JPH0717557A - 積層型花包装用袋ならびにこれを製造する方法および装置 - Google Patents
積層型花包装用袋ならびにこれを製造する方法および装置Info
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- JPH0717557A JPH0717557A JP5161093A JP16109393A JPH0717557A JP H0717557 A JPH0717557 A JP H0717557A JP 5161093 A JP5161093 A JP 5161093A JP 16109393 A JP16109393 A JP 16109393A JP H0717557 A JPH0717557 A JP H0717557A
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Abstract
を提供することであり、さらにこの積層型花包装用袋を
効率良く製造し得るようにする。 【構成】 一対の袋体2は裏側袋片3と表側袋片4とを
それぞれの側辺で接合することにより形成される。裏側
袋片4の上端部には束ね部6aが設けられており、多数
の袋体2が束ね部6aの部分で一体的に接合されてい
る。各々の袋体2の裏側袋片3は分離線5の部分で束ね
部6aから破り取ることができるようになっている。表
裏両袋片3,4は、それぞれシート材を切断することに
より製造され、製造時には相互に隣り合う他の袋片とは
位相が180度ずれているので、歩留り良くシート材か
ら袋体を成形することができる。
Description
にこれを包装するために使用する花包装用袋ならびにこ
れを製造する技術に関する。
が求めた花を所望の本数だけ束ねるとともに、通常、長
方形の樹脂フィルムや紙製のシート等により包むように
している。そして、根元の部分に水分を含ませた布を巻
き付けることにより、生花へ水分が補給されるようにし
たり、さらにリボンを巻き付けて、顧客に花束を手渡す
ようにしている。
包む場合には、花束は根元の部分が細くなり、先端の花
の部分は根元の部分に比較して太くなるので、長方形の
フィルムやシートを用いたのでは、包装作業が容易でな
く、粘着テープ等を用いて根元の部分を固定するととも
に、シートの先端の部分が広がらないように、さらに粘
着テープで粘着させる必要があり、短時間で包装作業を
終了させることが困難である。
形成しておくことにより、迅速に花束の包装を行い得る
ようにすべく、小売店等において容易に花束を包装し得
るようにした花包装用袋を歩留り良く製造し得るように
するために種々の検討を行った。小売店等において袋を
用いて花束を包装する場合には、顧客が求めた任意の本
数に対してもある程度の柔軟性を有するものでなければ
ならず、しかも、生花を傷付けることなくカバーするこ
とができるものでなければならない。
等からなるシート材を用いて特殊な形状に裁断すること
になるが、その材料から歩留り良く袋を成形することが
できるようにする必要がある。
し得るようにした花包装用袋を提供することであり、さ
らに花包装用袋を素材から歩留り良く製造し得るように
した袋の製造の技術を提供することである。
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。すなわち、一対の袋体はそれぞれ
ほぼ台形をなす表裏両側の袋片を側片どうしで接合する
ことにより形成される。裏側袋片には上端部に分離線を
介して束ね部が設けられており、このようにして形成さ
れた袋体を多数対、それぞれ束ね部で接合することによ
り積層体が形成される。
重ね合わせ、切断器により台形状に切断することにより
形成される。それぞれのシート材が重ね合わせられる前
には、一方のシート材には予め分離線が波形に形成さ
れ、他方のシート材の両側には波形に形成される。この
ようなシート材から袋体を切断する時には、相い隣合う
袋体が180度位相がずれた状態となるようにして切断
する。そして、切断するとともに、袋片同志を側辺どう
しで接合させた後に、多数の袋体を積層させて相互に束
ね部で一体的に接合する。
をその上端部を手前に引いて表側袋片と裏側袋片との間
に隙間を形成した状態で花を袋体の中に挿入する。この
ときには、表側袋片の上端は波形に蛇行しているので、
その部分が手前側に容易に折れ曲がる傾向があり、挿入
作業が容易になされる。このようにして、挿入された後
に袋体を分離線の部分から破り取り、束ね部を残して袋
体を束ね部から分離させる。これにより、花は袋体内に
簡単に収容されることになり、花の包装作業が極めて簡
単に達成される。1つの袋体を破り取ると、次の袋体が
新たに積層体の表面に露呈されることになり、さらに花
を包装する際には同様の手順により簡単に包装作業を行
うことができる。
際には、シート材を重ねた状態で順次切り出していくこ
とで、シート材からスクラップ部となる部分を少なくし
て歩留り良く製造することができる。
いて詳細に説明する。図1は本発明の一実施例に係る積
層型花包装用袋1を示す図であり、この積層型花包装用
袋1は、図2に示されるような一対の袋体2を多数対積
層することにより形成される。
ィルム等のシート材により形成された裏側袋片3と表側
袋片4とから構成されており、それぞれほぼ台形状とな
っている。裏側袋片3は、天辺3aと、この天辺3aに
ほぼ平行となった底辺3bと、前記天辺3aから底辺3
bに向けて相互に接近する方向に傾斜した左右の両側辺
3c,3dとを有している。
めに形成されており、裏側袋片3の天辺よりも底辺3b
側にずれた位置の天辺4aと、裏側袋片3の底辺3bに
ほぼ重なる底辺4bと、裏側袋片3の左右の両側辺3
c,3dに重なる左右の両側辺4c,4dを有してい
る。
て真っ直ぐに延びる仮想上の基準線5aの上を波形に蛇
行して分離線5が形成されており、この分離線5を境界
として天辺3a側に束ね部6aが、そして底辺3b側に
本体部6が区画されている。前記分離線5はミシン目と
なって形成され、切り欠かれた部分と切り欠かれない部
分とが交互に連続しており、本体部6は束ね部6aから
容易に作業者により破り取ることにより分離させること
ができるようになっている。
に、裏側袋片3に蛇行して形成された分離線5に沿って
延びて波形に蛇行して形成されている。しかも、この天
辺4aは、裏側袋片3の分離線5よりも底辺4b側にず
らして形成されている。
両袋片3,4は、相互にそれぞれの左右の両側辺3c,
3d,4c,4dの部分で接着されている。この接着
は、それぞれの袋片3,4が樹脂により形成されている
ことから、両方の袋片3,4の側辺3cと4cおよび3
dと4dとを一致させるようにして重ねた状態のもと
で、側辺相互を加熱することにより達成される。ただ
し、接着剤を用いて両方の袋片3,4を相互に接着する
ようにしても良い。
袋片4とにより形成された袋体2を多数対積層した状態
を示しており、たとえば、100対程度の袋体2を積層
するとともに、束ね部6aの部分で全ての袋体2が一体
的に接合されている。
た状態で、棒状の発熱部材を押し付けると、その発熱部
材により束ね部6aが溶融されて貫通孔7が形成され
る。このときに溶融された部分によって束ね部6aが一
部溶融されて相互に接着されることになる。ただし、接
着剤を用いて束ね部6aを相互に接着するようにしても
良い。
袋片4の波形の天辺4aとが、図示する場合には、相互
に同一の位相となって形成されているが、これらの位相
をずらすようにしても良い。つまり分離線5の山の部分
を天辺4aの谷の部分に対応させるようにしても良い。
また、図示する場合には、天辺4aが裏側袋片3の分離
線5に対して底辺3b側にずれているが、逆に天辺3a
側にずらして形成するようにしても良い。さらに、分離
線5としては、ミシン目とすることなく、数箇所を除い
てほぼ連続した波形の切り込みを形成するようにしても
良い。
型花包装用袋1を、スタンド10に束ね部6aの部分で
吊り下げた状態を示す図である。このスタンド10は円
弧状のクランプ部11を有しており、この部分で積層型
花包装用袋1は束ね部6aが円弧状となって吊り下げら
れることになる。この状態で、花束が一対の袋体2に挿
入されて収容されることになる。
側に位置する袋体2の表側袋片4の天辺4aの部分が垂
れ下がる傾向があり、両方の袋片3,4の間には隙間が
形成される傾向がある。したがって、花束をその根元部
分から両袋片3,4の間の隙間に簡単に挿入することが
できる。挿入すると、袋体2は広げられて円錐形状とな
り、花束は確実に袋体2により収容される。収容が完了
した後に、袋体2を手で持って手前側あるいは下方に引
くと、裏側袋片3の本体部6は束ね部6aから分離線5
の部分で破り取られることになり、花の包装作業を極め
て迅速に行うことができる。
されていることから、上方に向けて凸形状となった部分
を表側に折れ曲げ易くなっており、花束を挿入する際
に、容易に袋体2を広げることができる。しかも、裏側
袋片3の分離線5および表側袋片4の天辺4aはともに
波形となっていることから、花束を収容した後における
包装用袋の見た目ないし外観が良好となる。
フィルムにより形成されており、外部から花束を目視す
ることができるようになっているが、袋体2に花柄等の
模様を印刷したり、小売店の店名を印刷するようにして
も良い。また、透明なシートを使用することなく、半透
明や不透明なシート材を素材として用いても良く、防水
性フィルムがラミネートされた薄紙等を使用しても良
い。
片3,4の底辺3b,4bを接着部8aの部分で接合す
るようにして、袋体2の底部を閉塞して水溜め部を形成
するようにしても良い。その場合には、たとえば、花束
の根元部に水分を含ませた綿を巻き付けるようにした場
合でも袋体2の底部からの水が漏出するのを防止するこ
とができる。その場合に、図示するように、側辺の底部
側に所定幅の接着部8bを設けて、両袋片3,4の接着
強度を増加させるようにしても良い。
複数本の花を束ねた花束、さらには造花等を挙げること
ができる。花束を収容する場合には、束ねられる花の本
数や花の長さに応じて、相互に寸法が相違した複数の種
類の袋を容易しておくと便利である。
層型花包装用袋1を効率良く製造するための製造工程を
示す図である。
の第1シート材つまり裏側用シート材13に分離線5を
形成する工程を示す図である。この分離線5は袋体2に
おける分離線5に相当する。裏側用シート材13は樹脂
製フィルムからなる帯状のシート材をロールから巻き戻
しながら、裏側袋片3に形成される束ね部6aの寸法分
だけ、裏側用シート材13の両側から内方にずれた位置
にミシン目を形成することにより分離線5が形成され
る。
の表側用シート材つまり第2シート材14の両側部に波
形を形成する波形形成工程を示す図である。この波形形
成工程は、図示されるように、表側用シート材14の両
側に波形を形成するとともに、表側用シート材14の平
均幅寸法をdとすると、この寸法dを前記裏側用シート
材13に形成された両側の分離線5の相互間の平均幅寸
法Dよりも短く設定する工程である。
は、それぞれ同一の幅寸法のものを使用しても良く、あ
るいは表側用シート材14は裏側用シート材13よりも
幅の狭いものを使用するようにしても良い。
用シート材14とを重ね合わせる工程を示す図であり、
図示するように、表側袋片4の天辺4aに相当する波形
の部分を、裏側袋片3の分離線5の波形の内側に位置さ
せるようにして、両方のシート材3,4が重ね合わせら
れる。図示する場合には、分離線5の波形と天辺4aの
波形とが相互に位相が一致するようにして重ね合わせら
れているが、位相をずらすようにして重ね合わせるよう
にしても良い。
13,14を切断して表裏両袋片3,4を形成するとと
もに袋片3,4どうしを接合することにより、袋体2を
形成する工程を示す。この工程では、積層されたシート
の側面に対して角度θ傾斜した切断線15とこれとは逆
方向に角度θ傾斜した切断線16とを交互に配列するこ
とにより、シート材13,14から一対の袋体2が切断
されることになる。
2は全体的に台形となっており、相互に隣合う袋体2が
180度位相がずれた状態となっている。つまり、1つ
の袋体2は裏側用シート材13の一方の側面を短辺と
し、他方の側面を長辺とする台形状となり、これに隣り
合う他の袋体2は短辺と長辺とが逆となっている。この
ように切断することにより、シート材に不要な部分つま
りスクラップとなる部分を少なくして、歩留り良く袋体
2を形成することができる。
ぞれの切断線15,16を加熱された切断刃を用いる
と、切断刃の熱によりシート材が切断されるとともに、
袋体2を形成する表裏両方の袋片3,4が左右両側辺3
c,3d,4c,4dの部分で熱により溶融されて接着
されることになる。
ることになり、成形された多数対の袋体2を同一の向き
に設定した状態で積層して、各々の束ね部6aの部分で
全ての袋体2を一体に接合する。接合がなされた状態を
示すと、図1のとおりでありる。図4(D)の切断工程
を終了した状態では、各々の袋体2には袋体2の底辺の
部分にスクラップ部17が残っているので、これを除去
してから底辺を真っ直ぐに成形した後に積層した状態が
図1に示されている。ただし、このスクラップ部17を
残した状態で積層するようにしても良い。
一例を示す図であり、裏側用シート材13が巻付けられ
た第1ロール21と表側用シート材14が巻付けられた
第2ロール22とが相互に平行に設置されている。それ
ぞれのロール21,22の下流側には、これらのロール
21,22から繰り出された帯状のシート材13,14
を重ね合わせるために、重ね合わせ用ローラ23が配置
されている。ここで両シート材13,14が積層された
後に、ガイドローラ24,25およびテンションローラ
26〜28を通過してコンベア29に搬送される。
との間には、ミシン目形成用ローラ対31が設置されて
おり、このミシン目形成用ローラ対31により、図4
(A)に示されるように、裏側用シート材13に対して
分離線5としてのミシン目が形成される。
示すと、図6のとおりであり、駆動側31aと従動側3
1bの2つのローラにより構成されている。駆動側のロ
ーラ31aの外周面には一定間隔毎に切刃31cが突設
されており、従動側のローラ31bはゴム等の弾性部材
により形成されている。そして切刃31cは全体的に波
形に蛇行して配列されており、駆動側ローラ31aと従
動側ローラ31bとの間で搬送されながら裏側用シート
材13には、図4(A)に示すように、波形の分離線5
が形成される。
との間には、波形切断用ローラ対32が設置されてお
り、この波形切断用ローラ対32により、図4(B)に
示されるように、表側用シート材14の両側面が波形に
形成される。
と、図7のとおりであり、駆動側32aと従動側32b
の2つのローラにより構成されている。駆動側のローラ
32aの外周面には波形に蛇行して形成された切刃32
cが設けられており、従動側のローラ32bはゴム等の
弾性部材により形成されている。このローラ対32によ
って、図4(B)に示されるように、両側が波形となり
平均幅寸法がdとなった表側用シート材14が形成され
る。
2bとしては、金属製のローラを用いて、駆動側ローラ
31a,32aに設けられた切刃31c,32cに対応
した溝を形成するようにしても良い。また、切刃31
c,32cをそれぞれ発熱させるようにすれば、従動側
ローラ31b,32bを用いることなく、シート材1
3,14に加えられる張力によって駆動側ローラ31
a,32aにシート材13,14を押し付けるだけで分
離線5の形成と、天辺4aの形成とを行うことが可能で
ある。
の支持ローラ33,34とこれらに掛け渡されたベルト
35とを有しており、搬入端側の支持ローラ33の上方
には、積層された2枚のシート材13,14にベルト3
5を介して圧接する圧接ローラ37が配置されている。
分で重ね合わせられた2枚のシート材13,14は、ガ
イドローラ24,25およびテンションローラ26〜2
8を通過してコンベア29の下流側に向けて搬送され
る。
3,14をベルト35の表面に静電気で付着させるため
に、帯電手段38が設けられている。これにより、ベル
ト35の搬入端においては、シート材13,14がベル
ト35に静電気により吸着されることになる。
下動自在に装着されている。この切断器41の詳細を示
すと、図8のとおりである。切断器41はシリンダ等の
上下駆動部材の先端に取り付けられたホルダ42と、こ
れの下面に設けられた2つの切断刃43,44とを有し
ており、一方の切断刃43は1つの袋体2の一方の側面
に対応して裏側用シート材13の側面に対して角度θ傾
斜しており、他方の切断刃44は袋体2の他方の側面に
対応して、裏側用シート材13の側面に対して切断刃4
3とは逆向きに角度θ傾斜している。
熱部材により形成されており、図示しない電源からの通
電により発熱し、シート材13,14を加熱することに
よりシート材13,14から袋体2を切り出すととも
に、シート材13,14が加熱されて溶融することか
ら、袋片3,4の側辺部分が相互に熱溶着により接着さ
れることになる。
了したならば、切断器41を上昇させた後に、コンベア
29のベルト35を駆動させる。そして、再度切断器4
1をコンベア29に向けて下降移動させて、同様にして
袋体2の切断を行う。
14の搬送と、搬送を停止した状態での袋体2の切り出
しとを順次行うことになるが、複数のテンションローラ
26〜28のうち、少なくとも何れか1つが上下方向に
調整移動自在となっており、連続的に重ね合わせ用ロー
ラ23によりシート材13,14が搬送されても、シー
ト13,14には一定の張力が付加される。
を解くために、除電手段39が設けられている。これに
より、コンベア29の搬出端から自重により下方の他の
コンベア29aに搬出される。
切り出されて1つ1つの袋体2が形成された後に、所定
の数、たとえば100対程度の袋体2が、相互に同一の
位相となって積層される。
に、それぞれの袋体2を束ね部6aの部分で一体にする
ための装置を示す図である。エアシリンダ51のロッド
52には棒状の発熱部材53が取り付けられており、支
持台54に載置された所定の数の袋体2に向けてこの発
熱部材53を前進移動させることにより、束ね部6aの
部分には貫通孔7が形成されるとともに、貫通孔7の部
分が一部溶融されて全ての束ね部6aが相互に一体に接
合されることになる。
層用花包装用袋1を吊り下げる際にフックを引っ掛ける
ための引っ掛け孔として使用することができる。
装用袋を製造する手順について説明する。第1ロール2
1から裏側用シート材13を繰り出しながら、ミシン目
形成用ローラ対31によって、図4(A)に示すよう
に、裏側用シート材13の両側に分離線5を形成する。
同様にして、第2ロール22から表側用シート材14を
繰り出しながら、波形切断用ローラ対32によって、図
4(B)に示すように、表側用シート材14の両側辺を
波形に形成する。
せ用ローラ23により積層された後に、ガイドローラ2
4,25およびテンションローラ26〜28に案内され
ながら、コンベア29に搬送される。積層されたシート
材13,14はベルト35に静電気により密着して搬送
されることになる。コンベア29を停止させた状態で、
切断器41をコンベア29に向けて下降移動させること
により、シート材13,14から袋体2が切り出され
る。
に示す切断線15aの部分が切断され、切断刃44によ
り切断線16aの部分が切断されたとすると、切断器4
1を後退移動させた後に、コンベア29を駆動してシー
ト材13,14を2つの袋体2の分だけ前進移動させ
る。次いで、コンベア29を停止した状態で、切断器4
1を前進移動させると、図4(D)において、符号15
bで示す切断線の部分で切断刃43により切断され、符
号16bで示す切断線の部分で切断刃44により切断さ
れる。これにより、さらに2つの袋体2が相互に位相が
180度ずれた状態となって形成される。
されたならば、これを積層して図9に示す束ね装置によ
り積層型の積層用花包装用袋1が製造される。
あるいはそれ以上ホルダ42に取り付けたものを用いて
も良い。また、切断器41としては、ローラの外周面に
切断刃を設け、このローラを回転させることにより、シ
ート材13,14を搬送しながら切断するようにしても
良い。
たように連続的に分離線5を形成することなく、プレス
を用いることも可能である。この場合には、所定の長さ
のシート材をプレス装置に載置した状態で、切刃が設け
られたプレスの上型を下型に向けて下降移動させること
により分離線5が形成される。同様に、表側袋片4の天
辺4aの波形をプレス装置により形成することも可能で
ある。
施例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変更可能であることはいうまでもない。たとえ
ば、裏側用シート材として幅の広いシート材を用いて、
2列同時に袋体をシート材から切り出すようにすること
も可能である。
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
下記のとおりである。
れた状態の最も表側に位置する袋体の表側袋片を裏側袋
片から離して両袋片の間に花を挿入した後に、袋体を束
ね部から分離線の部分で破り取ることにより、花の包装
が完了することになり、簡単な操作で花の包装を行うこ
とができる。
片の天辺が波形に蛇行して形成されているので、波形の
部分のうち上方へ突出した部分は表面側に向けて折れ曲
がる傾向があり、表側袋片と裏側袋片との間に花を容易
に挿入することができる。
のシート材と裏側用のシート材とを用いて、袋体を切り
出すようにしたので、効率良く多数の袋体を製造するこ
とができる。
には、ほぼ台形となっている袋片をシート材から位相を
180度ずらした状態で切り出すようにしたので、シー
ト材から歩留り良く袋体を製造することができる。
す斜視図である。
であり、(B)は(A)における2B−2B線に沿う断
面図である。
吊り下げた状態を示す斜視図である。
体を製造する手順を示す工程図である。
面図である。
斜視図である。
図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 天辺、当該天辺にほぼ平行な底辺および
前記天辺から前記底辺に向けて相互に接近する方向に傾
斜した左右両側辺を有し、シート材により形成された裏
側袋片と、当該裏側袋片の前記両側辺において接着され
る左右両側辺、前記天辺よりも前記底辺側にずれた位置
の天辺および前記底辺に対応した底辺を有し、シート材
により形成された表側袋片とにより一対の袋体を形成
し、 前記裏側袋片の前記天辺に沿って真っ直ぐに延びる基準
線上を波形に蛇行させて分離線を前記裏側袋片に形成し
て当該分離線を境界として前記天辺側の束ね部と当該束
ね部から分離される底辺側の本体部とに前記裏側袋片を
区画し、 前記表側袋片の天辺を前記分離線に沿って波形に蛇行さ
せて形成し、 前記袋体を多数対それぞれ相互に前記束ね部において積
層状態に一体的に接合し、 前記一対の袋体を前記束ね部を残して前記分離線の部分
で破り取るようにしたことを特徴とする積層型花包装用
袋。 - 【請求項2】 帯状の第1シート材の両側部にそれぞれ
側辺に沿う真っ直ぐな基準線上を波形に蛇行させて分離
線を形成する分離線形成工程と、 帯状の第2シート材の両側部を前記第1シート材の分離
線に沿う波形に形成する切断工程と、 前記第1シート材と前記第2シート材とを重ね合わせる
重ね合わせ工程と、 重ね合わされた両シート材の一方の側面を短辺とし他方
の側面を長辺とする台形状をなし、前記両シート材の長
手方向に隣接する他の台形状に対して180度位相がず
れた状態の袋片を、重ね合わせられた前記両シート材か
ら切り出す切り出し工程と、 切り出された袋片を側辺の部分で接着して前記長辺の部
分に束ね部が形成された袋体を形成する接着工程と、 多数対の袋体をそれぞれの束ね部で積層して該束ね部で
一体に接合する束ね工程とを有する積層型花包装用袋の
製造方法。 - 【請求項3】 第1ロールから繰り出された第1シート
材と第2ロールから繰り出された第2シート材とを相互
に積層された状態で搬送するコンベアと、前記第1ロー
ルと前記コンベアとの間に設置され、前記第1シート材
が前記コンベアに搬入される前に当該第1シート材の両
側部にそれぞれ側辺に沿う真っ直ぐな基準線上を蛇行さ
せて分離線を形成する分離線形成用ローラと、 前記第2ロールと前記コンベアとの間に設置され、前記
第2シート材が前記コンベアに搬入される前に当該第2
シート材の両側を波形に切断する切断用ローラと、 前記コンベアの上方で当該コンベアに向けて進退移動自
在に装着されるとともにそれぞれ発熱部材により形成さ
れ、シート材の側面に対して傾斜した第1切刃と当該第
1切刃に対して逆方向に傾斜した第2切刃とが設けられ
た切断手段と、 当該切断手段によりシート材から切断されて形成された
袋体を複数対積層した状態で複数の袋体を束ねる束ね手
段とを有することを特徴とする積層型花包装用袋の製造
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16109393A JP3626216B2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 積層型花包装用袋およびその製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16109393A JP3626216B2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 積層型花包装用袋およびその製造装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0717557A true JPH0717557A (ja) | 1995-01-20 |
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- 1993-06-30 JP JP16109393A patent/JP3626216B2/ja not_active Expired - Lifetime
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