JPH0718029U - モータの流体シール構造 - Google Patents

モータの流体シール構造

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JPH0718029U
JPH0718029U JP5205693U JP5205693U JPH0718029U JP H0718029 U JPH0718029 U JP H0718029U JP 5205693 U JP5205693 U JP 5205693U JP 5205693 U JP5205693 U JP 5205693U JP H0718029 U JPH0718029 U JP H0718029U
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fluid
magnetic
seal structure
motor
bearing
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JP5205693U
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保 能勢
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Nidec Sankyo Corp
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Nidec Sankyo Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/72Sealings
    • F16C33/74Sealings of sliding-contact bearings
    • F16C33/741Sealings of sliding-contact bearings by means of a fluid
    • F16C33/743Sealings of sliding-contact bearings by means of a fluid retained in the sealing gap
    • F16C33/746Sealings of sliding-contact bearings by means of a fluid retained in the sealing gap by a magnetic field

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡易な構成で、軸受流体の外部への漏れを確
実に防止する。 【構成】 回転部材4がラジアル滑り軸受2,2により
支承され、ラジアル滑り軸受2,2の滑り面A,Aに充
填された軸受流体の漏出を防ぐシール部が設けられたモ
ータの流体シール構造において、回転部材4と不動部材
1aとの間に配置され、スラスト方向に多極着磁してな
る磁石38に、磁性流体9を保持させて多段シール構造
としてなるもの。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、モータの流体シール構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、図5に示されるようなディスク駆動用のスピンドルモータが知られてい る。 このスピンドルモータは所謂中心軸回転型であり、図が煩雑になるのを避ける ために、中心線より右半分のみが示されている。 同図において、符号1はフレームを示しており、このフレーム1には筒状の軸 受ホルダー部1aが立設するようにして一体成形されている。この軸受ホルダー 部1aの外周面にはコイル5が巻回されたステ−タコア6が固定されている。
【0003】 上記軸受ホルダー部1aの内周にはラジアル滑り軸受2,2がそれぞれ嵌合固 定されており、該滑り軸受2,2の内周には中心軸3が挿入配置されている。す なわち、中心軸3は滑り軸受2,2の内周面を摺動する方式となっている。この 中心軸3の反フレーム側の端部には、上記コア6、コイル5等を覆うような形状 のハブ4が嵌合固定されている。このハブ4の外周面には図示されないディスク が装着されており、ハブ4内周の上記コア6に対向する位置には駆動マグネット 7が固定されている。
【0004】 上記軸受ホルダー部1aの内外を連通する通路10の途中、すなわち軸受ホル ダー1aの上端部には磁性シール8が配設されている。この磁性シール8は、磁 石8bと、この磁石8bを軸線方向に挟むようにして設けられ磁路を形成するポ ールピース8a,8aとから構成されており、このポールピース8a,8a内周 面と中心軸3の外周面との間に磁性流体9,9が保持され得るようになっている 。従って、この磁性シール8により、ホルダー部1a内部に満たされているオイ ル等の潤滑油の軸受部から外方への漏れが防止されていると共に、外部から軸受 部内への塵芥等の侵入の防止が図られている。
【0005】 そして、図示されないモータ外部の電源供給手段からフレキシブル基板12を 介してコイル5に所定の駆動電圧が印加されると、ディスクを装着したハブ4が 回転するようになっている。 なお、符号11は滑り軸受2,2間に当接して配置される軸受カラーを示して いる。
【0006】 一方、図6に示されるスピンドルモータは、中心軸部分21aがフレーム21 に一体成形された所謂中心軸固定型であり、図5に示したものと同一なもの及び 同一機能を果たすものについては同一符号が付してある。 この中心軸固定型のスピンドルモータにあっては、軸受部と外部を連通する通 路が2箇所あるために、この両通路13,14の途中に磁性シール8,8がそれ ぞれ設けられている。
【0007】 このように、ディスク駆動用のスピンドルモータにあっては、何れのタイプに おいても清浄な雰囲気が要求されているために、衝撃、振動等があっても軸受オ イルの漏れは防止されなければならない。 従って、図7に示されるように、磁性シール部の構造を多段シール構造として 磁性流体シールの耐圧をさらに上げ、軸受オイルの漏れを確実に防止するように したものが現れてきている。
【0008】 図7(a)に示される多段磁性シール18は、上記磁性シール8を軸線方向に 多段に重ね合わせたものであり(但し、磁石同士は隣の磁石に対して同極が対向 するよう配置されている)、図7(b)に示される多段磁性シール28は、磁石 28bと、この磁石28bを軸線方向に挟むようにして設けられた先端断面が櫛 歯状をなすポールピース28a,28aとから構成されている(ポールピース2 8a自体は環状)。 何れの多段磁性シール18,28においても、ポールピースの先端とこのポー ルピース先端に対向配置された部材20との間に磁性流体9を多段に保持し得る 構造となっており、従ってシール耐圧が一段のものに比べて高くなっていて、軸 受オイルの漏出防止の効果が、図5,6に示される磁性シール8によるものに比 べてさらに高められている。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記モータの軸受流体(オイル)の漏れを防止するための多段 シール構造においては、以下の問題点がある。 すなわち、図7(a),(b)に示される両構造ともポールピース8a,28 aが複数個必要で、しかも精度を確保するために特別な加工が必要であり、さら に両多段シールともに構造が複雑であり高価になるといった問題点がある。
【0010】 そこで本考案は、簡易な構成で、軸受流体の外部への漏れが確実に防止される モータの流体シール構造を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本考案のモータの流体シール構造は上記目的を達成するために、回転部材がラ ジアル滑り軸受により支承され、前記ラジアル滑り軸受の滑り面に充填された軸 受流体の漏出を防ぐシール部が設けられたモータの流体シール構造において、前 記回転部材と不動部材との間に配置され、スラスト方向に多極着磁してなる磁石 に、磁性流体を保持させて多段シール構造としたことを特徴としている。
【0012】
【作用】
このような手段におけるモータの流体シール構造によれば、スラスト方向に多 極着磁してなる磁石のみで多段の磁性流体の保持がなされてシール耐圧が高めら れる。従って、ポールピース等の従来部品が必要なくなり、簡易な構成で、軸受 流体の外部への漏れが確実に防止される。
【0013】
【実施例】 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1は本考案の一実施例を示すモータの流体シール構造を適用した中心軸回転 型のディスク駆動用モータの横断面図であり、従来技術で説明した図5に対応す るものであって、図5に示したものと同一なもの及び同一機能を果たすものにつ いては同一符号が付してあり、これらについては重複を避けるために、ここでの 説明は省略する。
【0014】 この実施例のモータの流体シール構造が図5に示した従来技術のそれと違う点 は、軸受部と外部とを連通する通路10の途中における軸受ホルダー(不動部材 )1aの外周面とハブ(回転部材)4の内周面との間に、図2に拡大して示され るような、スラスト方向に沿ってN極とS極とが交互に多段着磁された磁石38 を配設した点である。
【0015】 ここで、磁石38は、当該磁石38の外周面とハブ4の内周面との間に微小隙 間が形成されるようにして軸受ホルダー1aの外周面に外嵌固着されており、ハ ブ4は磁性体より形成されている。
【0016】 従って、磁性流体9は、図2に示されるように、軸受ホルダー1aとハブ4と の間に形成される磁路に多段に保持されることになり、ラジアル滑り軸受2,2 に必要とされる軸受オイルの該磁石38から外部への漏出が防止されている。
【0017】 このように、本実施例においては、回転部材たるハブ4の内周面と不動部材た る軸受ホルダー1aの外周面との間に、スラスト方向に沿ってN極とS極とが交 互に多段着磁された磁石38を配設するようにしたので、この磁石38のみで多 段に磁性流体9を保持することが可能となっており、そのシール耐圧を高くでき るようになっている。従って、ポールピース等の従来部品が必要なく、簡易な構 成で、軸受流体の外部への漏れを確実に防止することが可能となっている。
【0018】 ここで、ハブ4が非磁性体より形成されている場合には、図3に示される磁石 48を用いれば、上記実施例と同様な効果を得ることができる。 すなわち、磁石48を、図3に拡大して示されるように、スラスト方向に沿っ てN極、S極よりなるペア磁極が隣のペア磁極に対して同極が対向するようにし て着磁したものとすれば、磁石48の外周面とハブ4の内周面との間の微小隙間 に磁路がそれぞれ形成され、これら磁路に磁性流体9が保持されることになり、 従って、上記実施例と同様な効果を得ることができる。
【0019】 なお、図1乃至図3に示される実施例においては、ラジアル滑り軸受2,2は 、軸受ホルダー1aの内周面に内嵌固着されると共に、中心軸3の外周に挿入配 置されている、すなわち滑り軸受2,2はその内周面が摺動面A,Aとなってい るが、本多段磁性シールは滑り軸受の外周面が摺動するタイプに対しても同様に 適用可能である。
【0020】 また、磁石38,48は必ずしも軸受ホルダー1a側に固定されている必要は なく、磁石38,48を回転側のハブ4の内周面に固定し、磁石38,48の内 周面と軸受ホルダー1aの外周面との間に磁性流体9を保持する構成とすること も可能である。
【0021】 図4は本考案の他の実施例を示すモータの流体シール構造を適用した中心軸固 定型のディスク駆動用モータの横断面図であり、従来技術で説明した図6に対応 するものである。
【0022】 この実施例のモータの流体シール構造が図6に示した従来技術のそれと違う点 は、軸受部と外部とを連通する通路13,14のそれぞれの途中におけるフレー ム21とハブ4の内周面との間に、図2に示した磁石38をそれぞれ配設した点 である。
【0023】 ここで、上下の磁石38,38に対向するフレーム21(実際は中心軸部分2 1a)、ハブ4は上記実施例と同様に磁性体よりそれぞれ形成されており、図に おける上側の磁石38はハブ4に、下側の磁石38はフレーム21にそれぞれ固 定されている。 このように構成しても先の実施例と同様な効果を得ることができるというのは いうまでもない。
【0024】 因に、フレーム21、ハブ4が非磁性体より形成されている場合には、上記実 施例と同様に図3に示した磁石48を用いれば良い。
【0025】 また、図4に示される実施例においては、ラジアル滑り軸受2,2の外周面が 摺動面A,Aとなっているが、本多段磁性シールは滑り軸受2,2の内周面が摺 動するタイプに対しても同様に適用可能である。
【0026】 また、磁石38,48は上記実施例と同様に何れの側、すなわち回転側、固定 側の何れの側に固定されていても良い。
【0027】 以上本考案者によってなされた考案を各実施例に基づき具体的に説明したが、 本考案は上記各実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で 種々変形可能であるというのはいうまでもなく、例えば、上記各実施例において は、流体シール構造をスピンドルモータに対して適用した例が述べられているが 、他のモータの流体シール構造として使用することも勿論可能である。
【0028】
【考案の効果】
以上述べたように本考案のモータの流体シール構造によれば、回転部材と不動 部材との間に配置され、スラスト方向に多極着磁してなる磁石に、磁性流体を保 持させて多段シール構造としたので、このスラスト方向に多極着磁してなる磁石 のみで多段に磁性流体を保持することが可能となり、そのシール耐圧を高くでき る。従って、ポールピース等の従来部品が必要なくなり、簡易な構成で、軸受流 体の外部への漏れを確実に防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すモータの流体シール構
造を適用した中心軸回転型のディスク駆動用モータの横
断面図である。
【図2】図1中の多段磁性シールの拡大図である。
【図3】多段磁性シールの他の例を表した多段磁性シー
ルの拡大図である。
【図4】本考案の他の実施例を示すモータの流体シール
構造を適用した中心軸固定型のディスク駆動用モータの
横断面図である。
【図5】従来技術を示すモータの流体シール構造を適用
した中心軸回転型のディスク駆動用モータの横断面図で
ある。
【図6】従来技術を示すモータの流体シール構造を適用
した中心軸固定型のディスク駆動用モータの横断面図で
ある。
【図7】図5、図6のモータに適用される多段磁性シー
ルの横断面図である。
【符号の説明】
1a,21(21a) 不動部材 2 ラジアル滑り軸受 4(3) 回転部材 9 磁性流体 38,48 多極着磁磁石 A 滑り面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転部材がラジアル滑り軸受により支承
    され、前記ラジアル滑り軸受の滑り面に充填された軸受
    流体の漏出を防ぐシール部が設けられたモータの流体シ
    ール構造において、 前記回転部材と不動部材との間に配置され、スラスト方
    向に多極着磁してなる磁石に、磁性流体を保持させて多
    段シール構造としたことを特徴とするモータの流体シー
    ル構造。
JP5205693U 1993-08-31 1993-08-31 モータの流体シール構造 Pending JPH0718029U (ja)

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