JPH0717665U - シートベルトバックルの保持装置 - Google Patents

シートベルトバックルの保持装置

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JPH0717665U
JPH0717665U JP4728893U JP4728893U JPH0717665U JP H0717665 U JPH0717665 U JP H0717665U JP 4728893 U JP4728893 U JP 4728893U JP 4728893 U JP4728893 U JP 4728893U JP H0717665 U JPH0717665 U JP H0717665U
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seat belt
seat cushion
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秀敏 倉田
正美 平田
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シートクッションが前後移動しても、バック
ルを確実に保持することができるシートベルトバックル
の保持装置を提供する。 【構成】 シートクッション(5)の後端部に配設され、
シートバック(7)を回動可能に支持する枢着ブラケット
(23)の周囲に固定的に装着された輪状の取付部(25)と、
基端部がシートクッションの下方の床側に固定されたシ
ートベルト(1)の先端に取付けられたシートベルトバッ
クル(2)を保持可能で、かつ、上記取付部の外側面に隣
接して結合された輪状のクランプ部(26)とを具備し、上
記取付部とクランプ部とが弾性的に伸縮可能な材料で一
体構成されている。シートベルトの非着用時、上記クラ
ンプ部にバックルを挿入して弾性的に保持した状態でシ
ートクッションを前後移動させると、クランプ部でバッ
クルが保持されたままの状態で、取付部がシートの移動
方向に伸び、クランプ部からバックルが脱落することが
ない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、シートベルトバックルの保持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図4に示すように、自動車の衝突や転倒事故等の発生時に、乗員が車外に放出 されるのを防止するためのシートベルト(1)の先端には、タングプレート(図 示省略)が挿脱可能に挿入されるシートベルトバックル(以下、バックルと称す )(2)を取付けてある。上記シートベルト(1)の基端部は、スライドシート (3)を前後方向に移動可能に支持する固定部材であるシートロアフレーム(4 )の後端部(4a)に取付けてある。上記スライドシート(3)は、シートクッ ション(5)の後端部に取付ヒンジ(6)を介してシートバック(7)を回動可 能に取付けたものである。
【0003】 ところで、上記シートベルト(1)のバックル(2)をシートクッション(5 )上にそのまま放置すると、乗員の着座時に邪魔になる。又バックル(2)がシ ートクッション(5)の下方に潜入すると、取出しにくくなると共に、シートク ッション(5)のスライド時に、バックル(2)やシートベルト(1)がスライ ドシートのスライド機構と干渉して破損するおそれがある。
【0004】 そこで、図5に示す第1の従来例のように、シートクッション(5)の後部上 面の側端縁部に、方形状に裁断された布(11)を縫着して、バックル(2)が収 納可能で、かつ、前方が開口したポケット(12)を設けていた。あるいは、図6 に示す第2の従来例のように、金属製の帯板状のバックルステー(13)の先端に バックル(2)を取付けると共に、基端部を枢軸(14)を介してシートロアフレ ーム(4)の後端部(4a)に枢着し、シートベルトの着用時は、バックルステ ー(13)を枢軸(14)を中心に上方へ回動させることにより、バックル(2)を タングプレートを挿入可能な位置に保持し、又非着用時は、バックルステー(13 )を下方に回動させて、バックル(2)をシートクッション(5)の側方に格納 していた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
第1の従来例によれば、シートクッション(5)上にポケット(12)を設ける ためのスペースが必要となり、スペースを有効利用することができないと共に、 コストが高くつく。また、シートベルト(1)の基端部はシートロアフレーム( 4)の後端部に枢着されているため、スライドシート(3)の位置を調整するた め、シートクッション(5)を前後移動させると、バックル(2)が、シートク ッション(5)のポケット(12)から抜け出してフロア上に落下し、隣接するス ライドシートのスライド機構に噛み込んで破損するおそれがある。また、第2の 従来例によれば、バックルステー(13)を金属製とするため、製作コストが高く つく。
【0006】 本考案は、上記問題点に鑑み提案されたもので、シートクッションが前後移動 しても、バックルを確実に保持することができるシートベルトバックルの保持装 置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案は、前後移動可能なシートクッションの後端 部に配設され、シートバックを回動可能に支持する枢着ブラケットの周囲に固定 的に装着された輪状の取付部と、基端部がシートクッションの下方の床側に固定 されたシートベルトの先端に取付けられたシートベルトバックルを保持可能で、 かつ、上記取付部の外側面に隣接して結合された輪状のクランプ部とを具備し、 上記取付部とクランプ部とが弾性的に伸縮可能な材料で一体構成されてなるもの である。
【0008】
【作用】
スライドシートの位置を調整するため、バックルを輪状のクランプ部に保持さ せた状態で、スライドシートを前後移動させると、取付部とクランプ部とは弾性 的に伸縮可能な材料で一体構成されているので、クランプ部でバックルを弾性的 に保持したままの状態でスライドシートの移動方向に伸びる。したがって、バッ クルが取付部から脱落することがない。
【0009】
【実施例】
以下本考案に係る装置の実施例を図1乃至図3を参照しながら説明すると次の 通りである。尚、図4に示したものと同一物には同一符号を付して設明を省略す る。
【0010】 図1乃至図3において、(21)は前後移動可能なスライドシート、(22)はゴ ム等を素材とした伸縮性を有する保持バンドである。
【0011】 上記スライドシート(21)は、シートクッション(5)の後端部上面の両側に 枢着ブラケット(23)を立設し、この枢着ブラケット(23)に枢軸(24)を介し てシートバック(7)を回動可能に取付けたものである。上記保持バンド(22) は、図2及び図3に示すように、8の字形状であって、無端状の帯状ベルトの略 中間部を縫着して、輪状の取付部(25)と伸縮力によりバックル(2)を弾性的 に保持可能な輪状のクランプ部(26)とを形成したもので、取付部(25)を、上 記枢着ブラケット(23)のシートクッション(5)の上面と枢軸(24)との間に 嵌め込むことにより、枢着ブラケット(23)に取付け、クランプ部(26)を枢着 ブラケット(23)の外側に保持する。
【0012】 シートベルトの非着用時には、上記シートベルト(1)のバックル(2)を保 持バンド(22)のクランプ部(26)に挿入する。このクランプ部(26)へのバッ クル(2)の挿入により、バックル(2)はクランプ部(26)の伸縮力により弾 性的に保持され、枢着ブラケット(23)の外側に保持される。この状態で乗員の スライドシート(21)への着座後、スライドシート(21)の位置を調整するため 、シートクッション(5)を前後移動させると、保持バンド(22)は伸縮性を有 しており、かつ、保持バンド(22)の取付部(25)は枢着ブラケット(23)に取 付けられ、バックル(2)はクランプ部(26)に挿入保持されているので、保持 バンド(22)は、クランプ部(26)でバックル(2)を弾性的に保持したままの 状態でスライドシート(21)の移動方向に伸び、バックル(2)が保持バンド( 22)から脱落するのが防止される。したがって、上記バックル(2)がフロア上 に落下することがなく、バックル(2)やシートベルト(1)が隣接するスライ ドシートのスライド機構に噛み込んで破損することがない。
【0013】
【考案の効果】
本考案は、シートクッションの後端部にシートバックが回動可能に枢着される 枢着ブラケットを立設し、この枢着ブラケットに、シートベルトのバックルを挿 入保持可能な輪状のクランプ部を設けた伸縮性を有する保持バンドを取付け、シ ートベルトの非着用時、この保持バンドのクランプ部にバックルを挿入して締付 保持させるようにしたので、スライドシートの位置を調整するため、シートクッ ションを前後移動させると、保持バンドは、クランプ部でバックルを弾性的に保 持したままの状態でスライドシートの移動方向に伸びる。したがって、バックル は保持バンドに保持されたままであり、フロア上に落下することがなく、バック ルやシートベルトが隣接するスライドシートのスライド機構に噛み込んで破損す ることがない。また、上記バックルは、シートクッションの側方に保持されるの で、乗員のスライドシートへの着座時に、バックルが邪魔になることがなく、ス ペースを有効に利用することができる。しかも、枢着ブラケットに保持バンドを 取付けるだけでよいので、構造が簡単であり、製作コストが安い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る装置の実施例を示す斜視図。
【図2】保持バンドの斜視図。
【図3】保持バンドによるバックルの保持要領を示す要
部平面図。
【図4】シートベルトを設けたスライドシートの概略斜
視図。
【図5】バックル保持装置の第1の従来例を示す斜視説
明図。
【図6】第2の従来例を示す斜視説明図。
【符号の説明】
1 シートベルト 2 シートベルトバックル 5 シートクッション 7 シートバック 23 枢着ブラケット 25 取付部 26 クランプ部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後移動可能なシートクッションの後端
    部に配設され、シートバックを回動可能に支持する枢着
    ブラケットの周囲に固定的に装着された輪状の取付部
    と、 基端部がシートクッションの下方の床側に固定されたシ
    ートベルトの先端に取付けられたシートベルトバックル
    を保持可能で、かつ、上記取付部の外側面に隣接して結
    合された輪状のクランプ部とを具備し、 上記取付部とクランプ部とが弾性的に伸縮可能な材料で
    一体構成されてなることを特徴とするシートベルトバッ
    クルの保持装置。
JP1993047288U 1993-08-31 1993-08-31 シートベルトバックルの保持装置 Expired - Fee Related JP2575547Y2 (ja)

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JPH0717665U true JPH0717665U (ja) 1995-03-31
JP2575547Y2 JP2575547Y2 (ja) 1998-07-02

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11115683A (ja) * 1997-10-21 1999-04-27 Tachi S Co Ltd シートベルトのバックル格納部付シート
JP2012111409A (ja) * 2010-11-26 2012-06-14 Delta Kogyo Co Ltd シートベルトのベルトバックル落ち込み防止構造
JP2013091457A (ja) * 2011-10-26 2013-05-16 Honda Motor Co Ltd バックル保持装置
JP2015223845A (ja) * 2014-05-26 2015-12-14 ダイハツ工業株式会社 車体構造

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