JPH07175768A - デュアルcpuシステム - Google Patents
デュアルcpuシステムInfo
- Publication number
- JPH07175768A JPH07175768A JP5320350A JP32035093A JPH07175768A JP H07175768 A JPH07175768 A JP H07175768A JP 5320350 A JP5320350 A JP 5320350A JP 32035093 A JP32035093 A JP 32035093A JP H07175768 A JPH07175768 A JP H07175768A
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- JP
- Japan
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- cpu
- memory
- local
- address
- shared
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 高価なデュアルポートメモリを使用すること
なく、一方のローカルメモリと他方のローカルバスに接
続されたI/Oデバイスとのデータ転送のオーバーヘッ
ドを削除し、高いシステムスループットを実現可能なデ
ュアルCPUシステムを提供する。 【構成】 メモリ共有型のデュアルCPUシステムにお
いて、双方CPU系のバス(8、9)を互いに接続する
バス変換回路(3)を設け、バス変換回路(3)には、
一方のCPU(1)から他方のCPU(4)のローカル
メモリ(6)へのアクセスを許可するローカルバス調停
回路(10)と、ローカルメモリ(6)内の共有エリア
領域を表示する共有エリア設定レジスタ(12)と、C
PU(1)のメモリアドレスをCPU(4)の共有エリ
ア内のメモリアドレスに変換するアドレス変換回路(1
1)とを備える。
なく、一方のローカルメモリと他方のローカルバスに接
続されたI/Oデバイスとのデータ転送のオーバーヘッ
ドを削除し、高いシステムスループットを実現可能なデ
ュアルCPUシステムを提供する。 【構成】 メモリ共有型のデュアルCPUシステムにお
いて、双方CPU系のバス(8、9)を互いに接続する
バス変換回路(3)を設け、バス変換回路(3)には、
一方のCPU(1)から他方のCPU(4)のローカル
メモリ(6)へのアクセスを許可するローカルバス調停
回路(10)と、ローカルメモリ(6)内の共有エリア
領域を表示する共有エリア設定レジスタ(12)と、C
PU(1)のメモリアドレスをCPU(4)の共有エリ
ア内のメモリアドレスに変換するアドレス変換回路(1
1)とを備える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、メモリ共有型密結合マ
ルチプロセッサに係り、特に、デュアルCPUシステム
における共有メモリ結合方式に関する。
ルチプロセッサに係り、特に、デュアルCPUシステム
における共有メモリ結合方式に関する。
【0002】
【発明の概要】本発明は、メモリ共有型密結合デュアル
CPUシステムの構成において、2つのアクセスポート
を有するデュアルポートメモリを使用せずに、一方のC
PUのローカルメモリの一部のエリアを共有メモリとし
て使用するものである。このため、一方のCPUのロー
カルバスから、他方のCPUのローカルバスに接続され
たローカルメモリにアクセスすることを許可するバス調
停回路と、ローカルメモリ内の共有エリア領域を表示す
る共有エリア設定レジスタと、一方のCPUのメモリア
ドレスを他方のCPUの共有エリア内のメモリアドレス
に変換するアドレス変換回路とを備える。
CPUシステムの構成において、2つのアクセスポート
を有するデュアルポートメモリを使用せずに、一方のC
PUのローカルメモリの一部のエリアを共有メモリとし
て使用するものである。このため、一方のCPUのロー
カルバスから、他方のCPUのローカルバスに接続され
たローカルメモリにアクセスすることを許可するバス調
停回路と、ローカルメモリ内の共有エリア領域を表示す
る共有エリア設定レジスタと、一方のCPUのメモリア
ドレスを他方のCPUの共有エリア内のメモリアドレス
に変換するアドレス変換回路とを備える。
【0003】
【従来の技術】マルチプロセッサシステムは、共有メモ
リを有する密結合型マルチプロセッサシステムと、シリ
アルチャネル等で接続される疎結合型マルチプロセッサ
システムとに分類される。2台のCPUが共有メモリで
結合された密結合型デュアルCPUシステムの従来例を
図4に示す。図4によれば、従来のデュアルCPUシス
テムは、CPU−A(1)と、ローカルメモリA(2)
と、ローカルバスA(8)と、CPU−B(4)と、ロ
ーカルメモリB(6)と、I/O−A(5)と、I/O
−B(7)と、ローカルバスB(9)と、デュアルポー
トメモリ(14)とからなる。
リを有する密結合型マルチプロセッサシステムと、シリ
アルチャネル等で接続される疎結合型マルチプロセッサ
システムとに分類される。2台のCPUが共有メモリで
結合された密結合型デュアルCPUシステムの従来例を
図4に示す。図4によれば、従来のデュアルCPUシス
テムは、CPU−A(1)と、ローカルメモリA(2)
と、ローカルバスA(8)と、CPU−B(4)と、ロ
ーカルメモリB(6)と、I/O−A(5)と、I/O
−B(7)と、ローカルバスB(9)と、デュアルポー
トメモリ(14)とからなる。
【0004】上記構成において、CPU−A(1)側に
あるローカルメモリA(2)から、CPU−B(4)側
にあるI/Oデバイスにデータを転送する場合の動作
を、シングルタスクシステムとマルチタスクシステムと
について簡単に説明する。まず、シングルタスクシステ
ムでは、CPU−A(1)は、ローカルメモリA(2)
から転送に必要なデータを読み出し、コマンドを付加し
てデュアルポートメモリ(14)に書き込み、CPU−
B(4)に対して割り込み信号INTBを出力する。次
いで、CPU−B(4)は、割り込みを受けると、デュ
アルポートメモリ(14)からコマンドを読み出しその
内容を判断して、デュアルポートメモリ(14)からデ
ータを読み出して、目的のI/Oデバイスにデータを書
き込む。
あるローカルメモリA(2)から、CPU−B(4)側
にあるI/Oデバイスにデータを転送する場合の動作
を、シングルタスクシステムとマルチタスクシステムと
について簡単に説明する。まず、シングルタスクシステ
ムでは、CPU−A(1)は、ローカルメモリA(2)
から転送に必要なデータを読み出し、コマンドを付加し
てデュアルポートメモリ(14)に書き込み、CPU−
B(4)に対して割り込み信号INTBを出力する。次
いで、CPU−B(4)は、割り込みを受けると、デュ
アルポートメモリ(14)からコマンドを読み出しその
内容を判断して、デュアルポートメモリ(14)からデ
ータを読み出して、目的のI/Oデバイスにデータを書
き込む。
【0005】シングルタスクシステムでは、以上のよう
なデータ処理で十分であるが、マルチタスクシステムで
は、I/O−A(5)にデータ転送しながらI/O−B
(7)にもデータ転送する必要が出てくる。この場合、
データ量が増大し、デュアルポートメモリ(14)の容
量が不足するため、デュアルポートメモリを複数チップ
で構成して容量を増大するか、CPU−B(4)のロー
カルメモリB(6)に一旦データを転送し、そのローカ
ルメモリB(6)から目的のI/Oにデータ転送してい
た。
なデータ処理で十分であるが、マルチタスクシステムで
は、I/O−A(5)にデータ転送しながらI/O−B
(7)にもデータ転送する必要が出てくる。この場合、
データ量が増大し、デュアルポートメモリ(14)の容
量が不足するため、デュアルポートメモリを複数チップ
で構成して容量を増大するか、CPU−B(4)のロー
カルメモリB(6)に一旦データを転送し、そのローカ
ルメモリB(6)から目的のI/Oにデータ転送してい
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、共有メ
モリ容量を増やすために、デュアルポートメモリを複数
個使用して容量を増やそうとすると、デュアルポートメ
モリ集積回路のチップ当たりのビット数が他のタイプの
メモリに比べて極端に少なく、集積度が低いために、多
数の集積回路を使用しなければならず、デュアルCPU
システムを構成する装置が大きくなり、小型化ができな
いという問題点があった。また、デュアルポートメモリ
は、汎用メモリとは異なり、数十kバイトで数千円と非
常に高価であり、デュアルポートメモリを多数使用する
デュアルCPUシステムが高価ものになるという問題点
があった。
モリ容量を増やすために、デュアルポートメモリを複数
個使用して容量を増やそうとすると、デュアルポートメ
モリ集積回路のチップ当たりのビット数が他のタイプの
メモリに比べて極端に少なく、集積度が低いために、多
数の集積回路を使用しなければならず、デュアルCPU
システムを構成する装置が大きくなり、小型化ができな
いという問題点があった。また、デュアルポートメモリ
は、汎用メモリとは異なり、数十kバイトで数千円と非
常に高価であり、デュアルポートメモリを多数使用する
デュアルCPUシステムが高価ものになるという問題点
があった。
【0007】一方、デュアルポートメモリの容量増加を
避けて、CPU−B(4)側のローカルメモリB(6)
に一旦データを転送し、そのローカルメモリB(6)か
ら目的のI/Oにデータを転送するシステムでは、ロー
カルメモリA(2)のデータは、まずデュアルポートメ
モリ(14)に転送され、次いで、デュアルポートメモ
リ(14)からローカルメモリB(6)に転送され、さ
らに、ローカルメモリB(6)からI/Oデバイスに転
送されるというように、3段階の転送過程を経るため
に、データ転送のオーバーヘッドが非常に大きくなり、
システムスループットが低下するという問題点があっ
た。
避けて、CPU−B(4)側のローカルメモリB(6)
に一旦データを転送し、そのローカルメモリB(6)か
ら目的のI/Oにデータを転送するシステムでは、ロー
カルメモリA(2)のデータは、まずデュアルポートメ
モリ(14)に転送され、次いで、デュアルポートメモ
リ(14)からローカルメモリB(6)に転送され、さ
らに、ローカルメモリB(6)からI/Oデバイスに転
送されるというように、3段階の転送過程を経るため
に、データ転送のオーバーヘッドが非常に大きくなり、
システムスループットが低下するという問題点があっ
た。
【0008】以上の問題点に鑑み、本発明の課題は、高
価なデュアルポートメモリを使用することなく、一方の
ローカルメモリと他方のローカルバスに接続されたI/
Oデバイスとのデータ転送のオーバーヘッドを削除し、
高いシステムスループットを実現可能なデュアルCPU
システムを提供することである。
価なデュアルポートメモリを使用することなく、一方の
ローカルメモリと他方のローカルバスに接続されたI/
Oデバイスとのデータ転送のオーバーヘッドを削除し、
高いシステムスループットを実現可能なデュアルCPU
システムを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は次の構成を有する。すなわち本発明は、メ
モリ共有型のデュアルCPUシステムにおいて、一方の
CPUから他方のCPUのローカルメモリへのアクセス
を許可するローカルバス調停回路と、ローカルメモリ内
の共有エリア領域を表示する共有エリア設定レジスタ
と、一方のCPUのメモリアドレスを他方のCPUの共
有エリア内のメモリアドレスに変換するアドレス変換回
路とを備えたことを特徴とするデュアルCPUシステム
である。
め、本発明は次の構成を有する。すなわち本発明は、メ
モリ共有型のデュアルCPUシステムにおいて、一方の
CPUから他方のCPUのローカルメモリへのアクセス
を許可するローカルバス調停回路と、ローカルメモリ内
の共有エリア領域を表示する共有エリア設定レジスタ
と、一方のCPUのメモリアドレスを他方のCPUの共
有エリア内のメモリアドレスに変換するアドレス変換回
路とを備えたことを特徴とするデュアルCPUシステム
である。
【0010】
【作用】本発明は、上記構成により、一方のCPUのロ
ーカルメモリと他方のCPUのローカルバスに接続され
たI/Oデバイスとの相互のデータ転送は、他方のCP
Uのローカルメモリ内に設定された共有メモリエリアを
介してデータ転送することができるので、データ転送の
オーバーヘッドが小さくなり、かつデュアルポートメモ
リは不要となる。
ーカルメモリと他方のCPUのローカルバスに接続され
たI/Oデバイスとの相互のデータ転送は、他方のCP
Uのローカルメモリ内に設定された共有メモリエリアを
介してデータ転送することができるので、データ転送の
オーバーヘッドが小さくなり、かつデュアルポートメモ
リは不要となる。
【0011】
【実施例】次に、図面を参照して本発明の1実施例を詳
細に説明する。図1は、本発明に係るデュアルCPUシ
ステムの実施例の構成を示すブロック図である。同図に
おいて、CPU−A系とCPU−B系とがバス変換回路
(3)を介して接続され、デュアルCPUシステムが構
成されている。CPU−A系は、CPU−A(1)と、
ローカルメモリA(2)と、ローカルバスA(8)とで
構成されている。CPU−B系は、CPU−B(4)
と、I/O−A(5)と、ローカルメモリB(6)と、
I/O−B(7)と、ローカルバスB(9)とで構成さ
れている。
細に説明する。図1は、本発明に係るデュアルCPUシ
ステムの実施例の構成を示すブロック図である。同図に
おいて、CPU−A系とCPU−B系とがバス変換回路
(3)を介して接続され、デュアルCPUシステムが構
成されている。CPU−A系は、CPU−A(1)と、
ローカルメモリA(2)と、ローカルバスA(8)とで
構成されている。CPU−B系は、CPU−B(4)
と、I/O−A(5)と、ローカルメモリB(6)と、
I/O−B(7)と、ローカルバスB(9)とで構成さ
れている。
【0012】図2は、バス変換回路(3)の内部構成を
示すブロック図である。同図において、バス変換回路
(3)は、バス調停回路(10)と、アドレス変換回路
(11)と、共有メモリ領域設定レジスタ(12)と、
コントロール信号変換回路(13)とからなる。
示すブロック図である。同図において、バス変換回路
(3)は、バス調停回路(10)と、アドレス変換回路
(11)と、共有メモリ領域設定レジスタ(12)と、
コントロール信号変換回路(13)とからなる。
【0013】バス変換回路(3)を構成する各ブロック
の機能は、以下の通りである。まず、バス調停回路(1
0)は、CPU−A(1)がローカルメモリB(6)を
共有メモリとしてアクセスする時に、CPU−A(1)
またはCPU−B(4)のいずれのCPUにローカルバ
スB(9)の使用権を与えるかを調停するものである。
アドレス変換回路(11)は、CPU−A(1)がロー
カルメモリB(6)をアクセスする場合に、CPU−A
(1)のアドレス情報1ABを、後述するアドレスマッ
プに従ってCPU−B(4)のアドレス情報2ABに変
換する。
の機能は、以下の通りである。まず、バス調停回路(1
0)は、CPU−A(1)がローカルメモリB(6)を
共有メモリとしてアクセスする時に、CPU−A(1)
またはCPU−B(4)のいずれのCPUにローカルバ
スB(9)の使用権を与えるかを調停するものである。
アドレス変換回路(11)は、CPU−A(1)がロー
カルメモリB(6)をアクセスする場合に、CPU−A
(1)のアドレス情報1ABを、後述するアドレスマッ
プに従ってCPU−B(4)のアドレス情報2ABに変
換する。
【0014】共有メモリ領域設定レジスタ(12)は、
ローカルメモリB(6)内のどのアドレス範囲が共有メ
モリとして使用されるかを設定するレジスタであり、本
実施例においては、共有メモリ先頭アドレス設定レジス
タ(12−1)と、共有メモリサイズ設定レジスタ(1
2−2)とで構成されているとする。そして、共有メモ
リ先頭アドレス設定レジスタ(12−1)と、共有メモ
リサイズ設定レジスタ(12−2)との入出力は、ロー
カルバスA(8)のデータバス1DB及びローカルバス
B(9)のデータバス2DBに接続されている。CPU
−B(4)は、共有メモリ領域設定レジスタ(12)を
読み出すことにより、共有メモリ領域を知ることができ
る。コントロール信号変換回路(13)は、CPU−A
(1)のコントロール信号をCPU−B(4)のコント
ロール信号に変換する回路である。
ローカルメモリB(6)内のどのアドレス範囲が共有メ
モリとして使用されるかを設定するレジスタであり、本
実施例においては、共有メモリ先頭アドレス設定レジス
タ(12−1)と、共有メモリサイズ設定レジスタ(1
2−2)とで構成されているとする。そして、共有メモ
リ先頭アドレス設定レジスタ(12−1)と、共有メモ
リサイズ設定レジスタ(12−2)との入出力は、ロー
カルバスA(8)のデータバス1DB及びローカルバス
B(9)のデータバス2DBに接続されている。CPU
−B(4)は、共有メモリ領域設定レジスタ(12)を
読み出すことにより、共有メモリ領域を知ることができ
る。コントロール信号変換回路(13)は、CPU−A
(1)のコントロール信号をCPU−B(4)のコント
ロール信号に変換する回路である。
【0015】次に、図3に、本実施例のアドレスマップ
を示す。共有メモリ領域設定レジスタ(12)の設定例
として、共有メモリ先頭アドレス設定レジスタ(12−
1)には$440000が設定され、共有メモリサイズ
設定レジスタ(12−2)には$80000が設定され
た場合を示している。CPU−A(1)のアドレスマッ
プである図3(a)において、アドレス範囲$1000
00〜$180000の領域に共有メモリのアドレス空
間が割り当てられている。また、アドレス範囲$1FF
F00〜$1FFFFFには共有メモリ領域設定レジス
タ(12)が割り当てられている。
を示す。共有メモリ領域設定レジスタ(12)の設定例
として、共有メモリ先頭アドレス設定レジスタ(12−
1)には$440000が設定され、共有メモリサイズ
設定レジスタ(12−2)には$80000が設定され
た場合を示している。CPU−A(1)のアドレスマッ
プである図3(a)において、アドレス範囲$1000
00〜$180000の領域に共有メモリのアドレス空
間が割り当てられている。また、アドレス範囲$1FF
F00〜$1FFFFFには共有メモリ領域設定レジス
タ(12)が割り当てられている。
【0016】CPU−A(1)のアドレスにおいては、
共有メモリの先頭アドレスは、必ず$100000から
始まり、ローカルメモリB(6)内の共有メモリ先頭ア
ドレスを指定する共有メモリ先頭アドレス設定レジスタ
(12−1)の設定内容には無関係である。また、共有
メモリサイズ設定レジスタ(12−2)の設定内容によ
り、共有メモリ領域の大きさを変化させることができ
る。アドレス変換回路(11)は、CPU−A(1)の
アドレスマップの共有アドレスの範囲$100000〜
$180000を、CPU−B(4)のアドレスマップ
の共有アドレスの範囲$440000〜$4C0000
に変換する。これにより、CPU−A(1)が、そのア
ドレス$100000から始まる領域にコマンドやデー
タを書き込むと、実際には、ローカルメモリA(2)の
$440000から始まる領域に書き込まれることにな
る。
共有メモリの先頭アドレスは、必ず$100000から
始まり、ローカルメモリB(6)内の共有メモリ先頭ア
ドレスを指定する共有メモリ先頭アドレス設定レジスタ
(12−1)の設定内容には無関係である。また、共有
メモリサイズ設定レジスタ(12−2)の設定内容によ
り、共有メモリ領域の大きさを変化させることができ
る。アドレス変換回路(11)は、CPU−A(1)の
アドレスマップの共有アドレスの範囲$100000〜
$180000を、CPU−B(4)のアドレスマップ
の共有アドレスの範囲$440000〜$4C0000
に変換する。これにより、CPU−A(1)が、そのア
ドレス$100000から始まる領域にコマンドやデー
タを書き込むと、実際には、ローカルメモリA(2)の
$440000から始まる領域に書き込まれることにな
る。
【0017】CPU−A(1)は、共有メモリにコマン
ドやデータを書き込んだ後、CPU−B(4)に割り込
み要求を発して、コマンドが書き込まれたことをCPU
−B(4)に通知する。CPU−B(4)は割り込み処
理により、コマンドが書き込まれたことを知り、ローカ
ルメモリB(6)の共有メモリ領域からコマンドを読み
込んで、I/Oデバイスへの転送を開始する。共有メモ
リ領域の大きさは、共有メモリサイズ設定レジスタ(1
2−2)の設定内容によりローカルメモリB(6)内に
任意に設定できるので、共有メモリの領域を十分とるこ
とができ、マルチタスクへの対応も容易である。
ドやデータを書き込んだ後、CPU−B(4)に割り込
み要求を発して、コマンドが書き込まれたことをCPU
−B(4)に通知する。CPU−B(4)は割り込み処
理により、コマンドが書き込まれたことを知り、ローカ
ルメモリB(6)の共有メモリ領域からコマンドを読み
込んで、I/Oデバイスへの転送を開始する。共有メモ
リ領域の大きさは、共有メモリサイズ設定レジスタ(1
2−2)の設定内容によりローカルメモリB(6)内に
任意に設定できるので、共有メモリの領域を十分とるこ
とができ、マルチタスクへの対応も容易である。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
一方のCPUのローカルメモリと他方のCPUのローカ
ルバスに接続されたI/Oデバイスとの相互のデータ転
送は、他方のCPUのローカルメモリ内に設定された共
有メモリ領域を介して転送できるので、デュアルポート
メモリを介して転送するよりも転送回数が少なくなり、
システムスループットが向上するという効果がある。ま
た、集積度が低くかつ高価なデュアルポートメモリを使
用することなくデュアルCPUシステムを提供できると
いう効果がある。さらに、共有メモリ領域を有するCP
U系のシステムが、バージョンアップ等によりアドレス
マッピングが変更されても、共有メモリ領域は、共有メ
モリ領域設定レジスタにより任意のアドレスに設定可能
であるため、共有メモリを持たない系のソフトウェアは
変更なしでそのまま利用できるという効果がある。
一方のCPUのローカルメモリと他方のCPUのローカ
ルバスに接続されたI/Oデバイスとの相互のデータ転
送は、他方のCPUのローカルメモリ内に設定された共
有メモリ領域を介して転送できるので、デュアルポート
メモリを介して転送するよりも転送回数が少なくなり、
システムスループットが向上するという効果がある。ま
た、集積度が低くかつ高価なデュアルポートメモリを使
用することなくデュアルCPUシステムを提供できると
いう効果がある。さらに、共有メモリ領域を有するCP
U系のシステムが、バージョンアップ等によりアドレス
マッピングが変更されても、共有メモリ領域は、共有メ
モリ領域設定レジスタにより任意のアドレスに設定可能
であるため、共有メモリを持たない系のソフトウェアは
変更なしでそのまま利用できるという効果がある。
【図1】本発明に係るデュアルCPUシステムの構成を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図2】本発明に係るデュアルCPUシステムのバス変
換回路の構成を示すブロック図である。
換回路の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明のデュアルCPUシステムのアドレスマ
ップ図である。
ップ図である。
【図4】従来例のデュアルCPUシステムの構成を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
1 CPU−A 2 ローカルメモリA 3 バス変換回路 4 CPU−B 5 I/O−A 6 ローカルメモリB 7 I/O−B 8 ローカルバスA 9 ローカルバスB 10 バス調停回路 11 アドレス変換回路 12 共有メモリ領域設定レジスタ 13 コントロール信号変換回路
Claims (1)
- 【請求項1】 メモリ共有型のデュアルCPUシステム
において、 一方のCPUから他方のCPUのローカルメモリへのア
クセスを許可するローカルバス調停回路と、 ローカルメモリ内の共有エリア領域を表示する共有エリ
ア設定レジスタと、一方のCPUのメモリアドレスを他
方のCPUの共有エリア内のメモリアドレスに変換する
アドレス変換回路とを備えたことを特徴とするデュアル
CPUシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5320350A JPH07175768A (ja) | 1993-12-20 | 1993-12-20 | デュアルcpuシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5320350A JPH07175768A (ja) | 1993-12-20 | 1993-12-20 | デュアルcpuシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07175768A true JPH07175768A (ja) | 1995-07-14 |
Family
ID=18120501
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5320350A Pending JPH07175768A (ja) | 1993-12-20 | 1993-12-20 | デュアルcpuシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07175768A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005056121A (ja) * | 2003-08-04 | 2005-03-03 | Sony Corp | 情報処理装置および方法、情報処理システム、記録媒体、並びにプログラム |
CN100428128C (zh) * | 2003-09-30 | 2008-10-22 | 索尼株式会社 | 多系统网络和对数据存储器进行存取的设备及方法 |
US7447880B2 (en) | 2001-06-05 | 2008-11-04 | Infineon Technologies Ag | Processor with internal memory configuration |
-
1993
- 1993-12-20 JP JP5320350A patent/JPH07175768A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7447880B2 (en) | 2001-06-05 | 2008-11-04 | Infineon Technologies Ag | Processor with internal memory configuration |
JP2005056121A (ja) * | 2003-08-04 | 2005-03-03 | Sony Corp | 情報処理装置および方法、情報処理システム、記録媒体、並びにプログラム |
CN100428128C (zh) * | 2003-09-30 | 2008-10-22 | 索尼株式会社 | 多系统网络和对数据存储器进行存取的设备及方法 |
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