JPH07178140A - 気泡発生浴槽の空気配管への浴湯逆流防止構造 - Google Patents
気泡発生浴槽の空気配管への浴湯逆流防止構造Info
- Publication number
- JPH07178140A JPH07178140A JP32544893A JP32544893A JPH07178140A JP H07178140 A JPH07178140 A JP H07178140A JP 32544893 A JP32544893 A JP 32544893A JP 32544893 A JP32544893 A JP 32544893A JP H07178140 A JPH07178140 A JP H07178140A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 背側または足側のうち片側の気泡ノズルを使
用する際に生じる浴湯と空気の混合とによる騒音を防止
して快適さを損なわないようにする。 【構成】 浴槽1に背側と足側とに夫々気泡ノズル4,
5を設ける。循環ポンプ2として背用循環ポンプ2aと
足用循環ポンプ2bの2つのポンプを設ける。背用循環
ポンプ2aを背用給水管6にて背側の気泡ノズル4に連
通させると共に足用循環ポンプ2bを足用給水管7にて
足側の気泡ノズル5に連通させる。背側の気泡ノズル4
または足側の気泡ノズル5の一方から浴湯を吐出させよ
うとしたとき、背用循環ポンプ2aまたは足用循環ポン
プ2bのうち一方を正規運転している状態で、他方も少
流量運転を行って所定量だけ浴湯が給水管に流れるよう
に制御する。
用する際に生じる浴湯と空気の混合とによる騒音を防止
して快適さを損なわないようにする。 【構成】 浴槽1に背側と足側とに夫々気泡ノズル4,
5を設ける。循環ポンプ2として背用循環ポンプ2aと
足用循環ポンプ2bの2つのポンプを設ける。背用循環
ポンプ2aを背用給水管6にて背側の気泡ノズル4に連
通させると共に足用循環ポンプ2bを足用給水管7にて
足側の気泡ノズル5に連通させる。背側の気泡ノズル4
または足側の気泡ノズル5の一方から浴湯を吐出させよ
うとしたとき、背用循環ポンプ2aまたは足用循環ポン
プ2bのうち一方を正規運転している状態で、他方も少
流量運転を行って所定量だけ浴湯が給水管に流れるよう
に制御する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、気泡発生浴槽におい
て、空気配管に浴湯の逆流が生じるのを防止する構造に
関するものである。
て、空気配管に浴湯の逆流が生じるのを防止する構造に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の気泡発生浴槽は、浴槽と浴槽の外
部に配置した循環ポンプとの間に浴湯循環経路を介装
し、浴槽の背側と足側の気泡ノズルに夫々給水管を接続
すると共に給水管に流路開閉弁を設け、浴槽の空気吸入
部と気泡ノズルとを空気配管にて接続して形成され、浴
湯を気泡ノズルに供給することにより負圧を発生し、そ
れによって、空気吸入部から吸入された空気と浴湯を気
泡ノズル内で混合させ、気泡混じりの浴湯を背側の気泡
ノズルと足側の気泡ノズルから浴槽内に噴出できるよう
になっている。このとき、背側の気泡ノズルまたは足側
の気泡ノズルから浴湯を噴出させる片側運転を行った場
合、例えば背側の気泡ノズルへの給水管の流路開閉弁を
閉止すると、背側の気泡ノズルでは負圧を発生せず、瞬
時に浴槽内の浴湯が空気配管内に背側の気泡ノズルから
逆流し、空気吸入部から入る空気と浴湯とが空気配管内
で強制的に混合され、騒音が発生する。これを防止する
ため、本出願人が先に出願した特願平4−54077号
では流路開閉弁にリーク通路を設け、流路開閉弁が閉止
状態でも開放状態における流量よりも少ない流量の浴湯
を気泡ノズル側へ供給するようにし、空気配管への浴湯
の逆流を防止して騒音を防止するようになっている。
部に配置した循環ポンプとの間に浴湯循環経路を介装
し、浴槽の背側と足側の気泡ノズルに夫々給水管を接続
すると共に給水管に流路開閉弁を設け、浴槽の空気吸入
部と気泡ノズルとを空気配管にて接続して形成され、浴
湯を気泡ノズルに供給することにより負圧を発生し、そ
れによって、空気吸入部から吸入された空気と浴湯を気
泡ノズル内で混合させ、気泡混じりの浴湯を背側の気泡
ノズルと足側の気泡ノズルから浴槽内に噴出できるよう
になっている。このとき、背側の気泡ノズルまたは足側
の気泡ノズルから浴湯を噴出させる片側運転を行った場
合、例えば背側の気泡ノズルへの給水管の流路開閉弁を
閉止すると、背側の気泡ノズルでは負圧を発生せず、瞬
時に浴槽内の浴湯が空気配管内に背側の気泡ノズルから
逆流し、空気吸入部から入る空気と浴湯とが空気配管内
で強制的に混合され、騒音が発生する。これを防止する
ため、本出願人が先に出願した特願平4−54077号
では流路開閉弁にリーク通路を設け、流路開閉弁が閉止
状態でも開放状態における流量よりも少ない流量の浴湯
を気泡ノズル側へ供給するようにし、空気配管への浴湯
の逆流を防止して騒音を防止するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、リーク通路
を設けた流路開閉弁はコストがかかり、また流路開閉弁
を各気泡ノズルにつながっている給水管に取り付けるた
めにスペースが必要であると共に取り付けに手間がかか
るという問題がある。本発明は上記問題点に鑑みてなさ
れたものであって、本発明の目的とするところは背側ま
たは足側のうち片側の気泡ノズルを使用する際に生じる
浴湯と空気の混合とによる騒音を防止して快適さを損な
わなく、またコスト的に安価にできると共に余分なスペ
ースをとらない気泡発生浴槽の空気配管への浴湯逆流防
止構造を提供するにある。
を設けた流路開閉弁はコストがかかり、また流路開閉弁
を各気泡ノズルにつながっている給水管に取り付けるた
めにスペースが必要であると共に取り付けに手間がかか
るという問題がある。本発明は上記問題点に鑑みてなさ
れたものであって、本発明の目的とするところは背側ま
たは足側のうち片側の気泡ノズルを使用する際に生じる
浴湯と空気の混合とによる騒音を防止して快適さを損な
わなく、またコスト的に安価にできると共に余分なスペ
ースをとらない気泡発生浴槽の空気配管への浴湯逆流防
止構造を提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明気泡発生浴槽の空気配管への浴湯逆流防止構造
は、浴槽1内の浴湯を循環ポンプ2にて吸入口3から吸
入すると共に浴槽1の気泡ノズル4,5から噴射し、気
泡ノズル4,5から浴湯を噴射するとき空気吸入部8か
ら空気配管9を介して供給される空気を巻き込んで気泡
混じりの浴湯を気泡ノズル4,5から噴射する気泡発生
浴槽において、浴槽1に背側と足側とに夫々気泡ノズル
4,5を設け、循環ポンプ2として背用循環ポンプ2a
と足用循環ポンプ2bの2つのポンプを設け、背用循環
ポンプ2aを背用給水管6にて背側の気泡ノズル4に連
通させると共に足用循環ポンプ2bを足用給水管7にて
足側の気泡ノズル5に連通させ、背側の気泡ノズル4ま
たは足側の気泡ノズル5の一方から浴湯を吐出させよう
としたとき、背用循環ポンプ2aまたは足用循環ポンプ
2bのうち一方を正規運転している状態で、他方も少流
量運転を行って所定量だけ浴湯が給水管に流れるように
制御して成ることを特徴とする。
本発明気泡発生浴槽の空気配管への浴湯逆流防止構造
は、浴槽1内の浴湯を循環ポンプ2にて吸入口3から吸
入すると共に浴槽1の気泡ノズル4,5から噴射し、気
泡ノズル4,5から浴湯を噴射するとき空気吸入部8か
ら空気配管9を介して供給される空気を巻き込んで気泡
混じりの浴湯を気泡ノズル4,5から噴射する気泡発生
浴槽において、浴槽1に背側と足側とに夫々気泡ノズル
4,5を設け、循環ポンプ2として背用循環ポンプ2a
と足用循環ポンプ2bの2つのポンプを設け、背用循環
ポンプ2aを背用給水管6にて背側の気泡ノズル4に連
通させると共に足用循環ポンプ2bを足用給水管7にて
足側の気泡ノズル5に連通させ、背側の気泡ノズル4ま
たは足側の気泡ノズル5の一方から浴湯を吐出させよう
としたとき、背用循環ポンプ2aまたは足用循環ポンプ
2bのうち一方を正規運転している状態で、他方も少流
量運転を行って所定量だけ浴湯が給水管に流れるように
制御して成ることを特徴とする。
【0005】また少流量運転する方のポンプを通常の約
1/4程度の回転に制御することを特徴とすることも好
ましい。
1/4程度の回転に制御することを特徴とすることも好
ましい。
【0006】
【作用】上記構成によれば、一方の循環ポンプのみを正
規運転して片側の気泡ノズルを使用する状態であって
も、他方の循環ポンプが少流量運転を行って他方の気泡
ノズルにつながっている給水管にも浴湯が流れるように
し、完全な閉止状態にならないようにして空気配管9に
浴湯が逆流するのを防止できる。例えば、足側の気泡ノ
ズル5のみを使用するため足用循環ポンプ2bをのみを
正規運転状態にした場合でも、背用循環ポンプ2aは少
流量運転状態になり、背側の気泡ノズル4から所定量の
浴湯が出るため、背側の気泡ノズル4内でも負圧が発生
し、浴湯が背側の気泡ノズル4から空気配管9へ逆流す
ることがなく、よって空気配管9内で浴湯と空気が混合
しないで、空気配管9内で騒音が発生しなくなり、快適
に入浴できる。また従来のようにリーク流路のある流路
開閉弁を必要としないのでコスト的に安価にできると共
に流路開閉弁を取り付けることがないのでスペースを取
ることがない。
規運転して片側の気泡ノズルを使用する状態であって
も、他方の循環ポンプが少流量運転を行って他方の気泡
ノズルにつながっている給水管にも浴湯が流れるように
し、完全な閉止状態にならないようにして空気配管9に
浴湯が逆流するのを防止できる。例えば、足側の気泡ノ
ズル5のみを使用するため足用循環ポンプ2bをのみを
正規運転状態にした場合でも、背用循環ポンプ2aは少
流量運転状態になり、背側の気泡ノズル4から所定量の
浴湯が出るため、背側の気泡ノズル4内でも負圧が発生
し、浴湯が背側の気泡ノズル4から空気配管9へ逆流す
ることがなく、よって空気配管9内で浴湯と空気が混合
しないで、空気配管9内で騒音が発生しなくなり、快適
に入浴できる。また従来のようにリーク流路のある流路
開閉弁を必要としないのでコスト的に安価にできると共
に流路開閉弁を取り付けることがないのでスペースを取
ることがない。
【0007】
【実施例】図1は全体の構造を示す斜視図である。浴槽
1の外には浴湯を循環させる循環ポンプ2が取り付けら
れており、循環ポンプ2と浴槽1の吸入口3とを吸入管
10にて接続してある。循環ポンプ2としては背用循環
ポンプ2aと足用循環ポンプ2bの2つのポンプがあ
り、吸入管10を分岐して背用循環ポンプ2a及び足用
循環ポンプ2bに接続してある。浴槽1の背側と足側と
には気泡混じりの浴湯を噴射する気泡ノズル4,5を夫
々設けてあり、背用循環ポンプ2aと背側の気泡ノズル
4とを背用給水管6にて接続してあり、足用循環ポンプ
2bと足側の気泡ノズル5とを足用給水管7にて接続し
てある。浴槽1のフランジ11には空気吸入部8を設け
てあり、空気吸入部8と気泡ノズル4,5とを空気配管
9にて連結してあり、これにより気泡ノズル4,5に空
気が供給できるようになっている。浴槽1のフランジ1
1には入浴者の肩に対応する位置で1対の肩当て用シャ
ワー装置13を配置してあり、背用給水管6から分岐し
た肩当て用給水管12にて背用循環ポンプ2aと肩当て
用シャワー装置13とを連通させてあり、浴湯が肩当て
用シャワー装置13に供給されるようになっている。背
用給水管6と肩当て用給水管12との分岐部分には電動
三方弁14を配置してある。浴槽1の操作は操作パネル
15あるいはリモコン16で行えるようになっており、
各運転パターンの選択、流量の強弱調節、噴流変化の周
波数の調節などが行える。リモコン16からの信号は操
作パネル15中のリモコン受光部15aに送られ、循環
ポンプ2の内部に収められた制御部17に伝えられる。
また浴槽1に取り付けられたオンオフスイッチでは気泡
ノズル4,5が運転されるように設定されている。また
18は排水栓スイッチであり、浴槽1底部の排水栓の開
閉を行うようになっている。
1の外には浴湯を循環させる循環ポンプ2が取り付けら
れており、循環ポンプ2と浴槽1の吸入口3とを吸入管
10にて接続してある。循環ポンプ2としては背用循環
ポンプ2aと足用循環ポンプ2bの2つのポンプがあ
り、吸入管10を分岐して背用循環ポンプ2a及び足用
循環ポンプ2bに接続してある。浴槽1の背側と足側と
には気泡混じりの浴湯を噴射する気泡ノズル4,5を夫
々設けてあり、背用循環ポンプ2aと背側の気泡ノズル
4とを背用給水管6にて接続してあり、足用循環ポンプ
2bと足側の気泡ノズル5とを足用給水管7にて接続し
てある。浴槽1のフランジ11には空気吸入部8を設け
てあり、空気吸入部8と気泡ノズル4,5とを空気配管
9にて連結してあり、これにより気泡ノズル4,5に空
気が供給できるようになっている。浴槽1のフランジ1
1には入浴者の肩に対応する位置で1対の肩当て用シャ
ワー装置13を配置してあり、背用給水管6から分岐し
た肩当て用給水管12にて背用循環ポンプ2aと肩当て
用シャワー装置13とを連通させてあり、浴湯が肩当て
用シャワー装置13に供給されるようになっている。背
用給水管6と肩当て用給水管12との分岐部分には電動
三方弁14を配置してある。浴槽1の操作は操作パネル
15あるいはリモコン16で行えるようになっており、
各運転パターンの選択、流量の強弱調節、噴流変化の周
波数の調節などが行える。リモコン16からの信号は操
作パネル15中のリモコン受光部15aに送られ、循環
ポンプ2の内部に収められた制御部17に伝えられる。
また浴槽1に取り付けられたオンオフスイッチでは気泡
ノズル4,5が運転されるように設定されている。また
18は排水栓スイッチであり、浴槽1底部の排水栓の開
閉を行うようになっている。
【0008】図3は全体のシステムの管路図である。吸
入口3から吸い込まれた浴湯は背用循環ポンプ2a及び
足用循環ポンプ2bに分岐され、背用循環ポンプ2aか
ら電動三方弁14を介して背用給水管6と肩当て用シャ
ワー給水管12に分岐され、夫々選択可能になってい
る。そして背用給水管6は背側の気泡ノズル4へ、肩当
て用給水管12は肩当て用シャワー装置13の肩当て用
ノズル13aへつながっている。一方足用循環ポンプ2
bからは足用給水管7を経て足側の気泡ノズル5につな
がっている。循環されてきた浴湯は、気泡ノズル4,5
において空気と混合され、浴槽1内部に気泡混じりの噴
流が噴射される。空気は空気吸入部8より吸入され空気
配管9を通り気泡ノズル4,5へ供給される。また肩当
て用ノズル13aに供給された浴湯は、内部に設けられ
た流体素子から噴射される噴流により入浴者の肩へマッ
サージ効果を与える。そして気泡ノズル4,5及び肩当
て用ノズル13aへ循環供給する浴湯の流量は制御部1
7での回転数制御により循環流量を調節することがで
き、気泡ノズル4,5または肩当て用ノズル13aから
噴射される噴流の強弱の調節や、様々なバリエーション
の噴流が得られる。
入口3から吸い込まれた浴湯は背用循環ポンプ2a及び
足用循環ポンプ2bに分岐され、背用循環ポンプ2aか
ら電動三方弁14を介して背用給水管6と肩当て用シャ
ワー給水管12に分岐され、夫々選択可能になってい
る。そして背用給水管6は背側の気泡ノズル4へ、肩当
て用給水管12は肩当て用シャワー装置13の肩当て用
ノズル13aへつながっている。一方足用循環ポンプ2
bからは足用給水管7を経て足側の気泡ノズル5につな
がっている。循環されてきた浴湯は、気泡ノズル4,5
において空気と混合され、浴槽1内部に気泡混じりの噴
流が噴射される。空気は空気吸入部8より吸入され空気
配管9を通り気泡ノズル4,5へ供給される。また肩当
て用ノズル13aに供給された浴湯は、内部に設けられ
た流体素子から噴射される噴流により入浴者の肩へマッ
サージ効果を与える。そして気泡ノズル4,5及び肩当
て用ノズル13aへ循環供給する浴湯の流量は制御部1
7での回転数制御により循環流量を調節することがで
き、気泡ノズル4,5または肩当て用ノズル13aから
噴射される噴流の強弱の調節や、様々なバリエーション
の噴流が得られる。
【0009】次に、浴槽1の片側運転、例えば背側の気
泡ノズル4及び肩当て用ノズル13aを使用せず、足側
の気泡ノズル5だけを使用する場合について説明する。
図3に示すように浴槽1の吸入口3から吸入管10を介
して吸引される浴湯は、背用循環ポンプ2a及び足用循
環ポンプ2bに分岐される。ここで足用循環ポンプ2b
は通常運転(例えば、流量:最大45リットル/mi
n、最小22.8リットル/min)、背用循環ポンプ
2aは少流量運転(通常の1/4程度の回転数に制御
し、例えば、流量:最大10リットル/min、最小5
リットル/min)を行うことにより、足用給水管7に
は多量の浴湯が循環供給され、足側の気泡ノズル5内で
発生する負圧力で空気配管9からの空気が気泡となって
混入し、気泡ノズル5から気泡混じりの浴湯として噴射
される。一方、背用給水管6には少流量の浴湯が供給さ
れ、背側の気泡ノズル4では弱い負圧が発生するため、
図4に示すように足側の気泡ノズル5内の負圧力が作用
している場合でも、背側の気泡ノズル4から空気配管9
内への浴湯の逆流を阻止できる。従って従来のように空
気管路9の分岐部付近での空気と浴湯との強制的な混合
をきたすおそれがなくなる。なお、背側の気泡ノズル4
のみを使用する片側運転の場合も同様である。
泡ノズル4及び肩当て用ノズル13aを使用せず、足側
の気泡ノズル5だけを使用する場合について説明する。
図3に示すように浴槽1の吸入口3から吸入管10を介
して吸引される浴湯は、背用循環ポンプ2a及び足用循
環ポンプ2bに分岐される。ここで足用循環ポンプ2b
は通常運転(例えば、流量:最大45リットル/mi
n、最小22.8リットル/min)、背用循環ポンプ
2aは少流量運転(通常の1/4程度の回転数に制御
し、例えば、流量:最大10リットル/min、最小5
リットル/min)を行うことにより、足用給水管7に
は多量の浴湯が循環供給され、足側の気泡ノズル5内で
発生する負圧力で空気配管9からの空気が気泡となって
混入し、気泡ノズル5から気泡混じりの浴湯として噴射
される。一方、背用給水管6には少流量の浴湯が供給さ
れ、背側の気泡ノズル4では弱い負圧が発生するため、
図4に示すように足側の気泡ノズル5内の負圧力が作用
している場合でも、背側の気泡ノズル4から空気配管9
内への浴湯の逆流を阻止できる。従って従来のように空
気管路9の分岐部付近での空気と浴湯との強制的な混合
をきたすおそれがなくなる。なお、背側の気泡ノズル4
のみを使用する片側運転の場合も同様である。
【0010】また本発明では、流量を背用循環ポンプ2
a、足用循環ポンプ2bのモータの回転数によって制御
するため、従来のようにリーク通路付きの流路開閉弁を
使用する必要がなくなり、従って浴湯循環経路にそれを
設置するためのコストを要しないと共にスペースを省く
ことができる。
a、足用循環ポンプ2bのモータの回転数によって制御
するため、従来のようにリーク通路付きの流路開閉弁を
使用する必要がなくなり、従って浴湯循環経路にそれを
設置するためのコストを要しないと共にスペースを省く
ことができる。
【0011】
【発明の効果】本発明は叙述のように浴槽に背側と足側
とに夫々気泡ノズルを設け、循環ポンプとして背用循環
ポンプと足用循環ポンプの2つのポンプを設け、背用循
環ポンプを背用給水管にて背側の気泡ノズルに連通させ
ると共に足用循環ポンプを足用給水管にて足側の気泡ノ
ズルに連通させ、背側の気泡ノズルまたは足側の気泡ノ
ズルの一方から浴湯を吐出させようとしたとき、背用循
環ポンプまたは足用循環ポンプのうち一方を正規運転し
ている状態で、他方も少流量運転を行って所定量だけ浴
湯が給水管に流れるように制御しているので、一方の循
環ポンプのみを正規運転して片側の気泡ノズルを使用す
る状態であっても、他方の循環ポンプが少流量運転を行
って他方の気泡ノズルにつながっている給水管にも浴湯
が流れるようにし、完全な閉止状態にならないようにし
て空気配管に浴湯が逆流するのを防止できるものであっ
て、空気配管内で浴湯と空気が混合しないで、空気配管
内で騒音が発生しなくなり、快適に入浴できるものであ
り、また従来のようにリーク流路のある流路開閉弁を必
要としないのでコスト的に安価にできると共に流路開閉
弁を取り付けることがないのでスペースを取ることがな
いものである。
とに夫々気泡ノズルを設け、循環ポンプとして背用循環
ポンプと足用循環ポンプの2つのポンプを設け、背用循
環ポンプを背用給水管にて背側の気泡ノズルに連通させ
ると共に足用循環ポンプを足用給水管にて足側の気泡ノ
ズルに連通させ、背側の気泡ノズルまたは足側の気泡ノ
ズルの一方から浴湯を吐出させようとしたとき、背用循
環ポンプまたは足用循環ポンプのうち一方を正規運転し
ている状態で、他方も少流量運転を行って所定量だけ浴
湯が給水管に流れるように制御しているので、一方の循
環ポンプのみを正規運転して片側の気泡ノズルを使用す
る状態であっても、他方の循環ポンプが少流量運転を行
って他方の気泡ノズルにつながっている給水管にも浴湯
が流れるようにし、完全な閉止状態にならないようにし
て空気配管に浴湯が逆流するのを防止できるものであっ
て、空気配管内で浴湯と空気が混合しないで、空気配管
内で騒音が発生しなくなり、快適に入浴できるものであ
り、また従来のようにリーク流路のある流路開閉弁を必
要としないのでコスト的に安価にできると共に流路開閉
弁を取り付けることがないのでスペースを取ることがな
いものである。
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】(a)は操作パネルの正面図、(b)はリモコ
ンの正面図である。
ンの正面図である。
【図3】同上の全体のシステムの管路図である。
【図4】同上の動作説明図である。
【符号の説明】 1 浴槽 2 循環ポンプ 2a 背用循環ポンプ 2b 足用循環ポンプ 3 吸入口 4 気泡ノズル 5 気泡ノズル 6 背用給水管 7 足用給水管
Claims (2)
- 【請求項1】 浴槽内の浴湯を循環ポンプにて吸入口か
ら吸入すると共に浴槽の気泡ノズルから噴射し、気泡ノ
ズルから浴湯を噴射するとき空気吸入部から空気配管を
介して供給される空気を巻き込んで気泡混じりの浴湯を
気泡ノズルから噴射する気泡発生浴槽において、浴槽に
背側と足側とに夫々気泡ノズルを設け、循環ポンプとし
て背用循環ポンプと足用循環ポンプの2つのポンプを設
け、背用循環ポンプを背用給水管にて背側の気泡ノズル
に連通させると共に足用循環ポンプを足用給水管にて足
側の気泡ノズルに連通させ、背側の気泡ノズルまたは足
側の気泡ノズルの一方から浴湯を吐出させようとしたと
き、背用循環ポンプまたは足用循環ポンプのうち一方を
正規運転している状態で、他方も少流量運転を行って所
定量だけ浴湯が給水管に流れるように制御して成ること
を特徴とする気泡発生浴槽の空気配管への浴湯逆流防止
構造。 - 【請求項2】 少流量運転する方のポンプを通常の約1
/4程度の回転に制御することを特徴とする請求項1記
載の気泡発生浴槽の空気配管への浴湯逆流防止構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32544893A JPH07178140A (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | 気泡発生浴槽の空気配管への浴湯逆流防止構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32544893A JPH07178140A (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | 気泡発生浴槽の空気配管への浴湯逆流防止構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07178140A true JPH07178140A (ja) | 1995-07-18 |
Family
ID=18176981
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32544893A Pending JPH07178140A (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | 気泡発生浴槽の空気配管への浴湯逆流防止構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07178140A (ja) |
-
1993
- 1993-12-22 JP JP32544893A patent/JPH07178140A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20001010 |