JPH0717455A - 補助エンジン装置 - Google Patents

補助エンジン装置

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JPH0717455A
JPH0717455A JP16710393A JP16710393A JPH0717455A JP H0717455 A JPH0717455 A JP H0717455A JP 16710393 A JP16710393 A JP 16710393A JP 16710393 A JP16710393 A JP 16710393A JP H0717455 A JPH0717455 A JP H0717455A
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JP
Japan
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driven
engine
clutch
shaft
power
Prior art date
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JP16710393A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Kato
博 加藤
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Komatsu Zenoah Co
Original Assignee
Komatsu Zenoah Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 人力駆動と動力駆動とを切り換えて被駆動装
置を駆動する補助エンジン装置において人力駆動と動力
駆動との切り換えを容易とする。 【構成】 人力駆動系路に一方向クラッチ115を設け
るとともに、動力駆動系路中の減速機と被駆動軸との間
に一方向クラッチ73を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自転車,脱穀機,粉ひ
き機,身体障害者用移動車等、主として人力で駆動する
被駆動装置を、重負荷あるいは長時間の作業に際してエ
ンジンの駆動に切り換えて労力を軽減し、あるいは主と
してエンジンで駆動する非駆動装置を、エンジン系路の
故障の際に人力で駆動するための補助エンジン装置に係
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の補助エンジン装置は、つ
ぎのように構成されている。すなわち、図7〜図9にお
いて、まず被駆動装置(本例では自転車)をエンジンで
駆動する動力駆動系路について説明する。エンジン12
1のクランクケース123にはクランク軸125の一端
の駆動軸127が突出し、駆動軸127の端部には遠心
クラッチ129が装着され、駆動軸127が所定の回転
速度以上となると、ばね131に抗してシュー133が
遠心力によってドラム135に押圧され、ドラム135
と一体のボス部に形成されたギヤ137を回転させる。
【0003】ギヤ137は大ギヤ157,小ギヤ15
9,大ギヤ161,小ギヤ163,大ギヤ165によっ
て減速される減速装置167を経て、減速ケース169
に軸支された筒状の被駆動軸171に伝動される。大ギ
ヤ165と被駆動軸171との間にはクラッチ装置17
3が設けられている。すなわち、被駆動軸171の外周
のスプライン175に嵌合して軸方向に摺動自在のクラ
ッチ筒177はばね179によって、被駆動軸171に
回転自在に嵌合する大ギヤ165の側面の爪クラッチ1
81に係脱自在に係止している。クラッチ筒177は回
動自在の作動軸183に固着する揺動アーム185に係
合して、作動軸183の回動に応じて大ギヤ165と被
駆動軸171の間の回転力を接続,遮断するものであ
る。作動軸183の外端にはアーム187が固着し、ア
ーム187は減速ケース169に軸方向に摺動自在に嵌
合するロッド189の先端の調節ボルト191によって
ばね179に抗して押圧されている。ロッド189の外
端にはノブ193が固着し、ノブ193を押して回動さ
せることによって、ロッド189に固着する係止ピン1
95が減速ケース169に設けた深さの異る、互いに直
角方向の溝197,199に選択係合して、クラッチ筒
177と大ギヤ165との接続,遮断位置に係止する。
人力駆動系路はつぎのように構成されている。すなわ
ち、被駆動軸171の内径部には人力駆動軸(本実施例
ではペダル軸)213が回転自在に嵌合し、一方向クラ
ッチ215を介して駆動スプロケット207に接続し、
両端には足踏みペダルのアーム216が固着している。
一方向クラッチ215は通常用いられるラチェット方式
等の一方向クラッチであるので、ここでは詳細な説明は
省略する。クランク軸125の他端には、リコイルスタ
ーター217が装着され、リール219に巻回されたス
ターターひも220をスターターハンドル(図示せず)
によって引くことにより、クランク軸125が回転して
エンジン121が始動する。
【0004】被駆動軸の一端に固着するプレート201
は、駆動スプロケット207の側面にボルト209によ
って固定されている。駆動スプロケット207は自転車
の後輪に固着する従動スプロケット(図示せず)にチエ
ン211を介して伝動する。人力で走行するには、クラ
ッチ装置173を遮断の状態として、足踏みペダルによ
って人力駆動軸213を駆動すると一方向クラッチ21
5,駆動スプロケット207,チエン211を経て被駆
動装置(本実施例では自転車の後輪)が回転する。この
状態では、減速装置167,エンジン121へ回転力が
伝達されないので走行は容易である。
【0005】エンジン121の動力で後輪を駆動するに
は、クラッチ装置173を接続の位置において、リコイ
ルスターター217によってエンジン121を始動す
る。エンジンがアイドル状態で回転しているときは、遠
心クラッチ129は遮断されて自由状態にあるので、動
力は減速装置167に伝達されない、スロットル弁を操
作してエンジンの回転速度を上昇させると遠心クラッチ
129が接続して、減速装置167,クラッチ装置17
3,被駆動軸171,駆動スプロケット207,チエン
211を経て被駆動体(後輪)を駆動する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の構成では、人力
走行時に減速機が回転すると負荷が大きくなるので、手
動クラッチを操作して伝動を遮断しているが、人力走行
と動力走行との切り換えの都度手動クラッチを操作する
ことが厄介であった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、人力駆動系路
に一方向クラッチを設けるとともに、動力駆動系路の減
速機と被駆動軸との間に一方向クラッチを設けたもので
ある。
【0008】
【作用】本発明では、被駆動装置を人力で駆動する場合
には、この人力駆動系路によって被駆動装置を駆動する
とともに、一方向クラッチは相対的に逆方向に回転する
ことになって減速機は回転しない。またエンジン駆動の
場合は、遠心クラッチは低速のアイドル回転の間は接続
されていないがスロットルを操作してエンジンの回転速
度を大きくすると遠心クラッチが接続されて減速装置,
一方向クラッチを経て被駆動装置は駆動されるが人力駆
動系路は他の一方向クラッチによって逆方向の動力は遮
断されて静止の状態が保持される。
【0009】
【実施例】以下、図面により本発明の一実施例について
説明する。図1〜図6において、まず被駆動装置(本実
施例では自転車)をエンジンで駆動する動力駆動系路に
ついて説明する。エンジン21のクランクケース23に
はクランク軸25の一端の駆動軸27が突出し、駆動軸
27の端部には遠心クラッチ29が装着され、駆動軸2
7が所定の回転速度以上となると、ばね31に抗してシ
ュー33が遠心力によってドラム35に押圧され、ドラ
ム35と一体のボス部に形成されたギヤ37を回転させ
る。
【0010】エンジン21のシリンダ45には、始動時
に内部の燃焼室47の圧力を放出するためのデコンプ装
置49が装着されている。デコンプ装置49はばね51
によって開放状態の弁53が、エンジン21が始動着大
したとき爆発圧力によってばね51に抗して閉鎖する
が、始動作動中着大するまでは、燃焼室47内の圧力が
放出口55から放出されるので、始動のための回転が軽
くなるものである。なお、燃焼室47内の圧力の変動に
対応して弁53が振動するのを防ぐため弁53の反対端
部にダンパー装置56が設けられている。
【0011】ギヤ37は大ギヤ57,小ギヤ59,大ギ
ヤ61,小ギヤ63,大ギヤ65によって減速される減
速装置67を経て、減速ケース69に軸支された筒状の
被駆動軸71に伝動される、大ギヤ65と被駆動軸71
との間には一方向クラッチ73が設けられている。すな
わち、図4に示す矢印方向の相対回転運動にはローラ7
5が傾斜面77と被駆動軸71との間に挟持されて動力
が伝達され、反対方向には解除されて自由とする。
【0012】動力駆動系路中には緩衝装置100が設け
られている。すなわち、被駆動軸71の一端に固着する
プレート101には、複数の凹部103が形成され、中
心に6角ナット105を焼付けた円筒状のゴム(緩衝
体)106が凹部103に嵌合して駆動スプロケット1
07の側面にボルト109によって固定されている。駆
動スプロケット107は自転車の後輪に固着する従動ス
プロケット(図示せず)にチエン111を介して伝動す
る。駆動スプロケット107に、急激なエンジンの加減
速あるいは被駆動装置の過負荷による衝撃が加わったと
きには、緩衝体106で緩衝されて減速ケース69,エ
ンジン21を損傷することがない。人力駆動系路はつぎ
のように構成されている。すなわち、被駆動軸71の内
径部には人力駆動軸(本実施例ではペダル軸)113が
回転自在に嵌合し、一方向クラッチ115を介して駆動
スプロケット107に接続し、両端には足踏みペダルの
アーム116が固着している。一方向クラッチ115は
通常用いられるラチェット方式等の一方向クラッチであ
るので、ここでは詳細な説明は省略する。
【0013】クランク軸25の他端には、リコイルスタ
ーター117が装着され、リール119に巻回されたス
ターターひも120をスターターハンドル(図示せず)
によって引くことによりクランク軸25が回転してエン
ジン21が始動する。
【0014】人力で走行するには、足踏みペダルによっ
て人力駆動軸113を駆動すると一方向クラッチ11
5,駆動スプロケット107,チエン111を経て被駆
動装置(本実施例では自転車の後輪)が回転する。この
状態では、一方向クラッチ73は自由方向に回転し、減
速装置67,エンジン21へ回転力が伝達されないので
走行は容易である。
【0015】エンジン21の動力で後輪を駆動するに
は、まずリコイルスターター117によってエンジン2
1を始動する。エンジンがアイドル状態で回転している
ときは、遠心クラッチ29は遮断されて自由状態にある
ので、動力は減速装置67に伝達されない。スロットル
弁を操作してエンジンの回転速度を上昇させると遠心ク
ラッチ29が接続して、減速装置67,一方向クラッチ
73,被駆動軸71,緩衝体106,駆動スプロケット
107,チエン111を経て被駆動体(後輪)を駆動す
る。また人力駆動軸113は一方向クラッチ115が自
由方向に回転するので自由状態にある。
【0016】
【発明の効果】以上のごとく、本発明によれば、人力駆
動系路と動力駆動系路とを備えた補助エンジン装置にお
いて、人力と動力の切り換えに際して手動のクラッチ操
作を不要として構造簡単で、製作費が安価となり、しか
も操作容易となるもである。
【0017】なお、請求項2の構成とすれば、動力駆動
の際に、エンジンあるいは被駆動装置に衝撃力を生じた
とき、減速装置またはエンジンの損傷を防止できる。ま
た請求項3の構成とすれば、人力駆動と動力駆動との併
用の装置を構造簡単に安価に製作できる。とくに自転車
の場合には既製の自転車に装着が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の平断面図である。
【図2】同側断面図である。
【図3】デコンプの側断面図である。
【図4】一方向クラッチの側断面図である。
【図5】緩衝装置の平断面図である。
【図6】同要部の側面図である。
【図7】従来の補助エンジン装置の平断面図である。
【図8】同側断面図である。
【図9】クラッチ装置の操作部分の正断面図である。
【符号の説明】
21 エンジン 27 駆動軸 29 遠心クラッチ 49 デコンプ装置 67 減速装置 71 被駆動軸 73 一方向クラッチ 100 緩衝装置 113 人力駆動軸 115 一方向クラッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン21の駆動軸27から遠心クラ
    ッチ29、減速装置67および被駆動軸71を介して被
    駆動装置に動力を伝達する動力駆動系路と、人力によっ
    て前記被駆動装置を駆動する人力駆動系路とを設け、前
    記人力駆動系路に一方向クラッチ115を設けるととも
    に、前記動力駆動系路の前記減速装置67と前記被駆動
    軸71との間に一方向クラッチ73を設けたことを特徴
    とする補助エンジン装置。
  2. 【請求項2】 前記動力駆動系路中に、衝撃回転力を緩
    衝するための緩衝装置100を設けた請求項1の補助エ
    ンジン装置。
  3. 【請求項3】 前記被駆動軸71を筒状に形成し、内径
    部を貫通する人力駆動軸113との間に一方向クラッチ
    115を介在せしめた請求項1の補助エンジン装置。
JP16710393A 1993-07-06 1993-07-06 補助エンジン装置 Pending JPH0717455A (ja)

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JP16710393A JPH0717455A (ja) 1993-07-06 1993-07-06 補助エンジン装置

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6141683A (ja) * 1984-08-01 1986-02-28 ヤマハ発動機株式会社 原動機付自転車の動力伝達装置
JPH01178096A (ja) * 1987-12-30 1989-07-14 Yamaha Motor Co Ltd ペダル付自動二輪車等の足踏み構造

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6141683A (ja) * 1984-08-01 1986-02-28 ヤマハ発動機株式会社 原動機付自転車の動力伝達装置
JPH01178096A (ja) * 1987-12-30 1989-07-14 Yamaha Motor Co Ltd ペダル付自動二輪車等の足踏み構造

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