JPH07177230A - Lcr機能を備えた構内交換システム - Google Patents

Lcr機能を備えた構内交換システム

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JPH07177230A
JPH07177230A JP32057593A JP32057593A JPH07177230A JP H07177230 A JPH07177230 A JP H07177230A JP 32057593 A JP32057593 A JP 32057593A JP 32057593 A JP32057593 A JP 32057593A JP H07177230 A JPH07177230 A JP H07177230A
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JP
Japan
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communication
call
time
control means
lcr
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JP32057593A
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Inventor
Norimasa Shintani
憲正 新谷
Shiyougo Ayame
省吾 綾目
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 通話時間を考慮してより最廉価な通話を行な
えるようにし、これにより経済性をさらに高める。 【構成】 内線端末TELの発信要求に対し、構内交換
機EX内のLCR発信制御手段51aにより最廉価なキ
ャリアが選択され、このキャリアを介する通話路が形成
されると、通話時間報知制御手段51bにより上記キャ
リアを用いて最低料金で通話できる時間が発信元の内線
電話機TELに送られてそのLCD表示器に表示され
る。そして、この表示された通話可能時間は、通話期間
中に内線電話機TELにおいて減算されて通話残時間と
して刻々変化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、構内交換機やボタン電
話装置に係わり、特にLCR機能を備えた構内交換機に
関する。
【0002】
【従来の技術】オフィスや事業所などでは、構内交換機
やボタン電話装置を用いた交換システムが多く使用され
ている。この種のシステムは一般に種々のサービス機能
を有しており、その一つとして最廉価ルート選択(LC
R)機能が知られている。
【0003】LCR機能とは、システムが複数の通信網
提供会社(キャリア)が提供する異なる通信網にそれぞ
れ接続可能な場合に、例えば発信時に内線端末から送ら
れた通信相手先のダイヤル情報、つまり対地情報と、現
在の曜日および通話時間帯とをキー情報として、各キャ
リアの料金体系データを記憶したテーブルをアクセスす
ることにより最廉価ルートを選択する。そして、この選
択した最廉価ルートに対応するキャリアの通信網に対し
発信処理を行なうものである。この種の機能を用いれ
ば、通信相手ごとに常に最も安価なキャリアの通信網を
介して通信を行なうことができ、これにより通信費を節
約することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
LCR機能を備えた従来の交換システムでは、先に述べ
たように通話相手先の対地情報と現在の曜日および通話
時間帯とを基に最廉価ルートを選択するようにしてい
る。このため、次のような不具合があった。すなわち、
各キャリアの料金体系はいずれも通話時間の増加に従っ
て増加するように設定されているが、その増加率は各キ
ャリア間で必ずしも一様ではない。このため、上記した
ように対地情報と現在の曜日および通話時間帯とを基に
最廉価ルートを選択する従来のシステムでは、通話時間
の長短によっては必ずしも最廉価な通話を行なえるとは
限らない。
【0005】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、通話時間を考慮してより
最廉価な通話を行なえるようにし、これにより経済性を
さらに高めることができるLCR機能を備えた構内交換
システムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、複数の通信網の料金体系データを記憶した
料金テーブルと、上記通信端末から発信要求が発生した
場合に、少なくともこの発信要求に続いて当該通信端末
から到来する通信相手先のダイヤル情報および上記料金
データテーブルに記憶された料金体系データに基づいて
最廉価な通信ルートを選択し、この選択した通信ルート
に対応する通信網に対し発信処理を行なうためのLCR
発信制御手段とに加えて、通信残時間表示手段を備えて
いる。そして、この通信残時間表示手段により、上記発
信要求を行なった通信端末の通信期間中に、この通信端
末において上記LCR発信制御手段で選択された通信ル
ートを用いて最廉価な通信が可能な通信残時間を刻々表
示するようにしたものである。
【0007】また本発明は、通信残時間表示手段に第1
の制御手段と第2の制御手段とを設け、第1の制御手段
により、通信端末の通信期間中に、この通信端末にLC
R発信制御手段により選択された通信ルートによって最
廉価な通信が可能な通信残時間を刻々表示し、第2の制
御手段により、上記第1の制御手段により表示される通
信残時間を監視して、この通信残時間が一定時間以下に
減少したことが検出された時点でその旨を報知するよう
にしたことも特徴としている。
【0008】
【作用】この結果本発明によれば、通信期間中において
通信端末には、LCR発信制御手段により選択された通
信ルートを使用して最廉価な通信が可能な通信残時間が
刻々表示されることになる。このため、使用者はこの表
示された通信残時間を見ながら通信を行なって、この通
信残時間が零になるまでに通信を終了すれば、必ず最廉
価な通信を行なうことができる。
【0009】また、通信残時間が一定時間以下に減少す
ると、その時点でその旨が使用者に報知されることにな
る。このため、使用者は例えば通信に夢中になって通信
残時間を意識していなかった場合でも、上記報知に従っ
て早めに通信を切り上げることが可能となり、これによ
りさらに確実に最廉価な通信を維持することが可能とな
る。
【0010】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。図1は、本発明の一実施例に係わる構内交換システ
ムの構成を示す回路ブロック図であり、EXは電子構内
交換機、TEL1〜TELnは電話機からなる内線端末
をそれぞれ示している。
【0011】電子構内交換機EXは、各々内線11〜1
nを介して上記内線端末TEL1〜TELnが接続され
るライン回路21〜2nと、各々局線31〜3mが接続
される複数の局線トランク回路41〜4mと、交換回路
50と、音声案内装置56とをそれぞれ有している。こ
のうち上記各局線31〜3mのうちの少なくとも一つ
は、異なる通信事業者(キャリア)がそれぞれ運用する
複数の通信網に接続可能な局線となっている。なお、上
記複数のキャリアの中には、公衆網を運用するキャリア
の外に長距離系キャリアも含まれている。
【0012】上記ライン回路21〜2nは、各々対応す
る内線11〜1nに対し発信検出や着信信号の送出など
の種々内線インタフェース動作を行なう。局線トランク
回路41〜4mは、各々対応する局線41〜4mとの間
で局線の捕捉や着信信号の検出などの種々局線インタフ
ェース動作を行なう。交換回路50は、後述する中央制
御ユニット51の指示に従って上記ライン回路21〜2
n相互間、ライン回路21〜2nと局線トランク回路4
1〜4mとの間を交換接続する。音声案内装置56は、
後述する中央制御ユニットの指示に従って所定の音声報
知メッセージを発生し、この音声報知メッセージを内線
端末TEL1〜TELnへ送出するものである。
【0013】また、電子構内交換機EXは中央制御ユニ
ット51を有しており、この中央制御ユニット51には
制御データバスを介して、主記憶部52と、データベー
ス53と、時計回路54と、外部インタフェース回路5
5とがそれぞれ接続されている。
【0014】このうち主記憶部52は、例えばROMや
RAMなどの半導体メモリやハードディスクを使用した
もので、この主記憶部52には中央制御ユニット51の
制御プログラムや種々制御データが記憶される。データ
ベース53には、複数のキャリアの料金体系を表わす料
金テーブルと、ダイヤル番号に含まれる対地番号をロケ
ーションコードに変換するための対地番号変換テーブル
と、キャリアを表わすキャリアコードをキャリア付加番
号に変換するためのキャリア番号テーブルとがそれぞれ
記憶されている。時計回路54は現在時刻を計時してい
る。外部インタフェース回路55には保守端末装置60
が接続されている。この保守端末装置60は、例えばパ
ーソナルコンピュータからなり、上記中央制御ユニット
51の制御に必要な種々制御データや、上記料金体系デ
ータを新規設定する場合や変更する場合に使用される。
【0015】ところで、中央制御ユニット51は例えば
マイクロコンピュータを主制御部として備えたもので、
その制御機能として、通常の発着信制御および交換制御
手段に加えて、LCR発信制御手段51aと、通話時間
報知制御手段51bとを新たに有している。
【0016】LCR発信制御手段51aは、内線端末T
EL1〜TELnから発信要求が発生した場合に、内線
端末TEL1〜TELnから送られたダイヤル番号に含
まれる対地情報と、時計回路54により計時されている
現在の曜日および時間帯を表わす時間情報とをキー情報
として上記データベース53の各テーブルをアクセス
し、これにより平均的通話時間が最廉価となるキャリア
を選択する。そして、この選択したキャリアに対する発
信処理を行なう。
【0017】通話時間報知制御手段51bは、上記LC
R発信制御手段51aにより選択されたキャリアを用い
た場合に最低料金で通話を行なうことができる通話時
間、(ここでは平均通話時間)を発信内線端末に送出し
て表示させる。また、この発信内線端末の通話時間を計
時し、この通話時間が上記通話開始時点で表示させた平
均通話時間に達すると、音声案内装置56から通話時間
の超過を表わす音声報知メッセージを発生させ、このメ
ッセージを受話音声信号に合成して発信内線端末に送出
する制御を行なう。
【0018】一方、内線端末TEL1〜TELnは次の
ように構成される。図2はその回路構成を示すブロック
図、図3は操作パネルの構成を示す平面図である。操作
パネル81上には、ダイヤルキー83および表示器84
がそれぞれ配設されている。表示器84は例えば液晶表
示器(LCD)からなる。このLCD表示器84には、
例えば待受時には時刻が表示され、また通話時には通話
相手の電話番号と、通話残時間が表示される。ダイヤル
キー83は、通話相手の電話番号や希望するキャリア番
号を入力するために使用される。なお、82はハンドセ
ットを示している。
【0019】また内線端末TEL1〜TELnの内部回
路は、内線11〜1nに接続される通話回路71と、制
御回路72とを備えている。通話回路71にはハンドセ
ット82が接続されている。制御回路72には、ROM
およびRAMからなるメモリ73と、ダイヤルキー83
と、LCD駆動回路74とがそれぞれ接続され、このう
ちLCD駆動回路74にはLCD表示器84がそれぞれ
接続されている。
【0020】制御回路72は、例えばマイクロコンピュ
ータを主制御部として備えたもので、通話動作に係わる
通常の制御機能に加えて通話残時間表示制御手段72a
を備えている。この通話残時間表示制御手段72aは、
通話開始時に電子構内交換機EXから送られた最低料金
で通話が可能な通話時間をLCD表示器84に表示し、
以後の通話期間中にこの表示した通話時間を刻々減算し
て通話残時間として表示させるものである。
【0021】次に、以上のように構成された装置のLC
R発信・通話動作を説明する。図7および図8はこの説
明に使用する中央制御ユニット51のフローチャート、
図9は発信シーケンスを示すシーケンス図である。
【0022】いま仮に内線端末TEL2において、話者
が発信要求操作を行ない、続いて通話相手先のダイヤル
番号を入力したとする。そうすると、電子構内交換機E
Xでは上記発信要求が上記内線端末TEL2に対応する
ライン回路22で検出されて中央制御ユニット51に通
知される。このとき中央制御ユニット51は、図7に示
すごとくステップ7aで発信要求の到来監視を行なって
おり、この状態で上記発信要求が到来するとステップ7
bで上記ライン回路22を介してダイヤル番号を取り込
む。このダイヤル番号を取り込むと中央制御ユニット5
1は、続いてステップ7cに移行してここで通信料金が
最廉価となるキャリアの選択を行なう。
【0023】すなわち、先ず上記ダイヤル番号に含まれ
る対地番号(例えば市街局番)を図4に示す対地番号変
換テーブルによりロケーションコードに変換する。次
に、このロケーションコードと、時計回路54により計
時された現時点の時刻とをキー情報として料金テーブル
をアクセスし、これにより予め設定した平均的通話時間
において通話料金が最も安価となるキャリアを選択す
る。例えば、いまロケーションコードが「23」であっ
たとし、かつ現在時刻が「13:00」だったとする
と、中央制御ユニット51は図6に示すロケーションコ
ード「23」に対応する料金テーブルを検索し、この料
金テーブル中の「6:00〜19:00」の通話時間帯
における通話料金データから、平均的通話時間における
通話料金が最も安価なキャリアを、つまりここでは「B
ネットワーク」を選択する。そして、この選択した「B
ネットワーク」に対応するキャリア付加番号を例えば図
5に示すキャリア番号テーブルから検索する。
【0024】そうして最廉価ルートが決定されると、中
央制御ユニット51はステップ7dに移行してここで空
いている局線トランク回路(例えば41)へ上記キャリ
ア付加番号を含む通信相手先のダイヤル情報を転送して
発信を指示する。このため、局線トランク回路41では
局線の捕捉が行なわれ、さらに上記ダイヤル情報が図示
しない公衆網に向けて送出される。つまり、公衆網に対
する発信処理が行なわれる。
【0025】この発信処理が終了すると中央制御ユニッ
ト51は、続いてステップ7eで公衆網からの応答信号
の到来を監視する。この状態で、通話相手先が着信応答
し、これにより公衆網から応答信号が返送されると、中
央制御ユニット51は局線トランク回路41を介して上
記応答信号の返送を検出する。そして、上記発信したラ
イン回路22に応答を通知するとともに、交換回路50
を制御してこのライン回路22と局線トランク回路41
との間を接続する。かくして、発信元の内線端末TEL
2と通話相手先の電話機との間には通話路が形成され、
以後発信元の話者はこの通話路を介して通話相手先の話
者との間で通話が可能となる。
【0026】さて、そうして発信元の内線端末TEL2
が通話状態になると、中央制御ユニット51は先ず通話
開始時点でステップ7gにより通話可能時間情報をライ
ン回路22を介して内線端末TEL2に送る。この通話
可能時間情報は、先に選択したキャリアを使用した通話
において最低の通話料金で通話できる時間を表わした情
報であり、ここでは平均的通話時間が用いられる。
【0027】これに対し内線端末TEL2では、通話相
手先の応答後、構内交換機EXから通話可能時間情報が
送られると、制御回路72がこの情報をデコードしてL
CD表示器84に表示させる。かくして内線端末TEL
2のLCD表示器84には上記通話可能時間が表示さ
れ、話者はこの表示された通話可能時間を見ることによ
り最低料金で通話が可能な時間を知ることができる。
【0028】また、上記通話期間中に内線端末TEL2
では、制御回路72により上記LCD表示器84に表示
された通話可能時間の値が1秒経過するごとに減算さ
れ、この減算された通話時間が通話残時間としてLCD
表示器84に表示される。したがって、通話期間中に内
線端末TEL2のLCD表示器84には通話残時間が刻
々表示されることになり、話者は通話を行ないながらこ
の表示された通話残時間を見ることにより、最低料金に
より通話を行なうことができる残り時間を知ることがで
きる。
【0029】一方、構内交換機EXの中央制御ユニット
51は、上記内線端末TEL2の通話期間中にステップ
7hにおいてこの内線端末TEL2の通話時間を計時す
る。そして、ステップ7iにおいてこの計時された通話
時間を通話開始時に内線端末TEL2に表示させた通話
可能時間と比較し、上記計時された通話時間が通話可能
時間と一致するか否かを判定する。そして、通話時間が
通話可能時間に達すると、中央制御ユニット51はステ
ップ7iに移行する。そして、ここで交換回路50を制
御して、ライン回路22に局線トランク回路41に加え
て音声案内装置56を新たに接続させ、かつこの音声案
内装置56を駆動して音声案内メッセージを発生させ
る。このため、内線端末TEL2へは、通話相手先の話
者から送られる受話音声信号に上記音声案内装置56か
ら発生された音声案内メッセージが合成されて送られ、
ハンドセットの受話器から出力される。ここで、音声案
内メッセージとしては、例えば 「最低料金で通話できる時間が経過しました。」 のようなメッセージが用いられる。
【0030】したがって、話者はたとえLCD表示器8
4lに表示される通話残時間を見ていなくても、上記音
声案内メッセージによって、最低料金で通話できる時間
が過ぎたことを認識することができる。
【0031】なお、中央制御ユニット51は、上記ステ
ップ7iによる通話時間の超過監視を行ないながら、ス
テップ7kにて終話監視を行なっており、内線電話機T
EL2の終話が検出されるとステップ7lに移行してこ
こで所定の終話処理を実行し、待受状態に復帰する。
【0032】このように本実施例の構内交換システムで
は、内線端末TELの発信要求に対し、構内交換機EX
の中央制御ユニット51に設けられたLCR発信制御手
段51aにより最廉価なキャリアが選択され、このキャ
リアを介する通話路が形成されると、通話時間報知制御
手段51bにより上記キャリアを用いて最低料金で通話
できる時間が発信元の内線電話機TEL2に送られてそ
のLCD表示器84に表示される。そして、この表示さ
れた通話可能時間は、通話期間中に内線電話機TEL2
において減算されて通話残時間として刻々変化する。
【0033】したがって、内線電話機TEL2の話者
は、自身の内線電話機TEL2のLCD表示器84に表
示された通話残時間を見ることにより、最低料金で通話
できる残りの時間を常に把握しながら通話を行なうこと
ができる。そして、通話残時間内に終話すれば必ず最廉
価な通話を行なうことができる。
【0034】また本実施例のシステムでは、交換機EX
の通話時間報知制御手段51bにおいて、上記通話期間
中にその通話時間が上記通話可能時間に達したか否かが
判定され、達するとその旨の音声案内メッセージが内線
電話機TEL2に送られて音声報知される。
【0035】したがって、話者が例えば通話に夢中にな
り、これによりLCD表示器84に表示された通話残時
間を見ていなかったとしても、上記音声報知により最低
料金で通話できる時間が過ぎたことを認識することがで
きる。そして、早めに通信を切り上げることにより、確
実に最廉価な通信を維持することが可能となる。
【0036】さらに本実施例では、通話残時間の減算処
理および表示制御を構内交換機EXではなく内線端末T
EL1〜TELnで行なうようにしているので、構内交
換機EXにおける通話中の処理負担を低減することがで
き、これにより交換機EXの処理能率を高めることがで
きる。
【0037】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではない。例えば、上記実施例では料金テーブルとし
て平均的通話時間における料金を記憶したものを使用
し、通話時にこの平均的通話時間を通話可能時間として
内線端末TEL1〜TELnのLCD表示器84に表示
させるようにした場合について説明したが、他の場合に
も本発明は適用可能である。
【0038】すなわち、料金テーブルとして例えば図1
0に示すごとく複数の通話時間ごとに料金が記憶された
ものを使用している場合で、発信要求時に内線端末TE
L1〜TELnからキャリアが指定された場合には、こ
のキャリアを使用して通話を行なった場合に最低料金と
なる通話時間を上記料金テーブルから検索し、この検索
した通話時間を通話可能時間として内線端末TEL1〜
TELnのLCD表示器84に表示するようにしてもよ
い。
【0039】また、前記実施例では通話時間が通話可能
時間に達した時点で音声案内メッセージを構内交換機E
Xから内線電話機TEL1〜TELnへ送出するように
したが、通話時間が通話可能時間に達する一定時間前の
時点で音声案内メッセージを送出するようにしてもよ
い。このようにすると、音声案内メッセージを受けたの
ちそれに従って終話すれば、通話を確実に最低料金内に
終了することができる。また通話時間の経過判定を通話
可能時間に達する以前の複数の時点で行ない、これらの
時点で各々ことなる音声案内メッセージを報知するよう
にしてもよい。さらに、音声メッセージの代わりにトー
ンやチャイムを発生させるようにしてもよく、またそれ
に加えてLCD表示器84にメッセージを表示させた
り、または別個に設けられたLEDなどの表示ランプを
点滅させるようにしてもよい。
【0040】その他、LCR発信制御および通話時間報
知制御の制御手順やその制御内容、構内交換機の回路構
成、料金テーブルの構成等についても、本発明の要旨を
逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
【0041】
【発明の効果】以上詳述したように本発明のシステム
は、複数の通信網の料金体系データを記憶した料金テー
ブルと、上記通信端末から発信要求が発生した場合に、
少なくともこの発信要求に続いて当該通信端末から到来
する通信相手先のダイヤル情報および上記料金データテ
ーブルに記憶された料金体系データに基づいて最廉価な
通信ルートを選択し、この選択した通信ルートに対応す
る通信網に対し発信処理を行なうためのLCR発信制御
手段とに加えて、通信残時間表示手段を備えている。そ
して、この通信残時間表示手段により、上記発信要求を
行なった通信端末の通信期間中に、この通信端末におい
て上記LCR発信制御手段で選択された通信ルートを用
いて最廉価な通信が可能な通信残時間を刻々表示するよ
うにしたものである。
【0042】したがって本発明によれば、通話時間を考
慮してより最廉価な通話を行なうことができ、これによ
り経済性をさらに高めることができるLCR機能を備え
た構内交換システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる構内交換システムに
含まれる構内交換機の構成を示す回路ブロック図。
【図2】図1に示したシステムに含まれる内線端末の回
路構成を示す回路ブロック図。
【図3】図2に示した内線端末の操作パネルの構成を示
す平面図。
【図4】図1に示した構内交換機内に設けられる対地番
号テーブルの構成の一例を示す図。
【図5】図1に示した構内交換機内に設けられるキャリ
ア番号テーブルの構成の一例を示す図。
【図6】図1に示した構内交換機内に設けられる料金テ
ーブルの構成の一例を示す図。
【図7】図1に示した構内交換機の中央制御ユニットに
よるLCR発信・通話制御の制御手順およびその制御内
容の前半部分を示すフローチャート。
【図8】図1に示した構内交換機の中央制御ユニットに
よるLCR発信・通話制御の制御手順およびその制御内
容の後半部分を示すフローチャート。
【図9】図1に示したシステムの発信シーケンスを示す
ための図。
【図10】本発明の他の実施例に係わる料金テーブルの
構成を示す図。
【符号の説明】
EX…電子構内交換機 TEL1〜TELn…内線端末 11〜1n…内線 21〜2n…ライン回路 31〜3m…局線 41〜4m…局線トランク回路 50…交換回路 51…中央制御ユニット 51a…LCR発信制御手段 51b…通話時間報知制御手段 52…主記憶部 53…データベース 54…時計回路 55…外部インタフェース回路 56…音声案内装置 60…保守端末装置 71…通話回路 72…制御回路 72a…通話残時間表示制御手段 73…メモリ 74…LCD駆動回路 81…操作パネル 82…ハンドセット 83…ダイヤルキー 84…LCD表示器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の内線および料金体系が異なる複数
    の通信網に接続可能な局線をそれぞれ収容し、発着信に
    応じてこれらの内線と局線との間を選択的に交換接続す
    る構内交換機と、前記複数の内線に各々接続される複数
    の通信端末とを備えた構内交換システムにおいて、 前記複数の通信網の料金体系データを記憶した料金テー
    ブルと、 前記通信端末から発信要求が発生した場合に、少なくと
    もこの発信要求に続いて当該通信端末から到来する通信
    相手先のダイヤル情報と前記料金データテーブルに記憶
    された料金体系データとに基づいて最廉価な通信ルート
    を選択し、この選択した通信ルートに対応する通信網に
    対し発信処理を行なうためのLCR発信制御手段と、 前記発信要求を行なった通信端末の通信期間中に、この
    通信端末において前記LCR発信制御手段により選択さ
    れた通信ルートを用いて最廉価な通信が可能な通信残時
    間を表示するための通信残時間表示手段とを具備したこ
    とを特徴とするLCR機能を備えた構内交換システム。
  2. 【請求項2】 通信残時間表示手段は、 通信端末の通信期間中に、この通信端末においてLCR
    発信制御手段により選択された通信ルートによって最廉
    価な通信が可能な通信残時間を表示する第1の制御手段
    と、 この第1の制御手段により表示される通信残時間を監視
    して、この通信残時間が一定時間以下に減少したことが
    検出された時点で、その旨を報知する第2の制御手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載のLCR機能
    を備えた構内交換システム。
JP32057593A 1993-12-20 1993-12-20 Lcr機能を備えた構内交換システム Pending JPH07177230A (ja)

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