JPH07174146A - スラスト転がり軸受 - Google Patents

スラスト転がり軸受

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JPH07174146A
JPH07174146A JP31985793A JP31985793A JPH07174146A JP H07174146 A JPH07174146 A JP H07174146A JP 31985793 A JP31985793 A JP 31985793A JP 31985793 A JP31985793 A JP 31985793A JP H07174146 A JPH07174146 A JP H07174146A
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JP
Japan
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bearing
pockets
raceway
oil supply
thrust
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Application number
JP31985793A
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English (en)
Inventor
Takanobu Sato
高信 佐藤
Hirotoshi Takada
浩年 高田
Makoto Goino
良 五位野
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NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各ポケット22、22内に十分量の潤滑油を
取り込み可能として、潤滑油不足による異常摩耗や焼き
付きを防止する。 【構成】 保持器20aを構成する主体25に、この主
体25の周面と各ポケット22、22の内周面とを連通
する給油孔26、26を設ける。運転時には、保持器2
0aの回転に伴ってこれら各給油孔26、26を通じて
上記各ポケット22、22内に潤滑油を取り込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明に係るスラスト転がり軸
受は、例えばトロイダル型無段変速機を構成するパワー
ローラに加わるスラスト荷重を支承するのに利用する。
【0002】
【従来の技術】自動車用変速機、或は各種産業機械用の
変速機として、図4〜5に略示する様なトロイダル型無
段変速機を使用する事が研究されている。このトロイダ
ル型無段変速機は、例えば実開昭62−71465号公
報に開示されている様に、入力軸1と同心に入力側ディ
スク2を支持し、出力軸3の端部に出力側ディスク4を
固定している。トロイダル型無段変速機を納めたケーシ
ングの内面、或はこのケーシング内に設けられた支持ブ
ラケットには、前記入力軸1並びに出力軸3に対して捻
れの位置にある枢軸5、5を中心として揺動するトラニ
オン6、6が設けられている。
【0003】各トラニオン6、6は、両端部外側面に前
記枢軸5、5を設けている。又、各トラニオン6、6の
中心部には変位軸7、7の基端部を支持し、上記枢軸
5、5を中心として各トラニオン6、6を揺動させる事
により、各変位軸7、7の傾斜角度の調節を自在として
いる。各トラニオン6、6に支持された変位軸7、7の
周囲には、それぞれパワーローラ8、8を回転自在に支
持している。そして、各パワーローラ8、8を、前記入
力側、出力側両ディスク2、4の間に挟持している。
【0004】入力側、出力側両ディスク2、4の互いに
対向する内側面2a、4aは、それぞれ断面が、ほぼ上
記枢軸5を中心とする円弧形の凹面をなしている。そし
て、球面状の凸面に形成された各パワーローラ8、8の
周面8a、8aは、前記内側面2a、4aに当接させて
いる。
【0005】前記入力軸1と入力側ディスク2との間に
は、ローディングカム式の押圧装置9を設け、この押圧
装置9によって、前記入力側ディスク2を出力側ディス
ク4に向け、弾性的に押圧している。この押圧装置9
は、入力軸1と共に回転するカム板10と、保持器11
により保持された複数個(例えば4個)のローラ12、
12とから構成されている。前記カム板10の片側面
(図4〜5の左側面)には、円周方向に亙る凹凸面であ
るカム面13を形成し、又、前記入力側ディスク2の外
側面(図4〜5の右側面)にも、同様のカム面14を形
成している。そして、前記複数個のローラ12、12
を、前記入力軸1の中心に対して放射方向の軸を中心と
する回転自在に支持している。
【0006】上述の様に構成されるトロイダル型無段変
速機の使用時、入力軸1の回転に伴ってカム板10が回
転すると、カム面13によって複数個のローラ12、1
2が、入力側ディスク2の外側面に形成したカム面14
に押圧される。この結果、前記入力側ディスク2が前記
複数のパワーローラ8、8に押圧されると同時に、前記
1対のカム面13、14と複数個のローラ12、12と
の噛合に基づいて、前記入力側ディスク2が回転する。
そして、この入力側ディスク2の回転が、前記複数のパ
ワーローラ8、8を介して出力側ディスク4に伝達さ
れ、この出力側ディスク4に固定の出力軸3が回転す
る。
【0007】入力軸1と出力軸3との回転速度を変える
場合で、先ず入力軸1と出力軸3との間で減速を行なう
場合には、枢軸5、5を中心として各トラニオン6、6
を揺動させ、各パワーローラ8、8の周面8a、8aが
図4に示す様に、入力側ディスク2の内側面2aの中心
寄り部分と出力側ディスク4の内側面4aの外周寄り部
分とにそれぞれ当接する様に、各変位軸7、7を傾斜さ
せる。
【0008】反対に、増速を行なう場合には、各パワー
ローラ8、8の周面8a、8aが図5に示す様に、入力
側ディスク2の内側面2aの外周寄り部分と出力側ディ
スク4の内側面4aの中心寄り部分とに、それぞれ当接
する様に、各変位軸7、7を傾斜させる。各変位軸7、
7の傾斜角度を、図4と図5との中間にすれば、入力軸
1と出力軸3との間で、中間の変速比を得る事ができ
る。
【0009】図4〜5には、トロイダル型無段変速機の
基本構造のみを示しているが、自動車用変速機等として
より具体化した構造も、例えば実願昭61−87523
号(実開昭62−199557号)のマイクロフィルム
に記載されている様に、従来から種々知られている。
【0010】ところで、上述の様なトロイダル型無段変
速機の運転時に上記各パワーローラ8、8は、入力側デ
ィスク2及び出力側ディスク4からのスラスト荷重を受
けつつ、高速で回転する。この為、これら各パワーロー
ラ8、8と前記各トラニオン6、6との間には、図6に
示す様にスラスト転がり軸受15を設けている。このス
ラスト転がり軸受15として現在は、スラスト玉軸受の
使用を前提として研究されている。但し、トロイダル型
無段変速機の大型化、伝達すべき動力の増大等により、
上記各パワーローラ8、8に加わるスラスト荷重が増大
した場合には、スラストテーパころ軸受を使用する事も
可能である。
【0011】何れにしても上記スラスト転がり軸受15
は、軸受鋼、或はセラミック等により造られて内輪とし
ての機能を兼ね備え、中心軸αを有する上記パワーロー
ラ8と、複数の転動体(玉、又はテーパころ)16、1
6と、これら複数の転動体16、16を転動自在に保持
する為の保持器20と、上記パワーローラ8の中心軸α
と一致する中心軸を有する外輪17とから構成されてい
る。尚、上記複数の転動体16、16は、軸受鋼、或は
セラミックにより形成されている。又、上記パワーロー
ラ8の軸方向片面(図6の上面)には内輪軌道18を、
上記外輪17の軸方向片面(図6の下面)で上記内輪軌
道18と対向する部分には外輪軌道19を、それぞれ形
成している。上記各転動体16、16の転動面は、これ
ら内輪軌道18と外輪軌道19とに転接する。
【0012】又、前記保持器20は、金属或は合成樹脂
により円輪状に造られた主体21を有する。この主体2
1の直径方向中間部で円周方向等間隔位置には、上記転
動体16、16の母線形状に合わせた(図示の例では円
形の)ポケット22、22を形成している。そして、こ
れら各ポケット22、22に上記転動体16、16を、
1個ずつ、転動自在に保持している。更に、軸受鋼、或
はセラミック等により円輪状に造られた外輪17は、や
はり円輪状に形成されたスペーサ23を介して、前記各
トラニオン6の内側面に突き当てられている。尚、上記
各ポケット22、22は、一端部内周面を球状凹面(転
動体16、16が玉の場合)とし、他端開口縁部に直径
方向内方に突出するかしめ部を形成して、各ポケット2
2、22から転動体16、16の抜け止めを図ってい
る。但し、各ポケット22、22の内周面を単なる円筒
面とする場合もある。
【0013】トロイダル型無段変速機の運転時に、この
様なスラスト転がり軸受15は、前記各パワーローラ
8、8に加わるスラスト荷重を支承しつつ、高速で回転
する。従って、トロイダル型無段変速機の運転時に、前
記各スラスト転がり軸受15には、十分な量の潤滑油を
供給しなければならない。ところで、トロイダル型無段
変速機のケーシング内には、前記各パワーローラ8、8
の周面8a、8aと入力側、出力側両ディスク2、4の
内側面2a、4aの間に入り込んで動力の伝達に寄与す
るトラクション油が存在する。そこで、この様なトラク
ション油を利用して上記スラスト転がり軸受15の潤滑
を行なう事が、例えば特開平1−275950号公報に
示す様に、従来から研究されている。
【0014】この公報に記載された潤滑構造は、上記ト
ラクション油を図示しないポンプにより上記スラスト転
がり軸受15に向け噴出させるものである。トラクショ
ン油の噴出経路としては、上記外輪17の一部に形成さ
れた給油孔24、24の他、前記変位軸7の内側に設け
られ、上記保持器20の内周面に向けて開口した給油
孔、或は別途部分に設けられて上記保持器20の外周面
に向けて開口した給油孔が考えられている。
【0015】トロイダル型無段変速機の運転時には、上
記ポンプによりこれら各給油孔24、24内に潤滑油を
強制的に送り込む。各給油孔24、24内に強制的に送
り込まれた潤滑油は、上記保持器20の両面と上記内輪
軌道18及び外輪軌道19との間の隙間を通じて流れ、
その間に前記複数の転動体16、16の転動部分を潤滑
する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の様な
構造によりスラスト転がり軸受に潤滑油を送り込む場合
には、内輪軌道18及び外輪軌道19部分への潤滑油
(トラクション油)の供給が不足する可能性がある。即
ち、外輪17に形成した給油孔24、24、或は変位軸
7等に形成した図示しない給油孔から保持器20に向け
潤滑油を吐出した場合に、この潤滑油うちの多くの部分
がこの保持器20の表面ではね返されて周囲に飛散し、
上記両軌道面18、19に達する事なく流失してしま
う。
【0017】又、図7(A)に示す様に、上記保持器2
0が外輪17の内面とパワーローラ8の外端面との中間
に位置すれば、上記両軌道面18、19への潤滑油の送
り込みは比較的円滑に行なわれる。ところが、上記給油
孔24、24から吐出される潤滑油の流れに押されて保
持器20が、同図(B)に示す様に、パワーローラ8側
に変位し、保持器20の内面と前記パワーローラ8の外
端面とが密接すると、上記内輪軌道18と各転動体16
の転動面との当接部に十分量の潤滑油が存在しない状態
となる。
【0018】この結果、スラスト転がり軸受の回転トル
クが増大するだけでなく、上記内輪軌道18と各転動体
16の転動面との当接部での摩耗量が増大したり、著し
い場合には当該当接部が焼き付く恐れがある。本発明の
スラスト転がり軸受は、この様な不都合を解消すべく発
明したものである。
【0019】
【課題を解決する為の手段】本発明のスラスト転がり軸
受は、従来から知られたスラスト転がり軸受と同様に、
中心軸を有する第一の軌道輪と、この第一の軌道輪の軸
方向片面に形成された第一の軌道面と、上記第一の軌道
輪に対し上記中心軸を中心に相対回転する第二の軌道輪
と、この第二の軌道輪の軸方向片面で上記第一の軌道面
と対向する部分に形成された第二の軌道面と、円輪状の
主体の直径方向中間部で円周方向の複数個所にそれぞれ
ポケットを設けて成り、上記第一の軌道面と第二の軌道
面との間に上記第一、第二の両軌道輪に対する相対回転
を自在に設けられた保持器と、それぞれが上記各ポケッ
トの内側に転動自在に保持された状態で、それぞれの転
動面を上記第一、第二の両軌道面に当接させた複数の転
動体とを備えている。
【0020】特に、本発明のスラスト転がり軸受に於い
ては、上記複数のポケットのうちの少なくとも一部のポ
ケットの内周面に給油孔の一端が開口しており、この給
油孔の他端は、上記主体の周面に開口している。
【0021】
【作用】上述の様に構成される本発明のスラスト転がり
軸受の場合には、保持器を構成する複数のポケット内に
は、各ポケットの軸方向両端開口部から潤滑油が送り込
まれるだけでなく、少なくとも一部のポケット内には潤
滑油が、給油孔を通じて送り込まれる。この結果、各ポ
ケット内に保持された転動体の転動面と第一、第二の軌
道面との間に十分量の潤滑油を存在させる事が可能とな
って、前記スラスト転がり軸受の一部が著しく摩耗した
り、或は焼き付いたりする危険性を低くできる。
【0022】
【実施例】図1〜2は、本発明の第一実施例を示してい
る。尚、本発明のスラスト転がり軸受の特徴は、保持器
のポケット内に潤滑油を取り込む部分にあり、その他の
構成及び作用は、例えば前述したトロイダル型無段変速
機に組み込まれている様な、従来から知られたスラスト
転がり軸受と同様である。よって、重複する説明を省略
し、本発明の特徴部分を中心に説明する。
【0023】保持器20aの主体25は、合成樹脂、或
は銅等の金属により円輪状に造られている。この主体2
5の直径方向中間部で円周方向複数個所には、複数個
(図示の例では11個)のポケット22、22を、保持
すべき転動体16(図6〜7参照)の母線形状に合わせ
て形成している。図示の保持器20aはスラスト玉軸受
用である為、上記各ポケット22、22を円形にしてい
るが、スラストテーパころ軸受用の保持器の場合には、
各ポケットの形状を台形にする。
【0024】上述の構成に関しては、従来から一般的に
使用されているスラスト転がり軸受用の保持器と同様で
ある。特に本発明のスラスト転がり軸受を構成する保持
器20aの場合には、上記各ポケット22、22の内周
面と上記主体25の外周面との間に給油孔26、26を
設けている。
【0025】それぞれの内端部を上記各ポケット22、
22の内周面に、外端部を上記主体25の外周面に、そ
れぞれ開口させた上記各給油孔26、26は、外端部か
ら内端部に向けて次第に内径が小さくなるテーパ孔とし
ている。又、これら各給油孔26、26は、上記主体2
5の直径方向に対して同方向に、角度θだけ傾斜してい
る。傾斜方向は、保持器20aの回転時に上記各給油孔
26、26の外端部が回転方向前側に開口する様に規制
している。例えば、図1の構造の場合、使用時に上記保
持器20aは時計方向に回転する。
【0026】上述の様な保持器20aを含んで構成され
る本発明のスラスト転がり軸受の使用時、上記複数のポ
ケット22、22内には、それぞれ十分な量の潤滑油が
送り込まれる。即ち、上記各ポケット22、22には、
それぞれの軸方向両端(図1の表裏両端、図2の左右両
端)開口部から潤滑油が送り込まれるだけでなく、上記
各給油孔26、26を通じても潤滑油が送り込まれる。
【0027】特に、上記各給油孔26、26内には、保
持器20aの回転に伴って、この保持器20aの周囲に
存在する潤滑油が掻き込まれる。この様に各給油孔2
6、26内に掻き込まれた潤滑油は、各給油孔26、2
6の外端部から内端部に向けて流れる間に流路を絞られ
て流速を高める。この様にして流速を高められた潤滑油
は、上記各給油孔26、26の内端開口部から勢い良く
噴出し、各ポケット22、22内に保持された転動体1
6、16(図6〜7)の転動面に付着する。
【0028】この様に各転動体16、16の転動面に付
着した潤滑油は、各転動体16、16の転動に伴って内
輪軌道18及び外輪軌道19(図6〜7)に達し、これ
ら両軌道18、19と上記転動面との間に、十分な厚さ
の油膜を形成する。この結果、前記スラスト転がり軸受
の一部が著しく摩耗したり、或は焼き付いたりする危険
性を低くできる。
【0029】尚、本発明のスラスト転がり軸受を構成す
る場合に上記給油孔26、26は、必ずしも総てのポケ
ット22、22に付設する必要はない。一部のポケット
22、22にのみ給油孔26、26を付設すれば、この
一部のポケット22、22内に保持された転動体16、
16を通じて内輪軌道18及び外輪軌道19に潤滑油が
供給され、給油孔26、26を設けていないポケット2
2、22内の転動体16、16の転動面と上記両軌道面
18、19との潤滑も行なわれる。
【0030】又、使用時に於ける回転方向が特に定まっ
ておらず、両方向に回転するスラスト転がり軸受を構成
する場合には、総ての給油孔26、26の傾斜方向を同
じとせず、給油孔26、26の傾斜方向を交互に逆方向
にする事が好ましい。この場合、例えばポケット22、
22の数は偶数個にしても良い。更に、各ポケット2
2、22毎に、傾斜方向が互いに逆方向である1対ずつ
の給油孔を設ける事もできる。
【0031】次に、図3は本発明の第二実施例を示して
いる。本実施例の場合には、保持器20bを構成する各
ポケット22、22の内周面と主体25の内周面との間
に給油孔26a、26aを、主体25の直径方向に設け
ている。本実施例の場合、スラスト転がり軸受の運転時
に上記主体25の直径方向内側に存在する潤滑油が上記
各給油孔26a、26aに吸い込まれ、回転に伴う遠心
力に基づいて、上記各ポケット22、22内に送り込ま
れる。この様な本実施例の場合も、内輪軌道18及び外
輪軌道19(図6〜7)と各転動体16、16の転動面
との間に、十分な厚さの油膜を形成して、スラスト転が
り軸受の一部が著しく摩耗したり、或は焼き付いたりす
る危険性を低くできる。本実施例の場合も、上記給油孔
26a、26aは、必ずしも総てのポケット22、22
に設ける必要はない。
【0032】尚、第一実施例と第二実施例とは、単独で
使用するだけでなく、適宜組み合わせて使用する事がで
きる。例えば、各ポケット22、22に、図1〜2に示
す様な給油孔26、26と図3に示す様な給油孔26
a、26aとを設ける事もできるし、給油孔26、26
を設けたポケット22、22と給油孔26a、26aを
設けたポケット22、22とを交互に設ける事もでき
る。
【0033】
【発明の効果】本発明のスラスト転がり軸受は、以上に
述べた通り構成され作用する為、回転トルクの低減を図
れるだけでなく、著しい摩耗や焼き付きを防止して、信
頼性並びに耐久性を向上させる事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例を示す保持器の平面図。
【図2】図1の右方から見た図。
【図3】本発明の第二実施例を示す保持器の平面図。
【図4】スラスト転がり軸受を組み込んだトロイダル型
無段変速機の基本的構成を、最大減速時の状態で示す側
面図。
【図5】同じく最大増速時の状態で示す側面図。
【図6】スラスト転がり軸受並びにその潤滑装置部分の
断面図。
【図7】図6に示した装置で潤滑が良好に行なわれる状
態と潤滑不良になる状態とを示す、同図のA部拡大図。
【符号の説明】
1 入力軸 2 入力側ディスク 2a 内側面 3 出力軸 4 出力側ディスク 4a 内側面 4b 外側面 5 枢軸 6 トラニオン 7 変位軸 8 パワーローラ 8a 周面 9、9a 押圧装置 10、10a カム板 11 保持器 12 ローラ 13、14 カム面 15 スラスト転がり軸受 16 転動体 17 外輪 18 内輪軌道 19 外輪軌道 20、20a、20b 保持器 21 主体 22 ポケット 23 スぺーサ 24 給油孔 25 主体 26、26a 給油孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心軸を有する第一の軌道輪と、この第
    一の軌道輪の軸方向片面に形成された第一の軌道面と、
    上記第一の軌道輪に対し上記中心軸を中心に相対回転す
    る第二の軌道輪と、この第二の軌道輪の軸方向片面で上
    記第一の軌道面と対向する部分に形成された第二の軌道
    面と、円輪状の主体の直径方向中間部で円周方向の複数
    個所にそれぞれポケットを設けて成り、上記第一の軌道
    面と第二の軌道面との間に上記第一、第二の両軌道輪に
    対する相対回転を自在に設けられた保持器と、それぞれ
    が上記各ポケットの内側に転動自在に保持された状態
    で、それぞれの転動面を上記第一、第二の両軌道面に当
    接させた複数の転動体とを備えたスラスト転がり軸受に
    於いて、上記複数のポケットのうちの少なくとも一部の
    ポケットの内周面に給油孔の一端が開口しており、この
    給油孔の他端は、上記主体の周面に開口している事を特
    徴とするスラスト転がり軸受。
JP31985793A 1993-12-20 1993-12-20 スラスト転がり軸受 Pending JPH07174146A (ja)

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