JPH07176086A - 複屈折に優れた光ディスク成形基板の製造方法 - Google Patents

複屈折に優れた光ディスク成形基板の製造方法

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JPH07176086A
JPH07176086A JP32051393A JP32051393A JPH07176086A JP H07176086 A JPH07176086 A JP H07176086A JP 32051393 A JP32051393 A JP 32051393A JP 32051393 A JP32051393 A JP 32051393A JP H07176086 A JPH07176086 A JP H07176086A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical disk
molding
substrate
polycarbonate resin
disk substrate
Prior art date
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Pending
Application number
JP32051393A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiji Masuda
誠司 増田
Hideki Hasegawa
秀樹 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Rayon Co Ltd filed Critical Mitsubishi Rayon Co Ltd
Priority to JP32051393A priority Critical patent/JPH07176086A/ja
Publication of JPH07176086A publication Critical patent/JPH07176086A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/26Moulds
    • B29C45/263Moulds with mould wall parts provided with fine grooves or impressions, e.g. for record discs

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 ポリカーボネート樹脂を、成形温度370〜
390℃、型温120〜140℃、型締圧5〜10トン
の成形条件で板厚1.0mm以下のディスク基板を射出
圧縮成形することを特徴とする、複屈折に優れた光ディ
スク成形基板の製造方法。 【効果】 本発明の成形方法により、従来得られなかっ
た、透明なポリカーボネート樹脂を用い、薄型で、且
つ、複屈折に優れ、反りの小さな光ディスク成形基板を
得ることが可能となることから、量産性及びコスト面で
非常に優れており、画像の高密度入力が可能となり、次
世代の光ディスク基板として、その効果は極めて大きい
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は射出圧縮成形法によるポ
リカーボネート樹脂系薄型光ディスク成形基板の製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】1980年代初頭にコンパクトディスク
(CD)とレーザーディスク(LD)が市販されて以
来、光ディスクは急速に普及してきているが、現在で
は、更に、CDサイズの光ディスクにLD並の動画をデ
ジタルで記録することが望まれており、薄型で高密度化
されたものの開発が種々検討されている。(1992年
秋の「応用物理学会」における講演17p−T−11、
17p−T−13、1993年春の「応用物理学会」に
おける講演29a−B−8、29a−B−5等) 従来、薄型高密度ディスクの製造方法としては、転写法
の1つである2P法によって、ガラス基板や樹脂板上に
硬化性樹脂を塗布又は注入し、ピット又は溝を形成させ
た原盤を重ね合わせた後に硬化性樹脂を硬化させる方
法、又は、エッチング法によって基板上にピット又は溝
を形成していた。しかしながら、これらの方法は量産性
とコスト面では優れているとは言えない。
【0003】このような状況において、量産性とコスト
面で優れている製造方法として、透明な熱可塑性樹脂を
射出成形法又は射出圧縮成形法によって薄型高密度ディ
スク成形基板を得る方法の開発が強く望まれている。
【0004】また、光ディスクは、基板を通過したレー
ザー光線がピットや溝で反射され、これらの凹凸により
反射光に光路差が生じるために、干渉が発生し、読み取
り信号やトラッキング信号が求められる。しかしなが
ら、光ディスク基板に複屈折があると、光ディスクから
反射する光の偏光が直線偏光から楕円偏光になってしま
う。そのため、読み取り信号やトラッキング信号の振幅
が小さくなると同時にノイズが重畳してしまい、データ
エラー率が高くなったり、トラッキングが不安定になる
という問題が発生する。また、反りが大きいとトラッキ
ングやフォーカスが不安定となり、光ディスクに記録さ
れているデータの正確な読み取りが不可能となってしま
う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的とすると
ころは、従来得られなかった、透明なポリカーボネート
樹脂を用い、射出圧縮成形法により、薄型で、且つ、複
屈折が低く、反りの小さな光ディスク成形基板を得るた
めの成形方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨とするとこ
ろは、ポリカーボネート樹脂を、成形温度370〜39
0℃、型温120〜140℃、型締圧5〜10トンの成
形条件で板厚1.0mm以下のディスク基板を射出圧縮
成形することを特徴とする、複屈折に優れた光ディスク
成形基板の製造方法にある。
【0007】本発明に用いられるポリカーボネート樹脂
としては、ビスフェノールAとホスゲン、又はビスフェ
ノールAとジフェニルカーボネートから得られるもの等
が挙げられる。
【0008】本発明においては、得られる光ディスク成
形基板の厚みは1.0mm以下であることが好ましい。
即ち、「光学技術コンタクト」23,No.7,198
5の451頁の(4)式に記載されているように、傾い
た光ディスク成形基板上には板厚と開口数の3乗に比例
した大きさのコマ収差が発生する。従って、厚みが1.
0mmを越えると、光ディスクを高密度化するために開
口数の高い対物レンズを使った場合、コマ収差が大きく
なり、その結果、ディスク基板が傾いたときにクロスト
ークが大きくなると同時に、ディスクからの戻り光量が
減少するため、S/N比が劣化すると共に、ジッターが
増大し過ぎ、好ましくない。
【0009】本発明においては、光ディスク基板は射出
圧縮成形法によって成形されるが、成形条件としては、
成形温度370〜390℃、型温120〜140℃、型
締圧5〜10トンであることが必要である。
【0010】成形温度が370℃未満では、薄型ディス
ク基板を成形すると基板の反りが大きくなるため好まし
くない。また、成形温度が390℃を越えると成形材料
が熱分解するため好ましくない。
【0011】型温が120℃未満では基板の複屈折が大
きくなり、好ましくない。また、型温が140℃を越え
ると反りが大きくなるため好ましくない。
【0012】また、型締圧が5トン未満では充分な成形
ができず、逆に10トンを越えると複屈折が大きくなる
ため好ましくない。
【0013】
【実施例】以下に、実施例により本発明を更に詳しく説
明する。
【0014】本発明では、射出成形機(名機製作所
(株)製ダイナメルタM−70A−DM)を用い、0.
6〜1.0μmのピッチを有するピット及び溝が形成さ
れたスタンパーを装着した金型を用い、外径120m
m、厚さ0.6mmの光ディスク成形基板を射出圧縮成
形し、その基板について複屈折及び反りの状態について
評価を行った。
【0015】基板の複屈折測定には偏光顕微鏡を用い、
波長546nmの光線で測定した。また、光ディスクの
反りについては、成形後1日以上室温放置した基板につ
いて、ディスク基板の中心部分に対する、最外周におけ
る垂直方向の変位量を反り量として測定した。
【0016】[実施例1〜4、比較例1〜3]透明熱可
塑性樹脂として、帝人化成(株)製ポリカーボネート樹
脂AD9000TGを用い、表1に示すシリンダー温
度、型温、型締圧の成形条件にて各種光ディスク成形基
板を成形した。この基板の複屈折及び反りについての評
価結果を表1に示した。
【0017】
【表1】
【0018】
【発明の効果】本発明の成形方法により、従来得られな
かった、透明なポリカーボネート樹脂を用い、薄型で、
且つ、複屈折に優れ、反りの小さな光ディスク成形基板
を得ることが可能となることから、量産性及びコスト面
で非常に優れており、画像の高密度入力が可能となり、
次世代の光ディスク基板として、その効果は極めて大き
いものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 11:00

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリカーボネート樹脂を、成形温度37
    0〜390℃、型温120〜140℃、型締圧5〜10
    トンの成形条件で板厚1.0mm以下のディスク基板を
    射出圧縮成形することを特徴とする、複屈折に優れた光
    ディスク成形基板の製造方法。
JP32051393A 1993-12-20 1993-12-20 複屈折に優れた光ディスク成形基板の製造方法 Pending JPH07176086A (ja)

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JPH07176086A true JPH07176086A (ja) 1995-07-14

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ID=18122291

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