JPH0717354B2 - フォークリフトのプッシュプル装置 - Google Patents
フォークリフトのプッシュプル装置Info
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- JPH0717354B2 JPH0717354B2 JP7617189A JP7617189A JPH0717354B2 JP H0717354 B2 JPH0717354 B2 JP H0717354B2 JP 7617189 A JP7617189 A JP 7617189A JP 7617189 A JP7617189 A JP 7617189A JP H0717354 B2 JPH0717354 B2 JP H0717354B2
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- frame
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、紙製や樹脂製のシートパレットを使用して荷
役作業を行なうフォークリフトのプッシュプル装置に関
する。
役作業を行なうフォークリフトのプッシュプル装置に関
する。
(従来の技術) 第7図は従来のプッシュプル装置を示したものであり、
リフトブラケット1と一体となって昇降する左右のホル
ダー2の前面下部にプラテンと呼ばれる幅の広いフォー
ク3が固定されており、このフォーク3の上方をフェイ
スプレート4がフレーム5の前面に装着された立形のパ
ンタグラフ6を介して前後に移動可能に取付けられてい
る。
リフトブラケット1と一体となって昇降する左右のホル
ダー2の前面下部にプラテンと呼ばれる幅の広いフォー
ク3が固定されており、このフォーク3の上方をフェイ
スプレート4がフレーム5の前面に装着された立形のパ
ンタグラフ6を介して前後に移動可能に取付けられてい
る。
そして、フェイスプレート4の下端部に設けたグリップ
装置7によってシートパレットのタブを把持した状態で
フェイスプレート4を中央1本のプッシュプルシリンダ
11により引込むことによりシートパレットと共に荷物を
フォーク3上に滑らせて積込むようになっている。な
お、グリップ装置7はフェイスプレート4の下端部に前
面を開放するように形成されたグリッパジョー8と、こ
のグリッパジョー8の上方に配設され、左右2本のグリ
ッパシリンダ10によって上下動されるグリッパ9とから
構成されている。そしてこのようなプッシュプル装置
は、たとえば実開昭56-68799号公報に開示されている。
装置7によってシートパレットのタブを把持した状態で
フェイスプレート4を中央1本のプッシュプルシリンダ
11により引込むことによりシートパレットと共に荷物を
フォーク3上に滑らせて積込むようになっている。な
お、グリップ装置7はフェイスプレート4の下端部に前
面を開放するように形成されたグリッパジョー8と、こ
のグリッパジョー8の上方に配設され、左右2本のグリ
ッパシリンダ10によって上下動されるグリッパ9とから
構成されている。そしてこのようなプッシュプル装置
は、たとえば実開昭56-68799号公報に開示されている。
また、第7図に示すものは前記フレーム5をホルダー2
に沿って左右2本のリテーナシリンダ12により上下動で
きるようにしたシートパレット回収式のプッシュプル装
置であって、フレーム5の下端部にはフェイスプレート
4による荷物の押出し作業に先立ってシートパレットの
タブをフォーク3上へ押え込むためのリテーナプレート
13が設けられている。そしてリテーナ13によるシートパ
レットの押え込みは、フェイスプレート4を左右のフレ
ーム5に設けたストッパ14に当接するまで引込んだもと
で、グリッパ装置7によるシートパレットの把持を解放
する一方、リテーナシリンダ12によってフレーム5と共
にホルダー2及びこれと一体のフォーク3を除く全部材
を所定位置まで上昇させることによってシートパレット
をグリッパ装置7から外すとともにリテーナプレート13
の下側へ回り込ませ、その後フレーム5と共に全体を原
位置まで下降させることで行なわれる。
に沿って左右2本のリテーナシリンダ12により上下動で
きるようにしたシートパレット回収式のプッシュプル装
置であって、フレーム5の下端部にはフェイスプレート
4による荷物の押出し作業に先立ってシートパレットの
タブをフォーク3上へ押え込むためのリテーナプレート
13が設けられている。そしてリテーナ13によるシートパ
レットの押え込みは、フェイスプレート4を左右のフレ
ーム5に設けたストッパ14に当接するまで引込んだもと
で、グリッパ装置7によるシートパレットの把持を解放
する一方、リテーナシリンダ12によってフレーム5と共
にホルダー2及びこれと一体のフォーク3を除く全部材
を所定位置まで上昇させることによってシートパレット
をグリッパ装置7から外すとともにリテーナプレート13
の下側へ回り込ませ、その後フレーム5と共に全体を原
位置まで下降させることで行なわれる。
(発明が解決しようとする課題) ところで、フェイスプレート4は前方視野を確保すると
いう理由で格子状に形成されているのが普通であり、従
ってフォーク3上に積込まれたセメントや米あるいは段
ボール等の荷物が格子内に食い込んだりあるいは食い込
まないまでもフェイスプレート4に接触していることが
多い。従って、このような状態において前述したリテー
ナプレート13によるシートパレットの押え込みを行なう
べくフレーム5と共にフェイスプレート4が上下動され
ると、該フェイスプレート4の桟で荷物を引掛けて荷崩
れを起したり傷付けたりするという問題がある。
いう理由で格子状に形成されているのが普通であり、従
ってフォーク3上に積込まれたセメントや米あるいは段
ボール等の荷物が格子内に食い込んだりあるいは食い込
まないまでもフェイスプレート4に接触していることが
多い。従って、このような状態において前述したリテー
ナプレート13によるシートパレットの押え込みを行なう
べくフレーム5と共にフェイスプレート4が上下動され
ると、該フェイスプレート4の桟で荷物を引掛けて荷崩
れを起したり傷付けたりするという問題がある。
そこで本発明は、上述した従来の問題を解決し得るプッ
シュプル装置を提供することを、その目的とする。
シュプル装置を提供することを、その目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記課題を解決するために次のように構成し
ている。
ている。
プッシュプル装置は、フォークを備えたホルダーと、ホ
ルダーに上下動可能に取付けられたフレームと、フレー
ム下部に設けられシートパレットの回収時に該シートパ
レットのタブをフォーク上に押え込むリテーナプレート
と、前記フォーク上を前後方向に移動し得るように前記
フレームに取付けられたフェイスプレートと、該フェイ
スプレートの下部に取付けられシートパレットのタブを
把持可能なグリップ装置と、前記ホルダーやフレーム等
の前後方向に関する固定部材に取付けられ前記フェイス
プレートの背面と当接することで該フェイスプレートの
引込み位置を規制するストッパとを備えている。
ルダーに上下動可能に取付けられたフレームと、フレー
ム下部に設けられシートパレットの回収時に該シートパ
レットのタブをフォーク上に押え込むリテーナプレート
と、前記フォーク上を前後方向に移動し得るように前記
フレームに取付けられたフェイスプレートと、該フェイ
スプレートの下部に取付けられシートパレットのタブを
把持可能なグリップ装置と、前記ホルダーやフレーム等
の前後方向に関する固定部材に取付けられ前記フェイス
プレートの背面と当接することで該フェイスプレートの
引込み位置を規制するストッパとを備えている。
そして前記ストッパは、フェイスプレートの引込み時に
は予め設定された最終引込み位置よりも前方に保持さ
れ、グリップ装置からシートパレットを外すために前記
リテーナプレートをフレームと共に上昇するときには前
記最終引込み位置まで変位されてフェイスプレートの後
退を許容する可動式となっている。
は予め設定された最終引込み位置よりも前方に保持さ
れ、グリップ装置からシートパレットを外すために前記
リテーナプレートをフレームと共に上昇するときには前
記最終引込み位置まで変位されてフェイスプレートの後
退を許容する可動式となっている。
(作用) 上述のように構成した本発明によれば、フェイスプレー
トの引込み位置規制用のストッパを前後2位置に変位し
得る可動式としたことにより、荷物の引込み時にはフェ
イスプレートを最終引込み位置よりも前側で一旦停止さ
せ、その後に行なわれるリテーナプレートによるシート
パレットの押え込みのための上動時にはフェイスプレー
トを最終引込み位置まで後退させて荷物から引離した状
態で上下動することができる。
トの引込み位置規制用のストッパを前後2位置に変位し
得る可動式としたことにより、荷物の引込み時にはフェ
イスプレートを最終引込み位置よりも前側で一旦停止さ
せ、その後に行なわれるリテーナプレートによるシート
パレットの押え込みのための上動時にはフェイスプレー
トを最終引込み位置まで後退させて荷物から引離した状
態で上下動することができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて具体的に説明す
る。
る。
〈実施例1〉 まず、第1図〜第4図に示す実施例1について説明す
る。なお、プッシュプル装置の概要は従来と同一である
ため、第7図に示した従来と同一部材については同一符
号を付してその説明を省略する。この実施例1にあって
はフェイスプレート4の引込み位置を規制するための左
右のストッパ14をリンクを利用した可動式としたもので
ある。すなわち、第1リンク15の一端をホルダー2にピ
ン16にて枢着する一方、第2リンク17の一端をフレーム
5にピン18にて枢着し、それら両リンク15,17を三角形
を形成するように前方へ突出してその前端部をピン19に
て連節し、そして該連節部である三角形の頂点部分に、
ローラからなるストッパ14を取付ける構成としたもので
ある。
る。なお、プッシュプル装置の概要は従来と同一である
ため、第7図に示した従来と同一部材については同一符
号を付してその説明を省略する。この実施例1にあって
はフェイスプレート4の引込み位置を規制するための左
右のストッパ14をリンクを利用した可動式としたもので
ある。すなわち、第1リンク15の一端をホルダー2にピ
ン16にて枢着する一方、第2リンク17の一端をフレーム
5にピン18にて枢着し、それら両リンク15,17を三角形
を形成するように前方へ突出してその前端部をピン19に
て連節し、そして該連節部である三角形の頂点部分に、
ローラからなるストッパ14を取付ける構成としたもので
ある。
従って、ストッパ14はリテーナプレート13がフォーク3
上に当接されているフレーム5の下降状態では第1図あ
るいは第2図に示す位置に保持されており、そしてフレ
ーム5がリテーナシリンダ12によって上昇されたとき
は、第3図に示すように第2リンク17の枢着点が上方へ
変位されて両リンク15,17の枢着点間隔が広がることに
伴い後側へ変位される。つまり、ストッパ14は通常時に
はフェイスプレート4の予め設定された最終引込み位置
よりも前方位置に保持されているが、フレーム5の上昇
時には最終引込み位置まで変位してフェイスプレート4
の後退を許容するようになっている。
上に当接されているフレーム5の下降状態では第1図あ
るいは第2図に示す位置に保持されており、そしてフレ
ーム5がリテーナシリンダ12によって上昇されたとき
は、第3図に示すように第2リンク17の枢着点が上方へ
変位されて両リンク15,17の枢着点間隔が広がることに
伴い後側へ変位される。つまり、ストッパ14は通常時に
はフェイスプレート4の予め設定された最終引込み位置
よりも前方位置に保持されているが、フレーム5の上昇
時には最終引込み位置まで変位してフェイスプレート4
の後退を許容するようになっている。
なお、第4図はフォークリフトとプッシュプル装置にお
ける各シリンダの油圧回路を示したものであって、オイ
ルコントロールバルブ20はリフト用切換弁21とティルト
用切換弁22とプッシュプル用切換弁23とグリッパ・リテ
ーナ用切換弁24との4連バルブからなり、それら切換弁
の操作によってリフトシリンダ25、ティルトシリンダ2
6、プッシュプルシリンダ11、グリッパシリンダ10及び
リテーナシリンダ12が作動されるようになっている。な
お、プッシュプルシリンダ11に関してはシーケンスバル
ブ27によってグリッパシリンダ10あるいはリテーナシリ
ンダ12の作動完了後に作動を開始するよう設定されてい
る。
ける各シリンダの油圧回路を示したものであって、オイ
ルコントロールバルブ20はリフト用切換弁21とティルト
用切換弁22とプッシュプル用切換弁23とグリッパ・リテ
ーナ用切換弁24との4連バルブからなり、それら切換弁
の操作によってリフトシリンダ25、ティルトシリンダ2
6、プッシュプルシリンダ11、グリッパシリンダ10及び
リテーナシリンダ12が作動されるようになっている。な
お、プッシュプルシリンダ11に関してはシーケンスバル
ブ27によってグリッパシリンダ10あるいはリテーナシリ
ンダ12の作動完了後に作動を開始するよう設定されてい
る。
本実施例は上述のように構成したものであり、以下その
作用を説明する。
作用を説明する。
シートパレットS上の荷物Wをフォーク3上に乗せるべ
く、まず第1図に示すようにプッシュプルシリンダ11を
伸長作動させてフェイスプレート4を前進させる。この
とき、グリッパシリンダ10は縮小方向に作動しており、
グリップ装置7は解放状態にある。従って、前記フェイ
スプレート4の前進によってシートパレットSのタブS1
がグリッパジョー8とグリッパ9との間に挿入されるの
で、この状態でグリッパシリンダ10を伸長作動させるこ
とによりシートパレットSのタブS1をグリップ装置7に
て把持する。このとき、リテーナシリンダ12は縮小作動
しようとするもフレーム5は下降位置にあり、従って実
質的な作動はない。
く、まず第1図に示すようにプッシュプルシリンダ11を
伸長作動させてフェイスプレート4を前進させる。この
とき、グリッパシリンダ10は縮小方向に作動しており、
グリップ装置7は解放状態にある。従って、前記フェイ
スプレート4の前進によってシートパレットSのタブS1
がグリッパジョー8とグリッパ9との間に挿入されるの
で、この状態でグリッパシリンダ10を伸長作動させるこ
とによりシートパレットSのタブS1をグリップ装置7に
て把持する。このとき、リテーナシリンダ12は縮小作動
しようとするもフレーム5は下降位置にあり、従って実
質的な作動はない。
つづいて、プッシュプルシリンダ11を縮小作動すること
によりフェイスプレート4を引込み、シートパレットS
と共に荷物Wをフォーク3上へ積込む。このとき、グリ
ッパシリンダ10は伸長方向に、またリテーナシリンダ12
は縮小方向に作動を継続することになる。そしてフェイ
スプレート4の引込み動作時にはフレーム5及びリテー
ナプレート13等が下降位置にあることから、ストッパ14
は第2図に示す前側位置に保持されており、従ってフェ
イスプレート4は該ストッパ14により最終引込み位置の
手前で一旦停止されることになる。
によりフェイスプレート4を引込み、シートパレットS
と共に荷物Wをフォーク3上へ積込む。このとき、グリ
ッパシリンダ10は伸長方向に、またリテーナシリンダ12
は縮小方向に作動を継続することになる。そしてフェイ
スプレート4の引込み動作時にはフレーム5及びリテー
ナプレート13等が下降位置にあることから、ストッパ14
は第2図に示す前側位置に保持されており、従ってフェ
イスプレート4は該ストッパ14により最終引込み位置の
手前で一旦停止されることになる。
ところで、荷物Wの引込み時にあってはパンタグラフ6
には荷物の荷重による前向きの引張力とプッシュプルシ
リンダ11による後向きの引張力とが作用して弾性変形
(たわみ)が発生しており、そしてこのたわみを保有し
たままの状態でフェイスプレート4がストッパ14に当接
されることになる。
には荷物の荷重による前向きの引張力とプッシュプルシ
リンダ11による後向きの引張力とが作用して弾性変形
(たわみ)が発生しており、そしてこのたわみを保有し
たままの状態でフェイスプレート4がストッパ14に当接
されることになる。
従って、この状態でシートパレットSを回収するため
に、まずグリッパシリンダ10を縮小作動させてグリップ
装置7によるシートパレットSの把持を解放する一方、
リテーナシリンダ12を伸長作動させてホルダー2及びフ
ォーク3を除く全部材を上昇させると、フレーム5の上
昇に伴う第2リンク17の枢着点の上動によりストッパ14
が第3図に示す最終引込み位置まで後退するため、この
後退動作に伴い前述したパンタグラフ6が保有するたわ
みの復元力によってフェイスプレート4は最終位置まで
引込まれる。すなわち、フェイスプレート4はリテーナ
プレート13の上昇動作に関連して後退し荷物Wから離れ
て上昇するため、荷物Wとの擦れが回避されることにな
る。
に、まずグリッパシリンダ10を縮小作動させてグリップ
装置7によるシートパレットSの把持を解放する一方、
リテーナシリンダ12を伸長作動させてホルダー2及びフ
ォーク3を除く全部材を上昇させると、フレーム5の上
昇に伴う第2リンク17の枢着点の上動によりストッパ14
が第3図に示す最終引込み位置まで後退するため、この
後退動作に伴い前述したパンタグラフ6が保有するたわ
みの復元力によってフェイスプレート4は最終位置まで
引込まれる。すなわち、フェイスプレート4はリテーナ
プレート13の上昇動作に関連して後退し荷物Wから離れ
て上昇するため、荷物Wとの擦れが回避されることにな
る。
そして、前記フレーム5等の上昇によりシートパレット
SのタブS1がグリップ装置7から外されるとともに、リ
テーナプレート13の下側へ回り込むので、この状態でリ
テーナシリンダ12を縮小作動させてフレーム5等を下降
すれば、リテーナプレート13によってシートパレットS
のタブS1がフォーク3上に押え付けられることになる。
このとき第2リンク17の枢着点も下側へ変位するので、
ストッパ14が再び前側へ変位し、フェイスプレート4を
荷物Wに当接する位置まで押し戻す。
SのタブS1がグリップ装置7から外されるとともに、リ
テーナプレート13の下側へ回り込むので、この状態でリ
テーナシリンダ12を縮小作動させてフレーム5等を下降
すれば、リテーナプレート13によってシートパレットS
のタブS1がフォーク3上に押え付けられることになる。
このとき第2リンク17の枢着点も下側へ変位するので、
ストッパ14が再び前側へ変位し、フェイスプレート4を
荷物Wに当接する位置まで押し戻す。
なお、その後は、プッシュプルシリンダ11を伸長作動さ
せてフェイスプレート4を前進させることによりシート
パレットSをフォーク3上に残したまま荷物Wをフォー
ク3から押出して所定場所に積付けることができる。
せてフェイスプレート4を前進させることによりシート
パレットSをフォーク3上に残したまま荷物Wをフォー
ク3から押出して所定場所に積付けることができる。
しかして、実施例1にあってはストッパ14がフレーム5
の上下動作に連動して位置を変える構成を採用し、他の
アクチュエータを使用しないことから、操作上の煩わし
さが無く、しかもコストを低く抑えることができる。
の上下動作に連動して位置を変える構成を採用し、他の
アクチュエータを使用しないことから、操作上の煩わし
さが無く、しかもコストを低く抑えることができる。
〈実施例2〉 第5図及び第6図に示す実施例2について説明する。こ
の実施例2はフェイスプレート4の引込み位置の規制を
ストッパシリンダ28によって行なう構成としたものであ
って、それ以外については前述の実施例1と同様の構成
となっている。すなわち、左右のホルダー2にそれぞれ
ストッパシリンダ28が水平状に固定されており、該スト
ッパシリンダ28はオイルコントロールバルブ20内に追加
設定されたストッパ用切換弁29によって他のシリンダと
は独立して操作可能とされている。
の実施例2はフェイスプレート4の引込み位置の規制を
ストッパシリンダ28によって行なう構成としたものであ
って、それ以外については前述の実施例1と同様の構成
となっている。すなわち、左右のホルダー2にそれぞれ
ストッパシリンダ28が水平状に固定されており、該スト
ッパシリンダ28はオイルコントロールバルブ20内に追加
設定されたストッパ用切換弁29によって他のシリンダと
は独立して操作可能とされている。
従って、実施例2の場合は、シートパレットSの押え込
みのために行なわれるフレーム5の上昇作動に先行して
ストッパシリンダ14を縮小作動させてパンタグラフ6の
たわみの復元力でフェイスプレート4を最終引込み位置
まで後退させることができ、またフレーム5等を下降作
動してから、ストッパシリンダ14を突出させてフェイス
プレート4を前方へ押出すことができる。つまり、フェ
イスプレート4を荷物Wから完全に引離した状態で昇降
動作させることができるため、実施例1に比較して安全
性がより高められる。
みのために行なわれるフレーム5の上昇作動に先行して
ストッパシリンダ14を縮小作動させてパンタグラフ6の
たわみの復元力でフェイスプレート4を最終引込み位置
まで後退させることができ、またフレーム5等を下降作
動してから、ストッパシリンダ14を突出させてフェイス
プレート4を前方へ押出すことができる。つまり、フェ
イスプレート4を荷物Wから完全に引離した状態で昇降
動作させることができるため、実施例1に比較して安全
性がより高められる。
(発明の効果) 以上詳述したように、本発明によれば、プッシュプル装
置において、シートパレットの回収作業として行なわれ
る、リテーナプレートによるシートパレットの押え込み
のためのリテーナプレートの昇降作動時に、フェイスプ
レートを後方へ後退させて荷物から離間した状態で上下
動することができるため、従来の問題点である荷物とフ
ェイスプレートとの擦れに起因して生ずる荷崩れや荷物
の損傷等が回避され、安全性の向上に大きく役立つもの
である。
置において、シートパレットの回収作業として行なわれ
る、リテーナプレートによるシートパレットの押え込み
のためのリテーナプレートの昇降作動時に、フェイスプ
レートを後方へ後退させて荷物から離間した状態で上下
動することができるため、従来の問題点である荷物とフ
ェイスプレートとの擦れに起因して生ずる荷崩れや荷物
の損傷等が回避され、安全性の向上に大きく役立つもの
である。
第1図、第2図及び第3図は本発明の実施例1のプッシ
ュプル装置を示す側面図、第4図は実施例1に関する各
シリンダの油圧回路図、第5図は実施例2のプッシュプ
ル装置を示す側面図、第6図は実施例2に関する各シリ
ンダの油圧回路図、第7図は従来のプッシュプル装置を
示す斜視図である。 1……リフトブラケット、2……ホルダー 3……フォーク、4……フェイスプレート 5……フレーム、6……パンタグラフ 7……グリップ装置、14……リテーナプレート 14……ストッパ、28……ストッパシリンダ
ュプル装置を示す側面図、第4図は実施例1に関する各
シリンダの油圧回路図、第5図は実施例2のプッシュプ
ル装置を示す側面図、第6図は実施例2に関する各シリ
ンダの油圧回路図、第7図は従来のプッシュプル装置を
示す斜視図である。 1……リフトブラケット、2……ホルダー 3……フォーク、4……フェイスプレート 5……フレーム、6……パンタグラフ 7……グリップ装置、14……リテーナプレート 14……ストッパ、28……ストッパシリンダ
Claims (1)
- 【請求項1】フォークを備えたホルダーと、ホルダーに
上下動可能に取付けられたフレームと、フレーム下部に
設けられシートパレットの回収時に該シートパレットの
タブをフォーク上に押え込むリテーナプレートと、前記
フォーク上を前後方向に移動し得るように前記フレーム
に取付けられたフェイスプレートと、該フェイスプレー
トの下部に取付けられシートパレットのタブを把持可能
なグリップ装置と、前記ホルダーやフレーム等の前後方
向に移動しない固定部材に取付けられ前記フェイスプレ
ートの背面と当接することで該フェイスプレートの引込
み位置を規制するストッパとを備えたプッシュプル装置
において、前記ストッパを、前記フェイスプレートの引
込み時には予め設定された最終引込み位置よりも前方位
置に保持され、グリップ装置からシートパレットを外す
ために前記リテーナプレートをフレームと共に上昇する
ときには前記最終引込み位置まで変位されてフェイスプ
レートの後退を許容する可動式としたフォークリフトの
プッシュプル装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7617189A JPH0717354B2 (ja) | 1989-03-28 | 1989-03-28 | フォークリフトのプッシュプル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7617189A JPH0717354B2 (ja) | 1989-03-28 | 1989-03-28 | フォークリフトのプッシュプル装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02255498A JPH02255498A (ja) | 1990-10-16 |
JPH0717354B2 true JPH0717354B2 (ja) | 1995-03-01 |
Family
ID=13597644
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7617189A Expired - Fee Related JPH0717354B2 (ja) | 1989-03-28 | 1989-03-28 | フォークリフトのプッシュプル装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0717354B2 (ja) |
-
1989
- 1989-03-28 JP JP7617189A patent/JPH0717354B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02255498A (ja) | 1990-10-16 |
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