JPH0717850A - 浴用組成物 - Google Patents
浴用組成物Info
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- JPH0717850A JPH0717850A JP5188901A JP18890193A JPH0717850A JP H0717850 A JPH0717850 A JP H0717850A JP 5188901 A JP5188901 A JP 5188901A JP 18890193 A JP18890193 A JP 18890193A JP H0717850 A JPH0717850 A JP H0717850A
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Abstract
0〜90重量%、無水ケイ酸0.1〜5重量%を配合す
ることを特徴とする浴用組成物。 【効果】 本発明の浴用組成物は、皮膚に対し刺激性が
なく、血行を促進して発汗作用を高め、保温効果にも優
れ、且つ美肌作用に優れ、さらには組成物の固結防止効
果を有する。
Description
く、血行を促進して発汗作用を高め、保温効果に優れ、
且つ美肌作用に優れ、さらには組成物の固結防止効果を
有する浴用組成物に関する。
浴用組成物は、その成分として硫酸ナトリウム、炭酸水
素ナトリウム、塩化ナトリウム等のいわゆる無機塩類を
主成分とし、これに香料、油分、色素等の補助成分を適
宜配合し、入浴時の気分を爽快にし、血行を促進させ、
新陳代謝を高めるとして、多種多用のものが上市されて
いる。しかしながら、現在の浴用組成物は、血行を促進
し、新陳代謝を高めることによる発汗効果、保温効果、
且つ優れた美肌作用効果を得るには不充分といった問題
があった。
とによる発汗効果、保温効果を得、更に優れた美肌作用
効果を得るための浴用組成物は、浴槽のお湯200lに
対し25g〜30gといった使用量が一般的である。し
かし、血行促進もしくは新陳代謝を高めるに充分な発汗
・保温効果を得るには浴槽のお湯200lに対しての使
用量を増加するか、有効成分の1つである生薬成分を増
加する方法等が考えられる。しかし、使用量の増加や有
効成分を増加すると、皮膚に対しての刺激が強かった
り、無機塩のアルカリ成分で脱脂されたり,肌がザラつ
いたりするという欠点がある。
ると浴後、肌がべたついたり、浴槽が汚れ掃除するのに
手間がかかってしまう。また、粉末浴用組成物の場合は
組成物が固結してしまい流動性が悪くなり、製造時に扱
いにくかったり、容器からスムーズに出にくく、さらに
経日における安定性が悪くなり、製品の外観が悪くな
る。
を促進して発汗作用を高め、保温効果に優れ、且つ美肌
効果に優れ、さらには組成物の固結防止効果を有する浴
用組成物を提供することを目的とする。
を解決するために鋭意研究した結果、海藻粉末0.1〜
30重量%、海水を乾燥させたことにより得たいわゆる
海水乾燥物10〜90重量%、および無水ケイ酸0.1
〜5重量%を含有する浴用組成物により、上記欠点をこ
とごとく解決することを見い出し、本発明を完成したも
のである。
の紅色、褐色及び緑色の紅藻類、藍藻類、緑藻類、褐藻
類に属する昆布属、ヒバマタ属のもので、本発明で用い
る海藻粉末とは、洗浄、乾燥後粉砕もしくは洗浄、急速
冷凍し粉砕あるいは凍結乾燥後粉砕したもので、天然の
ヨード、臭素、ヒ素及び多糖類、アミノ酸、ビタミンミ
ネラル物質等を含有し、これらの成分が皮膚内に浸透し
潤いやしっとり感を与えるものである。海藻の粒径とし
ては、特に限定しないが浴槽に添加することを加味する
と10〜70メッシュを通過したものが好ましく、20
〜50メッシュを通過したものが特に好ましい。
主な成分は、塩素、硫酸、重炭酸、臭素の各陰イオンと
ナトリウム、マグネシウム、カルシウム、カリウムの各
陽イオンの8成分を中心にフッ素、ホウ素なども含まれ
ている。海水中に溶存する元素で存在量が確認されてい
るものは70数種に及ぶ。本発明で用いる海水乾燥物と
しては、海水を原料にして水分を減少させた天然塩また
は海水をそのまま熱風乾燥あるいは凍結乾燥したもので
良いが、安定性の点から必要に応じてべたつきの原因に
なる塩類を減少させるためにいわゆる逆浸透膜などで脱
塩処理を行い、凍結乾燥し、粉砕したものが特に好まし
い。
を凍結乾燥したものと比較して塩素、ナトリウムが減少
しているほかは、マグネシウム、カリウム、リン等のい
わゆる微量元素が豊富に含まれている。また、製品に配
合する場合の作業性あるいは安定性の上でも脱塩したも
のの方が特に好ましい。これらの微量成分を含む海水乾
燥物を配合した浴用組成物の使用量としては、一般浴槽
200l当たり通常25〜30gである。
常に吸湿性が高く、これらに通常配合される香料や他の
植物エキス、油分等を添加すると製造時組成物が固結し
てしまい流動性が悪く、製造時に扱いにくい等の作業状
の欠点があり、また製品の外観が悪く容器からスムーズ
に出にくい。しかし、無水ケイ酸を配合することにより
これらの問題は解決できる。無水ケイ酸としては、ケイ
酸ナトリウム液に酸を反応させ分解して作られる公知の
化合物で良く、例えば市販品としてサイロピュア(富士
ディビゾン化学株式会社製)等が挙げられる。また、こ
れらの粒径について通常知られているところの平均粒子
径2〜4ミクロンで良い。
浴用組成物の総量を基準として、0.1〜30重量%が
相応しく、特に0.5〜10重量%が好ましい。0.1
重量%より少ないと効果の発現性が充分でなく、また3
0重量%より多いと原価の点、溶解時の外観の点から相
応しくない。
成物の総量を基準として、10〜90重量%で好まし
く、特に10〜60重量%が好ましい。10重量%より
少ないと効果の発現性が充分でなく、また90重量%よ
り多いと原価の点、安定性の点から相応しくない。
総量を基準として、0.1〜5重量%が好ましく、特に
0.2〜3重量%が好ましい。0.1重量%より少ない
と組成物の固結防止効果の発現性が充分でなく、また5
重量%より多いと溶解時の外観の点から相応しくない。
皮膚に対し刺激性がなく、皮膚のきめ、色、艶等の状態
を著しく改善する美肌作用を持ち、且つ血行促進して保
温効果を高めるという優れた効果を有し、さらには組成
物の固結防止効果を有する浴用組成物を提供出来る。
よび無水ケイ酸以外に配合できる浴用組成物成分として
は、通常使用されているものなら全て使用出来るが、効
能、効果に応じ以下の物質から適宜選択出来る。
ム、ホウ酸、ほう砂、硫酸ナトリウム、硫化ナトリウ
ム、硫化カリウム、硝酸ナトリウム、硝酸カルシウム、
硫酸アンモニウム、チオ硫酸ナトリウム、リン酸水素カ
ルシウム、塩化カリウム、塩化アンモニウム、リン酸ナ
トリウム、次亜硫酸ナトリウム、チオ硫酸カルシウム、
硫黄、尿素、セスキ炭酸ナトリウム、硫酸マグネシウム
等。
リチル酸等。
油、パーム油、タートル油、ヌカ油、ホホバ油、ミンク
油、卵黄油、スクワラン、アボガド油、ラノリン、流動
パラフィン、白色ワセリン、DHA、EPA等。
ース、ナトリウム塩、カゼイン、ぺクチン、デンプン、
アルギン酸ナトリウム、ポリビニルアルコール、ポリビ
ニルピロリドン、ローカストビーンガム、カラギナン、
寒天、カーボポール等。
リエチレングリコール、1,3−ブチレングリコール、
ビタミンC及びその誘導体、加水分解シルク、コラーゲ
ン、コンドロイチン及びその蛋白複合体、グリチルリチ
ン及びその誘導体等。
レンジ油、ハッカ油、タイム油、ショウブ油、ウイキョ
ウ油、スギ油、ヒバ油、ヒノキ油、バラ油、ユーカリ
油、カンファー、ペパーミント油、スペアミント油、ゲ
ラニオール、ミカン油油、トウヒ、シトロネロール等の
天然及び合成香料等。
ショウキョウ、カンゾウ、チンピ、トウヒ、トウキ、ニ
ンジン、ハッカ、ケイヒ、ウバイ、ヨモギ、ドクダミ、
モモノハ、カミツレ、アロエ、ジャスミン、ローズヒッ
プ、ラベンダー、グァバ、オウゴン、クコ、レイシ、ニ
ワトコ、アシタバ、ウコギ、ゴボウ、カンゾウ等の粉砕
物及びその水溶性もしくは油溶性抽出液。
もの以外にも、必要に応じてその他の成分として、殺菌
剤、界面活性剤、ビタミン類、及び医薬品、医薬部外品
並びに化粧品用タール系色素等を適宜配合出来る。
細に説明する。
拌後濾過し不純物を取り除いた後、冷却する。これを凍
結乾燥し、生成した固形物を粉砕し海水乾燥物約50g
(試料1)を得た。また、凍結乾燥する前に溶液を逆浸
透法を用い減塩し、その後凍結乾燥して得られた脱塩海
水乾燥物約30g(試料2)を得た。表1に海水をその
まま乾燥した海水乾燥物と脱塩(逆浸透法)してから乾
燥させた海水乾燥物の成分含量の比較した例を表す。
尚、脱塩海水乾燥物は、採取した海水により多少成分含
量のばらつきが生じた為その含量範囲で示す。
砕機にて粉砕し、50メッシユパスの緑褐色の海藻粉末
を得た。(試料3)
例1と比べ評価した。製法は通常の浴用組成物の方法に
準じた。
触、入浴後の感触および一週間連用した後の皮膚の状態
について評価した。40℃のお湯を浴槽に約200l入
れ、実施例1、比較例1の組成からなる浴用組成物をそ
れぞれ30gを投入し、10分間入浴した。それぞれの
評価項目について5段階で評価を行い、非常に良い5
点、良い4点、普通3点、変化なし2点、悪い1点の点
数を記入しその平均を取った。その結果を、表3に示
す。
に比べ入浴中の皮膚に対する感触が良く、刺激も無く、
入浴後の肌につや、しっとり感(保湿性)を与え美肌効
果に優れていることは明らかである。また、実施例1
は、試料の固結状態も良く、製造時の生産性や経日変化
における製品安定性の点においても比較例1よりも優れ
ていた。
に有効成分を何も添加しない淡水浴について比較した。
40℃のお湯を浴槽に約200l入れ、淡水浴はそのま
ま、実施例2、比較例2〜4は各々30gずつ投入し、
15分間入浴した。入浴浴湯温度は40℃、入浴時間は
5分入浴、5分休憩、10分入浴の反復浴とし、25
℃、60%の恒温恒湿室にて、(1)発汗効果は、額部
の水分蒸散量を発汗量とし、フォーション社製ハイドロ
グラフを用い、面積1cm2 の換気カプセルを用い測定し
た。(2)保温効果の評価は、胸部の温度を日本電気三
栄製サーモグラフィーにて測定した。(3)また、試料
をガラス容器に入れ、栓をしたのち40℃の恒温、75
%の恒湿室に3ケ月間入れて試料の固結状態について観
察した。尚試料の製法は通常の浴用組成物の方法に準じ
た。尚、表中の数値は重量%を表す。
較例2〜4および淡水浴と比較して、入浴後60分にお
いても、水分蒸散量が多いことから発汗作用高く、また
皮膚表面温度についても、比較例および淡水浴と比較し
て、高いことから保温性に優れている。
の浴用組成物に比べ、皮膚に対し刺激性がなく、血行を
促進して発汗作用を高め、保温効果にも優れ、且つ美肌
作用に優れ、さらには組成物の固結防止効果を有する浴
用組成物を提供することは明らかである。
Claims (1)
- 【請求項1】 海藻粉末0.1〜30重量%、海水乾燥
物10〜90重量%、および無水ケイ酸0.1〜5重量
%を配合することを特徴とする浴用組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5188901A JP2708699B2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 浴用組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5188901A JP2708699B2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 浴用組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0717850A true JPH0717850A (ja) | 1995-01-20 |
JP2708699B2 JP2708699B2 (ja) | 1998-02-04 |
Family
ID=16231868
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5188901A Expired - Lifetime JP2708699B2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 浴用組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2708699B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001048738A (ja) * | 1999-08-03 | 2001-02-20 | Ako Kasei Co Ltd | 海水乾燥物及び海水由来ミネラルを配合した化粧料 |
JP2001278767A (ja) * | 2000-03-28 | 2001-10-10 | Matsukawa Kagaku:Kk | 化粧料 |
KR20030082869A (ko) * | 2002-04-17 | 2003-10-23 | 백은기 | 천연 목욕물 |
JP2010095497A (ja) * | 2008-10-20 | 2010-04-30 | Shoichi Nakamura | 入浴剤 |
JP2012072126A (ja) * | 2010-08-30 | 2012-04-12 | Kao Corp | 体温調節機能改善剤 |
-
1993
- 1993-06-30 JP JP5188901A patent/JP2708699B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001048738A (ja) * | 1999-08-03 | 2001-02-20 | Ako Kasei Co Ltd | 海水乾燥物及び海水由来ミネラルを配合した化粧料 |
JP2001278767A (ja) * | 2000-03-28 | 2001-10-10 | Matsukawa Kagaku:Kk | 化粧料 |
KR20030082869A (ko) * | 2002-04-17 | 2003-10-23 | 백은기 | 천연 목욕물 |
JP2010095497A (ja) * | 2008-10-20 | 2010-04-30 | Shoichi Nakamura | 入浴剤 |
JP2012072126A (ja) * | 2010-08-30 | 2012-04-12 | Kao Corp | 体温調節機能改善剤 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2708699B2 (ja) | 1998-02-04 |
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