JPH0717436U - ボルト締結装置 - Google Patents
ボルト締結装置Info
- Publication number
- JPH0717436U JPH0717436U JP5298293U JP5298293U JPH0717436U JP H0717436 U JPH0717436 U JP H0717436U JP 5298293 U JP5298293 U JP 5298293U JP 5298293 U JP5298293 U JP 5298293U JP H0717436 U JPH0717436 U JP H0717436U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bolt
- attachment
- fastened
- head
- tip
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- Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 傾いたボルトを自動的に直立させて締結す
る。 【構成】 筒状のアタッチメント5内へ先導部材7を軸
線方向移動自在に収容するとともに、スプリング13で
先導部材7の先端を先端開口部6から突出する方向へ付
勢する。アタッチメント5を下降させるとき、ボルト2
が倒れてやや傾いていても、まず先導部材7がボルト頭
部3へ当接することにより自動的にボルト2を直立させ
るので、続けてアタッチメント5を下降させるとボルト
頭部3が先端開口部6に嵌合し、そのままアタッチメン
ト5を回転させつつ下降させることによりボルト2を被
締結部材1のネジ穴16へ締結する。
る。 【構成】 筒状のアタッチメント5内へ先導部材7を軸
線方向移動自在に収容するとともに、スプリング13で
先導部材7の先端を先端開口部6から突出する方向へ付
勢する。アタッチメント5を下降させるとき、ボルト2
が倒れてやや傾いていても、まず先導部材7がボルト頭
部3へ当接することにより自動的にボルト2を直立させ
るので、続けてアタッチメント5を下降させるとボルト
頭部3が先端開口部6に嵌合し、そのままアタッチメン
ト5を回転させつつ下降させることによりボルト2を被
締結部材1のネジ穴16へ締結する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】 この考案は、被締結部材のネジ穴に上下方向へ直立さ せたボルトが、締結直前に何らかの事情で左右へやや倒れた状態になってもその まま締結可能にしたボルト締結装置に関する。
【0002】
【従来の技術】 予め被締結部材のネジ穴へボルトを直立状態にセットし、モ ーターで回転する筒状アタッチメントを下降させてボルトの頭部を先端開口部に 嵌合し、さらにアタッチメントを回転させながら下降させることによりボルトを 締結するボルト締結装置は公知である。
【0003】
ところで、予め直立状態にセットしたボルトが、締結直前に何らかの事情で左 右へ倒れてやや傾くことがある。この場合、下降させたアタッチメントの先端に ボルトの頭部が嵌合せず、未締結状態のボルトが発生し、その結果、人手により 締結し直す必要があった。そこで、このような人手による再締結作業を不要とす るボルト締結装置が望まれている。本考案はこのような要請を満足させることを 目的にするものである。
【0004】
上記課題を解決するため、本考案に係るボルト締結装置は、被締結部材のネジ 穴にボルトを直立状態に立て、上方から下降させた筒状のアタッチメント先端開 口部にボルトの頭部を嵌合し、アタッチメントを回転させながらさらに下降させ ることによりボルトを締結するための装置において、アタッチメント内に軸線方 向へ移動自在でかつ先端部がアタッチメントの先端開口部から突出するようにス プリングで付勢した先導部材を設けたことを特徴とする。
【0005】
締結直前にボルトが何らかの事情で左右へ倒れてやや傾いても、そのままアタ ッチメントを下降させると、まず先端開口部から突出している先導部材の先端が 傾いているボルトの頭部へ当接し、この状態でアタッチメントをさらに下降させ ると、先導部材はスプリングの弾力に抗してアタッチメント内へ後退するととも に、ボルトの頭部を強く下方へ押す。このため、ボルトが自動的に直立状態に戻 り、その後、ボルトの頭部が先端開口部へ嵌合する。
【0006】
以下、図1乃至図4に基づいて一実施例を説明する。図3は、本実施例による ボルト締結作業を示す図であり、被締結部材1の締結部に、予め、複数本の六角 ボルト2を直立状態でセットしておき、各ボルト頭部3の上方からボルト締結装 置4を下降させて各ボルト2を同時に締結するようになっている。
【0007】 ボルト締結装置4には、各ボルト2と同数のアタッチメント5が、それぞれ対 応する位置に設けられている。各アタッチメント5は図示省略のモーターで回転 され、かつボルト締結装置4の下降時に、各アタッチメント5の図示状態下端部 へボルト頭部3が嵌合する。
【0008】 図1及び図2はアタッチメント5の詳細構造を示し、これらの図において、ア タッチメント5は筒状であり、その先端開口部6はボルト頭部3を嵌合するため の六角ソケット部をなし、アタッチメント5の中空部内には略丸棒状の先導部材 7が収容されている。なお、先導部材7は略丸棒状に限られるものではなく種々 な変形が可能であり、例えば、図4に示すように、先端に幅広の当接面7aを形 成したものにしてもよい。
【0009】 先導部材7の側部には軸方向へ長くかつ軸直交方向へ貫通する長穴8が設けら れ、この長穴8内には、アタッチメント5の横断方向に対面する壁部に形成され た一対の止め穴9間に渡された止めピン10の中間部が通され、この止めピン1 0によって先導部材7がアタッチメント5内を軸線方向へ移動自在に支持されて いる。
【0010】 なお、アタッチメント5の外周部で止め穴9を通る部分に環状の凹部11が形 成され、これに止めバンド12を嵌合することにより止めピン10が抜け止めさ れている。
【0011】 先導部材7の上端部とアタッチメント5の最奥端部との間には、コイル状のス プリング13がアタッチメント5内に収容されており、このスプリング13によ って先導部材7はその先端が先端開口部6から下方へ突出する方向へ付勢されて いる。
【0012】 次に、本実施例の作用を説明する。図1において、被締結部材1にこれと結合 される別の被締結部15を重ね、被締結部材1のネジ穴14と、別の被締結部材 15の透穴16とを一致させ、この透穴16内にボルト2を直立させる。
【0013】 続いてアタッチメント5を下降させる。このとき、ボルト2が仮想線で示すよ うに何らかの事情で左右へ倒れてやや傾いた状態になっても、そのままでアタッ チメント5を下降させる。すると、まず、先導部材7の先端がボルト頭部3へ当 接し、その後先導部材7はスプリング13の弾力の抗してアタッチメント5の空 間内へ押し込まれる。
【0014】 これと同時に、先導部材7の先端はスプリング13の弾力によってボルト頭部 3を強く下方へ押すので、ボルト2は実線のように直立状態に戻される。この状 態でさらにアタッチメント5が下降し、その内部へ突出していた先導部材7の先 端が後退し終わると、ボルト頭部3がアタッチメント5の先端開口部6内へ嵌合 する。
【0015】 そこで、さらにアタッチメント5を回転させつつ下降を続けるとボルト2がネ ジ穴14にネジ込まれ、被締結部材1と同15が結合される。
【0016】 このように、本実施例によれば、締結作業時にボルト2が何らかの事情で左右 へやや傾いても、先導部材7がボルト頭部3へ当接することにより自動的にボル ト2を直立させることができるので、ボルト2を確実に締結でき、その結果、人 手による再締結作業が不要となり、作業性が著しく向上する。
【0017】
【考案の効果】 本考案は、先端がアタッチメントの先端開口部から突出する ようにスプリングで付勢された先導部材を設けたので、アタッチメントを下降さ せるとき、予め直立状態にセットされたボルトが何らかの事情で左右へ倒れてや や傾いた状態になっても、これを自動的に直立状態へ戻しながら締結させること ができる。ゆえに、人手による再締結作業が不要となり、作業性が著しく向上す る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の要部断面図
【図2】実施例の要部組立図
【図3】実施例の締結作業の概要を示す図
【図4】先導部材の別実施例を示す図1と同様の図
1:被締結部材、2:ボルト、3:ボルト頭部、4:ボ
ルト締結装置、5:アタッチメント、6:先端開口部、
7:先導部材、13:スプリング、14:ネジ穴、1
5:別の被締結部材、16:透穴
ルト締結装置、5:アタッチメント、6:先端開口部、
7:先導部材、13:スプリング、14:ネジ穴、1
5:別の被締結部材、16:透穴
Claims (1)
- 【請求項1】 被締結部材のネジ穴にボルトを直立状態
に立て、上方から下降させた筒状のアタッチメント先端
開口部にボルトの頭部を嵌合し、アタッチメントを回転
させながらさらに下降させることによりボルトを締結す
るための装置において、アタッチメント内に軸線方向へ
移動自在でかつ先端部がアタッチメントの先端開口部か
ら突出するようにスプリングで付勢した先導部材を設け
たことを特徴とするボルト締結装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993052982U JP2576829Y2 (ja) | 1993-09-04 | 1993-09-04 | ボルト締結装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993052982U JP2576829Y2 (ja) | 1993-09-04 | 1993-09-04 | ボルト締結装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0717436U true JPH0717436U (ja) | 1995-03-28 |
JP2576829Y2 JP2576829Y2 (ja) | 1998-07-16 |
Family
ID=12930119
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993052982U Expired - Fee Related JP2576829Y2 (ja) | 1993-09-04 | 1993-09-04 | ボルト締結装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2576829Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100862396B1 (ko) * | 2008-04-29 | 2008-10-13 | 원일파템 주식회사 | 너트 자동공급체결장치 |
JP2015000462A (ja) * | 2013-06-18 | 2015-01-05 | マツダ株式会社 | ボルト締結方法及びボルト締結装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60146667U (ja) * | 1984-03-07 | 1985-09-28 | マツダ株式会社 | ボルト締付け装置 |
-
1993
- 1993-09-04 JP JP1993052982U patent/JP2576829Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60146667U (ja) * | 1984-03-07 | 1985-09-28 | マツダ株式会社 | ボルト締付け装置 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100862396B1 (ko) * | 2008-04-29 | 2008-10-13 | 원일파템 주식회사 | 너트 자동공급체결장치 |
JP2015000462A (ja) * | 2013-06-18 | 2015-01-05 | マツダ株式会社 | ボルト締結方法及びボルト締結装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2576829Y2 (ja) | 1998-07-16 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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