JPH07173027A - 多糖桂皮酸誘導体、それを含有する紫外線吸収剤及び化粧料 - Google Patents

多糖桂皮酸誘導体、それを含有する紫外線吸収剤及び化粧料

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JPH07173027A
JPH07173027A JP31826393A JP31826393A JPH07173027A JP H07173027 A JPH07173027 A JP H07173027A JP 31826393 A JP31826393 A JP 31826393A JP 31826393 A JP31826393 A JP 31826393A JP H07173027 A JPH07173027 A JP H07173027A
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Japan
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polysaccharide
cinnamic acid
acid derivative
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acid ester
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JP31826393A
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Hiroshi Kamiya
寛 紙谷
Katsumi Kita
克己 喜多
Yoshiaki Fujikura
芳明 藤倉
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 紫外線吸収作用を有し、安全性が高く、化粧
品用油剤との相溶性が優れた多糖桂皮酸誘導体を提供す
る。 【構成】 多糖分子中の水酸基の一部又は全部が、次の
式(1) で表される桂皮酸エステル基及び式(2) で表され
る脂肪酸エステル基で置換されてなる多糖桂皮酸誘導
体、及びそれを含有する紫外線吸収剤並びに化粧料。 【化1】 (式中、X はアルコキシ基、a は1〜3の整数、R は炭
素数5〜21のアルキル基又はアルケニル基を示す。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紫外線吸収作用を有
し、安全性が高く、化粧品用油剤との相溶性が優れた新
規な多糖桂皮酸誘導体、及びそれを含有する日焼け防止
効果の優れた紫外線吸収剤及び化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】太陽光
線に含まれる紫外線は、一定量以上の光量が皮膚に照射
されることにより、紅班や水泡を形成したり、メラニン
形成の促進化による色素沈着の原因となることが知られ
ている。従来より紫外線の影響を低減化するために、各
種の紫外線吸収剤が開発されてきた。既存の紫外線吸収
剤としては、桂皮酸誘導体、サリチル酸誘導体、ベンゾ
フェノン誘導体、ウロカニン酸誘導体、カンファー誘導
体、複素環誘導体等が知られているが、安全性の面より
化粧料等に使用可能な紫外線吸収剤は非常に限られてい
る。紫外線吸収剤の中でも、桂皮酸類の2−エチルヘキ
シルアルコールエステルやグリセリンエステルなどの桂
皮酸誘導体が、比較的安全であるために化粧料等に使用
されている。しかしながら、これらの桂皮酸誘導体は、
低分子化合物であるために皮膚上に長期間塗布した場
合、経皮吸収される可能性があり、安全性が高いとは言
えない。
【0003】紫外線吸収剤の経皮吸収を防ぐためには、
ポリマー鎖に紫外線吸収基を導入することが効果的であ
る。特開昭60−219202号公報には、セルロース等の多糖
類に桂皮酸エステル基を導入した化合物が挙げられてい
るが、桂皮酸基自体の結晶性が高いため一般に化粧料等
に使用する場合、化粧品用油剤との相溶性が極めて悪い
という欠点があった。そこで、高分子量でしかも化粧品
用油剤との相溶性の優れた紫外線吸収剤の開発が望まれ
ていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは前記目的を
達成するために鋭意検討した結果、多糖類に桂皮酸エス
テル基及び脂肪酸エステル基を導入した多糖桂皮酸誘導
体が優れたUV−B吸収能及び化粧品用油剤との相溶性
があることを見いだし、本発明を完成するに至った。す
なわち、本発明は、多糖分子中の水酸基の一部又は全部
が、次の式(1) で表される桂皮酸エステル基及び式(2)
で表される脂肪酸エステル基で置換されてなる多糖桂皮
酸誘導体、及びこの多糖桂皮酸誘導体を含有することを
特徴とする紫外線吸収剤及び化粧料を提供するものであ
る。
【0005】
【化3】
【0006】(式中、X はアルコキシ基、a は1〜3の
整数を示す。)
【0007】
【化4】
【0008】(式中、R は炭素数5〜21の直鎖又は分岐
のアルキル基又はアルケニル基を示す。)以下、本発明
の構成をさらに詳細に説明する。
【0009】本発明に用いられる多糖類としては、セル
ロース等のβ−1,4 グルカン、デンプン、アミロース、
プルラン等のα−1,4 グルカン、デキストラン等のα−
1,6グルカンからなる多糖類、及びそれらのヒドロキシ
エチル誘導体、ヒドロキシプロピル誘導体、 2,3−ジヒ
ドロキシプロピル誘導体等からなる化合物群から選ばれ
たものが挙げられ、具体的にはセルロース、デンプン、
アミロース、プルラン、デキストラン、ヒドロキシエチ
ル化セルロース、ヒドロキシプロピル化セルロース、
2,3−ジヒドロキシプロピル化セルロース、ヒドロキシ
エチル化デンプン、ヒドロキシプロピル化デンプン、
2,3−ジヒドロキシプロピル化デンプン、ヒドロキシエ
チル化アミロース、ヒドロキシプロピル化アミロース、
2,3−ジヒドロキシプロピル化アミロース、ヒドロキシ
エチル化プルラン、ヒドロキシプロピル化プルラン、
2,3−ジヒドロキシプロピル化プルラン、ヒドロキシエ
チル化デキストラン、ヒドロキシプロピル化デキストラ
ン、 2,3−ジヒドロキシプロピル化デキストラン等を挙
げることができる。好ましくは、セルロース、デンプ
ン、ヒドロキシエチル化セルロース、ヒドロキシエチル
化デンプンである。
【0010】また、式(1) において Xで示されるアルコ
キシ基としては、例えばメトキシ基、エトキシ基、イソ
プロポキシ基等が挙げられ、好ましくはメトキシ基であ
る。またa としては1が好ましい。また、式(2) におい
て、R は炭素数5〜21、好ましくは7〜17の直鎖及び分
岐のアルキル基又はアルケニル基を示すが、具体的に
は、ペンチル、イソペンチル、ペンテニル、ヘキシル、
イソヘキシル、ヘキセニル、ヘプチル、イソヘプチル、
ヘプテニル、エチルペンチル、オクチル、イソオクチ
ル、オクテニル、ノニル、イソノニル、デシル、イソデ
シル、デセニル、ウンデシル、イソウンデシル、ウンデ
セニル、ドデシル、イソドデシル、ドデセニル、トリデ
シル、イソトリデシル、トリデセニル、テトラデシル、
イソテトラデシル、テトラデセニル、ペンタデシル、イ
ソペンタデシル、ペンタデセニル、ヘキサデシル、イソ
ヘキサデシル、ヘキサデセニル、ヘプタデシル、イソヘ
プタデシル、ヘプタデセニル等が挙げられる。
【0011】本発明の多糖桂皮酸誘導体は、多糖類と、
式(3)
【0012】
【化5】
【0013】(式中、X, aは前記と同じ意味を示す。)
で表される桂皮酸クロライド、並びに式(4)
【0014】
【化6】
【0015】(式中、R は前記と同じ意味を示す。)で
表される脂肪酸クロライドとのエステル化反応により合
成される。桂皮酸クロライドと脂肪酸クロライドとは同
時に多糖類と反応させても、あるいはそれぞれ2段階に
分けて反応させても良い。使用される桂皮酸クロライド
並びに脂肪酸クロライドの各々の量は、原料である多糖
類の水酸基に対して 0.1〜10倍モルが好ましく、エステ
ル基の置換度及び経済性の点から 0.5〜3.0 倍モルが特
に好ましい。エステル化反応は、50℃〜150 ℃の範囲で
行うことができるが、反応速度及び着色の点から好まし
くは70℃〜120 ℃の範囲で行うことが望ましい。また、
原料である多糖類は、固体であるため適当な溶剤を用い
て溶解もしくは分散状態で反応を行う。溶剤の具体例を
挙げれば、塩化リチウムの N,N−ジメチルアセトアミド
溶液、塩化リチウムのジメチルスルホキシド溶液、塩化
リチウムの N,N−ジメチルホルムアミド溶液、塩化リチ
ウムの N−メチル−2−ピロリドン溶液、ジメチルスル
ホキシド、 N,N−ジメチルアセトアミド、 N,N−ジメチ
ルホルムアミド、 1,4−ジオキサン、ピリジン、テトラ
ヒドロフラン、トルエン、キシレン等を挙げることがで
きる。更に本反応により副生する塩化水素を中和するた
めに水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシ
ウムに代表される水酸化金属塩類、あるいはピリジン、
トリエチルアミン、トリエタノールアミンに代表される
アミン類を、使用する酸クロライドに対して1.0 〜2.0
モル添加して行われる。
【0016】多糖類の種類、重合度により反応性は異な
るが、反応条件の選択により得られる多糖桂皮酸誘導体
のエステル置換度は調節が可能である。本発明に使用さ
れる多糖類にはグルコース等の構成単糖単位あたり3個
の水酸基が存在しており、最大置換度3までエステル基
により置換可能である。本発明の多糖桂皮酸誘導体の式
(2) で表される脂肪酸エステル基の平均置換度は、多糖
分子中の構成単糖単位あたり 0.1〜2.9 が好ましく、さ
らに化粧品用油剤との相溶性の点を考慮すれば0.5〜2.5
であることが好ましい。また式(1) で表される桂皮酸
エステル基の平均置換度は、多糖分子中の構成単糖単位
あたり 0.1〜2.9 が好ましく、紫外線吸収能の点から
0.5〜2.5 であることが特に好ましい。また桂皮酸エス
テル基と脂肪酸エステル基を合わせた平均置換度は、多
糖分子中の構成単糖単位あたり 0.2〜3.0 が好ましい。
【0017】上記方法により得られる多糖桂皮酸誘導体
中には未反応の多糖類や脂肪酸クロライド、桂皮酸クロ
ライド等が混入しており、用途によってはそのまま使用
することも出来るが要すればカラムクロマト、再結晶操
作等により精製品とすることも出来る。
【0018】このようにして得られた多糖桂皮酸誘導体
を含有する本発明の紫外線吸収剤は、これらの多糖桂皮
酸誘導体の1種あるいは2種以上をそのまま使用しても
よいが、担体に加えて混和せしめた形態のものが好まし
い。担体は上記多糖桂皮酸誘導体に対して不活性なもの
であればよく、固体、液体、乳剤、泡状体、ゲル等のい
ずれであってもよい。その代表的なものとしては、例え
ば、水、アルコール、油脂(例えば、炭化水素オイル、
脂肪酸エステル、長鎖アルコール、シリコーン油)、澱
粉又はタルク等の微粉末、エアゾール噴射剤として使用
される低沸点炭化水素又はハロゲン化炭化水素等があげ
られる。本発明の紫外線吸収剤には、更に本発明多糖桂
皮酸誘導体の紫外線吸収作用を損なわない限りにおい
て、他の成分、例えば防腐剤、香料、着色料、界面活性
剤等を添加配合することができる。
【0019】また本発明の多糖桂皮酸誘導体を含有する
化粧料は、その化粧料基剤に対して親和性を有する本発
明に係わる多糖桂皮酸誘導体の1種又は2種以上を適宜
選択し、これを常法により公知の化粧料基剤に配合し、
クリーム、溶液、油剤、スプレー、スティック、乳液、
ファンデーション、軟膏等の剤型にすることにより調製
される。
【0020】すなわち、本発明に係わる多糖桂皮酸誘導
体を化粧料基剤に合わせて選択使用することにより、オ
イル基剤の化粧油、多量にオイルを配合する油性クリー
ムや油性乳液、水を多量に配合する弱油性クリームや弱
油性乳液、水ベースの化粧水等の基礎化粧品から油剤を
基剤とするファンデーションやリップスティック等のメ
イクアップ化粧料に至るまで、UV吸収作用を有するあ
らゆる形態の化粧品を製造することができる。これに適
した基剤及び溶剤としては、固体状あるいは液状パラフ
ィン、クリスタルオイル、セレシン、オゾケライト又は
モンタンろうなどの炭化水素類;オリーブ、地ろう、カ
ルナウバろう、ラノリン又は鯨ろうなどの植物油もしく
は動物性油脂やろう;更にステアリン酸、パルミチン
酸、オレイン酸、グリセリンモノステアリン酸エステ
ル、グリセリンジステアリン酸エステル、グリセリンモ
ノオレイン酸エステル、イソプロピルミリスチン酸エス
テル、イソプロピルステアリン酸エステル又はブチルス
テアリン酸エステル等の脂肪酸及びそのエステル類;エ
チルアルコール、イソプロピルアルコール、セチルアル
コール、ステアリルアルコール、パルミチルアルコール
又はヘキシルドデシルアルコール等のアルコール類など
があげられる。また、グリコール、グリセリン又はソル
ビトールなどの保湿作用を有する多価アルコール類も使
用することができる。
【0021】本発明の紫外線吸収剤及び化粧料中の本発
明に係わる多糖桂皮酸誘導体の配合量は、使用形態によ
り変動し得るので特に限定されず、有効量存在すればよ
いが、一般には全組成物中に 0.1〜20重量%、好ましく
は 0.5〜10重量%となるように配合するのがよい。
【0022】本発明の紫外線吸収剤及び化粧料は多糖桂
皮酸誘導体を配合したのみでもよいが、更に他のUV−
B吸収剤あるいはUV−A吸収剤と組み合わせて、通常
の日焼け止め化粧料として使用するのがより好ましい。
このようなUV−B吸収剤としては、例えばp−メチル
ベンジリデン−D、L−ショウノウ又はそのスルホン酸
ナトリウム塩;2−フェニルベンズイミダゾール−5−
スルホン酸ナトリウム塩、3,4−ジメチルフェニルグ
リオキシル酸ナトリウム塩、4−フェニルベンゾフェノ
ン、4−フェニルベンゾフェノン−2’−カルボン酸イ
ソオクチルエステル、p−メトキシ桂皮酸エステル、2
−フェニル−5−メチルベンズオキサゾール又はp−ジ
メチルアミノ安息香酸エステル類などがあげられる。U
V−A吸収剤としては、4−メトキシ−2’−カルボキ
シジベンゾイルメタン、4−メトキシ−4’−t−ブチ
ルジベンゾイルメタン、4−イソプロピルジベンゾイル
メタン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン
又はジベンジリデンカンファー類などが挙げられる。
【0023】本発明の化粧料には、上記成分のほか、種
々の添加剤を加えることができる。適当な添加剤として
は、例えばW/O型及びO/W型の乳化剤があげられ
る。乳化剤としては、市販の乳化剤が使用できる。ま
た、メチルセルロース、エチルセルロース又はカルボキ
シメチルセルロース、ポリアクリル酸、トラガカント、
寒天又はゼラチン等の増粘剤も添加剤として加えること
もできる。更に、必要に応じて、香料、防腐剤、保湿
剤、乳化安定剤、薬効成分及び/又は生理的に許容し得
る着色剤を添加してもよい。
【0024】
【実施例】以下、実施例、試験例及び処方例を挙げて発
明の内容を更に詳細に説明するが、本発明はこれらに限
定されるものではない。
【0025】実施例1 攪拌機、温度計及び還流管を取り付けた反応容器にセル
ロース粉末(MERCK社製)46gを8%塩化リチウム
の N,N−ジメチルアセトアミド溶液1000mlに溶解させ、
ピリジン73gを加えた。次いで、85℃でp−メトキシ桂
皮酸クロライド127gを加えた。更に、90℃で6時間攪
拌した後、 N,N−ジメチルアセトアミドを80℃で減圧留
去し、残渣に水1000mlを加えて反応物を沈澱させた。得
られた反応物を水及びエタノールで洗浄後、 100℃で8
時間減圧乾燥を行い、淡黄色粉末のセルロースのp−メ
トキシ桂皮酸エステル94gを得た。得られたセルロース
のp−メトキシ桂皮酸エステルを1H-NMR(d6-DMSO中) で
分析した結果、p−メトキシ桂皮酸エステル基の構成単
糖単位当りの平均置換度(以下、単に平均置換度とい
う)は 0.9であった。上記で得られたセルロースのp−
メトキシ桂皮酸エステル32gを N,N−ジメチルアセトア
ミド 500gに溶解し、ピリジン48gを加えた後、50℃で
イソステアリン酸クロライド 124gを加えて、90℃で6
時間反応した。反応液より N,N−ジメチルアセトアミド
を80℃で減圧留去し、水1500mlを加えて反応物を沈澱さ
せた。得られた反応物を水及びエタノールで洗浄後、ク
ロロホルム/エタノールにより再沈精製を3回行い、80
℃で8時間減圧乾燥し黄色固体である目的とするセルロ
ースにp−メトキシ桂皮酸エステル基とイソステアリン
酸エステル基を有する多糖桂皮酸誘導体(以下、多糖桂
皮酸誘導体1と略記する)を49g得た。得られた多糖桂
皮酸誘導体1の1H-NMR(3%D2O/CDCl3 中)による分
析の結果、p−メトキシ桂皮酸エステル基の平均置換度
は 0.9、イソステアリン酸エステル基の平均置換度は
1.3であった。
【0026】IR(KBr錠) cm-1: 3470(O-H)、2930及び2860(C-H)、1755、1720(C=O)、
1640、1610、1515(C=C)、1465(C-H)、1155及び1030(C
-O) 多糖桂皮酸誘導体1のIRスペクトルを図1に示す。多
糖桂皮酸誘導体1のUV吸収スペクトルをクロロホルム
を溶媒として測定したところ 310nm付近にUV吸収が認
められた。多糖桂皮酸誘導体1のUV吸収スペクトルを
図2に示す。また、多糖桂皮酸誘導体1の分子量は、K
F−80M(昭和電工(株)製)カラムを用いたGPC分
析(溶離液:テトラヒドロフラン、ポリスチレン換算)
より重量平均分子量約88000 であった。
【0027】実施例2 攪拌機、温度計及び還流管を取り付けた反応容器にセル
ロース粉末(MERCK社製)10gを8%塩化リチウム
の N,N−ジメチルアセトアミド溶液 200mlに溶解させ、
ピリジン25gを加えた。次いで、85℃でp−メトキシ桂
皮酸クロライド55gを加えた。更に、90℃で8時間攪拌
した後、 N,N−ジメチルアセトアミドを80℃で減圧留去
し、残渣に水 500mlを加えて反応物を沈澱させた。得ら
れた反応物を水及びエタノールで洗浄後、 100℃で8時
間減圧乾燥を行い、淡黄色粉末のセルロースのp−メト
キシ桂皮酸エステル19gを得た。得られたセルロースの
p−メトキシ桂皮酸エステルを1H-NMR(d6-DMSO中) で分
析した結果、p−メトキシ桂皮酸エステル基の平均置換
度は 1.8であった。上記で得られたセルロースのp−メ
トキシ桂皮酸エステル 6.0gをピリジン150 gに溶解
し、20℃で2−エチルヘキシル酸クロライド 9.1gを加
えて、 100℃で3時間反応した。反応液に水 800mlを加
えて反応物を沈澱させた。得られた反応物を水及びエタ
ノールで洗浄後、クロロホルム/エタノールにより再沈
精製を3回行い、80℃で8時間減圧乾燥し黄色粉末であ
る目的とするセルロースにp−メトキシ桂皮酸エステル
基と2−エチルヘキシル酸エステル基を有する多糖桂皮
酸誘導体(以下、多糖桂皮酸誘導体2と略記する)を
6.8g得た。得られた多糖桂皮酸誘導体2の1H-NMR(3
%D2O /CDCl3 中)による分析の結果、p−メトキシ桂
皮酸エステル基の平均置換度は 1.8、2−エチルヘキシ
ル酸エステル基の平均置換度は 0.7であった。
【0028】IR(KBr錠) cm-1: 3500(O-H)、2950及び2870(C-H)、1725(C=O)、1640、
1610、1510(C=C)、1460(C-H)、1160及び1030(C-0) 多糖桂皮酸誘導体2のUV吸収スペクトルをクロロホル
ムを溶媒として測定したところ 310nm付近にUV吸収が
認められた。また、多糖桂皮酸誘導体2の分子量は、K
F−80M(昭和電工(株)製)カラムを用いたGPC分
析(溶離液:テトラヒドロフラン、ポリスチレン換算)
より重量平均分子量約96000 であった。
【0029】実施例3 攪拌機、温度計及び還流管を取り付けた反応容器にデン
プン(コーンスターチ)40gを8%塩化リチウムの N,N
−ジメチルアセトアミド溶液1000mlに溶解させ、ピリジ
ン65g加えた。次いで、85℃でp−メトキシ桂皮酸クロ
ライド 120gを加えた。更に、90℃で6時間攪拌した
後、 N,N−ジメチルアセトアミドを80℃で減圧留去し、
残渣に水1000mlを加えて反応物を沈澱させた。得られた
反応物を水及びエタノールで洗浄後、 100℃で8時間減
圧乾燥を行い、淡黄色粉末のデンプンのp−メトキシ桂
皮酸エステル90gを得た。得られたデンプンのp−メト
キシ桂皮酸エステルを1H-NMR(d6-DMSO中) で分析した結
果、p−メトキシ桂皮酸エステル基の平均置換度は 1.2
であった。上記で得られたデンプンのp−メトキシ桂皮
酸エステル32gを N,N−ジメチルアセトアミド 500gに
溶解し、ピリジン48gを加えた後、50℃でイソステアリ
ン酸クロライド 120gを加えて、90℃で6時間反応し
た。反応液より N,N−ジメチルアセトアミドを80℃で減
圧留去し、水1500mlを加えて反応物を沈澱させた。得ら
れた反応物を水及びエタノールで洗浄後、クロロホルム
/エタノールにより再沈精製を3回行い、80℃で8時間
減圧乾燥し黄色固体である目的とするデンプンにp−メ
トキシ桂皮酸エステル基とイソステアリン酸エステル基
を有する多糖桂皮酸誘導体(以下、多糖桂皮酸誘導体3
と略記する)を52g得た。得られた多糖桂皮酸誘導体3
1H-NMR(3%D2O /CDCl3 中)による分析の結果、p
−メトキシ桂皮酸エステル基の平均置換度は 1.2、イソ
ステアリン酸エステル基の平均置換度は 1.0であった。
【0030】IR(KBr錠) cm-1: 3480(0-H)、2930及び2865(C-H)、1750、1720(C=O)、
1640、1610、1515(C=C)、1465(C-H)、1150及び1030(C
-O) 多糖桂皮酸誘導体3のUV吸収スペクトルをクロロホル
ムを溶媒として測定したところ 310nm付近にUV吸収が
認められた。また、多糖桂皮酸誘導体3の分子量は、K
F−80M(昭和電工(株)製)カラムを用いたGPC分
析(溶離液:テトラヒドロフラン、ポリスチレン換算)
より重量平均分子量約56000 であった。
【0031】実施例4 攪拌機、温度計及び還流管を取り付けた反応容器にヒド
ロキシエチルセルロース(200〜300cps;2%水溶液)40
gを8%塩化リチウムの N,N−ジメチルスルホキシド溶
液1000mlに溶解させ、ピリジン65gを加えた。次いで、
85℃でp−メトキシ桂皮酸クロライド 120gを加えた。
更に、90℃で6時間攪拌した後、 N,N−ジメチルアセト
アミドを80℃で減圧留去し、残渣に水1000mlを加えて反
応物を沈澱させた。得られた反応物を水及びエタノール
で洗浄後、 100℃で8時間減圧乾燥を行い、淡黄色粉末
のヒドロキシエチルセルロースのp−メトキシ桂皮酸エ
ステル84gを得た。得られたヒドロキシエチルセルロー
スのp−メトキシ桂皮酸エステルを1H-NMR(d6-DMSO中)
で分析した結果、p−メトキシ桂皮酸エステル基の平均
置換度は 1.0であった。上記で得られたヒドロキシエチ
ルセルロースのp−メトキシ桂皮酸エステル32gを N,N
−ジメチルアセトアミド 500gに溶解し、ピリジン48g
を加えた後、50℃でイソステアリン酸クロライド 120g
を加えて、90℃で6時間反応した。反応液より N,N−ジ
メチルアセトアミドを80℃で減圧留去し、水1500mlを加
えて反応物を沈澱させた。得られた反応物を水及びエタ
ノールで洗浄後、クロロホルム/エタノールにより再沈
精製を3回行い、80℃で8時間減圧乾燥し黄色固体であ
る目的とするヒドロキシエチルセルロースにp−メトキ
シ桂皮酸エステル基とイソステアリン酸エステル基を有
する多糖桂皮酸誘導体(以下、多糖桂皮酸誘導体4と略
記する)を55g得た。得られた多糖桂皮酸誘導体4の1H
-NMR(3%D2O /CDCl3 中)による分析の結果、p−メ
トキシ桂皮酸エステル基の平均置換度は 1.0、イソステ
アリン酸エステル基の平均置換度は1.3 であった。
【0032】IR(KBr錠) cm-1: 3500(O-H)、2940及び2860(C-H)、1720(C=O)、1640、
1610、1515(C=C)、1460(C-H) 、1160及び1025(C-0) 多糖桂皮酸誘導体4のUV吸収スペクトルをクロロホル
ムを溶媒として測定したところ 310nm付近にUV吸収が
認められた。また、多糖桂皮酸誘導体4の分子量は、K
F−80M(昭和電工(株)製)カラムを用いたGPC分
析(溶離液:テトラヒドロフラン、ポリスチレン換算)
より重量平均分子量約120000であった。
【0033】試験例1 上記実施例で得られた本発明の多糖桂皮酸誘導体を用い
て、化粧用油剤であるジカプリン酸ネオペンチルグリコ
ール(エステモールNo.1) に対する溶解性を下記方法で
試験した。その結果を表−1に示す。 <試験方法>試料 0.1gを10mlのジカプリン酸ネオペン
チルグリコールに加えて、80℃で30分加熱攪拌し、室温
で更に1時間攪拌した後の溶解状態を目視で判定した。
【0034】
【表1】
【0035】表1の結果から明らかなように、本発明の
多糖桂皮酸誘導体は、ジカプリン酸ネオペンチルグリコ
ールに対して高い相溶性を示した。
【0036】以下に、本発明の多糖桂皮酸誘導体を化粧
料に用いた処方例を示す。 処方例1 O/W型クリーム:下記に示す各成分を常法
に従って配合し、下記組成を有するO/W型クリームを
調製した。 <組成> 多糖桂皮酸誘導体1 2.0 重量% ステアリン酸 1.0 重量% 親油型モノステアリン酸グリセリド 2.0 重量% ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート 1.0 重量% セチルアルコール 1.0 重量% ステアリルアルコール 1.0 重量% スクワラン 10.0 重量% 流動パラフィン 20.0 重量% ワセリン 5.0 重量% ブチルパラベン 0.1 重量% メチルパラベン 0.1 重量% トリエタノールアミン 1.0 重量% グリセリン 10.0 重量% 香料 適量 水 バランス ─────────────────────────────────── 100.0重量%。
【0037】処方例2 W/O型クリーム:下記に示す
各成分を常法に従って配合し、下記組成を有するW/O
型クリームを調製した。 <組成> 多糖桂皮酸誘導体1 2.0 重量% ソルビタンセスキオレエート 4.0 重量% ステアリン酸アルミニウム 0.5 重量% セチルアルコール 4.0 重量% 流動パラフィン 16.0 重量% スクワラン 10.0 重量% ミリスチン酸イソプロピル 5.0 重量% 安息香酸ナトリウム 0.3 重量% グリセリン 10.0 重量% 香料 適量 水 バランス ─────────────────────────────────── 100.0重量%。
【0038】処方例3 O/W型乳液:下記に示す各成
分を常法に従って配合し、下記組成を有するO/W型乳
液を調製した。 <組成> 多糖桂皮酸誘導体1 3.0 重量% ステアリン酸 2.0 重量% モノステアリン酸ソルビタン 1.5 重量% モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン 1.0 重量% セチルアルコール 0.4 重量% ステアリルアルコール 0.3 重量% ミリスチン酸イソプロピル 7.0 重量% スクワラン 5.0 重量% 流動パラフィン 5.0 重量% 固形パラフィン 2.0 重量% エチルパラベン 0.1 重量% メチルパラベン 0.1 重量% カーボポール 0.2 重量% 苛性カリ 0.4 重量% 香料 適量 水 バランス ─────────────────────────────────── 100.0重量%。
【0039】処方例4 化粧水:下記に示す各成分を常
法に従って配合し、下記組成を有する化粧水を調製し
た。 <組成> 多糖桂皮酸誘導体1 2.0 重量% ポリオキシエチレン(EO=23) ラウリルエーテル 4.0 重量% エタノール 10.0 重量% グリセリン 3.0 重量% ジプロピレングリコール 7.0 重量% 乳酸 0.05重量% 乳酸ナトリウム 0.12重量% メチルパラベン 0.1 重量% 香料 適量 色素 微量 水 バランス ─────────────────────────────────── 100.0重量%
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1で得られた多糖桂皮酸誘導体1のI
Rスペクトルである。
【図2】 実施例1で得られた多糖桂皮酸誘導体1のU
V吸収スペクトルである。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多糖分子中の水酸基の一部又は全部が、
    次の式(1) で表される桂皮酸エステル基及び式(2) で表
    される脂肪酸エステル基で置換されてなる多糖桂皮酸誘
    導体。 【化1】 (式中、X はアルコキシ基、a は1〜3の整数を示
    す。) 【化2】 (式中、R は炭素数5〜21の直鎖又は分岐のアルキル基
    又はアルケニル基を示す。)
  2. 【請求項2】 多糖がβ−1,4 グルカン、α−1,4 グル
    カン、α−1,6 グルカン及びそれらのヒドロキシエチル
    誘導体、ヒドロキシプロピル誘導体、 2,3−ジヒドロキ
    シプロピル誘導体からなる化合物群から選ばれたもので
    ある請求項1記載の多糖桂皮酸誘導体。
  3. 【請求項3】 多糖がセルロース、デンプン、アミロー
    ス、プルラン、デキストラン又はそれらのヒドロキシエ
    チル誘導体、ヒドロキシプロピル誘導体あるいは 2,3−
    ジヒドロキシプロピル誘導体である請求項2記載の多糖
    桂皮酸誘導体。
  4. 【請求項4】 多糖分子中の構成単糖単位あたりの桂皮
    酸エステル基の平均置換度が 0.1〜2.9 で、かつ脂肪酸
    エステル基の平均置換度が 0.1〜2.9 であり、両者を合
    わせての置換度が 0.2〜3.0 であることを特徴とする請
    求項1〜3のいずれか一項に記載の多糖桂皮酸誘導体。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の多糖桂皮酸誘導体を含有
    することを特徴とする紫外線吸収剤。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の多糖桂皮酸誘導体を含有
    することを特徴とする化粧料。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6248710B1 (en) * 1998-09-30 2001-06-19 Unilever Home And Personal Care Usa, A Division Of Conopco, Inc. Fabric treatment with polysaccharides containing UV absorbing groups
JP2008513480A (ja) * 2004-09-16 2008-05-01 イーストマン ケミカル カンパニー セルロース脂肪酸エステルを含むパーソナルケア製品
JP2012021119A (ja) * 2010-07-16 2012-02-02 Jnc Corp セルロース誘導体又はその塩及びその製造方法ならびにそれを含む化粧料組成物
EP3237455B1 (en) * 2014-12-22 2020-03-04 DuPont Industrial Biosciences USA, LLC Polysaccharide compositions for absorbing aqueous liquid

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