JPH0642531U - 動力操向装置の操舵力制御装置 - Google Patents

動力操向装置の操舵力制御装置

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JPH0642531U
JPH0642531U JP8317292U JP8317292U JPH0642531U JP H0642531 U JPH0642531 U JP H0642531U JP 8317292 U JP8317292 U JP 8317292U JP 8317292 U JP8317292 U JP 8317292U JP H0642531 U JPH0642531 U JP H0642531U
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valve
pressure
controller
land
opening area
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JP8317292U
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Inventor
俊徳 相原
Original Assignee
株式会社ユニシアジェックス
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 流体騒音を低減させることができる動力操向
装置の操舵力装置を提供する。 【構成】 バルブボディ1とバルブシャフト2とを相対
回動可能に嵌合して、互いの凹溝3とランド6との隣接
する端縁部でオリフィス16a、17a、16b、17
bを構成すると共に、ランド6の端縁部に、移動手段2
6によるバルブボディ1とバルブシャフト2との相対移
動でオリフィス開口面積を変化させる異なったチャンフ
ァを形成したロータリバルブAと、スプール収納孔31
内にスプール弁34を介して、ポンプ吐出圧が導入され
る第一圧力室35と、圧力調整弁Cで調整された圧力が
導入される第二圧力室36とを区画形成し、スプール弁
34の移動でドレン開口面積を調整してロータリバルブ
Aに作動液を供給する流量制御弁Bと、移動手段26と
圧力調整弁Cとを制御するコントローラDと、コントロ
ーラDに接続された車両状態検出センサーEとで構成し
た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、自動車のパワーステアリング装置等動力操向装置の操舵力制御装 置に関する。
【0002】
【従来技術】
従来、動力操向装置のロータリバルブには、特開昭61−46762号公報に 記載されたものがある。このロータリバルブでは、図4に示すように、バルブボ ディ1とバルブシャフト2とが相対回動可能に嵌合され、バルブボディ1の内周 面には複数の凹溝3と該凹溝3間にランド4が形成される一方、バルブシャフト 2の外周面には複数の凹溝5と該凹溝5間にランド6が形成されている。また、 バルブボディ1とバルブシャフト2の互いの凹溝3とランド6との間、凹溝5と ランド4との間には、図示しないポンプに接続されるポンプポート8、図示しな いリザーバタンクに接続されるタンクポート10、及び、図示しないパワーシリ ンダの左右の油室に接続される左右のシリンダポート12R 、12L が形成され ている。
【0003】 そして、バルブボディ1が連結された出力部材13に作用する操舵抵抗に対し て、バルブシャフト2が連結された入力部材14を相対回動させたとき、入出力 部材13、14を連結するトーションバー15が捩じられて、バルブボディ1と バルブシャフト2とが相対回動され、例えば一方のシリンダポート12L がポン プポート8に、他方のシリンダポート12R がタンクポート10に各々連通する と共に、ポンプポート8と他方のシリンダポート12R との間、及び、一方のシ リンダポート12L とタンクポート10との間でバルブボディ1のランド4とバ ルブシャフト2のランド6が半径方向に対向するように配設されるようになって いる。
【0004】 つまり、前記ポンプポート8と他方のシリンダポート12R との間、及び、前 記一方のシリンダポート12L とタンクポート10との間で、凹溝3とランド6 の隣接した端縁部で構成されるオリフィス16b、17aが各々閉じ、また、ポ ンプポート8と一方のシリンダポート12L との間、及び、他方のシリンダポー ト12R とタンクポート10との間で、凹溝3とランド6の隣接した端縁部で構 成されるオリフィス16a、17bが各々開き、これによって、ポンプからの作 動油がパワーシリンダの左室に供給され、右室の作動液がリザーバタンクに排出 され、パワーシリンダへの供給経路を構成したオリフィス16aの絞り調整でス テアリングの助勢圧力を制御するようになっている。
【0005】 また、バルブシャフト2のランド6の端縁部の入力部材14側には、幅が比較 的に長い低速用のチャンファ181 が、出力部材13側には、幅が比較的に短い 高速用のチャンファ182 が各々刻設されている。そして、操舵助勢力を最大に 必要とする低速運転時、バルブボディ1が出力部材13の端面13aに当接した 最初の位置で高速用のチャンファ182 を最大に開き、また、操舵助勢力を小さ くする必要がある高速運転時、バルブシャフト2に対してバルブボディ1を前記 最初の位置から入力部材14側に相対移動させて、高速用のチャンファ182 を 漸次閉塞させ、遂には閉塞を完了するようになっている。
【0006】
【考案の解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のロータリバルブにおいて、高速用のチャンファ18 2 はオリフィス開口面積が大きくなるようにポケット状に形成されており、しか も幅が比較的に短くなっていることから、高速運転時における上記バルブボディ 1の軸方向移動量が小さくても流量の絞り量が大きく、残りのオリフィス開口面 積を流れる流量が急激に増加することになる。これに加えて、シリンダポート1 2L とタンクポート10との間が1つのオリフィス17aで、ポンプポート8と シリンダポート12R との間が1つのオリフィス16bで各々仕切られて前後に 大きな圧力差が生じることから、オリフィス16b、17aにリークが発生し、 該オリフィス16b、17aを構成するバルブシャフト2のランド6の端縁部の 前後でリークの流速が急激に上昇することから、キャビテーションが発生し、気 泡が崩壊する際の衝撃波がバルブシャフト2を叩いて、大きい流体騒音を発生さ せるおそれがある。
【0007】 この考案は上記課題を解決するためになしたもので、流体騒音を低減させるこ とができる動力操向装置の操舵力装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この考案に係る動力操向装置の操舵力制御装置は 、内周面に複数の凹溝と該凹溝間にランドが形成されたバルブボディと、外周面 に複数の凹溝と該凹溝間にランドが形成されたバルブシャフトとを相対回動可能 に嵌合して、互いの凹溝とランドとの隣接する端縁部でオリフィスを構成すると 共に、前記バルブシャフトのランドの端縁部に、移動手段による該バルブシャフ トと前記バルブボディの軸方向の相対移動で前記オリフィスの開口面積を変化さ せる異なったチャンファを形成したロータリバルブと、スプール収納孔内にスプ ール弁を介して、ポンプの吐出圧が導入される第一圧力室と、圧力調整弁で調整 された圧力が導入される第二圧力室とを区画形成し、これらの圧力室間の差圧に よる前記スプール弁の移動でドレン開口面積を調整して前記ロータリバルブに作 動液を供給する流量制御弁と、前記ロータリバルブの移動手段と前記圧力調整弁 とを制御するコントローラと、該コントローラに接続された車速センサー等の車 両状態検出センサーとで構成したものである。
【0009】
【作用】
上記構成によれば、コントローラは車輌状態検出センサーからの信号に応じて ロータリバルブの移動手段と圧力調整弁とを制御する。
【0010】 例えば車速が高速になると、コントローラによる移動手段の制御で、オリフィ スの開口面積の一部が閉塞されるようにロータリバルブのバルブボディとバルブ シャフトが軸方向に相対移動されると共に、コントローラによる圧力調整弁の制 御で、前記ロータリバルブに対する供給流量が少なくなるように流量制御弁のス プール弁が移動され、これによって、残りのオリフィス開口面積を流れる流量の 急激な増加を抑制することが可能となる。
【0011】
【実施例】
以下、この考案の一実施例を図面により説明する。
【0012】 図1は動力操向装置の操舵力制御装置を示す全体図である。図2は図1中のロ ータリバルブを示す縦断面図で、バルブボディの変位前の状態を図の上半分に、 変位後の状態を図の下半分に各々示す。尚、前記従来例と同一部品には同一符号 を付した。
【0013】 この操舵力制御装置は、ロータリバルブAと流量制御弁Bと圧力調整弁Cとコ ントローラDと車両状態検出センサーの例えば車速センサーEとで構成されてい る車速センサーは他に、エンジン回転数センサーや変速ギヤ変速センサー等でも 良い。
【0014】 ロータリバルブAは前記従来例と同一構成となっており、バルブボディ1とバ ルブシャフト2とが相対回動可能に嵌合され、バルブボディ1の内周面には複数 の凹溝3と該凹溝3間にランド4が形成される一方、バルブシャフト2の外周面 には複数の凹溝5と該凹溝5間にランド6が形成されている。また、バルブボデ ィ1とバルブシャフト2の互いの凹溝3とランド6との間、凹溝5とランド4と の間には、ポンプ7に接続されるポンプポート8、リザーバタンク9に接続され るタンクポート10、及び、パワーシリンダ11の左右の油室11a、11bに 接続される左右のシリンダポート12R 、12L が形成されている。
【0015】 そして、バルブボディ1が連結された出力部材13に作用する操舵抵抗に対し て、バルブシャフト2が連結された入力部材14を相対回動させたとき、入出力 部材13、14を連結するトーションバー15が捩じられて、バルブボディ1と バルブシャフト2とが相対回動され、例えば一方のシリンダポート12R がポン プポート8に、他方のシリンダポート12L がタンクポート10に各々連通する と共に、ポンプポート8と他方のシリンダポート12L との間、及び、一方のシ リンダポート12R とタンクポート10との間でバルブボディ1のランド4とバ ルブシャフト2のランド6が半径方向に対向するように配設されるようになって いる。
【0016】 つまり、前記ポンプポート8と他方のシリンダポート12L との間、及び、前 記一方のシリンダポート12R とタンクポート10との間で、凹溝3とランド6 の隣接した端縁部で構成されるオリフィス16a、17bが各々閉じ、また、ポ ンプポート8と一方のシリンダポート12R との間、及び、他方のシリンダポー ト12L とタンクポート10との間で、凹溝3とランド6の隣接した端縁部で構 成されるオリフィス16b、17aが各々開き、これによって、ポンプ7からの 作動油がパワーシリンダ11の右室11bに供給され、左室11aの作動液がリ ザーバタンク9に排出され、パワーシリンダ11への供給経路を構成したオリフ ィス16bの絞り調整でステアリングの助勢圧力を制御するようになっている。
【0017】 また、バルブシャフト2のランド6の端縁部の入力部材14側には、図示しな い幅が比較的に長い低速用のチャンファが、出力部材13側には、図示しない幅 が比較的に短い高速用のチャンファが各々刻設されており、バルブボディ1とバ ルブシャフト2の軸方向の相対移動で高速用のチャンファが開閉されて、作動す るオリフィス16a又は16bの開口面積が変化するようになっている。
【0018】 上記ロータリバルブAは、バルブシャフト2に対してバルブボディ1を軸方向 に相対移動させる後述する移動手段を備えている。つまり、バルブハウジング1 9内にはバルブボディ1及びバルブシャフト2が収容されて、バルブボディ1の 出力部材13側に、バルブシャフト2に形成された連通孔20を介して該バルブ シャフト2内の中空部21に連通した圧力室22が、またバルブボディ1の入力 部材14側に、スプリング収容室22aが各々画成されており、該スプリング収 容室22a内には、バルブボディ1を圧力室22側に押圧するスプリング23が 収容されている。
【0019】 バルブハウジング19には、スプリング収容室22aをリザーバタンク9に常 時連通させる連通路24が形成される一方、該連通路24に前記圧力室22を連 通させる連通路25の開口面積を調整する電磁弁26が設けられている。この電 磁弁26は、バルブハウジング19に形成された一端が開口し、他端が閉塞した 弁収容孔27の開口部にソレノイド28を装着し、該ソレノイド28に移動自在 に支持されたロッド29の先端に、連通路25の一部を構成する連通路25aが 形成された弁体30を装着して、弁収容孔27の閉塞端に設けた弁座31に対し て接離自在としている。
【0020】 流量制御弁Bは、ポンプハウジング32にスプール収容孔33を形成し、該ス プール収容孔33内にスプール弁34を摺動自在に嵌合させて、第一圧力室35 と第二圧力室36とを区画形成しており、第一圧力室35にポンプ7の吐出圧が 、第二圧力室36内に後述する圧力調整弁Cにより調整された圧力が各々導入さ れたとき、これらの圧力室35、36間の差圧によるスプール弁34の移動でド レン開口面積を調整して必要流量の作動液を吐出ポート37から連通路38を介 して前記ロータリバルブAに供給するようになっている。
【0021】 圧力調整弁Cは流量制御弁Bの第二圧力室36に導入される圧力を調整するも ので、ポンプハウジング32に形成された一端が開口し、他端が閉塞した弁収容 孔39の開口部にソレノイド40を装着している。このソレノイド40に移動自 在に支持されたロッド41の先端には、前記連通路38を流量制御弁Bの第二圧 力室36に連通させる連通路42の開口面積を絞り調整する弁体43が取り付け られる一方、連通路42の開口面積の絞りが最小になるように弁体42を付勢す るスプリング44が備わっている。
【0022】 コントローラDは、前記ロータリバルブAの移動手段を構成する電磁弁26の ソレノイド28と、前記圧力調整弁Cのソレノイド40とを制御するもので、該 コントローラDには、ミッション45に設置された車速を検出する車速センサー Eが接続されている。
【0023】 以上の構成において、コントローラDは車速センサーEからの車速信号に応じ て電磁弁26(ロータリバルブAの移動手段)と圧力調整弁Cを制御する。具体 的には、エンジン46の運転時、車速センサーEにより車速が検出されてコント ローラDに入力される。このコントローラDから前記車速に応じた値の電流が電 磁弁26のソレノイド28と圧力調整弁Cのソレノイド40に送られ、電磁弁2 6の弁体30はロッド29を介して、圧力調整弁Cの弁体43はロッド41を介 して各々移動されて、印加された電流値(コイル励磁電流値)に比例した位置で 停止する。
【0024】 例えば図1に示すように作動液がシリンダ11の右室11b内に供給されてい る場合に、車速が低速であるとき、流量制御弁Bにおいて、圧力調整弁Cにより 連通路42の開口面積が最大で、吐出ポート37での吐出圧力(ロータリバルブ Aに対する供給圧力)が第二圧力室36に導入され、圧力室35、36間の差圧 によりスプール弁34が移動して、ロータリバルブAに対して最大流量Q1 の作 動液が供給される。一方、ロータリバルブAにおいて、電磁弁26により連通路 25の開口面積が最大に調整され、圧力室22がリザーバタンク9に連通して圧 が立たないため、バルブボディ1はスプリング23により押圧されて出力部材1 3の端面3aに当接し、オリフィス16b、17bの開口面積の一部を構成する 高速用のチャンファが最大幅に開く。従って、オリフィス16b、17aの開口 面積は最大となり、前記流量制御弁Bからの作動液(ポンプ吐出量Q=Q1 )が シリンダ11の右室11bにスムーズに供給され、左室11aの作動油はリザー バタンク9に排出される。
【0025】 車速が低速から漸次増速すると、まず、流量制御弁Bにおいて、コントローラ Dによる圧力調整弁Cの制御で連通路42の開口面積が漸次絞られて、吐出ポー ト37での吐出圧力より低い圧力が第二圧力室36に導入され、圧力室35、3 6間の差圧によるスプール弁34の移動でドレン開口面積がより大きく調整され て、後述するバルブボディ1の移動量に応じてロータリバルブAに対する作動液 の供給量(ポンプ吐出量Q)がQ1 から漸次減少する。次いで、ロータリバルブ Aにおいて、コントローラDによる電磁弁26の制御で連通路25の開口面積が 漸次絞り調整され、圧力室22内の圧力がシリンダ11の油室11aからの戻り 液の流入で上昇することから、バルブボディ1は前記移動量だけスプリング23 のばね力に打ち勝って入力部材14側に漸次移動し、これに伴って前記高速用の チャンファが漸次閉塞される。
【0026】 そして、車速が高速になると、まず、流量制御弁Bにおいて、コントローラD による圧力調整弁Cの制御で連通路42の開口面積が最大に絞り調整されて、圧 力室35、36間の差圧によるスプール弁34の移動でドレン開口面積が最大に され、後述するバルブボディ1の最大移動量に応じてロータリバルブAに対する 作動液の供給量(ポンプ吐出量Q)が最少のQ2 まで減少する。次いで、ロータ リバルブAにおいて、コントローラDによる電磁弁26の制御で連通路25の開 口面積が最大に絞り調整されて、バルブボディ1は前記最大移動量だけ入力部材 14側に移動して、高速用のチャンファが完全に閉塞される。
【0027】 上記作動状態における車速に対するバルブボディ移動量及びポンプ吐出量の関 係は図3に示す通りであり、車速が低速から高速になるつれて、ロータリバルブ Aの作動するオリフィス16bの残りの開口面積を流れ、ポンプポート8に流入 する流量自体が漸次減少して急激に増加することはない。一方、前記ポンプポー ト8に対してオリフィス16a、17bで仕切られた低圧側の圧力は上記圧力室 22内の圧力上昇により上昇する。このため、オリフィス16a、17bの前後 の圧力差は小さくなる。
【0028】 ポンプ吐出量Qの減少制御は、以上のようにバルブボディ1の移動制御が始ま る前に開始し、バルブボディ1の移動制御が終了する前に終了して、高圧室に流 入する流量の急激な増加を回避することが好ましい。また、前述したようにバル ブボディ1の移動量に応じてポンプ吐出量Qを制御するのではなく、ポンプ吐出 量Qに応じてバルブボディ1の移動量を制御しても良い。
【0029】
【考案の効果】
以上の通りこの考案は、内周面に複数の凹溝と該凹溝間にランドが形成された バルブボディと、外周面に複数の凹溝と該凹溝間にランドが形成されたバルブシ ャフトとを相対回動可能に嵌合して、互いの凹溝とランドとの隣接する端縁部で オリフィスを構成すると共に、前記バルブシャフトのランドの端縁部に、移動手 段による該バルブシャフトと前記バルブボディの軸方向の相対移動で前記オリフ ィスの開口面積を変化させる異なったチャンファを形成したロータリバルブと、 スプール収納孔内にスプール弁を介して、ポンプの吐出圧が導入される第一圧力 室と、圧力調整弁で調整された圧力が導入される第二圧力室とを区画形成し、こ れらの圧力室間の差圧による前記スプール弁の移動でドレン開口面積を調整して 前記ロータリバルブに作動液を供給する流量制御弁と、前記ロータリバルブの移 動手段と前記圧力調整弁とを制御するコントローラと、該コントローラに接続さ れた車速センサー等の車両状態検出センサーとで構成したため、コントローラに より車両状態検出センサーからの信号に応じて移動手段と圧力調整弁とを制御し て、ロータリバルブのオリフィスの開口面積の一部を閉塞すると共に、該ロータ リバルブに対する供給流量を少なくすることができる。従って、ロータリバルブ の残りのオリフィス開口面積を流れる流量の急激な増加を抑制できるから、流体 騒音の低減が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例である動力操向装置の操舵
力制御装置を示す全体図である。
【図2】図1中のロータリバルブを示す縦断面図で、バ
ルブボディの移動前の状態を図の上半分に、移動後の状
態を図の下半分に各々示す。
【図3】図1に示す操舵力制御装置による車速に対する
バルブボディ移動量及びポンプ吐出量の関係を示す線図
である。
【図4】(1) 従来例である動力操向装置の操舵力制
御装置を示す図2に対応した断面図である。 (2) (1)のK−K線に沿う拡大断面図である。 (3) (2)のL−L線に沿う断面図である。
【符号の説明】
A ロータリバルブ B 流量制御弁 C 圧力調整弁 D コントローラ E 車速センサー(車両状態検出センサー) 1 バルブボディ 2 バルブシャフト 3 凹溝 6 ランド 16a、17a、16b、17b オリフィス 22 圧力室(移動手段) 23 スプリング(移動手段) 26 電磁弁(移動手段) 33 スプール収納孔 34 スプール弁 35 第一圧力室 36 第二圧力室

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内周面に複数の凹溝と該凹溝間にランド
    が形成されたバルブボディと、外周面に複数の凹溝と該
    凹溝間にランドが形成されたバルブシャフトとを相対回
    動可能に嵌合して、互いの凹溝とランドとの隣接する端
    縁部でオリフィスを構成すると共に、前記バルブシャフ
    トのランドの端縁部に、移動手段による該バルブシャフ
    トと前記バルブボディの軸方向の相対移動で前記オリフ
    ィスの開口面積を変化させる異なったチャンファを形成
    したロータリバルブと、スプール収納孔内にスプール弁
    を介して、ポンプの吐出圧が導入される第一圧力室と、
    圧力調整弁で調整された圧力が導入される第二圧力室と
    を区画形成し、これらの圧力室間の差圧による前記スプ
    ール弁の移動でドレン開口面積を調整して前記ロータリ
    バルブに作動液を供給する流量制御弁と、前記ロータリ
    バルブの移動手段と前記圧力調整弁とを制御するコント
    ローラと、該コントローラに接続された車速センサー等
    の車両状態検出センサーとで構成したことを特徴とする
    動力操向装置の操舵力制御装置。
JP8317292U 1992-11-06 1992-11-06 動力操向装置の操舵力制御装置 Pending JPH0642531U (ja)

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