JPH07179073A - 水ベース透明画像記録材料 - Google Patents
水ベース透明画像記録材料Info
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- JPH07179073A JPH07179073A JP6250469A JP25046994A JPH07179073A JP H07179073 A JPH07179073 A JP H07179073A JP 6250469 A JP6250469 A JP 6250469A JP 25046994 A JP25046994 A JP 25046994A JP H07179073 A JPH07179073 A JP H07179073A
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- Non-Silver Salt Photosensitive Materials And Non-Silver Salt Photography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 質の高い画像を形成できるコーティングを有
すると共に、良好な引掻耐性、給紙能力、低い曇り、支
持体およびトナー画像に対する良好な付着性を有するレ
セプターシートを提供する。 【構成】 感熱プリンター、または電子写真あるいはゼ
ログラフィック複写機での画像形成に適し、5〜30重
量部の1以上のアミノ塩基性シランカップリング剤で、
以下の一般式を有するもの: (Q)n−R−Si(OR1)3 (式中、Qは第1、第2および第3アミノ基からなる群
より選択され;Rは脂肪族および芳香族基から選択さ
れ、R1はアルキルおよびアリール基からなる群より選
択され、およびnは1または2である); 60〜80重量部の塩基性コロイド状粒子; 10〜29.9重量部の水溶性または水分散性重合バイ
ンダー;および 0.1〜5重量部のブロッキング防止剤の混合物を含
む、水ベース透明画像受容層。
すると共に、良好な引掻耐性、給紙能力、低い曇り、支
持体およびトナー画像に対する良好な付着性を有するレ
セプターシートを提供する。 【構成】 感熱プリンター、または電子写真あるいはゼ
ログラフィック複写機での画像形成に適し、5〜30重
量部の1以上のアミノ塩基性シランカップリング剤で、
以下の一般式を有するもの: (Q)n−R−Si(OR1)3 (式中、Qは第1、第2および第3アミノ基からなる群
より選択され;Rは脂肪族および芳香族基から選択さ
れ、R1はアルキルおよびアリール基からなる群より選
択され、およびnは1または2である); 60〜80重量部の塩基性コロイド状粒子; 10〜29.9重量部の水溶性または水分散性重合バイ
ンダー;および 0.1〜5重量部のブロッキング防止剤の混合物を含
む、水ベース透明画像受容層。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱マス転写プリンター
等の感熱プリンター用に適し、またエレクトログラフィ
ックおよびゼログラフィック複写用にも適した透明記録
材料に関する。更に詳しくは、本発明は、オーバーヘッ
ドプロジェクター用に有用な微細構造表面と良好な画像
質を有する着色透明材料用のコーティングに関する。
等の感熱プリンター用に適し、またエレクトログラフィ
ックおよびゼログラフィック複写用にも適した透明記録
材料に関する。更に詳しくは、本発明は、オーバーヘッ
ドプロジェクター用に有用な微細構造表面と良好な画像
質を有する着色透明材料用のコーティングに関する。
【0002】
【従来の技術】多くの異なる型の透明画像記録シートま
たは「透明材料」と産業界において呼ばれているものが
当技術分野において公知である。透明材料は異なる印刷
および画像形成方法、例えば熱転写印刷、インクジェッ
ト印刷および単純紙複写の例えばエレクトログラフィー
やゼログラフィー等によって作製され得る。これらの透
明材料の全ては、オーバーヘッドプロジェクターと共に
用いるのに適している。
たは「透明材料」と産業界において呼ばれているものが
当技術分野において公知である。透明材料は異なる印刷
および画像形成方法、例えば熱転写印刷、インクジェッ
ト印刷および単純紙複写の例えばエレクトログラフィー
やゼログラフィー等によって作製され得る。これらの透
明材料の全ては、オーバーヘッドプロジェクターと共に
用いるのに適している。
【0003】熱マス転写画像形成または印刷において
は、ドナーシートまたはリボンがレセプターシートにじ
かに接触するように導かれ、加熱されることで、レセプ
ターシート上に画像が形成される。ドナーシート上の着
色材料は、小さな電気的加熱素子を有するコンピュータ
ー制御された感熱プリントヘッドによって選択され、該
材料は、ドナーシートからレセプターシートのエリアへ
映像式方法で転写される。完全に着色した画像は、イエ
ロー、シアンおよびマゼンタプリントサイクルを含む3
以上の経路でつくられる。
は、ドナーシートまたはリボンがレセプターシートにじ
かに接触するように導かれ、加熱されることで、レセプ
ターシート上に画像が形成される。ドナーシート上の着
色材料は、小さな電気的加熱素子を有するコンピュータ
ー制御された感熱プリントヘッドによって選択され、該
材料は、ドナーシートからレセプターシートのエリアへ
映像式方法で転写される。完全に着色した画像は、イエ
ロー、シアンおよびマゼンタプリントサイクルを含む3
以上の経路でつくられる。
【0004】複写の手順において、ゼログラフィック画
像の形成および現像は、樹脂粒子を含むトナー組成物を
用い、一般に顔料が光伝導性部に生じた潜像に塗布され
る。その後、画像は透明画像レセプター等の好適な支持
体に転写され、加熱、加圧またはその組み合わせによっ
てその上に固着される。これらの透明画像レセプターは
一般にポリエチレンテレフタレート等の重合支持体を含
み、トナーをより良好に付着させるためにコートされた
画像受容コーティングを有する。
像の形成および現像は、樹脂粒子を含むトナー組成物を
用い、一般に顔料が光伝導性部に生じた潜像に塗布され
る。その後、画像は透明画像レセプター等の好適な支持
体に転写され、加熱、加圧またはその組み合わせによっ
てその上に固着される。これらの透明画像レセプターは
一般にポリエチレンテレフタレート等の重合支持体を含
み、トナーをより良好に付着させるためにコートされた
画像受容コーティングを有する。
【0005】米国特許第4,684,561号は、熱転写印刷用
の多層性着色シートについて開示している。該シート
は、支持体の片側に着色料層を有し、その反対側は樹脂
層で被覆された支持体を含み、該樹脂層は、1以上の光
沢材料とポリマー樹脂と樹脂層の表面を不規則にする固
体材料の微細粒子とを含む。また樹脂組成物の非不着性
効果が、2以上の表面活性剤、液体光沢剤、および固体
光沢剤を用いたときにより効果的になることが開示され
ている。粒子は、様々な材料からできていてもよく、例
えば金属、無機材料および有機材料が挙げられるが、好
ましい粒子は、合成非晶質シリカ、カーボンブラック、
アルミナチタニウムオキシド、珪酸カルシウム、珪酸ア
ルミニウム等を含む。
の多層性着色シートについて開示している。該シート
は、支持体の片側に着色料層を有し、その反対側は樹脂
層で被覆された支持体を含み、該樹脂層は、1以上の光
沢材料とポリマー樹脂と樹脂層の表面を不規則にする固
体材料の微細粒子とを含む。また樹脂組成物の非不着性
効果が、2以上の表面活性剤、液体光沢剤、および固体
光沢剤を用いたときにより効果的になることが開示され
ている。粒子は、様々な材料からできていてもよく、例
えば金属、無機材料および有機材料が挙げられるが、好
ましい粒子は、合成非晶質シリカ、カーボンブラック、
アルミナチタニウムオキシド、珪酸カルシウム、珪酸ア
ルミニウム等を含む。
【0006】欧州特許公報389200A号は、再生可能な加
熱転写記録インクシートについて開示している。インク
は、着色料、キャリヤーおよびエチレン/ビニルアセテ
ートコートした微細パウダーを含み、転写記録用のイン
ク受容記録媒体に部分的に転写され得る。良好な印刷の
再現性、高印字濃度、および良好なインク固定性を得る
ためには、EVAコポリマーは、30,000より大き
くはない平均分子量を有し、コポリマーに対して18〜
45%のビニルアセテートを含有する。
熱転写記録インクシートについて開示している。インク
は、着色料、キャリヤーおよびエチレン/ビニルアセテ
ートコートした微細パウダーを含み、転写記録用のイン
ク受容記録媒体に部分的に転写され得る。良好な印刷の
再現性、高印字濃度、および良好なインク固定性を得る
ためには、EVAコポリマーは、30,000より大き
くはない平均分子量を有し、コポリマーに対して18〜
45%のビニルアセテートを含有する。
【0007】米国特許第4,819,010号は、耐熱性ベース
とベースの片側に熱転写性インク層を有し、該ベース
が、表面から部分的に突き出て不規則な表面を形成する
ように分布する補助粒子を有する熱転写シートについて
開示している。該シートは、インク材料に関連して粒子
が所望の物理的特性を有するように補正することによ
り、幅広く利用できるものであることが開示されてい
る。例えば開示された粒子は、隣接インク部分への熱伝
導体として機能し得る。
とベースの片側に熱転写性インク層を有し、該ベース
が、表面から部分的に突き出て不規則な表面を形成する
ように分布する補助粒子を有する熱転写シートについて
開示している。該シートは、インク材料に関連して粒子
が所望の物理的特性を有するように補正することによ
り、幅広く利用できるものであることが開示されてい
る。例えば開示された粒子は、隣接インク部分への熱伝
導体として機能し得る。
【0008】米国特許第4,847,237号は、熱マス転写印
刷用のキットについて開示している。該キットは、画像
供与シートと画像受容シートとを含む。供与−受容シー
トは、投映モードで見たときに、明瞭かつ鮮明な色を有
する透明画像を作ることが可能であると開示されてい
る。ワックス類およびその他の曇り生成成分が画像供与
シートから除去されている。典型的なシステムと違い、
画像供与シートの軟化は必要ではない。レセプターシー
ト単独または両方のシートの軟化が効果的であることが
開示されている。
刷用のキットについて開示している。該キットは、画像
供与シートと画像受容シートとを含む。供与−受容シー
トは、投映モードで見たときに、明瞭かつ鮮明な色を有
する透明画像を作ることが可能であると開示されてい
る。ワックス類およびその他の曇り生成成分が画像供与
シートから除去されている。典型的なシステムと違い、
画像供与シートの軟化は必要ではない。レセプターシー
ト単独または両方のシートの軟化が効果的であることが
開示されている。
【0009】米国特許第4,686,549号は、熱マス転写用
の重合フィルムレセプターシートで、受容コーティング
がワックス親和性であり、約30〜90℃の軟化温度と
ドナー材料よりも高い臨界表面張力とを有するものにつ
いて開示している。レセプターシートの曇り度は、15
%より低くなければならない。好ましいコーティング組
成物は、ポリカプロラクトン類、塩素化ポリオレフィン
およびスチレン−エチレン/ブチレン−スチレンのブロ
ックコポリマーを含む。
の重合フィルムレセプターシートで、受容コーティング
がワックス親和性であり、約30〜90℃の軟化温度と
ドナー材料よりも高い臨界表面張力とを有するものにつ
いて開示している。レセプターシートの曇り度は、15
%より低くなければならない。好ましいコーティング組
成物は、ポリカプロラクトン類、塩素化ポリオレフィン
およびスチレン−エチレン/ブチレン−スチレンのブロ
ックコポリマーを含む。
【0010】米国特許第4,775,658号は、熱転写印刷用
の色素受容シートで、昇華色素転写シートとの組み合わ
せで使用されるものについて開示している。色素受容層
は、色素受容樹脂、解離剤、およびシランコポリマーと
コロイド状シリカ粒子の混合物を含む。シランコポリマ
ーは好ましくは加水分解されうる基を有し、これはコロ
イド状シリカと反応する。これらの基には、−ORおよ
び−OCORが含まれ、各々のRは1〜2の炭素原子を
有するアルキル基またはハロゲン、例えば塩素を表す。
の色素受容シートで、昇華色素転写シートとの組み合わ
せで使用されるものについて開示している。色素受容層
は、色素受容樹脂、解離剤、およびシランコポリマーと
コロイド状シリカ粒子の混合物を含む。シランコポリマ
ーは好ましくは加水分解されうる基を有し、これはコロ
イド状シリカと反応する。これらの基には、−ORおよ
び−OCORが含まれ、各々のRは1〜2の炭素原子を
有するアルキル基またはハロゲン、例えば塩素を表す。
【0011】米国特許第5,175,045号は、熱マス転写画
像形成用の重合画像受容層を有するレセプターシートに
ついて開示しており、該重合画像受容層は、親和するド
ナーシートの融点よりも高くない溶融転移点を有し、ド
ナーシートワックスの溶融温度において1×104ポイ
ズ以上の溶融粘度を有するポリマーを含む。レセプター
シートは、非常に小さいドットを有し、オーバープリン
トのない透明画像をつくり得る。これは、ハーフトーン
の領域において、高度に改善された透明性を有する画像
を生み出す。
像形成用の重合画像受容層を有するレセプターシートに
ついて開示しており、該重合画像受容層は、親和するド
ナーシートの融点よりも高くない溶融転移点を有し、ド
ナーシートワックスの溶融温度において1×104ポイ
ズ以上の溶融粘度を有するポリマーを含む。レセプター
シートは、非常に小さいドットを有し、オーバープリン
トのない透明画像をつくり得る。これは、ハーフトーン
の領域において、高度に改善された透明性を有する画像
を生み出す。
【0012】米国特許第5,200,254号は、熱マス転写画
像形成用のレセプターシートマニホルドについて開示し
ている。これは支持体上の重合画像受容層とそこに付着
した非透明裏打ちシートを含むものである。受容層は、
画像形成ポリマー、パーフルオロアルキルスルフォンア
ミドポリエーテル静電気防止剤およびシリカ粒子を含
む。裏打ちシートは、マニホルドのレセプターシートに
接触している接触面を有し、反対側の面は、樹脂バイン
ダー、静電気防止剤または静電気防止剤類、および粒子
で被覆されており、この反対側の面は450〜550ベ
ック秒(Bekk seconds)のベック平滑度を有する。
像形成用のレセプターシートマニホルドについて開示し
ている。これは支持体上の重合画像受容層とそこに付着
した非透明裏打ちシートを含むものである。受容層は、
画像形成ポリマー、パーフルオロアルキルスルフォンア
ミドポリエーテル静電気防止剤およびシリカ粒子を含
む。裏打ちシートは、マニホルドのレセプターシートに
接触している接触面を有し、反対側の面は、樹脂バイン
ダー、静電気防止剤または静電気防止剤類、および粒子
で被覆されており、この反対側の面は450〜550ベ
ック秒(Bekk seconds)のベック平滑度を有する。
【0013】米国特許第5,204,219号は、支持体の重合
面上で無機酸化物粒子のゲル化したネットワークを利用
し、支持層の上に1以上のハロゲン化銀エマルジョン層
を有する写真用シートにおいて、静電気防止特性のため
の電位、ハレーション防止特性および良好な被覆性を有
する支持層を提供することについて開示している。この
支持層はまた両官能性シランを含み、所望により界面活
性剤および0.1〜5重量%の重合バインダー、特に親
水性の重合バインダーを含んでいてもよく、それによっ
て引掻耐性が改善されるか、またはコートされた支持体
を連続して使用する時の粒子ダストの形成が減る。画像
受容層としての利用は開示されていない。
面上で無機酸化物粒子のゲル化したネットワークを利用
し、支持層の上に1以上のハロゲン化銀エマルジョン層
を有する写真用シートにおいて、静電気防止特性のため
の電位、ハレーション防止特性および良好な被覆性を有
する支持層を提供することについて開示している。この
支持層はまた両官能性シランを含み、所望により界面活
性剤および0.1〜5重量%の重合バインダー、特に親
水性の重合バインダーを含んでいてもよく、それによっ
て引掻耐性が改善されるか、またはコートされた支持体
を連続して使用する時の粒子ダストの形成が減る。画像
受容層としての利用は開示されていない。
【0014】米国特許第5,022,944号は、加水分解され
たアミノ−シラン下塗り剤を含む水性溶液をポリエステ
ルフィルムへインライン塗布することについて開示して
いる。塗布は、フィルム製造中の適当な工程で、フィル
ムに熱をかける前に行われる。下塗り層として有用であ
ると開示されているアミノ官能性シラン類は、ジアミノ
またはトリアミノシラン類であり、加水分解されていな
い状態は、以下の構造式で表される: (R1)a Si(R2)b (R3)c
たアミノ−シラン下塗り剤を含む水性溶液をポリエステ
ルフィルムへインライン塗布することについて開示して
いる。塗布は、フィルム製造中の適当な工程で、フィル
ムに熱をかける前に行われる。下塗り層として有用であ
ると開示されているアミノ官能性シラン類は、ジアミノ
またはトリアミノシラン類であり、加水分解されていな
い状態は、以下の構造式で表される: (R1)a Si(R2)b (R3)c
【0015】式中、R1は1以上の第1級アミノ基を有
する官能基であり、R2は加水分解性基であって、例え
ば低級アルコキシ基、アセトキシ基またはハロゲン化物
であり、R3は非反応性、非加水分解性基であって、例
えば低級アルキルまたはフェニル基である。aは1以
上、bは1以上、およびCは0以上であって、a+b+
cは4である。一般に、アミノ官能性シランは水中で加
水分解され、配向性ポリエステルフィルムの1以上の面
に常法のインライン方法、例えばスプレーコーティング
またはロールコーティングによって塗布される。下塗り
したポリエステルコーティングは、1以上のポリマーと
の直接押出コーティングに受け入れられる。
する官能基であり、R2は加水分解性基であって、例え
ば低級アルコキシ基、アセトキシ基またはハロゲン化物
であり、R3は非反応性、非加水分解性基であって、例
えば低級アルキルまたはフェニル基である。aは1以
上、bは1以上、およびCは0以上であって、a+b+
cは4である。一般に、アミノ官能性シランは水中で加
水分解され、配向性ポリエステルフィルムの1以上の面
に常法のインライン方法、例えばスプレーコーティング
またはロールコーティングによって塗布される。下塗り
したポリエステルコーティングは、1以上のポリマーと
の直接押出コーティングに受け入れられる。
【0016】米国特許第5,064,722号は、加水分解した
アミノシラン下塗り剤をポリエステルフィルムへ塗布す
ることについて開示しており、該シランは以下の構造式
を有する: X Si(R2)a (R3)b
アミノシラン下塗り剤をポリエステルフィルムへ塗布す
ることについて開示しており、該シランは以下の構造式
を有する: X Si(R2)a (R3)b
【0017】式中、XはH2NR1HNR1、H2NR1H
NR1HNR1からなる群より選択される。R1はC1〜C
8のアルコキシ、アセトキシまたはハロゲン化物からな
る群より選択される同種または異種の基であり;R3は
非反応性、非加水分解性基であって、C1〜C3アルキル
またはフェニルからなる群より選択され;aは1〜3の
整数であり;bは0〜2の整数であって、a+bは3で
ある。
NR1HNR1からなる群より選択される。R1はC1〜C
8のアルコキシ、アセトキシまたはハロゲン化物からな
る群より選択される同種または異種の基であり;R3は
非反応性、非加水分解性基であって、C1〜C3アルキル
またはフェニルからなる群より選択され;aは1〜3の
整数であり;bは0〜2の整数であって、a+bは3で
ある。
【0018】米国特許第5,104,731号は、乾燥トナー画
像フィルム媒体について開示している。該媒体は、良好
なトナー親和性、静電気防止特性、エンボシング耐性お
よび良好な給紙能力を有し、電子写真複写機およびプリ
ンターを通る。該媒体は、静電気防止マトリクス層でコ
ートされた重合支持体を含み、78℃において30分後
にブロッキングに対する耐性、および温度20℃、相対
湿度50%で測定した場合に約1×108〜約1×10
14オーム/平方の表面抵抗を有する。該マトリクスは、
5〜75℃のTgを有する1以上の熱可塑性ポリマーと
ホットロールヒューザーエンボシングに対して耐性のあ
る1以上の架橋ポリマーとの混合物を含み、ポリマーの
1以上が電気伝導性である。
像フィルム媒体について開示している。該媒体は、良好
なトナー親和性、静電気防止特性、エンボシング耐性お
よび良好な給紙能力を有し、電子写真複写機およびプリ
ンターを通る。該媒体は、静電気防止マトリクス層でコ
ートされた重合支持体を含み、78℃において30分後
にブロッキングに対する耐性、および温度20℃、相対
湿度50%で測定した場合に約1×108〜約1×10
14オーム/平方の表面抵抗を有する。該マトリクスは、
5〜75℃のTgを有する1以上の熱可塑性ポリマーと
ホットロールヒューザーエンボシングに対して耐性のあ
る1以上の架橋ポリマーとの混合物を含み、ポリマーの
1以上が電気伝導性である。
【0019】米国特許第5,104,721号は、電子写真印刷
または複写用の媒体について開示している。該媒体は、
約0.5〜5.0のツコン(Tukon)硬度と約5〜45℃の
ガラス転移温度を有する重合コーティングでコートされ
た重合支持体を含む。該コーティングは、0.20〜0.
80の静的摩擦率および0.10〜0.40の動的摩擦率
を提供する1以上の色素を含む。媒体は、改善された画
像質とトナー接着性を有する。特にレーザー電子写真に
おいて有用である。コーティングに使用されているポリ
マーは、熱硬化性または熱可塑性樹脂で有り得る。好ま
しくは水性アクリル性エマルジョンであり、例えばロ−
ムアンドハ−ス(Rohm and Haas)より市販されているロ
ープレックス(Rhoplex)樹脂である。
または複写用の媒体について開示している。該媒体は、
約0.5〜5.0のツコン(Tukon)硬度と約5〜45℃の
ガラス転移温度を有する重合コーティングでコートされ
た重合支持体を含む。該コーティングは、0.20〜0.
80の静的摩擦率および0.10〜0.40の動的摩擦率
を提供する1以上の色素を含む。媒体は、改善された画
像質とトナー接着性を有する。特にレーザー電子写真に
おいて有用である。コーティングに使用されているポリ
マーは、熱硬化性または熱可塑性樹脂で有り得る。好ま
しくは水性アクリル性エマルジョンであり、例えばロ−
ムアンドハ−ス(Rohm and Haas)より市販されているロ
ープレックス(Rhoplex)樹脂である。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】熱マス印刷およびエレ
クトログラフィックコピーに使用できる記録シートは多
数あるものの、なお新規レセプターシート、すなわち質
の高い白黒またはカラー画像を形成できるコーティング
を有すると共に、良好な引掻耐性、給紙能力、低い曇
り、支持体およびトナー画像に対する良好な付着性を有
し、水性媒体で外側を被覆され得るレセプターシートが
必要とされている。
クトログラフィックコピーに使用できる記録シートは多
数あるものの、なお新規レセプターシート、すなわち質
の高い白黒またはカラー画像を形成できるコーティング
を有すると共に、良好な引掻耐性、給紙能力、低い曇
り、支持体およびトナー画像に対する良好な付着性を有
し、水性媒体で外側を被覆され得るレセプターシートが
必要とされている。
【0021】本発明は、支持体表面に対する良好な付着
性、画像形成中のドナー表面に対する良好な付着性、お
よびトナーに対しても良好な付着性を有する画像受容層
を見いだした。これによって、画像受容シートは、熱マ
ス転移プリンターと電子写真およびゼログラフィック複
写機のどちらにおいても効果的に用い得るようになる。
該層は、画像形成用支持体の表面に微細構造の表面を作
り出すと共に引掻耐性を有する。
性、画像形成中のドナー表面に対する良好な付着性、お
よびトナーに対しても良好な付着性を有する画像受容層
を見いだした。これによって、画像受容シートは、熱マ
ス転移プリンターと電子写真およびゼログラフィック複
写機のどちらにおいても効果的に用い得るようになる。
該層は、画像形成用支持体の表面に微細構造の表面を作
り出すと共に引掻耐性を有する。
【0022】この画像形成層は、外側を水性媒体でコー
トでき、多くの複写機および感熱プリンターによって透
明画像性物を製造して、良好な画像質、非ブロッキング
特性、および給紙能力を提供し、そして製造中の溶剤使
用量を減量し得る。
トでき、多くの複写機および感熱プリンターによって透
明画像性物を製造して、良好な画像質、非ブロッキング
特性、および給紙能力を提供し、そして製造中の溶剤使
用量を減量し得る。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明は、感熱プリンタ
ー、または電子写真あるいはゼログラフィック複写機で
の画像形成に適した水ベース透明画像受容層を提供す
る。該層は、0.20μm以上の厚みを有し、 a)5〜30重量部の1以上のアミノ官能性シランカップ
リング剤で、以下の一般式を有するもの: (Q)n−R−Si(OR1)3 [式中、Qは第1、第2および第3アミノ基からなる群
より選択され;Rは脂肪族および芳香族基から選択さ
れ、R1はアルキルおよびアリール基からなる群より選
択され、およびnは1または2である。]、 b)60〜80重量部の塩基性コロイド状粒子、 C)10〜29.9重量部の水溶性または水分散性重合バ
インダー、 d)0.1〜5重量部のブロッキング防止剤 の混合物を含む。
ー、または電子写真あるいはゼログラフィック複写機で
の画像形成に適した水ベース透明画像受容層を提供す
る。該層は、0.20μm以上の厚みを有し、 a)5〜30重量部の1以上のアミノ官能性シランカップ
リング剤で、以下の一般式を有するもの: (Q)n−R−Si(OR1)3 [式中、Qは第1、第2および第3アミノ基からなる群
より選択され;Rは脂肪族および芳香族基から選択さ
れ、R1はアルキルおよびアリール基からなる群より選
択され、およびnは1または2である。]、 b)60〜80重量部の塩基性コロイド状粒子、 C)10〜29.9重量部の水溶性または水分散性重合バ
インダー、 d)0.1〜5重量部のブロッキング防止剤 の混合物を含む。
【0024】好ましい透明画像受容層は、静電気防止剤
を5重量部まで含んでいてもよい。
を5重量部まで含んでいてもよい。
【0025】感熱プリンターに最適な最も好ましい実施
態様においては、水ベース透明画像受容層は、0.25
μm以上の厚みを有し、 a)5〜25重量部の1以上のアミノシランカップリング
剤で、3-アミノプロピル-トリメトキシシラン、3-アミ
ノプロピルトリエチオキシシラン、3-グリシドキシプロ
ピルアルコキシシランと第2ヒドロキシアルキルアミン
類との付加生成物、およびそれらの混合物からなる群よ
り選択されるアミノシランカップリング剤、 b)65〜80重量部の塩基性コロイド状シリカ粒子、 c)10〜20重量部のポリビニルアルコール重合バイン
ダー、および d)0.1〜5重量部のブロッキング防止粒子で、シリカ
粒子および重合ビーズからなる群より選択されるものを
含む。
態様においては、水ベース透明画像受容層は、0.25
μm以上の厚みを有し、 a)5〜25重量部の1以上のアミノシランカップリング
剤で、3-アミノプロピル-トリメトキシシラン、3-アミ
ノプロピルトリエチオキシシラン、3-グリシドキシプロ
ピルアルコキシシランと第2ヒドロキシアルキルアミン
類との付加生成物、およびそれらの混合物からなる群よ
り選択されるアミノシランカップリング剤、 b)65〜80重量部の塩基性コロイド状シリカ粒子、 c)10〜20重量部のポリビニルアルコール重合バイン
ダー、および d)0.1〜5重量部のブロッキング防止粒子で、シリカ
粒子および重合ビーズからなる群より選択されるものを
含む。
【0026】受容層は重合フィルム支持体上を水性溶液
で容易にコートされ、本発明の画像受容シート、即ち本
発明の「レセプター」が提供される。
で容易にコートされ、本発明の画像受容シート、即ち本
発明の「レセプター」が提供される。
【0027】更に本発明は、熱マス転写プリンターと電
子写真およびゼログラフィック複写機のどちらの用途に
も適したレセプターシートを提供する。該シートは上記
の水ベース透明画像受容層で1以上の主な面を被覆され
ている重合支持体を含む。
子写真およびゼログラフィック複写機のどちらの用途に
も適したレセプターシートを提供する。該シートは上記
の水ベース透明画像受容層で1以上の主な面を被覆され
ている重合支持体を含む。
【0028】本発明の画像受容層は、低い曇り(haze)と
良好な引掻耐性(scratch resistance)を有する。引掻耐
性は、画像受容層のコーティングの前に重合支持体上に
下塗り層をコーティングすることによって、更に改善さ
れ得る。
良好な引掻耐性(scratch resistance)を有する。引掻耐
性は、画像受容層のコーティングの前に重合支持体上に
下塗り層をコーティングすることによって、更に改善さ
れ得る。
【0029】なお、本明細書中で用いた用語は、以下の
ような意味を有する。 1.「画像受容コーティング」は、支持体上にコートさ
れたコーティングであって、その画像受容の性質を改善
するものであり、「画像受容層」と同じ意味で用いられ
る。
ような意味を有する。 1.「画像受容コーティング」は、支持体上にコートさ
れたコーティングであって、その画像受容の性質を改善
するものであり、「画像受容層」と同じ意味で用いられ
る。
【0030】2.「画像受容シート」および「画像レセ
プター」および「レセプターシート」およびその類似用
語は、1以上の主な面を本発明の画像受容コーティング
でコートされたシートを意味する。
プター」および「レセプターシート」およびその類似用
語は、1以上の主な面を本発明の画像受容コーティング
でコートされたシートを意味する。
【0031】3.「ブロッキング防止ビーズ」および
「ブロッキング防止粒子」の用語は互換的に用いられ、
特に記載のない限り、種々の形の粒状ブロッキング防止
剤を意味し、この最小サイズは0.25μmである。
「ブロッキング防止粒子」の用語は互換的に用いられ、
特に記載のない限り、種々の形の粒状ブロッキング防止
剤を意味し、この最小サイズは0.25μmである。
【0032】4.重合バインダーについて記載するとき
に用いられる用語の「水分散性」は、水溶性のバインダ
ーを含む。
に用いられる用語の「水分散性」は、水溶性のバインダ
ーを含む。
【0033】5.「溶融転移温度」は、示差スキャニン
グ熱量測定によって測定した溶融開始点を意味する。
グ熱量測定によって測定した溶融開始点を意味する。
【0034】特に記載のない場合は、全文にわたり、こ
こに開示されたパーセントおよび割合は、重量に対する
ものである。
こに開示されたパーセントおよび割合は、重量に対する
ものである。
【0035】本発明の画像受容層は、1以上のアミノ官
能性シランカップリング剤を含み、該カップリング剤
は、以下の構造を有する: (Q)n−R−Si(OR1)3 式中、Qは第1、第2および第3アミノ基からなる群よ
り選択され;Rは脂肪族および芳香族基から選択され、
R1はアルキルおよびアリール基からなる群より選択さ
れ、およびnは1または2である。
能性シランカップリング剤を含み、該カップリング剤
は、以下の構造を有する: (Q)n−R−Si(OR1)3 式中、Qは第1、第2および第3アミノ基からなる群よ
り選択され;Rは脂肪族および芳香族基から選択され、
R1はアルキルおよびアリール基からなる群より選択さ
れ、およびnは1または2である。
【0036】有用なアミノシラン類には、3-アミノプロ
ピル-トリメトキシシラン、3-アミノプロピルトリエチ
オキシシラン、3-グリシドキシプロピルアルコキシシラ
ンと第2ヒドロキシアルキルアミン類との付加生成物、
およびそれらの混合物が含まれる。
ピル-トリメトキシシラン、3-アミノプロピルトリエチ
オキシシラン、3-グリシドキシプロピルアルコキシシラ
ンと第2ヒドロキシアルキルアミン類との付加生成物、
およびそれらの混合物が含まれる。
【0037】これらのシラン類は、さらにその他のシラ
ンカップリング剤とブレンドしてもよい。その他のシラ
ンカップリング剤には、メチルトリメトキシシラン、ジ
メチルジエトキシシラン、メタクリロールプロピルトリ
メトキシシランおよびグリシドキシプロピルアルコキシ
シランのジアルキルアミン付加生成物、更に好ましくは
グリシドキシプロピルジメトキシシランのジプロピルア
ミン付加生成物が含まれる。
ンカップリング剤とブレンドしてもよい。その他のシラ
ンカップリング剤には、メチルトリメトキシシラン、ジ
メチルジエトキシシラン、メタクリロールプロピルトリ
メトキシシランおよびグリシドキシプロピルアルコキシ
シランのジアルキルアミン付加生成物、更に好ましくは
グリシドキシプロピルジメトキシシランのジプロピルア
ミン付加生成物が含まれる。
【0038】アミノシランカップリング剤の量は、画像
受容層の5〜30重量部、好ましくは5〜25重量部、
更に好ましくは5〜15重量部である。5重量部より少
ないと、形成したコーティング層が曇る傾向がある。こ
れらのアミノシランカップリング剤またはそのブレンド
は、コロイド状粒子と、コロイドを破壊することなく容
易に混合され、コーティング溶液を形成する。
受容層の5〜30重量部、好ましくは5〜25重量部、
更に好ましくは5〜15重量部である。5重量部より少
ないと、形成したコーティング層が曇る傾向がある。こ
れらのアミノシランカップリング剤またはそのブレンド
は、コロイド状粒子と、コロイドを破壊することなく容
易に混合され、コーティング溶液を形成する。
【0039】塩基性コロイド状粒子の量は、画像受容層
の60〜85重量部、好ましくは65〜80重量部、更
に好ましくは70〜75重量部である。本発明において
有用なコロイド状粒子は、コロイド状シリカ粒子(例え
ば塩基性の環境下でナノメーターのサイズであるシリカ
粒子)、例えばナルコ・ケミカル(Nalco Chemical)社よ
り市販されている、ナルココロイド状シリカ1030、115
1、2327、2326、2329、1130、1140、1040、1050および1
060、デュポン社より市販されている、ルドックス(Ludo
x)HS、LS、AS、AMおよびSMコロイド状シリカ、ニッサン
化学産業社より市販されている、スノーテックス(SnowT
ex)コロイド状シリカの例えばST-40、50、C、N、S、
XSおよびUP、コロイド状アルミナゾルの、例えばビ
スタ(Vista)化学より市販されている、ディスパル(Disp
al)23N4-20、コロイド状酸化スズゾルの、例えばナイア
コールプロダクツ(Nyacol Products)社より市販されて
いる、ナイアコール(Nyacol)DP5730を含む。
の60〜85重量部、好ましくは65〜80重量部、更
に好ましくは70〜75重量部である。本発明において
有用なコロイド状粒子は、コロイド状シリカ粒子(例え
ば塩基性の環境下でナノメーターのサイズであるシリカ
粒子)、例えばナルコ・ケミカル(Nalco Chemical)社よ
り市販されている、ナルココロイド状シリカ1030、115
1、2327、2326、2329、1130、1140、1040、1050および1
060、デュポン社より市販されている、ルドックス(Ludo
x)HS、LS、AS、AMおよびSMコロイド状シリカ、ニッサン
化学産業社より市販されている、スノーテックス(SnowT
ex)コロイド状シリカの例えばST-40、50、C、N、S、
XSおよびUP、コロイド状アルミナゾルの、例えばビ
スタ(Vista)化学より市販されている、ディスパル(Disp
al)23N4-20、コロイド状酸化スズゾルの、例えばナイア
コールプロダクツ(Nyacol Products)社より市販されて
いる、ナイアコール(Nyacol)DP5730を含む。
【0040】塩基性コロイド状粒子の平均粒径は、好ま
しくは200Åより小さく、更に好ましくは70Åより
小さい。
しくは200Åより小さく、更に好ましくは70Åより
小さい。
【0041】理論的な裏付けはないが、画像受容層中の
コロイド状粒子の存在は、該層にナノメーターサイズの
表面凹凸を有する微細構造面を与え、それによって、複
写機で用いた場合に、印刷中のドナーおよびインクとの
良好な付着性、および良好なトナーの付着性を提供する
ものと考えられる。微細多孔性はまた、高いコーティン
グ重量で用いた場合に、レセプターシートの絶縁特性を
増加させる。
コロイド状粒子の存在は、該層にナノメーターサイズの
表面凹凸を有する微細構造面を与え、それによって、複
写機で用いた場合に、印刷中のドナーおよびインクとの
良好な付着性、および良好なトナーの付着性を提供する
ものと考えられる。微細多孔性はまた、高いコーティン
グ重量で用いた場合に、レセプターシートの絶縁特性を
増加させる。
【0042】レセプターシートの凝集および粘着特性を
改善するために、重合バインダー、特に水分散性重合バ
インダーを含ませる。バインダーの量は、層の10重量
部〜29.9重量部、また感熱プリンター用に設計され
た画像レセプターでは、10〜20重量部の間で変化す
ることが好ましい。ゼログラフィーで用いる画像レセプ
ターでは、例えば画像層のコーティングの後の工程のた
めなどで、高い引張性が望まれる場合には限界値は高く
てもよい。しかしながら、慎重に観察をして、画像特性
の改善度を減らさないようにしなけれはならない。
改善するために、重合バインダー、特に水分散性重合バ
インダーを含ませる。バインダーの量は、層の10重量
部〜29.9重量部、また感熱プリンター用に設計され
た画像レセプターでは、10〜20重量部の間で変化す
ることが好ましい。ゼログラフィーで用いる画像レセプ
ターでは、例えば画像層のコーティングの後の工程のた
めなどで、高い引張性が望まれる場合には限界値は高く
てもよい。しかしながら、慎重に観察をして、画像特性
の改善度を減らさないようにしなけれはならない。
【0043】有用な重合バインダーには、ポリビニルア
ルコール;ポリビニルアセテート、ゼラチン、ポリエス
テル類、コポリエステル類、スルホン化ポリエステル
類、ポリアミド類、ポリビニルピロリドン類、アクリル
酸および/またはメタクリル酸のコポリマー、およびポ
リスチレン類のコポリマーが含まれる。
ルコール;ポリビニルアセテート、ゼラチン、ポリエス
テル類、コポリエステル類、スルホン化ポリエステル
類、ポリアミド類、ポリビニルピロリドン類、アクリル
酸および/またはメタクリル酸のコポリマー、およびポ
リスチレン類のコポリマーが含まれる。
【0044】感熱プリンターで用いるためには、重合バ
インダーの溶融温度も重要である。感熱プリンターで用
いるための好ましい実施態様において、重合バインダー
はまた、ドナーシートワックスの融点よりも高くない溶
融転移点を有する。これによって、特に小さいドット
で、オーバープリンティングのない透明画像を製造可能
なレセプターシートが作られる。(オーバープリンティ
ングは、ドットがハーフトーン領域に広がり、溶け込ん
だ時に起こる。)またこれによって、ハーフトーン領域
において高度に改善された透明性を有する画像が作られ
る。
インダーの溶融温度も重要である。感熱プリンターで用
いるための好ましい実施態様において、重合バインダー
はまた、ドナーシートワックスの融点よりも高くない溶
融転移点を有する。これによって、特に小さいドット
で、オーバープリンティングのない透明画像を製造可能
なレセプターシートが作られる。(オーバープリンティ
ングは、ドットがハーフトーン領域に広がり、溶け込ん
だ時に起こる。)またこれによって、ハーフトーン領域
において高度に改善された透明性を有する画像が作られ
る。
【0045】好ましい重合バインダー類には、ポリビニ
ルアルコール類(PVA)、および水溶性および水分散
性スルホン化コポリエステル類(例えば米国特許第5,20
3,884号に記載)およびAQ29、AQ35、AQ55
等のスルホン化コポリエステル類(イーストマンコダッ
ク(Eastman kodak)社より市販)が含まれる。
ルアルコール類(PVA)、および水溶性および水分散
性スルホン化コポリエステル類(例えば米国特許第5,20
3,884号に記載)およびAQ29、AQ35、AQ55
等のスルホン化コポリエステル類(イーストマンコダッ
ク(Eastman kodak)社より市販)が含まれる。
【0046】更に好ましくは、バインダーはポリビニル
アルコール類で、50,000より大きい、最も好ましくは10
0,000より大きい重量平均分子量(MW)を有するもの
である。
アルコール類で、50,000より大きい、最も好ましくは10
0,000より大きい重量平均分子量(MW)を有するもの
である。
【0047】市販のPVAには、エアーボル(Airvol)16
5(中MWおよび超加水分解されたPVA)、エアーボ
ル125(中MWおよび超加水分解物)、およびエアーボ
ル540(高MWおよび中加水分解物)が含まれ、これら
は全てエアープロダクツ(Air Products)社より市販され
ている。
5(中MWおよび超加水分解されたPVA)、エアーボ
ル125(中MWおよび超加水分解物)、およびエアーボ
ル540(高MWおよび中加水分解物)が含まれ、これら
は全てエアープロダクツ(Air Products)社より市販され
ている。
【0048】しかしながら、ゾル中の種々の逆イオンの
ために、そのいくつかは、ある種の重合バインダーと反
応して、コート不可能な凝固剤を形成するかもしれな
い。当業者は、このような凝固を避けるための適当な組
み合わせおよび処理条件を容易に選択することができ
る。
ために、そのいくつかは、ある種の重合バインダーと反
応して、コート不可能な凝固剤を形成するかもしれな
い。当業者は、このような凝固を避けるための適当な組
み合わせおよび処理条件を容易に選択することができ
る。
【0049】粒状ブロッキング防止剤もまた受容層に含
まれる。これらのブロッキング防止粒子を加える目的
は、更に一定の外観をレセプター表面に与え、レセプタ
ーシートの給紙能力を改善することである。ブロッキン
グ防止粒子はまた、摩擦率を減少させ、従って、コーテ
ィングがレセプターの下面に付着して、積み重なってし
まう傾向を低くする。このように多重給紙の傾向を減少
させることで、給紙性が改善される。
まれる。これらのブロッキング防止粒子を加える目的
は、更に一定の外観をレセプター表面に与え、レセプタ
ーシートの給紙能力を改善することである。ブロッキン
グ防止粒子はまた、摩擦率を減少させ、従って、コーテ
ィングがレセプターの下面に付着して、積み重なってし
まう傾向を低くする。このように多重給紙の傾向を減少
させることで、給紙性が改善される。
【0050】本発明においてブロッキング防止剤として
有用な粒子または「ビーズ」には、重合粒子、例えばポ
リメチルメタクリレート(PMMA)、および置換PM
MAビーズ、ポリエチレンビーズ、およびジオールジ
(メタ)アクリレートホモポリマーまたはこれらのジオ
ール(メタ)アクリレート類と(メタ)アクリル酸の長
鎖脂肪族アルコールエステル類とのコポリマーからなる
ビーズ、および上記の1以上の組み合わせが含まれる。
有用な粒子または「ビーズ」には、重合粒子、例えばポ
リメチルメタクリレート(PMMA)、および置換PM
MAビーズ、ポリエチレンビーズ、およびジオールジ
(メタ)アクリレートホモポリマーまたはこれらのジオ
ール(メタ)アクリレート類と(メタ)アクリル酸の長
鎖脂肪族アルコールエステル類とのコポリマーからなる
ビーズ、および上記の1以上の組み合わせが含まれる。
【0051】シリカ粒子を含む無機粒子、例えばシペル
ナット(Sipernat)粒子(デグッサ(DeGussa)社より市
販)、シロイド(Syloid)粒子(グレース社(Grace GmbH)
より市販)、ガシル(Gasil)23F(クロスフィールド(Cro
sfield)化学社より市販)等、およびウレアホルムアル
デヒド粒子、例えばペルゴパック(Pergopak)M2(チバガ
イギ−社より市販)もまた有用である。
ナット(Sipernat)粒子(デグッサ(DeGussa)社より市
販)、シロイド(Syloid)粒子(グレース社(Grace GmbH)
より市販)、ガシル(Gasil)23F(クロスフィールド(Cro
sfield)化学社より市販)等、およびウレアホルムアル
デヒド粒子、例えばペルゴパック(Pergopak)M2(チバガ
イギ−社より市販)もまた有用である。
【0052】好ましい粒子には、シリカ粒子、PMMA
粒子および重合粒子が含まれ、重合粒子は、以下のよう
な重合組成物を含む重合ビーズのタイプを含む:
粒子および重合粒子が含まれ、重合粒子は、以下のよう
な重合組成物を含む重合ビーズのタイプを含む:
【0053】a)20〜100重量%の重合可能ジオー
ルジ(メタ)アクリレートで、以下の構造式を有するも
の: CH2=CR2COOCnH2nOOCR2=CH2 式中、R2は、HまたはCH3であり、nは4〜18の整
数である;
ルジ(メタ)アクリレートで、以下の構造式を有するも
の: CH2=CR2COOCnH2nOOCR2=CH2 式中、R2は、HまたはCH3であり、nは4〜18の整
数である;
【0054】b)0〜80重量%の1以上の共重合可能
なビニルモノマーで、以下の構造式を有するもの: CH2=CR2COOCmH2m+1 式中、R2はHまたはCH3であり、mは12〜40の整
数である;および
なビニルモノマーで、以下の構造式を有するもの: CH2=CR2COOCmH2m+1 式中、R2はHまたはCH3であり、mは12〜40の整
数である;および
【0055】c)0〜30重量%の1以上の共重合可能
なエチレン性不飽和モノマーで、ビニルエステル類、ア
クリルエステル類、メタクリルエステル類、スチレン、
スチレン誘導体、およびそれらの混合からなる群より選
ばれるもの。
なエチレン性不飽和モノマーで、ビニルエステル類、ア
クリルエステル類、メタクリルエステル類、スチレン、
スチレン誘導体、およびそれらの混合からなる群より選
ばれるもの。
【0056】ジオールジ(メタ)アクリレート類の例に
は、以下のものが含まれる:7,4-ブタンジオールジ(メ
タ)アクリレート、1,6-ヘキサンジオールジ(メタ)ア
クリレート、1,8-オクタンジオールジ(メタ)アクリレ
ート、1,10-デカンジオールジ(メタ)アクリレート、
1,12-ドデカンジオールジ(メタ)アクリレート、1,14-
テトラデカンジオールジ(メタ)アクリレート、および
それらの混合物。好ましいモノマーには、1,4-ブタンジ
オ−ルジ(メタ)アクリレート、1,6-ヘキサンジオール
ジ(メタ)アクリレート、1,12-ドデカンジオールジ
(メタ)アクリレート、1,14-テトラデカンジオールジ
(メタ)アクリレート、およびそれらの混合物からなる
群より選択されるものが含まれる。
は、以下のものが含まれる:7,4-ブタンジオールジ(メ
タ)アクリレート、1,6-ヘキサンジオールジ(メタ)ア
クリレート、1,8-オクタンジオールジ(メタ)アクリレ
ート、1,10-デカンジオールジ(メタ)アクリレート、
1,12-ドデカンジオールジ(メタ)アクリレート、1,14-
テトラデカンジオールジ(メタ)アクリレート、および
それらの混合物。好ましいモノマーには、1,4-ブタンジ
オ−ルジ(メタ)アクリレート、1,6-ヘキサンジオール
ジ(メタ)アクリレート、1,12-ドデカンジオールジ
(メタ)アクリレート、1,14-テトラデカンジオールジ
(メタ)アクリレート、およびそれらの混合物からなる
群より選択されるものが含まれる。
【0057】(メタ)アクリル酸の長鎖脂肪族アルコー
ルエステル類の好ましい例には、ラウリル(メタ)アク
リレート、オクタデシル(メタ)アクリレート、ステア
リル(メタ)アクリレート、およびそれらの混合物が含
まれる。
ルエステル類の好ましい例には、ラウリル(メタ)アク
リレート、オクタデシル(メタ)アクリレート、ステア
リル(メタ)アクリレート、およびそれらの混合物が含
まれる。
【0058】エチレン性不飽和コモノマーを加えてもよ
く、それによって生成コポリマービーズに高引張性また
は高Tgが付与されるかもしれない。有用なコモノマー
には、ビニルエステル類(例えばビニルアセテート、ビ
ニルプロピオネート、およびビニルピバレート)、アク
リルエステル類(例えばメチルアクリレート、シクロヘ
キシルアクリレート、ベンジルアクリレート、およびイ
ソボルニルアクリレート)、メタクリルエステル類(例
えばメチルメタクリレート、ブチルメタクリレート、シ
クロヘキシルメタクリレート、ベンジルメタクリレー
ト、およびエチルメタクリレート)、α−メチルスチレ
ン類およびスチレン類、ビニルトルエンおよびそれらの
混合物が含まれる。
く、それによって生成コポリマービーズに高引張性また
は高Tgが付与されるかもしれない。有用なコモノマー
には、ビニルエステル類(例えばビニルアセテート、ビ
ニルプロピオネート、およびビニルピバレート)、アク
リルエステル類(例えばメチルアクリレート、シクロヘ
キシルアクリレート、ベンジルアクリレート、およびイ
ソボルニルアクリレート)、メタクリルエステル類(例
えばメチルメタクリレート、ブチルメタクリレート、シ
クロヘキシルメタクリレート、ベンジルメタクリレー
ト、およびエチルメタクリレート)、α−メチルスチレ
ン類およびスチレン類、ビニルトルエンおよびそれらの
混合物が含まれる。
【0059】これらのブロッキング防止重合ビーズは、
一般に2種の公知のサスペンジョン重合方法のどちらか
一方によって製造される。その方法としては、米国特許
第4,952,650号および同第4,912,009号に記載のような、
感熱開始剤で、油溶性で基本的に水に不溶なフリーラジ
カル開始剤を用いる方法等が挙げられる。これらの開始
剤には、アゾ化合物(例えば2,2'-アゾビス-2-メチルブ
チロニトリルおよび2,2'-アゾビス-(イソブチロニトリ
ル))、および有機性過酸化物(例えばベンゾイル過酸
化物およびラウロイル過酸化物)が含まれる。
一般に2種の公知のサスペンジョン重合方法のどちらか
一方によって製造される。その方法としては、米国特許
第4,952,650号および同第4,912,009号に記載のような、
感熱開始剤で、油溶性で基本的に水に不溶なフリーラジ
カル開始剤を用いる方法等が挙げられる。これらの開始
剤には、アゾ化合物(例えば2,2'-アゾビス-2-メチルブ
チロニトリルおよび2,2'-アゾビス-(イソブチロニトリ
ル))、および有機性過酸化物(例えばベンゾイル過酸
化物およびラウロイル過酸化物)が含まれる。
【0060】特に好ましいビーズには、ポリ(ヘキサン
ジオールジアクリレート/ステアリルメタクリレー
ト)、ポリ(ブタンジオールジアクリレート/ステアリ
ルメタクリレート)およびポリ(ヘキサンジオールジア
クリレート/ステアリルメタクリレート/グリシジル
(メタ)アクリレート)が含まれる。
ジオールジアクリレート/ステアリルメタクリレー
ト)、ポリ(ブタンジオールジアクリレート/ステアリ
ルメタクリレート)およびポリ(ヘキサンジオールジア
クリレート/ステアリルメタクリレート/グリシジル
(メタ)アクリレート)が含まれる。
【0061】好ましいビーズは、5〜15μmの平均粒
径分布を有する。好ましい範囲より低い粒径では、摩擦
率減少効果を生むために、より多くの粒子が必要とな
る。しかしながら、より多くの粒子を加えることによっ
て、曇りが多く発生する傾向があり、これはオーバーヘ
ッドプロジェクター用には好ましくない。15μmより
大きい粒径では、粒子をコーティング上にしっかり固定
するためにより厚いコーティングが必要となり、乾燥工
程を複雑化してコーティングのコストを増やすことにな
る。また粒子が大きいと、ある種のプリントパターンの
印刷の質に悪影響を及ぼすことにもなる。そのため、大
粒径分布の制限は、フィルムの給紙能力よりもコーティ
ングの厚さに影響を及ぼす。
径分布を有する。好ましい範囲より低い粒径では、摩擦
率減少効果を生むために、より多くの粒子が必要とな
る。しかしながら、より多くの粒子を加えることによっ
て、曇りが多く発生する傾向があり、これはオーバーヘ
ッドプロジェクター用には好ましくない。15μmより
大きい粒径では、粒子をコーティング上にしっかり固定
するためにより厚いコーティングが必要となり、乾燥工
程を複雑化してコーティングのコストを増やすことにな
る。また粒子が大きいと、ある種のプリントパターンの
印刷の質に悪影響を及ぼすことにもなる。そのため、大
粒径分布の制限は、フィルムの給紙能力よりもコーティ
ングの厚さに影響を及ぼす。
【0062】感熱プリンター用につくられたレセプター
では、1サイズのビーズを添加することが適当であり、
添加する粒径の範囲は、特に制限はない。しかしなが
ら、複写機において良好な性能を示すレセプターでは、
粒子は狭い粒径分布、すなわち平均粒径の20%までの
標準偏差を有することが好ましい。これらの範囲は、好
ましくは0.1〜0.7μm、1〜6μm、3〜6μm、
4〜8μm、6〜10μm、8〜12μm、10〜15
μmである。更に好ましい粒子は、並数粒径分布を有す
るもの、すなわち2つの異なる粒径分布を有する粒子を
混合(例えば1〜4μmと6〜10μmとを混合)し
て、並数分布にしたものである。
では、1サイズのビーズを添加することが適当であり、
添加する粒径の範囲は、特に制限はない。しかしなが
ら、複写機において良好な性能を示すレセプターでは、
粒子は狭い粒径分布、すなわち平均粒径の20%までの
標準偏差を有することが好ましい。これらの範囲は、好
ましくは0.1〜0.7μm、1〜6μm、3〜6μm、
4〜8μm、6〜10μm、8〜12μm、10〜15
μmである。更に好ましい粒子は、並数粒径分布を有す
るもの、すなわち2つの異なる粒径分布を有する粒子を
混合(例えば1〜4μmと6〜10μmとを混合)し
て、並数分布にしたものである。
【0063】並数粒子が用いられる場合には、両方の粒
子共、前記と同様の好ましい重合ビーズ、または1以上
の上記の好ましいビーズとポリエチレンビーズまたはそ
の他の市販ビーズ等のその他のビーズから選ばれるビー
ズから選択され得る。
子共、前記と同様の好ましい重合ビーズ、または1以上
の上記の好ましいビーズとポリエチレンビーズまたはそ
の他の市販ビーズ等のその他のビーズから選ばれるビー
ズから選択され得る。
【0064】最も好ましい並数粒子は、ヘキサンジオー
ルジアクリレートとステアリルメタクリレートとのコポ
リマーから製造され、1〜4μmと6〜10μm、また
は2〜6μmと8〜12μm、または0.2〜0.5μm
と1〜6μmの粒子分布を有するビーズから選択され
る。
ルジアクリレートとステアリルメタクリレートとのコポ
リマーから製造され、1〜4μmと6〜10μm、また
は2〜6μmと8〜12μm、または0.2〜0.5μm
と1〜6μmの粒子分布を有するビーズから選択され
る。
【0065】少量の静電気防止剤を受容層に含ませても
よく、それによって層の静電特性が改善される。有用な
静電気防止剤には、ペルフルオロアルキルスルフォンア
ミドポリエーテル誘導体類および第4アンモニウム塩が
含まれる。好ましい静電気防止剤には、ペルフルオロア
ルキルスルホニルフロリド(例えば3Mより市販のFX-
8)、およびポリエーテルジアミン類(例えばテキサコ
ケミカル(Texaco Chemical)社より市販のジェフアミン
(Jeffamine)-EDシリーズの付加生成物が含まれる。
よく、それによって層の静電特性が改善される。有用な
静電気防止剤には、ペルフルオロアルキルスルフォンア
ミドポリエーテル誘導体類および第4アンモニウム塩が
含まれる。好ましい静電気防止剤には、ペルフルオロア
ルキルスルホニルフロリド(例えば3Mより市販のFX-
8)、およびポリエーテルジアミン類(例えばテキサコ
ケミカル(Texaco Chemical)社より市販のジェフアミン
(Jeffamine)-EDシリーズの付加生成物が含まれる。
【0066】ステアルアミドプロピルジメチル-β-ヒド
ロキシエチルアンモニウムニトレート、およびN,N-ビス
(2-ヒドロキシエチル)-N-(3'-ドデシル-2"-ヒドロキ
シプロピル)メチルアンモニウムニトレートもまた有用
であり、両方共それぞれシアスタット(Cyastat)SNおよ
び609としてアメリカンシアナミド(American Cyanamid)
より市販されている。静電気防止剤の含有量は、画像受
容層全体の5%より少ないことが好ましい。
ロキシエチルアンモニウムニトレート、およびN,N-ビス
(2-ヒドロキシエチル)-N-(3'-ドデシル-2"-ヒドロキ
シプロピル)メチルアンモニウムニトレートもまた有用
であり、両方共それぞれシアスタット(Cyastat)SNおよ
び609としてアメリカンシアナミド(American Cyanamid)
より市販されている。静電気防止剤の含有量は、画像受
容層全体の5%より少ないことが好ましい。
【0067】画像受容層の厚さは、熱マス転写プリンタ
ーまた複写機における画像用には、0.2μmより大き
いことが好ましい。好ましくは、熱転写プリンター用で
は、画像受容層の厚さは0.25μmより大きい。本発
明の好ましいコーティングを製造するためには、必要量
のバインダー樹脂が含まれていることが必須である。
ーまた複写機における画像用には、0.2μmより大き
いことが好ましい。好ましくは、熱転写プリンター用で
は、画像受容層の厚さは0.25μmより大きい。本発
明の好ましいコーティングを製造するためには、必要量
のバインダー樹脂が含まれていることが必須である。
【0068】画像レセプターは更に透明支持体を含む。
透明支持体は、ポリエステル(例えばポリエチレンテレ
フタレート)、ポリスルホン類、ポリカーボネート類、
ポリスチレン類、アセテート類、ポリオレフィン類(例
えばポリエチレンおよびポリプロピレン)、およびセル
ロースアセテート類を含む透明重合フィルムより選択し
てもよく、熱および寸法安定性の観点からポリエチレン
テレフタレート(PET)フィルムが好ましい。フィル
ムの厚さは、25μm〜150μm、好ましくは75μ
m〜125μmの範囲である。
透明支持体は、ポリエステル(例えばポリエチレンテレ
フタレート)、ポリスルホン類、ポリカーボネート類、
ポリスチレン類、アセテート類、ポリオレフィン類(例
えばポリエチレンおよびポリプロピレン)、およびセル
ロースアセテート類を含む透明重合フィルムより選択し
てもよく、熱および寸法安定性の観点からポリエチレン
テレフタレート(PET)フィルムが好ましい。フィル
ムの厚さは、25μm〜150μm、好ましくは75μ
m〜125μmの範囲である。
【0069】画像受容コーティングの支持体への付着力
は、レセプターの能力にとって重要である。感熱印刷に
おけるドナーから画像受容層への着色料の転写は、画像
受容層の支持体への固定が十分に強く、画像受容層をそ
の上に維持できる場合にだけ望ましい結果を生む。複写
において、画像受容層への薄色の画像の固着およびその
後の固定は、画像受容層が支持体に固着されている場合
にのみ望ましい結果を生むと考えられる。
は、レセプターの能力にとって重要である。感熱印刷に
おけるドナーから画像受容層への着色料の転写は、画像
受容層の支持体への固定が十分に強く、画像受容層をそ
の上に維持できる場合にだけ望ましい結果を生む。複写
において、画像受容層への薄色の画像の固着およびその
後の固定は、画像受容層が支持体に固着されている場合
にのみ望ましい結果を生むと考えられる。
【0070】コート能力の改善を助長するために、コー
ティング溶液に界面活性剤を含ませてもよい。本発明の
画像受容材料の水性コーティング溶液は、下塗りしたP
ETフィルム上に容易にコートでき、良好な付着性の透
明なコーティングを与える。生成するコーティングは、
水および有機溶剤に不溶であり、良好な静電気防止特性
を有する。
ティング溶液に界面活性剤を含ませてもよい。本発明の
画像受容材料の水性コーティング溶液は、下塗りしたP
ETフィルム上に容易にコートでき、良好な付着性の透
明なコーティングを与える。生成するコーティングは、
水および有機溶剤に不溶であり、良好な静電気防止特性
を有する。
【0071】プリンターまたは複写機における画像形成
中に、レセプターは機械を通って供給される。供給作動
および画像形成サイクルの繰り返しによって、レセプタ
ーは引掻傷をうけることが多い。このような引掻傷また
は擦傷は、オーバーヘッドプロジェクターを用いて映写
した場合に、目に見えるため、紛らわしく、プレゼンテ
ーションの専門的な内容から気をそらさせてしまう。し
たがって、たとえこのような傷がレセプターをだめにす
ることはないにしても、画像受容層の引掻耐性を改善す
ることはかなり望まれている。
中に、レセプターは機械を通って供給される。供給作動
および画像形成サイクルの繰り返しによって、レセプタ
ーは引掻傷をうけることが多い。このような引掻傷また
は擦傷は、オーバーヘッドプロジェクターを用いて映写
した場合に、目に見えるため、紛らわしく、プレゼンテ
ーションの専門的な内容から気をそらさせてしまう。し
たがって、たとえこのような傷がレセプターをだめにす
ることはないにしても、画像受容層の引掻耐性を改善す
ることはかなり望まれている。
【0072】前述のような画像受容層の結合および付着
特性の改善に加えて、重合バインダーの選択もまた層の
引掻耐性に影響し得る。重合バインダーの好ましい種類
のものは、レセプターへ改善された引掻耐性と指紋に対
する耐性を与える。
特性の改善に加えて、重合バインダーの選択もまた層の
引掻耐性に影響し得る。重合バインダーの好ましい種類
のものは、レセプターへ改善された引掻耐性と指紋に対
する耐性を与える。
【0073】コーティングの引掻耐性を更に改善するた
めに、支持体は、より良好に付着するように処理した第
1面であってもよく、または下塗り剤で化学的に下塗り
したものであってもよい。PETが支持体である場合に
は、有用な下塗り剤としては、ポリビニリデンクロリド
が含まれる。
めに、支持体は、より良好に付着するように処理した第
1面であってもよく、または下塗り剤で化学的に下塗り
したものであってもよい。PETが支持体である場合に
は、有用な下塗り剤としては、ポリビニリデンクロリド
が含まれる。
【0074】本発明のレセプターシートは、多くの商業
的な感熱プリンターおよび複写機において有用であり、
これを実施態様を多様に変化させて製造してもよい。あ
る種の感熱プリンター用に、レセプターシートを紙シー
トまたは「タブ(tab)」で製造してもよく、それによっ
ていくつかのプリンターでは給紙力が促進される。この
ような複合は、通常当業界においては画像形成マニホル
ドと呼ばれている。
的な感熱プリンターおよび複写機において有用であり、
これを実施態様を多様に変化させて製造してもよい。あ
る種の感熱プリンター用に、レセプターシートを紙シー
トまたは「タブ(tab)」で製造してもよく、それによっ
ていくつかのプリンターでは給紙力が促進される。この
ような複合は、通常当業界においては画像形成マニホル
ドと呼ばれている。
【0075】画像形成マニホルドは、重合画像レセプタ
ーシートおよび不透明裏打ちシートを含み、裏打ちシー
トは、レセプターシートの非画像形成面に接触している
接触面を有し、その反対側の面は、重なった第2のレセ
プターシートの画像受容面に接触している。このような
マニホールドでは、多重シート供給装置を有する熱マス
プリンターを通して積層供給ができる。給紙力を更に助
長するために、静電気防止剤および重合バインダーの混
合物を、画像形成マニホルドの裏打ちシートのこの反対
側の面にコートしてもよい。
ーシートおよび不透明裏打ちシートを含み、裏打ちシー
トは、レセプターシートの非画像形成面に接触している
接触面を有し、その反対側の面は、重なった第2のレセ
プターシートの画像受容面に接触している。このような
マニホールドでは、多重シート供給装置を有する熱マス
プリンターを通して積層供給ができる。給紙力を更に助
長するために、静電気防止剤および重合バインダーの混
合物を、画像形成マニホルドの裏打ちシートのこの反対
側の面にコートしてもよい。
【0076】しかしながらいくつかのプリンターでは、
画像形成マニホルドは必要ないかもしれない。そして
「タブ」および低い多重給紙傾向がなくても、画像受容
層の反対側の支持体面がコートされているならば、良好
な給紙能力が達成され得る。
画像形成マニホルドは必要ないかもしれない。そして
「タブ」および低い多重給紙傾向がなくても、画像受容
層の反対側の支持体面がコートされているならば、良好
な給紙能力が達成され得る。
【0077】本発明を以下の実施例でさらに詳細に説明
するが、本発明はこれらによって制限されるものではな
い。また、請求項の範囲内であり、本発明の範囲内であ
るその他の実施態様は、当業者によって推測され得るも
のである。
するが、本発明はこれらによって制限されるものではな
い。また、請求項の範囲内であり、本発明の範囲内であ
るその他の実施態様は、当業者によって推測され得るも
のである。
【0078】
(試験方法)印刷品質 画像フィルムの印刷品質は、以下の方法で測定した。フ
ィルムのサンプルに特定の画像を、そのフィルム用のプ
リンターでプリントする。その後同様の像を市販のフィ
ルム上に同様のプリンターでプリントする。それぞれの
フィルムをオーバーヘッドプロジェクター上に置いて、
視覚的に比較する。オーバーヘッドプロジェクターは、
マット仕上げの前方映写スクリーンから8フィートの位
置にセットする。スクリーン照明は、2000〜215
0ルーメンの間にセットする。それぞれの映写画像を、
10フィートの距離をおいて見る。以下の要因が考えら
れる;線の薄さ、ドットの小ささ、広い連続面内の隙間
の小ささ、端の鋭さおよび色の濃度。
ィルムのサンプルに特定の画像を、そのフィルム用のプ
リンターでプリントする。その後同様の像を市販のフィ
ルム上に同様のプリンターでプリントする。それぞれの
フィルムをオーバーヘッドプロジェクター上に置いて、
視覚的に比較する。オーバーヘッドプロジェクターは、
マット仕上げの前方映写スクリーンから8フィートの位
置にセットする。スクリーン照明は、2000〜215
0ルーメンの間にセットする。それぞれの映写画像を、
10フィートの距離をおいて見る。以下の要因が考えら
れる;線の薄さ、ドットの小ささ、広い連続面内の隙間
の小ささ、端の鋭さおよび色の濃度。
【0079】以上の要因は、以下のように評価する: 1−貧弱:小さいドットおよび薄い線の印刷の重大な欠
如; 2−良好:同様のプリンター用に市販されているものと
同等; 3−優秀:同様のプリンター用に市販されているものと
比較して、さらに良好な印刷品質;
如; 2−良好:同様のプリンター用に市販されているものと
同等; 3−優秀:同様のプリンター用に市販されているものと
比較して、さらに良好な印刷品質;
【0080】引掻耐性 フィルムに、そのフィルム用の感熱プリンターで画像形
成する。黒いテキストの単一線を3または4色のリボン
を用いて印刷し、シートの大半を画像がない状態にし
て、引掻傷が容易に観察できるようにする。
成する。黒いテキストの単一線を3または4色のリボン
を用いて印刷し、シートの大半を画像がない状態にし
て、引掻傷が容易に観察できるようにする。
【0081】それぞれの画像は、プリンターを通る3以
上の経路を用いて形成されるので、ただ黒いテキストが
印刷される場合でさえ、シートは印刷サイクルの全工程
を通るように送り込まれる。印刷後、レセプターをオー
バーヘッドプロジェクター上に置く。オーバーヘッドプ
ロジェクターは、マット仕上げの前方映写スクリーンか
ら8フィートの位置にセットする。スクリーン照明は、
2000〜2150ルーメンの間にセットする。
上の経路を用いて形成されるので、ただ黒いテキストが
印刷される場合でさえ、シートは印刷サイクルの全工程
を通るように送り込まれる。印刷後、レセプターをオー
バーヘッドプロジェクター上に置く。オーバーヘッドプ
ロジェクターは、マット仕上げの前方映写スクリーンか
ら8フィートの位置にセットする。スクリーン照明は、
2000〜2150ルーメンの間にセットする。
【0082】それぞれの映写画像を、10フィートの距
離をおいて見て、引掻傷に注意し、以下の尺度に従って
評価する: 1−引掻傷の存在は全く見られない; 2−0〜4の若干の傷あり; 3−5〜10の若干の傷あり; 4−10より多い若干の傷あり; 5−1〜2の好ましくない傷あり; 6−2以上の好ましくない傷あり; 7−10以上の好ましくない傷あり。
離をおいて見て、引掻傷に注意し、以下の尺度に従って
評価する: 1−引掻傷の存在は全く見られない; 2−0〜4の若干の傷あり; 3−5〜10の若干の傷あり; 4−10より多い若干の傷あり; 5−1〜2の好ましくない傷あり; 6−2以上の好ましくない傷あり; 7−10以上の好ましくない傷あり。
【0083】(実施例)実施例1 熱マス転写プリンター用に適したレセプターを以下の方
法で作製した: a)コーティング溶液の調製 27.32gのナルコ(Nalco)2326(アンモニウム中和イ
オンで固定化された5nmコロイド状シリカゾル、ナルコ
社より市販)を13.99gのイオン交換水(DI)に加
えた。その後、0.49gの3-アミノプロピルトリエトキ
シシラン(3-APS)を、かなりゆっくりと、撹拌しなが
ら加えた。混合物を20分間撹拌して、3-APSを加水
分解した後、8.20gのポリビニルアルコールの5%水
溶液(エアーボル165,エアープロダクツ社より市販)
を加えた。最後に、ジェフアミンED-900とFX-8との反応
生成物である、50%イソプロピルアルコール溶液(3
Mより市販)を0.30g加え、0.75gの50/50
ステアリルメタクリレート/ヘキサンジオールジアクリ
レート(SMA/HDDA)ビーズの20%水溶液を加
えた。
法で作製した: a)コーティング溶液の調製 27.32gのナルコ(Nalco)2326(アンモニウム中和イ
オンで固定化された5nmコロイド状シリカゾル、ナルコ
社より市販)を13.99gのイオン交換水(DI)に加
えた。その後、0.49gの3-アミノプロピルトリエトキ
シシラン(3-APS)を、かなりゆっくりと、撹拌しなが
ら加えた。混合物を20分間撹拌して、3-APSを加水
分解した後、8.20gのポリビニルアルコールの5%水
溶液(エアーボル165,エアープロダクツ社より市販)
を加えた。最後に、ジェフアミンED-900とFX-8との反応
生成物である、50%イソプロピルアルコール溶液(3
Mより市販)を0.30g加え、0.75gの50/50
ステアリルメタクリレート/ヘキサンジオールジアクリ
レート(SMA/HDDA)ビーズの20%水溶液を加
えた。
【0084】b)コートしたレセプターシートの調製 上記のコーティング溶液を、90μmのポリビニリデン
クロリド(PVDC)で下塗りしたポリエチレンテレフ
タレート(PET)フィルム上に、#4マイヤー(Maye
r)ロッドを用いて、手塗りでコートした。その後シート
を110℃のオーブンで2分間乾燥させた。レセプター
に、Textronix Phaser IIおよびPhaser200プリンターを
用いて印刷し、印刷の品質と引掻耐性を評価した。結果
を表1に示す。
クロリド(PVDC)で下塗りしたポリエチレンテレフ
タレート(PET)フィルム上に、#4マイヤー(Maye
r)ロッドを用いて、手塗りでコートした。その後シート
を110℃のオーブンで2分間乾燥させた。レセプター
に、Textronix Phaser IIおよびPhaser200プリンターを
用いて印刷し、印刷の品質と引掻耐性を評価した。結果
を表1に示す。
【0085】
【表1】 ─────────── 印刷品質 3 引掻耐性 1 表面導電率 20 (10-8amps) ───────────
【0086】実施例2〜5 成分の量を表2に示すように変え、それ以外は実施例1
と同様の方法によりサンプル調製を行った。これらのサ
ンプルについて、上記の試験方法にしたがって試験を行
った。結果を表2に示す。
と同様の方法によりサンプル調製を行った。これらのサ
ンプルについて、上記の試験方法にしたがって試験を行
った。結果を表2に示す。
【0087】
【表2】
【0088】実施例6〜10 表3に示すようにエアーボル165をその他のバインダー
に置き換えたことを除き、実施例4と同様の方法によ
り、サンプルを調製した。これらのレセプターについ
て、上記と同様の方法により試験を行った。結果を表3
に示す。
に置き換えたことを除き、実施例4と同様の方法によ
り、サンプルを調製した。これらのレセプターについ
て、上記と同様の方法により試験を行った。結果を表3
に示す。
【0089】
【表3】
【0090】実施例11 PET支持体に画像受容層をコーティングする前に下塗
りを施さないことを除き、実施例7と同様の方法により
レセプターを作製した。引掻耐性の測定値は、5まで低
下した。
りを施さないことを除き、実施例7と同様の方法により
レセプターを作製した。引掻耐性の測定値は、5まで低
下した。
【0091】実施例12(比較例) 実施例11と同様PET支持体を下塗りしないことを除
き、実施例8と同様の方法によりレセプターを作製し
た。この層の引掻耐性の測定値は、5まで低下した。
き、実施例8と同様の方法によりレセプターを作製し
た。この層の引掻耐性の測定値は、5まで低下した。
【0092】実施例13 0.5gのディスパル23N4-20(ビスタ化学社より市販)
を、2.5gのDI水に加えて、レセプターを作製し
た。その後、5gのエアーボル540の5%水溶液と、0.
5gのSMA−HDDAビーズの20%水溶液を加え
て、コーティング溶液を作製した。これを、PVDCで
下塗りした200μmの厚さのPETフィルム上へ、#
4マイヤーロッドで手塗りした。該複合物を100℃で
2分間乾燥させた。フィルムに、Tektronix Phaser感熱
プリンターで印刷した。印刷の品質は3であり、引掻耐
性は、2であった。表面導電率は、8×10-8ampsであ
った。
を、2.5gのDI水に加えて、レセプターを作製し
た。その後、5gのエアーボル540の5%水溶液と、0.
5gのSMA−HDDAビーズの20%水溶液を加え
て、コーティング溶液を作製した。これを、PVDCで
下塗りした200μmの厚さのPETフィルム上へ、#
4マイヤーロッドで手塗りした。該複合物を100℃で
2分間乾燥させた。フィルムに、Tektronix Phaser感熱
プリンターで印刷した。印刷の品質は3であり、引掻耐
性は、2であった。表面導電率は、8×10-8ampsであ
った。
【0093】実施例14〜19 厚さを表4に示すように変えて、実施例1と同様の方法
でレセプターを作製した。溶液を、PVDCで下塗りし
た100μmのPETフィルム上に、実験規模のグラビ
ア印刷工程を用いてコートし、インラインで乾燥させ
た。これらのサンプルについて、上記の方法にしたがっ
て試験をおこなった。結果を表4に示す。
でレセプターを作製した。溶液を、PVDCで下塗りし
た100μmのPETフィルム上に、実験規模のグラビ
ア印刷工程を用いてコートし、インラインで乾燥させ
た。これらのサンプルについて、上記の方法にしたがっ
て試験をおこなった。結果を表4に示す。
【0094】
【表4】
【0095】表からわかるように、実施例18と19の
最も薄いコーティングでは、感熱プリンターで画像形成
した場合に、印刷品質が1に低下した。しかしながら、
複写機で画像形成した場合には、印刷品質は、市販の画
像形成シートと同等であった。さらにこの結果は、感熱
プリンターにおいて良好な質の印刷を得るためには、よ
り厚い画像形成層が必要であることを示している。
最も薄いコーティングでは、感熱プリンターで画像形成
した場合に、印刷品質が1に低下した。しかしながら、
複写機で画像形成した場合には、印刷品質は、市販の画
像形成シートと同等であった。さらにこの結果は、感熱
プリンターにおいて良好な質の印刷を得るためには、よ
り厚い画像形成層が必要であることを示している。
【0096】実施例20(比較例)および21〜23 静電気防止剤を使用せず、またSMA/HDDAビーズ
を削除するか、または表5に示したようにその他の粒子
に置き換えたことを除き、実施例17と同様の方法によ
りレセプターを作製した。印刷品質と引掻耐性試験を行
った。結果を表5に示す。粒子なしのサンプルは、着色
した干渉模様を示した。
を削除するか、または表5に示したようにその他の粒子
に置き換えたことを除き、実施例17と同様の方法によ
りレセプターを作製した。印刷品質と引掻耐性試験を行
った。結果を表5に示す。粒子なしのサンプルは、着色
した干渉模様を示した。
【0097】
【表5】
【0098】実施例24 表6に示すように異なる成分を用い、静電気防止剤を用
いないことを除き、実施例1と同様の方法によりレセプ
ターを作製した。上記と同様に試験を行った。結果を表
7に示す。
いないことを除き、実施例1と同様の方法によりレセプ
ターを作製した。上記と同様に試験を行った。結果を表
7に示す。
【0099】
【表6】
【0100】
【表7】
【0101】実施例25(比較例) 0.25gの3-APSを、15gのナイアコールDP5730
(アンチモンでドープ処理した、15%固体酸化スズゾ
ル、ナイアコール社より市販)へ撹拌しながら加えた。
0.06gの8μmSMA/HDDAビーズを分散した
5gの水を加え、次に10gのエアーボル-125の5%水
溶液を加えた。この混合物は、5分以内に凝集して、コ
ートできなかった。この比較例は、いくつかのゾルにお
いて、コート可能な溶液を製造するためには、ポリマー
バインダーを慎重に選択する必要があることを示してい
る。
(アンチモンでドープ処理した、15%固体酸化スズゾ
ル、ナイアコール社より市販)へ撹拌しながら加えた。
0.06gの8μmSMA/HDDAビーズを分散した
5gの水を加え、次に10gのエアーボル-125の5%水
溶液を加えた。この混合物は、5分以内に凝集して、コ
ートできなかった。この比較例は、いくつかのゾルにお
いて、コート可能な溶液を製造するためには、ポリマー
バインダーを慎重に選択する必要があることを示してい
る。
【0102】実施例26〜27 本実施例では、以下の方法により、レセプターを作製し
た: a)ジエタノールアミンと3-グリシドキシプロピルトリ
メトキシシランの付加生成物の調製 23.6gの3-グリシドキシプロピルトリメトキシシラ
ン(ヒルズ(Huls)アメリカ社より、A-187の商品名で市
販)と、10.5gのジメタノールアミン(アルドリッ
チ社より市販)をフラスコに入れ、室温下で急速に撹拌
し、反応を開始させた。初期段階では、反応は、不均一
であったが、5〜10分後には、透明になり、1相の粘
性の液体が形成された。混合物を、室温下で0.5時間
撹拌しウォーターバス中で、更に0.5時間、50〜6
0℃に加温した。
た: a)ジエタノールアミンと3-グリシドキシプロピルトリ
メトキシシランの付加生成物の調製 23.6gの3-グリシドキシプロピルトリメトキシシラ
ン(ヒルズ(Huls)アメリカ社より、A-187の商品名で市
販)と、10.5gのジメタノールアミン(アルドリッ
チ社より市販)をフラスコに入れ、室温下で急速に撹拌
し、反応を開始させた。初期段階では、反応は、不均一
であったが、5〜10分後には、透明になり、1相の粘
性の液体が形成された。混合物を、室温下で0.5時間
撹拌しウォーターバス中で、更に0.5時間、50〜6
0℃に加温した。
【0103】ウォーターバスから取り出した後、115
gの水を混合物中に加えて更に0.5時間撹拌し、メト
キシ基を加水分解した。全てのメトキシ基が加水分解さ
れたと仮定して、カップリング剤の約20%固溶液を作
製した。
gの水を混合物中に加えて更に0.5時間撹拌し、メト
キシ基を加水分解した。全てのメトキシ基が加水分解さ
れたと仮定して、カップリング剤の約20%固溶液を作
製した。
【0104】b)コートしたレセプターの調製 上記(a)の1gの溶液を、15gのナイアコール5730お
よび15gのナルコ2326と混合し、それぞれ実施例26
および27を作製した。その後これらの混合物のそれぞ
れに、0.06gの8μmSMA/HDDA粒子が分散
した5gの水を加え、次に10gのエアーボル125の5
%水溶液を加えた。
よび15gのナルコ2326と混合し、それぞれ実施例26
および27を作製した。その後これらの混合物のそれぞ
れに、0.06gの8μmSMA/HDDA粒子が分散
した5gの水を加え、次に10gのエアーボル125の5
%水溶液を加えた。
【0105】その後それぞれの溶液を、100μm厚さ
のPVDCを下塗りしたPETフィルムに、#4マイヤ
ーロッドを用いてコートした。コーティングは、110
℃で5分間乾燥させ、透明で、非粘着性のフィルムを作
製した。完成したレセプターに、Textronix Phaser-200
感熱プリンターを用いて印刷した。実施例26および2
7はそれぞれ、印刷品質は1および3、また引掻耐性
は、5および2であった。
のPVDCを下塗りしたPETフィルムに、#4マイヤ
ーロッドを用いてコートした。コーティングは、110
℃で5分間乾燥させ、透明で、非粘着性のフィルムを作
製した。完成したレセプターに、Textronix Phaser-200
感熱プリンターを用いて印刷した。実施例26および2
7はそれぞれ、印刷品質は1および3、また引掻耐性
は、5および2であった。
【0106】実施例28 5gの反応性分散剤を、エアーボル125を加える前にコ
ーティング溶液に加えたことを除いては、実施例26と
同様の方法によりレセプターを作製した。反応性分散剤
は、以下の方法で調製した。10gのガトレッズ(Gatre
z)AN-139(GAF社より市販)の10%メチルエチルケトン
溶液を、容器1中で加温して約50℃にし、また容器2
で、9.7gのアセトンに溶解させたオクタデシルアミ
ン(アルドリッチ社より市販)0.3gを、同様に約5
0℃まで加温した。容器2中の内容物を、容器1へ撹拌
しながら加え、合わせた溶液を、0.5時間、加温せず
に反応させた。その後、8.8gのメタノールに溶解し
た、0.2gの3-APSの溶液中に加え、更に5分間反
応させた。生成した溶液は、495gの水と5gの水酸
化アンモニウムで希釈した。
ーティング溶液に加えたことを除いては、実施例26と
同様の方法によりレセプターを作製した。反応性分散剤
は、以下の方法で調製した。10gのガトレッズ(Gatre
z)AN-139(GAF社より市販)の10%メチルエチルケトン
溶液を、容器1中で加温して約50℃にし、また容器2
で、9.7gのアセトンに溶解させたオクタデシルアミ
ン(アルドリッチ社より市販)0.3gを、同様に約5
0℃まで加温した。容器2中の内容物を、容器1へ撹拌
しながら加え、合わせた溶液を、0.5時間、加温せず
に反応させた。その後、8.8gのメタノールに溶解し
た、0.2gの3-APSの溶液中に加え、更に5分間反
応させた。生成した溶液は、495gの水と5gの水酸
化アンモニウムで希釈した。
【0107】画像レセプターについて、実施例26と同
様の方法により試験を行ったところ、印刷品質および引
掻耐性は、それぞれ3および1であった。
様の方法により試験を行ったところ、印刷品質および引
掻耐性は、それぞれ3および1であった。
【0108】実施例29 実施例27で用いた1gの付加生成物を、0.25gのN
-2-アミノエチル-3-アミノプロピル-トリメトキシシラ
ンに置き換えたことを除き、実施例27と同様にレセプ
ターを作製し、試験を行った。印刷品質および引掻耐性
は、それぞれ3および1であった。
-2-アミノエチル-3-アミノプロピル-トリメトキシシラ
ンに置き換えたことを除き、実施例27と同様にレセプ
ターを作製し、試験を行った。印刷品質および引掻耐性
は、それぞれ3および1であった。
【0109】実施例30 15gのナルコ23326へ、0.25gの3-APSを加え、
次に0.06gのシロイド(Syloid)161(ワックス処理し
た非晶質シリカで、4〜7μmの平均粒径を有する、W.
R.Graceより市販)を実施例28の分散剤5gに分散させ
たものを加えた。最後に、10gのエアーボル-125の5
%溶液を加え、実施例28と同様に溶液をコートして、
試験を行った。印刷品質および引掻耐性は、それぞれ3
および1であった。
次に0.06gのシロイド(Syloid)161(ワックス処理し
た非晶質シリカで、4〜7μmの平均粒径を有する、W.
R.Graceより市販)を実施例28の分散剤5gに分散させ
たものを加えた。最後に、10gのエアーボル-125の5
%溶液を加え、実施例28と同様に溶液をコートして、
試験を行った。印刷品質および引掻耐性は、それぞれ3
および1であった。
【0110】実施例31、34〜35、および32(比
較例)〜33(比較例) 実施例26の反応生成物1gの代わりに、実施例30と
同様のブロッキング防止剤を用い、またコロイド状粒子
の量と種類を表8に示すように変えて、レセプターを作
製した。実施例30と同様に試験を行った。結果は、表
8に示す。
較例)〜33(比較例) 実施例26の反応生成物1gの代わりに、実施例30と
同様のブロッキング防止剤を用い、またコロイド状粒子
の量と種類を表8に示すように変えて、レセプターを作
製した。実施例30と同様に試験を行った。結果は、表
8に示す。
【0111】
【表8】
【0112】実施例34に含まれるバインダーは、ここ
に使用したその他の重合バインダーよりも高く、またド
ナーシート上のワックスの溶融温度よりも高い溶融温度
を有する。このレセプターは、ゼログラフィーを用いて
画像形成した場合に良好な画像質を示すが、感熱プリン
ターで画像形成を行った場合には、画像質は貧弱であ
る。
に使用したその他の重合バインダーよりも高く、またド
ナーシート上のワックスの溶融温度よりも高い溶融温度
を有する。このレセプターは、ゼログラフィーを用いて
画像形成した場合に良好な画像質を示すが、感熱プリン
ターで画像形成を行った場合には、画像質は貧弱であ
る。
【0113】更にこれらの比較例は、バインダーとコロ
イド状ゾルのある種の組み合わせは、常法で混合しても
親和しないことを示している。
イド状ゾルのある種の組み合わせは、常法で混合しても
親和しないことを示している。
【0114】実施例36 12gのナルコ2326と実施例26の反応生成物1gとを
混合し、次に15gのエアーボル125の5%水溶液と、
3gのナルコ2327を混合して、レセプターを作製した。
0.06gのシロイド161が分散した10gの反応性ガト
レッズ分散剤を加えた後、溶液を実施例26と同様の方
法でコートし、試験した。印刷品質は2、および引掻耐
性は1であった。
混合し、次に15gのエアーボル125の5%水溶液と、
3gのナルコ2327を混合して、レセプターを作製した。
0.06gのシロイド161が分散した10gの反応性ガト
レッズ分散剤を加えた後、溶液を実施例26と同様の方
法でコートし、試験した。印刷品質は2、および引掻耐
性は1であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジェフリー・チン−イェー・チャン アメリカ合衆国55144−1000ミネソタ州セ ント・ポール、スリーエム・センター(番 地の表示なし) (72)発明者 ロバート・モーリス・ヘンリー アメリカ合衆国55144−1000ミネソタ州セ ント・ポール、スリーエム・センター(番 地の表示なし) (72)発明者 ロバート・エドウィン・マーティンソン アメリカ合衆国55144−1000ミネソタ州セ ント・ポール、スリーエム・センター(番 地の表示なし) (72)発明者 ジョン・ジョゼフ・ストフコ・ジュニア アメリカ合衆国55144−1000ミネソタ州セ ント・ポール、スリーエム・センター(番 地の表示なし)
Claims (3)
- 【請求項1】 感熱プリンター、および電子写真または
ゼログラフィック複写機での画像形成に適した水ベース
透明画像受容層であって、該層が、0.20μm以上の
厚みを有し、 a)一般式: (Q)n−R−Si(OR1)3 (式中、Qは第1、第2および第3アミノ基からなる群
より選択され;Rは脂肪族および芳香族基から選択さ
れ、R1はアルキルおよびアリール基からなる群より選
択され、およびnは1または2である)、を有する少な
くとも1種のアミノシランカップリング剤5〜30重量
部、 b)コロイド状シリカ粒子、コロイド状アルミナ粒子およ
びコロイド状酸化スズ粒子からなる群より選択される塩
基性コロイド粒子60〜80重量部、 C)ポリビニルアルコール、ポリビニルアセテート、ゼラ
チン、ポリエステル類、コポリエステル類、スルホン化
ポリエステル類、ポリアミド類、ポリビニルピロリドン
類、アクリル酸のコポリマー、メタクリル酸のコポリマ
ー、およびポリスチレン類のコポリマーからなる群より
選択される水分散性重量バインダー10〜29.9重量
部、および d)シリカ粒子、およびポリ(メチルメタクリレート)、
ポリ(ヘキサンジオールジアクリレート/ステアリルメ
タクリレート)、ポリ(ブタンジオールジアクリレート
/ステアリルメタクリレート)およびポリ(ヘキサンジ
オールジアクリレート/ステアリルメタクリレート/グ
リシジルメタアクリレート)からなる群より選択される
ポリマーを含む重合ビーズからなる群より選択されるブ
ロッキング防止剤0.1〜5重量部 の混合物を含む、水ベース透明画像受容層。 - 【請求項2】 アミノシランが、3-アミノプロピル-ト
リメトキシシラン、3-アミノプロピルトリエチオキシシ
ラン、3-グリシドキシプロピルアルコキシシランと第2
ヒドロキシアルキルアミン類との付加生成物、それらの
混合物、および前記の化合物と1以上のその他のシラン
カップリング剤とのブレンドからなる群より選択され、
その他のシランカップリング剤が、メチルトリメトキシ
シラン、ジメチルジエトキシシラン、メタクリロールプ
ロピルトリメトキシシランおよびグリシドキシプロピル
アルコキシシランのジアルキルアミン付加生成物からな
る群より選択される、請求項1記載の水ベース透明画像
受容層。 - 【請求項3】 感熱プリンター、および電子写真または
ゼログラフィック複写機での画像形成に適した水ベース
透明画像受容シートであって、透明支持体と該支持体の
少なくとも1つ主表面上に、請求項1または2のいずれ
かに記載の画像受容層を含有し、該層が0.25μm以
上の厚みを有し、 a)5〜15重量部の1以上のアミノシランカップリング
剤であって、3-アミノプロピル-トリメトキシシラン、3
-アミノプロピルトリエチオキシシラン、3-グリシドキ
シプロピルアルコキシシランと第2ヒドロキシアルキル
アミン類との付加生成物、およびそれらの混合物からな
る群より選択されるもの、 b)65〜80重量部の塩基性コロイド状シリカ粒子、 C)10〜20重量部のポリビニルアルコール重合バイン
ダー、および d)0.1〜5重量部のブロッキング防止剤であって、シ
リカ粒子、およびポリ(メチルメタクリレート)、ポリ
(ヘキサンジオールジアクリレート/ステアリルメタク
リレート)、ポリ(ブタンジオールジアクリレート/ス
テアリルメタクリレート)およびポリ(ヘキサンジオー
ルジアクリレート/ステアリルメタクリレート/グリシ
ジルメタアクリレート)からなる群より選択されるポリ
マーを含む重合ビーズからなる群より選択されるもの を含む、水ベース透明画像受容シート。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US08/139,219 US5411787A (en) | 1993-10-19 | 1993-10-19 | Water based transparent image recording sheet |
US139219 | 1993-10-19 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07179073A true JPH07179073A (ja) | 1995-07-18 |
Family
ID=22485624
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6250469A Pending JPH07179073A (ja) | 1993-10-19 | 1994-10-17 | 水ベース透明画像記録材料 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5411787A (ja) |
EP (1) | EP0663620A3 (ja) |
JP (1) | JPH07179073A (ja) |
KR (1) | KR950011139A (ja) |
CN (1) | CN1103961A (ja) |
CA (1) | CA2130036A1 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07276789A (ja) * | 1994-04-05 | 1995-10-24 | Fuji Photo Film Co Ltd | 記録用シート |
JP3155933B2 (ja) * | 1996-03-29 | 2001-04-16 | キヤノン株式会社 | 電子写真用光透過性被記録材及び加熱定着方法 |
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KR20010012433A (ko) * | 1998-03-12 | 2001-02-15 | 사사베 쇼고 | 분말 코팅 조성물로 도포된 시트와 그 시트의 제조 방법및 사용 |
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KR100454100B1 (ko) * | 2002-03-26 | 2004-10-26 | 한국화학연구원 | 내부진입형 대전방지성 조성물과 그 제조방법 및 이를이용한 대전방지성 필름 |
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JP4603318B2 (ja) | 2004-03-12 | 2010-12-22 | 富士フイルム株式会社 | 電子写真用受像シート及びその製造方法、並びに、画像形成方法及び電子写真用画像形成システム |
WO2005103172A2 (en) * | 2004-04-15 | 2005-11-03 | Avery Dennison Corporation | Dew resistant coatings |
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US8084107B2 (en) * | 2004-10-20 | 2011-12-27 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Ink-jet media with multiple porous media coating layers |
US20060246239A1 (en) * | 2005-04-29 | 2006-11-02 | Tienteh Chen | Porous inkjet recording material |
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