JPH07174641A - 熱電対 - Google Patents
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- JPH07174641A JPH07174641A JP5318487A JP31848793A JPH07174641A JP H07174641 A JPH07174641 A JP H07174641A JP 5318487 A JP5318487 A JP 5318487A JP 31848793 A JP31848793 A JP 31848793A JP H07174641 A JPH07174641 A JP H07174641A
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- Japan
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- thermocouple
- pipe
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- external electrode
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- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01K—MEASURING TEMPERATURE; MEASURING QUANTITY OF HEAT; THERMALLY-SENSITIVE ELEMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G01K7/00—Measuring temperature based on the use of electric or magnetic elements directly sensitive to heat ; Power supply therefor, e.g. using thermoelectric elements
- G01K7/02—Measuring temperature based on the use of electric or magnetic elements directly sensitive to heat ; Power supply therefor, e.g. using thermoelectric elements using thermoelectric elements, e.g. thermocouples
- G01K7/04—Measuring temperature based on the use of electric or magnetic elements directly sensitive to heat ; Power supply therefor, e.g. using thermoelectric elements using thermoelectric elements, e.g. thermocouples the object to be measured not forming one of the thermoelectric materials
- G01K7/06—Measuring temperature based on the use of electric or magnetic elements directly sensitive to heat ; Power supply therefor, e.g. using thermoelectric elements using thermoelectric elements, e.g. thermocouples the object to be measured not forming one of the thermoelectric materials the thermoelectric materials being arranged one within the other with the junction at one end exposed to the object, e.g. sheathed type
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01K—MEASURING TEMPERATURE; MEASURING QUANTITY OF HEAT; THERMALLY-SENSITIVE ELEMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G01K1/00—Details of thermometers not specially adapted for particular types of thermometer
- G01K1/08—Protective devices, e.g. casings
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- Physics & Mathematics (AREA)
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- Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
- Measuring Volume Flow (AREA)
- Resistance Heating (AREA)
- Control Of Combustion (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 殻状の外部電極の内部に線状の内部電極を配
した構造の熱電対において、腐食物質の付着防止と、外
部電極の電極材料を最小限の寸法にして加工し易いとと
もに、腐食性物質の内部への侵入を防ぎ、かつ内部抵抗
が小さくなるので大きな電流値でもって電流をマグネッ
ト側に供給できる構造の提供。 【構成】 一方のリードを形成するリードパイプ４と、
該リードパイプ４の先端に溶接され、殻状を呈し一方の
熱電対材料で形成された外部電極５と、該外部電極５の
先端の内壁に溶接され、他方の熱電対材料で形成された
内部電極６とからなる熱電対１において、リードパイプ
４の先端の外周に外部電極５の後端を外嵌し、嵌合面を
ろう付けしたことを特徴とする。
した構造の熱電対において、腐食物質の付着防止と、外
部電極の電極材料を最小限の寸法にして加工し易いとと
もに、腐食性物質の内部への侵入を防ぎ、かつ内部抵抗
が小さくなるので大きな電流値でもって電流をマグネッ
ト側に供給できる構造の提供。 【構成】 一方のリードを形成するリードパイプ４と、
該リードパイプ４の先端に溶接され、殻状を呈し一方の
熱電対材料で形成された外部電極５と、該外部電極５の
先端の内壁に溶接され、他方の熱電対材料で形成された
内部電極６とからなる熱電対１において、リードパイプ
４の先端の外周に外部電極５の後端を外嵌し、嵌合面を
ろう付けしたことを特徴とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、殻状の外部電極の内
部に線状の内部電極を配した熱電対に関する。
部に線状の内部電極を配した熱電対に関する。
【０００２】
【従来の技術】応答性および耐久性に優れた構造の熱電
対として、一方のリードを形成するリードパイプと、該
リードパイプの先端に溶接された殻状の外部電極と、該
外部電極の先端内壁に溶接された内部電極とからなる熱
電対が製造され、ガスこんろなどガス機器の失火検出等
の用途に使用されている。従来よりこの構造の熱電対と
して、リードパイプの先端部に内径の大きい部分を形成
し、この大内径部に円錐殻状の外部電極の後端を差し込
み、嵌合部をろう付けしたものが公知である。（特公平
３−６９０２９号公報）
対として、一方のリードを形成するリードパイプと、該
リードパイプの先端に溶接された殻状の外部電極と、該
外部電極の先端内壁に溶接された内部電極とからなる熱
電対が製造され、ガスこんろなどガス機器の失火検出等
の用途に使用されている。従来よりこの構造の熱電対と
して、リードパイプの先端部に内径の大きい部分を形成
し、この大内径部に円錐殻状の外部電極の後端を差し込
み、嵌合部をろう付けしたものが公知である。（特公平
３−６９０２９号公報）
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】円錐殻状の外部電極
は、火炎に接触して検温部となるためインコネルなど比
較的に高価な耐熱性および耐蝕性に優れた金属が使用さ
れ、リードパイプは真鍮など安価な良導電金属が使用さ
れる。このため外部電極は、寸法が短く内部抵抗を小さ
くできるとともに、加工し易い形状であることが望まし
い。また、リードパイプは火炎に接触するので高温耐蝕
性が高く、かつ腐食性物質が付着し難いことが必要であ
る。この発明の目的は、殻状の外部電極の内部に線状の
内部電極を配した構造の熱電対において、腐食物質の付
着防止と、外部電極の電極材料を最小限の寸法にして加
工し易いとともに、腐食性物質の内部への侵入を防ぎ、
かつ内部抵抗が小さくなるので大きな電流値でもって電
流をマグネット側に供給できる構造の提供にある。
は、火炎に接触して検温部となるためインコネルなど比
較的に高価な耐熱性および耐蝕性に優れた金属が使用さ
れ、リードパイプは真鍮など安価な良導電金属が使用さ
れる。このため外部電極は、寸法が短く内部抵抗を小さ
くできるとともに、加工し易い形状であることが望まし
い。また、リードパイプは火炎に接触するので高温耐蝕
性が高く、かつ腐食性物質が付着し難いことが必要であ
る。この発明の目的は、殻状の外部電極の内部に線状の
内部電極を配した構造の熱電対において、腐食物質の付
着防止と、外部電極の電極材料を最小限の寸法にして加
工し易いとともに、腐食性物質の内部への侵入を防ぎ、
かつ内部抵抗が小さくなるので大きな電流値でもって電
流をマグネット側に供給できる構造の提供にある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この発明は、一方のリー
ドを形成するリードパイプと、殻状を呈し一方の熱電対
材料で形成されるとともに、前記リードパイプの先端に
固着された外部電極と、他方の熱電対材料で形成される
とともに、前記外部電極の先端の内壁に溶接された内部
電極とからなる熱電対において、前記外部電極の後端
を、前記リードパイプの先端の外周に外嵌し、嵌合面を
ろう付けしたことを特徴とする。請求項２においては、
前記外部電極の後端が外嵌される前記リードパイプの先
端には径小部が形成され、前記外部電極の後端に切り欠
きまたは突起が形成され、嵌合面にろう付けが施された
ことを特徴とする。
ドを形成するリードパイプと、殻状を呈し一方の熱電対
材料で形成されるとともに、前記リードパイプの先端に
固着された外部電極と、他方の熱電対材料で形成される
とともに、前記外部電極の先端の内壁に溶接された内部
電極とからなる熱電対において、前記外部電極の後端
を、前記リードパイプの先端の外周に外嵌し、嵌合面を
ろう付けしたことを特徴とする。請求項２においては、
前記外部電極の後端が外嵌される前記リードパイプの先
端には径小部が形成され、前記外部電極の後端に切り欠
きまたは突起が形成され、嵌合面にろう付けが施された
ことを特徴とする。
【０００５】請求項３に記載の発明の熱電対の製造方法
は、先端部の外周に径小部を形成したリードパイプに、
一方の熱電対材料で形成され、先端の中央にパイプ状部
を有する円錐殻状を呈する外部電極の後端を外嵌して嵌
合面をろう付けし、つぎに、他方の熱電対材料で形成さ
れるとともに内部導線の先端に溶接した内部電極材の先
端を、前記リードパイプ内を挿通して前記パイプ状部に
差し込み、該内部電極の先端と前記パイプ状部の先端と
を溶接する。請求項４の製造方法においては、前記内部
電極の先端と前記パイプ状部の先端との溶接は、前記内
部電極の先端が前記パイプ状部の先端から幾分引っ込ん
でいる状態でティグ溶接によりなされる。
は、先端部の外周に径小部を形成したリードパイプに、
一方の熱電対材料で形成され、先端の中央にパイプ状部
を有する円錐殻状を呈する外部電極の後端を外嵌して嵌
合面をろう付けし、つぎに、他方の熱電対材料で形成さ
れるとともに内部導線の先端に溶接した内部電極材の先
端を、前記リードパイプ内を挿通して前記パイプ状部に
差し込み、該内部電極の先端と前記パイプ状部の先端と
を溶接する。請求項４の製造方法においては、前記内部
電極の先端と前記パイプ状部の先端との溶接は、前記内
部電極の先端が前記パイプ状部の先端から幾分引っ込ん
でいる状態でティグ溶接によりなされる。
【０００６】
【発明の作用】この発明では、外部電極は、全表面が炎
など被検出雰囲気に露出して有効検出面積となってい
る。このため、最小の大きさの外部電極で熱電対を形成
できるとともに、殻状の外部電極を成形する加工が容易
になる。請求項２では、切り欠きによりろう付けのろう
の嵌合面への浸透が円滑になされる。請求項３の製造方
法によれば、生産性が向上でき、請求項４の方法では溶
接後に検温部が外部電極で確実に覆うことができる。
など被検出雰囲気に露出して有効検出面積となってい
る。このため、最小の大きさの外部電極で熱電対を形成
できるとともに、殻状の外部電極を成形する加工が容易
になる。請求項２では、切り欠きによりろう付けのろう
の嵌合面への浸透が円滑になされる。請求項３の製造方
法によれば、生産性が向上でき、請求項４の方法では溶
接後に検温部が外部電極で確実に覆うことができる。
【０００７】
【発明の効果】この発明では、熱電対の外部電極の材料
が節約できるとともに加工が容易であり製造コストの低
減が図れるとともに、外部電極の軸方向長さを短くでき
るので内部抵抗が小さくなり、大きな出力電流値を確保
できる。請求項２の構成では、ろう付け作業が円滑、確
実に行える。請求項３の製造方法によれば、ろう付けお
よび溶接作業が円滑にでき生産性が高い。請求項４によ
れば熱電対の検温部の表面は耐熱性、耐蝕性に優れた外
部電極で覆われ、内部電極の露出が防止できるため耐久
性が向上できる。
が節約できるとともに加工が容易であり製造コストの低
減が図れるとともに、外部電極の軸方向長さを短くでき
るので内部抵抗が小さくなり、大きな出力電流値を確保
できる。請求項２の構成では、ろう付け作業が円滑、確
実に行える。請求項３の製造方法によれば、ろう付けお
よび溶接作業が円滑にでき生産性が高い。請求項４によ
れば熱電対の検温部の表面は耐熱性、耐蝕性に優れた外
部電極で覆われ、内部電極の露出が防止できるため耐久
性が向上できる。
【０００８】
【実施例】図１はガスこんろの失火センサ１００を示
す。失火センサ１００はこの発明にかかる熱電対１、制
御機器への接続用コンセント２、および熱電対１とコン
セント２とを接続する導線３からなる。熱電対１は、図
２に示す拡大図の如く、一方のリードを形成するリード
パイプ４と、該リードパイプ４の先端に溶接され、先端
を径小に絞って形成したパイプ状先端部を有する円錐殻
状を呈し、一方の熱電対材料であるインコネル６００で
形成された外部電極５とを備える。外部電極５の先端内
壁面の中心には、線状を呈し、他方の熱電対材料である
コンスタンタンで形成された内部電極６が溶接されてい
る。
す。失火センサ１００はこの発明にかかる熱電対１、制
御機器への接続用コンセント２、および熱電対１とコン
セント２とを接続する導線３からなる。熱電対１は、図
２に示す拡大図の如く、一方のリードを形成するリード
パイプ４と、該リードパイプ４の先端に溶接され、先端
を径小に絞って形成したパイプ状先端部を有する円錐殻
状を呈し、一方の熱電対材料であるインコネル６００で
形成された外部電極５とを備える。外部電極５の先端内
壁面の中心には、線状を呈し、他方の熱電対材料である
コンスタンタンで形成された内部電極６が溶接されてい
る。
【０００９】導線３は、リードパイプ４の後端部外周に
溶接された電気用軟銅線からなる外部導線３１と、内部
電極６の後端に溶接されたワニスガラスチューブ３２付
きフッ素樹脂カッパープライ線からなる内部導線３３と
から構成される。外部導線３１の後端は、コンセント２
のプラス側端子２１に接続され、内部導線３３は、リー
ドパイプ４内を挿通して後方に導かれ、後端がコンセン
ト２の端子２２に接続されている。外部導線３１および
内部導線３３には、鉄心の外周を胴で被覆したクラッド
材を使用している。なお、内部導線３３は電気用軟銅線
に被覆加工を施したものでもよい。
溶接された電気用軟銅線からなる外部導線３１と、内部
電極６の後端に溶接されたワニスガラスチューブ３２付
きフッ素樹脂カッパープライ線からなる内部導線３３と
から構成される。外部導線３１の後端は、コンセント２
のプラス側端子２１に接続され、内部導線３３は、リー
ドパイプ４内を挿通して後方に導かれ、後端がコンセン
ト２の端子２２に接続されている。外部導線３１および
内部導線３３には、鉄心の外周を胴で被覆したクラッド
材を使用している。なお、内部導線３３は電気用軟銅線
に被覆加工を施したものでもよい。
【００１０】リードパイプ４は、先端の外周に径小部４
１が形成され、該径小部４１に外部電極５の後端部５１
を外嵌し、嵌合面にろう付け７が施されている。外部電
極５の後端部５１には、１または２以上の切り欠き５２
（図２、図３参照）が形成され、ろう付け作業の際に融
けたろう材が嵌合面に円滑に侵入できるようになってい
る。なお、切り欠き５２の代わりに図３の（ハ）に示す
突起５３を有する構成であってもよい。内部電極６は、
外部電極の中間の位置において内部導線３３の先端に溶
接され、冷接点１１を形成している。
１が形成され、該径小部４１に外部電極５の後端部５１
を外嵌し、嵌合面にろう付け７が施されている。外部電
極５の後端部５１には、１または２以上の切り欠き５２
（図２、図３参照）が形成され、ろう付け作業の際に融
けたろう材が嵌合面に円滑に侵入できるようになってい
る。なお、切り欠き５２の代わりに図３の（ハ）に示す
突起５３を有する構成であってもよい。内部電極６は、
外部電極の中間の位置において内部導線３３の先端に溶
接され、冷接点１１を形成している。
【００１１】この失火センサ１００は、図１に示す如
く、熱電対１の外部電極５がガスこんろの炎Ｆに接触す
るように設置されて使用される。外部電極５の材料であ
るインコネル６００の使用量を低減できる。また、外部
電極５は、絞り加工で量産するときに、外部電極５の軸
方向寸法の低減は加工が容易になる。
く、熱電対１の外部電極５がガスこんろの炎Ｆに接触す
るように設置されて使用される。外部電極５の材料であ
るインコネル６００の使用量を低減できる。また、外部
電極５は、絞り加工で量産するときに、外部電極５の軸
方向寸法の低減は加工が容易になる。
【００１２】この熱電対１の製造方法を図３および図４
とともに説明する。図３（イ）に示す如く、先端の外周
に径小部４１を設けた真鍮製リードパイプ４を立てて配
置する。インコネル６００製パイプを所定長さに切断す
るか又は板材より絞り加工を施して、先端に径小のパイ
プ状部５４を形成するとともに円錐殻状（略砲弾型）に
成形して外部電極５を製造し、その後端（図示下端）部
５１に切り欠き５２または突起５３を設ける。つぎに図
３（ロ）に示す如く、外部電極５の後端部５１を径小部
４１に外嵌させ、嵌合面を銀ろうによりろう付けする。
とともに説明する。図３（イ）に示す如く、先端の外周
に径小部４１を設けた真鍮製リードパイプ４を立てて配
置する。インコネル６００製パイプを所定長さに切断す
るか又は板材より絞り加工を施して、先端に径小のパイ
プ状部５４を形成するとともに円錐殻状（略砲弾型）に
成形して外部電極５を製造し、その後端（図示下端）部
５１に切り欠き５２または突起５３を設ける。つぎに図
３（ロ）に示す如く、外部電極５の後端部５１を径小部
４１に外嵌させ、嵌合面を銀ろうによりろう付けする。
【００１３】つぎに、図４の（ニ）に示す如く、下方か
ら内部導線３３の先端に先端側部が径小となっている内
部電極６を溶接した溶接体を差し込み、内部電極６の先
端がパイプ状部５４の先端から少し引っ込んだ状態に設
定する。この状態で、図４の（ホ）に示す如くパイプ状
部５４の先端と内部電極６の先端とをディグ溶接する。
さらに、リードパイプ４の後端外周に外部導線３１を溶
接し、外部導線３１と内部導線３３の後端にコンセント
２を接続する。
ら内部導線３３の先端に先端側部が径小となっている内
部電極６を溶接した溶接体を差し込み、内部電極６の先
端がパイプ状部５４の先端から少し引っ込んだ状態に設
定する。この状態で、図４の（ホ）に示す如くパイプ状
部５４の先端と内部電極６の先端とをディグ溶接する。
さらに、リードパイプ４の後端外周に外部導線３１を溶
接し、外部導線３１と内部導線３３の後端にコンセント
２を接続する。
【００１４】この熱電対において、外部電極５および内
部電極６には高温時の耐熱性、耐蝕性に優れたインコネ
ル６００および安価なコンスタンタンを用いたが、これ
以外の熱電対材料が使用できることは当然である。ま
た、外部電極５の先端と、内部電極６とのパイプ状先端
部との溶接は、ディグ溶接以外にプラズマ溶接、レーザ
ー溶接が採用できる。
部電極６には高温時の耐熱性、耐蝕性に優れたインコネ
ル６００および安価なコンスタンタンを用いたが、これ
以外の熱電対材料が使用できることは当然である。ま
た、外部電極５の先端と、内部電極６とのパイプ状先端
部との溶接は、ディグ溶接以外にプラズマ溶接、レーザ
ー溶接が採用できる。
【図１】熱電対の断面図である。
【図２】失火センサの断面図である。
【図３】熱電対の製造工程を説明するための斜視図であ
る。
る。
【図４】熱電対の製造工程を説明するための斜視図であ
る。
る。
１ 熱電対 ２ コンセント ３ 導線 ４ リードパイプ ５ 外部電極 ６ 内部電極 ７ ろう付け ３１ 外部導線 ３３ 内部導線 ４１ 径小部 ５２ 切り欠き ５３ 突起 ５４ パイプ状部 １００ 失火センサ
【手続補正書】
【提出日】平成６年１０月２８日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００２
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００２】
【従来の技術】応答性および耐久性に優れた構造の熱電
対として、一方のリードを形成するリードパイプと、該
リードパイプの先端にろう付けされた殻状の外部電極
と、該外部電極の先端内壁に溶接された内部電極とから
なる熱電対が製造され、ガスこんろなどガス機器の失火
検出等の用途に使用されている。従来よりこの構造の熱
電対として、リードパイプの先端部に内径の大きい部分
を形成し、この大内径部に円錐殻状の外部電極の後端を
差し込み、嵌合部をろう付けしたものが公知である。
（特公平３−６９０２９号公報）
対として、一方のリードを形成するリードパイプと、該
リードパイプの先端にろう付けされた殻状の外部電極
と、該外部電極の先端内壁に溶接された内部電極とから
なる熱電対が製造され、ガスこんろなどガス機器の失火
検出等の用途に使用されている。従来よりこの構造の熱
電対として、リードパイプの先端部に内径の大きい部分
を形成し、この大内径部に円錐殻状の外部電極の後端を
差し込み、嵌合部をろう付けしたものが公知である。
（特公平３−６９０２９号公報）
【手続補正２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００６
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００６】
【発明の作用】この発明では、外部電極の後端をリード
パイプの先端の外周に外嵌し嵌合面をろう付けしたの
で、外部電極の先端は炎など被検出雰囲気に露出して有
効検出部分となり、このため、最小の長さの外部電極で
ある熱電対を形成できるとともに、殻状の外部電極を成
形する加工が容易になる。請求項２では、切り欠きによ
りろう付けのろうの嵌合面への浸透が円滑になされる。
請求項３の製造方法によれば、生産性が向上でき、請求
項４の方法では溶接後に検温部を外部電極で確実に覆う
ことができる。
パイプの先端の外周に外嵌し嵌合面をろう付けしたの
で、外部電極の先端は炎など被検出雰囲気に露出して有
効検出部分となり、このため、最小の長さの外部電極で
ある熱電対を形成できるとともに、殻状の外部電極を成
形する加工が容易になる。請求項２では、切り欠きによ
りろう付けのろうの嵌合面への浸透が円滑になされる。
請求項３の製造方法によれば、生産性が向上でき、請求
項４の方法では溶接後に検温部を外部電極で確実に覆う
ことができる。
【手続補正３】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１３
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１３】つぎに、図４の（ニ）に示す如く、下方か
ら内部導線３３の先端に先端側部が径小となっている内
部電極６を溶接した溶接体を差し込み、内部電極６の先
端がパイプ状部５４の先端から少し引っ込んだ状態に設
定する。この状態で、図４の（ホ）に示す如くパイプ状
部５４の先端と内部電極６の先端とをティグ溶接する。
さらに、リードパイプ４の後端外周に外部導線３１を溶
接し、外部導線３１と内部導線３３の後端にコンセント
２を接続する。
ら内部導線３３の先端に先端側部が径小となっている内
部電極６を溶接した溶接体を差し込み、内部電極６の先
端がパイプ状部５４の先端から少し引っ込んだ状態に設
定する。この状態で、図４の（ホ）に示す如くパイプ状
部５４の先端と内部電極６の先端とをティグ溶接する。
さらに、リードパイプ４の後端外周に外部導線３１を溶
接し、外部導線３１と内部導線３３の後端にコンセント
２を接続する。
【手続補正４】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１４
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１４】この熱電対において、外部電極５および内
部電極６には高温時の耐熱性、耐蝕性に優れたインコネ
ル６００および安価なコンスタンタンを用いたが、これ
以外の熱電対材料が使用できることは当然である。ま
た、外部電極５の先端と、内部電極６とのパイプ状先端
部との溶接は、ティグ溶接以外にプラズマ溶接、レーザ
ー溶接が採用できる。
部電極６には高温時の耐熱性、耐蝕性に優れたインコネ
ル６００および安価なコンスタンタンを用いたが、これ
以外の熱電対材料が使用できることは当然である。ま
た、外部電極５の先端と、内部電極６とのパイプ状先端
部との溶接は、ティグ溶接以外にプラズマ溶接、レーザ
ー溶接が採用できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森井 治之 名古屋市中川区福住町２番26号 リンナイ 株式会社内 (72)発明者 玉田 吉孝 愛知県小牧市大字本庄字下モ畑665番地の １ リンナイ精機株式会社内 (72)発明者 稲垣 憲一 愛知県小牧市大字本庄字下モ畑665番地の １ リンナイ精機株式会社内
Claims (4)
- 【請求項１】 一方のリードを形成するリードパイプ
と、殻状を呈し一方の熱電対材料で形成されるととも
に、前記リードパイプの先端に固着された外部電極と、
他方の熱電対材料で形成されるとともに、前記外部電極
の先端の内壁に溶接された内部電極とからなる熱電対に
おいて、 前記外部電極の後端を、前記リードパイプの先端の外周
に外嵌し、嵌合面をろう付けしたことを特徴とする熱電
対。 - 【請求項２】 請求項１において、前記外部電極の後端
が外嵌される前記リードパイプの先端には径小部が形成
され、前記外部電極の後端に切り欠きまたは突起が形成
され、嵌合面にろう付けが施されたことを特徴とする熱
電対。 - 【請求項３】 先端部の外周に径小部を形成したリード
パイプに、一方の熱電対材料で形成され、先端の中央に
パイプ状部を有する円錐殻状を呈する外部電極の後端を
外嵌して嵌合面をろう付けし、つぎに、他方の熱電対材
料で形成されるとともに内部導線の先端に溶接した内部
電極材の先端を、前記リードパイプ内を挿通して前記パ
イプ状部に差し込み、該内部電極の先端と前記パイプ状
部の先端とを溶接する熱電対の製造方法。 - 【請求項４】 請求項３において、前記内部電極の先端
と前記パイプ状部の先端との溶接は、前記内部電極の先
端が前記パイプ状部の先端から幾分引っ込んでいる状態
でティグ溶接によりなされたことを特徴とする熱電対の
製造方法。
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