JPH07179330A - 皮膚洗浄料 - Google Patents
皮膚洗浄料Info
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- JPH07179330A JPH07179330A JP34662893A JP34662893A JPH07179330A JP H07179330 A JPH07179330 A JP H07179330A JP 34662893 A JP34662893 A JP 34662893A JP 34662893 A JP34662893 A JP 34662893A JP H07179330 A JPH07179330 A JP H07179330A
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Abstract
鹸を除くアニオン性界面活性剤を含有する皮膚洗浄料。
特に、ポリオキシエチレンジエステルが、ジイソステア
レート及び/又はジオレエートである前記皮膚洗浄料。 【効果】 メイクを落とす効果に優れていると同時に、
水を加えることによって泡立たせることができ、使用後
の肌にさっぱりした感触を与えるものである。
Description
用性の改善に関する。
に皮脂等を洗い落とすだけでなく、更に各種化粧料等を
洗い落とすことが必要とされる。このため、口紅、ファ
ンデーション、マスカラ、アイシャドウ等の油分を含む
メイクアップ化粧料を施した人は、洗顔の際、まず第一
段階としてメイクアップ化粧料となじみ易い油分を多量
に含んだクレンジングクリーム、クレンジングオイル、
クレンジングミルク、クレンジングジェル等のメイクア
ップ落し用の洗顔料を用いてほとんどのメイクアップ成
分を除去した後、第二段階として、石鹸やクレンジング
フォームなどを泡立たせて素肌洗いを行い、第一段階で
用いたメイクアップ落し用の洗浄料の残存油分を、皮膚
上の皮脂、汚れとともに洗い流すことで、すっきり感あ
るいはさっぱり感といった満足感を得ていた。
は、油分を多量に含有する化粧落し用のクリーム類等を
用いた場合、使用後直ちに水またはぬるま湯ですすいで
も皮膚上に残った油分が十分除去されず、さっぱりした
洗浄感が得られないためであり、また、石鹸やクレンジ
ングフォーム等の泡立たせて使う素肌洗い用の洗顔料の
みでは、メイクアップ化粧料の油分に覆われた顔料、色
剤などを肌上から十分に除去できないためである。一
方、化粧行為の迅速性、簡便性が要求されつつある近
年、一回の操作のみでメイクアップ落とし効果と、すっ
きり感、さっぱり感という素肌洗い効果とを併せ持つ皮
膚洗浄料が望まれている。この様な一段階用の皮膚洗浄
料としては、例えば特開昭63−122618号公報に
開示されているものがある。
られている一段階用のメイクアップ落とし洗浄料は、す
すいだ後に皮膚に残る油分の量を少なくしたことにとど
まるものであり、石鹸やクレンジングフォームなどで泡
を立てて素肌を洗うことによって得られるさっぱり感や
洗顔後の満足感といったものを得ることはできなかっ
た。
に泡立たせることができ、素肌洗いのさっぱり感が得ら
れる洗浄料の開発が望まれるわけであるが、メイクアッ
プ落し用の洗浄料は前述したように基本的に多量の油分
や油性成分を含有しなければならないものであり、一
方、石鹸やクレンジングフォームなどの泡立ち、さっぱ
り感をもたらす洗浄料は、基本的に親水性が高いイオン
性の界面活性剤が主成分であるため、単純にこれらの成
分を組み合わせて両方の効果を得ようとしても、実際に
は互いにその効果を打ち消し合い、ほとんど泡が立たな
くなってしまうばかりか、メイクアップを落とす効果も
損なわれてしまい満足のいくものは得られないのが現状
であった。本発明は前記従来技術の課題に鑑みなされた
ものであり、その目的は使用性、使用感触に優れるとと
もに、高い洗浄効果をも有する皮膚洗浄料を提供するこ
とに有る。
を解決するために鋭意研究を重ねた結果、ポリオキシエ
チレンジエステルと、特定のアニオン性界面活性剤とを
組み合わせることにより、メイクアップ落とし機能に加
え、泡立ち機能を有し、素肌洗いのさっぱり感が得られ
る洗浄料組成物が得られることを見出し、本発明を完成
するに至った。すなわち、本出願の請求項1記載の皮膚
洗浄料は、一般式化2で表わされるポリオキシエチレン
ジエステルと、脂肪酸石鹸を除くアニオン性界面活性剤
を含有することを特徴とする。
nは6〜16の整数である。)
ンジエステルがポリオキシエチレンジイソステアレート
及び/又はポリオキシエチレンジオレエートであること
が好適である。
発明において用いられる前記化2に示す基本構造を有す
るポリオキシエチレンジエステルの酸化エチレンの平均
重合度は6〜16であり、好ましくは8〜14の範囲で
ある。平均重合度が6より低い場合には泡立ちが十分で
なくなり、逆に16より高い場合にはメイクアップを落
とす効果が十分でなくなる。また、前記化2において、
Rは飽和又は不飽和高級脂肪族炭化水素基を表わすが、
水系の洗浄剤組成物への配合であることを考慮し、かつ
メイクアップ洗浄効果の点から考えるとイソステアリル
基又はオレイル基であることが好ましい。
に用いられるアニオン性界面活性剤としては、一般に化
粧品基剤として用いられるアニオン性界面活性剤(但
し、脂肪酸石鹸を除く)を採用することができ、具体的
には、α−アシルスルホン酸塩、アルキルスルホン酸
塩、アルキルアリル及びアルキルナフタレンスルホン酸
塩、アルキル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエー
テル硫酸塩、アルキルアミド硫酸塩、アルキルリン酸
塩、アルキルアミドリン酸塩、アルキロイルアルキルタ
ウリン塩、N−長鎖アシルアミノ酸塩、アルキルエーテ
ルカルボン酸塩、アルキルヒドロキシエーテルカルボン
酸塩等であり、その対イオンはアルカリ金属、アルカリ
土類金属、アルカノールアミンやアンモニウムが挙げら
れる。本発明においてはこれらのアニオン界面活性剤の
中から、一種もしくは二種以上を任意に用いることがで
きる。
ステルと、アニオン性界面活性剤との配合割合は、重量
比で2:1〜l:8、好ましくは1:1〜1:8の範囲
であり、両者の合計配合量は、洗浄料全量中の1〜80
重量%の範囲である。この範囲外の配合割合では、ポリ
オキシエチレンジエステルが多すぎる場合は泡立ちが充
分でなく、アニオン性界面活性剤が多すぎる場合にはメ
イクアップがなじみにくく、いずれの場合も満足な結果
が得られない。
須構成成分のほかに必要に応じ、一般的に洗浄料、化粧
料などに配合される成分を配合することができる。これ
らの成分としては、グリセリン,1,3−ブタンジオー
ル、プロピレングリコール等の多価アルコール類、流動
パラフィン、高級アルコール等の油分、カチオン性界面
活性剤、増粘剤、保湿剤、防腐剤、殺菌剤、紫外線吸収
剤、キレート剤、酸化防止剤、香料などがあげられる。
以上のように、本発明の皮膚洗浄料は、ポリオキシエチ
レンジエステルと、特定のアニオン性界面活性剤を共存
させることにより、口紅、ファンデーション、マスカ
ラ、アイシャドウ等のメイクアップ化粧料を良好に落と
すと同時に、水を加えることによって泡立たせることが
できる。
するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるもので
はない。実施例に先立ち、各実施例で用いた評価法を説
明する。
シルパラメトキシケイ皮酸をO.1%含ませたもの0.
1gを、前腕内側部の4×10cmの範囲に均一に塗布
し、30分間乾燥後、被験試料0.5gを、指を用いて
通常のメイク落とし行為と同様に塗布部全体に約20秒
間なじませ、その後35℃の水道水でこすらずに洗い流
した。乾燥後、塗布部に残存しているファンデーション
を、直径2cmのガラス製カップを用いて2m1のエタノー
ルで溶出させ、エタノール中の2−エチルヘキシルパラ
メトキシケイ皮酸の量を紫外線吸収(310nm)から測
定することにより、メイク落し効果を求めた。 洗浄効率(%)=(A2−AO)/(A1−A0)×l00 AO:ブランクの溶出液の吸収 Al:洗浄前の溶出液の吸収 A2:洗浄後の溶出液の吸収 評価 ○:メイク落し効果良好 洗浄効率90%以上 △:メイク落し効果普通 洗浄効率60%以上 ×:メイク落し効果不良 洗浄効率80%末満
の人工硬水(70ppm炭酸カルシウム)を400m1入
れ、被験試料40gと油性ファンデーンョンO.1gを
添加後、4500rpmで1分間攪拌した後の泡容量を測
定した。 評価 ◎:泡立ち極めて良好 泡容積1500m1以上 ○:泡立ち良好 泡容積1200m1以上 △:泡立ち普通 泡容積800m1以上 ×:泡立ち不良 泡容積800m1未満
て、実使用試験を専門パネラー20名により実施した。
なお、評価方法は以下の基準に従った。 ○:専門パネラー20名中15名以上がさっぱり感あり
と認めた。 △:専門パネラー20名中8名以上がさっぱり感ありと
認めた。 ×:専門パネラー20名中7名以下がさっぱり感ありと
認めた。
テル(ポリオキシエチレンジイソステアレート)単独で
はメイク落とし効果は比較的優れているものの、起泡
性、さっぱり感等には欠ける傾向にある。一方、アニオ
ン性界面活性剤(ラウロイルメチルタウリンマグネシウ
ム)単独では、起泡性、さっぱり感には優れているもの
の、メイク落とし効果に欠ける。そして、エチレンオキ
サイド付加ポリオキシプロピレン系界面活性剤と、アニ
オン性界面活性剤との共存系では、その配合割合が重量
比で2:1〜1:8、好ましくは1:1〜1:8で優れ
たメイク落とし効果と使用性の両者を発揮することがで
きる。
かる組合せ効果は、ポリオキシエチレンジエステル分子
中に占める酸化エチレンの平均重合度が6〜16である
ポリオキシエチレンジエステルに特異的に見られる現象
である。次に、各種配合例について検証を行なった。
エステルと、各種のアニオン性界面活性剤に相乗効果が
認められ、特にポリオキシエチレンジエステルはジイソ
ステアレート及び/又はジオレエートであることが好ま
しいことが理解される。
(3)と(4)を混合した後、(1),(8)を加え
て、ジェル状メイク落し用洗浄料を得た。
(5)を混合した後、(1),(2),(9)を加え
て、ジェル状メイク落し用洗浄料を得た。実施例1及び
2のジェル状メイク落とし洗浄料は、メイク落とし効
果、起泡性に優れ、しかも使用後のさっぱり感も極めて
良好であった。
洗浄料は、ポリオキシエチレンジエステルと、特定のア
ニオン性界面活性剤とを共存させることにより、メイク
を落とす効果に優れていると同時に、水を加えることに
よって泡立たせることができ、使用後の肌にさっぱりし
た感触を与えるものである。
Claims (2)
- 【請求項1】 一般式化1で表わされるポリオキシエチ
レンジエステルと、脂肪酸石鹸を除くアニオン性界面活
性剤を含有することを特徴とする皮膚洗浄料。 【化1】RCOO−(C2H4O)n−COR (式中、Rは飽和又は不飽和の高級脂肪族炭化水素基、
nは6〜16の整数である。) - 【請求項2】 請求項1記載の皮膚洗浄料において、ポ
リオキシエチレンジエステルが、ポリオキシエチレンジ
イソステアレート及び/又はポリオキシエチレンジオレ
エートであることを特徴とする皮膚洗浄料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34662893A JP3590083B2 (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | 皮膚洗浄料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34662893A JP3590083B2 (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | 皮膚洗浄料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07179330A true JPH07179330A (ja) | 1995-07-18 |
JP3590083B2 JP3590083B2 (ja) | 2004-11-17 |
Family
ID=18384734
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34662893A Expired - Fee Related JP3590083B2 (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | 皮膚洗浄料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3590083B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003010222A1 (de) * | 2001-07-25 | 2003-02-06 | Clariant Gmbh | Umsetzungsprodukte von langkettigen carbonsäuren |
-
1993
- 1993-12-22 JP JP34662893A patent/JP3590083B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2003010222A1 (de) * | 2001-07-25 | 2003-02-06 | Clariant Gmbh | Umsetzungsprodukte von langkettigen carbonsäuren |
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JP3590083B2 (ja) | 2004-11-17 |
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