JPH07173420A - インクジェット記録用インク - Google Patents
インクジェット記録用インクInfo
- Publication number
- JPH07173420A JPH07173420A JP31975793A JP31975793A JPH07173420A JP H07173420 A JPH07173420 A JP H07173420A JP 31975793 A JP31975793 A JP 31975793A JP 31975793 A JP31975793 A JP 31975793A JP H07173420 A JPH07173420 A JP H07173420A
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- Japan
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- ink
- dye
- liquid
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 少なくとも水溶性染料と水を含むインクにお
いて、乳酸エステル特には乳酸低級アルキルエステルを
含有することを特徴とするインクジェット記録用イン
ク。 【効果】 本発明のインクジェット記録用インクは、吐
出オリフィスの目詰まりを生じることなく、普通紙に記
録した場合にもインクの乾燥性、浸透性にすぐれ、又、
耐水性に優れている。
いて、乳酸エステル特には乳酸低級アルキルエステルを
含有することを特徴とするインクジェット記録用イン
ク。 【効果】 本発明のインクジェット記録用インクは、吐
出オリフィスの目詰まりを生じることなく、普通紙に記
録した場合にもインクの乾燥性、浸透性にすぐれ、又、
耐水性に優れている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェット記録用
水性インクに関するものである。更に詳しくは、インク
ジェット記録用インクとして用いた場合に、吐出オリフ
ィスの目詰まりを生じることなく速乾性、浸透性、耐水
性に優れた水性インクに関するものである。
水性インクに関するものである。更に詳しくは、インク
ジェット記録用インクとして用いた場合に、吐出オリフ
ィスの目詰まりを生じることなく速乾性、浸透性、耐水
性に優れた水性インクに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ノンインパクト記録法は、記録時に於け
る騒音の発生が小さいという利点があり、その中でも高
速記録が可能であり、而も所謂普通紙に特別の定着処理
を必要とせずに記録が行えるインクジェット記録法は極
めて有力な記録法であって、これまでにも様々な方式が
考案され、改良が加えられて商品化されたものや現在も
尚実用化に向けて努力が続けられているものがある。
る騒音の発生が小さいという利点があり、その中でも高
速記録が可能であり、而も所謂普通紙に特別の定着処理
を必要とせずに記録が行えるインクジェット記録法は極
めて有力な記録法であって、これまでにも様々な方式が
考案され、改良が加えられて商品化されたものや現在も
尚実用化に向けて努力が続けられているものがある。
【0003】この様なインクジェット記録法は、所謂イ
ンクと称される記録液の液滴(droplet)を飛翔
させ、被記録材に付着させて記録を行うものである。斯
かる記録液は、記録剤(染料又は顔料が用いられる)及
び、これを溶解又は分散する液媒体(水又は各種水溶性
有機溶剤或いはこれらの混合物が用いられる)を基本的
成分とし、又必要に応じて各種添加剤が添加されてい
る。この様な記録法には、記録液の液滴の発生方法及び
液滴の飛翔方向の制御法によって、種々の方式がある。
ンクと称される記録液の液滴(droplet)を飛翔
させ、被記録材に付着させて記録を行うものである。斯
かる記録液は、記録剤(染料又は顔料が用いられる)及
び、これを溶解又は分散する液媒体(水又は各種水溶性
有機溶剤或いはこれらの混合物が用いられる)を基本的
成分とし、又必要に応じて各種添加剤が添加されてい
る。この様な記録法には、記録液の液滴の発生方法及び
液滴の飛翔方向の制御法によって、種々の方式がある。
【0004】例えば、ピエゾ振動子を有する記録ヘッド
部に記録信号を与え、該信号に応じて記録液の液滴を発
生させて記録を行う記録装置、液滴を帯電させながら連
続的に発生させ、該液滴の一部を記録に利用する装置、
記録ヘッドの室内の記録液に熱エネルギーの形で信号を
与え、液滴を発生させて記録を行う装置などが知られて
いる。
部に記録信号を与え、該信号に応じて記録液の液滴を発
生させて記録を行う記録装置、液滴を帯電させながら連
続的に発生させ、該液滴の一部を記録に利用する装置、
記録ヘッドの室内の記録液に熱エネルギーの形で信号を
与え、液滴を発生させて記録を行う装置などが知られて
いる。
【0005】この様に液滴を発生させて記録を行う装置
には種々のタイプのものがあり、従って良好な記録を行
うには、液滴の発生方法或いは液滴の飛翔方向の制御方
法に応じて記録液が適当な物性値(例えば粘度・表面張
力・比抵抗等)を有することが必要である。そして更
に、記録液は、長期間の保存或いは記録の休止中に液媒
体成分の気化或いは記録液の構成成分の化学変化などに
より、固形分が生じてはならない。一般に、この種の記
録装置の吐出オリフィスは微細な穴(一般に直径数10
μ程度)である為に、固形分の発生は目詰まりの原因に
なり、液滴が全く吐出しなくなることがある。
には種々のタイプのものがあり、従って良好な記録を行
うには、液滴の発生方法或いは液滴の飛翔方向の制御方
法に応じて記録液が適当な物性値(例えば粘度・表面張
力・比抵抗等)を有することが必要である。そして更
に、記録液は、長期間の保存或いは記録の休止中に液媒
体成分の気化或いは記録液の構成成分の化学変化などに
より、固形分が生じてはならない。一般に、この種の記
録装置の吐出オリフィスは微細な穴(一般に直径数10
μ程度)である為に、固形分の発生は目詰まりの原因に
なり、液滴が全く吐出しなくなることがある。
【0006】又、吐出停止が起こらないまでも、固形分
の発生は、均一な液滴の発生或いは液滴の安定な飛翔等
に対して悪影響を及ぼし、記録性、吐出安定性、吐出応
答性或いは連続記録性が低下することもある。或いは記
録液の構成成分が化学変化を起こすと、調合時に所望の
値に調整された記録液の物性値が変化し、やはり記録
性、吐出安定性、吐出応答性が低下することがある。従
って気化しにくい液媒体成分、化学的に安定な記録剤或
いは上記の欠点を生じない液媒体及び記録剤の組み合わ
せが求められている。ところで、インクジェット記録法
は所謂普通紙に特別の定着処理を必要とせずに記録が行
えると言われているが、現在オフィス或いは家庭で一般
に使用されている所謂普通紙とは、例えば電子複写用
紙、或いはボンド紙、ファンホールド紙等実に多種多用
なものである。これらの紙は各々サイズ等が異なってお
りこれらの紙にインクジェット記録法により記録を行っ
た場合、記録後の乾燥性及び印字品位が劣る場合が多
く、真にどのような紙を用いても乾燥性、及び印字品位
が良好となるような記録液が求められている。
の発生は、均一な液滴の発生或いは液滴の安定な飛翔等
に対して悪影響を及ぼし、記録性、吐出安定性、吐出応
答性或いは連続記録性が低下することもある。或いは記
録液の構成成分が化学変化を起こすと、調合時に所望の
値に調整された記録液の物性値が変化し、やはり記録
性、吐出安定性、吐出応答性が低下することがある。従
って気化しにくい液媒体成分、化学的に安定な記録剤或
いは上記の欠点を生じない液媒体及び記録剤の組み合わ
せが求められている。ところで、インクジェット記録法
は所謂普通紙に特別の定着処理を必要とせずに記録が行
えると言われているが、現在オフィス或いは家庭で一般
に使用されている所謂普通紙とは、例えば電子複写用
紙、或いはボンド紙、ファンホールド紙等実に多種多用
なものである。これらの紙は各々サイズ等が異なってお
りこれらの紙にインクジェット記録法により記録を行っ
た場合、記録後の乾燥性及び印字品位が劣る場合が多
く、真にどのような紙を用いても乾燥性、及び印字品位
が良好となるような記録液が求められている。
【0007】更に又、記録された画像が十分にコントラ
ストが高く、鮮明であることも要求される。このため記
録剤の含有量を増して記録画像のコントラストを高くし
ようとすると、一般に従来の記録液では、吐出オリフィ
スの目詰まりを生じる傾向にある。従って、液媒体に対
する溶解性が高く色調が鮮やかな記録剤が求められてい
る。或いは又、いったん記録された画像は、耐水性、耐
光性、耐候性、耐摩擦性を有していなくてはならない。
従来の記録液、殊に水系のものによる記録画像は、水の
付着、光照射或いは機械的摩擦によってニジミ或いはカ
スレを生じる傾向にあり、これらの欠点が改良された記
録液が強く望まれている。又、近年インクジェットプリ
ンターの印字速度が早くなっており、記録液の紙への高
い浸透性、速乾性が強く望まれている。
ストが高く、鮮明であることも要求される。このため記
録剤の含有量を増して記録画像のコントラストを高くし
ようとすると、一般に従来の記録液では、吐出オリフィ
スの目詰まりを生じる傾向にある。従って、液媒体に対
する溶解性が高く色調が鮮やかな記録剤が求められてい
る。或いは又、いったん記録された画像は、耐水性、耐
光性、耐候性、耐摩擦性を有していなくてはならない。
従来の記録液、殊に水系のものによる記録画像は、水の
付着、光照射或いは機械的摩擦によってニジミ或いはカ
スレを生じる傾向にあり、これらの欠点が改良された記
録液が強く望まれている。又、近年インクジェットプリ
ンターの印字速度が早くなっており、記録液の紙への高
い浸透性、速乾性が強く望まれている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、インクジェ
ット記録用として、吐出オリフィスの目詰まりを生じる
ことなく、普通紙に記録した場合にもインクの乾燥性、
浸透性に優れ、又、耐水性に優れる水性インクの提供を
目的とするものである。
ット記録用として、吐出オリフィスの目詰まりを生じる
ことなく、普通紙に記録した場合にもインクの乾燥性、
浸透性に優れ、又、耐水性に優れる水性インクの提供を
目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも水
溶性染料と水とを含む水性記録液において、乳酸エステ
ルを含有することを特徴とするインクジェット記録用イ
ンクを要旨とする。本発明のインクの成分の対象とする
水溶性染料としては、特にアゾ系及びフタロシアニン系
の染料が好ましいが、通常インクジェット記録用インク
に使用される水溶性染料であれば特に限定されない。こ
れらの染料の構造のうち、好ましいものを例示すれば、
例えば遊離酸の形で下記構造式〔A〕、〔B〕及び
〔C〕で表されるアゾ系染料が挙げられる。
溶性染料と水とを含む水性記録液において、乳酸エステ
ルを含有することを特徴とするインクジェット記録用イ
ンクを要旨とする。本発明のインクの成分の対象とする
水溶性染料としては、特にアゾ系及びフタロシアニン系
の染料が好ましいが、通常インクジェット記録用インク
に使用される水溶性染料であれば特に限定されない。こ
れらの染料の構造のうち、好ましいものを例示すれば、
例えば遊離酸の形で下記構造式〔A〕、〔B〕及び
〔C〕で表されるアゾ系染料が挙げられる。
【0010】
【化1】 また、例えば遊離酸の形で下記構造式〔D〕で示される
フタロシアニン系の染料も好ましく使用される。
フタロシアニン系の染料も好ましく使用される。
【0011】
【化2】
【0012】これら水溶性染料の記録液中における濃度
は、通常全組成物に対して0.5〜10重量%、好まし
くは1〜5重量%の範囲である。また、これら水溶性染
料は一種のみならず二種以上を混合して用いてもよい。
本発明で用いられる乳酸エステルは、下記一般式〔E〕
で表される。
は、通常全組成物に対して0.5〜10重量%、好まし
くは1〜5重量%の範囲である。また、これら水溶性染
料は一種のみならず二種以上を混合して用いてもよい。
本発明で用いられる乳酸エステルは、下記一般式〔E〕
で表される。
【0013】
【化3】 R:置換もしくは非置換のアルキル基
【0014】一般式〔E〕のRの炭素数は4以下が好ま
しい。さらに好ましくは炭素数が3以下、さらに炭素数
2以下が最も好ましい。又、Rのアルキル基の置換基と
しては、ヒドロキシル基、ハロゲン原子等が挙げられ
る。これら乳酸エステルの具体例としては、乳酸メチ
ル、乳酸エチル、乳酸プロピル、乳酸ブチルなどが挙げ
られる。乳酸エステルの記録液中における濃度は、通常
全組成物に対して好ましくは0.1wt%〜50wt%
が良い。この範囲でないとにじみ等の印字品位の悪化が
おこる等水性インクとしての機能を発揮しない場合があ
る。また、更に好ましくは1〜30wt%、特に5〜2
0wt%の範囲が良い。
しい。さらに好ましくは炭素数が3以下、さらに炭素数
2以下が最も好ましい。又、Rのアルキル基の置換基と
しては、ヒドロキシル基、ハロゲン原子等が挙げられ
る。これら乳酸エステルの具体例としては、乳酸メチ
ル、乳酸エチル、乳酸プロピル、乳酸ブチルなどが挙げ
られる。乳酸エステルの記録液中における濃度は、通常
全組成物に対して好ましくは0.1wt%〜50wt%
が良い。この範囲でないとにじみ等の印字品位の悪化が
おこる等水性インクとしての機能を発揮しない場合があ
る。また、更に好ましくは1〜30wt%、特に5〜2
0wt%の範囲が良い。
【0015】本発明のインクは、常法に従って水及び、
公知の種々の添加剤が配合される。これらの添加剤の具
体例としては、エチレングリコール、ジエチレングリコ
ール、チオジエチレングリコール、グリセリン、トリエ
タノールアミン、エチルジエタノールアミン、N−ヒド
ロキシエチルモルホリン、N−メチル−2−ピロリド
ン、2−プロパノール、尿素、チオ尿素などが挙げられ
る。
公知の種々の添加剤が配合される。これらの添加剤の具
体例としては、エチレングリコール、ジエチレングリコ
ール、チオジエチレングリコール、グリセリン、トリエ
タノールアミン、エチルジエタノールアミン、N−ヒド
ロキシエチルモルホリン、N−メチル−2−ピロリド
ン、2−プロパノール、尿素、チオ尿素などが挙げられ
る。
【0016】
【実施例】本発明を以下の実施例で詳細に説明するが、
本発明はこれら実施例により何ら限定されるものではな
い。以下の実施例においては、乾燥性、浸透性に関して
は印字後記録像を手で擦り、記録液が手につかなくなる
時間を測定した。また記録像の耐水性は耐水性試験の前
後のO.D.(Optical Density:光学
濃度)を測定することにより確認された。
本発明はこれら実施例により何ら限定されるものではな
い。以下の実施例においては、乾燥性、浸透性に関して
は印字後記録像を手で擦り、記録液が手につかなくなる
時間を測定した。また記録像の耐水性は耐水性試験の前
後のO.D.(Optical Density:光学
濃度)を測定することにより確認された。
【0017】実施例1 前記構造式〔C〕においてスルホン酸基のHがナトリウ
ムに置き換わった形の構造式で示される水溶性アゾ染料
〔C〕のナトリウム塩型を用い、下記組成のインクを調
整した。本発明においては、水溶性染料、水、及び乳酸
エステル、さらには所望により水溶性有機溶媒及び他の
添加剤等を混合し、約4時間撹拌後、ポアサイズが0.
2μmのメンブランフィルター(商品名 H020A0
47A、アドバンテック社製品)にて加圧濾過し、本発
明のインクを製造した。これについて乾燥性、耐水性試
験を行った結果を後記表1に示す。
ムに置き換わった形の構造式で示される水溶性アゾ染料
〔C〕のナトリウム塩型を用い、下記組成のインクを調
整した。本発明においては、水溶性染料、水、及び乳酸
エステル、さらには所望により水溶性有機溶媒及び他の
添加剤等を混合し、約4時間撹拌後、ポアサイズが0.
2μmのメンブランフィルター(商品名 H020A0
47A、アドバンテック社製品)にて加圧濾過し、本発
明のインクを製造した。これについて乾燥性、耐水性試
験を行った結果を後記表1に示す。
【0018】
【表1】 インク組成 水溶性アゾ染料〔C〕ナトリウム塩型 3.0重量% 乳酸エチル 15.0重量% 脱塩水 82.0重量% 100.0重量%
【0019】比較例1 実施例1において、溶媒を乳酸エチルの替わりにγ−ブ
チロラクトンをもちいて記録液を調整した。これについ
て耐水性試験を行った結果を後記表1に示す。
チロラクトンをもちいて記録液を調整した。これについ
て耐水性試験を行った結果を後記表1に示す。
【0020】比較例2 実施例1において、溶媒を乳酸エチルの替わりにジエチ
レングリコールをもちいて記録液を調整した。これにつ
いて耐水性試験を行った結果を後記表1に示す。
レングリコールをもちいて記録液を調整した。これにつ
いて耐水性試験を行った結果を後記表1に示す。
【0021】比較例3 実施例1において、溶媒を乳酸エチルの替わりにN−メ
チル−2−ピロリドンをもちいてインクを調整した。こ
れについて耐水性試験を行った結果を後記表1に示す。
チル−2−ピロリドンをもちいてインクを調整した。こ
れについて耐水性試験を行った結果を後記表1に示す。
【0022】記録液試験内容 前記の実施例及び比較例で調製したインクをインクジェ
ットプリンターHG−800(商品名、エプソン社製
品)にて印字し、以下のような試験を行った。 耐水性試験(O.D.比) 記録像サンプル(ベタ印字)を24時間乾燥させた後
に、マクベス反射濃度計(RD−914)によりO.
D.(Optical Density:光学濃度)と
して測定し(初期値)、同一サンプルを25℃の水道水
を入れた容器に投入して5分間浸漬させ、乾燥した後に
O.D.を測定して(試験値)試験前後の比を下式にて
求めた。O.D.比が1に近いことは耐水性が良好であ
ることを示す。
ットプリンターHG−800(商品名、エプソン社製
品)にて印字し、以下のような試験を行った。 耐水性試験(O.D.比) 記録像サンプル(ベタ印字)を24時間乾燥させた後
に、マクベス反射濃度計(RD−914)によりO.
D.(Optical Density:光学濃度)と
して測定し(初期値)、同一サンプルを25℃の水道水
を入れた容器に投入して5分間浸漬させ、乾燥した後に
O.D.を測定して(試験値)試験前後の比を下式にて
求めた。O.D.比が1に近いことは耐水性が良好であ
ることを示す。
【0023】
【数1】 O.D.比=O.D.(試験値)/O.D.(初期値)
【0024】 耐水性試験(目視判定) 記録像サンプル(キャラクター印字)を24時間乾燥さ
せた後に、25℃の水道水を入れた容器に投入して5秒
間浸漬させた後、引き上げ乾燥したときのインクの流れ
出し程度を目視により判定した。 ○:インクの流れ出しが目立たない。 ×:インクの流れ出しがひどい。
せた後に、25℃の水道水を入れた容器に投入して5秒
間浸漬させた後、引き上げ乾燥したときのインクの流れ
出し程度を目視により判定した。 ○:インクの流れ出しが目立たない。 ×:インクの流れ出しがひどい。
【0025】 乾燥性(浸透性)試験 記録像を印字後手で擦り、記録液が手につかなくなる時
間を測定し判定した。 ○:印字直後(印字後数秒以内)に乾燥する。 ×:印字後乾燥時間が10秒以上かかる。
間を測定し判定した。 ○:印字直後(印字後数秒以内)に乾燥する。 ×:印字後乾燥時間が10秒以上かかる。
【0026】
【表2】
【0027】尚、上記実施例1において色素〔C〕の代
わりに他の色素を使用した場合も、実施例1と同様な効
果が得られる。
わりに他の色素を使用した場合も、実施例1と同様な効
果が得られる。
【0028】
【発明の効果】本発明はインクジェット記録用インクに
おいて乳酸エステルを含有することにより、記録像の乾
燥性、耐水性が向上しているというものである。
おいて乳酸エステルを含有することにより、記録像の乾
燥性、耐水性が向上しているというものである。
Claims (1)
- 【請求項1】 少なくとも水溶性染料と水を含むインク
において、乳酸エステルを含有することを特徴とするイ
ンクジェット記録用インク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31975793A JPH07173420A (ja) | 1993-12-20 | 1993-12-20 | インクジェット記録用インク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31975793A JPH07173420A (ja) | 1993-12-20 | 1993-12-20 | インクジェット記録用インク |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07173420A true JPH07173420A (ja) | 1995-07-11 |
Family
ID=18113841
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31975793A Pending JPH07173420A (ja) | 1993-12-20 | 1993-12-20 | インクジェット記録用インク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07173420A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013087207A (ja) * | 2011-10-19 | 2013-05-13 | Seiko Epson Corp | インクジェット用インクおよびこれを用いたインクジェット記録方法 |
-
1993
- 1993-12-20 JP JP31975793A patent/JPH07173420A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013087207A (ja) * | 2011-10-19 | 2013-05-13 | Seiko Epson Corp | インクジェット用インクおよびこれを用いたインクジェット記録方法 |
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