JPH07172346A - 自動車のパネル接合構造 - Google Patents

自動車のパネル接合構造

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JPH07172346A
JPH07172346A JP32266093A JP32266093A JPH07172346A JP H07172346 A JPH07172346 A JP H07172346A JP 32266093 A JP32266093 A JP 32266093A JP 32266093 A JP32266093 A JP 32266093A JP H07172346 A JPH07172346 A JP H07172346A
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Takashi Nakajima
中島  隆
Shigenori Toyonaga
茂則 豊永
Masahiko Yasugadaira
雅彦 安ケ平
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Abstract

(57)【要約】 【目的】自動車のパネル接合部の接合時の作業性,接合
部の強度,シール性等を改善する。 【構成】ダッシュモジュール側パネル21に形成したフッ
ク部24を、車体側パネル31の凹溝部31aに挿入して接着
剤40により接着し、ボルト41を袋状ナット25にねじ込ん
で締結する。これにより、パネル端縁部の剛性が高ま
り、位置決め精度延いては作業性が向上し、接着剤40が
孔24aからフック部24内側にも入り込んで接着強度が向
上し、シール性も向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車において例えば
ステアリングメンバと空調ユニットとを一体化したダッ
シュモジュールなどのサブアッセンブリ品のパネルを車
体側のパネルと接合する構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、前記ダッシュモジュールのパネル
を車体側パネルと接合する構造としては、図4に示すよ
うなものがある (特開昭59−206267号公報参
照) 。即ち、ダッシュモジュール側パネル1又は車体側
パネル2の一方の端縁部をU字形の溝1a又は2aを有
した構造とし、その溝内に接着剤を充填させ、そこに他
方のパネルの端縁部2b又は1bを挿入し、接着剤の硬
化若しくはそれとボルト3との併用により接合される構
成となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のパネル接合構造では、以下のような問題点を
生じる。ダッシュモジュールを車体に搭載する際に、接
合するパネルの端縁部の剛性が低いため位置合わせがし
にくく、結果として相手方パネルの溝の幅を大きくしな
ければパネルの端縁部を挿入できない構造となっており
組付け精度上問題がある。
【0004】挿入する側のパネルの端縁部の断面形状が
挿入方向には略直線形状であり、また、ボルトで締結す
るものでも締結方向と挿入方向とが異なっているため、
接合後に抜けやすく、抜けないまでも隙間を生じてシー
ル性の低下を来しやすくなる。ダッシュモジュール側及
び車体側の夫々のインシュレータの端部を押さえる構造
が別に必要となる。
【0005】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
なされたもので、パネルの端縁部の形状等の工夫によ
り、上記問題点を解決した自動車のパネル接合構造を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため本発明に係る自
動車のパネル接合構造は、車体に組付けられるサブアッ
センブリ品のパネルの端縁部と車体側パネルの端縁部と
を接合する構造において、前記一方のパネルの端縁部に
パネル面に対して起立する方向に折り曲げ、かつ、その
先端部を折り返して形成したフック部と該フック部の内
外表面を貫通する孔とを形成すると共に、前記他方のパ
ネルの端縁部に前記フック部を挿入自由な凹溝部に折り
曲げ形成し、かつ、該2つのパネルのフック部及び凹溝
部に隣接する部分同士を重合して締結自由な締結部を形
成し、前記フック部を前記凹溝部に挿入して凹溝部内に
充填された接着剤によりシール機能を有して接着すると
共に、前記締結部を締結して接合する構造としたことを
特徴とする。
【0007】また、前記2つのパネルの表面には夫々イ
ンシュレータが張り付け固定され、パネル相互の接合に
よって少なくとも一方のパネルの前記締結部から延びる
部分に他方のパネルのインシュレータの端部を押さえる
フランジ部を形成した構成としてもよい。
【0008】
【作用】各パネルの端縁部が折り曲げられるため、剛性
が向上し、接合時の位置決め精度が向上し、作業能率も
向上する。フック部の孔を介してフック部内外にまで接
着剤が入り込むためシール性,遮音性が向上すると共
に、フック部の凹溝部への挿入方向と締結部の締結方向
とが一致することと相まってフック部の抜けを確実に防
止できる。
【0009】また、一方のパネルのフランジ部で他方の
パネル側のインシュレータの端部を押さえる構成とした
ものでは、インシュレータによる遮音性を一層向上する
ことができる。
【0010】
【実施例】以下に本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。図3は、本発明に係るパネル接合構造を有したダッ
シュモジュール11の取り付け方向を示すもので、前記従
来例が下向きであったのに対し、本実施例では室内側か
ら前方に押し込んで車体側に固定された位置決め用のピ
ン12とダッシュモジュール11側に形成されたロケート孔
(図示せず) とにより位置決めし、後述するようにシー
ル剤を兼ねる接着剤とボルトとにより接合する。
【0011】図1は、第1の実施例に係るパネル接合構
造の接合前の状態と接合後の状態とを示す。ダッシュモ
ジュール側パネル21及び車体側パネル31の各表面には、
インシュレータ22,32が張り付け固定され、ダッシュモ
ジュール側パネル21の下端縁部はパネル面から起立して
前方に折り曲げられ、更に先端部が折り返されてフック
状に形成されている。また、インシュレータ22の下端面
と前面下端部を覆い、かつ、インシュレータ22より下方
に延びるフランジ部23aと、ダッシュモジュール側パネ
ル21の前方に延びて前記ダッシュモジュール側パネル21
の下端縁部の外側に重ねてフック状に折り曲げられた部
分とを有したパネル部材23が装着されている。
【0012】前記ダッシュモジュール側パネル21とパネ
ル部材23とが折り重なるフック部24には、その内外を貫
通する孔24aが形成されている。また、ダッシュモジュ
ール側のインシュレータ22のフック部24より上側に隣接
する部分はボルト取付け孔22aが形成され、ダッシュモ
ジュール側パネル21の対応する部分にもボルト通し孔21
aが形成され、該ボルト通し孔21aにネジ孔を重合して
袋状ナット25が固定されている。
【0013】一方、車体側パネル31のインシュレータ32
より上方に位置する上端縁部には、前記フック部24を挿
入自由な断面V字状の凹溝部31aが折り曲げ形成される
と共に、それより上方に延びる上端部には前記ダッシュ
モジュール側パネル21のボルト通し孔21aと重合するボ
ルト通し孔31aが形成されている。尚、これらのボルト
通し孔21a,31aは凹溝部31aの長手方向 (つまり車幅
方向) に沿って等間隔おきに形成されている。
【0014】上記2つのパネルを接合する際には、前記
凹溝部31a内及び該凹溝部31aの上方に連なるボルト通
し孔31bの形成面に接着剤40を充填し、ダッシュモジュ
ール側パネル21のフック部24を前記車体側パネル31の凹
溝部31aに挿入した後、ボルト41をボルト通し孔21a,
31aを通して袋状ナット25にねじ込み締結する。かかる
接合構造とすると、フック部24,凹溝部31aがパネル面
に対して直角方向に折り曲げられ、更にフック部24は先
端部をフック状に折り返されるので、各パネル21,31の
端縁部の剛性が高められ、接合時の位置決め精度延いて
は作業性を向上できると共に、接合後の剛性も向上させ
ることができる。
【0015】また、接着剤40はフック部40の孔40aを介
してフック部40の内側にも入り込むため、フック部40の
折れ曲がった形状と相まって接着強度を確保できると共
に、シール性 (水密性) ,遮音性が向上する。尚、接着
面がパネル面と直角な方向とパネル面に沿った方向との
2方向を有するため、これら2方向の外力に対して高い
接着強度を有する。
【0016】更に、フック部24の凹溝部31aへの挿入方
向がボルト40による締結方向と一致するため、前記接着
強度の確保と相まって、フック部24の凹溝部31aからの
抜け防止を確実なものとすることができる。また、パネ
ルの接合と同時にフランジ部23aによって車体側パネル
31のインシュレータ32の上端部が押さえられるので、遮
音性を向上させることができる。
【0017】図2は、第2の実施例に係るパネル接合構
造の接合前の状態と接合後の状態とを示す。本実施例で
は、第1の実施例とは反対に、車体側パネル51の上端部
を折り曲げてフック部51aを形成すると共に、該フック
部51aの内外を貫通する孔51bを形成し、かつ、該フッ
ク部51aの下方部分にボルト通し孔51cを形成する。ま
た、インシュレータ52が車体側パネル51表面の前記ボル
ト通し孔51cより下方部分に張り付け固定されている。
【0018】一方、ダッシュモジュール側パネル61の下
端縁部には、前記フック部51aを挿入自由な凹溝部61
a、その下方にボルト通し孔61bが形成され、更に下端
部を前方に折り曲げた後下方に折り曲げてフランジ部61
cが形成されている。また、前記ボルト通し孔61bに対
応する部分にボルト取付け孔62aを開口したインシュレ
ータ62がダッシュモジュール側パネル61の表面に張り付
け固定され、ボルト通し孔62aに重合して袋状ナット63
が固定されている。
【0019】接合の際は、前記同様にしてダッシュモジ
ュール側パネル61の凹溝部61a内及びボルト通し孔61b
形成面に接着剤70を充填した後、フック部51aを凹溝部
61aに挿入し、ボルト71をボルト通し孔51c,61bを通
して袋状ナット63にねじ込み締結する。本実施例におい
ても第1の実施例とフック部と凹溝部が形成されるパネ
ルを反対にしたが、その他の構造は略同様であるので、
第1の実施例と同様の効果が得られる。
【0020】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、パネル端縁部の剛性が高められて位置決め精度延い
ては作業性を向上でき、また、接着強度を確保できると
共にシール性,遮音性を向上でき、更に、フック部の凹
溝部からの抜け防止を確実なものとすることができる。
【0021】また、パネルの接合と同時に、一方のパネ
ルの端部で他方のパネルのインシュレータの端部を押さ
えるようにしたものでは、遮音性をより向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例に係るパネル接合構造
の接合前と接合後の状態を示す断面図。
【図2】 本発明の第2の実施例に係るパネル接合構造
の接合前と接合後の状態を示す断面図。
【図3】 前記各実施例においてダッシュモジュールを
車体に組付ける方向を示す斜視図。
【図4】 2つの従来例を示す断面図。
【符号の説明】
21 ダッシュモジュール側パネル 21a ボルト通し孔 22 インシュレータ 23a フランジ部 24 フック部 24a 孔 25 袋状ナット 31 車体側パネル 31a 凹溝部 31b ボルト通し孔 40 接着剤 41 ボルト 51 車体側パネル 51a フック部 51b 孔 52 インシュレータ 61 ダッシュモジュール側パネル 61a 凹溝部 61b ボルト通し孔 61c フランジ部 62 インシュレータ 63 袋状ナット 70 接着剤 71 ボルト

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体に組付けられるサブアッセンブリ品の
    パネルの端縁部と車体側パネルの端縁部とを接合する構
    造において、 前記一方のパネルの端縁部にパネル面に対して起立する
    方向に折り曲げ、かつ、その先端部を折り返して形成し
    たフック部と該フック部の内外表面を貫通する孔とを形
    成すると共に、前記他方のパネルの端縁部に前記フック
    部を挿入自由な凹溝部を折り曲げ形成し、かつ、該2つ
    のパネルのフック部及び凹溝部に隣接する部分同士を重
    合して締結自由な締結部を形成し、前記フック部を前記
    凹溝部に挿入して凹溝部内に充填された接着剤によりシ
    ール機能を有して接着すると共に、前記締結部を締結し
    て接合する構造としたことを特徴とする自動車のパネル
    接合構造。
  2. 【請求項2】前記2つのパネルの表面には夫々インシュ
    レータが張り付け固定され、パネル相互の接合によって
    少なくとも一方のパネルの前記締結部から延びる部分に
    他方のパネルのインシュレータの端部を押さえるフラン
    ジ部を形成したことを特徴とする請求項1に記載の自動
    車のパネル接合構造。
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