JPH0717832A - エナメルリムーバー - Google Patents
エナメルリムーバーInfo
- Publication number
- JPH0717832A JPH0717832A JP16105193A JP16105193A JPH0717832A JP H0717832 A JPH0717832 A JP H0717832A JP 16105193 A JP16105193 A JP 16105193A JP 16105193 A JP16105193 A JP 16105193A JP H0717832 A JPH0717832 A JP H0717832A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- enamel
- enamel remover
- present
- remover
- skin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 炭酸エチレン及び低級一価アルコールを含有
するエナメルリムーバー。 【効果】 爪上に塗布されたエナメルの除去に著効を示
し、使用後の残留感を著しく低減せしめ、しかも爪や皮
膚に損傷を与えることなく、長期にわたる安定性を有す
る。
するエナメルリムーバー。 【効果】 爪上に塗布されたエナメルの除去に著効を示
し、使用後の残留感を著しく低減せしめ、しかも爪や皮
膚に損傷を与えることなく、長期にわたる安定性を有す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエナメルリムーバーに関
し、さらに詳しくは使用後の残留感を払拭するとともに
爪や皮膚に白化等の損傷を与えることのないエナメルリ
ムーバーに関する。
し、さらに詳しくは使用後の残留感を払拭するとともに
爪や皮膚に白化等の損傷を与えることのないエナメルリ
ムーバーに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
爪上に塗布されたエナメルの除去に使用されるエナメル
リムーバーとしては、アセトン、酢酸エチル、酢酸ブチ
ル等を主基剤とするものが、その除去力の強さの故に、
広く使用されているが、これらはまた脱水力や脱脂力も
強いため、しばしば爪や皮膚に損傷を与える。この対策
として、炭酸プロピレン及び脂肪族アルコールを主成分
とするエナメル除去液が開発されている(特開昭60−
33363号公報)。
爪上に塗布されたエナメルの除去に使用されるエナメル
リムーバーとしては、アセトン、酢酸エチル、酢酸ブチ
ル等を主基剤とするものが、その除去力の強さの故に、
広く使用されているが、これらはまた脱水力や脱脂力も
強いため、しばしば爪や皮膚に損傷を与える。この対策
として、炭酸プロピレン及び脂肪族アルコールを主成分
とするエナメル除去液が開発されている(特開昭60−
33363号公報)。
【0003】しかし、上記エナメル除去液は、爪や皮膚
からの脱水及び脱脂能は低減されているものの、使用後
に残留感を与え、ユーザーにしばしば不快感を覚えさせ
るものであった。
からの脱水及び脱脂能は低減されているものの、使用後
に残留感を与え、ユーザーにしばしば不快感を覚えさせ
るものであった。
【0004】そこで、爪や皮膚に損傷を与えることな
く、しかも使用後の残留感を払拭せしめるエナメルリム
ーバーの開発が望まれていた。
く、しかも使用後の残留感を払拭せしめるエナメルリム
ーバーの開発が望まれていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる実
情に鑑み鋭意検討した結果、炭酸エチレンと低級一価ア
ルコールを主成分とする組成物が、爪上のエナメル除去
に著効を有し、使用後に残留感を与えないものであっ
て、しかも爪や皮膚に損傷を与えないものであることを
見出し、本発明を完成するに至った。
情に鑑み鋭意検討した結果、炭酸エチレンと低級一価ア
ルコールを主成分とする組成物が、爪上のエナメル除去
に著効を有し、使用後に残留感を与えないものであっ
て、しかも爪や皮膚に損傷を与えないものであることを
見出し、本発明を完成するに至った。
【0006】すなわち、本発明は、炭酸エチレン及び低
級一価アルコールを含有することを特徴とするエナメル
リムーバーを提供するものである。
級一価アルコールを含有することを特徴とするエナメル
リムーバーを提供するものである。
【0007】本明細書において「低級」とは、炭素数が
1〜6個であることを意味する。
1〜6個であることを意味する。
【0008】本発明に使用される低級一価アルコールの
具体例としては、メタノール、エタノール、n−プロパ
ノール、i−プロパノール、n−ブタノール、n−ペン
タノール、n−ヘキサノール等が挙げられるが、これら
のうち、エタノール、n−プロパノール及びi−プロパ
ノールが好ましく、エタノールがとくに好ましい。
具体例としては、メタノール、エタノール、n−プロパ
ノール、i−プロパノール、n−ブタノール、n−ペン
タノール、n−ヘキサノール等が挙げられるが、これら
のうち、エタノール、n−プロパノール及びi−プロパ
ノールが好ましく、エタノールがとくに好ましい。
【0009】本発明に使用される炭酸エチレンは、本発
明エナメルリムーバー中に好ましくは10〜60重量%
(以下、単に「%」で示す)、とくに好ましくは20〜
40%配合される。この範囲でとくに洗浄力が良好であ
る。
明エナメルリムーバー中に好ましくは10〜60重量%
(以下、単に「%」で示す)、とくに好ましくは20〜
40%配合される。この範囲でとくに洗浄力が良好であ
る。
【0010】低級一価アルコールは、本発明エナメルリ
ムーバー中に好ましくは20〜90%、とくに好ましく
は45〜70%配合される。この範囲内で使用後の残留
感が払拭される。
ムーバー中に好ましくは20〜90%、とくに好ましく
は45〜70%配合される。この範囲内で使用後の残留
感が払拭される。
【0011】上記炭酸エチレンと低級一価アルコールと
の配合割合は、好ましくは1:1〜1:4、とくに好ま
しくは1:2〜1:3である。この配合割合であれば、
洗浄力が高く、残留感を与えない。
の配合割合は、好ましくは1:1〜1:4、とくに好ま
しくは1:2〜1:3である。この配合割合であれば、
洗浄力が高く、残留感を与えない。
【0012】本発明のエナメルリムーバーには、さらに
保湿能、安定性等を増進させるため、上記成分以外に、
エステル類、界面活性剤類、カルビトール類、ポリオー
ル類及び水から選ばれる一種又は二種以上を含有せしめ
ることが好ましい。
保湿能、安定性等を増進させるため、上記成分以外に、
エステル類、界面活性剤類、カルビトール類、ポリオー
ル類及び水から選ばれる一種又は二種以上を含有せしめ
ることが好ましい。
【0013】エステル類の好ましい例としては、2−エ
チルヘキサン酸トリグリセライド、トリアセチン等のグ
リセリンエステル類、アジピン酸ジイソプロピル、アジ
ピン酸ジイソブチル、コハク酸ジプロピル等のジエステ
ル類、フタル酸ジエチル、フタル酸ジブチル等の芳香族
エステル類などが挙げられる。
チルヘキサン酸トリグリセライド、トリアセチン等のグ
リセリンエステル類、アジピン酸ジイソプロピル、アジ
ピン酸ジイソブチル、コハク酸ジプロピル等のジエステ
ル類、フタル酸ジエチル、フタル酸ジブチル等の芳香族
エステル類などが挙げられる。
【0014】界面活性剤としては、非イオン性のものが
爪、皮膚に刺激を与えないことから好ましく、具体例と
しては、ポリオキシエチレン(以下、「POE」で示
す)−sec−テトラデシルエーテル等の直鎖第二級高
級アルコール類、POE−グリセリンモノステアレー
ト、POE−グリセリントリステアレート等のPOE−
グリセリン脂肪酸エステル類、POE−オクチルフェニ
ルエーテル、POE−ノニルフェニルエーテル等のPO
E−アルキルフェニルエーテル類などが挙げられる。
爪、皮膚に刺激を与えないことから好ましく、具体例と
しては、ポリオキシエチレン(以下、「POE」で示
す)−sec−テトラデシルエーテル等の直鎖第二級高
級アルコール類、POE−グリセリンモノステアレー
ト、POE−グリセリントリステアレート等のPOE−
グリセリン脂肪酸エステル類、POE−オクチルフェニ
ルエーテル、POE−ノニルフェニルエーテル等のPO
E−アルキルフェニルエーテル類などが挙げられる。
【0015】カルビトール類の好ましい例としては、エ
チルカルビトール、ジエチルカルビトール等が挙げられ
る。
チルカルビトール、ジエチルカルビトール等が挙げられ
る。
【0016】ポリオール類の好ましい例としては、グリ
セリン、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリ
コール、イソプレングリコール等が挙げられる。
セリン、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリ
コール、イソプレングリコール等が挙げられる。
【0017】上記エステル類、界面活性剤類、カルビト
ール類、ポリオール類及び水は、それらの一種又は二種
以上が本発明エナメルリムーバー中に好ましくは1〜4
0%、とくに好ましくは5〜30%配合される。
ール類、ポリオール類及び水は、それらの一種又は二種
以上が本発明エナメルリムーバー中に好ましくは1〜4
0%、とくに好ましくは5〜30%配合される。
【0018】本発明のエナメルリムーバーには、さらに
必要に応じ、本発明の効果を損なわない範囲で、通常エ
ナメル除去剤に使用される成分、例えば流動パラフィン
等の炭化水素系油分、メチルポリシロキサン等のシリコ
ーン系油分、各種薬剤、香料、染料などを配合すること
ができる。
必要に応じ、本発明の効果を損なわない範囲で、通常エ
ナメル除去剤に使用される成分、例えば流動パラフィン
等の炭化水素系油分、メチルポリシロキサン等のシリコ
ーン系油分、各種薬剤、香料、染料などを配合すること
ができる。
【0019】本発明のエナメルリムーバーは、前記必要
成分を、常法に従い混合し、均一に攪拌することにより
調製される。
成分を、常法に従い混合し、均一に攪拌することにより
調製される。
【0020】
【発明の効果】本発明のエナメルリムーバーは、美しい
外観を呈するものであって、爪上に塗布されたエナメル
除去に著効を有することから使用後の残留感を著しく低
減せしめ、しかも、爪や皮膚に損傷を与えることなく、
長期間の保存においても安定して上記性能を発揮し得る
ものである。なお、本発明のエナメルリムーバーは、ニ
トロセルロースを主成分としたニトロセルロース系のエ
ナメルやアクリル樹脂等を用いた水系のエナメルなど、
いずれのエナメルの除去にも好適に使用され得る。
外観を呈するものであって、爪上に塗布されたエナメル
除去に著効を有することから使用後の残留感を著しく低
減せしめ、しかも、爪や皮膚に損傷を与えることなく、
長期間の保存においても安定して上記性能を発揮し得る
ものである。なお、本発明のエナメルリムーバーは、ニ
トロセルロースを主成分としたニトロセルロース系のエ
ナメルやアクリル樹脂等を用いた水系のエナメルなど、
いずれのエナメルの除去にも好適に使用され得る。
【0021】
【実施例】以下に本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0022】実施例1〜3及び比較例1 表1に組成を示すエナメルリムーバーをそれぞれの成分
を均一に混合することにより調製した。
を均一に混合することにより調製した。
【0023】
【表1】
【0024】得られた本発明品(実施例1〜3)はいず
れも、比較品(比較例1)に比べ、使用後の残留感が著
しく低減されており、しかも爪や皮膚に損傷を与えるこ
となく、長期にわたり上記性能を安定して示すものであ
った。
れも、比較品(比較例1)に比べ、使用後の残留感が著
しく低減されており、しかも爪や皮膚に損傷を与えるこ
となく、長期にわたり上記性能を安定して示すものであ
った。
【0025】実施例4 下記に組成を示すエナメルリムーバーを、それぞれの成
分を均一に混合することにより調製した。
分を均一に混合することにより調製した。
【0026】
【表2】 (配合組成) (%) 炭酸エチレン 30 炭酸プロピレン 7 エタノール 57 グリセリン 3 2−エチルヘキサン酸トリグリセライド 3
【0027】得られたエナメルリムーバーによりエナメ
ルを除去したところ、使用後に残留感がなく、良好な感
触が得られた。しかも、該エナメルリムーバーは、爪に
白化や損傷を与えることがなかった。
ルを除去したところ、使用後に残留感がなく、良好な感
触が得られた。しかも、該エナメルリムーバーは、爪に
白化や損傷を与えることがなかった。
Claims (2)
- 【請求項1】 炭酸エチレン及び低級一価アルコールを
含有することを特徴とするエナメルリムーバー。 - 【請求項2】 エステル類、界面活性剤類、カルビトー
ル類、ポリオール類及び水から選ばれる一種又は二種以
上を含有する請求項1記載のエナメルリムーバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16105193A JPH0717832A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | エナメルリムーバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16105193A JPH0717832A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | エナメルリムーバー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0717832A true JPH0717832A (ja) | 1995-01-20 |
Family
ID=15727679
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16105193A Pending JPH0717832A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | エナメルリムーバー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0717832A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5827807A (en) * | 1994-11-16 | 1998-10-27 | Kao Corporation | Enamel remover |
WO2019108474A1 (en) * | 2017-11-30 | 2019-06-06 | L'oreal | Compositions for removing nail polish |
WO2023199977A1 (ja) * | 2022-04-15 | 2023-10-19 | 学校法人五島育英会 | ジェルネイル用除去剤 |
-
1993
- 1993-06-30 JP JP16105193A patent/JPH0717832A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5827807A (en) * | 1994-11-16 | 1998-10-27 | Kao Corporation | Enamel remover |
WO2019108474A1 (en) * | 2017-11-30 | 2019-06-06 | L'oreal | Compositions for removing nail polish |
CN111491603A (zh) * | 2017-11-30 | 2020-08-04 | 莱雅公司 | 用于去除指甲油的组合物 |
WO2023199977A1 (ja) * | 2022-04-15 | 2023-10-19 | 学校法人五島育英会 | ジェルネイル用除去剤 |
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