JPH07174086A - スクロール圧縮機 - Google Patents

スクロール圧縮機

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Publication number
JPH07174086A
JPH07174086A JP32062593A JP32062593A JPH07174086A JP H07174086 A JPH07174086 A JP H07174086A JP 32062593 A JP32062593 A JP 32062593A JP 32062593 A JP32062593 A JP 32062593A JP H07174086 A JPH07174086 A JP H07174086A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electric motor
bearing
shaft
lubricating oil
discharge chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32062593A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Furuki
健二 古木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu General Ltd
Original Assignee
Fujitsu General Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu General Ltd filed Critical Fujitsu General Ltd
Priority to JP32062593A priority Critical patent/JPH07174086A/ja
Publication of JPH07174086A publication Critical patent/JPH07174086A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電動機の上部と吐出室を区画する隔壁の間
に、高圧冷媒中に購入した潤滑油のミストを遮断して圧
縮機外へ吐出させない構造を有するスクロール圧縮機を
提供する。 【構成】 電動機3の上部の空間に、シャフト8の上端
を支承する転がり軸受17を装着し、吐出室19を区画
する副軸受22を密閉容器1内に圧接して設ける。副軸
受22には、転がり軸受17の近傍に電動機3の上部の
空間から吐出室19に高圧冷媒を通す複数の通路孔20
を設けている。シャフト8の上部に、副軸受22に近接
して縁部を下方に向けた皿状の回転円板23を固着す
る。電動機3の上部の空間に吐き出された潤滑油のミス
トを含んだ高圧冷媒の大部分が、回転する回転円板23
によって、遠心力により比重の大きい潤滑油を分離す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスクロール圧縮機に係
り、特に詳しくは圧縮冷媒と潤滑油を分離する構造に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のスクロール圧縮機について、図2
に基づいて説明する。スクロール圧縮機には、密封容器
1の内部に圧縮部2と、その上方に電動機3が固定さ
れ、下方に潤滑油溜4が設けられている。圧縮部2は、
固定スクロール5と、旋回スクロール6、オルダムリン
グ7、シャフト8、クランク軸9、クランク軸受10、
フレーム11、偏心軸受12より主に構成されている。
この構成において、固定鏡板5aに渦捲状のラップ5b
を一体に形成し、フレーム11に固着した固定スクロー
ル5と旋回鏡板6aに渦捲状のラップ6bを、背面に旋
回駆動軸6cを一体に形成した旋回スクロール6を噛み
合わせて複数の圧縮室13を形成している。電動機3に
よってシャフト8が回転すると、シャフト8の下部に形
成したクランク軸9に嵌着した偏心軸受12を介して旋
回駆動軸6cによって旋回スクロール6に、オルダムリ
ング7で自転を防止し、旋回運動をさせる。旋回スクロ
ール6の旋回運動によって吸入管14から圧縮部2に吸
入された低圧冷媒は圧縮室13の外周部から中心部へ順
次移動しながら圧縮され高圧冷媒となる。この高圧冷媒
は、潤滑油溜4から潤滑油孔4aを通して供給される潤
滑油は各摺動部を潤滑しする間にミストになって冷媒と
混合気体となり、旋回鏡板6aと旋回駆動軸6cを通し
て穿設された吐出口15より、同じくクランク軸9に穿
設された吐出通路16を経て、フレーム11の上部と電
動機3の下部とのなす空間に高圧冷媒となって吐き出さ
れる。ミスト状の潤滑油を含む高圧冷媒は電動機3の固
定子3aと回転子3bの間を通って電動機3の上部の空
間に導かれる。シャフト8の上端を支承する転がり軸受
17を装着し、電動機3の上部の空間を区画して上方に
吐出管18を備えた吐出室19を設け、転がり軸受17
の近傍に潤滑油の通路孔20を形成した隔壁21を密封
容器1に内接して固着している。電動機3の上部の空間
に導かれた高圧冷媒は隔壁21の下面にミスト状の潤滑
油を付着させ、通路孔20を通じて含油分の少ない高圧
冷媒を吐出室19に導く。上記のように、密封容器1の
上部に、電動機3の上部の空間を区画して上方に吐出管
18を備えた吐出室19を設け、転がり軸受17の近傍
に潤滑油の通路孔20を形成した隔壁21を設けて高圧
冷媒の流速を変え、ミスト状の潤滑油を付着させても、
吐出管18から吐出される高圧冷媒の中に含まれるミス
ト状の潤滑油が充分に除去されない問題が残されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような問題点を
解決するために、本発明は電動機の上部と隔壁の間で、
高圧冷媒中に混入したミスト状の潤滑油を遮断するか、
低減して吐出室から圧縮機の外え潤滑油の吐出させない
構造を有するスクロール圧縮機を提供することを目的と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、密封容器内に
電動機とその下方に圧縮部を配置し、同圧縮部を、渦捲
状の固定スクロールと、同固定スクロールと互いに噛み
合わせて複数個の圧縮室を形成する旋回スクロールと、
同旋回スクロールの自転を防止するオルダムリングと、
前記旋回スクロールを旋回駆動するシャフトと、同シャ
フトの下方に形成したクランク軸を支承するクランク軸
受を有するフレームとで構成し、前記旋回スクロールの
背面に旋回駆動軸を形成して前記クランク軸に設けた偏
心軸受に嵌着し、前記シャフトの上端を、前記電動機の
上部を同電動機側と吐出管を備えた吐出室とに区画する
副軸受を設けて同副軸受に嵌着した転がり軸受で支承
し、前記シャフトの上部に皿状の回転円板を設ける。前
記圧縮部で圧縮した高圧冷媒を前記電動機の固定子と回
転子の隙間を通して同回転子の上部に導き、前記副軸受
と前記回転円板の隙間から前記副軸受に形成した通路孔
を通して前記吐出室に導くようにする。
【0005】
【作用】以上のように本発明の手段によれば、シャフト
の上端を電動機の上部を電動機側の空間と吐出管を備え
た吐出室とに区画する副軸受を設けて同副軸受に嵌着し
した転がり軸受で支承し、転がり軸受の近傍に複数の通
路孔を設ける。シャフトの上部に下方に皿状の回転円板
を設けて回転することによって、電動機の回転子と固定
子の隙間から吐出する潤滑油のミストを含んだ高圧冷媒
が回転円板に触れ、遠心力により比重の大きい潤滑油が
分離して回転円板の皿状の縁に集められ密封容器の内壁
に飛ばされる。同様に、通路孔に向け回転円板と副軸受
の間に導かれた高圧冷媒も回転円板に触れ、遠心力によ
り密封容器の内壁に飛ばされる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1に基づき説明
する。本実施例は通路孔を有し、転がり軸受15を装着
した副軸受と、新しい皿状の回転円板の他は図2に示し
た従来例と同じであるので、全体構成の説明は省略す
る。なお、構成品の番号は同じものについては同一の番
号を使用する。図1に示すように、電動機3の上部の空
間に、シャフト8の上端を支承する転がり軸受17を装
着し、吐出管18を備えた吐出室19を区画する副軸受
22を密封容器1内に圧接して設ける。副軸受22に
は、転がり軸受17の近傍に電動機3の上部の空間から
吐出室19に高圧冷媒を通す複数の通路孔20を設けて
いる。シャフト8の上部に、副軸受22に近接して縁部
を下方に向けた皿状の回転円板23を固着する。圧縮室
13で圧縮され潤滑油をミスト状に混入した高圧冷媒は
電動機3の固定子3aと回転子3bの間を通り、電動機
3の上部の空間を経て副軸受22と回転円板23のなす
隙間から通路孔20を通って吐出室19に導かれる。こ
の過程で電動機3の上部の空間に吐き出された高圧冷媒
の大部分が、固定子3aと回転子3bの隙間を覆った回
転円板23に触れ、さらに回転円板23と密封容器1の
内壁との間から副軸受22の下面と回転円板23の上面
を経て中心に近い通路孔20に到るため回転円板23に
も触れることになる。電動機3の回転により回転円板2
3が回転し、遠心力により比重の大きい潤滑油が分離し
回転円板23の表裏両面から外方に飛ばされる。
【0007】
【発明の効果】上記のように本発明により、電動機の上
部空間に転がり軸受を装着した副軸受を設け、副軸受に
近接してシャフトの上部に固着した回転円板が回転する
ことによってミスト状の潤滑油を含んだ高圧冷媒から潤
滑油を分離することができる。これで吐出室を通って吐
出管から潤滑油の少ない高圧冷媒を吐出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるスクロール圧縮機の概要
を示す縦断面図である。
【図2】従来例によるスクロール圧縮機の概要を示す縦
断面図である。
【符号の説明】
1 密封容器 2 圧縮部 3 電動機 3a 固定子 3b 回転子 4 潤滑油溜 4a 潤滑油孔 5 固定スクロール 5a 固定鏡板 5b 固定ラップ 6 旋回スクロール 6a 旋回鏡板 6b 旋回ラップ 6c 旋回駆動軸受 7 オルダムリング 8 シャフト 9 クランク軸 10 クランク軸受 11 フレーム 12 偏心軸受 13 圧縮室 14 吸入管 15 吐出口 16 吐出通路 17 転がり軸受 18 吐出管 19 吐出室 20 通路孔 21 隔壁 22 副軸受 23 回転円板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密封容器内に電動機とその下方に圧縮部
    を配置し、同圧縮部を、渦捲状の固定スクロールと、同
    固定スクロールと互いに噛み合わせて複数個の圧縮室を
    形成する旋回スクロールと、同旋回スクロールの自転を
    防止するオルダムリングと、前記旋回スクロールを旋回
    駆動するシャフトと、同シャフトの下方に形成したクラ
    ンク軸を支承するクランク軸受を有するフレームとで構
    成し、前記旋回スクロールの背面に旋回駆動軸を形成し
    て前記クランク軸に設けた偏心軸受に嵌着し、前記シャ
    フトの上端を、前記電動機の上部を同電動機側と吐出管
    を備えた吐出室とに区画する副軸受を設けて同副軸受に
    嵌着した転がり軸受で支承し、前記シャフトの上部に皿
    状の回転円板を設け、前記圧縮部で圧縮した高圧冷媒を
    前記電動機の固定子と回転子の隙間を通して同回転子の
    上部に導き、前記副軸受と前記回転円板の隙間から前記
    副軸受に形成した通路孔を通して前記吐出室に導くよう
    にしたことを特徴とするスクロール圧縮機。
JP32062593A 1993-12-20 1993-12-20 スクロール圧縮機 Pending JPH07174086A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32062593A JPH07174086A (ja) 1993-12-20 1993-12-20 スクロール圧縮機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32062593A JPH07174086A (ja) 1993-12-20 1993-12-20 スクロール圧縮機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07174086A true JPH07174086A (ja) 1995-07-11

Family

ID=18123498

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32062593A Pending JPH07174086A (ja) 1993-12-20 1993-12-20 スクロール圧縮機

Country Status (1)

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JP (1) JPH07174086A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1790857A1 (en) * 2005-11-28 2007-05-30 Sanyo Electric Co., Ltd. Rotary piston compressor

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1790857A1 (en) * 2005-11-28 2007-05-30 Sanyo Electric Co., Ltd. Rotary piston compressor

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