JPH0717415A - 産業車両の流体圧回路 - Google Patents

産業車両の流体圧回路

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JPH0717415A
JPH0717415A JP5187022A JP18702293A JPH0717415A JP H0717415 A JPH0717415 A JP H0717415A JP 5187022 A JP5187022 A JP 5187022A JP 18702293 A JP18702293 A JP 18702293A JP H0717415 A JPH0717415 A JP H0717415A
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Kazumi Ooshima
一監 大嶋
Yuji Isomura
佑次 磯村
Tsutomu Matsuura
勉 松浦
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Nissan Motor Co Ltd
KYB Corp
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Kayaba Industry Co Ltd
Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】簡単な手段で上記流量制御スプールの作動を適
正化して、アイドル回転状態で荷役操作負荷を急激に大
きくしても流体圧ポンプ負荷が急上昇しない油圧回路を
目的としている。 【構成】フロープライオリティ弁Fのスプール27が、
スプール作動制御絞り28の前後差圧によって作動可能
になっている。そのスプール作動制御絞り28の開口部
に、抵抗手段Tの一例である絞り付チェック弁が取付け
られている。その絞り付チェック弁は、一端が閉じたキ
ャップ状のチェックハウジング50と、そのチェックハ
ウジング50内に設けられた絞り付チェック弁本体51
からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フォークリフトトラッ
ク等の産業車両における、動力源としての流体圧回路に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の産業車両の流体圧回路,例えばフ
ォークリフトトラックの流体圧回路としては、図6に示
すようなものがある。これは、作業動力源であるエンジ
ン1によって油圧ポンプ2が駆動されて、作動油タンク
3内の作動油がフロープライオリティ弁Fに供給可能と
なっている。そのフロープライオリティ弁Fの優先流取
出しポートP1側には、ステアリングバルブ4を介して
パワーステアリング用シリンダ装置が接続され、そのパ
ワーステアリング用油圧回路5に向けて常に一定流量の
作動油が供給可能となっている。
【0003】また、上記フロープライオリティ弁Fの余
剰流取出しポートP2側には、荷役用コントロール弁6
を介して、マストの昇降や傾動を実施するリフトシリン
ダ装置7やティルトシリンダ装置8が接続されている。
そして、荷役用装置が非作動状態のときは、荷役用コン
トロール弁6のリフトシリンダ用スプール6a及びティ
ルトシリンダ用スプール6bがオープンセンタの中立位
置に保持されて、油圧ポンプ2からの供給流量における
余剰流量、即ち荷役用コントロール弁6側に流れた作動
油が、上記中立位置を通って作動油タンク3に戻る。ま
た、上記スプール6a,6bがアクチュエータ作動側に
切り換えられたときに、上記荷役用コントロール弁6に
流れた作動油は、対応するシリンダ装置7,8に供給さ
れて荷役操作が実施される。
【0004】また、上記ステアリングバルブ4が、中立
位置に保持されているときには、フロープライオリティ
弁Fの優先流取出しポートP1から流出した作動油は、
その中立位置を通って作動油タンク3に戻る。また、ス
テアリングバルブ4がアクチュエータ作動側に切り換え
られたときには、上記優先流量がパワーステアリング用
シリンダ装置5に供給されるようになっている。
【0005】なお、図中、9は荷役操作用リリーフバル
ブ、10はパワーステアリング用リリーフバルブであ
る。また、上記フロープライオリティ弁Fの構造は、図
7及び図8に示すように、弁ハウジング20に形成され
て左右方向に延びる中空部の一端開口部が、ネジ部材2
1で閉塞されていると共に、他端開口部側に、有底の筒
形状であるコネクタ22が同軸に嵌着されて、該ネジ部
材21及びコネクタ22間に油室が形成されている。
【0006】その油室に、入力ポートである油圧ポンプ
供給接続ポートP3,及び余剰流取出しポートP2が連
通していると共に、優先流路用通路23の一端開口部2
3aが連通している。上記優先流路用通路23は、後述
する第1油室24に連通していると共に、上記コネクタ
22の側周部に開口された優先流量制御絞り26を介し
て、該コネクタ22内に連通している。そして、そのコ
ネクタ22の開口部が優先流取出しポートP1となって
いる。
【0007】また、上記油室に、可動子である流量制御
スプール27が摺動可能に嵌合配置されることで、該油
室が第1油室24及び第2油室25の2つに区画されて
いる。そして、該スプール27が左側(第1油室24
側)に移動するほど、スプールランドによって、優先流
路用通路23における一端開口部23aの開度が広くな
ると共に、余剰流取出しポートP2への開口部の開度が
狭くなり、また、該スプール27が右側に移動するほ
ど、優先流路用通路23における一端開口部23aの開
度が狭くなると共に、余剰流取出しポートP2への開口
部の開度が広くなるようになっている。
【0008】また、上記コネクタ22の底部には、第2
油室25側に連通するスプール作動制御絞り28が開口
し、そのスプール作動制御絞り28に対向するスプール
27端部側に該スプール27の延び方向へ延びる中空部
である有底穴27aが形成されて、該有底穴27aの底
部とコネクタ22の端面との間に、左右方向へ延びる設
定スプリング29が配置されることで、スプール27が
所定位置に向けて付勢されている。
【0009】そして、上記構成のフロープライオリティ
弁Fに対して、油圧ポンプ2から作動油が供給されてい
るときには、図8に示すような位置にスプール27が位
置することで、一定流量が、優先流路用通路23,優先
流量制御絞り26,コネクタ22を通過して、優先流取
出しポートP1へ流れ、残りの余剰流量が、余剰流取出
しポートP2側へ流出する。そして、荷役負荷変動及び
パワーステアリングの負荷変動を、スプール作動制御絞
り28を挟んだ優先流取出しポートP1側と第2油室2
5側との差圧,及び第1油室24と第2油室25の差圧
の変動として敏感に追従し、スプール27が左右に摺動
することで、上記優先流路用通路23における一端開口
部23aの開度が調整されて優先流取出しポートP1へ
の供給流量が設定値に保持されるようになっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構造の油圧回路にあっては、エンジン1が低トル
クのアイドル回転状態で荷役側の負荷を急激に作用させ
ると、一時的に第1油室24の圧力が急激に大きくなる
ことで流量制御スプール27が急激に移動して、優先流
路用通路23の一端開口部23aの開度を急激に狭くす
るので、油圧ポンプ2の負荷が急激に上昇し、エンジン
が停止する恐れがある。
【0011】このとき、油圧ポンプ2の吐出圧力とエン
ジン1の回転数との関係は、図9に示すような関係にあ
る。上記のような油圧ポンプ負荷の急激な上昇を防止す
るには、スプール作動制御絞り28の開口面積を小さく
して、上記負荷変動に対するスプール27の反応を緩慢
にすればよいが、そのようにスプール27の応答を緩慢
にした場合には、パワーステアリング操作における、急
操作や反転操作等のステアリング用シリンダ装置5への
負荷を急激に上昇させるような操作を実施すると、優先
流路用通路23の一端開口部23aの開度の拡大及び余
剰流取出しポートP2への開口部の開度の減少が、負荷
変動に敏速に追従出来ずに、パワーステアリング回路へ
の供給流量が設定値よりも一時的に小さくなって、ステ
アリング操作時の引っ掛かり現象等の不具合を起こす恐
れがある。
【0012】このように、上記従来の油圧回路にあって
は、スプール作動制御絞り28の開口面積の大きさに対
して上記のような背反する問題を内含している。本発明
は、上記のような問題点に着目してなされたもので、簡
単な手段で上記流量制御スプールの作動を適正化して、
アイドル回転状態で荷役操作負荷を急激に大きくしても
流体圧ポンプ負荷が急上昇しない油圧回路を目的として
いる。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の産業車両の流体圧回路は、作業動力源によ
って駆動される流体圧ポンプがフロープライオリティ弁
の入力ポートに接続され、そのフロープライオリティ弁
の優先流取出しポート側にパワーステアリング用流体圧
回路が接続されると共に、該フロープライオリティ弁の
余剰流取出しポート側に荷役装置用流体圧回路が接続さ
れてなり、上記フロープライオリティ弁は、流量制御ス
プールが設定スプリングで所定位置に付勢されていると
共に、該流量制御スプールで区画される一方の液室と優
先流取出しポートへの通路とがスプール作動制御絞りで
連通され、そのスプール作動制御絞りの前後差圧によっ
て上記流量制御スプールを作動させて上記優先回路側へ
の流量を設定値に保持する産業車両の流体圧回路におい
て、上記流量制御スプールが、優先流取出しポートへの
通路の開口部を狭める方向へ急激的に移動するときだ
け、上記スプール作動制御絞りを通過する流体への抵抗
を大きくする抵抗手段を、上記スプール作動制御絞りに
設けたことを特徴としている。
【0014】上記抵抗手段としては、例えば、スプール
作動制御絞りの開口面積よりも小さい開口面積を有して
上記スプール作動制御絞りに連通可能な絞り部と、該絞
り部を流通可能な流体を迂回させるバイパス路と、流量
制御スプールが優先流取出しポートへの通路の開口部を
狭める方向へ急激的に移動するときだけ上記バイパス路
を閉塞する閉塞機構と、を備えた絞り付チェック弁があ
る。
【0015】または、作業動力源によって駆動される流
体圧ポンプがフロープライオリティ弁の入力ポートに接
続され、そのフロープライオリティ弁の優先流取出しポ
ート側にパワーステアリング用流体圧回路が接続される
と共に、該フロープライオリティ弁の余剰流取出しポー
ト側に荷役装置用流体圧回路が接続されてなり、上記フ
ロープライオリティ弁は、流量制御スプールが設定スプ
リングで所定位置に付勢されていると共に、該流量制御
スプールで区画される二つの液室のうち、一方の液室と
優先流取出しポートへの通路とがスプール作動制御絞り
で連通され、そのスプール作動制御絞りの前後差圧によ
って上記流量制御スプールを作動させて上記優先回路側
への流量を設定値に保持する産業車両の流体圧回路にお
いて、上記流量制御スプールで区画された他方の液室と
優先流取出しポートへの通路とを連通する連通路を、上
記流量制御スプールまたは弁ハウジングに内設すると共
に、その優先流取出しポートへの通路から他方の液室に
向けて流体が急激に流入するときだけ上記連通路を通過
する流体への抵抗を大きくする抵抗手段を、該連通路に
設けたことを特徴としている。
【0016】上記抵抗手段としては、例えば、絞り付チ
ェック弁等を採用すればよい。
【0017】
【作用】作業動力源をアイドル状態にしているときに、
荷役負荷を急激に作用させると他方の液室の方が一時的
に急激に大きくなって、流量制御スプールは、一時的
に、優先流取出しポートへの通路の開口部の開度を狭め
る方向へ移動しようとする。
【0018】このとき、抵抗手段が、スプール作動制御
絞りを通過する流体への抵抗を大きくするので、該流体
制御スプールの移動が従来よりも緩慢となって、上記優
先流取出しポートへの通路の開口部の開度を急激に小さ
くすることが防止されるので、フロープライオリティ弁
へ作動油を吐出している流体圧ポンプの負荷が、急激に
上昇することが防止される。
【0019】上記以外の場合には、スプール作動制御絞
りを通過する流体への抵抗は、従来と同じなので、パワ
ーステアリングの負荷が急激に作用しても、従来と同様
にステアリング操作の不都合が発生しない。また、請求
項3に記載されているように、他方の液室と優先流取出
しポートへの通路とを連通する連通路に抵抗手段を設け
た場合には、作業動力源をアイドル状態にしているとき
に荷役負荷を急激に作用させると、流体が、優先流取出
しポートへの通路から他方の液室へ急激に流入しようと
するが、連通路に設けた抵抗手段によって該他方の液室
への急激な流体の流入が抑止されて、該他方の液室の圧
力が急激に大きくなることが防止される。
【0020】よって、作業動力源をアイドル状態にして
いるときに荷役負荷を急激に作用させた場合における、
流量制御スプールの移動が従来よりも緩慢となって、優
先流取出しポートへの通路の開口部の開度を急激に小さ
くすることが防止されるので、フロープライオリティ弁
へ作動油を吐出している流体圧ポンプの負荷が、急激に
上昇することが防止される。
【0021】上記以外の場合には、連通路を通過する流
体への抵抗は、従来と同じなので、パワーステアリング
の負荷が急激に作用しても、従来と同様にステアリング
操作の不都合が発生しない。
【0022】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
まず構成を説明すると、油圧回路の基本構成は、上述し
た従来例と同様な構成を有して、図6に示すように、作
業動力源であるエンジン1によって油圧ポンプ2が駆動
されて、作動油タンク3内の作動油がフロープライオリ
ティ弁Fに供給可能となっていて、そのフロープライオ
リティ弁Fの優先流取出しポートP1側には、ステアリ
ングバルブ4を介してパワーステアリング用シリンダ装
置5が接続されて、そのパワーステアリング用油圧回路
に向けて常に一定流量の作動油が供給可能となってい
る。また、該フロープライオリティ弁Fの余剰流取出し
ポートP2側には、荷役用コントロール弁6を介して、
マストの昇降や傾動を実施するリフトシリンダ装置7や
ティルトシリンダ装置8に接続されている。
【0023】また、上記フロープライオリティ弁Fの基
本構造も、図1に示すように、上述した従来例と同様な
基本構造を有していて、弁ハウジング20に形成されて
左右方向に延びる中空部の一端開口部側が、ネジ部材2
1で閉塞されていると共に、他端開口部側に、有底の筒
形状であるコネクタ22が同軸に嵌着されて、該ネジ部
材21及びコネクタ22間に油室が形成されている。
【0024】その油室に、入力ポートである油圧ポンプ
供給接続ポートP3,及び余剰流取出しポートP2が連
通していると共に、優先流路用通路23の一端開口部2
3aが連通している。上記優先流路用通路23は、後述
する第1油室24に連通していると共に、上記コネクタ
22の側周部に開口された優先流量制御絞り26を介し
て、該コネクタ22内に連通している。そして、そのコ
ネクタ22の開口部が優先流取出しポートP1となって
いる。
【0025】また、上記油室に、可動子である流量制御
スプール27が摺動可能に嵌合配置されることで、該油
室が第1油室24及び第2油室25の2つに区画されて
いる。そして、該スプール27が左側(第1油室24
側)に移動するほど、スプールランドによって、優先流
路用通路23における一端開口部23aの開度が広くな
ると共に、余剰流取出しポートP2への開口部の開度が
狭くなり、また、該スプール27が右側に移動するほ
ど、優先流路用通路23における一端開口部23aの開
度が狭くなると共に、余剰流取出しポートP2への開口
部の開度が広くなるようになっている。
【0026】また、上記コネクタ22の底部には、第2
油室25側に連通するスプール作動制御絞り28が開口
し、そのスプール作動制御絞り28に対向するスプール
27端部側に該スプール27の延び方向へ延びる中空部
である有底穴27aが形成されて、該有底穴27aの底
部とコネクタ22の端面との間に、左右方向へ延びる設
定スプリング29が配置されることで、スプール27が
所定位置に向けて付勢されている。
【0027】そして、本実施例では、第2油室25側に
おける、スプール作動制御絞り28の開口部に、本願発
明に基づく抵抗手段Tの一例が取付けられている。その
抵抗手段Tの構成は、図2及び図3に示すように、一端
が閉じたキャップ状のチェックハウジング50と、その
チェックハウジング50内に設けられた絞り付チェック
弁本体51からなる。
【0028】チェックハウジング50は、円筒形状をし
ていて、その開口側端面50aを、コネクタ22の端面
に、該スプール作動制御絞り28の開口部を覆うように
当接されて固着し、スプール27の摺動方向に延びて、
天端部50bに第2油室25へ連通する通路穴50cが
開口している。このとき、上記スプール作動制御絞り2
8の開口がチェックハウジング50開口部の中央にくる
ように配置する。
【0029】そのチェックハウジング50内に、絞り付
チェック弁本体51がスプール27摺動自在にのみ移動
可能に内装されている。その絞り付チェック弁本体51
の外形は、上記チェックハウジング50の内周面に係合
可能な円柱形状となり、且つ、左右に対向する周面が延
び方向に面切削されることで対向する一対の切削面51
bが形成されている。
【0030】また、絞り付チェック弁本体51には、ス
プール27側からスプール作動制御絞り28に向けて有
底孔51cが形成され、その底部には、該スプール作動
制御絞り28の開口部に向けて該スプール作動制御絞り
28と同軸な絞り52が開設されている。このときチェ
ック弁本体51の絞り52の開口面積は、該スプール作
動制御絞り28開口面積よりも小さくなるように設定さ
れている。
【0031】また、上記一対の切削面51bには、それ
ぞれ有底孔51cに連通する二面開口部51aが開設さ
れて、その二面開口部51aと、上記切削面51bとチ
ェックハウジング50との間の空間とを、上記絞りを迂
回するバイパス路53としている。このバイパス路53
は、該チェック弁本体51がコネクタ22の端面に押し
付けられることで、該切削面51bとチェックハウジン
グ50間の空間の入口が該コネクタ22の端面で閉塞さ
れるようになっている。
【0032】以上のような構成によって、抵抗手段T
は、図5に示すような絞り付チェック弁を構成すること
になる。上記のような構成の油圧回路では、荷役用装置
が非作動状態のときは、荷役用コントロール弁6のリフ
トシリンダ用スプール6a及びティルトシリンダ用スプ
ール6bがオープンセンタの中立位置に保持されて、油
圧ポンプ2からの供給流量における余剰流量、即ち荷役
用コントロール弁6側に流れた作動油が、上記中立位置
を通って作動油タンク3に戻る。また、上記スプール6
a,6bがアクチュエータ作動側に切り換えられたとき
に、上記荷役用コントロール弁6に流れた作動油は、対
応するシリンダ装置7,8に供給されて荷役操作が実施
される。
【0033】また、上記ステアリングバルブ4が、中立
位置に保持されているときには、フロープライオリティ
弁Fの優先流取出しポートP1から流出した作動油は、
その中立位置を通って作動油タンク3に戻る。また、ス
テアリングバルブ4がアクチュエータ作動側に切り換え
られたときには、上記優先流量がパワーステアリング用
シリンダ装置5に供給されるようになっている。
【0034】そして、油圧ポンプ2から作動油が供給さ
れているときには、設定流量が、優先流路用通路23,
優先流量制御絞り26,コネクタ22を通過して、優先
流取出しポートP1へ流れ、残りの余剰流量が、余剰流
取出しポートP2へ流れる。更に、荷役負荷変動及びパ
ワーステアリングの負荷変動を、スプール作動制御絞り
28を挟んだ優先流取出しポートP1側と第2油室25
の差圧,及び第1油室24と第2油室25の差圧の変動
として敏感に応答し、スプール27が左右に摺動するこ
とで、上記優先流路用通路23の一端開口部23aの開
度が調整されて優先流取出しポートP1、即ちパワース
テアリング用回路への供給流量が設定値に保持されるよ
うになっている。
【0035】このとき、エンジン1をアイドル状態にし
ておき、荷役操作をするために、荷役負荷を急激に作用
させると、一時的に、第1油室24の圧力が第2油室2
5の圧力よりも高くなってスプール27が優先流路用通
路23の一端開口部23aを閉じる方向、即ちスプール
27が図中右側に移動しようとして、該第2油室25の
作動油が、スプール作動制御絞り28を介してコネクタ
22側に流出しようとする。
【0036】すると、絞り付チェック弁本体51がスプ
ール作動制御絞り28の開口部側に移動してコネクタ2
2の端面に当接して、バイパス路53の入口を閉塞す
る。これによって、第2油室25内の作動油は、チェッ
クハウジング50の通路穴50cから絞り付チェック弁
本体51の有底孔51cに入り、該絞り付チェック弁本
体51の絞りを介してスプール作動制御絞り28を通過
してコネクタ22側に流れる。
【0037】このとき、絞り付チェック弁本体51の絞
りの開口面積は、スプール作動制御絞り28の開口面積
よりも小さいので、スプール作動制御絞り28を通過す
る流体への抵抗が従来よりも増加することで、該スプー
ル27の作動が緩慢となって、急激に優先流路用通路2
3の開口部が狭くなることが防止され、もって、図10
に示すように、油圧ポンプ2への負荷が急激に上昇する
ことが抑止されエンジン・ストップ等の不都合が回避さ
れる。
【0038】また、ステアリング回路による負荷を急激
に作用させると、コネクタ22内の内圧が高くなってス
プール作動制御絞り28を介して作動液が第2油室25
に流入して、スプール27が、図中左方向、即ち優先流
路用通路23の一端開口部23aの開度を開く方向に移
動しようとする。このとき、絞り付チェック弁本体51
は、スプール27側、即ちコネクタ22の端面から離れ
る方向に移動してバイパス路53が開通する。
【0039】これによって、スプール作動制御絞り28
を通じて第2油室25に流入する作動油は、絞り付チェ
ック弁本体51の絞りを介して有底孔51c内に流入す
ると共に、チェックハウジング50と切削面51b間の
隙間及び二面開口部51aを介して有底孔51c内に流
入し、該有底孔51cからチェックハウジング50の通
路穴50cを通って第2油室25に流入する。
【0040】このように、チェック弁本体51の絞り作
用に影響しないで、チェックハウジング50と切削面5
1b間の隙間及び二面開口部51aというバイパス路5
3を通じて第2油室25に作業油が流入するので、スプ
ール27の応答性は従来の特性を維持して、引っ掛かり
感などのステアリング操作に不都合が発生することな
く、該優先回路であるパワーシリンダ回路への供給量が
設定値に保持される。
【0041】なお、上記実施例では、抵抗手段であるチ
ェック弁を第2油室25側に設けたが、コネクタ22側
の流量制御絞りの開口部に設けるようにしてもよい。ま
た、上記絞り付チェック弁は、一例であるので、他の公
知の絞り付チェック弁を採用しても構わない。次に、第
2実施例について説明する。
【0042】第2実施例のフロープライオリティ弁も、
図11に示すように、上述した第1実施例と同様な基本
構造を有しており、弁ハウジング20に形成されて左右
方向に延びる中空部の一端開口部側が、ネジ部材21で
閉塞されていると共に、他端開口部側に、有底の筒形状
であるコネクタ22が同軸に嵌着されて、該ネジ部材2
1及びコネクタ22間に油室が形成されている。
【0043】その油室に、入力ポートである油圧ポンプ
供給接続ポートP3,及び余剰流取出しポートP2が連
通していると共に、優先流路用通路23の一端開口部2
3aが連通している。優先流路用通路23は、上記コネ
クタ22の側周部に開口された優先流量制御絞り26を
介して、該コネクタ22内に連通している。そして、そ
のコネクタ22の開口部が優先流取出しポートP1とな
っている。
【0044】また、上記油室に、可動子である流量制御
スプール27が摺動可能に嵌合配置されることで、該油
室が第1油室24,及び第2油室25の2つに区画され
ている。そして、該スプール27が左側(第1油室24
側)に移動するほど、スプールランドによって、優先流
路用通路23における一端開口部23aの開度が広くな
ると共に、余剰流取出しポートP2への開口部の開度が
狭くなり、また、該スプール27が右側に移動するほ
ど、優先流路用通路23における一端開口部23aの開
度が狭くなると共に、余剰流取出しポートP2への開口
部の開度が広くなるようになっている。
【0045】また、上記コネクタ22の底部には、第2
油室25側に連通するスプール作動制御絞り28が開口
し、そのスプール作動制御絞り28に対向するスプール
27端部側に該スプール27の延び方向へ延びる中空部
である有底穴27aが形成されて、該有底穴27aの底
部とコネクタ22の端面との間に、左右方向へ延びる設
定スプリング29が配置されることで、スプール27が
所定位置に向けて付勢されている。
【0046】そして、本実施例では、第1実施例におい
て弁ハウジング20に内設した優先流路用通路23と第
1油室24とを連通する連通部を閉塞し、代わりに、優
先流路用通路23と第1油室24とを連通する連通路7
0を、スプール27に内設し、その連通路70の途中
に、本願発明に基づく抵抗手段Tの一例である絞り付チ
ェック弁が取付けられている。
【0047】上記連通路70は、図12に示すように、
スプール27の第1油室24への対向面の中央部に開口
70aし、その開口部70aから該スプール27と同軸
に第2油室25側に向けて穿設され、その途中から大径
となって弁ガイド部71を形成している。その弁ガイド
部71の第2油室25側は、さらに大径となって大径部
71bを構成し、その大径部71bの周面からスプール
27の径方向に延びて優先流路用通路23に連通してい
る。
【0048】上記連通路70の弁ガイド部71へ、絞り
付チェック弁本体72が摺動自在に内装されている。そ
の絞り付チェック弁本体72の外形は、上記弁ガイド部
本体71aの内周面に係合可能な円柱形状となって、該
弁ガイド部本体71aに軸方向へ摺動可能に嵌合し、そ
の第1油室24側端面が、弁ガイド部本体71aの第1
油室24側端面に当接可能となっている。
【0049】また、絞り付チェック弁本体72は、左右
に対向する周面が延び方向に面切削されることで対向す
る一対の切削面72bが形成されている。また、絞り付
チェック弁本体72には、大径部71b側から第1油室
24側に向けて有底孔72cが形成され、その底部に
は、連通路70の第1油室24側開口部に向けて同軸に
絞り73が開設されている。
【0050】また、上記一対の切削面72bには、それ
ぞれ有底孔72cに連通する二面開口部72aが開設さ
れて、その二面開口部72aと、上記切削面72bと弁
ガイド部71との間の空間とを、上記絞りを迂回するバ
イパス路としている。このバイパス路は、該チェック弁
本体72が弁ガイド部71の第1油室24側端面に押し
付けられることで、該切削面72bと弁ガイド部71間
の空間の入口が該第1油室24側端面で閉塞されるよう
になっている。
【0051】上記のような構成の油圧回路では、荷役用
装置が非作動状態のときは、荷役用コントロール弁6の
リフトシリンダ用スプール6a及びティルトシリンダ用
スプール6bがオープンセンタの中立位置に保持され
て、油圧ポンプ2からの供給流量における余剰流量、即
ち荷役用コントロール弁6側に流れた作動油が、上記中
立位置を通って作動油タンク3に戻る。また、上記スプ
ール6a,6bがアクチュエータ作動側に切り換えられ
たときに、上記荷役用コントロール弁6に流れた作動油
は、対応するシリンダ装置7,8に供給されて荷役操作
が実施される。
【0052】また、上記ステアリングバルブ4が、中立
位置に保持されているときには、フロープライオリティ
弁Fの優先流取出しポートP1から流出した作動油は、
その中立位置を通って作動油タンク3に戻る。また、ス
テアリングバルブ4がアクチュエータ作動側に切り換え
られたときには、上記優先流量がパワーステアリング用
シリンダ装置5に供給されるようになっている。
【0053】そして、油圧ポンプ2から作動油が供給さ
れているときには、設定流量が、優先流路用通路23,
優先流量制御絞り26,コネクタ22を通過して、優先
流取出しポートP1へ流れ、残りの余剰流量が、余剰流
取出しポートP2へ流れる。更に、荷役負荷変動及びパ
ワーステアリングの負荷変動を、スプール27作動制御
絞り28を挟んだ優先流取出しポートP1側と第2油室
25の差圧,及び第1油室24と第2油室25の差圧の
変動として敏感に応答し、スプール27が左右に摺動す
ることで、上記優先流路用通路23の一端開口部23a
の開度が調整されて優先流取出しポートP1、即ちパワ
ーステアリング用回路への供給流量が設定値に保持され
るようになっている。
【0054】このとき、エンジン1をアイドル状態にし
ておき、荷役操作をするために、荷役負荷を急激に作用
させると、一時的かつ急激に、優先流路用通路23及び
連通路70を介して、第1油室24内に作動油が流入し
ようとするが、絞り付チェック弁本体72が作動油に押
されて第1油室24側に移動し、該弁ガイド部71の第
1油室側端面に当接して、連通路70の第1油室24側
の開口部を閉塞する。
【0055】これによって、連通路70を通過する作動
油は、弁ガイド部7172の通路穴50cから絞り付チ
ェック弁本体72の有底孔72cに入り、該絞り付チェ
ック弁本体72の絞り73を介して第1油室24側に流
れる。これによって、連通路70を通過する流体への抵
抗が急激に増加するので、第1油室24の圧力増大が緩
慢となって、一時的に、スプール27が急激に右側へ移
動することが抑止される。即ち、急激に優先流路用通路
23の開口部が狭くなることが防止され、もって、図1
0に示すように、油圧ポンプ2への負荷が急激に上昇す
ることがなくなりエンジン・ストップ等の不都合が回避
される。
【0056】また、ステアリング回路による負荷を急激
に作用させると、コネクタ22内の内圧が高くなってス
プール作動制御絞り28を介して作動液が第2油室25
に流入して、スプール27が、図中左方向、即ち優先流
路用通路23の一端開口部23aの開度を開く方向に移
動しようとする。このとき、第1油室24の作動油は、
連通路70を通過して優先流路用通路23側に流出する
が、このとき、絞り付チェック弁本体72は、第1油室
24側、即ち弁ガイド部71の第1油室24側端面から
離れる方向に移動してバイパス路が開通する。
【0057】これによって、第1油室24から流出する
作動油は、絞り付チェック弁本体72の絞り73を介し
て有底孔72c内に流入すると共に、弁ガイド部71と
切削面72b間の隙間及び二面開口部72aを介して有
底孔72c内に流入し、該有底孔72cから弁ガイド部
71の大径部71bを通って優先流路用通路23側に流
出する。
【0058】このように、チェック弁本体72の絞り作
用に影響しないで、弁ガイド部71と切削面72b間の
隙間及び二面開口部72aというバイパス路を通じて第
1油室24の作業油が流出するので、スプール27の応
答性は従来の特性を維持して、引っ掛かり感などのステ
アリング操作に不都合が発生することなく、該優先回路
であるパワーシリンダ回路への供給量が設定値に保持さ
れる。
【0059】なお、上記第2実施例では、連通路70及
び抵抗手段であるチェック弁をスプール27内に設けた
が、図14に示すように、弁ハウジング20に、優先流
路用通路23と第1油室24とを連通する連通部を内設
し、その連通部に上記のような抵抗手段を設置しても構
わない。また、従来、優先流側の圧力よりも余剰流側の
圧力が高い場合に、余剰流取出しポートから第2油室2
5側へ作動液の漏れが発生する恐れがあるが、そのよう
な漏れ現象が発生すると、第1実施例のフロープライオ
リティ弁Fでは、抵抗手段Tによって第2油室25への
作動油の流入が遅れてスプール27の応答性が若干,遅
くなる恐れがあるが、第2実施例においては、抵抗手段
Tの設置によってスプール作動制御絞り28を流通する
作動油に影響を与えないので、上記スプール27の応答
が遅くなる恐れがない。
【0060】また、上記絞り付チェック弁は、一例であ
るので、他の公知の絞り付チェック弁を採用しても構わ
ない。
【0061】
【発明の効果】以上説明してきように、本発明の産業車
両の流体圧回路では、エンジン等の作動動力源がアイド
ル状態のときに、荷役負荷を急激に作用させても流体圧
ポンプの負荷が急激に上昇することが抑止されて、作動
動力源が停止する等の不具合の発生が回避されると共
に、ステアリングの急操作時においても、従来と同様に
ステアリング操作時に引っ掛かりなどの不具合が発生し
ないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例のフロープライオリティ弁
を示す側面断面図である。
【図2】本発明に係る実施例の絞り付チェック弁を示
す、図1におけるA部詳細図である。
【図3】図2におけるB−B断面図である。
【図4】本発明に係る実施例の絞り付チェック弁におけ
るバイパス路の開通状態を示す図である。
【図5】本発明に係る実施例の絞り付チェック弁の油圧
記号を示す図である。
【図6】フォークリフトトラックにおける油圧回路を示
す図である。
【図7】従来のフロープライオリティ弁を示す側面断面
図である。
【図8】従来のフロープライオリティ弁における油圧ポ
ンプ作動時の状態を示す側面断面図である。
【図9】従来の油圧回路における油圧ポンプ負荷とエン
ジンの回転数を示す図である。
【図10】本発明に係る実施例の油圧回路における油圧
ポンプ負荷とエンジンの回転数を示す図である。
【図11】本発明に係る第2実施例のフロープライオリ
ティ弁を示す側面断面図である。
【図12】本発明に係る第2実施例の絞り付チェック弁
を示す詳細断面図である。
【図13】本発明に係る第2実施例の絞り付チェック弁
を示す縦断面図である。
【図14】本発明に係る第3の実施例のフロープライオ
リティ弁を示す側面断面図である。
【符号の説明】
F フロープライオリティ弁 T 抵抗手段 P1 優先流取出しポート P2 余剰流取出しポート 1 エンジン 2 油圧ポンプ 5 パワーステアリング用シリンダ装置 7,8 荷役用シリンダ装置 24 第1油室 25 第2油室 27 流量制御スプール 28 スプール作動制御絞り 29 スプリング 50 チェックハウジング 72a 二面開口部 72b 切削面 52 絞り 53 バイパス路 70 連通路 72 絞り付チェック弁本体
フロントページの続き (72)発明者 磯村 佑次 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 松浦 勉 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業動力源によって駆動される流体圧ポ
    ンプがフロープライオリティ弁の入力ポートに接続さ
    れ、そのフロープライオリティ弁の優先流取出しポート
    側にパワーステアリング用流体圧回路が接続されると共
    に、該フロープライオリティ弁の余剰流取出しポート側
    に荷役装置用流体圧回路が接続されてなり、上記フロー
    プライオリティ弁は、流量制御スプールが設定スプリン
    グで所定位置に付勢されていると共に、該流量制御スプ
    ールで区画される一方の液室と優先流取出しポートへの
    通路とがスプール作動制御絞りで連通され、そのスプー
    ル作動制御絞りの前後差圧によって上記流量制御スプー
    ルを作動させて上記優先回路側への流量を設定値に保持
    する産業車両の流体圧回路において、 上記流量制御スプールが、優先流取出しポートへの通路
    の開口部を狭める方向へ急激的に移動するときだけ、上
    記スプール作動制御絞りを通過する流体への抵抗を大き
    くする抵抗手段を、上記スプール作動制御絞りに設けた
    ことを特徴とする産業車両の流体圧回路。
  2. 【請求項2】 上記抵抗手段が、スプール作動制御絞り
    の開口面積よりも小さい開口面積を有して上記スプール
    作動制御絞りに連通可能な絞り部と、該絞り部を流通可
    能な流体を迂回させるバイパス路と、流量制御スプール
    が優先流取出しポートへの通路の開口部を狭める方向へ
    急激的に移動するときだけ上記バイパス路を閉塞する閉
    塞機構と、を備えた絞り付チェック弁からなることを特
    徴とする請求項1記載の産業車両の流体圧回路。
  3. 【請求項3】 作業動力源によって駆動される流体圧ポ
    ンプがフロープライオリティ弁の入力ポートに接続さ
    れ、そのフロープライオリティ弁の優先流取出しポート
    側にパワーステアリング用流体圧回路が接続されると共
    に、該フロープライオリティ弁の余剰流取出しポート側
    に荷役装置用流体圧回路が接続されてなり、上記フロー
    プライオリティ弁は、流量制御スプールが設定スプリン
    グで所定位置に付勢されていると共に、該流量制御スプ
    ールで区画される二つの液室のうち、一方の液室と優先
    流取出しポートへの通路とがスプール作動制御絞りで連
    通され、そのスプール作動制御絞りの前後差圧によって
    上記流量制御スプールを作動させて上記優先回路側への
    流量を設定値に保持する産業車両の流体圧回路におい
    て、 上記流量制御スプールで区画された他方の液室と優先流
    取出しポートへの通路とを連通する連通路を、上記流量
    制御スプールまたは弁ハウジングに内設すると共に、優
    先流取出しポートへの通路から他方の液室に向けて流体
    が急激に流入するときだけ上記連通路を通過する流体へ
    の抵抗を大きくする抵抗手段を、該連通路に設けたこと
    を特徴とする産業車両の流体圧回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007315473A (ja) * 2006-05-25 2007-12-06 Kayaba Ind Co Ltd プライオリティバルブ
JPWO2019215883A1 (ja) * 2018-05-10 2021-03-18 株式会社島津製作所 プライオリティ流量制御バルブ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007315473A (ja) * 2006-05-25 2007-12-06 Kayaba Ind Co Ltd プライオリティバルブ
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