JP3387574B2 - インク、インクジェット記録方法、インクジェット記録ユニット、インクカートリッジおよびインクジェット記録装置 - Google Patents

インク、インクジェット記録方法、インクジェット記録ユニット、インクカートリッジおよびインクジェット記録装置

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JP3387574B2
JP3387574B2 JP24496393A JP24496393A JP3387574B2 JP 3387574 B2 JP3387574 B2 JP 3387574B2 JP 24496393 A JP24496393 A JP 24496393A JP 24496393 A JP24496393 A JP 24496393A JP 3387574 B2 JP3387574 B2 JP 3387574B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェット用の
ンク、例えばあらゆる被記録材、特には一般にオフィス
や家庭で使用されているコピー用紙、レポート用紙、ノ
ート、便箋、ボンド紙、連続伝票用紙などの非塗工紙
どの、所謂普通紙に対する耐水性に優れ、且つ理想的な
黒色を有し、溶解安定性に優れた、高画質記録が可能な
熱エネルギーを利用する方式に好適なインク、インクジ
ェット記録方法、インクジェット記録ユニット、インク
カートリッジおよびインクジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からインクジェット用インクについ
ては、実に様々な組成のものが報告されているが、この
ようなインクジェット用インクに要求される性能として
は、 (1)色調が良好で、画像濃度が高く、鮮明であること (2)あらゆる被記録材に対して不定形又は不規則なに
じみのない高品位な画像が得られること (3)被記録材に対し、定着性が速いこと (4)印字物の耐水性、耐光性が優れていること (5)染料等の溶解安定性が良好で、微細な吐出口を目
詰まりさせないこと (6)保存安定性が良好であること (7)安全性に優れること などが挙げられる。
【0003】これらの条件を満足させるため、インクの
組成及び物性などの多様な面から詳細な研究開発が為さ
れているが未だ全ての条件を満足するものは見受けられ
ない。
【0004】中でも近年ではオフィスで一般に使用され
ているコピー用紙、レポート用紙、ノート、便箋、ボン
ド紙、連続伝票用紙等の普通紙に記録した場合の耐水性
が特に求められている。
【0005】例えば、特開平2−296878号公報及
び特開平2−255876号公報には、水性インク組成
物にポリアミンを含有させることが提案されている。し
かしこのようなインクにおいては、染料の親水基部を造
塩させるため、インクの溶解性が低下し目詰りなどの信
頼性の低下や、印字物上でブロンズを起し印字にムラが
出来たり濃度がでないこということがある。また、イン
クの溶解性を上げる目的で溶解安定剤をインク中に多量
に含有させることも考えられるが、この場合溶解安定剤
を多量に入れなければならない為、かかるインクを使用
して形成された記録物の画像品位も低下してしまう。
【0006】又、特開平3−91577号公報にはカル
ボキシル基を有する特定の構造をもつ染料をアンモニウ
ム塩あるいは揮発性の置換アンモニウム塩とすることに
よって、記録物上においてアンモニアあるいはアミンが
揮発し、遊離酸となることで耐水性を向上させることが
提案されている。しかしながらこの場合でもインクの初
期の溶解性は良好であっても、インク中で徐々にアンモ
ニアあるいはアミンが揮発することにより溶解性が低下
し、目詰り、インクの安定性の低下の原因となる場合が
多い。また同様の理由で記録物上、特に酸性紙上でのブ
ロンズも起しやすい。
【0007】又、染料構造が特定される為、色調はやや
青紫味であり、色調に対しての問題も残している。
【0008】係る、色調の問題も、カラー記録が進むに
つれて重要となってきている。即ち、モノクロで印字す
る際にも、ブラックインクが原色に近い黒色であるほう
が理想的であることはもちろんであるが、さらに、フル
カラー画像を印字する際には、マゼンタ、イエロー、シ
アンだけでなく、ブラックインクが原色に近い色を呈す
ることがバランスのとれた理想的な色再現を得るために
要求されてきている。
【0009】
【発明が解決しようとしている課題】そこで本発明の目
的は、あらゆる被記録材に記録した場合の特にオフィス
や家庭で使用されているコピー用紙、レポート用紙、ノ
ート、便箋、ボンド紙、連続伝票用紙などの非塗工紙、
所謂普通紙に記録した場合の耐水性に優れ、且つ理想的
な黒色を有し、溶解安定性にすぐれたインク、これを用
いたインクジェット記録方法、インクジェット記録ユニ
ット、インクカートリッジおよびインクジェット記録装
を提供することにある。
【0010】又、本発明の別の目的として、記録画像が
高く、且つ不定形又は不規則なにじみのない高品位な画
像が得られ、ノズルの目詰まり、保存安定性に対する問
題を解決したインク、これを用いたインクジェット記録
方法、インクジェット記録ユニット、インクカートリッ
ジおよびインクジェット記録装置を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的は、以下の本発
明によって達成される。
【0012】即ち、本発明にかかるインクは、色剤、及
びこれを溶解する液媒体を含むインクにおいて、前記色
剤が、下記構造式(a)で示される染料のうち少なくと
も1種と、C.I.アシッドイエロー17:1、C.
I.アシッドイエロー23、C.I.アシッドイエロー
49、C.I.アシッドイエロー65、C.I.アシッ
ドイエロー104、C.I.アシッドイエロー183、
C.I.アシッドイエロー155、C.I.アシッドイ
エロー194、C.I.ダイレクトイエロー86、C.
I.ダイレクトイエロー106、C.I.ダイレクトイ
エロー142、C.I.ダイレクトイエロー194から
選ばれる少なくとも1種の黄色染料とを含み、更に前記
液媒体が少なくとも1種の多価アルコールと脂肪族一価
アルコールを含み、且つ尿素、無機酸のアンモニウム塩
及び水酸化物を含むことを特徴とする。
【外3】 また本発明にかかるインクジェット記録方法は、インク
を吐出させて記録を行うインクジェット記録方法におい
て、前記インクが、色剤、及びこれを溶解する液媒体を
含み、前記色剤は、下記構造式(a)で示される染料の
うち少なくとも1種と、C.I.アシッドイエロー1
7:1、C.I.アシッドイエロー23、C.I.アシ
ッドイエロー49、C.I.アシッドイエロー65、
C.I.アシッドイエロー104、C.I.アシッドイ
エロー183、C.I.アシッドイエロー155、C.
I.アシッドイエロー194、C.I.ダイレクトイエ
ロー86、C.I.ダイレクトイエロー106、C.
I.ダイレクトイエロー142、 C.I.ダイレクトイ
エロー194から選ばれる少なくとも1種の黄色染料と
を含み、前記液媒体は、少なくとも1種の多価アルコー
ルと脂肪族一価アルコールを含み、更に、尿素、無機酸
のアンモニウム塩及び水酸化物を含むことを特徴とする
ものである。
【外4】 また本発明にかかるインクジェット記録ユニットは、例
えばインクを収容したインク収容部、前記インクを吐出
させるためのヘッド部を備えた記録ユニットにおいて、
前記インクが、色剤、及びこれを溶解する液媒体を含む
インクにおいて、前記色剤が、下記構造式(a)で示さ
れる染料のうち少なくとも1種と、C.I.アシッドイ
エロー17:1、C.I.アシッドイエロー23、C.
I.アシッドイエロー49、C.I.アシッドイエロー
65、C.I.アシッドイエロー104、C.I.アシ
ッドイエロー183、C.I.アシッドイエロー15
5、C.I.アシッドイエロー194、C.I.ダイレ
クトイエロー86、C.I.ダイレクトイエロー10
6、C.I.ダイレクトイエロー142、C.I.ダイ
レクトイエロー194から選ばれる少なくとも1種の黄
色染料とを含み、更に前記液媒体が少なくとも1種の多
価アルコールと脂肪族一価アルコールを含み、且つ尿
素、無機酸のアンモニウム塩及び水酸化物を含むことを
特徴とするものである。
【外5】 本発明にかかるインクカートリッジは、例えばインクを
収容したインク収容部を備えたインクカートリッジにお
いて、前記インクが、色剤、及びこれを溶解する液媒体
を含むインクにおいて、前記色剤が、下記構造式(a)
で示される染料のうち少なくとも1種と、C.I.アシ
ッドイエロー17:1、C.I.アシッドイエロー2
3、C.I.アシッドイエロー49、C.I.アシッド
イエロー65、C.I.アシッドイエロー104、C.
I.アシッドイエロー183、C.I.アシッドイエロ
ー155、C.I.アシッドイエロー194、C.I.
ダイレクトイエロー86、C.I.ダイレクトイエロー
106、C.I.ダイレクトイエロー142、C.I.
ダイレクトイエロー194から選ばれる少なくとも1種
の黄色染料とを含み、更に前記液媒体が少なくとも1種
の多価アルコールと脂肪族一価アルコールを含み、且つ
尿素、無機酸のアンモニウム塩及び水酸化物を含むこと
を特徴とするものである。
【外6】 また本発明にかかるインクジェット記録装置は、インク
を収容したインク収容部と、前記インクをインク滴とし
て吐出させるためのヘッド部を有する記録ユニットを備
えたインクジェット記録装置において、前記インクが、
色剤、及びこれを溶解する液媒体を含むインクにおい
て、前記色剤が、下記構造式(a)で示される染料のう
ち少なくとも1種と、C.I.アシッドイエロー17:
1、C.I.アシッドイエロー23、C.I.アシッド
イエロー49、C.I.アシッドイエロー65、C.
I.アシッドイエロー104、C.I.アシッドイエロ
ー183、C.I.アシッドイエロー155、C.I.
アシッドイエロー194、C.I.ダイレクトイエロー
86、C.I.ダイレクトイエロー106、C.I.ダ
イレクトイエロー142、C.I.ダイレクトイエロー
194から選ばれる少なくとも1種の黄色染料とを含
み、更に前記液媒体が少なくとも1種の多価アルコール
と脂肪族一価アルコールを含み、且つ尿素、無機酸のア
ンモニウム塩及び水酸化物を含むことを特徴とするもの
である。
【外7】 更に本発明にかかるインクジェット記録装置は、インク
を収容したインク収容部を備えたインクカートリッジ
と、前記インクをインク滴として吐出させるための記録
ヘッドを備えたインクジェット記録装置において、前記
インクが、色剤、及びこれを溶解する液媒体を含むイン
クにおいて、前記色剤が、下記構造式(a)で示される
染料のうち少なくとも1種と、C.I.アシッドイエロ
ー17:1、C.I.アシッドイエロー23、C.I.
アシッドイエロー49、C.I.アシッドイエロー6
5、C.I.アシッドイエロー104、C.I.アシッ
ドイエロー183、C.I.アシッドイエロー155、
C.I.アシッドイエロー194、C.I.ダイレクト
イエロー86、C.I.ダイレクトイエロー106、
C.I.ダイレクトイエロー142、C.I.ダイレク
トイエロー194から選ばれる少なくとも1種の黄色染
料とを含み、更に前記液媒体が少なくとも1種の多価ア
ルコールと脂肪族一価アルコールを含み、且つ尿素、無
機酸のアンモニウム塩及び水酸化物を含むことを特徴と
するものである。
【外8】
【0013】
【0014】
【0015】
【作用】本発明者等は、耐水性に優れ、溶解安定性が良
好で、且つ原色に近い黒色インクを得るため様々なイン
ク組成について鋭意検討を行った結果、色剤として特定
の染料を併用し、特定の媒体を使用することによって、
構造式(a)で示される染料のもつ耐水性を損なうこと
なく、更に記録画像が高く、且つ不定形又は不規則なに
じみのない高品位な画像が得られ、ノズルの目詰まりを
起こさず、保存安定性が良好である理想的な黒色インク
が得られることを見いだし本発明に至ったものである。
【0016】(好ましい実施態様)次に好ましい実施態
様を挙げて本発明を更に詳しく説明する。本発明で色剤
として使用される構造式(a)で示される染料と上記に
示した黄色染料のインクへの合計含有量は、0.1〜1
5重量%の範囲、好ましくは0.1〜10重量%の範囲
である。又、構造式(a)で示される染料と上記黄色染
料の混合比は重量比で40:1〜4:1の範囲が好まし
く、より好ましくは20:1〜5:1の範囲である。即
ち黄色染料の混合比がこの範囲より小さい場合には色調
は青味が残り、逆に、黄色染料の混合比がこの範囲より
大きい場合には緑味となり理想的な黒色は得られない。
又、構造式(a)で示される染料を黄色染料と併用する
ことにより、即ち複数種の染料を使用することにより単
独で使用するよりも染料の溶解安定性が増し、ノズルの
目詰まり等を起こしにくくなる。
【0017】本発明で使用される多価アルコールのより
好ましい例としてはエチレングリコール、ジエチレング
リコール、チオジグリコール、グリセリンが挙げられ
る。一般に、液媒体としては多価アルコールの他にグリ
コールエーテル類、グリコールエーテルエステル類、ア
ミド類、含窒素複素環式ケトンなどが知られているが、
染料に対する溶解性が良く目詰まりなどを起こさないこ
と、印字物上でのにじみを起こしにくく、それに比較し
て定着性が良いこと、更に一般的に染料の溶解能力の高
い含窒素化合物に比べて、臭気、毒性等の安全性の面で
の懸念がないことを考えあわせると多価アルコールが本
発明にとって最も好ましい。
【0018】又、本発明は更に尿素を含有する。多価ア
ルコールと尿素のインクへの含有量は目詰まり、にじみ
定着性を考慮すると各々1〜15重量%が好ましい。
【0019】次に、本発明で使用される脂肪族一価アル
コールであるが、これは印字物上での定着性、即ち乾燥
性をコントロールする上で必要不可欠なものであり、不
規則及び不定形なにじみを生ずることなく、定着性を促
進させる効果がある。脂肪族一価アルコールの例として
は、メタノール、エチルアルコール、イソプロピルアル
コール、2−ブタノール等が挙げられ、インクへの含有
量は0.1〜5重量%が好ましい。
【0020】更に、本発明は、水酸化物と無機酸のアン
モニウム塩を含有する。水酸化物のみでは、染料溶解性
は増すが、耐水性は明らかに劣化する。又、無機酸のア
ンモニウム塩のみでは染料溶解性は増すがその効果は水
酸化物に比べると低い。しかし、水酸化物を無機酸のア
ンモニウム塩と併用することによって染料のもつ耐水性
を損なうことなく、無機酸のアンモニウム塩のみを含む
とき以上の染料の溶解安定性を得、ノズルの目詰まり等
を起こしにくくし、更に印字物のブロンズの解消、安定
した吐出を得るのに効果を示すことができる。
【0021】無機酸のアンモニウム塩の例としては炭酸
アンモニウム、塩化アンモニウム、リン酸アンモニウ
ム、ホウ酸アンモニウム、硫酸アンモニウム等が挙げら
れ、特に好ましい例としては水酸化リチウム、水酸化ナ
トリウム、水酸化アンモニウムなどが挙げられ、特に好
ましくは水酸化ナトリウムと水酸化リチウムで、又、こ
れらのインクへの含有量は各々0.1〜1.0重量%、
インクのpHは7〜10となるように調整するのが好ま
しい。
【0022】本発明のインクは被記録材としてあらゆる
被記録材を用いることができる。ここでいう被記録材と
は、一般にオフィスや家庭で使用されているコピー用
紙、レポート用紙、ノート、便箋、ボンド紙、連続伝票
用紙などの非塗工紙、即ち、普通紙に限らず、被記録材
として公知のあらゆる被記録材をいい、木綿、絹、ポリ
エステルナイロン等の布帛やOHPシート、金属、木片
等があげられ、平面シート状のものや立体的なものなど
形状、材質はいとわず、使用できる。また、これらの被
記録材を利用するにあたり、公知の方法で処理したもの
を用いてもかまわない。
【0023】これらの中でも、特に普通紙に用いた場合
に、その効果は顕著である。
【0024】本発明の記録方法は、上記のように調製し
たインクを用いることを特徴とする記録方法であり、と
りわけインクジェット記録方法に好適に用いられるが、
一般の筆記具としても使用できることは云うまでもな
い。インクジェット記録方法のなかでも特に、熱エネル
ギーによるインクの発泡現象によりインクを吐出させる
タイプのインクジェット記録方法に適用する場合に特に
好適である。
【0025】本発明のインクを用いて記録を行うのに好
適な装置としては、記録ヘッドの室内のインクに記録信
号に対応した熱エネルギーを与え、該熱エネルギーによ
り液滴を発生させる装置が挙げられる。その装置の一例
を以下で説明する。
【0026】主要部であるヘッド構成例を図1(a)、
図1(b)、図2に示す。ヘッド13は、インクを通す
溝14を有するガラス、セラミックス、またはプラスチ
ック板などと、感熱記録に用いられる発熱ヘッド15
(図では薄膜ヘッドが示されているが、これに限定され
るものではない)とを接着して得られる。発熱ヘッド1
5は、酸化シリコンなどで形成される保護膜16、アル
ミニウム電極17−1、17−2、ニクロム等で形成さ
れる発熱抵抗体層18、蓄熱層19、アルミナ等の放熱
性の良い基板20より成っている。
【0027】インク21は吐出オリフィス(微細孔)2
2まで来ており、圧力Pによりメニスカス23を形成し
ている。
【0028】いま、電極17−1、17−2に電気信号
が加わると、発熱ヘッド15のnで示される領域が急激
に発熱し、ここに接しているインク21に気泡が発生
し、その圧力でメニスカス23が突出し、インク21が
吐出し、オリフィス22より記録小滴24となり被記録
材25に向かって飛翔する。図2には、図1(a)に示
すヘッドを多数並べたマルチヘッドの外観図を示す。該
マルチヘッドはマルチ溝26を有するガラス板27と、
図1(a)に説明したものと同様な発熱ヘッド28を接
着して作られている。
【0029】尚、図1(a)はインク流路に沿ったヘッ
ド13の断面図であり、図1(b)は図1(a)のA−
B線での切断面である。
【0030】図3に、かかるヘッドを組み込んだインク
ジェット記録装置の一例を示す。図3において、61は
ワイピング部材としてのブレードであり、その一端はブ
レード保持部材によって保持されて固定端となりカンチ
レバーの形態をなす。ブレード61は記録ヘッドによる
記録領域に隣接した位置に配設され、又、本例の場合、
記録ヘッドの移動経路中に突出した形態で保持される。
62はキャップであり、ブレード61に隣接するホーム
ポジションに配設され、記録ヘッドの移動方向と垂直な
方向に移動して吐出面と当接しキャッピングを行う構成
を具える。さらに63はブレード61に隣接して設けら
れるインク吸収体であり、ブレード61と同様、記録ヘ
ッドの移動経路中に突出した形態で保持される。上記ブ
レード61、キャップ62、吸収体63によって吐出回
復部64が構成され、ブレード61及び吸収体63によ
ってインク吐出口面の水分、塵やほこり等の除去が行わ
れる。65は吐出エネルギー発生手段を有し、吐出口を
配した吐出口面に対向する被記録材にインクを吐出して
記録を行う記録ヘッド、66は記録ヘッド65を搭載し
て記録ヘッド65の移動を行うためのキャリッジであ
る。キャリッジ66は、ガイド軸67と摺動可能に係合
し、キャリッジ66の一部は、モータ68によって駆動
されるベルト69と接続(不図示)している。これによ
りキャリッジ66はガイド軸67に沿った移動が可能と
なり、記録ヘッド65による記録領域及びその隣接した
領域の移動が可能となる。
【0031】51は、被記録材を挿入するための給紙
部、52は不図示のモータにより駆動される紙送りロー
ラである。これら構成によって記録ヘッドの吐出口面と
対向する位置へ被記録材が給紙され、記録が進行するに
つれて排紙ローラ53を配した排紙部へ排紙される。
【0032】上記構成において、記録ヘッド65が記録
終了等でホームポジションに戻る際、ヘッド回復部64
のキャリッジ62は記録ヘッド65の移動経路から退避
しているが、ブレード61は移動経路中に突出してい
る。この結果、記録ヘッド65の吐出口面がワイピング
される。なお、キャップ62が記録ヘッド65の吐出面
に当接してキャッピングを行う場合、キャップ62は記
録ヘッドの移動経路中へ突出するように移動する。
【0033】記録ヘッド65がホームポジションから記
録開始位置へ移動する場合、キャップ62及びブレード
61は上述したワイピング時の位置と同一の位置にあ
る。この結果、この移動においても、記録ヘッド65の
吐出口面はワイピングされる。
【0034】上述した記録ヘッドのホームポジションへ
の移動は、記録終了時や吐出回復時ばかりでなく、記録
ヘッドが記録のために記録領域を移動する間に所定の間
隔で記録領域に隣接したホームポジションへ移動し、こ
の移動に伴って上記ワイピングが行われる。
【0035】図4は、ヘッドにインク供給チューブを介
して供給されるインクを収容したインクカートリッジ4
5の一例を示す図である。ここで40は供給用インクを
収納したインク袋であり、その先端にはゴム製の栓42
が設けられている。この栓42に針(不図示)を挿入す
ることにより、インク袋40中のインクをヘッドに供給
可能にできる。44は廃インクを受容するインク吸収体
である。
【0036】本発明で使用されるインクジェット記録装
置としては、上記のごときヘッドとインクカートリッジ
とが別体となったものに限らず、図5に示すごときそれ
らが一体になったものも好適に用いられる。
【0037】図5においては、70はインクカートリッ
ジであって、この中にはインクを含浸させたインク吸収
体が収納されており、かかるインク吸収体中のインクが
複数のオリフィスを有するヘッド部71からインク滴と
して吐出される構成になっている。72はカートリッジ
内部を大気に連通させるための大気連通口である。
【0038】このインクジェットカートリッジ70は、
図3に示す記録ヘッド65に代えて用いられるものであ
って、キャリッジ66に対して着脱自在になっている。
【0039】次に実施例及び比較例をあげて本発明を具
体的に説明する。尚、文中部とあるのは特に断りの無い
限り重量基準である。
【0040】
【実施例】
実施例1〜6 表1に示す各成分を混合し、十分撹拌して溶解後、ポア
サイズが0.45μmのフロロポアフィルター(商品
名:住友電工(株)製)にて加圧漉過し、本発明の実施
例のインクとした。
【0041】比較例1〜6 表2に示す各成分を実施例のインクと同様の操作を行い
比較例のインクとした。
【0042】次に、上記で得られた実施例1〜6と比較
例1〜6のインクを用いインクジェット記録装置として
発熱素子をインクの吐出エネルギー源として利用したオ
ンデマンド型インクジェットプリンターを使用して印字
試験を行い、(1)色調、(2)目詰り性、(3)印字
濃度、(4)記録物上でのブロンズ、(5)耐水性、
(6)にじみ、(7)定着性の評価を下記の基準に従っ
て夫々行った。また得られた評価を表3及び表4に示
す。
【0043】(評価方法及び評価基準) (1)色調 プリンターでSK紙(キヤノンNPドライSK)にベタ
部を印字し、その色調を目視にて評価した。
【0044】(2)目詰り性(固着回復性) プリンターを35℃の恒温槽に1カ月間放置し、その後
室温に24時間放置し回復操作(ポンピングによる吸引
操作)を行ったのち印字させ、下記基準にて評価した。 ○:回復操作5回以内に正常な印字状態に戻る △:回復操作6〜10回で正常な印字状態に戻る ×:回復操作6〜10回で不吐出又は印字の乱れがある
【0045】(3)印字濃度 プリンターでSK紙(キヤノンNPドライSK)にベタ
部を印字し、室内にて24時間自然乾燥させた後、その
光学濃度をマクベスRD915(商品名:マクベス社
製)で測定し下記基準にて評価した。 ○:印字濃度が1.30以上 △:印字濃度が1.20〜1.29 ×:印字濃度が1.19以下
【0046】(4)ブロンズ プリンターでSK紙(キヤノンNPドライSK)にベタ
部を印字し、1時間以上放置した後、目視にてベタ部の
光沢を下記基準にて評価した。 ○:光沢はなく濃度にムラがなく均一である △:一部光沢があり、ムラがあり不均一である ×:全面に光沢があり、ムラがある
【0047】(5)耐水性 プリンターでSK紙(キヤノンNPドライSK)にベタ
部を印字し、1時間以上放置した後、静水中に垂直に3
秒間浸せきし、そのまま垂直に引き上げ、室内にて自然
乾燥させた後、印字されていない白色部分への染料の流
出による再染着性の程度を下記基準にて評価した。 ○:再染着がなく、汚れなし △:再染着があり、汚れがやや目立つ ×:再染着が激しく、汚れが明らかに目立つ
【0048】(6)にじみ プリンターでSK紙に英数文字を印字し、1時間以上放
置した後、顕微鏡及び目視で文字のシャープさや文字よ
り発生するヒゲ状のにじみの度合を評価した。 ○:文字がシャープでヒゲ状のにじみもない △:文字にシャープさがなく、にじみも少し発生 ×:文字にシャープさがなく、にじみも多い
【0049】(7)定着性 プリンターでSK紙に英数文字を印字し、15、20、
25、30秒後にレンズクリーニングペーパーにて印字
部をこすり、印字部が汚れなくなるまでの秒数を測定し
下記基準にて評価した。 ○:15秒以内 △:16〜25秒 ×:26秒以上
【0050】
【表1】
【0051】
【表2】
【0052】
【表3】
【0053】
【表4】
【0054】
【発明の効果】以上のように本発明のインクによれば、
あらゆる被記録材、特にオフィスや家庭で使用されてい
るコピー用紙などの所謂普通紙に記録した場合での耐水
性に優れ、且つ理想的な黒色を有する。又、印字濃度が
高く、にじみのない、高品位な記録画像が得られ、溶解
安定性にすぐれ、ノズルでの目詰まりもなく、保存安定
性の良好なインクジェット用インクとして好適なインク
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明のヘッドの構成例を説明する断
面図である。(b)は図1−(a)のA−B線での切断
面を説明する断面図である。
【図2】図1−(a)に示されるヘッドを多数並べたマ
ルチヘッドを説明する外観図である。
【図3】本発明のヘッドを組み込んだインクジェット記
録装置を説明する斜視図である。
【図4】ヘッドにインク供給チューブを介して供給され
るインクを収容したインクカートリッジの一例を説明す
る断面図である。
【図5】ヘッドとインクカートリッジが一体となったイ
ンクジェット記録装置の例を説明する斜視図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ▲葛▼城 隆司 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 殿垣 雅彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 村井 啓一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 服部 能史 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−17714(JP,A) 特開 平3−162466(JP,A) 特開 平3−79681(JP,A) 特開 平5−222328(JP,A) 米国特許4963189(US,A) 欧州特許出願公開356080(EP,A 1) 欧州特許出願公開534634(EP,A 1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C09D 11/00 - 11/20 B41J 2/01 - 2/21 B41M 5/00

Claims (37)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 色剤、及びこれを溶解する液媒体を含む
    インクにおいて、前記色剤が、下記構造式(a)で示さ
    れる染料のうち少なくとも1種と、C.I.アシッド
    イエロー17:1、C.I.アシッドイエロー23、
    C.I.アシッドイエロー49、C.I.アシッドイエ
    ロー65、C.I.アシッドイエロー104、C.I.
    アシッドイエロー183、C.I.アシッドイエロー1
    55、C.I.アシッドイエロー194、C.I.ダイ
    レクトイエロー86、C.I.ダイレクトイエロー10
    6、C.I.ダイレクトイエロー142、C.I.ダイ
    レクトイエロー194から選ばれる少なくとも1種の黄
    色染料とを含み、更に前記液媒体が少なくとも1種の多
    価アルコールと脂肪族一価アルコールを含み、且つ尿
    素、無機酸のアンモニウム塩及び水酸化物を含むことを
    特徴とするインク。 【外1】
  2. 【請求項2】 前記構造式(a)で示される染料と前記
    黄色染料の混合比が重量比で40:1〜4:1の範囲に
    ある請求項1に記載のインク。
  3. 【請求項3】 前記インクに対する前記構造式(a)で
    示される染料と前記黄色染料との合計含有量が0.1〜
    15重量%である請求項1または2に記載のインク。
  4. 【請求項4】 前記インクに対する前記構造式(a)で
    示される染料と前記黄色染料との合計含有量が0.1〜
    10重量%である請求項2に記載のインク。
  5. 【請求項5】 前記多価アルコールがエチレングリコー
    ル、ジエチレングリコール、チオジグリコール及びグリ
    セリンから選ばれる少なくとも1種を含む請求項1〜4
    の何れかに記載のインク。
  6. 【請求項6】 前記多価アルコールの含有量が、インク
    に対し1〜15重量%である請求項1〜5の何れかに記
    載のインク。
  7. 【請求項7】 前記脂肪族一価アルコールが、メタノー
    ル、エチルアルコール、イソプロピルアルコールおよび
    2−ブタノールから選ばれる少なくとも1つである請求
    項1〜6の何れかに記載のインク。
  8. 【請求項8】 前記脂肪族一価アルコ―ルの含有量が、
    インクに対し0.1〜5重量%である請求項1〜7の何
    れかに記載のインク。
  9. 【請求項9】前記無機酸のアンモニウム塩が、炭酸アン
    モニウム、塩化アンモニウム、リン酸アンモニウム、ホ
    ウ酸アンモニウムおよび硫酸アンモニウムから選ばれる
    少なくとも1つである請求項1〜8の何れかに記載のイ
    ンク。
  10. 【請求項10】 前記無機酸のアンモニウム塩が、硫酸
    アンモニウムである請求項9に記載のインク。
  11. 【請求項11】 前記無機酸のアンモニウム塩の含有量
    が、インクに対し0.1〜1重量%である請求項1〜1
    0の何れかに記載のインク。
  12. 【請求項12】 前記水酸化物が、水酸化リチウム、水
    酸化ナトリウムおよび水酸化アンモニウムから選ばれる
    少なくとも1つである請求項1〜11の何れかに記載の
    インク。
  13. 【請求項13】 前記水酸化物が、水酸化ナトリウムお
    よび水酸化リチウムの少なくとも一方である請求項12
    に記載のインク。
  14. 【請求項14】 前記水酸化物の含有量が、インクに対
    し0.1〜1重量%である請求項1〜13の何れかに記
    載のインク。
  15. 【請求項15】 前記尿素の含有量が、インクに対し1
    〜15重量%である請求項1〜14の何れかに記載のイ
    ンク。
  16. 【請求項16】 インクジェット記録用である請求項1
    〜15の何れかに記載のインク。
  17. 【請求項17】 前記インクジェット記録が、熱エネル
    ギーによるインクの発泡現象によりインクを吐出させる
    タイプのインクジェット記録である請求項1 6に記載の
    インク。
  18. 【請求項18】 インクを吐出させて記録を行うインク
    ジェット記録方法において、前記インクが、色剤、及び
    これを溶解する液媒体を含み、 前記色剤は、下記構造式(a)で示される染料のうち少
    なくとも1種と、C.I.アシッドイエロー17:1、
    C.I.アシッドイエロー23、C.I.アシッドイエ
    ロー49、C.I.アシッドイエロー65、C.I.ア
    シッドイエロー104、C.I.アシッドイエロー18
    3、C.I.アシッドイエロー155、C.I.アシッ
    ドイエロー194、C.I.ダイレクトイエロー86、
    C.I.ダイレクトイエロー106、C.I.ダイレク
    トイエロー142、C.I.ダイレクトイエロー194
    から選ばれる少なくとも1種の黄色染料とを含み、 前記液媒体は、少なくとも1種の多価アルコールと脂肪
    族一価アルコールを含み、更に、尿素、無機酸のアンモ
    ニウム塩及び水酸化物を含むことを特徴とするインクジ
    ェット記録方法。 【外2】
  19. 【請求項19】 前記構造式(a)で示される染料と前
    記黄色染料の混合比が重量比で40:1〜4:1の範囲
    にある請求項18に記載のインクジェット記録方法。
  20. 【請求項20】 前記インクに対する前記構造式(a)
    で示される染料と前記黄色染料との合計含有量が0.1
    〜15重量%である請求項18または19に記載のイン
    クジェット記録方法。
  21. 【請求項21】 前記インクに対する前記構造式(a)
    で示される染料と前 記黄色染料との合計含有量が0.1
    〜10重量%である請求項20に記載のインクジェット
    記録方法。
  22. 【請求項22】 前記多価アルコールがエチレングリコ
    ール、ジエチレングリコール、チオジグリコール、及
    び、グリセリンから選ばれる少なくとも1種を含む請求
    18〜21の何れかに記載のインクジェット記録方
    法。
  23. 【請求項23】 前記多価アルコールの含有量が、イン
    クに対し1〜15重量%である請求項18〜22の何れ
    かに記載のインクジェット記録方法。
  24. 【請求項24】 前記脂肪族一価アルコールが、メタノ
    ール、エチルアルコール、イソプロピルアルコールおよ
    び2−ブタノールから選ばれる少なくとも1つである請
    求項18〜23の何れかに記載のインクジェット記録方
    法。
  25. 【請求項25】 前記脂肪族一価アルコ―ルの含有量
    が、インクに対し0.1〜5重量%である請求項18〜
    24の何れかに記載のインクジェット記録方法。
  26. 【請求項26】前記無機酸のアンモニウム塩が、炭酸ア
    ンモニウム、塩化アンモニウム、リン酸アンモニウム、
    ホウ酸アンモニウムおよび硫酸アンモニウムから選ばれ
    る少なくとも1つである請求項18〜25の何れかに記
    載のインク。
  27. 【請求項27】 前記無機酸のアンモニウム塩が、硫酸
    アンモニウムである請求項26に記載のインクジェット
    記録方法。
  28. 【請求項28】 前記無機酸のアンモニウム塩の含有量
    が、インクに対し0.1〜1重量%である請求項18〜
    27の何れかに記載のインクジェット記録方法。
  29. 【請求項29】 前記記録方法が、熱エネルギーを作用
    させて前記インクをインク滴として吐出させる方法であ
    る請求項18〜28の何れかに記載のインクジェット記
    録方法。
  30. 【請求項30】 インクを収容したインク収容部、前記
    インクを吐出させるためのヘッド部を備えた記録ユニッ
    トにおいて、前記インクが請求項1〜17の何れかに記
    載のインクであることを特徴とするインクジェット記録
    ユニット。
  31. 【請求項31】 前記ヘッド部がインクに熱エネルギー
    を作用させてインク滴を吐出させるヘッドを含む請求項
    30記載のインクジェット記録ユニット。
  32. 【請求項32】 インクを収容したインク収容部を備え
    たインクカートリッジにおいて、前記インクが請求項1
    17の何れかに記載のインクであることを特徴とする
    インクカートリッジ。
  33. 【請求項33】 インクを収容したインク収容部と、前
    記インクをインク滴として吐出させるためのヘッド部を
    有する記録ユニットを備えたインクジェット記録装置に
    おいて、前記インクが請求項1〜17の何れかに記載の
    インクであることを特徴とするインクジェット記録装
    置。
  34. 【請求項34】 前記ヘッド部がインクに熱エネルギー
    を作用させてインク滴を吐出させるヘッドを含む請求項
    33記載のインクジェット記録装置。
  35. 【請求項35】 インクを収容したインク収容部を備え
    たインクカートリッジと、前記インクをインク滴として
    吐出させるための記録ヘッドを備えたインクジェット記
    録装置において、前記インクが請求項1〜17の何れか
    記載のインクであることを特徴とするインクジェット
    記録装置。
  36. 【請求項36】 前記インクカートリッジに収容したイ
    ンクを前記記録ヘッドに対して供給するインク供給部を
    有する請求項35記載のインクジェット記録装置。
  37. 【請求項37】 前記記録ヘッドがインクに熱エネルギ
    ーを作用させてインク滴を吐出させるヘッドを含む請求
    35または36に記載のインクジェット記録装置。
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