JP2000128770A - 浴用組成物 - Google Patents
浴用組成物Info
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Abstract
り、皮膚のきめ等の状態を改善し、美肌作用に優れ、か
つ入浴中と入浴後の肌感触に優れた浴用組成物を提供す
る。 【解決手段】ラフィノースを含有することを特徴とする
浴用組成物。
Description
がなく、肌のつや、皮膚の張り、皮膚のきめ等の状態を
改善し、美肌作用に優れ、かつ入浴中と入浴後の肌感触
に優れた浴用組成物に関する。さらに詳しくは、天然成
分であり、かつ細胞保護効果に優れたラフィノースを配
合することで、肌の状態を改善し、より効果的に生理活
性成分の効果を発現することができる浴用組成物に関す
る。
多糖類の一種として、多くの公開特許公報に記載があ
り、化粧料に単純に配合することは公知である。
の公報にはいずれもラフィノースを他の多価アルコール
や糖類と並列に扱っており、ラフィノース特有の生理活
性効果については記載されていなかった。また、ラフィ
ノースを含有する浴用組成物についても記載されていな
かった。本発明の目的は、皮膚に対し刺激性がなく、肌
のつや、皮膚の張り、皮膚のきめ等の状態、皮膚のき
め、色、艶等の状態を改善し、美肌作用に優れ、かつ入
浴中や入浴後のべとつきがなく、さっぱりした肌の感触
に優れた浴用組成物を提供することにある。
ースがある種の植物、例えば、マメ科植物が、凍結など
の過酷な環境下に置かれた時に、自身の細胞を保護する
目的でラフィノースを産生することに着目し、これを配
合した浴用組成物について鋭意検討した結果、ラフィノ
ースが細胞の安定性を高めること、そして生理活性成分
と併用した場合にはより効果的に生理活性成分の効果が
得られることを見いだした。また、ラフィノースを配合
した浴用組成物は、入浴後の肌触りがさらさらした感じ
に改善できる特徴をも見いだした。
を含有することを特徴とする浴用組成物にある。
活性成分を含有することを特徴とする浴用組成物にあ
る。
たものであることを特徴とする上記の浴用組成物にあ
る。
は、三糖類の一種で、O−α−D−ガラクトピラノシル
−(1,6)−O−α−D−グルコピラノシル−(1,
2)−β−D−フラクトフラノシドの構造を持つ物質で
あり、ユーカリのマンナ、サトウダイコンの糖蜜、ワタ
の実などから得られるが、サトウダイコンの糖蜜由来の
ものが安定的に供給されることから最も好ましい。
する際の配合割合は、浴用組成物の総量に対して、0.
1〜10重量%が好ましく、さらに好ましくは0.3〜
5重量%である。この範囲であれば感触の改善と効果の
両立が容易にできる。
塗布した場合に皮膚に何らかの生理活性を与える物質が
挙げられる。例えば、抗炎症剤、老化防止剤、スリミン
グ剤、ひきしめ剤、抗酸化剤、保湿剤、血行促進剤、抗
菌剤、殺菌剤、乾燥剤、冷感剤、温感剤、ビタミン類、
アミノ酸、創傷治癒促進剤、刺激緩和剤、鎮痛剤、細胞
賦活剤、酵素成分等が挙げられる。その中でも、天然系
の動植物抽出成分、海藻抽出成分、生薬成分、酵素成分
が特に好ましい。本発明では、これらの生理活性成分を
1種または2種以上配合することが好ましい。
成分、生薬成分、酵素成分の例としては、例えば、アシ
タバエキス、アボガドエキス、アマチャエキス、アルテ
アエキス、アルニカエキス、アロエエキス、アンズエキ
ス、アンズ核エキス、イチョウエキス、ウイキョウエキ
ス、ウコンエキス、ウーロン茶エキス、エイジツエキ
ス、エチナシ葉エキス、オウゴンエキス、オウバクエキ
ス、オウレンエキス、オオムギエキス、オトギリソウエ
キス、オドリコソウエキス、オランダカラシエキス、オ
レンジエキス、海水乾燥物、海藻エキス、加水分解エラ
スチン、加水分解コムギ末、加水分解シルク、カモミラ
エキス、カロットエキス、カワラヨモギエキス、甘草エ
キス、カルカデエキス、カキョクエキス、キウイエキ
ス、キナエキス、キューカンバーエキス、グアノシン、
クチナシエキス、クマザサエキス、クララエキス、クル
ミエキス、グレープフルーツエキス、クレマティスエキ
ス、クロレラエキス、クワエキス、ゲンチアナエキス、
紅茶エキス、酵母エキス、ゴボウエキス、コメヌカ発酵
エキス、コメ胚芽油、コンフリーエキス、コラーゲン、
コケモモエキス、サイシンエキス、サイコエキス、サイ
タイ抽出液、サルビアエキス、サボンソウエキス、ササ
エキス、サンザシエキス、サンショウエキス、シイタケ
エキス、ジオウエキス、シコンエキス、シソエキス、シ
ナノキエキス、シモツケソウエキス、シャクヤクエキ
ス、ショウブ根エキス、シラカバエキス、スギナエキ
ス、セイヨウキズタエキス、セイヨウサンザシエキス、
セイヨウニワトコエキス、セイヨウノコギリソウエキ
ス、セイヨウハッカエキス、セージエキス、ゼニアオイ
エキス、センキュウエキス、センブリエキス、ダイズエ
キス、タイソウエキス、タイムエキス、茶エキス、チョ
ウジエキス、チガヤエキス、チンピエキス、トウキエキ
ス、トウキンセンカエキス、トウニンエキス、トウヒエ
キス、ドクダミエキス、トマトエキス、納豆エキス、ニ
ンジンエキス、ニンニクエキス、ノバラエキス、ハイビ
スカスエキス、バクモンドウエキス、パセリエキス、蜂
蜜、ハマメリスエキス、パリエタリアエキス、ヒキオコ
シエキス、ビサボロール、ビワエキス、フキタンポポエ
キス、フキノトウエキス、ブクリョウエキス、ブッチャ
ーブルームエキス、ブドウエキス、プロポリス、ヘチマ
エキス、ベニバナエキス、ペパーミントエキス、ボダイ
ジュエキス、ボタンエキス、ホップエキス、マツエキ
ス、マロニエエキス、ミズバショウエキス、ムクロジエ
キス、メリッサエキス、モモエキス、ヤグルマギクエキ
ス、ユーカリエキス、ユキノシタエキス、ユズエキス、
ヨクイニンエキス、ヨモギエキス、ラベンダーエキス、
リンゴエキス、レタスエキス、レモンエキス、レンゲソ
ウエキス、ローズエキス、ローズマリーエキス、ローマ
カミツレエキス、ローヤルゼリーエキス等を挙げること
ができる。また、好ましい生理活性成分として、レモン
の皮、海藻、ヒノキ、ヒバ、米ヌカ、シュウブ、ショウ
キョウ、カンゾウ、チンピ、トウヒ、トウキ、ニンジ
ン、ハッカ、ケイヒ、ウバイ、ヨモギ、ドクダミ、モモ
ノハ、カミツレ、アロエ、ジャスミン、ローズヒップ、
ラベンダー、グァバ、オウゴン、クコ、レイシ、ニワト
コ、アシタバ、ウコギ、ゴボウ等の粉砕物を用いても構
わない。
活性成分の例としては、デオキシリボ核酸、ムコ多糖
類、ヒアルロン酸ナトリウム、コンドロイチン硫酸ナト
リウム、コラーゲン、エラスチン、キチン、キトサン、
加水分解卵殻膜等の生体高分子;アミノ酸、ザルコシ
ン、N−メチル−L−セリン等のアミノ酸誘導体;乳酸
ナトリウム、尿素、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、
ベタイン、ホエイ等の保湿成分;スフィンゴ脂質、セラ
ミド、コレステロール、コレステロール誘導体、リン脂
質等の油性成分;ε−アミノカプロン酸、グリチルリチ
ン酸、β−グリチルレチン酸、塩化リゾチーム、グアイ
アズレン、ヒドロコルチゾン等の抗炎症剤;ビタミン
A,B2,B6,C,D,E,パントテン酸カルシウム、
ビオチン、ニコチン酸アミド、ビタミンCエステル等の
ビタミン類;アラントイン、ジイソプロピルアミンジク
ロロ酢酸、4−アミノメチルシクロヘキサンカルボン酸
等の活性成分;トコフェロール、カロチノイド、フラボ
ノイド、タンニン、リグナン、サポニン等の抗酸化剤;
α−ヒドロキシ酸、β−ヒドロキシ酸等の細胞賦活剤;
γ−オリザノール、ビタミンE誘導体等の血行促進剤;
レチノール、レチノール誘導体等の創傷治癒剤;ヒノキ
チオール、dl−α−トコフェロール、酢酸dl−α−
トコフェロール、カンフル、l−メントール、γ−アミ
ノ酪酸等が挙げられる。さらに酵素としては、プロテア
ーゼ、リパーゼ等が挙げられる。
合割合は、その活性成分の効果発現濃度によるが、抽出
エキス等を考慮した場合、一般的には浴用組成物の総量
に対して、0.05〜90重量%が好ましく、さらに好
ましくは0.1〜50重量%である。
外に、通常浴用組成物に用いられる各種成分を併用する
ことができる。例えば、下記に示すような無機塩類、無
機酸類、有機酸類、油脂類、多価アルコール類、香料類
等が挙げられる。
ム、ホウ酸、ほう砂、硫酸ナトリウム、硫化ナトリウ
ム、硫化カリウム、硝酸ナトリウム、硝酸カルシウム、
硫酸アンモニウム、チオ硫酸ナトリウム、リン酸水素カ
ルシウム、塩化カリウム、塩化アンモニウム、リン酸ナ
トリウム、次亜硫酸ナトリウム、チオ硫酸カルシウム、
硫黄、セスキ炭酸ナトリウム、硫酸マグネシウム等。
リチル酸等。
油、パーム油、タートル油、ヌカ油、ホホバ油、ミンク
油、卵黄油、スクワラン、アボガド油、ラノリン、流動
パラフィン、白色ワセリン等。
リエチレングリコール、1,3−ブチレングリコール
等。
レンジ油、ハッカ油、タイム油、ショウブ油、ウイキョ
ウ油、スギ油、ヒバ油、ヒノキ油、バラ油、ユーカリ
油、カンファー、ペパーミント油、スペアミント油、ゲ
ラニオール、ミカン油、シトロネロール等の天然及び合
成香料等。
の以外にも、必要に応じてその他の成分として、界面活
性剤、及び医薬品用、医薬部外品用並びに化粧品用のタ
ール系色素等を適宜配合出来る。
状、液状、エマルション状、ジェル状など従来公知の剤
型を使用することができる。
用いる場合には、ラフィノースを単独もしくは上記各成
分と造粒したものを用いることが好ましい。造粒の方法
としては、従来公知の方法が使用できる。例えば、スプ
レードライヤーや流動層乾燥機、ヘンシェルミキサー、
ニーダーなどの造粒機を用いる方法が挙げられる。造粒
時には結合剤を用いることもできる。スプレードライヤ
ーを用いてラフィノースを造粒した場合には、使用時の
ラフィノースの溶解性を上げることができる。また、無
機塩類と共に造粒した場合も、溶解性の改善が期待でき
る。また、ベタインなどの界面活性剤や酸化チタン、炭
酸カルシウム、硫酸バリウムなどの顔料と一緒に造粒す
ることも可能である。この場合、活性剤の安定性向上、
顔料の分散性改善などの効果が期待できる。
に詳細に説明する。また、実施例及び比較例で用いた浴
用剤組成物の各種特性に対する評価方法を以下に示す。
つきがない等の感触、入浴後のさっぱりした肌の感触等
の感触、及び1週間連用した後の皮膚の状態について評
価した。40℃のお湯を浴槽に約200l入れ、実施
例、比較例の組成からなる浴用組成物をそれぞれ30g
を投入し、10分間入浴した。それぞれの評価項目につ
いて5段階で評価を行い、非常に良い5点、良い4点、
普通3点、変化なし2点、悪い1点の点数を記入しその
平均を取った。従って点数が高いほど評価が高いことを
示す。
の浴用組成物の方法に準じた。生理活性成分として、ハ
イビスカスエキス、酵素(プロテアーゼ)、紅藻抽出物
を用いた。尚、表中の配合量の単位は重量%である。
スプレードライヤーを用いて、水溶液から造粒した粉末
を用いた。この時結合剤は使用しなかった。この造粒ラ
フィノースを乾式のレーザー式粒度分布測定装置で平均
粒子径を測定したところ、13μmの値が得られた。
示す。
なく、表2の結果より、各比較例と比べて、各評価項目
に対して優れた性能を有していることが判る。比較例1
は実施例1に対してラフィノースを除いたものである
が、肌のつや等、入浴後の感触などが低下した。また、
比較例2は実施例1のラフィノースと生理活性成分を除
いたものであるが、比較例1よりもさらに性能が低下し
た。ラフィノースを造粒して配合した実施例3は、ラフ
ィノースの溶解性が良く、使用感が向上し、また実施例
2に比べ、浴用組成物の製造および容器やアルミパック
への充填が容易であった。
あり、かつ細胞保護効果に優れたラフィノース、または
ラフィノースと生理活性成分を配合することで、皮膚に
対し刺激性がなく、皮膚のつや、張り、きめ等の状態を
改善し、美肌作用に優れ、かつ入浴中や入浴後の肌の感
触に優れた浴用組成物であることは明らかである。
Claims (3)
- 【請求項1】 ラフィノースを含有することを特徴とす
る浴用組成物。 - 【請求項2】 ラフィノースおよび生理活性成分を含有
することを特徴とする浴用組成物。 - 【請求項3】 ラフィノースが造粒されたものであるこ
とを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の浴用組成
物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10364209A JP2000128770A (ja) | 1998-08-20 | 1998-12-22 | 浴用組成物 |
Applications Claiming Priority (3)
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---|---|---|---|
JP10-234009 | 1998-08-20 | ||
JP23400998 | 1998-08-20 | ||
JP10364209A JP2000128770A (ja) | 1998-08-20 | 1998-12-22 | 浴用組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000128770A true JP2000128770A (ja) | 2000-05-09 |
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ID=26531317
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10364209A Pending JP2000128770A (ja) | 1998-08-20 | 1998-12-22 | 浴用組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000128770A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2500585A (en) * | 2012-03-23 | 2013-10-02 | Univ Manchester | Use of oligosaccharides to reduce skin pigmentation |
-
1998
- 1998-12-22 JP JP10364209A patent/JP2000128770A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2500585A (en) * | 2012-03-23 | 2013-10-02 | Univ Manchester | Use of oligosaccharides to reduce skin pigmentation |
WO2013140153A3 (en) * | 2012-03-23 | 2015-01-08 | Curapel (Scotland) Limited | Cosmetic and pharmaceutical uses of saccharides |
US10159635B2 (en) | 2012-03-23 | 2018-12-25 | Curapel (Scotland) Limited | Cosmetic and pharmaceutical uses of saccharides |
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