JPH07174363A - 空気調和機の室外機 - Google Patents

空気調和機の室外機

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Publication number
JPH07174363A
JPH07174363A JP31965593A JP31965593A JPH07174363A JP H07174363 A JPH07174363 A JP H07174363A JP 31965593 A JP31965593 A JP 31965593A JP 31965593 A JP31965593 A JP 31965593A JP H07174363 A JPH07174363 A JP H07174363A
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JP
Japan
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impeller
suction port
blade
suction
panel
Prior art date
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Pending
Application number
JP31965593A
Other languages
English (en)
Inventor
Takumi Kida
琢巳 木田
Souzou Suzuki
創三 鈴木
Akihiro Yabushita
明弘 藪下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 箱体の少なくとも一つの側面パネルに吸込口
を設け、上面パネルに吹出口を設けた空気調和機の室外
機において、吸込口を設けていない側面パネル側で、送
風機の羽根車の羽根外周部からオリフィスに囲まれてい
ない外周に吹き出す気流が増加するのを抑え、吸込口を
設けていない側面パネル側で、羽根車の羽根外周部の流
れの乱れの増加を防止し、乱流騒音の増加を抑えると共
に、送風性能の劣化を防ぐ空気調和機の室外機を提供す
るものである。 【構成】 オリフィス13が吸込口3を設けていない側
面パネル2b側で羽根車9の外周のほぼ全域を囲み、吸
込口3を設けた側面パネル2b’側では羽根車9の吐出
側9cの外周を囲み側面パネル2bからつながるベルマ
ウス状の吸込側13aを有する

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家庭用から業務用まで
幅広い分野で使用されている空気調和機の室外機に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、建築事情の多様化に伴い、空気調
和機の室外機は様々な場所に設置されるようになってき
ており、より低騒音化が望まれる傾向にある。
【0003】以下、図面を参照しながら、特開平2−1
57546号公報等で提案されている従来の空気調和機
の室外機について説明する。
【0004】図5〜図7は従来の空気調和機の室外機の
構造を示すものである。図において、1は空気調和機の
室外機の本体であり、2は箱体であり、3は箱体2の一
つの側面パネル2bに設けられた吸込口であり、4は箱
体2の上面パネル2aに設けた吹出口4である。箱体2
の内部には、吸込口3側に熱交換器5、圧縮機6、及び
吹出口4側に送風機7を設けている。送風機7は、モー
タ8と、モータ8に取り付けられた羽根車9と、羽根車
9の吐出側9cの外周を囲む吸込側10aがベルマウス
状のオリフィス10で構成されている。
【0005】また、11は、空気調和機の室外機1の設
置場所に合わせ、吹出口2aの上部に取り付ける吹き出
しガイドである。
【0006】以上のように構成された空気調和機の室外
機について以下その動作を説明する。
【0007】まず、吸込口3より吸い込まれた空気は、
熱交換器5を通過する際に圧縮機6より熱交換器5に送
られた冷媒と熱交換し、温度変化する。温度変化した空
気はモータ8が羽根車9を所定の回転方向に回転し、箱
体2の上面パネル2aの吹出口4側に設けた軸流型の送
風機7に吸い込み、送風機7より吹出口4を介して箱体
2外へ吹き出される。
【0008】ここで、空気調和機の室外機1が、ベラン
ダのような吹出口4の上部に吹き出し気流の障害となる
とような構造物がある場合、図7で示すように、吹き出
し方向を斜め上方に向ける吹き出しガイド11が取り付
けられるようになっている。また、吹き出しガイド11
は、一方向に折曲し、かつ、この折曲方向に順次その高
さが低くなるように構成された複数のガイド板12を有
しているため、吹き出しガイド11の高さが低くても、
吹出口4のからの吹き出し気流が、複数の各ガイド板1
2間で、斜めに吹き出し方向を偏向されるため、吹き出
しガイドから、全体で斜め上方に吹き出し、高さが低い
ため吹き出しガイド11の通風抵抗も増加せず、送風騒
音の増加も抑えられる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、図8に示すように、羽根車9の羽根12
において、回転による遠心力により内部の気流は外周部
12bに偏り、羽根12の外周部12bの圧力面側12
b1近傍と負圧面側12b2近傍から、各々、羽根12
のオリフィス10に囲まれていない外周に吹き出す。特
に、羽根12の圧力分布が圧力面側で高く負圧面側で低
くなるため、羽根12の外周部12bの圧力面側12b
1近傍から外周に吹き出し、負圧面側12b2に急激に
回り込む気流W1と、羽根12の外周部12bの負圧面
側12b2近傍から外周に吹き出す気流W2が、羽根1
2の外周端部12dの負圧面側12d2である程度の距
離をおいて互いに逆方向に流れるため、外周端部12d
の負圧面側12d2に渦U1が生成する。
【0010】ここで、箱体2の吸込口3を設けていない
側面パネル2b側では、側面パネル2bの壁面と羽根車
9の距離が小さく、羽根12の外周からの気流の流入が
ほとんど無いため、羽根12の外周部12bの圧力面側
12b1近傍からの吹き出し負圧面側12b2に急激に
回り込む気流W1と、負圧面側12b2近傍からの吹き
出すW2が多くなり、圧力面側12b1から回り込む気
流W1と、負圧面側12b2から吹き出す気流W2は、
羽根12の外周で距離をおいて互いに逆方向に流れるた
め、吸込口3を設けていない側面パネル2b側の壁面と
羽根12の間で大きな渦U2を形成する。そして、渦2
は、外周からの流入がないので大きく変動し、羽根12
の外周で流れが大きく乱れる。そして、外周の大きく乱
れた流れが羽根12の翼間に吸い込まれ羽根外周12b
での流れの乱れが増加する。
【0011】従って、発生する乱流騒音が増加すると共
に、送風性能が劣化するという課題を有していた。
【0012】本発明は、上記課題に鑑み、箱体の少なく
とも一つの側面パネルに吸込口を設け、上面パネルに吹
出口を設けた空気調和機の室外機において、吸込口を設
けていない側面パネル側で、送風機の羽根車の羽根外周
部からオリフィスに囲まれていない外周に吹き出す気流
が増加するのを抑え、吸込口を設けていない側面パネル
側で、羽根車の羽根外周部の流れの乱れの増加を防止
し、乱流騒音の増加を抑えると共に、送風性能の劣化を
防ぐ空気調和機の室外機を提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明の空気調和機の室外機は、箱体と、前記箱体
の少なくとも一つの側面パネルに設けられた吸込口と、
前記箱体の上面パネルに設けた吹出口と、前記箱体内の
吸込口側に設けた熱交換器と、圧縮機と、及び前記吹出
口側に設けた送風機で構成され、前記送風機は、モータ
と、前記モータに取り付けられた羽根車と、前記羽根車
の外周を囲むオリフィスから成り、前記オリフィスは、
前記吸込口側では、前記羽根車の吐出側の外周を囲み、
前記側面パネルからつながるベルマウス状の吸込側を有
し、前記吸込口を設けていない側面パネル側では、前記
羽根車の外周のほぼ全域を囲んでいる。
【0014】また、他の発明の空気調和機の室外機は、
箱体と、前記箱体の少なくとも一つの側面パネルに設け
られた吸込口と、前記箱体の上面パネルに設けた吹出口
と、前記箱体内の吸込口側に設けた熱交換器と、圧縮機
と、及び前記吹出口側に設けた送風機で構成され、前記
送風機は、モータと、前記モータに取り付けられた羽根
車と、前記羽根車の外周を囲むオリフィスから成り、前
記オリフィスは、前記吸込口側では、前記羽根車の吐出
側の外周を囲み、前記側面パネルからつながるベルマウ
ス状の吸込側と、ラッパ状、あるいは、円錐状に広がる
吹出側を有し、前記吸込口を設けていない側面パネル側
では、前記羽根車の外周のほぼ全域を囲んでいる。
【0015】
【作用】本発明の空気調和機の室外機は、吸込口を設け
ていない側面パネル側では、羽根車の外周のほぼ全域を
囲むことにより、羽根の外周からの気流の流入がほとん
ど無い羽根の外周部の圧力面側近傍からの吹き出し負圧
面側に急激に回り込む気流と負圧面側近傍からの吹き出
す気流が多くなるのを防ぎ、吸込口を設けていない側面
パネル側の壁面と羽根の間で大きな渦を形成するのを抑
え、羽根の外周で流れが大きく乱れるのを抑える。そし
て、吸込口を設けた側面パネル側では、熱交換器を介し
てベルマウス状のオリフィスの吸込側に沿って、スムー
ズに外周から気流が流入するため、従来通り、羽根の外
周部の圧力面側近傍からの吹き出し負圧面側に急激に回
り込む気流と負圧面側近傍からの吹き出す気流が多くな
り過ぎず、渦が羽根外周端部の負圧面側で形成され、羽
根外周から流入する気流に伴われ、吐出側に向うので、
羽根外周部で流れが乱れず、外周側から流入した気流が
羽根車から吹き出す。
【0016】また、他の発明の空気調和機の室外機は、
さらに、吸込口を設けた側面パネル側では、オリフィス
の吐出側をラッパ状、あるいは、円錐状に広げることに
より、ベルマウス状のオリフィスの吸込側に沿って、ス
ムーズに外周から気流が流入するため、羽根の外周部の
圧力面側近傍からの吹き出し負圧面側に急激に回り込む
気流と負圧面側近傍からの吹き出す気流が多くなり過ぎ
ず、渦は羽根外周端部の負圧面側で形成され、羽根外周
から流入する気流に伴われ、吐出側に向う。さらに、羽
根外周からの流入のため羽根外周側に翼間の流れが片寄
るので、羽根外周部の吹出側では、斜め後方に吹き出す
が、オリフィスのラッパ状、あるいは、円錐状に広がる
吹出側に沿って、急激に流れの方向を変えず吹き出し、
羽根外周部吐出側での流れの乱れを抑える。また、吸込
口を設けていない側面パネル側では、羽根車の外周のほ
ぼ全域を囲むことにより、羽根の外周からの気流の流入
がほとんど無い羽根の外周部の圧力面側近傍からの吹き
出し負圧面側に急激に回り込む気流と負圧面側近傍から
の吹き出す気流が多くなるのを防ぐので、吸込口を設け
ていない側面パネル側の壁面と羽根の間で大きな渦を形
成するのを抑え、羽根の外周で流れが大きく乱れるのを
抑え、かつ、翼間の流れが羽根外周側に片寄ることがな
く、軸方向を向き、羽根外周部の吐出側からは軸方向に
吹き出す。従って、羽根吐出側では、全体として、吸込
口を設けた側面パネル側に吹出気流を偏向させて吹出す
る。
【0017】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例について、図面
を参照しながら説明する。尚、従来例と同一構成の部分
については重複を避けるため同一符号を付けて説明を省
略する。
【0018】図1、図2は本発明の第1の実施例におけ
る空気調和機の室外機の構造を示すものである。図にお
いて、13は、吸込口3を設けていない側面パネル2b
側では、羽根車9の外周のほぼ全域を囲み、吸込口3を
設けた側面パネル2b’側では、羽根車9の吐出側9c
の外周を囲み、側面パネル2bからつながるベルマウス
状の吸込側13aを有するオリフィスである。
【0019】以上のように構成された空気調和機の室外
機について以下その動作を説明する。
【0020】まず、吸込口3より吸い込まれた空気は、
熱交換器5を通過する際に圧縮機6より熱交換器5に送
られた冷媒と熱交換し、温度変化する。温度変化した空
気はモータ8が羽根車9を所定の回転方向に回転し、箱
体2の上面パネル2aの吹出口4側に設けた軸流型の送
風機7に吸い込み、送風機7より吹出口4を介して箱体
2外へ吹き出される。
【0021】ここで、図2で示すように、オリフィス1
3が吸込口3を設けていない側面パネル2b側で羽根車
9の外周のほぼ全域を囲み、吸込口3を設けた側面パネ
ル2b’側では羽根車9の吐出側9cの外周を囲み側面
パネル2bからつながるベルマウス状の吸込側13aを
有することにより、吸込口3を設けていない側面パネル
2b側では、羽根12の外周からの気流の流入がほとん
ど無いので羽根12の外周部12bの圧力面側12b1
近傍からの吹き出し負圧面側12b2に急激に回り込む
気流W1と負圧面側12b2近傍からの吹き出す気流W
2が多くなるのを防ぎ、吸込口3を設けていない側面パ
ネル2b側の壁面と羽根12の間で大きな渦U2を形成
するのを抑え、羽根12の外周で流れが大きく乱れるの
を抑える。そして、吸込口3を設けた側面パネル2b’
側では、熱交換器5を介してオリフィス13のベルマウ
ス状の吸込側13aに沿って、スムーズに外周から気流
が流入するため、従来通り、羽根12の外周部12bの
圧力面側12b1近傍からの吹き出し負圧面側12b2
に急激に回り込む気流W1と負圧面側12b2近傍から
の吹き出す気流W2が多くなり過ぎず、渦U1が羽根1
2の外周端部12dの負圧面側12d2で形成され、羽
根12の外周から流入する気流に伴われ、吐出側12c
に向うので、羽根12の外周部12bで流れが乱れず、
外周から流入した気流が羽根車9から吹き出す。
【0022】以上のように第1の実施例によれば、オリ
フィス13が吸込口3を設けていない側面パネル2b側
で羽根車9の外周のほぼ全域を囲み、吸込口3を設けた
側面パネル2b’側では羽根車9の吐出側9cの外周を
囲み側面パネル2bからつながるベルマウス状の吸込側
13aを有することにより、吸込口3を設けていない側
面パネル2b側では、羽根12の外周からの気流の流入
がほとんど無いので羽根12の外周部12bの圧力面側
12b1近傍からの吹き出し負圧面側12b2に急激に
回り込む気流W1と負圧面側12b2近傍からの吹き出
す気流W2が多くなるのを防ぎ、大きな渦U2を形成す
るのを抑え、羽根12の外周で流れが大きく乱れるのを
抑える。そして、吸込口3を設けた側面パネル2b’側
では、ベルマウス状の吸込側13aに沿って、スムーズ
に外周から気流が流入するため、従来通り、羽根12の
外周部12bの圧力面側12b1近傍からの吹き出し負
圧面側12b2に急激に回り込む気流W1と負圧面側1
2b2近傍からの吹き出す気流W2が多くなり過ぎず、
渦U1が羽根12の外周端部12dの負圧面側12d2
で形成され、羽根12の外周から流入する気流に伴わ
れ、吐出側12cに向うので、羽根12の外周部12b
で流れが乱れるのを抑える。
【0023】従って、羽根車9の乱流騒音の増加を抑え
ると共に、送風性能の劣化を防ぐことができる。
【0024】以下、本発明の第2の実施例について、図
面を参照しながら説明する。尚、第1の実施例と同一構
成の部分については重複を避けるため同一符号を付けて
説明を省略する。
【0025】図3、図4は本発明の第2の実施例におけ
る空気調和機の室外機の構造を示すものである。第1の
実施例の図1、図2と異なるのは、図に示すように、吸
込口3を設けた側面パネル2b’側では、オリフィス1
3の吐出側13bをラッパ状、あるいは、円錐状に広げ
ている点である。
【0026】以上のように構成された空気調和機の室外
機について以下その動作を説明する。
【0027】まず、吸込口3より吸い込まれた空気は、
熱交換器5を通過する際に圧縮機6より熱交換器5に送
られた冷媒と熱交換し、温度変化する。温度変化した空
気はモータ8が羽根車9を所定の回転方向に回転し、箱
体2の上面パネル2aの吹出口4側に設けた軸流型の送
風機7に吸い込み、送風機7より吹出口4を介して箱体
2外へ吹き出される。
【0028】ここで、図4で示すように、オリフィス1
3が、吸込口3を設けていない側面パネル2b側で羽根
車9の外周のほぼ全域を囲み、吸込口3を設けた側面パ
ネル2b’側では、羽根車9の吐出側9cの外周を囲み
側面パネル2bからつながるベルマウス状の吸込側13
aを有し、さらに、オリフィス13の吐出側13bをラ
ッパ状、あるいは、円錐状に広げることにより、吸込口
3を設けていない側面パネル2b側では、羽根12の外
周からの気流の流入がほとんど無い羽根12の外周部1
2bの圧力面側12b1近傍からの吹き出し負圧面側1
2b2に急激に回り込む気流W1と負圧面側12b2近
傍からの吹き出す気流W2が多くなるのを防ぐので、吸
込口3を設けていない側面パネル2b側の壁面と羽根の
間で大きな渦U2を形成するのを抑え、羽根12の外周
で流れが大きく乱れるのを抑える。かつ、翼間の流れが
羽根12の外周部12bに片寄ることがなく、軸方向を
向き、羽根12の外周部12bの吐出側12cからは軸
方向に吹き出す。そして、吸込口3を設けた側面パネル
2b’側では、オリフィス13のベルマウス状の吸込側
13aに沿って、スムーズに外周から気流が流入するた
め、羽根12の外周部12bの圧力面側12b1近傍か
らの吹き出し負圧面側12b2に急激に回り込む気流W
1と負圧面側12b2近傍からの吹き出す気流W2が多
くなり過ぎず、渦U1は羽根12の外周端部12dの負
圧面側12d2で形成され、羽根12の外周から流入す
る気流に伴われ、吐出側12cに向うので、羽根12の
外周部12bで流れが乱れるのを抑える。
【0029】さらに、吸込口3を設けた側面パネル2
b’側では、羽根12の外周からの流入のため羽根12
の外周部12bに翼間の流れが片寄るので、外周部12
bの吐出側12cでは、斜め後方に吹き出すが、オリフ
ィス13のラッパ状、あるいは、円錐状に広がる吹出側
13bに沿って、急激に流れの方向を変えず吹き出し、
羽根12の外周部12bの吐出側12cでの流れの乱れ
を抑える。そして、羽根12の吐出側12cでは、全体
として、吸込口3を設けた側面パネル2b’側に吹出気
流を偏向させて吹出する。
【0030】以上のように第2の実施例によれば、オリ
フィス13が、吸込口3を設けていない側面パネル2b
側で羽根車9の外周のほぼ全域を囲み、吸込口3を設け
た側面パネル2b’側では、羽根車9の吐出側9cの外
周を囲み側面パネル2bからつながるベルマウス状の吸
込側13aを有し、さらに、オリフィス13の吐出側1
3bをラッパ状、あるいは、円錐状に広げることによ
り、吸込口3を設けていない側面パネル2b側では、オ
リフィス13が羽根車9の外周のほぼ全域を囲むことに
より、羽根12の外周からの気流の流入がほとんど無い
羽根12の外周部12bの圧力面側12b1近傍からの
吹き出し負圧面側12b2に急激に回り込む気流W1と
負圧面側12b2近傍からの吹き出す気流W2が多くな
るのを防ぐので、吸込口3を設けていない側面パネル2
b側の壁面と羽根の間で大きな渦U2を形成するのを抑
え、羽根12の外周で流れが大きく乱れるのを抑えるこ
とができる。そして、吸込口3を設けた側面パネル2
b’側では、オリフィス13のベルマウス状の吸込側1
3aに沿って、スムーズに外周から気流が流入するた
め、羽根12の外周部12bの圧力面側12b1近傍か
らの吹き出し負圧面側12b2に急激に回り込む気流W
1と負圧面側12b2近傍からの吹き出す気流W2が多
くなり過ぎず、渦U1は羽根12の外周端部12dの負
圧面側12d2で形成され、羽根12の外周から流入す
る気流に伴われ、吐出側12cに向うので、羽根12の
外周部12bで流れが乱れるのを抑えることができる。
【0031】さらに、吸込口3を設けた側面パネル2
b’側では、羽根12の外周からの流入のため羽根12
の外周部12bに翼間の流れが片寄るので、外周部12
bの吐出側12cでは、斜め後方に吹き出すが、オリフ
ィス13のラッパ状、あるいは、円錐状に広がる吹出側
13bに沿って、急激に流れの方向を変えず吹き出し、
羽根12の外周部12bの吐出側12cでの流れの乱れ
を抑えることができる。そして、吸込口3を設けていな
い側面パネル2b側では、オリフィス13が羽根車9の
外周のほぼ全域を囲んでいるので、翼間の流れが羽根1
2の外周部12bに片寄ることがなく、軸方向を向き、
羽根12の外周部12bの吐出側12cからは軸方向に
吹き出す。そして、羽根12の吐出側12cでは、全体
として、吸込口3を設けた側面パネル2b’側に吹出気
流を偏向させて吹出する。
【0032】従って、室外機1の設置条件に合わせて、
吸込口3を設けた側面パネル2b’側に吐出気流を偏向
させて吐出させることができる。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明の空気調和機の室外
機は、箱体と、前記箱体の少なくとも一つの側面パネル
に設けられた吸込口と、前記箱体の上面パネルに設けた
吹出口と、前記箱体内の吸込口側に設けた熱交換器と、
圧縮機と、及び前記吹出口側に設けた送風機で構成さ
れ、前記送風機は、モータと、前記モータに取り付けら
れた羽根車と、前記羽根車の外周を囲むオリフィスから
成り、前記オリフィスは、前記吸込口側では、前記羽根
車の吐出側の外周を囲み、前記側面パネルからつながる
ベルマウス状の吸込側を有し、前記吸込口を設けていな
い側面パネル側では、前記羽根車の外周のほぼ全域を囲
むことにより、吸込口を設けていない側面パネル側で
は、羽根外周からの気流の流入がほとんど無いので羽根
外周部の圧力面側近傍からの吹き出し負圧面側に急激に
回り込む気流と負圧面側近傍からの吹き出す気流が多く
なるのを防ぎ、大きな渦を形成するのを抑え、羽根外周
で流れが大きく乱れるのを抑える。そして、吸込口を設
けた側面パネル側では、オリフィスのベルマウス状の吸
込側に沿って、スムーズに外周から気流が流入するた
め、従来通り、羽根外周部の圧力面側近傍からの吹き出
し負圧面側に急激に回り込む気流と負圧面側近傍からの
吹き出す気流が多くなり過ぎず、渦が羽根外周端部の負
圧面側で形成され、羽根外周から流入する気流に伴わ
れ、吐出側に向うので、羽根の外周部で流れが乱れるの
を抑える。
【0034】従って、羽根車の乱流騒音の増加を抑える
と共に、送風性能の劣化を防ぐことができる。
【0035】また、さらに、吸込口を設けた側面パネル
側で、オリフィスの吐出側をラッパ状、あるいは、円錐
状に広げることにより、さらに、室外機の設置条件に合
わせて、吸込口を設けた側面パネル側に吐出気流を偏向
させて吐出させつつ、吸込口を設けた側面パネル側で
は、羽根の吐出側での流れの乱れを抑えることができ、
羽根吐出側の外周側での流れの乱れによる乱流騒音の増
加を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の空気調和機の室外機の
横断面図
【図2】同実施例の気流の状態を示す要部横断面図
【図3】本発明の第2の実施例の空気調和機の室外機の
縦断面図
【図4】同実施例におけるの気流の流れを示す縦断面図
【図5】従来の空気調和機の室外機の斜視図
【図6】従来の空気調和機の室外機の横断面図
【図7】従来の空気調和機の室外機に吹き出しガイドを
取り付けた場合の横断面図
【図8】従来の空気調和機の室外機の気流の状態を示す
要部横断面図
【符号の説明】
1 空気調和機の室外機本体 2 箱体 2a 上面パネル 2b 2b’側面パネル 3 吸込口 4 吹出口 5 熱交換器 6 圧縮機 7 送風機 8 モータ 9 羽根車 13 オリフィス 13a 吸込側 13b 吹出側

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱体と、前記箱体の少なくとも一つの側
    面パネルに設けられた吸込口と、前記箱体の上面パネル
    に設けた吹出口と、前記箱体内の吸込口側に設けた熱交
    換器と、圧縮機と、及び前記吹出口側に設けた送風機で
    構成され、前記送風機は、モータと、前記モータに取り
    付けられた羽根車と、前記羽根車の外周を囲むオリフィ
    スから成り、前記オリフィスは、前記吸込口側では、前
    記羽根車の吐出側の外周を囲み、前記側面パネルからつ
    ながるベルマウス状の吸込側を有し、前記吸込口を設け
    ていない側面パネル側では、前記羽根車の外周のほぼ全
    域を囲む空気調和機の室外機。
  2. 【請求項2】 オリフィスの吹出側が、箱体の吸込口側
    では、ラッパ状、あるいは、円錐状に広がる請求項1記
    載の空気調和機の室外機。
JP31965593A 1993-12-20 1993-12-20 空気調和機の室外機 Pending JPH07174363A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0922911A3 (en) * 1997-12-11 2001-06-20 Hitachi, Ltd. An outdoor unit of an air-conditioning system

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