JPH0718016Y2 - 結像素子駆動装置 - Google Patents

結像素子駆動装置

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JPH0718016Y2
JPH0718016Y2 JP1986138102U JP13810286U JPH0718016Y2 JP H0718016 Y2 JPH0718016 Y2 JP H0718016Y2 JP 1986138102 U JP1986138102 U JP 1986138102U JP 13810286 U JP13810286 U JP 13810286U JP H0718016 Y2 JPH0718016 Y2 JP H0718016Y2
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JP
Japan
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support shaft
peripheral surface
permanent magnet
track
control coil
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JP1986138102U
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JPS6344222U (ja
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健治朗 木目
茂一 阪部
昭 橋本
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、光学式ディスクの情報記録媒体表面に集光さ
れる光スポットのトラックずれ及び焦点ずれを制御する
ようにした結像素子駆動装置に関するものである。
[従来の技術] 第4図乃至第6図は、従来の結像素子駆動装置の一例を
示すものであり、図において、(1)は結像素子である
対物レンズ、(2)はカウンタ−ウェイト、(3)は筒
状の軸受(3a)を有するレンズホルダ、(4)はレンズ
ホルダ(3)の軸受(3a)が、第5図における矢印A方
向、すなわち軸方向に摺動自在であると同時に、第6図
における矢印B方向に回転自在に嵌着された支軸、
(5)はレンズホルダ(3)を保持する支持ゴム、(6
a),(6b)は永久磁石、(7a),(7b)はヨーク、
(8)は支軸(4)と永久磁石(6a),(6b)の保持台
を兼ねたヨーク、(9)は支持ゴム(5)の固定台、
(10)は焦点制御用コイル、(11a),(11b),(11
c),(11d)はトラック制御用コイル、(12a),(12
b)は支持ゴム(5)を固定台(9)に取り付ける固定
ネジ、(13)はカバー、(14)はコイルホルダである。
次に従来例の動作について説明する。焦点制御用コイル
(10)に所望の電流を流すことにより、レンズホルダ
(3)は矢印Aの方向に摺動して焦点位置制御を行う。
また、トラック制御用コイル(11a),(11b),(11
c),(11d)に所望の電流を流すことにより、レンズホ
ルダ(3)は矢印Bの方向に回動し、その結果、支軸
(4)より一定した距離だけ離れたレンズホルダ(3)
の位置に固定された対物レンズ(1)を回動させてトラ
ック制御を行う。
なお、(10a),(10b)は焦点制御用コイルの引き出し
電線、(11aa)乃至(11da)はトラック制御用コイルの
引き出し電線である。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、従来の結像素子駆動装置は以上のように
構成されているので、以下に述べる大きな問題点があっ
た。
すなわち、該駆動装置の可動部に位置するところの焦点
制御用コイルやトラック制御用コイルからの引き出し電
線を固定部に連結すべく、複数本はいまわす必要があっ
た。この作業は、手作業で行うにしても、自動化機器に
より行うにしても、電線が寸法等の確定しない変形線材
であるため、困難性が高かった。
さらに、繰り返し非常に多くのランダム動作を余儀なく
される可動部から電線、光ファイバー等の信号線を配線
すること自体、信号線の摩耗や材料疲労による破壊が発
生しやすく、装置の耐久性に問題が生じる。
このような問題点を解消する方法として、従来、特開昭
61−120354号公報のような、可動部に永久磁石、固定部
にヨーク,コイルを配置する構成のものがあり、このよ
うに構成することによって可動部からの信号線を廃止す
ることができる。
しかるに、このように可動部に重量物である永久磁石を
配置する構成を採用するとすれば、従来の装置よりも駆
動効率を大幅に向上させる構成が不可欠になるが、この
点に関して特開昭61−120354号のものでは、トラック制
御用コイルを略円筒状のヨークの周面を焦点制御用コイ
ルと直交するように巻回させるように構成しているた
め、駆動に際し、トラック制御用コイルの1辺しか駆動
に用いることができずトラック制御にはあまり駆動効率
のよいものではなかった。
本考案は、上述したような問題を解消するためになされ
たもので、可動部に永久磁石を配置する構成の結像素子
駆動装置において、焦点制御及びトラック制御のいずれ
においても高駆動効率の結像素子駆動装置を得ることを
目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本考案に係る結像素子駆動装置は、支軸に嵌着され、該
支軸の軸線方向に平行な光軸を有する結像素子を保持す
る結像素子ホルダと、前記結像素子ホルダを前記支軸を
中心として回動させることで情報記録媒体に集光される
光スポットと該情報記録媒体上のトラックとの間のトラ
ックずれを補償するとともに、前記結像素子ホルダを前
記支軸の軸線方向に移動させることで前記光スポットと
前記トラックとの間の焦点ずれを補償する駆動装置とを
備えたものにおいて、前記駆動装置は、前記結像素子ホ
ルダに取り付けられ、前記支軸を中心軸とするとともに
その着磁方向がラジアル方向でかつその大半の部分が同
一極性方向となり一部分が逆極性方向となるように前記
支軸に対称的に多極着磁された単一の円筒状永久磁石
と、前記支軸の固定部が形成されるとともに、前記円筒
状永久磁石の外周面と一定間隔の空隙を有して対向する
内周面及び該内周面の前記円筒状永久磁石の着磁方向が
反転する部分と対向する位置に形成された矩形状の溝部
を有するヨークと、前記矩形状の溝部に埋設配置され、
前記ヨークの内周面に垂直な巻回軸を有する矩形状トラ
ック制御用コイルと、前記トラック制御用コイルが埋設
された前記ヨークの内周面に固定配置され、前記円筒状
永久磁石の外周面と一定の間隔を有し前記支軸と同心的
に巻回された焦点制御用コイルとから成ることを特徴と
する。
[作用] 本考案に係る結像素子駆動装置では、矩形状のトラック
制御用コイルを、不等間隔に部分多極かつラジアル方向
に着磁された単一の円筒状永久磁石の着磁方向が反転す
る部分を中心とし、かつ、支軸に対称的にヨークに形成
された溝部に埋設配置させているので、矩形状のトラッ
ク制御用コイルの両辺を駆動に用いることができる。
[実施例] 以下、本考案の一実施例について添付図面を参照して説
明する。第1図は、本考案の一実施例よる対物レンズ等
の結像素子駆動装置の組立状態を示す斜視図、第2図は
可動部内に配され、リング状をなす永久磁石とこれに対
するコイルの組立状態を示す部分拡大斜視図、第3図
は、本考案の一実施例の磁気回路を示す部分拡大平面図
であり、前記第4図乃至第5図と同一部分または相当す
る部分には同一符号を付して説明を省略する。
図中、(20)は不等間隔に部分多極着磁された永久磁
石、(21)は結像素子である対物レンズ(1)の焦点制
御用コイル、(22a)〜(22d)はトラック制御用コイ
ル、(23)はヨークである。
永久磁石(20)はラジアル方向に異極をなすように着磁
されており、しかも大半は中心に向かう同一方向に任意
の同極を配するように着磁され、点対称位置で対向して
配列される2ケ所の一部が、該同一方向着磁に対して中
心方向に逆極性になるように着磁されている。この可動
部内でリング状を呈す多極化着磁の永久磁石(20)が該
リングの外表側面を、支軸(4)の固定部を構成するヨ
ーク(23)の円環内側面に対面して所定のギャップをな
すように配置させると、第3図に示された矢印のような
磁界が生じる。すなわち、コイル(21)の大半の部分に
は、その中心に向かう同一方向に同極を配するように着
磁したことにより、ラジアル方向に磁界が生じ、コイル
(21)に所望の制御電流を印加することにより、フレミ
ングの法則に従う駆動力が発生して可動部全体が矢印A
に示される方向に移動する。この時、可動部の中に軸線
方向に固定的に配された結像素子そのものも軸線方向に
移動制御されることになり、焦点制御がなされる。
また、、(22a),(22b),(22c),(22d)に示すト
ラック制御用コイルは、矩形状をなしており、これらの
トラック制御用コイル(22)は、第3図に示されている
ようにヨーク(23)に設けられた溝に埋め込まれてい
る。本実施例において最も特徴的な構成はこの点であ
り、このように構成することにより、円筒状の永久磁石
の全周面と焦点制御用コイル(21)を凹凸のない均一の
ギャップを持たせて最近接配置させることが可能になる
とともに、併せて永久磁石の構成を、上述したような不
等間隔に部分多極着磁したものとすることにより、矩形
状のトラック制御用コイル(22a),(22b),(22
c),(22d)の両辺をトラック制御に用いることが可能
になる。本願考案では、このような永久磁石の構成及び
トラック制御用コイル,焦点制御用コイルの配置構成の
有機的な結合により、可動部に重量物を配した装置であ
っても小型かつ効率的に2方向の制御を行うことができ
るのである。
なお、本実施例の中で用いている不等間隔に部分多極着
磁した永久磁石は、プラスチックマグネットを用いるこ
とにより、従来の金属永久磁石に比較して安価かつ容易
に作成することが可能であり、可動部を一層軽量なもの
とすることもでき、さらに、印加電流の省エネルギー
化、ピックアップ性能の一層の向上をも図ることができ
る。
[考案の効果] 以上、説明したように、本考案によれば、支軸に嵌着さ
れ、該支軸の軸線方向に平行な光軸を有する結像素子を
保持する結像素子ホルダと、前記結像素子ホルダを前記
支軸を中心として回動させることで情報記録媒体に集光
される光スポットと該情報記録媒体上のトラックとの間
のトラックずれを補償するとともに、前記結像素子ホル
ダを前記支軸の軸線方向に移動させることで前記光スポ
ットと前記トラックとの間の焦点ずれを補償する駆動装
置とを備えたものにおいて、前記駆動装置は、前記結像
素子ホルダに取り付けられた前記支軸を中心軸とする不
等間隔に部分多極かつラジアル方向に着磁された単一の
円筒状永久磁石と、前記支軸の固定部が形成されるとと
もに、前記円筒状永久磁石の外周面と一定間隔の空隙を
有して対向する周面が形成されたヨークと、前記空隙内
に配置された環状に巻回された焦点制御用コイル及び少
なくとも一対の矩形状に巻回されたトラック制御用コイ
ルとから構成され、前記矩形状トラック制御用コイル
は、前記円筒状永久磁石の着磁方向が反転する部分を中
心とし、かつ、前記支軸に対称的に形成された前記ヨー
クの溝部に埋設配置され、前記環状の焦点制御用永久磁
石は、前記トラック制御用コイルが埋設されたヨークの
周面に配置して構成したので、信号線のはいまわし作業
の困難性が全くなくなり、装置の組立性が格段に向上す
る。また矩形状のトラック制御用コイルをヨークに設け
た溝に埋め込んで構成しているので、リング状の焦点制
御用コイルを円筒状の永久磁石と凹凸なく均一なギヤッ
プを保持させつつ対向配置させることができ、同時にト
ラック制御用コイルの両辺を駆動に用いることができる
ので、2次元の制御を各々効率良く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例による結像素子駆動装置の分
解斜視図、第2図は多極化着磁のリング状永久磁石とコ
イルの組立状態を示す第1図の部分拡大分解斜視図、第
3図は第2図の永久磁石の磁気回路構成を示す部分平面
図、第4図は従来の結像素子駆動装置の分解斜視図、第
5図は第4図の従来例の組立状態を示す断面図、第6図
は第4図の装置の可動部の部分拡大図である。 図において、(1)は結像素子である対物レンズ、
(3)は結像素子ホルダ、(4)は支軸、(10),(2
1)は焦点制御用コイル、(11a)〜(11d)及び(22a)
〜(22d)はトラック制御用コイル、(6a),(6b)は
永久磁石、(20)は不等間隔に部分多極かつラジアル方
向に着磁された永久磁石、(23)はヨークである。 なお、図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 橋本 昭 京都府長岡京市馬場図所1番地 三菱電機 株式会社電子商品開発研究所内 (56)参考文献 特開 昭61−120354(JP,A) 特開 昭60−89838(JP,A) 実開 昭60−44225(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】支軸に嵌着され、該支軸の軸線方向に平行
    な光軸を有する結像素子を保持する結像素子ホルダと、 前記結像素子ホルダを前記支軸を中心として回動させる
    ことで情報記録媒体に集光される光スポットと該情報記
    録媒体上のトラックとの間のトラックずれを補償すると
    ともに、前記結像素子ホルダを前記支軸の軸線方向に移
    動させることで前記光スポットと前記トラックとの間の
    焦点ずれを補償する駆動装置とを備えたものにおいて、 前記駆動装置は、前記結像素子ホルダに取り付けられ、
    前記支軸を中心軸とするとともに、その着磁方向がラジ
    アル方向でかつその大半の部分が同一極性方向となり一
    部分が逆極性方向となるように前記支軸に対称的に多極
    着磁された単一の円筒状永久磁石と、 前記支軸の固定部が形成されるとともに、前記円筒状永
    久磁石の外周面と一定間隔の空隙を有して対向する内周
    面及び該内周面の前記円筒状永久磁石の着磁方向が反転
    する部分と対向する位置に形成された矩形状の溝部を有
    するヨークと、 前記矩形状の溝部に埋設配置され、前記ヨークの内周面
    に垂直な巻回軸を有する矩形状トラック制御用コイル
    と、 前記トラック制御用コイルが埋設された前記ヨークの内
    周面に固定配置され、前記円筒状永久磁石の外周面と一
    定の間隔を有し前記支軸と同心的に巻回された焦点制御
    用コイルと、から成ることを特徴とする結像素子駆動装
    置。
JP1986138102U 1986-09-09 1986-09-09 結像素子駆動装置 Expired - Lifetime JPH0718016Y2 (ja)

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JPS6344222U JPS6344222U (ja) 1988-03-24
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6044225U (ja) * 1983-09-05 1985-03-28 ソニー株式会社 光ピツクアツプ装置
JPS61120354A (ja) * 1984-11-14 1986-06-07 Mitsubishi Electric Corp 光学手段駆動装置

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