JPH0739269U - 振動アクチュエータ - Google Patents

振動アクチュエータ

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JPH0739269U
JPH0739269U JP6980093U JP6980093U JPH0739269U JP H0739269 U JPH0739269 U JP H0739269U JP 6980093 U JP6980093 U JP 6980093U JP 6980093 U JP6980093 U JP 6980093U JP H0739269 U JPH0739269 U JP H0739269U
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JP
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yoke
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housing
cut
holder
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JP6980093U
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実 小楠
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フオスター電機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 磁気回路のロスが少なく、構造が簡単で、薄
型化が可能な振動アクチュエータを実現する。 【構成】 有底中空円筒状の磁性体のハウジング31
と、その底部から内部に延出する中空円筒部32と、端
面を覆うカバー33と、軸方向に移動可能なスピンドル
37と、外周部に円筒状の切りおこし部を有する円盤状
の第一のヨーク39aと、第二のヨーク39bと、ハウ
ジング31の内筒面上で円周方向に巻回された第1のコ
イル41と、隣り合うように配設され、第1のコイル4
1と逆巻きの第2のコイル42と、第一のヨーク39a
及び第二のヨーク39bとの間に配置され、軸方向に着
磁されたリング状の磁石45と、第一コイル及び第一の
ヨークの切りおこし部並びに第二コイル及び第二のヨー
クの切りおこし部のそれぞれが対向する位置にあるよう
に、ホルダー38を位置決めするスプリング49とで構
成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、振動アクチュエータに関し、更に、詳しくは、振動キャンセラー用 アクチュエータの駆動源等に好適なムービングマグネット型の振動アクチュエー タに関する。
【0002】
【従来の技術】
振動アクチュエータとして、実開平1−171578号公報に開示されたもの がある。図3は上述の実開平1−171578号公報に記載された振動アクチュ エータの構成を示す構成図である。この図3において、1は中空円筒状のサイド ヨーク、2はサイドヨークの内壁面に対して、外筒面が一定の間隔を持って配設 される中空円筒状のセンターヨークである。
【0003】 サイドヨーク1の内壁面には、第1及び第2のコイル3,4が所定の間隔を持 って設けられている。また、センターヨークの外筒面には、第1のコイル3に対 向する第3のコイル5と、第2のコイル4に対向する第4のコイル6とが設けら れている。
【0004】 可動子8はサイドヨーク1の内筒面とセンターヨーク2の外筒面との間の空間 で軸方向に移動可能に支持されており、非磁性体の材質で構成されている。第1 のコイル3と第3のコイル5との間の可動子8の円筒部には、実質的には可動子 の8の円筒面を構成する半径方向に着磁された第1のマグネット9が、第2のコ イル4と第4のコイル6との間の可動子8の円筒部には、実質的には可動子8の 円筒面を構成し、第1のマグネット9とは着磁方向が逆の第2のマグネット10 がそれぞれ設けられている。
【0005】 そして、図3において、破線で示すように、第1のコイル3→第1のマグネッ ト9→第3のコイル5→センターヨーク2→第4のコイル6→第2のマグネット 10→第2のコイル4→サイドヨーク1を経由して一巡する磁束を有する磁気回 路が形成されている。
【0006】 次に、上記構成の動作を説明する。図3に示すような磁気極性になるように第 1のコイル3,第2のコイル4,第3のコイル5及び第4のコイル6に電流を流 すと、フレミング左手の法則により第1〜第4のコイル3〜6に推力が発生する 。ここで、サイドヨーク1及びセンターヨーク2は固定されているため、前記推 力の反作用によって、可動子8が矢印A方向及びB方向に移動する。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記構成の振動アクチュエータにおいては、下記のような問題点があ る。
【0008】 磁気回路中に磁気ギャップが2ヵ所あり、磁気ギャップのギャップ長が大きく 、しかも、第1及び第2のマグネット9,10はサイドヨーク1及びセンターヨ ーク2に対して空間を介して配設されているので、磁気抵抗が大きく、ロスが大 きい。
【0009】 マグネットの着磁方向が半径方向であるために、所定のパワーを出すためには 軸方向に所定の大きさを確保する必要が有り、可動子の小型化が困難である。 また、第1及び第2のマグネット9,10を可動子8の円筒面に形成した溝に 取り付ける構造なので、製造が難しい。更に、可動子の移動方向への薄型化が困 難なことにより、可動子の移動方向の長さが長くなり、可動子を支持する構造が 複雑になる。
【0010】 本考案は、上記の問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、磁気回路のロ スが少なく、構造が簡単で、薄型化が可能な振動アクチュエータを提供すること にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の課題は、一方の端面が開放され、他方の端面に底部を有する有底中空円 筒状の磁性体のハウジングと、このハウジングの底部に設けられ、ハウジングの 内部に延出する中空円筒部と、前記ハウジングの開放された端面を覆い、中心部 に穴が穿設されカバーと、前記中空円筒部の内筒部に軸方向に移動可能に支持さ れたスピンドルと、前記スピンドルにホルダーを介して取り付けられ、前記ハウ ジングの内筒面と前記中空円筒部の外筒面との間の空間に配設され、外周部に円 筒状の切りおこし部を有し、中心部に穴が穿設された円盤状の第一のヨークと、 前記スピンドルにホルダーを介して取り付けられ、前記ハウジングの内筒面と前 記中空円筒部の外筒面との間の空間に配設され、外周部に円筒状の切りおこし部 を有し、中心部に穴が穿設された円盤状の第二のヨークと、前記ハウジングの内 筒面上で円周方向に巻回された第1のコイルと、前記ハウジングの内筒面上で前 記第1のコイルに軸方向に間隔をもって隣り合うように配設され、前記第1のコ イルと逆方向に巻回された第2のコイルと、前記第一のヨーク及び前記第二のヨ ークとの間に配置され、軸方向に着磁されたリング状の磁石と、前記中空円筒部 と前記ホルダーとの間に配設され、前記第一コイル及び第一のヨークの切りおこ し部並びに前記第二コイル及び第二のヨークの切りおこし部のそれぞれが対向す る位置にあるように、前記ホルダーを位置決めするスプリングとを有することを 特徴とする振動アクチュエータにより達成される。
【0012】
【作用】
本考案の振動アクチュエータにおいて、磁石,第一のヨーク,第1のコイル, ハウジング,第2のコイル,第2のヨークで磁気回路が形成される。この磁気回 路のコイルに電流を流すと、コイルに発生する推力の反作用として、磁石が設け られたヨークに推力が発生し、ホルダーを介してヨークと固着されたスピンドル がハウジング内を軸方向に移動する。
【0013】
【実施例】
次に図面を用いて本考案の一実施例を説明する。図1は本考案の一実施例の断 面図、図2は図1における上面図である。
【0014】 これらの図において、ハウジング31は一方の端面が開放された有底中空円筒 状の磁性体で構成されている。このハウジング31の底部には、ハウジング31 の内部に延出する中空円筒部32が形成されている。そして、このハウジング3 1の開放端面には、端面を覆い、中心部に穴33aが穿設されたカバー33が、 ねじ等を用いて取り付けられている。中空円筒部32の内筒部には、軸受け36 を介してスピンドル37が軸方向に移動可能に設けられている。第一のヨーク3 9aはスピンドル37に非磁性体のホルダー38を介して取り付けられ、ハウジ ング31の開放端面側に向けた円筒状の切りおこし部を外周部に有し、中心部に 穴が穿設された円盤状磁性体で構成され、ハウジング31の内筒面と中空円筒部 32の外筒面との間の空間に配設されている。第二のヨーク39bはスピンドル 37に非磁性体のホルダー38を介して取り付けられ、ハウジング31の底部に 向けた円筒状の切りおこし部を外周部に有し、中心部に穴が穿設された円盤状磁 性体で構成され、ハウジング31の内筒面と中空円筒部32の外筒面との間の空 間に、第一のヨーク39aと軸方向に間隔をもって隣り合うように配設されてい る。第1のコイル41はハウジング31の内筒面上で円周方向に巻回されており 、第2のコイル42はハウジング31の内筒面上で第1のコイル41に軸方向に 間隔をもって隣り合うように配設され、第1のコイル41と逆方向に巻回されて いる。磁石45は円盤状の第1のヨーク39a及び第2のヨーク39bに挟まれ るようにして設けられ、軸方向に着磁(例えば、ヨーク39a側がN極に着磁) されている。リード線50は第1〜第2のコイル41〜42へ電流を供給するも のである。
【0015】 よって、磁石45→第1のヨーク39a→第1のコイル41→ハウジング31 →第2のコイル42→第2のヨーク39b→磁石45のように磁束が経由して一 巡する磁気回路が形成されている。
【0016】 次に、上記した構成の振動アクチュエータの動作を説明する。リード線50を 用いて、第1〜第2のコイル41〜42へ電流を流すと、磁気回路に配設されて いる第1〜第2のコイル41〜42にフレミング左手の法則に従って推力が発生 する。そして、この推力の反作用として、可動子(第1のヨーク39a,磁石4 5,第2のヨーク39b)が移動しようとする。この場合において、第1〜第2 のコイル41,42に交流電流を流すことにより、可動子は電流波形に従った振 動を発生する。
【0017】 振動アクチュエータを以上のような構成にすることにより、 1.磁気回路中に磁気ギャップが1ヵ所しかなく、磁気ギャップのギャップ長 が小さく、しかも、磁石25は第1及び第2のヨーク19a,19bの円盤面に 固着しているので、磁気抵抗が小さく、ロスも少ない。
【0018】 2.また、磁石45は第1のヨーク39a及び第2のヨーク39bの円盤面に 磁石自身の磁気吸着力で取り付けられる構造なので、組み付けが容易である。 3.そして、磁石45には軸方向に着磁された偏平型リングマグネットを使用 しているので、可動子を薄型にすることができる。
【0019】 4.円盤状のヨークの外周部に円筒状の切りおこしを設けて、この切りおこし をコイルと対向させるようにしたことで、洩れ磁束が少なくなり、効率が良くな る。また、半径方向に着磁された磁石を用いる必要がなくなり、軸方向に着磁さ れた偏平型リングマグネットを用いることが可能になる。
【0020】 5.偏平型リングマグネットを使用することで、可動子の薄型化が容易である ので、第一及び第二のヨーク19a,19bを支持する構造も簡単になる。 6.軸方向に着磁された偏平型リングマグネットとしては、スピーカ用等に用 いられる汎用品を使用することが可能である。このため、半径方向に着磁された 磁石を用いる従来の振動アクチュエータに比較してコストを下げることが可能で ある。
【0021】 7.スプリングで可動子の初期位置を決めるようにしているので、可動子を確 実に磁気的な中央位置(中性点)に保持できる。このため、磁気回路の効率が落 ちることがない。
【0022】 以上説明したように、本実施例の振動アクチュエータによれば、磁気回路のロ スが少なく、構造が簡単で、薄型化が可能な振動アクチュエータを実現すること ができる。
【0023】
【考案の効果】
以上述べたように本考案によれば、磁気回路のロスが少なく、構造が簡単で、 薄型化が可能な振動アクチュエータを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の断面図である。
【図2】図1における上面図である。
【図3】実開平1−171578号公報に記載された振
動アクチュエータの構成を示す構成図である。
【符号の説明】
31 ハウジング 32 中空円筒部 33 カバー 36 軸受け 37 スピンドル 38 ホルダー 39a 第一のヨーク 39b 第二のヨーク 41 第1のコイル 42 第2のコイル 45 磁石 49 スプリング

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の端面が開放され、他方の端面に底
    部を有する有底中空円筒状の磁性体のハウジング(3
    1)と、 このハウジング(31)の底部に設けられ、ハウジング
    (31)の内部に延出する中空円筒部(32)と、 前記ハウジング(31)の開放された端面を覆い、中心
    部に穴が穿設されカバー(33)と、 前記中空円筒部(32)の内筒部に軸方向に移動可能に
    支持されたスピンドル(37)と、 前記スピンドル(37)にホルダー(38)を介して取
    り付けられ、前記ハウジング(31)の内筒面と前記中
    空円筒部(32)の外筒面との間の空間に配設され、外
    周部に円筒状の切りおこし部を有し、中心部に穴が穿設
    された円盤状の第一のヨーク(39a)と、 前記スピンドル(37)にホルダー(38)を介して取
    り付けられ、前記ハウジング(31)の内筒面と前記中
    空円筒部(32)の外筒面との間の空間に配設され、外
    周部に円筒状の切りおこし部を有し、中心部に穴が穿設
    された円盤状の第二のヨーク(39b)と、 前記ハウジング(31)の内筒面上で円周方向に巻回さ
    れた第1のコイル(41)と、 前記ハウジング(31)の内筒面上で前記第1のコイル
    (41)に軸方向に間隔をもって隣り合うように配設さ
    れ、前記第1のコイル(41)と逆方向に巻回された第
    2のコイル(42)と、 前記第一のヨーク(39a)及び前記第二のヨーク(3
    9b)との間に配置され、軸方向に着磁されたリング状
    の磁石(45)と、 前記中空円筒部(32)と前記ホルダー(38)との間
    に配設され、前記第一コイル及び第一のヨークの切りお
    こし部並びに前記第二コイル及び第二のヨークの切りお
    こし部のそれぞれが対向する位置にあるように、前記ホ
    ルダー(38)を位置決めするスプリング(49)とを
    有することを特徴とする振動アクチュエータ。
JP1993069800U 1993-12-27 1993-12-27 振動アクチュエータ Expired - Lifetime JP2607299Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011189337A (ja) * 2010-02-16 2011-09-29 Nihon Densan Seimitsu Kk 振動発生装置
JP2015119466A (ja) * 2013-12-18 2015-06-25 現代自動車株式会社 車両のサウンドジェネレーター

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011189337A (ja) * 2010-02-16 2011-09-29 Nihon Densan Seimitsu Kk 振動発生装置
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