JP3375687B2 - 皮膚洗浄料 - Google Patents
皮膚洗浄料Info
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Description
詳細には、口紅、ファンデーション、マスカラ、アイシ
ャドウ等のメイクアップ化粧料を落とすと同時に、水を
加えることによって泡立たせることができる皮膚洗浄料
に関する。
ラ、アイシャドウ等の油分を含むメイクアップ化粧料を
施した人は、顔洗浄の際、まず第一段階としてメイクア
ップ化粧料となじみ易い油分を多量に含んだクレンジン
グクリーム、クレンジングオイル、クレンジングミル
ク、クレンジングジェル等のメイクアップ落し用の洗顔
化粧料を用いてメイクアップ化粧料を拭き取りまたは洗
い流した後、第二段階として、石鹸やクレンジングフォ
ームなどを泡立たせて素肌洗いを行い、用いたメイクア
ップ落し用の洗浄料の残存油分を、皮膚上の皮脂、汚れ
とともに洗い流し、すっきり感あるいはさっぱり感とい
った満足感を得ていた。
は、油分を多量に含有する化粧落し用のクリーム類等を
用いた後、直ちに水またはぬるま湯ですすいでも皮膚上
に残った油分が十分除去できず、さっぱりした洗浄感が
得られないためである。また、石鹸やクレンジングフォ
ーム等の泡立たせて使う素肌洗い用の洗顔料のみでは、
メイクアップ化粧料の油分に覆われた顔料、色剤などを
充分に除去できないためである。
が要求されつつある近年、一回(一段階)の操作のみで
メイクアップ落とし効果と、すっきり感、さっぱり感と
いう素肌洗い効果とを併せ持つ皮膚洗浄料が望まれてお
り、その様な一段階用の皮膚洗浄料としては、例えば特
開昭63−122618号公報に開示されているものが
ある。
られている一段階用のメイクアップ落とし洗浄料は、ク
レンジングクリーム等に比べればすすいだ後に皮膚に残
る油分の量は少なくなるものの、水を加えて泡立たせる
ことはできず、石鹸やクレンジングフォームなどで泡を
立てて素肌を洗うことによって得られるさっぱり感や洗
顔の満足感といったものを得ることはできなかった。こ
のような背景から、メイクアップを落とせると同時に、
泡立たせることができ、素肌洗いのさっぱり感が得られ
る洗浄料が切望されている。しかしながら、メイクアッ
プ落し用の洗浄料というものは、前述したように基本的
に多量の油分や油性の成分を含有しなければならないも
のであり、一方、石鹸やクレンジングフォームなどの泡
が立つ洗浄料というものは、基本的に親水性の界面活性
剤から成るものであるから、単にこれらの成分を組み合
わせただけでは、互いにその効果を打ち消し合い、ほと
んど泡が立たなくなってしまうばかりか、メイクアップ
を落とす効果も損なわれてしまい、満足のいくものは得
られていなかった。
を解決するために鋭意研究を重ねた結果、特定のメイク
アップ落し成分、すなわち酸化エチレンの平均重合度が
6から16のポリオキシエチレンジイソステアレート
と、特定の起泡成分、すなわちミリスチン酸トリエタノ
ールアミン塩等の高級脂肪酸塩とを組み合わせることに
より、メイクアップを落とすことができると同時に、水
を加えることにより泡立たせることができ、素肌洗いの
さっぱり感が得られることを見出し、本発明を完成する
に至った。
発明において用いられるポリオキシエチレンジイソステ
アレートの酸化エチレンの平均重合度は、6から16、
好ましくは8から14の範囲である。平均重合度がこれ
より低い場合は泡立ちが充分でなく、逆に高い場合はメ
イクアップを落とす効果が充分でない。
級脂肪酸のアルカリ金属塩もしくはトリエタノールアミ
ン塩から選ばれる。高級脂肪酸としては、ラウリン酸、
ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸等が挙げら
れ、これらのナトリウム塩、カリウム塩、もしくはトリ
エタノールアミン塩等が用いられる。これらの中では、
ポリオキシエチレンジイソステアレートと併用した時の
起泡力およびすすぎ後のさっぱり感が優れていることか
ら、ミリスチン酸トリエタノールアミン塩が特に好まし
い。ミリスチン酸トリエタノールアミン塩は、ミリスチ
ン酸を当量のトリエタノールアミンで中和することによ
って得られるが、あらかじめ中和して調製されたものを
用いなくても、洗浄料組成物中にミリスチン酸とトリエ
タノールアミンをそれぞれ別々に配合して用いてもよ
い。
度が6から16のポリオキシエチレンジイソステアレー
トと、高級脂肪酸塩との配合割合は、重量比で2:1〜
1:8、好ましくは1:1〜1:4の範囲であり、両者
の合計配合量は、洗浄料全量中の1〜80重量%好まし
くは5〜50重量%の範囲である。この範囲外の配合割
合では、酸化エチレンの平均重合度が6から16のポリ
オキシエチレンジイソステアレートが多すぎる場合は泡
立ちが充分でなく、高級脂肪酸塩が多すぎる場合にはメ
イクアップがなじみにくく、いずれの場合も満足な結果
が得られない。
須構成成分のほかに必要に応じ、一般的に洗浄料、化粧
料などに配合される成分を配合することができる。それ
らの成分としては、グリセリン,1,3−ブタンジオー
ル、プロピレングリコール等の多価アルコール類、流動
パラフィン、高級アルコール等の油分、アルキル硫酸エ
ステル塩、アシルグルタミン酸塩、アシルサルコシン
塩、N−アシル−N−メチルタウリン塩、アルキルリン
酸エステル塩等のアニオン性界面活性剤、N−アルキル
−N,N−ジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキルジメ
チルアミンオキサイド等の両性界面活性剤、カチオン性
界面活性剤、増粘剤、保湿剤、防腐剤、殺菌剤、紫外線
吸収剤、キレート剤、酸化防止剤、香料などがあげられ
る。
するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるもので
はない。実施例に先立ち、各実施例で用いた評価法を説
明する。
ーションにマーカーとして2−エチルヘキシルパラメト
キシケイ皮酸を0.1%含ませたものを、前腕内側部の
4×10cmの範囲に0.1gを均一に塗布し、30分
間乾燥後、被験試料0.5gを、指を用いて通常のメイ
ク落し行為と同様に塗布部全体に約30秒間なじませ、
その後35℃の水道水でこすらずに洗い流した。乾燥
後、塗布部に残存しているファンデーションを、直径2
cmのガラス製カップを用いて2mlのエタノールで溶
出させ、エタノール中の2−エチルヘキシルパラメトキ
シケイ皮酸の量を分光光度計を用いて紫外吸収(310
nm)から測定することにより、メイク落し効果を求め
た。 洗浄効率(%)=(A2−A0)/(A1−A0) × 1
00 A0:ブランクの溶出液の吸収 A1:洗浄前の溶出液の吸収 A2:洗浄後の溶出液の吸収 評価 ○:メイク落し効果良好 洗浄効率90%以上 △:メイク落し効果普通 洗浄効率60%以上 ×:メイク落し効果不良 洗浄効率60%未満
機付き円筒形シリンダーに40℃の人工硬水(70ppm炭
酸カルシウム)を400ml入れ、被験試料20gと油
性ファンデーション0.1gを添加後、4500rpm
で1分間撹拌した後の泡容積を測定した。 評価 ◎:泡立ち極めて良好 泡容積1800ml以上 ○:泡立ち良好 泡容積1500ml以上 △:泡立ち普通 泡容積1000ml以上 ×:泡立ち不良 泡容積1000ml未満
洗浄料を調製し、そのメイク落し効果、起泡性を調べた
結果を表1、表2(実施例)及び表3(比較例)に示
す。
皮膚洗浄料は、メイクアップを落とす効果に優れている
と同時に、起泡性にも優れていることがわかる。表3に
おいて、比較例1および2は、ポリオキシエチレンジイ
ソステアレートまたはミリスチン酸トリエタノールアミ
ン塩のみでは、それぞれメイク落し効果または起泡性の
みを持つことを示している。比較例3から比較例5は、
高級脂肪酸のアルカリ金属塩もしくはトリエタノールア
ミン塩以外の起泡剤が、ポリオキシエチレンジイソステ
アレートと組み合わせた場合、起泡性を持たなくなるこ
とを示している。比較例6および比較例7は、ミリスチ
ン酸トリエタノールアミン塩を、他のメイク落し基剤中
に配合した場合、起泡性を持たなくなることを示してい
る。以上の比較例により、本発明が特異的にメイク落し
効果と起泡性の両方をあわせ持っていることが示され
る。
たものと混合した後、(1),(8)を混合し、ジェル状メイ
ク落し用洗浄料を得た。メイク落し効果、起泡性いずれ
も評価は○の結果が得られた。
評価は○の結果が得られた。
プを落とす効果に優れていると同時に水を加えることに
よって泡立たせることができ、すすぎ後の満足感の高い
ものである。
Claims (2)
- 【請求項1】 酸化エチレンの平均重合度が6から16
のポリオキシエチレンジイソステアレートと、高級脂肪
酸のアルカリ金属塩もしくはトリエタノールアミン塩と
を含有することを特徴とする皮膚洗浄料。 - 【請求項2】 高級脂肪酸のアルカリ金属塩もしくはト
リエタノールアミン塩がミリスチン酸トリエタノールア
ミン塩である請求項1記載の皮膚洗浄料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23741093A JP3375687B2 (ja) | 1993-08-30 | 1993-08-30 | 皮膚洗浄料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23741093A JP3375687B2 (ja) | 1993-08-30 | 1993-08-30 | 皮膚洗浄料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0769829A JPH0769829A (ja) | 1995-03-14 |
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Family
ID=17014967
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23741093A Expired - Fee Related JP3375687B2 (ja) | 1993-08-30 | 1993-08-30 | 皮膚洗浄料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3375687B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3523009B2 (ja) * | 1996-03-15 | 2004-04-26 | 株式会社資生堂 | 水性増粘ゲル状組成物および液状水中油型乳化組成物 |
JP6453665B2 (ja) * | 2014-02-21 | 2019-01-16 | 株式会社コーセー | 洗浄剤組成物 |
-
1993
- 1993-08-30 JP JP23741093A patent/JP3375687B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH0769829A (ja) | 1995-03-14 |
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