009】
【作用】屋根面を構成する屋根パネルは、パネル形状が
略同一な太陽電池パネルと非太陽電池パネルからなり、
この屋根パネルを適宜組み合わせて任意の意匠の屋根面
に作出してあるため、任意の意匠に屋根パネルを設置し
て仕上げることができ、屋根面の創作自由性が高く、意
匠性の優れた屋根を提供することができる。
【0010】屋根パネルは、流れ方向に沿って連続する
空気層を介して屋根面に設置してあるため、太陽電池パ
ネル裏側の空気層を空気が屋根の流れ方向に流れて、太
陽電池パネルが加熱することがなくなり、効率良く熱交
換が行える。
【0011】屋根パネルは、パネル水下側を保持部材に
よって保持してあるので、屋根面に働く負圧等に対して
強いパネル取付構造を得ることができる。
【0012】
【実施例】図1乃至図5には本発明の屋根の構築構造の
第1実施例を例示している。下地1上の屋根面3は、菱
葺き状の太陽電池パネル19と非太陽電池パネル44を斜め
方向に交互させて配すると共に、各パネル19,44 におけ
る水下側斜辺部20内面を同内面側に位置している下地1
上の保持具5に当接させてビス76で固定することにより
構築してある。
【0013】具体的には、保持具5はプレス等により成
型した狭幅状の金属製等のもので、略水平状の固定部6
の水下側端を上側に折り曲げて立上がり部7を立設する
と共に、この立上がり部7上端から水下側に断面略L形
状の取付部8を延設してある。この保持具5は、立上が
り部7を各パネル19,44 における水上側斜辺部21,47の
左右コーナー近くの外面にそれぞれ沿接させて、固定部
6を下地1にビス77で固定してある。そして、この左右
の保持具5を一対のものとして、左右両取付部8にはそ
れぞれ各パネル19,44 における水下側斜辺部20,46 内面
を当接させてビス76で固定してある。
【0014】太陽電池パネル19は、透光板24と、この透
光板24の裏面側に取り付けた太陽電池(図示せず)と、
透光板24の側端面を囲む枠体25と、透光板24の下面側に
形成される下方が開放された集熱空間38内に配設される
図示しない太陽熱集熱装置等とからなり、略正方形状に
形成してある。
【0015】この枠体25は、金属或いはその他の高強度
材料製のもので、縦部26の上端と中程から上縁部27およ
び受け部28を水平状に延設して嵌合部30を形成すると共
に、縦部26下端から下縁部29を水平状に延設してある断
面略E形状の杆部材37を一辺とし、これを4本合わせて
枠状に形成してある。そして、嵌合部30における嵌合状
の透光板24縁部との間にはシール材39を介在させて雨仕
舞してある。
【0016】この太陽電池パネル19は、枠体25の水下側
斜辺部20における縦部26を保持具5の取付部8にビスで
固定してあり、水下側斜辺部20の下縁部29は下段の非太
陽電池パネル44の上面部50における水上側端縁に密接状
に載乗して、水上側斜辺部21の上縁部27には上段の非太
陽電池パネル44の下縁部52が密接状に載乗している。
【0017】非太陽電池パネル44は、金属或いは合成樹
脂製のもので、上面部50の四方に側面部51を形成すると
共に、側面部51下端には内側に延びる下縁部52を形成し
てあり、縦横の幅および厚さは太陽電池パネル19と同寸
法形状にしてある。
【0018】この非太陽電池パネル44は、水下側斜辺部
46の側面部51を保持具5の取付部8にビス78で固定して
いて、水下側斜辺部46の下縁部52は下段の太陽電池パネ
ル19の水上側斜辺部21の上縁部27に密接状に載乗して、
上面部50における水上側斜辺部47には上段の太陽電池パ
ネル19における水下側斜辺部20の下縁部29が密接状に載
乗している。
【0019】そして、最軒側と最棟側と左右最側縁側に
おける非太陽電池パネル45は、前記非太陽電池パネル44
を対角線上で二分した寸法形状に形成してあり、前記保
持具5或いは準じる構成のもので同様に固定してある。
また、屋根パネル4の裏側には流れ方向に連通状の空気
層60を形成してあり、空気が上下段の太陽電池パネル19
と非太陽電池パネル44裏側を通って軒側から棟側あるい
は反対方向へ流れ得るようにしてある。
【0020】この構築構造の施工法は、太陽電池パネル
19と非太陽電池パネル44が斜め方向に交互するように軒
側から棟側へ行う。具体的には、第1工程として、保持
具5の立上がり部7を下段の非太陽電池パネル44におけ
る水上側斜辺部47の側面部51外面に沿わせて、固定部6
をビス77で下地1に固定する。第2工程として、上段の
太陽電池パネル19をその集熱空間38内に保持具5の取付
部8が位置するように被せ、同パネル19の水下側斜辺部
20の縦部26内面を取付部8に当接させて、縦部26外側か
らビス76を取付部8まで打ち込むことにより、下段の非
太陽電池パネル44の上面部50における水上側斜辺部46に
対して上段の太陽電池パネル19における水下側斜辺部20
の下縁部29が密接状に載乗した状態に固定する。第3工
程として、これらの固定した太陽電池パネル19における
水上側斜辺部21の縦部26外面に保持具5の立上がり部7
を沿わせて、固定部6をビス77で下地1に固定する。第
4工程として、前記の太陽電池パネル19に対して上段の
非太陽電池パネル44をその裏面側の空間内に保持具5の
取付部8が位置するように被せ、同パネル44の水下側斜
辺部46の側面部51内面を取付部8に当接させて、側面部
8外側からビス78を取付部8まで打ち込むことにより、
下段の太陽電池パネル19の水上側斜辺部21における上縁
部27に対して上段の非太陽電池パネル44における水下側
斜辺部46の下縁部52が密接状に載乗した状態に固定す
る。以下、これを繰り返して、太陽電池パネル19と非太
陽電池パネル44を棟側まで菱葺き状に配設し、各パネル
19,44 が斜め方向に交互に組み合わされた幾何学模様意
匠の屋根面3に仕上げる。
【0021】これにより、屋根面3を、パネル形状が略
同一で、斜め方向に交互している太陽電池パネル19と非
太陽電池パネル44からなる幾何学模様状の意匠に仕上げ
ることができ、意匠性の優れた屋根を提供することがで
きる。非太陽電池パネル44および太陽電池パネル19裏側
の空気層60を空気が屋根の流れ方向に流れるので、太陽
電池パネル19が加熱することがなくなり、効率良く熱交
換が行える。各パネル19,44 の水下側を保持具5によっ
て保持してあるので、屋根面3に働く負圧等に対して強
いパネル構築構造を得ることができる。そして、太陽電
池パネル19および非太陽電池パネル44を極めて容易に取
付固定できて、意匠性に優れる屋根面3を簡単に構築す
ることができる。
【0022】また、修理や交換に際して取り外しするに
は、対象の太陽電池パネル19若しくは非太陽電池パネル
44を固定しているビス76,78 を外すことによって、当該
パネルを水下側に簡単に引き出せられると共に、再度取
り付ける場合にも前述の通りに施工すれば良いので、メ
ンテナンスを極めて容易に行うことができる。
【0023】また、太陽電池パネル19は非太陽電池パネ
ル44とともに菱葺き状に配設してあるため、雨水は太陽
電池パネル19の透光板24表面を流下して、その殆どが水
下側コーナーの上縁部27を乗り越えて下段の太陽電池パ
ネル19に流れ落ち、そして、非太陽電池パネル44では、
その上面部50を流下して殆どが水下側コーナーから下段
の非太陽電池パネル44に流れ落ちることになるため、太
陽電池の熱交換率が高い。さらに、太陽電池パネル19に
おける水下側コーナー部分を除いて雨水が滞留しないよ
うにしてあるため、水垢や塵埃の付着が極めて少なく、
水による劣化等を殆ど生じない。
【0024】図6には太陽電池パネルの他の実施例を例
示しており、構成は前記第1実施例の構築構造における
太陽電池パネルと基本的に同一であるため、共通してい
る構成の説明を省略して、相違する構成について説明す
る。
【0025】太陽電池パネル19の枠体25は、縦部26の上
端と中程から上縁部27および受け部28を水平状に延設し
て嵌合部30を形成してある断面略F形状の部材を一辺と
し、これを4本合わせて枠状に形成してある。そして、
嵌合部30を形成している受け部28は、内面側の基部に沿
い係合溝31を形成すると共に、外面側の先部に沿い係合
段部32を形成してある。この嵌合部30内におけるシール
材39は、前記係合溝31に係合する係合突条40と、前記係
合段部33に係合する係合鍔部41を有していて、枠体25の
形成前に長手方向にスライドさせて一体的に備えた状態
で、内側方向に外れないようにしてある。
【0026】シール材39は、透光板24端縁の裏面に対向
する面部42を先側に向けて下り傾斜状の斜面状に形成し
てあり、この面部42から起立状の内側の突条43さらには
外側の突条43が透光板24裏面に圧接して雨仕舞するよう
にしてある。
【0027】これにより、太陽電池パネル19の組み立て
時に、断面略F形状の部材の嵌合部30にシール材39をあ
らかじめ備えておき、透光板24の四辺にそれぞれ部材を
当てがって押圧することにより、透光板24端縁が嵌合部
30内にシール材39を介して雨仕舞された嵌合状態に迅速
且つ容易に枠組みできる。そして、透光板24の厚さに多
少のバラツキがある場合でも、シール材39における斜面
状の面部42および突条43で対応することができる。
【0028】図7には本発明の屋根の構築構造の第2実
施例を例示しており、構成は前記第1実施例の構築構造
と基本的に同一であるため、共通している構成の説明を
省略して、相違する構成について説明する。
【0029】保持具5は、立上がり部7の高さを短く形
成してあり、太陽電池パネル19および非太陽電池パネル
44の厚みが第1実施例のものよりも薄い場合に用いる。
【0030】図8および図9には本発明の屋根の構築構
造の第3実施例を例示しており、構成は前記第1実施例
の構築構造と基本的に同一であるため、共通している構
成の説明を省略して、相違する構成について説明する。
【0031】保持具5は、第1実施例の保持具5の2個
分を一体とした形状で、上側立上がり部7aと下側立上が
り部7bとの間に略平坦状の連結部9が設けられている。
この保持具5は、下段の非太陽電池パネル44の水上側頂
部に連結部9が被さるように固定してある。そして、上
側立上がり部7aは上段の太陽電池パネル19における水上
側斜辺部21に当接し、この太陽電池パネル19に対して上
段の非太陽電池パネル44はその空間内に保持具5の取付
部8が位置するように被さり、同パネル44の水下側斜辺
部46の側面部51内面を取付部8に当接させて、側面部8
外側からビス78を取付部8まで打ち込むことにより固定
してある。
【0032】これにより、前記第1実施例のものと同様
の効果があり、さらに、保持具5数が少ないので構築す
る上での施工性を向上させることができ、また、各パネ
ル19,44 における水上側の頂部を連結部9と下側立上が
り部7bで覆い止めると共に、パネル19,44 の左右コーナ
ー部分を覆っているので、パネル19,44 の上下位置を左
右へのズレがないように規制することができる。
【0033】図10および図11には本発明の屋根の構築構
造の第4実施例を例示しており、構成は前記第1実施例
の構築構造と基本的に同一であるため、共通している構
成の説明を省略して、相違する構成について説明する。
【0034】保持具5は、第3実施例の保持具5と同様
に2個分の働きをするもので、ホームベース状の乗せ部
10の左右側縁から固定部6を垂設すると共に、左右斜辺
から取付部8を垂設してある。この保持具5は、下段の
非太陽電池パネル44の水上側頂部が左右の取付部8の下
方に位置するように固定してある。そして、下段の非太
陽電池パネル44と左右の取付部8下縁との間には上段の
太陽電池パネル19の左右コーナー部分を突き合わせた状
態に挟持し、この太陽電池パネル19に対して上段の非太
陽電池パネル44はその空間内に乗せ部10が位置するよう
に被さり、同パネル44の水下側斜辺部46の側面部51内面
を取付部8に当接させて、側面部8外側からビス78を取
付部8まで打ち込むことにより固定してある。
【0035】これにより、前記第1実施例のものと同様
の効果があり、さらに、保持具5数が少ないので構築す
る上での施工性を向上させることができ、また、各パネ
ル19,44 の水上側頂部が立上がり部7の軒側縁に当接す
る状態になるので、パネル19,44 の上下位置を左右への
ズレがないように規制することができる。しかも、上段
のパネルを被せて固定する際に、乗せ部10がパネル裏面
側を受け止めるので、ビス78の打ち込み作業等を容易に
行うことができる。
【0036】図12乃至図15には本発明の屋根の構築構造
の第5実施例を例示しており、構成は前記第1実施例の
構築構造と基本的に同一であるため、共通している構成
の説明を省略して、相違する構成について説明する。
【0037】屋根面3は、段葺き状(横葺き状)の太陽
電池パネル19と非太陽電池パネル44を縦横方向に交互さ
せて市松模様状に葺いてある。
【0038】そのため、下地上の排水板(図示せず)に
おける流れ方向に沿う縦リブ2に亘り長尺状の保持レー
ル11を横架固定してある。この上下に平行状の保持レー
ル11の間隔は、各パネル19,44 の有効長さと同間隔状に
してある。そして、保持レール11は、受け面部12の水上
側と水下側から下地1側に向けて延びる固定部13をそれ
ぞれ形成すると共に、受け面部12の水上側から立ち上が
った後に水上側に延びる断面大略倒L形状被係合部14を
形成し、且つ、被係合部14における水上側に突出状の部
分上面には受け縁部15を形成してある。この水上側と水
下側の固定部13は縦リブ2上面に押え具18で押え付けら
れていて、押え具18はビス79で縦リブ2に固定してあ
る。
【0039】太陽電池パネル19は、枠体25の左右縦部26
における水下端近くに大略逆L形状の係合部33をそれぞ
れビス80で止着して垂設しており、左右の係合部33は保
持レール11の被係合部14に対して水下側にスライドさせ
て係合自在に形成してある。この太陽電池パネル19は、
左右係合部33を同パネル下側における水下側の保持レー
ル11の被係合部14に着脱自在に係合して、前記水下側の
保持レール11における受け縁部15と水上側の保持レール
11における受け面部12とに亘り載乗した状態に取り付け
てある。そして、太陽電池パネル19はその水下側辺部22
で下段の非太陽電池パネル44の水上側辺部49を受け面部
12との間に挟持する一方、パネル自体の水上側辺部23は
上段の保持レール11における受け面部12とこれの上側に
位置する非太陽電池パネル44の水下側辺部48とで挟持さ
れている。
【0040】非太陽電池パネル44は、太陽電池パネル19
と同様に、左右側面部51における水下端近くに大略逆L
形状の係合部53をそれぞれビス81で止着して垂設してあ
る。この非太陽電池パネル44は、左右係合部53を同パネ
ル下側における水下側の保持レール11の被係合部14に着
脱自在に係合して、前記水下側の保持レール11における
受け縁部15と水上側の保持レール11における受け面部12
とに亘り載乗した状態に取り付けてある。そして、非太
陽電池パネル44はその水下側辺部48で下段の太陽電池パ
ネル19の水上側辺部23を受け面部12との間に挟持する一
方、パネル自体の水上側辺部49は上段の保持レール11に
おける受け面部12とこれの上側に位置する太陽電池パネ
ル19の水下側辺部22とで挟持されている。
【0041】また、太陽電池パネル19および非太陽電池
パネル44は、水上側辺部23,49 を受け面部12に沿い水上
側に向けて移動可能にしてあり、この移動長さは係合部
33,53 が水上側に移動して被係合部14から外れる移動長
さを若干上回る関係にしていて、両パネル19,44 を水上
側に移動させた場合に、被係合部14から係合部33,53が
外れて、両パネルを個別に保持レール11から取り外せる
ようにしてある。また、取り付け時には、両パネル19,4
4 は水上側辺部23,49 を受け面部12に乗せて被係合部14
の立上がり部分16に近づくまで差し込み後、水下側にス
ライドさせることにより、被係合部14に係合部33,53 を
係合させて取り付けられるようにしてある。
【0042】そして、左右に隣り合う太陽電池パネル19
と非太陽電池パネル44における水下側の対向状の係合部
33,53 には、同係合部33,53 上端からそれぞれ外側に水
平状に延びるカバー水下側取付部35,55 をそれぞれ形成
すると共に、水上側の対向状の縦部26と側面部51に略倒
L形状カバー水上側取付部36,56 をそれぞれビス82で止
着固定してあり、このカバー水下側取付部35,55 とカバ
ー水上側取付部36,56を通じて両パネル19,44 側縁間に
ジョイントカバー61を被せてある。
【0043】ジョイントカバー61は、太陽電池パネル19
の表面形状と略同一形状の短幅状に形成していて、天板
部62と、同天板部62の水下側から下向きに形成された垂
れ部63とで、左右に隣り合う太陽電池パネル19と非太陽
電池パネル44の左右側縁および空間を覆い、空間に雨水
等が浸入しないようにしてある。このジョイントカバー
61の水下側は、同カバー61表面側から左右のカバー水下
側取付部35,55 間の裏側に貫通しているビス83と、この
ビス83に螺合して、左右のカバー水下側取付部35,55 裏
面に圧接している取付体65とで挟着し、同カバー61の水
上側は、カバー表面側から左右のカバー水上側取付部3
6,56 間の裏側に貫通しているビス84と、このビス84に
螺合して、左右のカバー水上側取付部36,56 裏面に圧接
している取付体66とで挟着して、左右に隣り合う両パネ
ル19,44 間における空間をジョイントカバー61で覆設し
てある。また、ジョイントカバー61は、同カバーの水下
側のビス83と取付体65そして水上側のビス84と取付体66
を外して、両パネルから取り外し自在であり、着脱しよ
うとする太陽電池パネル19或いは非太陽電池パネル44に
おける左右のジョイントカバー61を外すことにより、当
該パネルの着脱を可能にしてある。
【0044】前記した第5実施例の構築構造における施
工法は、水下側から水上側へ、あるいは反対に、水上側
から水下側へ、いずれからでも行える。前者の場合に
は、あらかじめ下地1に排水板(図示せず)そして保持
レール11を配設する。然る後に第1工程として、水下側
の保持レール11における受け縁部15と水上側の保持レー
ル11における受け面部12とに亘り非太陽電池パネル44を
乗せると共に、水下側にスライドさせて、被係合部14に
係合部53を係合させて取り付ける。第2工程として、こ
の水上側の保持レール11における受け縁部15と一段水上
側の保持レール11における受け面部12とに亘り太陽電池
パネル19を乗せ、水下側にスライドさせて、被係合部14
に係合部33を係合させて取り付けると共に、この太陽電
池パネル19の水下側辺部22を下段側の非太陽電池パネル
44の水上側辺部49上に重合させて、非太陽電池パネル44
を取付状態に固定する。以下、前記の工程を繰り返し
て、太陽電池パネル19と非太陽電池パネル44を水下側か
ら水上側へ交互に取り付けて、市松模様状の屋根面3意
匠に組み立てる。
【0045】水上側から水下側へは次の工程により行
う。第1工程として、水上側の保持レール11における受
け面部12と水下側の保持レール11における受け縁部15と
に亘り太陽電池パネル19を乗せ、水下側にスライドさせ
て、被係合部14に係合部33を係合させて取り付ける。第
2工程として、水下側の保持レール11における受け面部
12と太陽電池パネル19の水下側辺部22との間に下段側の
非太陽電池パネル44の水上側辺部49を差し込むようにし
て、受け面部12と一段水下側の保持レール11における受
け縁部15とに亘り乗せ、水下側にスライドさせて、被係
合部14に係合部53を係合させて、この非太陽電池パネル
44の水上側辺部49に上段側の太陽電池パネル19の水下側
辺部22が重合している取付状態に固定する。以下、前記
の工程を繰り返して、太陽電池パネル19と非太陽電池パ
ネル44を水上側から水下側へ交互に取り付けて、市松模
様状の屋根面3意匠に組み立てる。
【0046】これにより、前記第1実施例のものと同様
の効果があり、さらに、太陽電池パネル19と非太陽電池
パネル44を市松模様状の屋根面3意匠に組み立てるに際
して、水上側の保持レール11の受け面部12と水下側の保
持レール11の受け縁部15とに亘り太陽電池パネル19を乗
せて水下側にスライドさせると、同パネル水下側の係合
部33が保持レール11の被係合部14に係合して、パネル水
下側が保持され、そして、この保持されたパネル水下側
辺部22により下段側の非太陽電池パネル44の水上側辺部
49が受け面部12との間に保持されるようにしてあるた
め、太陽電池パネル19および非太陽電池パネル44の取付
方向を、水下側から水上側に、或いは反対に、水上側か
ら水下側に、いずれからでも取付けて構築することがで
きる。
【0047】保持レール11および両パネル19,44 の取付
方向を、たとえば水下側から水上側に行えば、保持レー
ル11を取付作業の足掛かりとして利用できるため、特に
下地1の傾斜が急勾配である場合でも、取付作業を安全
且つ効率良く行うことができる。また、建築現場の状況
たとえば取付作業中に通路となる部分や資材置き場とし
て利用する部分を除いて取付作業し、最後に残した部分
の取付作業をして、安全性と効率面を優先しつつ自在に
対応することができる。
【0048】保持レール11に太陽電池パネル19と非太陽
電池パネル44を個々に係合固定して、この左右に隣り合
う両パネル間における空間を、この左右の両パネル19,4
4 表面の側縁に亘ってビス83,84 と取付体65,66 で外し
可能に覆設した前記ジョイントカバー61により閉じてあ
るため、太陽電池パネル19或いは非太陽電池パネル44の
交換時やメンテナンス時に、該当するパネル側縁の左右
のジョイントカバー61のみを外すだけで、当該パネルを
交換したり、メンテナンスすることが容易にできる。
【0049】両パネル19,44 は保持レール11に対して螺
着等のタイトな固定をしておらず、スライドによる比較
的遊びのある係合固定関係にしてあるため、熱伸縮や地
震等の変位による影響を受けず、各部材に応力が発生す
るようなことがなくて損傷することもない。
【0050】被係合部14に対する係合部33,53 の係合関
係は、太陽電池パネル19および非太陽電池パネル44の自
重によってそれぞれ保たれるため、保持レール11から外
れるようなことがない。
【0051】図16には本発明の屋根の構築構造の第6実
施例を例示しており、構成は前記第5実施例のものと基
本的に同一であるため、共通している構成の説明を省略
して、相違する構成について以下に説明する。
【0052】ジョイントカバー61の水上側を太陽電池パ
ネル19および非太陽電池パネル44側にそれぞれビス84と
で取り付けている取付体66は、水上側に向けて突き当て
部67を延出しており、この突き当て部67は被係合部14の
立上がり部分16に当接していて、各パネル19,44 の水上
側への移動をそれぞれ阻止して、係合部33,53 が被係合
部14から外れないようにしてある。また、突き当て部67
は、取付体66を外すことにより、立上がり部分16との当
接状態から解放され、各パネル19,44 の水上側への移動
を可能にして、被係合部14から係合部33,53 を外し得る
ようにしてある。
【0053】これにより、前記第5実施例のものと同様
の効果を有し、さらに、保持レール11側の被係合部14と
各パネル19,44 側の係合部33,53 との係合関係が保たれ
て、各パネル19,44 は保持レール11から外れるようなこ
とがない。しかも、各パネル19,44 のロック状態は、当
該パネルからジョイントカバー61を取り外すことによ
り、同時に、突き当て部67が立上がり部分16との当接状
態から解放されるため、容易にロック解除することがで
きる。
【0054】図17には本発明の屋根の構築構造の第7実
施例を例示しており、構成は前記第5実施例のものと基
本的に同一であるため、共通している構成の説明を省略
して、相違する構成について以下に説明する。
【0055】下地1はC形鋼等の母屋の上に敷設された
木片セメント板であり、表面にはアスファルトルーフィ
ングを張設している。この下地1上に保持レール11を押
えつける押え具は木ネジ87で下地1に固定している。
【0056】保持レール11は被係合部14の立上がり部分
16上端から水下側に副被係合部17を延設して下方の受け
面部12と対峙形成しており、この副被係合部17には受け
面部12に載乗している太陽電池パネル19或いは非太陽電
池パネル44の後で説明する副係合部34,54 が着脱自在に
係合している。
【0057】各パネル19,44 はカバー水上側取付部36,5
6 を水上側に延出させて副係合部34,54 を形成してお
り、この副係合部34,54 は受け面部12上に水上側辺部2
3,49 とともに在ってそれぞれ前記副被係合部17に着脱
自在に係合している。
【0058】また、各パネル19,44 は副係合部34,54 が
受け面部12を水上側に向けて立上がり部分16に当接する
まで移動可能にしてあり、この移動長さは係合部33,53
が水上側に移動してそれぞれ被係合部14から外れる移動
長さを若干上回る関係にしていて、各パネル19,44 を副
係合部34,54 が立上がり部分16に当接するまで水上側に
移動させた場合に、被係合部14から係合部33,53 が外れ
て、各パネル19,44 を個別に保持レール11から取り外せ
るようにしてある。また、取り付け時には、各パネル1
9,44 の水上側辺部23,49 を受け面部12に乗せて副係合
部34,54 が立上がり部分16に当接するまで差し込み後、
水下側にスライドさせることにより、それぞれ被係合部
14に係合部33,53 を係合させて取り付けて構築し得るよ
うにしてある。
【0059】そして、水上側辺部23,49 における取付体
66には突き当て部67を垂設しており、この突き当て部67
は保持レール11の固定部13における脚部分13a に当接し
ていて、各パネル19,44 の水上側への移動を阻止して、
係合部33,53 がそれぞれ被係合部14から外れないように
してある。また、突き当て部67は、取付体66を外すこと
により、脚部分13a との当接状態から解放され、各パネ
ル19,44 の水上側への移動を可能にして、それぞれ被係
合部14から係合部33.53 を外し得るようにしてある。
【0060】また、ジョイントカバー61は水上側に突き
当て端部64を延出形成してあり、この突き当て端部64は
副被係合部17に当接していて、各パネル19,44 の水上側
への移動を阻止して、係合部33,53 が被係合部14から外
れないようにしてある。また、突き当て端部64は、取付
体66を外すことにより、副被係合部17との当接状態から
解放され、各パネル19,44 の水上側への移動を可能にし
て、被係合部14から係合部33,53 を外し得るようにして
ある。
【0061】これにより、前記第5実施例のものと同様
の効果を有し、さらに、保持レール11に対して各パネル
19,44 はその水上側および水下側双方を係合されている
ので、取付強度が強固で優れている。しかも、脚部分13
a に当接している突き当て部67と、副被係合部17に当接
している突き当て端部64との双方で、各パネル19,44の
水上側への移動を規制してあるため、保持レール11の被
係合部14と各パネル19,44 の係合部33,53 との係合関係
が固定されて、各パネル19,44 は保持レール11から外れ
るようなことがない。しかも、各パネル19,44 のロック
状態は、当該パネル側縁を覆っているジョイントカバー
61を取付体65,66 ともども外すことにより、容易にロッ
ク解除することができる。
【0062】図18および図19には本発明の屋根の構築構
造の第8実施例を例示しており、構成は前記第7実施例
のものと基本的に同一であるため、共通している構成の
説明を省略して、相違する構成について以下に説明す
る。
【0063】両パネル19,44 における係合部33,53 はカ
バー水上側取付部35,55 を除いて形成している。太陽電
池パネル19の副係合部34は左右縦部26の水上側端に、非
太陽電池パネル44の副係合部54は左右側面部51の水上側
端に、それぞれビス81で止着固定してある。また、各パ
ネル19,44 の水上側への移動規制は、ジョイントカバー
61における突き当て端部64によりのみ行っている。
【0064】そして、ジョイントカバー61の水上側と水
下側を当該パネルにそれぞれ取り付ける短尺状カバー取
付具68は、空間幅よりも若干小幅状の表面部69の中央に
ビス孔70を穿けると共に、この表面部69の左右の垂下部
71下端からそれぞれ外側に突出状の係止鍔部72を備えて
いる。このカバー取付具68は左右の各パネル19,44 間の
空間における水上側と水下側に在って、左右の係止鍔部
72は左右のパネル19,44 裏面の左右側縁に係止してお
り、この係止状態に、ジョイントカバー61を貫通してビ
ス孔70に螺合しているビス83,84 で取り付けてある。
【0065】これにより、前記第7実施例のものと同様
の効果を有し、さらに、ジョイントカバー61の着脱を一
層容易に行うことができる。
【0066】図20乃至図22には本発明の屋根の構築構造
の第9実施例を例示しており、構成は前記第5実施例の
ものと基本的に同一であるため、共通している構成の説
明を省略して、相違する構成について以下に説明する。
【0067】保持レール11は被係合部14の立上がり部分
16上端から水下側に副被係合部17を延設して下方の受け
面部12と対峙形成している。そして、非太陽電池パネル
44の水下側が取り付けられる保持レール11には、その副
被係合部17上面に略L形状吊子73の水平部74における水
上側の固定部75をビス85で固定してある。この吊子73は
保持レール11と一体に成形してあるものであっても良い
【0068】太陽電池パネル19は、カバー水上側取付部
36を水上側に延出させて副係合部34を形成しており、こ
の副係合部34は受け面部12上に水上側辺部23とともに在
って前記副被係合部17に着脱自在に係合している。そし
て、太陽電池パネル19は、副係合部34が受け面部12を水
上側に向けて立上がり部分16に当接するまで移動可能に
してあり、この移動長さは係合部33が水上側に移動して
被係合部14から外れる移動長さを若干上回る関係にして
いて、同パネル19を副係合部34が立上がり部分16に当接
するまで水上側に移動させた場合に、被係合部14から係
合部33が外れて、同パネル19を個別に保持レール11から
取り外せるようにしてある。また、取り付け時には、同
パネル19の水上側辺部23を受け面部12に乗せて副係合部
34が立上がり部分16に当接するまで差し込み後、水下側
にスライドさせることにより、被係合部14に係合部33を
係合させて取り付けて構築し得るようにしてある。
【0069】また、太陽電池パネル19における取付体65
は、水上側に向けて突き当て部67を延出しており、この
突き当て部67は副被係合部17の水下側端面に当接してい
て、各パネル19,44 の水上側への移動をそれぞれ阻止し
て、係合部33が被係合部14から外れないようにしてあ
る。また、突き当て部67は、取付体65を外すことによ
り、水下側端面との当接状態から解放され、各パネル1
9,44 の水上側への移動を可能にして、被係合部14から
係合部33を外し得るようにしてある。
【0070】非太陽電池パネル44は、上面部50の水下側
にのみ側面部51および下縁部52を形成しており、この水
下側は吊子73に対して、その側面部51内面を吊子73に当
接させると共に下縁部52を吊子73の水平部74下側に潜り
込ませることにより固定してある。また、上面部50の水
上側延長部分57は水上側の保持レール11における受け縁
部15の水上側まで延びていて、この水上側延長部分57は
受け縁部15にビス86で固定してある。そして、上面部50
の左右延長部分58はその水下側と水上側の両端近くを同
延長部分58裏面の板厚調整材59と一緒に、ジョイントカ
バー61と取付体66の間にそれぞれ挟着してある。また、
上面部50裏面にはバックアップ材88を沿設してある。
【0071】これにより、前記第5実施例のものと同様
の効果があり、さらに、点検・補修が殆ど不要である非
太陽電池パネル44についてはビス止めして、点検・補修
を必要とする太陽電池パネル19は、当該ジョイントカバ
ー61および取付体65,66 を外して、当該パネル19を水上
側にスライドさせることによって、容易に着脱可能であ
る。また、非太陽電池パネル44における上面部50の左右
延長部分58および板厚調整材59をジョイントカバー61と
取付体65,66 で挟着するようにしてあるため、同パネル
44では水下側および水上側のカバー取付部55,56 を必要
とせず、部品点数の削減など有利である。
【0072】
【発明の効果】
A.請求項1により、屋根面を構成する屋根パネルは、
パネル形状が略同一な太陽電池パネルと非太陽電池パネ
ルからなり、この屋根パネルを適宜組み合わせて任意の
意匠の屋根面に作出してあるため、任意の意匠に屋根パ
ネルを設置して仕上げることができ、屋根面の創作自由
性が高く、意匠性の優れた屋根を提供することができ
る。
【0073】B.請求項2により、屋根パネルは、流れ
方向に沿って連続する空気層を介して屋根面に設置して
あるため、太陽電池パネル裏側の空気層を空気が屋根の
流れ方向に流れて、太陽電池パネルが加熱することがな
くなり、効率良く熱交換が行える。
【0074】C.請求項3により、屋根パネルは、パネ
ル水下側を保持部材によって保持してあるので、屋根面
に働く負圧等に対して強いパネル取付構造を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の屋根の構築構造の第1実施例を例示
した斜視図。
【図2】 屋根面の部分拡大平面図。
【図3】 図2のA−A拡大断面図。
【図4】 図2のB−B拡大断面図。
【図5】 (A)は太陽電池パネルの部分拡大斜視図。
(B)は非太陽電池パネルの部分拡大斜視図。
【図6】 太陽電池パネルの他の実施例を示す部分拡大
縦断面図。
【図7】 本発明の屋根の構築構造の第2実施例におけ
る保持具を示す拡大斜視図。
【図8】 本発明の屋根の構築構造の第3実施例を示す
屋根面の部分拡大平面図。
【図9】 同実施例における保持具を示す斜視図。
【図10】 本発明の屋根の構築構造の第4実施例を示す
屋根面の部分拡大平面図。
【図11】 同実施例における保持具を示す拡大斜視図。
【図12】 本発明の屋根の構築構造の第5実施例を示す
斜視図。
【図13】 部分拡大縦断面図。
【図14】 図13のC−C部分拡大断面図。
【図15】 図12のD−D部分拡大断面図。
【図16】 本発明の屋根の構築構造の第6実施例を示す
部分拡大縦断面図。
【図17】 本発明の屋根の構築構造の第7実施例を示す
部分拡大縦断面図。
【図18】 本発明の屋根の構築構造の第8実施例を示す
部分拡大縦断面図。
【図19】 図18のE−E部分拡大断面図。
【図20】 本発明の屋根の構築構造の第9実施例を示す
部分拡大縦断面図。
【図21】 図19のF−F断面図。
【図22】 図19のG−G断面図。
【符号の説明】
1 下地 2 縦リブ 3 屋根面 4 屋根パネ
ル 5 保持具(保持部材) 6 保持具の
固定部 7 保持具の立上がり部 8 保持具の
取付部 7a 上側立上がり部 7b 下側立上
がり部 9 保持具の連結部 10 保持具の
乗せ部 11 保持レール(保持部材) 12 保持レー
ルの受け面部 13 保持レールの固定部 14 保持レー
ルの被係合部 15 保持レールの受け縁部 16 保持レー
ルの立上がり部分 17 保持レールの副被係合部 13a 固定部
の脚部分 18 押え具 19 太陽電池
パネル 20 太陽電池パネルの水下側斜辺部 21 太陽電池パネルの水上側斜辺部 22 太陽電池パネルの水下側辺部 23 太陽電池
パネルの水上側辺部 24 太陽電池パネルの透光板 25 太陽電池
パネルの枠体 26 枠体の縦部 27 枠体の上
縁部 28 枠体の受け部 29 枠体の下
縁部 30 枠体の嵌合部 31 枠体の係
合溝 32 枠体の係合段部 33 太陽電池
パネルの係合部 34 太陽電池パネルの副係合部 35 太陽電池パネルのカバー水下側取付部 36 太陽電池パネルのカバー水上側取付部 37 枠体の杆部材 38 太陽電池
パネルの集熱空間 39 太陽電池パネルのシール材 40 シール材
の係合突条 41 シール材の係合鍔部 42 シール材
の面部 43 シール材の突条 44,45 非太
陽電池パネル 46 非太陽電池パネルの水下側斜辺部 47 非太陽電池パネルの水上側斜辺部 48 非太陽電池パネルの水下側辺部 49 非太陽電池パネルの水上側辺部 50 非太陽電
池パネルの上面部 51 非太陽電池パネルの側面部 52 非太陽電
池パネルの下縁部 53 非太陽電池パネルの係合部 54 非太陽電
池パネルの副係合部 55 非太陽電池パネルのカバー水下側取付部 56 非太陽電池パネルのカバー水上側取付部 57 上面部の水上側延長部分 58 上面部の
左右延長部分 59 板厚調整材 60 空気層 61 ジョイントカバー 62 ジョイン
トカバーの天板部 63 ジョイントカバーの垂れ部 64 ジョイントカバーの突き当て端部 65,66 取付体 67 取付体の
突き当て部 68 カバー取付具 69 カバー取
付具の表面部 70 カバー取付具のビス孔 71 カバー取
付具の垂下部 72 カバー取付具の係止鍔部 73 吊子 74 吊子の水平部 75 吊子の固
定部 76,77,78,79,80,81,82,83,84,85,86 ビス 87 木ネジ 88 バックア
ップ材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 太陽電池を屋根面に設置する屋根の構造
    にあって、屋根面を構成する屋根パネルは、パネル形状
    が略同一な太陽電池パネルと非太陽電池パネルからな
    り、前記屋根パネルを適宜組み合わせて任意の意匠の屋
    根面に作出してあることを特徴とする屋根の構築構造。
  2. 【請求項2】 屋根パネルは、流れ方向に沿って連続す
    る空気層を介して屋根面に設置してあることを特徴とす
    る請求項1記載の屋根の構築構造。
  3. 【請求項3】 屋根パネルは、パネル水下側を保持部材
    によって保持してあることを特徴とする請求項1、2い
    ずれかに記載の屋根の構築構造。
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