JPH07172236A - 車両用方向指示装置 - Google Patents

車両用方向指示装置

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Publication number
JPH07172236A
JPH07172236A JP31945993A JP31945993A JPH07172236A JP H07172236 A JPH07172236 A JP H07172236A JP 31945993 A JP31945993 A JP 31945993A JP 31945993 A JP31945993 A JP 31945993A JP H07172236 A JPH07172236 A JP H07172236A
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JP
Japan
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cancel
turn signal
bracket
user
turn
Prior art date
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Application number
JP31945993A
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English (en)
Inventor
Tomoyuki Ohashi
知幸 大橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokai Rika Co Ltd filed Critical Tokai Rika Co Ltd
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Publication of JPH07172236A publication Critical patent/JPH07172236A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用者の好みに応じたキャンセル準備角を設
定可能にして、買い替え時等に使用者の違和感を極力少
なくする。 【構成】 本発明の車両用方向指示装置は、操作レバー
5により回動操作されるブラケット3を回動可能に設
け、このブラケット3を中立位置、左折方向位置、右折
方向位置に保持する節度機構12を設け、そして、ブラ
ケット3を左折方向位置又は右折方向位置から中立位置
へ復帰させるキャンセル凸部15、16を、ステアリン
グホイールと一体に回動するように設け、更に、このキ
ャンセル凸部15、16の位置を変更する凸部位置調節
装置19を設けたものである。この場合、キャンセル凸
部15、16の位置を変更調節することにより、キャン
セル準備角を使用者の好みに応じて設定することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両を左折又は右折さ
せるときに、その方向を他の車両等に示すために操作す
る車両用方向指示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の車両用方向指示装置は、一般的
に、操作レバーにより回動操作されるブラケットをベー
スに回動可能に設け、このブラケットを中立位置、左折
方向位置、右折方向位置に保持する節度機構を設け、そ
して、上記ブラケットを左折方向位置又は右折方向位置
から中立位置へ復帰させるためのキャンセルカムをステ
アリングホイールと一体に回動するように設けて構成さ
れている。上記キャンセルカムには、ブラケットと一体
に回動するように設けられたラチェットのラチェット凸
部と係合するキャンセル凸部が突設されている。
【0003】この構成の場合、操作レバーを操作してブ
ラケットを例えば左折方向位置に操作保持すると、左折
方向用のターンシグナルランプが点滅駆動される。そし
て、ステアリングホイールを左回り方向へ回動すると、
その回動角度が予め決められたキャンセル準備角を越え
たところで、キャンセル凸部がラチェットのラチェット
凸部を乗り越える。この後、車両である自動車の左折が
完了してステアリングホイールを直進方向へ戻すとき、
即ち、ステアリングホイールを右回り方向へ回動させる
とき、その回動に伴ってキャンセル凸部がラチェットの
ラチェット凸部に係合してブラケット及び操作レバーを
中立位置へ復帰する回動方向へ押圧する。この結果、ブ
ラケット及び操作レバーが中立位置へ自動復帰するよう
に構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構成では、キャンセル準備角、即ち、ステアリングホ
イールに対するキャンセル凸部の位置が、自動車の種類
別に予め決められて固定されているので、使用者が自動
車を買い替えたような場合、キャンセル準備角が変わる
ことが多く、ステアリングホイールの回動操作角度によ
っては、買い替え前はセルフキャンセル(ブラケット及
び操作レバーが中立位置へ自動復帰)されたのに、買い
替え後はセルフキャンセルされないという現象、或は、
その逆の現象が生ずることがあり、使用者が大きな違和
感を感じることがあった。特に、同じ車名の自動車を新
型車に買い替えたような場合、違和感が一層大きくなる
ことであった。
【0005】そこで、本発明の目的は、使用者の好みに
応じたキャンセル準備角を設定することが可能であっ
て、買い替え時等に使用者の違和感を極力少なくするこ
とができる車両用方向指示装置を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の車両用方向指示
装置は、回動可能に設けられ操作レバーにより回動操作
されるブラケットを備え、このブラケットを中立位置、
左折方向位置、右折方向位置に保持する節度手段を備
え、そして、ステアリングホイールと一体に回動するよ
うに設けられ前記ブラケットを左折方向位置又は右折方
向位置から中立位置へ復帰させるキャンセル凸部を備
え、更に、このキャンセル凸部の位置を変位させる位置
変位手段を備えて成るところに特徴を有する。
【0007】また、本発明の他の態様の車両用方向指示
装置は、左折信号又は右折信号を発生するターンシグナ
ル操作スイッチを備えると共に、ステアリングホイール
の回転角度を検知するステアリングセンサを備え、車両
の移動距離を検知する距離センサを備え、そして、前記
ターンシグナル操作スイッチからの信号に基づいてター
ンシグナルランプを駆動すると共に、前記ステアリング
センサ及び前記距離センサからの各検知信号に基づいて
前記ターンシグナルランプを駆動解除するターンシグナ
ル制御手段を備え、更に、前記ターンシグナルランプの
駆動解除時期等を指示するためのキャンセルパターンを
前記ターンシグナル制御手段に入力するキャンセルパタ
ーン入力手段を備えて成るところに特徴を有する。
【0008】
【作用】上記手段によれば、キャンセル凸部の位置を変
位させる位置変位手段を設ける構成としたので、使用者
は、上記キャンセル凸部の位置を変位させることによ
り、使用者の好みに応じたキャンセル準備角を設定する
ことが可能になる。このため、買い替え時等に使用者の
違和感を極力少なくすることができる。
【0009】一方、上記ブラケットやキャンセル凸部等
を使用しない装置、具体的には、マイクロコンピュータ
等からなるターンシグナル制御手段により、操作スイッ
チからの信号に基づいてターンシグナルランプを点滅駆
動すると共に、ステアリングセンサ及び距離センサから
の検知信号に基づいてターンシグナルランプを駆動解除
するように構成した装置において、ターンシグナルラン
プの駆動解除タイミング等を指示するためのキャンセル
パターンをターンシグナル制御手段に入力する構成とし
た。従って、この構成の場合も、使用者は、好みに応じ
たキャンセル準備角を設定することが可能になるから、
買い替え時等に使用者の違和感を極力少なくすることが
できる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を自動車のステアリングコラム
に適用した第1の実施例について図1ないし図3を参照
しながら説明する。まず、図1において、ベース1は、
ステアリングコラムの上部に取付け固定されており、そ
の中央部にステアリングシャフトが貫通する筒部2が形
成されている。上記ベース1には、ブラケット3が筒部
2を囲繞する形態で回動軸4を回動中心として回動可能
に設けられている。このブラケット3には、その右端部
に操作レバー5が取付けられ、左端部に節度ピース6及
び圧縮コイルばね7を収容する収容部8が一体に形成さ
れている。上記操作レバー5は、ベース1及びブラケッ
ト3を覆うコラムカバーを貫通して外方へ突出されるよ
うに構成されており、運転者(使用者)により回動操作
可能になっている。
【0011】また、ブラケット3の左端側には、ラチェ
ット9が一体に取付けられており、このラチェット9の
両端部には、一対のラチェット凸部9a及び9bが内方
へ突出するように設けられている。一方、ベース1にお
けるブラケット3の左端部と対向する部位には、節度壁
部10が一体に突設されている。この節度壁部10の右
側面には、凹凸状の節度面11が形成されており、この
節度面11に上記節度ピース6が圧縮コイルばね7のば
ね力により押圧付勢されて圧接されている。上記節度面
11には、3個の凹部11a、11b、11cと、これ
らの間に位置して2個の節度山11d、11eが形成さ
れている。
【0012】この場合、上記節度ピース6、圧縮コイル
ばね7及び節度壁部10から、節度手段としての節度機
構12が構成されている。そして、節度ピース6が節度
面11の中央の凹部11bに入り込んだ状態において、
ブラケット3ひいては操作レバー5が中立位置に保持さ
れている。また、操作レバー5が図1中上方へ回動操作
されて、節度ピース6が節度面11の下側の凹部11c
に入り込むと、この状態de、ブラケット3(操作レバ
ー5)が左折方向位置に保持されるようになっている。
更に、上記中立位置(図1に示す位置)において、操作
レバー5が図1中下方へ回動操作されて、節度ピース6
が節度面11の上側の凹部11aに入り込むと、この状
態で、ブラケット3(操作レバー5)が右折方向位置に
保持されるようになっている。
【0013】さて、ベース1の筒部2に貫通されたステ
アリングシャフトの上端部には、ステアリングホイール
が取付けられており、このステアリングホイールの下面
側中心部分にキャンセル凸部支持装置13が該ステアリ
ングホイールと一体に回動するように配設されている。
このキャンセル凸部支持装置13は、ブラケット3のほ
ぼ内側に配置されるように構成されている。以下、この
キャンセル凸部支持装置13について説明するに、調整
レバー14は、ステアリングホイールにその回動中心と
同一の回動中心Xを中心として回動可能に設けられてい
る。上記調整レバー14の両端部は、ブラケット3の外
側へ突出しており、コラムカバーに設けられた開口部を
介して使用者により回動操作可能になっている。
【0014】そして、調整レバー14における回動中心
Xと両端部との各中間部分には、一対のキャンセル凸部
15及び16が突設されている。更に、調整レバー14
の回動中心X部分の図1中左側部には、半円形状の歯車
部17が設けられている。この歯車部17の左側には、
歯車部17ひいては調整レバー14を回り止めするため
の板ばね18が配設されている。この場合、板ばね18
の先端部に設けられた爪部18aが歯車部17の歯と嵌
合することにより、調整レバー14の回り止め状態が保
持されている。そして、使用者が調整レバー14の端部
を操作して、板ばね18のばね力に抗して該操作レバー
14を回動操作すると、板ばね18が変形して調整レバ
ー14が回動するように構成されており、更に、調整レ
バー14は、その回動した位置で、板ばね18の爪部1
8aが歯車部17の隣の歯と嵌合することにより、回り
止めされる構成となっている。
【0015】即ち、調整レバー14は、板ばね18の爪
部18aが歯車部17の歯と嵌合する位置で、それぞれ
回り止め保持されるように構成されており、もって、キ
ャンセル凸部15、16の位置を変更(変位)可能な構
成となっている。この場合、上記板ばね18及び歯車部
17から、位置変位手段としての凸部位置調節装置19
が構成されている。そして、ブラケット3を左折方向位
置又は右折方向位置に回動保持させた状態では、ステア
リングホイールを回動させたときのキャンセル凸部1
5、16の回動軌跡内にラチェット9のラチェット凸部
9a、9bが侵入して係合するように構成されている。
【0016】次に、上記構成の作用を図2及び図3も参
照して説明する。まず、キャンセル凸部15、16を図
1に示す位置に設定した場合、左折方向のキャンセル準
備角A及び右折方向のキャンセル準備角Bは、図2に示
すように、等しく設定され且つそれぞれ約80度程度に
なっている。尚、例えば左折方向キャンセル準備角と
は、ブラケット3を左折方向位置に回動保持させた状態
で、ステアリングホイールを左折方向(左回り方向)へ
回動させたときに、キャンセル凸部15がラチェット9
のラチェット凸部9bを乗り越えるために必要な角度で
ある。即ち、ステアリングホイールを左回り方向へ上記
キャンセル準備角以上回動させた後、右回り方向へ回動
させて中立位置へ戻すと、その戻す途中で、キャンセル
凸部15がラチェット9のラチェット凸部9bに係合し
て押圧し、図2に示すキャンセル角aだけ回動すること
により、ラチェット9ひいてはブラケット3を中立位置
へ回動させて戻す、即ち、セルフキャンセルするように
構成されている。尚、右折方向のキャンセル準備角は、
上述した場合と反対方向へ回動させる場合の角度であ
る。
【0017】さて、使用者がキャンセル準備角を変更し
たい場合、例えば左折方向のキャンセル準備角を大きく
したい場合には、調整レバー14を板ばね18のばね力
に抗して図1中右回り方向へ回動させてキャンセル凸部
15、16の位置を変更し、変更した位置で歯車部17
と板ばね18との係合により回り止めする。すると、図
3に示すように、左折方向のキャンセル準備角A´が大
きく設定されると共に、右折方向のキャンセル準備角B
´が小さく設定されるようになる。この結果、左折時に
は、ステアリングホイールの回動角度(舵角)を大きく
しないと、セルフキャンセルが起こらなくなる。また、
右折時には、ステアリングホイールの回動角度(舵角)
が小さくても、セルフキャンセルが起こるようになる。
尚、使用者が右折方向のキャンセル準備角を大きくした
い場合には、調整レバー14を上述した場合と反対方向
へ回動させるようにする。
【0018】このような構成の本実施例によれば、凸部
位置調節装置19によりキャンセル凸部15、16の位
置を変更させる構成としたので、使用者は、上記キャン
セル凸部15、16の位置を変更するより、使用者の好
みに応じたキャンセル準備角を設定することが可能にな
る。このため、キャンセル準備角を変えることができな
い従来構成とは異なり、買い替え時等に使用者の違和感
を極力少なくすることが可能になる。
【0019】図4ないし図8は本発明の第2の実施例で
あり、第1の実施例と異なるところを説明する。尚、第
1の実施例と同一部分には同一符号を付している。図4
において、キャンセル凸部支持装置13に代わるキャン
セル凸部支持装置20は、一対のキャンセル凸部支持部
材21、22と、調整レバー23と、圧縮コイルばねか
らなる付勢部材24とから構成されている。この場合、
キャンセル凸部支持部材21、22は、ステアリングホ
イールに回動中心Xを支点としてその回りに回動可能に
設けられている。そして、キャンセル凸部支持部材2
1、22の各左端部に、キャンセル凸部25、26が設
けられていると共に、これらキャンセル凸部25、26
の間に付勢部材24が配設されている。この付勢部材2
4の付勢力により、キャンセル凸部25、26ひいては
キャンセル凸部支持部材21、22の各右端部が近接す
る方向へ回動付勢されるようになっている。
【0020】そして、キャンセル凸部支持部材21、2
2の各右端部間には、くさび形状部27を有する調整レ
バー23が挟持されるように設けられている。この調整
レバー23は、ステアリングホイールに図4の状態にお
いて左右方向へ移動可能に設けられており、その移動に
応じて、くさび形状部27によりキャンセル凸部支持部
材21、22の各右端部間が拡開又は縮小されるように
なっている。このキャンセル凸部支持部材21、22の
各右端部間の拡開又は縮小により、キャンセル凸部2
5、26の各位置が互いに逆方向へ回動して変更される
ように構成されている。この場合、付勢部材24の付勢
力とくさび形状部27とにより、キャンセル凸部支持部
材21、22ひいてはキャンセル凸部25、26の各変
更位置が保持されるようになっている。尚、上記調整レ
バー23は、その右端部の操作摘み部23aがコラムカ
バーに形成された開口部を通して使用者により移動操作
可能な構成となっている。また、上記構成の場合、キャ
ンセル凸部支持装置20が位置変位手段を構成してい
る。
【0021】次に、上記第2の実施例の作用を図5ない
し図8も参照して説明する。まず、キャンセル凸部2
5、26を図4に示す位置に設定した場合、左折方向の
キャンセル準備角A及び右折方向のキャンセル準備角B
は、図6に示すように、等しく設定され且つそれぞれ約
80度程度になっている。この状態で、使用者がキャン
セル準備角を小さく変更したい場合には、調整レバー2
3を図4中左方へ移動させてキャンセル凸部支持部材2
1、22の各右端部間の距離を広げる。これにより、図
5に示すように、キャンセル凸部25、26の位置が変
更されて保持されるようになる。この結果、図7に示す
ように、左折方向のキャンセル準備角A´及び右折方向
のキャンセル準備角B´が共に小さく且つ等しく設定さ
れるようになる。この結果、左折時及び右折時には、ス
テアリングホイールの回動角度(舵角)が小さくても、
セルフキャンセルが起こるようになる。
【0022】一方、使用者がキャンセル準備角を大きく
変更したい場合には、調整レバー27を図4中右方へ移
動させてキャンセル凸部支持部材21、22の各右端部
間の距離を狭くする。これにより、キャンセル凸部2
5、26の位置が変更され、図8に示すように、左折方
向のキャンセル準備角A”及び右折方向のキャンセル準
備角B”が共に大きく且つ等しく設定されるようにな
る。この結果、左折時及び右折時には、ステアリングホ
イールの回動角度(舵角)を大きくしないと、セルフキ
ャンセルが起こらないようになる。尚、上述した以外の
構成は、第1の実施例とほぼ同じ構成になっている。
【0023】また、図9ないし図12は本発明の第3の
実施例を示すものであり、第1の実施例と異なるところ
を説明する。この第3の実施例は、ブラケット3やキャ
ンセル凸部等を使用しないで、マイクロコンピュータに
よりターンシグナルランプの駆動制御及びセルフキャン
セル制御を行なう装置である。具体的には、電気的構成
を機能ブロックにて示す図9において、ターンシグナル
制御手段である例えばマイクロコンピュータ28は、内
部のメモリにターンシグナルランプを駆動制御するため
の制御プログラム及び基本キャンセルパターンを記憶し
ていると共に、内部のメモリに使用者が入力するユーザ
設定キャンセルパターンを書き込み可能に構成されてい
る。
【0024】上記マイクロコンピュータ28は、使用者
により操作可能に設けられたターンシグナル操作スイッ
チ29からのスイッチ信号、ステアリングホイールの回
動角度(舵角)を検知するステアリングセンサ30から
の検知信号、ステアリングホイールが回動操作開始され
た時点から自動車が走行した距離を検知する距離センサ
31からの検知信号、ユーザ設定キャンセルパターンを
入力して設定するためのキャンセルパターン入力手段3
2からの入力信号、GPS(グローバルポジショニング
システム)や地磁気センサ等と地図情報データとからな
るナビゲーション装置33からの信号を受けるように構
成されている。
【0025】ここで、上記ターンシグナル操作スイッチ
29は、モーメンタリ形のスイッチであり、その操作レ
バーを例えば左折方向へ操作すると、操作している間だ
け左折方向信号を出力し、また、操作レバーを右折方向
へ操作すると、操作している間だけ右折方向信号を出力
する構成となっている。また、キャンセルパターン入力
手段32は、複数の操作スイッチからなり、使用者が希
望するキャンセルパターン(キャンセル準備角等からな
るデータ)を入力することが可能になっている。更に、
マイクロコンピュータ28は、左折用ターンシグナルラ
ンプ34及び右折用ターンシグナルランプ35を駆動制
御するように構成されている。
【0026】上記構成では、マイクロコンピュータ28
は、ターンシグナル操作スイッチ29から左折又は右折
信号を受けると、受けた信号に基づいて左折用ターンシ
グナルランプ34又は右折用ターンシグナルランプ35
を点滅駆動する構成となっている。そして、マイクロコ
ンピュータ28は、ステアリングセンサ30及び距離セ
ンサ31からの各検知信号と、基本キャンセルパターン
又はユーザ設定キャンセルパターンに基づいて、駆動し
ていた左折用ターンシグナルランプ34又は右折用ター
ンシグナルランプ35の駆動を解除(セルフキャンセ
ル)するように構成されている。尚、各ターンシグナル
ランプ34、35の駆動を強制的に解除するための解除
スイッチが設けられており、この解除スイッチからの解
除信号が上記マイクロコンピュータ28に与えられるよ
うになっている。
【0027】次に、上記第3の実施例の作用を図10な
いし図12を参照して説明する。図10はマイクロコン
ピュータ28に予め記憶されている基本キャンセルパタ
ーン(ターンシグナルランプの駆動解除時期(タイミン
グ)等を指示するためのパターンであり、この場合、キ
ャンセル準備角は80〜90度程度に設定されている)
を示している。この図10の基本キャンセルパターンに
ついて簡単に説明するに、縦軸はステアリングホイール
の回動角度(舵角)を示し、横軸は自動車の移動距離を
示しており、左折(又は右折)するために、ステアリン
グホイールを回動させると共に自動車を前進させると、
図10の基本キャンセルパターンに従って、ステアリン
グホイールが回動し且つ自動車が移動し、キャンセルポ
イントP1にてセルフキャンセルされる構成となってい
る。そして、使用者がユーザ設定キャンセルパターンを
入力しなければ、上記図10の基本キャンセルパターン
に従って、セルフキャンセルされる構成となっている。
【0028】さて、図11に示すようなパターンで運転
を行なう使用者の場合には、上記した基本キャンセルパ
ターンに従うと、キャンセルポイントP2にてセルフキ
ャンセルされる。ここで、使用者がキャンセルポイント
P3にてセルフキャンセルされることを希望する場合に
は、図11のキャンセルポイントP3でセルフキャンセ
ルが行なわれるように、キャンセルパターン入力手段3
2によりユーザ設定キャンセルパターンを入力してマイ
クロコンピュータ28の内部メモリに書き込んで記憶
(設定)させる。これにより、上記書き込みを行なった
後は、図11のキャンセルポイントP3においてセルフ
キャンセルが行われるようになる。
【0029】また、図12に示すようなパターンで運転
を行なう使用者の場合には、前記した基本キャンセルパ
ターンに従うと、ステアリングホイールの回動角度(舵
角)が小さくて、セルフキャンセルされない。これに対
して、使用者が図12中キャンセルポイントP4にてセ
ルフキャンセルされることを希望する場合には、図12
のキャンセルポイントP4でセルフキャンセルがなされ
るように、キャンセルパターン入力手段32によりユー
ザ設定キャンセルパターンを入力してマイクロコンピュ
ータ28のメモリに書き込んで記憶(設定)させる。こ
れにより、上記書き込みを行なった後は、図12のキャ
ンセルポイントP4においてセルフキャンセルが行われ
るようになる。
【0030】従って、上記第3の実施例においても、第
1及び第2の実施例とほぼ同様な作用効果を得ることが
できる。特に、第3の実施例では、キャンセルパターン
入力手段32によって、ターンシグナルランプ34、3
5の駆動解除時期等を指示するためのキャンセルパター
ン(キャンセル準備角や車両の移動距離等)を使用者の
好みに応じてきめ細かく設定することが可能となるか
ら、買い替え時等に使用者の違和感を極力少なくするこ
とができる。
【0031】尚、上記実施例では、マイクロコンピュー
タ28はステアリングセンサ30及び距離センサ31か
らの各検知信号に基づいてセルフキャンセルを行なう構
成としたが、これに限られるものではなく、ナビゲーシ
ョン装置33からの信号をも加味してセルフキャンセル
するように構成しても良い。このように構成すると、交
差点を左折又は右折した後は、ステアリングホイールの
回動角度が小さい場合であっても、セルフキャンセルを
確実に行なうことができ、使用者(運転者)にとってよ
り一層使い勝手が良いものになる。
【0032】
【発明の効果】本発明は以上の説明から明らかなよう
に、キャンセル凸部の位置を変位させる位置変位手段を
設ける構成としたので、キャンセル凸部の位置を変位さ
せることにより、使用者の好みに応じたキャンセル準備
角を設定することが可能になり、買い替え時等に使用者
の違和感を極力少なくすることができるという優れた効
果を奏する。
【0033】また、ターンシグナル制御手段により、操
作スイッチからの信号に基づいてターンシグナルランプ
を点滅駆動すると共に、ステアリングセンサ及び距離セ
ンサからの検知信号に基づいてターンシグナルランプを
駆動解除するように構成して成る装置において、ターン
シグナルランプの駆動解除タイミング等を指示するため
のキャンセルパターンをターンシグナル制御手段に入力
する構成としたので、この構成の場合も、使用者の好み
に応じたキャンセル準備角を設定することが可能にな
り、買い替え時等に使用者の違和感を極力少なくするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す横断平面図
【図2】キャンセル準備角を示す図
【図3】変更したキャンセル準備角を示す図
【図4】本発明の第2の実施例を示す図1相当図
【図5】キャンセル凸部の位置を変更した状態を示す図
4相当図
【図6】図2相当図
【図7】図3相当図
【図8】図3相当図
【図9】本発明の第3の実施例を示すブロック図
【図10】基本キャンセルパターンを示す図
【図11】ユーザ設定キャンセルパターンを示す図
【図12】異なるユーザ設定キャンセルパターンを示す
【符号の説明】
1はベース、3はブラケット、4は回動軸、5は操作レ
バー、6は節度ピース、7は圧縮コイルばね、9はラチ
ェット、9a、9bはラチェット凸部、10は節度壁
部、11は節度面、12は節度機構(節度手段)、13
はキャンセル凸部支持装置、14は調整レバー、15、
16はキャンセル凸部、17は歯車部、18は板ばね、
18aは爪部、19は凸部位置調節装置(位置変位手
段)、20はキャンセル凸部支持装置(位置変位手
段)、21、22はキャンセル凸部支持部材、23は調
整レバー、24は付勢部材、25、26はキャンセル凸
部、27は調整レバー、27aはくさび形状部、28は
マイクロコンピュータ(ターンシグナル制御手段)、2
9はターンシグナル操作スイッチ、30はステアリング
センサ、31は距離センサ、32はキャンセルパターン
入力手段、33はナビゲーション装置、34は左折用タ
ーンシグナルランプ、35は右折用ターンシグナルラン
プを示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回動可能に設けられ操作レバーにより回
    動操作されるブラケットと、 このブラケットを中立位置、左折方向位置、右折方向位
    置に保持する節度手段と、 ステアリングホイールと一体に回動するように設けられ
    前記ブラケットを左折方向位置又は右折方向位置から中
    立位置へ復帰させるキャンセル凸部と、 このキャンセル凸部の位置を変位させる位置変位手段と
    を備えて成る車両用方向指示装置。
  2. 【請求項2】 左折信号又は右折信号を発生するターン
    シグナル操作スイッチと、 ステアリングホイールの回転角度を検知するステアリン
    グセンサと、 車両の移動距離を検知する距離センサと、 前記ターンシグナル操作スイッチからの信号に基づいて
    ターンシグナルランプを駆動すると共に、前記ステアリ
    ングセンサ及び前記距離センサからの各検知信号に基づ
    いて前記ターンシグナルランプを駆動解除するターンシ
    グナル制御手段と、 前記ターンシグナルランプの駆動解除時期等を指示する
    ためのキャンセルパターンを前記ターンシグナル制御手
    段に入力するキャンセルパターン入力手段とを備えて成
    る車両用方向指示装置。
JP31945993A 1993-12-20 1993-12-20 車両用方向指示装置 Pending JPH07172236A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010280272A (ja) * 2009-06-03 2010-12-16 Tokai Rika Co Ltd ターンシグナル点灯制御装置

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