JPH0717460Y2 - ディスク成形型 - Google Patents

ディスク成形型

Info

Publication number
JPH0717460Y2
JPH0717460Y2 JP1989125514U JP12551489U JPH0717460Y2 JP H0717460 Y2 JPH0717460 Y2 JP H0717460Y2 JP 1989125514 U JP1989125514 U JP 1989125514U JP 12551489 U JP12551489 U JP 12551489U JP H0717460 Y2 JPH0717460 Y2 JP H0717460Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixed mold
mold
cover member
sprue
disk
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1989125514U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0364726U (ja
Inventor
和彦 松元
Original Assignee
株式会社名機製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社名機製作所 filed Critical 株式会社名機製作所
Priority to JP1989125514U priority Critical patent/JPH0717460Y2/ja
Publication of JPH0364726U publication Critical patent/JPH0364726U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0717460Y2 publication Critical patent/JPH0717460Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (技術分野) 本考案は、ビデオディスクやコンパクトディスク等のデ
ィスクを成形するためのディスク成形型に係り、特に樹
脂替えの際のパージング時や、可動金型側に配したスタ
ンパの交換時等において、固定金型側のキャビティ形成
面を保護し得るようにしたディスク成形型に関するもの
である。
(背景技術) ビデオディスクやコンパクトディスク等のディスクの射
出成形には、固定金型と可動金型との間でドーナツ状の
キャビティを形成し、固定金型の中央部に設けられたス
プルーを通じてそのキャビティ内に樹脂材料を射出する
ことにより、可動金型側に配されたスタンパの情報が転
写されてなるディスクを成形するようにしたディスク成
形型が一般に用いられている。
ところで、このようなディスク成形型の中に、樹脂材料
を溶融状態に保持する加熱ランナを備え、該加熱ランナ
からスプルーを通じてキャビティ内に樹脂材料を射出す
るようにした、所謂ホットランナ形式のものがあるが、
このようなホットランナ形式のディスク成形型において
は、加熱ランナ内に溶融樹脂が常に滞留させられている
ために、樹脂替え時において、かかる加熱ランナに新た
な樹脂材料を流して、かかる新たな樹脂材料にて加熱ラ
ンナ内の旧材料を押し流し、その旧材料をスプルーから
流出させて、加熱ランナ内を洗浄することが必要とな
る。
而して、従来のディスク成形型にあっては、かかる樹脂
替え時のパージングに際して、第8図に示されているよ
うに、固定金型2のキャビティ形成面4が、ディスクの
射出成形操作時のままに露出させられて、スプルー6か
ら流出させられた樹脂材料8が、固定金型2のキャビテ
ィ形成面4上を伝わって流れ落ちるようにされていたた
めに、かかるキャビティ形成面4を伝わって落下せしめ
られる樹脂材料8によって、キャビティ形成面4が傷つ
けられたり、汚染されたりする恐れがあった。
また、このようなディスク成形型においては、多い時に
は1日に5〜6回もスタンパの取り替えが行なわれるこ
とがあるが、従来のディスク成形型にあっては、そのス
タンパの交換の際にも、パージングの際と同様に、固定
金型2のキャビティ形成面4が射出成形操作時のままに
露出させられていたために、そのスタンパの交換の際に
も、固定金型2のキャビティ形成面4を傷つけたり、汚
したりする恐れがあった。
(解決課題) ここにおいて、本考案は、このような事情を背景として
為されたものであり、その解決すべき課題とするところ
は、樹脂材料のパージング時やスタンパの交換時等にお
いて、固定金型のキャビティ形成面を被覆、保護して、
それらパージング時やスタンパ交換時等において、固定
金型のキャビティ形成面が傷つけられたり、汚染された
りするようなことを良好に防止し得るようにしたディス
ク成形型を提供することにある。
(解決手段) そして、かかる課題を解決するために、本考案に従うデ
ィスク成形型は、前述の如き、固定金型と可動金型との
間でドーナツ状のキャビティを形成し、該固定金型の中
央部に設けられたスプルーを通じて該キャビティ内に樹
脂材料を射出することにより、前記可動金型側に配され
たスタンパの情報が転写されてなるディスクを成形する
ディスク成形型において、固定金型のドーナツ状のキャ
ビティ形成面の径方向外側の部位に設けた取付部に対し
て着脱可能に取り付けられ、該固定金型のキャビティ形
成面を非接触状態で覆うカバー部材を設けると共に、か
かるカバー部材の前記スプルーに対応する部位に樹脂流
出用中央穴を設け、更に該中央穴の周縁部を前記固定金
型側に突出せしめて内側突条部を形成し、該内側突条部
を、前記キャビティ形成面の径方向内側の部位におい
て、前記スプルーの開口を取り囲んで、前記固定金型に
実質的に当接し得る構造としたのである。
なお、ここで、実質的に当接とは、固定金型に物理的に
当たる状態だけではなく、パージングに際して、スプル
ーから流出される樹脂材料が侵入し得ない程度の微小間
隙を隔てて固定金型と対向する状態をも含むものであ
る。
(作用・効果) このような構成のディスク成形型においては、パージン
グ時にスプルーから流出せしめられる樹脂材料は、内側
突条部の存在により、樹脂流出用中央穴を通ってカバー
部材の表面(可動金型対向側の面)側に導かれ、そして
かかるカバー部材の表面を伝わって落下させられること
となり、そのスプルーから流出せしめられる樹脂材料が
固定金型のキャビティ形成面に付着することは、回避さ
れることとなる。従って、スプルーから流出させられた
樹脂材料が、固定金型のキャビティ形成面に付着して、
これを傷つけたり、汚したりするようなことも、良好に
防止されることとなる。
また、スタンパの交換時においても、固定金型のキャビ
ティ形成面に作業者が不要に接触したり、スタンパの取
替えに際して可動金型に着脱せしめられるスタンパ保持
部材が当接したりするようなことが確実に防止されるた
めに、それらの接触や当接等によって固定金型のキャビ
ティ形成面が傷つけられたり、汚染されたりするような
ことが、良好に防止されることとなる。
つまり、本考案に従うディスク成形型によれば、固定金
型のキャビティ形成面に異物が付着したり、当接したり
するような恐れがある場合に、カバー部材を固定金型に
予め取り付けておくようにすることにより、その異物の
付着や当接等によって、固定金型のキャビティ形成面が
傷つけられたり、汚染されたりするようなことを良好に
防止することができるのであり、それ故、固定金型のキ
ャビティ形成面の性状を長期間にわたって良好に維持し
て、成形型の保守・管理を容易に為し得ると共に、成形
型の寿命の大幅な向上を図り得るといった利点があるの
である。
なお、本考案に従うディスク成形型においては、ディス
クの射出成形操作は、固定金型からカバー部材が取り外
された状態で、行なわれることとなる。
(実施例) 以下、本考案をより一層具体的に明らかにするために、
その一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
先ず、第1図には、本考案の一実施例であるディスク成
形型の射出成形操作時における型合わせ状態の図が示さ
れている。そこにおいて、10は、図示しない型締装置の
固定盤に取り付けられる固定金型であり、また12は、図
示しない可動盤に取り付けられる可動金型であって、可
動盤の固定盤に対する接近・離隔作動によって、型閉
じ、型開き作動させられ得るようになっている。
ここで、固定金型10と可動金型12との相対向する面に
は、それぞれ、キャビティ形成面としてのドーナツ状の
鏡面14,16が形成されており、また可動金型12側のキャ
ビティ形成面としての鏡面16には、筒状および円環状の
内外のスタンパ保持部材18,20で内外周縁部を保持され
て、所定の情報が刻設されたスタンパ22が配設されてい
る。そして、同図に示されているように、それら金型1
0,12の型合わせ状態において、それら金型10,12の鏡面1
4,16間において、より正確には、固定金型10の鏡面14と
可動金型12に配設されたスタンパ22との間において、ド
ーナツ状のキャビティ24が形成されるようになってい
る。
なお、固定金型10と可動金型12の各対向面の外周部に
は、互いに当接可能な状態で、環状の平坦面26,28が形
成されていると共に、それら平坦面26,28の内側に位置
して、互いに嵌合可能なテーパ面30,32が形成されてい
る。そして、金型10,12の型合わせ状態において、平坦
面26,28の当接に基づいて、キャビティ24の厚さが規定
されるようになっていると共に、テーパ面30,32の嵌合
に基づいて、金型10,12の中心が一致せしめられるよう
になっている。
前記スタンパ22の内周縁部を保持する内側スタンパ保持
部材18の内周面には、キャビティ24内で成形されるディ
スクを可動金型12から離型させるためのエジェクタスリ
ーブ34が摺動可能に嵌合されており、またこのエジェク
タスリーブ34の内周面には、ディスクの中央穴を打ち抜
くためのポンチカッター36が摺動可能に嵌合されてお
り、更にこのポンチカッター36の内周面には、ポンチカ
ッター36にて打ち抜かれるディスク中央穴の樹脂部分を
可動金型12から離型させるためのエジェクタピン38が摺
動可能に嵌合されている。そして、それらエジェクタス
リーブ34,ポンチカッター36およびエジェクタピン38
は、従来の成形型と同様に、図示しない突出し手段に
て、適宜突き出し作動され得るようになっている。
一方、前記固定金型10には、その鏡面14の内周縁との間
で、空気吹出孔を形成するための筒状の空気吹出孔形成
部材40が配設されており、この空気吹出孔形成部材40の
内面に、スプループッシュ42が嵌合されて配設されてい
る。そして、このスプルーブッシュ42の内孔であるスプ
ルー44、および該スプルーブッシュ42と前記ポンチカッ
ター36との間に形成された環状のゲート46を通じて、前
記キャビティ24内に所定の樹脂材料が射出され得るよう
になっている。
なお、ディスクは、かかるスプルー44を通じてキャビテ
ィ24内に射出された樹脂材料が冷却・固化されることに
よって成形され、その際、ディスクの可動金型12側の面
に、前記スタンパ22に刻設された情報が転写せしめられ
ることとなる。そして、ディスクは、ここでは、その樹
脂材料の冷却・固化後、ポンチカッター36の突出し作動
によって中央穴を打ち抜かれ、そのディスクの中央穴の
打ち抜き操作後、前記空気吹出孔からの空気の吹出し作
用下に行なわれる金型10,12の型開き作動によって、固
定金型10から離型されることとなる。そして、その型開
き作動の完了後に、エジェクタスリーブ34およびエジェ
クタピン38が突出し作動され、それらの突出し作動によ
って、ディスクおよびディスク中央穴打抜き部分の樹脂
が可動金型12から離型されて、金型10,12間から取り出
されることとなる。
ところで、固定金型10の鏡面14と前記テーパ面30との間
の部位は、所定幅の平坦な円環状面47とされており、そ
の円環状面47に、第2図に示されているように、周方向
に相互に所定の間隔を隔てて、複数本、例えば4本のカ
バー部材取付ピン48が配設されている。そして、金型1
0,12の型開き状態において、第2図に仮想線で示されて
いるように、固定金型10の鏡面14を覆うカバー部材50
が、それら取付ピン48によって、固定金型10に着脱可能
に取り付けられ得るようになっている。
より具体的には、取付ピン48は、第3図により詳細に示
されているように、小径のロッド部52の両端部に、大径
のピストン部54と係合ヘッド部56とを備えた構造とされ
ており、係合ヘッド部56を金型面から突出させられる一
方、固定金型10内に形成されたエアシリダ室58にピスト
ン部54を摺動可能に嵌合させられた状態で、固定金型10
の中心線と平行に、軸方向に移動可能に配設されてい
る。そして、エアシリダ室58に連通して形成されたスプ
リング室60内のスプリング62にて、固定金型10内に収容
される方向に常時付勢されて配設されており、これによ
り、常には、係合ヘッド部56が金型面に当接乃至は略当
接する引込み位置に保持されるようになっているが、空
気通路64を通じてエアシリンダ室58内に圧縮空気が供給
されると、その空気圧によって、係合ヘッド部56が金型
面から所定距離離隔する突出し位置まで突き出され得る
ようになっている。
なお、取付ピン48は、ここでは、前記可動金型12側の外
側スタンパ保持部材20およびテーパ面32のテーパ面形成
凸部57(第1図参照)から外れた部位に配設されてお
り、金型10,12の型合わせ状態において、金型面からの
突出部位が、それら外側スタンパ保持部材20とテーパ面
形成凸部57との間に形成される環状の凹陥部59内に収容
せしめられるようになっている。
一方、カバー部材50は、第4図乃至第6図に示されてい
るように、前記鏡面14とテーパ面30との間の円環状面47
の外径よりも所定寸法小径の円板形状を成しており、そ
の中心部には、前記スプルーブッシュ42の外径、即ち前
記空気吹出口形成部材40の内径よりも若干大径の中央穴
66が形成されている。そして、このカバー部材50の裏面
68側の内外周縁部には、それぞれ、外径が空気吹出口形
成部材40の外径よりも若干小径の内側突条部70、および
内径が円環状面47の内径よりも若干大径の外側突条部72
が設けられている。
ここで、外側突条部72は、第7図に示されているよう
に、その先端面が固定金型10の円環状面47に当接したと
き、カバー部材50の裏面68が固定金型10の鏡面14と所定
の距離を隔てて対向するような高さに設定されており、
また内側突条部70は、外側突条部72がその先端面で固定
金型10の円環状面47に当接されたとき、その先端面にお
いて、空気吹出孔形成部材40の端面に実質的に当接する
高さに設定されている。そして、かかるカバー部材50の
外周縁部に突設された外側突条部72には、前記固定金型
10における各取付ピン48の配設部位に対応して、周方向
に延びる長手状の係合孔74が形成されている。
これらの係合孔74は、第4図乃至第6図に示されている
ように、周方向の同一方向における一端側が、前記取付
ピン48の係合ヘッド部56の直径よりも若干広い幅の広幅
部76とされている一方、他端側が、前記取付ピン48のロ
ッド部52の直径よりは若干広く、係合ヘッド部56の直径
よりは狭い幅の狭幅部78とされており、且つ、カバー部
材50の表面80側の狭幅部78の開口縁部には、広幅部76の
開口幅と同じ幅の段差部82が形成されていると共に、そ
の段差部82の狭幅部78側の端部に位置して、取付ピン48
の係合ヘッド部56を収容可能な直径の所定深さの凹所84
が形成されている。
そして、ここでは、これらの係合孔74において、カバー
部材50が、前記取付ピン48に対して、次のような手順に
従って取付け、取り外され得るようになっている。
すなわち、カバー部材50を固定金型10に取り付ける場合
には、先ず、前記エアシリンダ室58内への圧縮空気の供
給に基づいて、取付ピン48をその突出し位置まで突き出
させる。そして、その突出し位置に保持した取付ピン48
に対して、カバー部材50を係合孔74の広幅部76において
嵌挿させ、しかる後、カバー部材50を第4図において反
時計方向に回転させて、取付ピン48のロッド部52を係合
孔74の狭幅部78に収容し、その状態でエアシリンダ室58
内への圧縮空気の供給を停止して、取付ピン48を引込み
作動させる。このようにすれば、第7図に示されている
ように、各取付ピン48の係合ヘッド部56が、それぞれ、
凹所84に収容される状態で、各対応する係合孔74に確実
に係合され、もってカバー部材50が固定金型10に対して
確実に取り付けられるのである。
なお、前述の説明から明らかなように、かかる固定金型
10へのカバー部材50の取付状態においては、カバー部材
50は、外側突条部72において、固定金型10の円環状面47
に当接せしめられる一方、内側突条部70において、固定
金型10の空気吹出孔形成部材40の端面に実質的に当接せ
しめられることとなり、固定金型10の鏡面14に対して
は、非接触状態に維持されることとなる。
また、固定金型10からのカバー部材50の取外しは、上記
取付け作動とは逆の手順に従って行なわれることとな
る。
このようなディスク成形型においては、前述のように、
カバー部材50を固定金型10から取り外すことにより、デ
ィスクを成形するための通常の射出成形操作を行なうこ
とができる。一方、成形型がホットランナ式のものであ
る場合における樹脂材料のパージング時や、スタンパ22
の交換時等、ディスクの非射出成形操作時において、固
定金型10のキャビティ形成面である鏡面14を傷つけた
り、汚したりするような恐れがある場合には、固定金型
10に対してカバー部材50を取り付けることにより、固定
金型10の鏡面14に傷や汚れがつかないようにすることが
できる。
例えば、成形型がホットランナ式のものである場合に
は、樹脂替え時におけるパージングに際して、樹脂材料
86がスプルー44から流出させられることとなるが、その
際、カバー部材50を予め固定金型10に取り付けておけ
ば、カバー部材50の内側突条部70が固定金型10の空気吹
出孔形成部材40の端面に実質的に当接して、固定金型10
の鏡面14側への樹脂材料86の侵入を阻止するために、樹
脂材料86は、第7図に示されているように、中央穴66を
通って、カバー部材50の表面側に導かれ、そして該カバ
ー部材50の表面を伝わって流れ落ちることとなる。従っ
て、スプルー44から流出された樹脂材料86が鏡面14に付
着することによって、鏡面14が傷つけられたり、汚染さ
れたりするようなことが、良好に防止されることとなる
のである。
また、スタンパ22の交換時にカバー部材50を固定金型10
に取り付けておけば、作業者が不要に接触したり、スタ
ンパ22の取替えに際して可動金型12に着脱せしめられる
内外のスタンパ保持部材18,20が当たったりすることが
回避され、もってそれらの接触や当接によって、固定金
型10の鏡面14が傷つけられたり、汚染されたりすること
が良好に防止されるのである。
このように、本実施例のディスク成形型によれば、樹脂
材料のパージング時や、スタンパ22の交換時等、ディス
クの非射出成形操作時において、固定金型10のキャビテ
ィ形成面である鏡面14を傷つけたり、汚したりするよう
な恐れがある場合に、固定金型10に対してカバー部材50
を予め取りつけておくようにすることにより、固定金型
10の鏡面14に傷や汚れがつくことを良好に防止すること
ができるのであり、それ故、固定金型10の鏡面14の性状
を長期間にわたって良好に維持して、成形型の保守・管
理を容易にすることができると共に、成形型の寿命を大
幅に向上させることが可能になるのである。
また、本実施例のディスク成形型においては、前述のよ
うに、固定金型10に設けた取付ピン48のエアシリンダに
よる突出し・引込み作動と、カバー部材50の回転操作と
によって、カバー部材50を固定金型10に極めて容易に着
脱し得るために、カバー部材50の着脱操作が極めて簡単
で済むといった利点もある。
以上、本考案の一実施例を詳細に説明したが、これは文
字通りの例示であり、カバー部材を固定金型に着脱可能
に取り付けるための取付手段として、上記実施例とは異
なる構造のものを採用すること等、本考案が、上記具体
例に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲内
において、種々なる変更,修正,改良等を施した態様で
実施できることは、言うまでもないところである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に従うディスク成形型の型合わせ状態
を示す要部切欠断面図であり、第2図は、第1図のディ
スク成形型の固定金型の型合わせ面を示す図であり、第
3図は、第1図の成形型における取付ピンの配設状態を
示す断面図であり、第4図は、第1図の成形型の固定金
型に取り付けられるカバー部材を示す平面図であり、第
5図および第6図は、それぞれ、第4図におけるV−V
断面図およびVI-VI断面図であり、第7図は、第5図の
カバー部材を固定金型に取り付けた状態を示す断面図で
ある。第8図は、従来のホットランナ方式のディスク成
形型の、パージングの際の樹脂材料の流出状態を説明す
るための断面図である。 10:固定金型、12:可動金型 14,16:鏡面(キャビティ形成面) 18,20:スタンパ保持部材 22:スタンパ、24:キャビティ 40:空気吹出孔形成部材 42:スプルーブッシュ、44:スプルー 47:円環状面 48:カバー部材取付ピン(取付部) 50:カバー部材、66:中央穴 70:内側突条部、72:外側突条部 74:係合孔、86:樹脂材料

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定金型と可動金型との間でドーナツ状の
    キャビティを形成し、該固定金型の中央部に設けられた
    スプルーを通じて該キャビティ内に樹脂材料を射出する
    ことにより、前記可動金型側に配されたスタンパの情報
    が転写されてなるディスクを成形するようにしたディス
    ク成形型において、 前記固定金型のドーナツ状のキャビティ形成面の径方向
    外側の部位に設けた取付部に対して着脱可能に取り付け
    られ、該固定金型のキャビティ形成面を非接触状態で覆
    うカバー部材を設けると共に、かかるカバー部材の前記
    スプルーに対応する部位に樹脂流出用中央穴を設け、更
    に該中央穴の周縁部を前記固定金型側に突出せしめて内
    側突条部を形成し、該内側突条部を、前記キャビティ形
    成面の径方向内側の部位において、前記スプルーの開口
    を取り囲んで、前記固定金型に実質的に当接し得るよう
    に構成したことを特徴とするディスク成形型。
JP1989125514U 1989-10-26 1989-10-26 ディスク成形型 Expired - Lifetime JPH0717460Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989125514U JPH0717460Y2 (ja) 1989-10-26 1989-10-26 ディスク成形型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989125514U JPH0717460Y2 (ja) 1989-10-26 1989-10-26 ディスク成形型

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0364726U JPH0364726U (ja) 1991-06-24
JPH0717460Y2 true JPH0717460Y2 (ja) 1995-04-26

Family

ID=31673381

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989125514U Expired - Lifetime JPH0717460Y2 (ja) 1989-10-26 1989-10-26 ディスク成形型

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0717460Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62200414U (ja) * 1986-06-12 1987-12-21

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0364726U (ja) 1991-06-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0268291B1 (en) Mold for producing discs
JPH01264818A (ja) 情報記録ディスク基板の射出成形装置
US5593710A (en) Mold capable of changing a set position of a stamper plate
US4795127A (en) Mold assembly of injection-molding machine
JPH0717460Y2 (ja) ディスク成形型
US6174487B1 (en) Air blowing method for mold for a disk molding and a mold therefor
JPH02128808A (ja) 光ディスク基板成形用金型
JP3387727B2 (ja) ディスク成形型およびディスク成形方法
JP4526502B2 (ja) 情報記録ディスク基板の突出離型方法
JP3167257B2 (ja) ディスク基板の成形用型および成形方法
JP3631539B2 (ja) ディスク成形金型
KR100604226B1 (ko) 디스크 기판 성형용 금형
JPH11207789A (ja) 記録及び/又は再生ディスク用シェルの射出成形方法およびその装置ならびにその製品
JPH01159226A (ja) ディスク基盤用成形型
JP2002283405A (ja) 光ディスク成形用金型装置
JP2514868B2 (ja) 情報記録盤成形用射出金型
JP3076139B2 (ja) ディスクの射出成形装置
KR940002858Y1 (ko) 사출금형의 이형불량 방지를 위한 비디오 테이프용 릴 다운구조
JPH0267116A (ja) ディスク成形方法及びそのための成形型
JP3558530B2 (ja) 情報記録用基板の成形方法及び成形型
JPH0698648B2 (ja) ディスク成形金型
JPS62286718A (ja) デイスク成形用金型
JPH0310013Y2 (ja)
JPH10233041A (ja) ディスク基板成形用金型
JPH0675894B2 (ja) ディスク成形用金型