JP2004057440A - 浴槽用吐水装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置自体の設置スペースの制約を少なくして容易に設置し得る等、設置の汎用性の向上を図ると共に半身浴用に適した浴槽用吐水装置を提供する。
【解決手段】吸水口を有する垂直な薄板状の取付部と、該取付部の上部に連続して一体形成されその先端部にスリット状の吐水口を有する側面視アール形状の薄板状の吐水部とを備え、取付部の吸水口から吐水部の吐水口に連通する吐水流路を形成すると共に、吐水部の吐水口を浴槽方向に指向させ、該吐水口から水膜を浴槽内に吐水させることを特徴とする。前記取付部は、例えば浴槽が設置される浴室の壁パネルに当接状態で取り付けられる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばユニットバスルーム内の浴槽の背側上部に設けられて、半身浴時等に入浴者の両肩部分に水膜を浴びせることが可能な浴槽用吐水装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、浴槽内に湯水を吐水する装置としては、例えば実公昭60−16678号公報、実公昭60−20541号公報あるいは実開平2−144059号公報に開示のように、浴槽の一端側の上縁やコーナ部の上縁に、湯水を吐水させる吐水口を有する吐水装置を配設したものが提案されている。
【0003】
ところが、これらの吐水装置にあっては、浴槽の上縁に単に吐水装置を設けて浴槽内に湯水を吐水させるのみであるため、浴槽にその身体が略完全につかっている入浴中の場合に、入浴者の肩等に湯水を浴びせることができるものの、健康上の効果によって近年普及しつつある浴槽内の湯水に身体の下半身をつける半身浴においては適用することができないという不都合を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、このような不都合を解消するものとして、当出願人は、浴槽の背部上にスリット状の吐水口を有し、浴槽内に平面視でU字形状の滝状の水膜を吐水させる浴槽用吐水装置(吐水装置という)を出願した(特願2000−352789号参照)。
【0005】
しかしながら、この吐水装置にあっては、吐水流路を吸水口から吐水口に向って除々に拡げることで、透明で安定した水膜が得られるものの、吐水装置が浴槽自体に設置されるため、吐水口部の長さに制約を受け吐水装置を収納するスペースの十分な確保が困難となったり、専用の浴槽(バスタブ)が必要になるという問題点を有している。
【0006】
また、この吐水装置を現行の浴槽(浴室)に設置しようとすると、吐水装置のスペースの他に吐水装置への配管スペースが必要となり、例えばポンプから吐水装置への配管が浴室の壁パネル外に位置する等、吐水装置の設置が面倒になると共に、浴室外に配管が位置することによる水漏れという問題点も有している。
【0007】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、装置自体の設置スペースの制約を少なくして容易に設置し得る等、設置の汎用性の向上を図ると共に半身浴用に適した浴槽用吐水装置を提供することにある。また、他の目的は、吐水装置の配管の浴室外への外出しを防止して装置自体を一層容易に設置したり装置自体の構成の簡略化等を図り得る浴槽用吐水装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、吸水口を有する垂直な薄板状の取付部と、該取付部の上部に連続して一体形成されその先端部にスリット状の吐水口を有する側面視アール形状の薄板状の吐水部とを備え、前記取付部の吸水口から吐水部の吐水口に連通する吐水流路を形成すると共に、前記吐水部の吐水口を浴槽方向に指向させ、該吐水口から水膜を浴槽内に吐水させることを特徴とする。
【0009】
このように構成することにより、例えば浴槽内の湯水は、浴槽側壁に設けた吸込口からポンプによって吸い込まれて吐水装置の取付部の吸水口に供給され、吐水装置の吐水流路を流れて、吐水部の吐水口から浴槽内に吐水される。この時、吐水装置が薄板状に形成されると共に、垂直な取付部に対して吐水部が側面視アール形状に形成されていることから、吐水装置自体の壁パネルからの突出寸法を小さくでき、例えば浴室壁パネルと浴槽背部との間に配置できて設置が容易に行えると共に、現行の浴槽に容易に対応できて設置の汎用性向上が図れる。また、吐水口を所定高さ位置に設定することで、吐水口から吐水される滝状の水膜が半身浴している入浴者の肩等に効果的に浴びせられる。
【0010】
また、前記取付部の吸水口は、請求項2に記載の発明のように、浴槽側壁と浴室壁パネルとの間に形成される空間内に位置し、該空間内に配置される送水手段を介して浴槽の吸込口に接続されていることが好ましい。このように構成することにより、取付部の吸水口が浴槽の背部側の側壁後方と浴室壁パネルとの間に形成される空間に位置し、この空間内に配置されたポンプ等の送水手段に配管で接続されることから、浴槽側壁の外面側に形成されるデッドスペースを有効利用できて、配管の浴室外への外出しが防止され、設置が一層容易に行えると共に浴室外への水漏れの危険を回避することができる。
【0011】
また、請求項3に記載の発明のように、前記取付部を浴槽が設置される浴室の壁パネルに当接状態で取り付けることが好ましい。このように構成することにより、吐水装置自体の壁パネルからの突出寸法をより小さくできて、例えば浴室壁パネルと浴槽背部との間に配置できて設置が一層容易に行える。
【0012】
また、前記取付部の吸水口は、請求項4に記載の発明のように、浴槽の吸込口から吸い込んだ浴槽内の湯水を浴槽に設けた噴出口から噴流として噴出させる噴流発生装置のポンプ下流側の切換装置に接続されていることが好ましい。そして、この場合、前記噴出口は、請求項5に記載の発明のように、浴槽の半身浴用側壁と反半身浴用側壁に設けられていることが好ましい。
【0013】
このように構成することにより、浴槽の吸込口からポンプによって吸い込んだ湯水が、噴流発生装置のポンプ下流側に設けた切換装置の切り換え操作で、浴槽の噴出口から噴流として噴射されたり、あるいは吐水装置の吸水口に供給されてその吐水口から浴槽内に水膜として吐水される。これにより、一台のポンプで噴流発生と水膜吐出を行うことができて、例えば入浴者は両肩部分に水膜を浴びながら各種のマッサージ効果が得られる等、浴槽の使い勝手の向上が図れると共に、配管自体の簡素化が図れる。またこの場合、噴出口を浴槽の足側の側壁や半身浴用の座部後部の側壁等に設けることで、入浴者に一層効率的な各種のマッサージ効果が得られる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図3は、本発明に係わる浴槽用吐水装置の一実施例を示し、図1がその分解斜視図、図2がその設置状態の断面図、図3がその平面図である。
【0015】
図1において、浴槽用吐水装置1(吐水装置1という)は、前後一対の薄板2、3と、この薄板2、3間に介装されたゴム板4とにより、全体として薄板形状に形成されている。薄板2、3は、例えば厚さ1mm程度のステンレス板で形成され、その一端側(図において下部)に平坦状の垂直な取付部2a、3aが形成され、その他端側(図において上部)に取付部2a、3aに一体成型で側面視で60R程度のアール形状の吐出部2b、3bが形成されている。
【0016】
そして、前側の薄板2の下部側には、前方に向けてパイプを所定長さ突出させることで吸水口5が設けられており、この吸水口5は薄板2の前後方向に貫通状態とされている。また、前後の各薄板2、3の外周部には組立用の複数個の孔6がそれぞれ穿設されている。
【0017】
前記ゴム板4は、上部側に開口し吸水口5側が幅狭で吐水部2b、3b側が幅広な直線(もしくは曲線)テーパ状の切欠部4aが形成され、この切欠部4aによって後述する吐水流路7が形成されると共に、前記各薄板2、3の孔6に対応した複数個の孔8が穿設されている。なお、このゴム板4の切欠部4aの下部となる連結部4bは、前記薄板2の吸水口5より下方に位置するように設定されている。また、切欠部4aの形状はテーパ状に限らず、例えば図1の二点鎖線で示すように、方形状の切欠部4aで形成する等、適宜の形状を採用することができる。
【0018】
このように形成された薄板2、3とゴム板4は、薄板2、3間にゴム板4を介装させてネジ止めすることで、すなわち、例えば各孔6、8にボルト10を嵌挿し、このボルト10の先端にナット11を螺合させて締め付けることで、ゴム板4が薄板2、3間に所定圧で挟持される。
【0019】
これにより、図2に示すように、一対の薄板2、3の吐水部2b、3bの先端に前方に指向したスリット状の吐水口9が形成されると共に、この吐水口9と吸水口5とが切欠部4aで形成される吐水流路7を介して連通状態となっている。なお、この吐水装置1は、その厚さ寸法tが例えば4mmに設定されると共に、吐水部2b、3bの突出寸法h(奥行き寸法)が例えば70mmでその幅寸法w(図1参照)が例えば300mmに設定されている。
【0020】
そして、この吐水装置1は、例えば図2及び図3に示すように、その取付部2a、3aを浴室の浴槽14の背部側の壁パネル15aに当接させることにより、その吐水部2b、3bの吐水口9が浴槽14方向に指向する状態で設置される。すなわち、吐水装置1の取付部3aの背面を浴室の浴槽14の背部側に位置する壁パネル15aに当接させると共に、その吐水部2b、3bが浴槽14の上面から所定高さHとなるようにして配置する。
【0021】
この時、吐水装置1の前面にステー16をネジ固定し、このステー16の前方に突出した先端を浴槽14の背部側の側壁14aの裏面に当接させて接着剤等で固定することにより、吐水装置1が浴槽14の上面フランジ14cと壁パネル15a間に配置される。この時、浴槽14の後部の上面フランジ14cに凹部13を形成し、この凹部13内に吐水装置1の取付部2a、3aを嵌挿位置させることで、上面フランジ14cと壁パネル15a間の隙間発生が防止されている。
【0022】
なお、吐水装置1の設置構造は、この例に限定されず、例えば吐水装置1の取付部2a、3aを壁パネル15aに直接固定し、この吐水装置1の取付部2aの前面に浴槽14の上面フランジ14cを当接させる構造とすることもできるし、図3の二点鎖線で示すように、浴槽14の上面フランジ14c後部に、前記凹部13と同様の凹部を有するカバー28を配設し、このカバー28を介して浴槽14と壁パネル15a間に吐水装置1を取り付けることもできる。
【0023】
そして、吐水装置1が配置されると、浴槽14の側壁14aと壁パネル15aとの間の空間18内に位置する吐水装置1の吸水口5と、該空間18内に配置されるポンプ19の吐出口とを配管20で接続し、ポンプ19の吸引口と浴槽14の側壁14a下部に設けた吸込口22とを配管21で接続する。
【0024】
これにより、浴槽14の吸込口22と吐水装置1の吐水口9が、配管21、ポンプ19、配管20、吸水口5、吐水流路7を介して連通状態とされ、ポンプ19が作動して浴槽14内の湯水Wを吸い込むことで、この湯水Wが吐水装置1の吐水流路7を介して吐水口9から図2及び図3の二点鎖線で示すように、例えば放物線を描く水膜24となって浴槽14内に吐出される。そしてこの水膜24が、図3に二点鎖線で示すように、浴槽14内に入浴している入浴者Mの両肩等に浴びせられることになる。
【0025】
なお、ポンプ19は、浴室内の壁パネル15bで浴槽14近傍に配置された操作盤23(図3参照)の操作によってオン・オフされるようになっており、また操作盤23に流量調整スイッチ(図示せず)を設けることで、ポンプ19の吐出量(すなわち水膜24の吐出位置や圧力等の吐出状態)を調整できるように構成することが好ましい。
【0026】
この吐水装置1が設置された浴槽14によれば、入浴者Mが例えば浴槽14内の湯水Wにつかった入浴中に、吐水装置1を作動させようとする場合は、前記操作盤23を操作してポンプ19をオンさせる。このポンプ19のオンにより、浴槽14内の湯水Wが吸込口22から吸い込まれて、配管20、21、吸水口5及び吐水流路7等を介して流れてスリット状の吐水口9から水膜24となって浴槽14方向に吐水され、この水膜24が入浴者Mの両肩や背中部分に浴びせられる。
【0027】
この時、吐水口9の幅(前記幅寸法w)が人体の両肩部分に応じた所定寸法に設定されていることから、水膜24を入浴者Mの両肩や背中部分に効率的に浴びせることができる。そして、この水膜24の吐水を停止させる場合は、操作盤23を操作してポンプ19を停止させることによって行われ、これにより浴槽14に入浴中の所望時期に水膜24を吐水させることが可能になる。また、操作盤23に流量調整スイッチを設けた場合は、このスイッチの操作で前記吐出状態を所望に設定した水膜24を浴びることが可能になる。
【0028】
このように、上記実施例の吐水装置1にあっては、前後一対の薄板2、3間にゴム板4を挟持させることで垂直な取付部2a、3aとアール形状の吐水部2b、3bとで薄板状に形成されるため、装置1自体の厚さ寸法tを4mm程度と薄く形成できて、後述する如く浴槽14に対する設置スペースを小さくすることができると共に、デザイン的にスッキリし浴室内で違和感のない吐水装置1を得ることができる。
【0029】
また、吐水装置1が前後一対の薄板2、3とゴム板4で形成され、ゴム板4に予め吐水流路7を形成する切欠部4aが形成されているため、薄板2、3間にゴム板4を介装させてボルト10やナット11で挟持固定するだけで組み立てでき、吐水装置1の構成の簡略化や組立性の向上を図ることができて、安価な吐水装置1を得ることが可能になる。
【0030】
さらに、弾性を有するゴム板4を薄板2、3が挟持することによって吐水流路7が形成されるため、切欠部4aを有するゴム板4によって吐水流路7の水密性を十分に確保することができて、水漏れ等のない安定した水膜24を長期に亘り吐水させることができる。また、吐水口9がスリット状に形成されているため、水圧を所定に設定することで放物線状の水膜24を安定した状態で吐出させることができる。
【0031】
そして、この吐水装置1を浴槽14の背部側の側壁14aと壁パネル15aとの間に設置することで、吐水装置1の浴槽14に対する設置スペースを小さくでき、特に、取付部2a、3aの吸水口5を浴槽14後部の空間18内に位置させることで、該空間18内に配置されるポンプ19との配管構造が簡略化されると共に、例えば従来のように浴室の壁パネル15a外に配管を外出しする必要がなくなる。その結果、従来デッドスペートとなっていた空間18の一層の有効利用が図れると共に、浴室の壁パネル15aに配管用の孔等を開口したり、浴室外に配管を位置させたりする必要がなくなり、浴室外の水漏れの危険性を回避することが可能になる。
【0032】
また、吐水装置1の平坦状の垂直な取付部3aを壁パネル15aに当接させることで浴槽14に設置できるため、専用の浴槽を必要とせず現行(既存)の浴槽14に設置できる等、各種の浴槽14に容易かつ安価に設置できて、汎用性に優れた浴槽用の吐水装置1を得ることが可能になる。また、入浴者Mの両肩や背中部分に水膜24を効率的に浴びせることができ、特に、水膜24の流量を調整可能に構成すれば、入浴者Mの好みに応じた水膜24を得ることが可能になる。
【0033】
さらに、浴槽14の近傍に配置された操作盤23の操作によって、水膜24を吐水させることができるため、入浴中に水膜24を簡単に吐水させることができて、その操作性を向上させることができると共に、操作盤23に流量調整つまみを設けるようにすれば、吐水口9から吐水される水膜24の形態を適宜に調整できて、入浴者Mの好みに応じた水膜24を容易に得ることができる。その結果、この水膜24を入浴者Mの身体の所定位置に浴びせることができる等、快適な入浴が可能になる。
【0034】
図4は、本発明に係わる吐水装置を設置した浴槽の他の実施例を示す概略側面図である。以下、上記実施例と同一部位には同一符号を付して説明する。この実施例の特徴は、吐水装置1の吸水口5とポンプ19との配管の途中に切換装置25を接続し、こり切換装置25によって半身浴用の浴槽14内に水膜24の他に噴流26をも噴出させ得るように構成した点にある。
【0035】
すなわち、ポンプ19の吐出口に接続された配管に切換装置25の入口を接続し、この切換装置25の3つの出口に吸水口5と浴槽14の側壁14a、14bに設けた噴出口27a、27bを接続する。2つの噴出口27a、27bのうち一方の噴出口27aは浴槽14の半身浴部14A側(例えば背側)の側壁14aに設けられ、他方の噴出口27bは浴槽14の反半身浴部側(例えば足側)の側壁14bに設けられ、各噴出口27a、27bからはジェット噴流等の噴流26が噴出されるようになっている。
【0036】
なお、切換装置1としては、1つの入口と3つの出口を有する切換弁等が使用され、前記操作盤23の操作によって、例えば吸水口5に接続されて水膜24を吐水させる水膜吐水状態と、吸水口5と噴出口27aに接続されて水膜24と噴出口27aから噴流26を噴射させる第1の水膜・噴流吐水状態と、吸水口5と噴出口27bに接続されて水膜24と噴出口27bから噴流26を噴射させる第2の水膜・噴流吐水状態と、2つの噴出口27a、27bに接続されて各噴出口27a、27bから噴流26をそれぞれ噴射させる噴流状態との4つの状態に設定されるように構成されている。
【0037】
この実施例によれば、吐水装置1によって上記実施例と同様の作用効果が得られる他に、噴出口27a、27bとの組み合わせて前述した4つの状態が容易に得られ、水膜24による両肩への吐水と足側の噴流26による足元マッサージの組み合せ、あるいは両肩への吐水と背側の噴流26による背側マッサージの組み合せ等、入浴者Mが所望の各種のマッサージ効果を得つつ一層快適な入浴が可能になる等の作用効果が得られる。
【0038】
特に、入浴者Mが浴槽14の半身浴部14Aに座った半身浴時に、入浴者Mの両肩や背中部分に水膜24を浴びせたり背中下部や腰部に噴流26を当てることができるため、半身浴時の上半身を効果的に保温しつつ背部等をマッサージできて、快適な半身浴ができるという作用効果を得ることが可能になる。
【0039】
なお、上記各実施例においては、吐水装置1の薄板2、3間に切欠部4aを有するゴム板4を介装させたが、本発明はこれに限定されず、例えばゴム板14の代わりに適宜の弾性を有するスポンジ、樹脂板等の適宜材料を使用することもできるし、上記各実施例における吐水装置1の吐水部2b、3bの幅寸法wやアール形状及びその突出寸法h等の形状、取付部2a、3aの大きさ等の形状も一例であって、設置する浴槽14の形態に応じて適宜に変更することができる。
【0040】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1に記載の発明によれば、薄板状で垂直な取付部を浴室壁パネル等に当接状態で取り付けることにより、取付部に側面視アール形状で一体形成された吐水部の吐水口を浴槽方向に指向させることができるため、装置自体を薄く形成できてその設置を容易に行うことができると共に、現行の浴槽等に容易に対応できて設置の汎用性の向上を図ることができ、かつ吐水口から吐水される水膜を半身浴している入浴者の肩や背中に効率的に浴びせられることができる。
【0041】
また、請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、取付部の吸水口が浴槽背部側の側壁後方と浴室壁パネルとの間に形成される空間内に位置し、この空間内に配置された送水手段に配管で接続されるため、浴槽の外面側に形成されるデッドスペースを有効利用できて、配管の浴室外への外出しを防止でき、装置の設置を一層容易に行うことができると共に、浴室外への水漏れの危険を回避することができる。
【0042】
また、請求項3に記載の発明によれば、請求項1または2に記載の発明の効果に加え、取付部を浴槽が設置される浴室の壁パネルに当接状態で取り付けるため、吐水装置自体の壁パネルからの突出寸法をより小さくでき、例えば吐水装置を浴室壁パネルと浴槽背部との間に配置できて、その設置を一層容易に行うことができる。
【0043】
また、請求項4に記載の発明によれば、請求項1ないし3に記載の発明の効果に加え、浴槽の吸込口からポンプによって吸い込んだ湯水が、噴流発生装置のポンプ下流側に設けた切換装置の切り換え操作で、浴槽の噴出口から噴流として噴射されたりあるいは吐水装置の吸水口に供給されてその吐水口から浴槽内に水膜として吐水されるため、一台のポンプで噴流発生と水膜吐水とを行うことができて、浴槽の使い勝手の向上を図ることができると共に、配管自体の簡素化を図ることができる。
【0044】
また、請求項5に記載の発明によれば、請求項4に記載の発明の効果に加え、噴流を噴出する噴出口が浴槽の足側の側壁や半身浴用の座部後部の側壁に設けられているため、これらの噴出口から噴出されると噴流と吐水口からの水膜とにより、入浴者の身体各部に噴流や水膜を当てることができて、一層浴槽の使い勝手の向上を図るこことができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる浴槽用吐水装置の一実施例を示す分解斜視図
【図2】同その浴室への設置状態の断面図
【図3】同その平面図
【図4】本発明に係わる浴槽用吐水装置の他の実施例を示す概略側面図
【符号の説明】
1・・・・・・・・・浴槽用吐水装置
2、3・・・・・・・薄板
2a、3a・・・・・取付部
2b、3b・・・・・吐水部
4・・・・・・・・・ゴム板
4a・・・・・・・・切欠部
5・・・・・・・・・吸込口
7・・・・・・・・・吐水流路
9・・・・・・・・・吐水口
13・・・・・・・・凹部
14・・・・・・・・浴槽
14a、14b・・・側壁
14c・・・・・・・上面フランジ
15a、15b・・・壁パネル
18・・・・・・・・空間
19・・・・・・・・ポンプ
22・・・・・・・・吸込口
23・・・・・・・・操作盤
24・・・・・・・・水膜
25・・・・・・・・切換装置
26・・・・・・・・噴流
27a、27b・・・噴出口

Claims (5)

  1. 吸水口を有する垂直な薄板状の取付部と、該取付部の上部に連続して一体形成されその先端部にスリット状の吐水口を有する側面視アール形状の薄板状の吐水部とを備え、前記取付部の吸水口から吐水部の吐水口に連通する吐水流路を形成すると共に、前記吐水部の吐水口を浴槽方向に指向させ、該吐水口から水膜を浴槽内に吐水させることを特徴とする浴槽用吐水装置。
  2. 前記取付部の吸水口は、浴槽側壁と浴室壁パネルとの間に形成される空間内に位置し、該空間内に配置される送水手段を介して浴槽の吸込口に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の浴槽用吐水装置。
  3. 前記取付部を浴槽が設置される浴室の壁パネルに当接状態で取り付けたことを特徴とする請求項1または2に記載の浴槽用吐水装置。
  4. 前記取付部の吸水口は、浴槽の吸込口から吸い込んだ浴槽内の湯水を浴槽に設けた噴出口から噴流として噴出させる噴流発生装置のポンプ下流側の切換装置に接続されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の浴槽用吐水装置。
  5. 前記噴出口は、浴槽の半身浴用側壁と反半身浴用側壁に設けられていることを特徴とする請求項4に記載の浴槽用吐水装置。
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