JPH07174106A - 電磁比例圧力制御弁 - Google Patents

電磁比例圧力制御弁

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JPH07174106A
JPH07174106A JP34472193A JP34472193A JPH07174106A JP H07174106 A JPH07174106 A JP H07174106A JP 34472193 A JP34472193 A JP 34472193A JP 34472193 A JP34472193 A JP 34472193A JP H07174106 A JPH07174106 A JP H07174106A
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JP
Japan
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spool
port
pressure
actuator
spools
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JP34472193A
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English (en)
Inventor
Koji Ichihashi
孝司 市橋
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Bosch Corp
Original Assignee
Zexel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】簡単な構造でしかもオイルの清浄度が低くても
これに影響されずフィードバック圧を確実に受圧して精
度よく比例制御を行うことができるようにする。 【構成】バルブボディ1の中央にタンクポート100
a,両側に第1,第2アクチュエータポート101a,
101bを備え,スプール穴10が油圧導入通路103
a,103b及び径大穴部108a,108b並びに径
小穴部107を有する。一対の第1,第2スプール2
a,2bがスプール穴に内挿され,先端がタンクポート
の中心で当接するようにセンタリング用スプリング4
a,4bで付勢され,両スプールは第1,第2ソレノイ
ド3a,3bにより動かされると共に,径大ロッド部2
0と径小ロッド部21を有し,径小ロッド部は環状つば
24を,径大ロッド部と径小ロッド部の境界部位にフィ
ードバック圧受圧用の環状つば23を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電磁比例圧力制御弁たと
えば4WSシステムなどに好適な電磁比例圧力制御弁に
関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のステアリングシステムとして、
自動車の後輪に油圧パワーシリンダからなる油圧ステア
リング装置を設け、これと油圧ポンプを結ぶ系に両側に
ソレノイドを有する電磁式比例圧力制御弁を設け、マイ
クロコンピュータによりいずれかのソレノイドに通電す
ることで油圧ステアリング装置の転舵室の油圧を制御す
ることは従来公知であり、実開平4−80904号公報
や実公平4−26723号公報にはこのシステムに用い
られる電磁式比例圧力制御弁が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】先行技術においては、
バルブボデイ穴に第1制御圧ポートと第2制御圧ポート
を設け、バルブボデイ穴には油圧導入ポートから導かれ
た油圧を第1制御圧ポートと第2制御圧ポートとに逆比
例的に切り換える1本のスプールを配し、そのスプール
をバルブボデイ両端に設けた第1ソレノイドと第2ソレ
ノイドで摺動させるようにしている。そして、スプール
の両端部にはそれぞれパイロットピストンを摺動可能に
挿入した第1ピストン室と第2ピストン室とを設け、第
1ピストン室には第1制御圧ポートの油圧を導入する第
1フィードバック通路を、第2ピストン室には第2制御
圧ポートの油圧を導入する第2フィードバック通路を設
け、両制御圧ポートの油圧を第1第2の両ソレノイドの
電磁力とフィードバック圧との釣合いで決定するように
していた。しかしながら、ステアリング用のオイルは使
用環境などからあまり高い清浄度は望めず、第1、第2
の制御圧ポートからパイロットピストンに到るフィード
バック油中にゴミが混在し、それが各ピストン室に溜る
ことが不可避的である。このため先行技術ではパイロッ
トピストンの外周とパイロット室穴の微小な摺動隙間に
ゴミが詰ってパイロットピストンがスティック現象を起
しやすいという問題があった。このスティック現象は制
御不能状態を招き、人命にかかわる事態となるため改善
が必要である。この対策として実開平4−26723号
公報では第1,第2の各フィードバック通路にフィルタ
を装填するようにしている。しかし、フィードバック通
路はピストン室よりも断面積が小さいためフィードバッ
ク通路に納めるフィルタも小さな断面積のものとなり、
ろ過面積を十分に取ることができない。このため、比較
的短期間のうちに目詰りを起し、これによってパイロッ
トピストンへのフィードバック圧付加状態に異状をきた
し、制御圧ポートの圧力制御に変調を起こさせるという
問題があった。また、先行技術はパイロットピストンや
フィルタを2つずつ必要とするためスプール部品数が多
くなってスプール構造が複雑となり、さらに、パイロッ
トピストンを微小な隙間で摺動させるべくピストンやピ
ストン室壁に高精度加工を要したり、フィルタをフィー
ドバック油圧で位置ずれしないように固定することが必
要なため、部品数とあいまってコストも高くなるという
問題もあった。
【0004】本発明は前記のような問題点を解消するた
めに創案されたもので、その目的とするところは、簡単
な構造でしかもオイルの清浄度が低くてもこれに影響さ
れずフィードバック圧を確実に受圧して精度よく比例制
御を行うことができる耐コンタミネーション性のよい電
磁比例圧力制御弁を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、中央にタンクポートをその両側に第1,第2
のアクチュエータポートをそしてそれらアクチュエータ
ポートの両側に油圧導入通路を備え、かつスプール穴が
油圧導入通路と第1アクチュエータポートを結ぶ領域お
よび油圧導入通路と第2アクチュエータポートを結ぶ領
域にそれぞれ径大穴部を有し、第1,第2アクチュエー
タポートとタンクポート間に径小穴部を有するバルブボ
デイと、前記バルブボデイの両端から対向状にスプール
穴に内挿され先端が前記タンクポートの中心で当接する
ようにセンタリング用スプリングで付勢された一対の第
1,第2スプールと、それら第1,第2のスプールをそ
れぞれ電磁力に応じて動かす第1,第2ソレノイドを備
え、前記第1,第2スプールのそれぞれが、拡径穴部と
の間に流通路を形成し得る径の径大ロッド部と、径穴部
との間に流通路を形成し得る径の径小ロッド部を有する
とともに、径小ロッド部には、中立状態のときにアクチ
ュエータポートに位置しスプールの移動時にタンクポー
トとアクチュエータポートを遮断可能な環状つばを有
し、径大ロッド部と径小ロッド部との境界部位には、ス
プールが中立状態のときにアクチュエータポートに位置
し、スプールの移動時に径小穴部に嵌まるフィードバッ
ク圧受圧用の環状つばを有している構成としている。
【0006】
【実施例】以下本発明の実施例を添付図面に基いて説明
する。図1ないし図3は本発明による電磁比例圧力制御
弁を4WSシステムに適用した実施例を示している。図
1において、Eは自動車の後輪Dに設けられ油圧ステア
リング装置であり、油圧の導入により後輪Dを右に転舵
する右転舵室Rと、同様に左に転舵する左転舵室Lを有
している。Aは本発明による電磁比例圧力制御弁であ
り、油圧ポンプPの吐出側と油圧ステアリング装置E間
に介在されている。上記電磁比例圧力制御弁Aは、バル
ブボデイ1と、一対の第1,第2スプール2a,2b
と、第1スプール2aを右行させる第1ソレノイド3a
と、第2スプール2bを左行させる第2ソレノイド3b
とを有している。
【0007】バルブボデイ1にはスプール穴10が設け
られており、このスプール穴10と交差する関係で中央
にリング状のタンクポート100a形成され、該タンク
ポート100aはタンク通路100bを介してタンクT
に接続されている。また、タンクポート100aの両側
にはリング状の第1アクチュエータポート101aと第
2アクチュエータポート101bが形成されており、第
1アクチュエータポート101aは第1通路102aを
介して前記油圧ステアリング装置Eの左転舵室Lに接続
されており、第2アクチュエータポート101bは第2
通路102bを介して右転舵室Rに接続されている。さ
らに、前記第1アクチュエータポート101aの左側に
は第1油圧導入通路103aが、第2アクチュエータポ
ート101bの右側には第2油圧導入通路103bがそ
れぞれ穿設されており、第1油圧導入通路103aと第
2油圧導入通路103bはバルブボデイ外の油圧供給路
(バルブボデイに穿ってもよい)105a,105bを介
して前記油圧ポンプPの吐出路105と接続されてい
る。そして、スプール穴10は前記第1油圧導入通路1
03aと第2油圧導入通路103bよりも外側の軸線上
にバルブボデイ端面に開口する第1背室106aと第2
背室106bがそれぞれ設けられている。
【0008】前記スプール穴10は軸線方向で一様な径
でなく段付き穴となっている。すなわち、タンクポート
100aから第1アクチュエータポート101a,第2
アクチュエータポート102に到るまでの中央領域は径
小穴部107,107となっており、第1背室106a
の端から第1アクチュエータポート101aに到る領域
と、第2背室106bから第2アクチュエータポート1
01bに到る領域は、それぞれ径小穴部107,107
よりも相対的に拡大した断面積の径大穴部108a,1
08bとなっており、それら径大穴部108a,108
bは同一の寸法となっている。
【0009】第1スプール2aと第2スプール2bは同
寸法、同形状の一対の段付きスプールからなり、前記ス
プール穴10に左右から対向状に挿入され、第1背室1
06aと第2背室106bに配したセンタリング用スプ
リング4a,4bで付勢されることでタンクポート10
0aの中央線上で先端面同士が当接している。それら第
1スプール2aと第2スプール2bは、第1背室106
a(第2背室106b)に位置する後端から第1アクチュ
エータポート101a(第2アクチュエータポート10
1b)に到る領域に径大穴部108a(108b)との間
で所定の大きさの流通路F1を形成し得る径の径大ロッ
ド部20を有し、径大ロッド部20から先端に達する領
域は径小穴部107,107との間に所定の大きさの流
通路F2を形成し得る径の径小ロッド部21をそれぞれ
有している。
【0010】そして、径大ロッド部20には第1油圧導
入通路103a(第2油圧導入通路103b)から第1背
室106a(第2背圧室106b)間の径大穴部108a
(108b)に常に摺接するガイドランド22が形成さ
れる一方、径大ロッド部20の端部すなわち図1に示す
中立状態で第1アクチュエータポート101a(第2アク
チュエータポート101b)に位置する部位には、スプ
ール移動時に径大穴部108a(108b)に嵌まって第
1アクチュエータポート101a(第2アクチュエータ
ポート101b)と油圧導入通路103a(103b)間
を遮断し得る外径のフィードバック圧受圧用の環状つば
23が形成されている。径小ロッド部21には、スプー
ルがいずれの位置にあっても第1アクチュエータポート
101a(第2アクチュエータポート101b)とタンク
通路100間の径小穴部107に摺接するガイドランド
24が形成されており、このガイドランド24と前記ガ
イドランド22とによって第1スプール2aと第2スプ
ール2bは直進性が得られるようになっている。ガイド
ランド24には第1アクチュエータポート101a(第2
アクチュエータポート101b)とタンク通路100間
で圧油の流通を許すため、図2のように数個所にカット
面240が形成されている。このガイドランド24と前
記フィードバック圧受圧用の環状つば23の間の径小ロ
ッド部21には、中立状態で第1アクチュエータポート
101a(第2アクチュエータポート101b)内にあ
り、スプールの移動時に径小穴部107に嵌まってタン
クポート100aと第1アクチュエータポート101a
(第2アクチュエータポート101b)間を遮断可能な相
対的に径小な環状つば25が形成されている。この環状
つば25の外径はガイドランド24の外径と一致し、か
つ前記径大ロッド部20の外径と一致している。前記径
大ロッド部20にはガイドランド22の後端面に当接す
るばね受けリング26が取り付けられており、該ばね受
けリング26と第1ソレノイド3a(第2ソレノイド3
b)のケーシング端面間に前記したセンタリング用スプ
リング4a,4bが介装されている。この構造に代えて
ガイドランド22の後端面側にばね受けを兼ねたストッ
パ用つばを設けてもよい。第1スプール2aと第2スプ
ール2bは第1背室106a内と第2背室106b内に
リークした油を抜くため、それぞれ先端から径大ロッド
部後端部分に達するドレン穴27が穿設されており、そ
のドレン穴27は半径方向孔270をもって第1背室1
06a(第2背室106b)に通じ、また半径方向孔27
1をもってタンクポート100aに通じている。
【0011】第1ソレノイド3aと第2ソレノイド3b
は、それぞれ図示しないマイクロコンピュータからの制
御電流により制御される電磁コイル30と、これに対す
る通電よって吸引されるアーマチュア31と、該アーマ
チュア31の動きを第1スプール2a(第2スプール2
b)に伝達する伝達要素32と、アーマチュア31を定
位置に保持するためのスプリング33を有しており、伝
達要素32はこの実施例ではスプリングであるが、プラ
ンジャであってもよいことは勿論である。
【0012】
【実施例の作用】次に実施例に示すものの作用を説明す
る。図1に示す中立時においては、第1スプール2aと
第2スプール2bはセンタリング用スプリング4a,4
bの付勢力によって先端面同士がタンク通路ポート10
0aの中央線上で当接しあっており、フィードバック圧
受圧用の環状つば23,23と環状つば25,25はそ
れぞれ第1,第2アクチュエータポート101a,10
bに位置し、タンクポート100aと第1,第2アクチ
ュエータポート101a,101bおよびタンク通路1
00bと第1,第2油圧導入通路103a,103bは
すべて連通状態にある。油圧ポンプPから吐出された油
は、油圧供給路105a,105bを経て第1油圧導入
通路103aと第2油圧導入通路103bに流入し、そ
れぞれ大径ロッド部21,21と径大穴部108a,1
08b間の流通路F1,F1から第1,第2アクチュエ
ータポート101a,101bに入り、径小穴部10
7,107とカット面240,240間の流通路F2,
F2を経てタンクポート100aに合流し、タンク通路
100bを介してタンクTに戻される。第1スプール2
aと第2スプール2bにおける両環状つば25,25同
士およびフィードバック圧受圧用の環状つば23,23
同士の受圧面積は等しく、第1油圧導入通路103aと
第2油圧導入通路103bに流入する油圧も等しいため
第1スプール2aと第2スプール2bは動かず、第1,
第2アクチュエータポート101a,101bは等圧に
保たれ、油圧ステアリング装置Eの両転舵室L,Rの圧
力は低圧で等しく保たれるため、後輪Dは直進状態にあ
る。
【0013】次にマイクロコンピュータからの制御電流
が第1ソレノイド3aの電磁コイル30に比例上昇的に
印加されるとアーマチュア31は右方に移動し、伝達要
素とてのスプリング32が第1スプール2aの端面を押
圧し、第2ソレノイド3bに属する伝達要素としてのス
プリング32とセンタリング用スプリング4bが圧縮さ
れるため、第1スプール2aと第2スプール2bは一体
に右方に摺動する。これによって図5のように第2スプ
ール2bのフィードバック圧受圧用の環状つば23の右
端が径大穴部108bの左端開口を次第に絞って閉鎖さ
せ、第1スプール2aの環状つば25の右端が径小穴部
107の左端開口を次第に絞って閉鎖させる。このた
め、圧油は第1アクチュエータポート101aにだけ送
りこまれ、第1アクチュエータポート101aの油圧が
上昇する。この第1アクチュエータポート101aの圧
力が上昇すると、その圧力は第1スプール2aのフィー
ドバック圧受圧用の環状つば23に作用するが、フィー
ドバック圧受圧用の環状つば23の右側面230は環状
つば25の左側面250よりも受圧面積が大きいため、
第1スプール2aは第1ソレノイド3a側に押し戻さ
れ、第2スプール2bは第2ソレノイド3bに属するス
プリング32とセンタリング用スプリング4bの押圧で
第1スプール2aと一体に移動する。これにより、第1
ソレノイド3aの電磁力と第1ソレノイド3aに属する
スプリング32の力の合力と、第1スプール2aに働く
フィードバック圧力と第2ソレノイド3bに属するスプ
リング32の力およびセンタリング用スプリング4aの
力の合力とが釣り合う位置に第1,第2スプール2a,
2bは位置修正され、第1アクチュエータポート101
aの圧力は制御電流に基づく所定の圧力に保たれる。こ
れにより油圧ステアリング装置Eの左転舵室Lの油圧が
上昇し、後輪Dが所定角度左転舵される。
【0014】次に中立状態から第2ソレノイド3bの電
磁コイル30に制御電流を印加し比例的に上昇させれ
ば、アーマチュア31が左行することによりスプリング
32で第2スプール2bが押圧され、第1ソレノイド側
のスプリング32とセンタリング用スプリング4aが圧
縮されるため、第2スプール2bと第1スプール2aは
一体に左方向に移動する。これにより第1スプール2a
の第1アクチュエータポート101a内に位置していた
フィードバック圧受圧用の環状つば23が拡径穴部10
8aを次第に閉じ、第2スプール2bの環状つば25が
径小穴部107を次第に閉じるため、油圧ポンプPから
の圧油が第2アクチュエータポート101bに流入し、
第2アクチュエータポート101bの圧力が上昇され
る。この上昇した油圧が第2アクチュエータポート10
1b内に位置する第2スプール2bのフィードバック圧
受圧用の環状つば23の左側面230と環状つば25の
右側面250に作用するが、前記左側面230の受圧面
積が右側面250の受圧面積よりも大きいため、第2ス
プール2bは右方向すなわち第2ソレノイド3b側に移
動し、前記した場合と同様にフィードバック圧力と電磁
力との釣り合う位置に保たれる。このため油圧ステアリ
ング装置Eでは右転舵室Rの圧力が上昇し、後輪Dが所
定角度の右転舵状態となるように作動される。前記第
1,第2スプール2a,2bの作動時にガイドランド2
4,24から第1,第2の背室106a,106bに漏
れた油は半径方向孔270,270からドレン穴27,
27を通って第1,第2スプールの先端に到り、タンク
ポート100aに常時通じている半径方向孔271,2
71からタンクTに導かれるため、第1,第2スプール
2a,2bは油圧ロックされない。
【0015】以上のように第1アクチュエータポート1
01aと第2アクチュエータポート101bの油圧は、
第1,第2ソレノイド3a,3bの電磁力と、第1,第
2スプール2a,2bに作用するフィードバック圧との
釣合いで決定されるが、本発明はそのフィードバック圧
を第1,第2スプール2a,2bの外周に設けた受圧用
の環状つば23,23を利用して受け、該環状つばの左
右両面の環状受圧面積差によってスプールを直接移動さ
せるようにしているため、ステアリング用のオイルにゴ
ミが混入していてもそれによる影響を受けることがな
く、フィードバック圧をスプール内の細孔に導いてパイ
ロットピストンを動かす方式のようなゴミの溜りやパイ
ロットピストンの摺動隙間への詰り、それによるパイロ
ットピストンのスティックといった現象を完全に回避す
ることができ、ソレノイドの電磁力特性に対応した精度
の高い油圧制御を行うことができる。
【0016】
【発明の効果】以上説明した本発明によるときには、両
端にソレノイドを有し2系統の油圧を比例制御するため
の圧力制御弁において、バルブボデイ1の中央にタンク
ポート100aを、その両側に第1,第2のアクチュエ
ータポート101a,101bを、またその両側に第
1,第2の油圧導入穴103a,103bを配し、1対
の第1,第2のスプール2a,2bをバルブボデイ1の
両側からセンタリング用スプリング4a,4bを介して
押込んで先端同士をタンクポート100aで突合せ、そ
の第1,第2のスプール2a,2bを径大ロッド20と
径小ロッド21を有する段付き構造とし、径大ロッド部
20と径小ロッド部21の境界位置にフィードバック圧
受圧用の環状つば23を形成し、この環状つば23をス
プール中立状態で第1,第2のアクチュエータポート1
01a,101bに位置させ、スプール移動時に一方の
油圧導入穴103aまたは103bとアクチュエータポ
ート101aまたは101bとを遮断させるようにして
いるため、オイルの清浄度が低くてもこれに影響を受け
ず精度よく電磁比例制御を行うことができる。しかも、
スプール構造が簡単で部品点数も少なく、安価に実施で
きるというすぐれた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電磁比例圧力制御弁の一実施例を
示す縦断側面図である。
【図2】図1の部分的拡大図である。
【図3】図1におけるX−X線に沿う断面図である。
【図4】本発明における第1スプールの斜視図である。
【図5】第1ソレノイドを作動した状態を示す拡大断面
図である。
【符号の説明】
1 バルブボデイ 2a 第1スプール 2b 第2スプール 3a 第1ソレノイド 3b 第2ソレノイド 4a,4b センタリング用スプリング 10 スプール穴 20 径大ロッド部 21 径小ロッド部 23 フィードバック受圧用の環状つば 24 環状つば 100a タンクポート 101a 第1アクチュエータポート 101b 第2アクチュエータポート 103a 第1油圧導入通路 103b 第2油圧導入通路 108a,108b 径大穴部 107 径小穴部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中央にタンクポートをその両側に第1,第
    2のアクチュエータポートをそしてそれらアクチュエー
    タポートの両側に油圧導入通路を備え、かつスプール穴
    が油圧導入通路と第1アクチュエータポートを結ぶ領域
    および油圧導入通路と第2アクチュエータポートを結ぶ
    領域にそれぞれ径大穴部を有し、第1,第2アクチュエ
    ータポートとタンクポート間に径小穴部を有するバルブ
    ボデイと、前記バルブボデイの両端から対向状にスプー
    ル穴に内挿され先端が前記タンクポートの中心で当接す
    るようにセンタリング用スプリングで付勢された一対の
    第1,第2スプールと、それら第1,第2のスプールを
    それぞれ電磁力に応じて動かす第1,第2ソレノイドを
    備え、前記第1,第2スプールのそれぞれが、拡径穴部
    との間に流通路を形成し得る径の径大ロッド部と、径穴
    部との間に流通路を形成し得る径の径小ロッド部を有す
    るとともに、径小ロッド部には、中立状態のときにアク
    チュエータポートに位置しスプールの移動時にタンクポ
    ートとアクチュエータポートを遮断可能な環状つばを有
    し、径大ロッド部と径小ロッド部との境界部位にはスプ
    ールが中立状態のときにアクチュエータポートに位置
    し、スプールの移動時に径小穴部に嵌まるフィードバッ
    ク圧受圧用の環状つばを有していることを特徴とする電
    磁比例圧力制御弁。
JP34472193A 1993-12-21 1993-12-21 電磁比例圧力制御弁 Pending JPH07174106A (ja)

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